JPH0591504A - 映像通信装置 - Google Patents

映像通信装置

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JPH0591504A
JPH0591504A JP3251140A JP25114091A JPH0591504A JP H0591504 A JPH0591504 A JP H0591504A JP 3251140 A JP3251140 A JP 3251140A JP 25114091 A JP25114091 A JP 25114091A JP H0591504 A JPH0591504 A JP H0591504A
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JP
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camera
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video signal
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JP3251140A
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Inventor
Hisashi Ibaraki
久 茨木
Masaru Ando
大 安藤
Hiroshi Yasuda
浩 安田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭内のプライバシーやオフィス内の機密を
保護し、さらに、送信する映像信号の品質を向上させる
こと。 【構成】 被写体を撮影するカメラを、焦点を通信対象
の被写体が存在する位置近傍に合わせたもので構成した
うえ、このカメラで撮影した被写体とその背景を含む映
像信号から被写体の輪郭部に沿って背景部分を検出し、
その検出した背景部分の映像信号を除去した被写体のみ
の映像信号を符号化して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV電話装置やTV会
議装置に適用して好適な映像通信装置に関し、詳しくは
カメラによって撮影した映像から背景部分を除去して送
信するようにした映像通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像通信装置として、T
V電話装置やTV会議装置がある。
【0003】図10は、従来のTV電話装置の一般的構
成を示すブロック図であり、カメラ1、A/D変換回路
2、フォ−マット変換回路3、映像符号化回路4、多重
分離回路5、フォ−マット逆変換回路6、D/A変換回
路7、モニタ8から構成されている。
【0004】この構成にあっては、先ず、カメラ1によ
って撮影された人物や風景、書画等の映像はアナログ映
像信号aとしてA/D変換回路2に入力され、ここでデ
ィジタル映像信号bに変換される。そして、このディジ
タル映像信号bは、フォーマット変換回路3により、T
V電話装置やTV会議装置用の映像符号化回路4で用い
られる共通中間フォーマット(Common Intermediate Fo
rmat:以下、CIF信号と略す)信号cに変換される。そし
て、このCIF信号cは、映像符号化回路4で符号化さ
れ、映像符号化信号dlとして多重分離回路5に送られ
る。多重分離回路5は、映像符号化信号dlに音声信号
の符号化情報jを多重化し、多重化信号eを形成し、伝
送路に送出する。
【0005】これに対し、相手装置から多重化信号eを
受信した場合、多重分離回路5はその受信多重化信号e
を受信映像符号化信号d2と受信音声符号化信jに分離
し、受信映像符号化信号d2は映像符号化回路4に入力
し、受信音声符号化信jは図示しない音声回路に入力す
る。映像符号化回路4は、受信映像符号化d2をCIF
信号fに復号化し、フォーマット逆変換回路6に入力す
る。フォーマット逆変換回路6は、CIF信号fをディ
ジタル映像信号gに変換し、D/A変換回路7に入力す
る。D/A変換回路7はディジタル映像信号gをアナロ
グ映像信号hに変換し、モニタ8の画面に受信画像とし
て再生する。
【0006】なお、映像符号化回路4でCIF信号が用
いられる場合を説明したが、1/4CIF信号を用いる場
合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成においては、カメラ1で撮像した映像信号をそ
のまま符号化して送信しているため、通信中の人物像の
背景等の通信内容に関係しない映像部分も符号化・送信
していることになる。このため、TV電話装置を家庭や
オフィスで用いる際に、家庭あるいはオフィス内の様子
が相手に知られてしまい、個人のプライバシーやオフィ
ス内の機密を保護するという点で具合が悪いという問題
があった。また、本来必要である人物の映像情報部分に
割り当てる符号化ビット数が少なくなる結果、映像品質
の向上が望めないという問題があった。
【0008】この場合、背景部分を除去する方法とし
て、電子情報通信学会春期全国大会(1989年)D−
101「背景分離を用いた動画像通信に関する一検討」
に示されているように、2台のカメラを用いて被写体ま
での距離を測定し、ブロック単位に背景であるか否かを
判定し、背景部を除去する方法がある。しかし、この方
法では、ブロック単位の判定・除去を用いているため、
背景除去後の映像信号に背景が除去された矩形ブロック
が目立ち、画品質が劣化するという問題がある。また、
2台のカメラを用いるため、その性能に差があると背景
検出精度が著しく劣化する等の問題がある。
【0009】本発明の目的は、家庭内のプライバシーや
オフィス内の機密を保護し、さらには、送信する映像信
号の品質を向上させることができる映像通信装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、カメラを、焦点を通信対象の被写体が存
在する位置近傍に合わせたもので構成したうえ、このカ
メラで撮影した被写体とその背景を含む映像信号から被
写体の輪郭部に沿って背景部分を検出する背景検出部
と、この背景検出部で検出した背景部分の映像信号を除
去する背景除去部と、背景部分が除去された被写体のみ
の映像信号を符号化して送信する符号化回路とを具備さ
せた。
【0011】
【作用】上記手段によれば、カメラで撮影した被写体と
その背景を含む映像信号から被写体の輪郭部に沿って背
景部分を検出し、その検出した背景部分の映像信号を除
去した被写体のみの映像信号を符号化して送信するた
め、家庭内のプライバシーやオフィス内の機密を保護す
ることができる。さらには、本来必要な信号に割り当て
るビット数を増加させることができるので、送信する映
像信号の品質を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図示する実施例に基づいて本発明を説
明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図2は本発明における通信内容に関係しない背
景部分の概念を示す図である。
【0014】最初に、図2を参照して背景部分の概念に
ついて説明する。まず、同図は、カメラからから見た背
景部分の概念を定義するために示した図であるが、一般
に、TV電話装置等では、通信対象である人物はカメラ
の直前に位置する。したがって、被写体のうちカメラか
ら一定距離以内に存在する被写体は、通信に関係する部
分、一定距離を超えて存在する被写体は背景部分と定義
することができる。
【0015】ここで、TV電話装置で通信する対象K
(人物)は、カメラ1の前方Xの距離に位置するものと
する。また、対象L(植木鉢)は、カメラ1の前方yの
距離に位置し、対象M(絵画)は距離y以上の位置にあ
るものとすると、一般的に、対象KはTV電話装置の操
作等のため、カメラ1の比較的近い位置にあることが通
常である。従って、カメラ1からの距離Wを定め、距離
W以下の場合を本来必要な通信の対象物、Wより離れて
いる場合を背景物として定義すれば、通信内容に必要な
情報を欠落すること無く処理することができる。図2の
場合、X<Wであるため、対象Kは通信の対象物として
定義され、対象L、MはW<Yであるため、背景物とし
て定義される。
【0016】次に、図2の背景部分の定義を用いた図1
の実施例について説明する。
【0017】同図において、1はカメラであり、従来の
TV電話装置、TV会議装置に用いられていたカメラに
比べ、焦点深度が浅く設定されており、このカメラ1で
被写体を撮影すると、焦点からの距離が離れた部分は映
像がボケたもの、すなわち映像信号の高周波成分が少な
くなり、本来存在する輪郭部の情報などが失われたもの
となる。この発明においては、カメラ1の焦点をTV電
話装置、TV会議装置を操作する通信対象の人物が位置
する距離に合わせ、特に図2に示したように、カメラか
らの距離がW以上になった場合には被写体の輪郭部がボ
ケるように焦点を設定している。
【0018】このように通信対象の人物に焦点が合った
カメラ1で撮影した被写体のアナログ映像信号a1は、
従来構成と同様に、A/D変換回路2でディジタル映像
信号b1に変換され、さらにフォーマット変換回路3に
送られてCIF信号c1に変換される。
【0019】CIF信号c1は、映像信号内に被写体の
距離に関する情報を含んでおり、この情報を抽出するた
めに背景検出部9に送られる。背景検出部9は輪郭検出
部90、しきい値処理部91、判定結果メモリ92で構
成されている。
【0020】輪郭検出部90は、図4に示すような3×
3画素のマスクを用いるSobelオペレータ93を入力さ
れたCIF信号c1に施す。
【0021】すなわち、次の第1式で示すような演算処
理を施す。 ┃S1+S2×2+S3−S6−S7×2−S8┃ +┃S1+S4×2+S6−S3−S5×2−S8┃………(1) このSobelオペレータ93により演算された値o11は
画像の輪郭部で大きな値となり、しきい値処理部91で
あらかじめ定められたしきい値と比較され、しきい値以
上の場合“1”、しきい値未満の場合“0”とする画素
単位の判定信号o12が生成される。この判定信号o1
2は判定結果メモリ92に蓄積される。
【0022】Sobelオペレータによる処理例を図5に示
す。Sobelオペレータで処理されるCIF信号c1は、
焦点深度の浅いカメラ1により入力されたものであり、
焦点が合っている通信の対象部においてのみ高周波成分
である輪郭情報が含まれ、従って、判定信号o12にお
いても通信の対象となる部分でのみ輪郭が判定され
“1”の出力が現れる。図5(b)が図5(a)の被写
体に対する処理結果であり、図示のように、人物像の輪
郭のみが現れた映像となっている。
【0023】このような映像に対応する判定結果メモリ
92の値o13は、後続する背景除去部10に送られ
る。
【0024】背景除去部10は、順方向スキャン回路1
00、逆方向スキャン回路101、左輪郭内挿回路10
2、右輪郭内挿回路103、背景領域判定回路104、
背景データメモリ105、セレクタ106で構成され
る。
【0025】順方向スキャン回路100では、判定結果
メモリ92内の値を画像フォーマットの左から右に向け
て順方向に1ライン毎にスキャンする。そして、一番最
初に見つかった“1”の位置p11を出力する。同様
に、逆方向スキャン回路101では、判定結果メモリ9
2内の値を画像フォーマットの右から左に向けて逆方向
に1ライン毎にスキャンする。そして、一番最初に見つ
かった“1”の位置p12を出力する。これら順/逆方
向スキャン回路100,101で検出された“1”の位
置p11,p12は、それぞれ左輪郭内挿回路102、
右輪郭内挿回路103に送られる。
【0026】左輪郭内挿回路102では、ラインの一番
上で検出された“1”の位置を基準とし、次に“1”が
見つかるラインを検索する。本来、輪郭は連続したもの
であるので、“1”が途切れる場合は、通信の対象が映
像内に入っていない状況を示しているが、輪郭検出の精
度によっては途切れる場合も有り得る。この様子を図6
(a)に矢印で示す。この様な場合には、次に“1”が
現れるラインを検索し、“1”が現れないラインについ
ては、“1”が現れるライン間の“1”の位置から内挿
する。この様子を図6(b)に示す。また、2ライン以
上連続して“1”が現れる場合については、この連続す
る2ラインで“1”の位置の差分を求める。この差分値
が予め定められたより小さい場合はその“1”の位置を
そのまま用い、差分が予め定められた値より大きい場合
は、連続する2ライン目の“1”の位置を無視し、次に
“1”が見つかるラインの“1”の位置と連続する1ラ
イン目の“1”の位置を用いて、前述の“1”が見つか
らなかったラインと同様に“1”の位置を内挿する。こ
の様子を図6(c)、(d)に示す。前述の連続するラ
イン間での処理は、左輪郭部分で輪郭が正常に検出され
ないで、右輪郭部分での“1”を誤って左輪郭部分での
“1”と検出することを防ぐためのものである。このよ
うな処理を施すことで連続する左輪郭を得ることができ
る。左輪郭内挿回路102では、上記のライン間の内挿
と、ライン間での“1”の位置の差分による右輪郭の左
輪郭としての誤判定訂正を施した左輪郭位置出力p13
を生成する。
【0027】一方、右輪郭内挿回路103では、左輪郭
内挿回路102と同様の処理を実施する。すなわち、ラ
インの一番上で検出された“1”の位置を基準とし、次
に“1”が見つかるラインを検索する。本来、輪郭は連
続したものであるので、“1”が途切れる場合は、通信
の対象が映像内に入っていない状況を示しているが、輪
郭検出の精度によっては途切れる場合も有り得る。この
様な場合には、次に“1”が現れるラインを検索し、
“1”が現れないラインについては、“1”が現れるラ
イン間の“1”の位置から内挿する。また、2ライン以
上連続して“1”が現れる場合については、この連続す
る2ラインで“1”の位置の差分を求める。この差分値
が予められた値より小さい場合は、その“1”の位置を
そのまま用い、差分が予め定められた値より大きい場合
は、連続する2ライン目の“1”の位置を無視し、次に
“1”が見つかるラインの“1”の位置と連続する1ラ
イン目の“1”の位置を用いて、前述の“1”が見つか
らなかったラインと同様に“1”の位置を内挿する。前
述の連続するライン間での処理は、右輪郭部分で輪郭が
正常に検出されないで、左輪郭部分での“1”を誤って
右輪郭部分での“1”と検出することを防ぐためのもの
である。このような処理を施すことで連続する右輪郭を
得ることができる。
【0028】右輪郭内挿回路103では、上記のライン
間の内挿と、ライン間での“1”の位置の差分による左
輪郭の右輪郭としての誤判定訂正を施した右輪郭位置出
力p14を生成する。
【0029】背景領域判定回路104では、左輪郭位置
出力p13と右輪郭位置出力p14とを入力とし、ライ
ン単位で位置出力p13とp14に挟まれた画素を通信
の対象部分と、p13とp14の両側の画素を背景部分
と判定し、画素単位の背景検出結果信号p15を生成
し、セレクタ106に送る。
【0030】セレクタ106は、CIF信号c1と背景
データメモリ105蓄積されている背景置換用の背景デ
ータp16と、背景領域判定回路104の背景検出結果
信号p15を入力として、背景検出結果信号p15が背
景部分である場合には背景データp16を選択出力し、
背景検出結果信号p15が通信の対象部分である場合に
はCIF信号c1から背景部分を除去した背景除去CI
F信号p17を生成し、映像符号化回路4に送る。
【0031】カメラ1では図2で示したようにW以上の
距離にある被写体の輪郭部はボケており、輪郭検出がで
きない状況となっている。このため、背景除去CIF信
号は、カメラからの距離がWより大きい部分では背景と
して処理され、カメラ1からの入力信号を背景デ−タメ
モリ105のデータと置換し、カメラ1の焦点が合って
いるW以下の部分では、輪郭が検出でき、カメラ1より
入力された映像信号がそのまま出力されることになる。
【0032】映像符号化回路4は、従来と同様な動作に
よってセレクタ106から入力された信号を符号化して
出力する。
【0033】このように本実施例によれば、カメラ1の
焦点の近傍に位置する被写体については、従来と同様の
動作により、符号化されて相手装置に送信される。しか
し、カメラ1の焦点から離れ、輪郭部分が検出できずに
背景部分と判定された部分については、予め設定された
背景部分用の画信号を符号化して送信するため、焦点近
傍位置以外の被写体の像は相手側に送信されない。すな
わち、図3(a)に示すような被写体と背景の像のう
ち、絵画Kや植木鉢Lは除去され、人物Kのみが図3
(b)に示すような映像として送信される。したがっ
て、TV電話装置等においては、通信対象の人物像のみ
が相手装置に送信され、その背景部分は送信されない。
この結果、家庭内の様子など、相手に知られたくないこ
とを隠し、プライバシ−を守ることができる。
【0034】なお、本実施例では、輪郭検出部10にSo
belオペレータを用いたが、これ以外の輪郭検出オペレ
ータを用いることも可能である。また、輪郭検出部10
の検出結果を誤判定が多い場合には、図7に一例を示す
孤立“1”の除去フィルタ107等を用いてもよい。さ
らには、左/右輪郭検出回路102,103での輪郭の
内挿方法にスプライン関数等を用いることや、ハフ変換
等により直線成分を検出し、輪郭に当てはめる処理等を
用いてもよい。
【0035】図8は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図であり、図1の実施例と異っている点は、カメラ1
にオートフォーカス機能を付加したことである。
【0036】オートフォーカス機能を付加したカメラ1
は、汎用的になっており、予め定められた入力映像信号
のエリア内の高周波成分が最も高くなるように光学焦点
調節回路11を制御するものが主流である。
【0037】本実施例の場合には、カメラ1の前に通信
の対象が現れた場合に自動的に通信の対象までの距離を
設定し、焦点を合わせることになるので、カメラ1の焦
点調節を使用者が実施しなくてもよくなる利点がある。
その他の回路についての動作は図1と同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0038】図9は本発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図であり、図8の実施例に通信の対象の自動追尾機能
を付加した例である。図8の実施例で説明したように、
カメラ1のオートフォーカス機能は映像信号内の特定の
エリアの高周波成分が高くなるように制御しているた
め、通信の対象が動き、そのエリアからはずれた場合に
は焦点が合わなくなる。そのため、自動追尾回路12を
設け、通信の対象の動きに合せ、高周波成分を求め、焦
点を合わせるためのエリアを通信の対象の動きに合わせ
て移動させる。自動追尾回路12に入力されたCIF信
号c3は、フレームメモリ120に蓄えられるとともに
動き補償回路121に送られる。動き補償回路121
は、CIF信号c3とフレ−ムメモリ120に格納され
ている1フレ−ム前のCIF信号q31との間で動き補
償処理を行う。、動き補償とは、現在のフレ−ムのある
位置のブロックと以前のフレ−ムの対応する位置の近傍
のブロックとの間で、ブロック単位に相関値を求め、相
関値の高いブロック間で映像が動いたものと判定し、被
写体の動きを検出するものである。
【0039】この実施例の場合、フレ−ムの全てのブロ
ックに動き補償処理を施す必要はなく、背景部分でない
と判定された部分の映像信号内の予め定められた代表点
についてフレ−ム間で動き補償を実施し、代表点が動い
た位置q32を検出する。代表点の動いた位置q32は
光学焦点調節回路11に入力され、代表点の移動位置に
合わせ高周波成分が高くなるように焦点を調節する。
【0040】この実施例によれば、通信対象の人物がカ
メラ1の前で動いた場合でも、その動きに追尾して焦点
を変化させるため、背景部分を誤りなく除去することが
できる。
【0041】また、通信対象の人物に対して通信場所の
移動を許し、実用上において使い勝手が良くなるという
利点がある。なお、その他の回路についての動作は図1
と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、被写体を撮影す
るカメラを、焦点を通信対象の被写体が存在する位置近
傍に合わせたもので構成したうえ、このカメラで撮影し
た被写体とその背景を含む映像信号から被写体の輪郭部
に沿って背景部分を検出し、その検出した背景部分の映
像信号を除去した被写体のみの映像信号を符号化して送
信するため、家庭内のプライバシーやオフィス内の機密
を保護することができる。さらには、本来必要な信号に
割り当てるビット数を増加させることができるので、送
信する映像信号の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 背景部分の定義を示す説明図である。
【図3】 背景部分を除去した映像を示す説明図であ
る。
【図4】 輪郭の検出に用いるオペレ−タの構成図であ
る。
【図5】 被写体の人物像とその輪郭を抽出した像の例
を示す説明図である。
【図6】 輪郭の内挿動作を示す説明図である。
【図7】 輪郭検出を行う際に、誤判定が多い場合に用
いる孤立フィルタの構成図である。
【図8】 本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】 本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】 従来の映像通信装置の一例であるTV電話
装置の構成図である。
【符号の説明】
1…カメラ、2…A/D変換回路、3…フォ−マット変
換回路、4…映像符号化回路、5…多重分離回路、6…
フォ−マット逆変換回路、7…D/A変換回路、8…モ
ニタ、9…背景検出部、10…輪郭除去部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラで撮影した被写体の映像信号を符
    号化して送信する映像通信装置において、前記カメラ
    を、焦点を通信対象の被写体が存在する位置近傍に合わ
    せたもので構成し、カメラの焦点近傍の被写体のみ明確
    な輪郭情報が含まれる映像信号を入力したうえ、このカ
    メラで撮影した被写体とその背景を含む映像信号から被
    写体の輪郭に沿って背景部分を検出する背景検出部と、
    この背景検出部で検出した背景部分の映像信号を除去す
    る背景除去部と、背景部分が除去された被写体のみの映
    像信号を符号化して送信する符号化回路とを備えたこと
    を特徴とする映像通信装置。
JP3251140A 1991-09-30 1991-09-30 映像通信装置 Pending JPH0591504A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322736B1 (ko) * 1998-05-18 2002-07-31 삼성전자 주식회사 움직임벡터부호화/복호화방법및장치
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JP2016213677A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 キヤノン株式会社 遠隔コミュニケーションシステム、その制御方法、及びプログラム
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