JPH0590890U - 可動照明装置 - Google Patents

可動照明装置

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JPH0590890U
JPH0590890U JP3460792U JP3460792U JPH0590890U JP H0590890 U JPH0590890 U JP H0590890U JP 3460792 U JP3460792 U JP 3460792U JP 3460792 U JP3460792 U JP 3460792U JP H0590890 U JPH0590890 U JP H0590890U
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remote control
detection sensor
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signal
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真二 松田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプの光軸方向を精度良く遠隔操作部から
のリモコン信号の送信方向に一致させ、広範囲からの遠
隔操作部の操作により器具本体の回動させる。 【構成】 可動照明装置は、リモコン信号7aを受信す
る受光モジュール3と、ランプ(図示せず)を装着した
器具本体6と、ランプの光軸方向Aと平行方向Bに受光
面5aを向けてアーム5を介して器具本体6に取り付け
た第1の方向検出センサ1と、受光面に広角レンズ2a
を有した第2の方向検出センサ2と、駆動部9と、制御
部4とからなる。制御部4は、通常は、第1の方向検出
センサ1の出力に基づいてリモコン信号7aの送信方向
にランプの光軸方向Aを向けるように駆動部9を制御
し、第1の方向検出センサ1の出力レベルが所定の基準
レベル以下のときは、第2の方向検出センサ2の出力に
基づいてリモコン信号7aの送信方向にランプの光軸方
向Aを向けるように駆動部9に指示するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、遠隔操作によりランプの照明方向を変更することができる可動照 明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可動照明装置は、遠隔操作部からリモートコントロール信号(以下「リモコン 信号」という。)を送信することにより、このリモコン信号の送信方向を方向検 出センサが検出し、この検出結果に基づいて器具本体に装着したランプの光軸方 向をリモコン信号の送信方向と一致させるように器具本体を移動させるものであ る。
【0003】 従来の可動照明装置を図4ないし図10を参照しながら説明する。 先ず、図4を参照しながら従来の可動照明装置の概要について説明する。 図4は従来の可動照明装置の構成を示す概略図である。 図4において、50は受光モジュール、51は方向検出センサ、100は制御 部、101はアーム、102は器具本体、103は遠隔操作部、104は天井で ある。
【0004】 図4に示すように、ランプを装着した器具本体102をアーム101で支持し 、このアーム101を天井104に取り付けてある。アーム101は水平方向X に回動自在のものであり、また器具本体102は垂直方向Yに回動自在のもので ある。 また、アーム101を取り付けた天井104の近傍には、受光モジュール50 および方向検出センサ51を取り付けてある。受光モジュール50は、遠隔操作 部103から送信されるリモコン信号103aを受信するものである。また、方 向検出センサ51は、遠隔操作部103から送信されたリモコン信号103aの 送信方向を検出するものである。
【0005】 器具本体102にはモータ等からなる駆動部(図示せず)を内蔵してあり、制 御部100により駆動部を制御することでアーム101および器具本体102を 水平方向Xおよび垂直方向Yに回動させてランプの光軸方向Aを移動させること ができる。 次に、図5ないし図8を参照しながら従来の可動照明装置の回路構成を説明す る。
【0006】 図5は従来の可動照明装置の回路構成を示すブロック図、図6は検出回路の回 路構成を示すブロック図である。 図5において、50は受光モジュール、51は方向検出センサ、100は検出 回路52,53,54,55,CPU(中央処理装置)57およびドライバ58 ,59からなる制御部、105はモータ60,61および回転角センサ62,6 3からなる駆動部である。
【0007】 受光モジュール50は、CPU57に接続されており、遠隔操作部103から 送信されるリモコン信号103aを受信し、パルス信号をCPU57に出力する ものである。 方向検出センサ51は、検出回路52,53,54,55を介してCPU57 に接続されており、遠隔操作部103から送信されたリモコン信号103aの送 信方向を検出するものである。
【0008】 駆動部105は、ドライバ58,59を介してCPU57に接続されており、 CPU57の指示により、器具本体102を水平方向Xおよび垂直方向Yに回動 させるものである。モータ60により器具本体102を水平方向Xに移動させ、 モータ61により器具本体102を垂直方向Yに移動させる。 また、図6に示すように、検出回路52は、I/V変換器52a,アンプ52 b,バンドパスフィルタ52c(以下「B.P.F 」という。),検波回路52d, アンプ52eおよびサンプルホールド回路52fからなる。
【0009】 検出回路52は、I/V変換器52aにより方向検出センサ51の出力を電圧 に変換し、アンプ52bにより増幅し、B.P.F 52cにより所定帯域の信号を通 過させ、この信号を検波回路52dで検波し、アンプ52eにより増幅した後に サンプルホールド回路52fに入力することで、パルス出力を得るものである。 なお、検出回路53,54,55の回路構成は検出回路52と同様である。
【0010】 また、図7は方向検出センサを説明するためのブロック図、図8は方向検出セ ンサの受光面を説明するための概略図である。 図7および図8に示すように、遠隔操作部103からのリモコン信号103a は受光レンズ64により方向検出センサ51の受光面の1つの箇所51bに集光 される。
【0011】 方向検出センサ64の受光面は、図8に示すように2次元であり、受光面のど の位置にリモコン信号103aが集光されるかにより、各電極X1 ,X2 ,Y1 ,Y2 の出力電流IX1,IX2,IY1,IY2が変化し、〔数1〕および〔数2〕に より箇所51bのX,Y座標を算出することができる。
【0012】
【数1】 (X2 −X1 )/(X1 +X2 )=2X/L
【0013】
【数2】 (Y2 −Y1 )/(Y1 +Y2 )=2Y/L この〔数1〕および〔数2〕により箇所51bのX,Y座標を算出することに よって、リモコン信号103aの送信方向を検出することができる。 このような方向検出センサ51の出力電流IX1,IX2,IY1,IY2は、アンプ 65および検出回路52,53,54,55を介してパルス入力としてCPU5 7に入力される。
【0014】 なお、方向検出センサ51は、2次元表面分割型PSD−1200(浜松ホト ニクス株式会社)が用いられている。 このように構成された従来の可動照明装置の動作を図4ないし図8を参照しな がら説明する。 遠隔操作部103からリモコン信号103aを送信すると、受光モジュール5 0が受信する。
【0015】 遠隔操作部103から送信されるリモコン信号103aには、ランプの光軸方 向Aを移動させることを指示するリモコン信号(以下「呼び寄せ信号」という。 )と、この呼び寄せ信号以外の信号、例えばランプのオン・オフ動作を指示する リモコン信号とがある。 リモコン信号103aが呼び寄せ信号である場合には、呼び寄せ信号がどの方 向から送信されたものであるか、すなわち、呼び寄せ信号であるリモコン信号1 0aの送信方向を方向検出センサ51により検出し、この検出結果に基づいて制 御部100により駆動部105のモータ60,61を駆動し、器具本体102を 水平方向Xおよび垂直方向Xに回動することで、ランプの光軸方向Aをリモコン 信号103aの送信方向に移動させる。
【0016】 一方、リモコン信号103aが呼び寄せ信号以外の信号である場合、例えば、 ランプのオン・オフ動作を指示する信号であれば、方向検出センサ51によりリ モコン信号103aの送信方向を検出することがなく、ランプのオン・オフ動作 を行う。 具体的には、遠隔操作部103によりリモコン信号103aを送信すると、こ のリモコン信号103aを受光モジュール50が受信し、この受信信号に対応し たパルス信号をCPU57に出力する。CPU57はパルス信号に基づいて遠隔 操作部103からのリモコン信号103aが、呼び寄せ信号であるかどうかを判 断する。リモコン信号103aが呼び寄せ信号である場合には、CPU57は、 方向検出センサ51から検出回路52,53,54,55を構成するI/V変換 器52a,アンプ52b,B.P.F 52c,検波回路52dおよびサンプルホール ド回路52fを通して入力された信号に基づいて演算処理を行うことで、呼び寄 せ信号であるリモコン信号103aの送信方向を検出する。そして、CPU57 は、上記の検出結果および回転角センサ62,63の出力に基づいてドライバ5 8,59を介してモータ60,61を駆動することで、ランプの光軸方向Aをリ モコン信号103aの送信方向に一致させる。
【0017】 次に、制御部を構成するCPUの動作を図9および図10の流れ図を参照しな がら具体的に説明する。 CPU57の動作は、図9に示すメインルーチンに基づく動作と、図10に示 すサブルーチンに基づく動作とがある。 図9に示すメインルーチンでは、先ず、ステップ200により回転フラッグの オン・オフ状態を判断し、オン状態であればステップ208を実行し、オフ状態 であればステップ201を実行する。
【0018】 ステップ201では、レジスタ内のリモコン信号のデータの有無を判断し、リ モコン信号が有ればステップ202を実行し、リモコン信号が無ければステップ 207によりモータの回転角を検出した後にスタートに戻る。 ステップ202では、リモコン信号をデコードしてどのようなことを指示する 信号かを判別する。次に、ステップ203によりリモコン信号が、ランプの光軸 方向を移動させることを指示する呼び寄せ信号であるか、その他のことを指示す る信号であるかを判断する。呼び寄せ信号である場合には、ステップ205より 検出回路52,53,54,55の出力に基づいて呼び寄せ信号がどの方向から 送信されているかを検出した後に、ステップ206により回転フラッグをオン状 態とし、ステップ207によりモータの回転角を検出してスタートに戻る。また 、その他のことを指示する信号であれば、ステップ204によりその他のことを 指示する信号に対応した処理を行った後に、ステップ207によりモータの回転 角を検出してスタートに戻る。
【0019】 また、ステップ200において、回転フラッグがオン状態であるときには、ス テップ207により検出したモータの回転角に基づいて、ステップ208により 、ランプの光軸方向が目的の方向、すなわちランプの光軸方向が遠隔操作部から の呼び寄せ信号の送信方向と一致しているかどうかを判断する。 ランプの光軸方向が目的の方向と異なる場合には、ステップ210によりモー タ61,62を駆動してランプの光軸方向を移動させた後に、ステップ207に よりモータ61,62の回転角を検出してスタートに戻る。また、ランプの光軸 方向が目的の方向と同一である場合には、ステップ209により回転フラッグを オフ状態とした後に、ステップ207によりモータの回転角を検出してスタート に戻る。
【0020】 また、図10に示すサブルーチンは、図9に示したメインルーチンに対する割 り込み処理であり、受光モジュール50から出力されるパルス信号に基づいて、 リモコン信号のデータを格納するレジスタに対する処理を示す。 先ず、ステップ300によりレジスタの退避を行い、次にステップ301によ りリモコン信号の入力チェックを行い、ステップ302によりパルス幅チェック を行った後に、ステップ303によりパルス幅に応じて各ステップ304,30 5,306,307を実行する。
【0021】 リーダパルス(開始パルス)であれば、ステップ304によりデータの初期化 を行う。1パルスであれば、ステップ305によりデータを“1”とする。0パ ルスであれば、ステップ306によりデータを“0”とする。そして、トレーラ パルス(終了パルス)であれば、ステップ307によりレジスタ内のリモコンデ ータをチェックし、エラーがなければステップ308により、リモコン信号を有 りとし、ステップ310によりレジスタを復帰させる。これにより、図9に示す ステップ201では、リモコン信号有りと判断することとなる。また、ステップ 307によりレジスタ内のリモコンデータにエラーがある場合には、ステップ3 09によりデータクリアし、ステップ310によりレジスタを復帰させる。これ により、図9に示すステップ201では、リモコン信号無しと判断することとな る。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された従来の可動照明装置では、方向検出セン サ51は天井104に取り付けられており、器具本体102と離れた位置に設け られているため、方向検出センサ51により遠隔操作部103からのリモコン信 号103aの送信方向を検出しても、器具本体102に装着したランプの光軸方 向Aを上記の送信方向に精度良く一致させることができないという問題があった 。
【0023】 また、方向検出センサ51によるリモコン信号103aの送信方向の検出範囲 は、受光面に対して20°前後の小さな角度の範囲であるため、方向検出センサ 51の受光面に対して大きな角度の範囲から送信されたリモコン信号103aは 、微弱な信号となり、検出することができないという問題があった。 なお、従来の可動照明装置として、アーム101に方向検出センサを設けたも のがあるが、この方向検出センサは固定されているものであった。
【0024】 この考案の目的は、上記問題点に鑑み、ランプの光軸方向を精度良く遠隔操作 部からのリモートコントロール信号の送信方向に一致させることができ、かつ、 広範囲からの遠隔操作部の操作により器具本体を回動できる可動照明装置を提供 することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この考案の可動照明装置は、遠隔操作部から送信されるリモートコントロール 信号を受信する受信部と、垂直回動自在および水平回動自在に取り付けた器具本 体と、この器具本体に装着したランプの光軸方向と平行方向に受光面を向けて器 具本体に取り付けられ、受信部で受信したリモートコントロール信号のうち器具 本体の回動を指示するリモートコントロール信号の送信方向を検出するための第 1の方向検出センサと、受光面に広角レンズを有し、受信部で受信したリモート コントロール信号のうち器具本体の回動を指示するリモートコントロール信号の 送信方向を検出するための第2の方向検出センサと、第1の方向検出センサおよ び器具本体を垂直回動および水平回動させる駆動部と、第1の方向検出センサの 出力に基づいて器具本体の回動を指示するリモートコントロール信号の送信方向 にランプの光軸方向を向けるように駆動部を制御する制御部とを備え、制御部に より、第1の方向検出センサの出力レベルが所定の基準レベル以下であるときは 、第2の方向検出センサの出力に基づいて器具本体の回動を指示するリモートコ ントロール信号の送信方向にランプの光軸方向を向けるように駆動部に指示する ことを特徴とする。
【0026】
【作用】
この考案の構成によれば、第1の方向検出センサは、器具本体に装着したラン プの光軸方向と平行方向に受光面を向けて器具本体に取り付けたものであり、制 御部は、駆動部に器具本体と共に第1の方向検出センサを回動させることを指示 する。これにより、第1の方向検出センサの受光面は、常にランプの光軸方向と 平行方向に向くこととなる。
【0027】 また、第1の方向検出センサの出力レベルが所定の基準レベル以下となった場 合、すなわち遠隔操作部からの器具本体の回動を指示するリモートコントロール 信号の送信方向が、第1の方向検出センサの受光面の検出範囲から逸脱している 場合には、制御部により、受光面に広角レンズを設けて検出範囲を拡大した第2 の方向検出センサの出力に基づいて、ランプの光軸方向をリモートコントロール 信号の送信方向に向けるように駆動部に指示する。これにより、容易に遠隔操作 部からのリモートコントロール信号の送信方向を検出精度の高い第1の方向検出 センサの受光面の検出範囲内とすることができる。
【0028】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例の可動照明装置の構成を示す概略図である。なお、 図1(a) は外観斜視図、図1(b) はブロック図である。 図1において、1は第1の方向検出センサ、2は第2の方向検出センサ、3は 受信部となる受光モジュール、4は制御部、5はアーム、6は器具本体、7は遠 隔操作部、8は天井、9は駆動部である。
【0029】 図1に示すように、可動照明装置は、受光モジュール3と、ランプ(図示せず )を装着した器具本体6と、第1の方向検出センサ1と、第2の方向検出センサ 2と、器具本体6に内蔵した駆動部9と、制御部4とからなる。 受光モジュール3は、遠隔操作部7から送信されるリモートコントロール信号 7a(以下「リモコン信号」という。)を受信するものであり、天井8に取り付 けたものである。
【0030】 器具本体6は、アーム5で支持して天井8に取り付けたものである。天井8に 、アーム5を水平方向Xに回動自在に取り付け、アーム5に、器具本体6を垂直 方向Yに回動自在に取り付けることで、器具本体6は、垂直回動自在および水平 回動自在となる。 第1の方向検出センサ1は、遠隔操作部7から送信されるリモコン信号7aの うち器具本体6の回動を指示するリモコン信号を受信し、このリモコン信号の送 信方向を検出するためのものである。この第1の方向検出センサ1は、器具本体 6に装着したランプの光軸方向Aと平行方向Bに受光面5aを向けてアーム5を 介して器具本体6に取り付けたものであり、器具本体6を垂直方向Yに回動する ためのモータ15に連動している。
【0031】 第2の方向検出センサ2は、遠隔操作部7から送信されるリモコン信号7aの うち器具本体6の回動を指示するリモコン信号の送信方向を検出するためのもの である。この第2の方向検出センサ2は、天井8に取り付け、受光面に広角レン ズ2aを有したものである。このように受光面に広角レンズ2aを設けることで 、第2の方向検出センサ2は、リモコン信号の送信方向の検出精度の点では第1 の方向検出センサ1より劣ることとなるが、リモコン信号の送信方向の検出範囲 は拡大することができる。
【0032】 駆動部9は、モータ等からなり、器具本体6および第1の方向検出センサ1を 垂直回動および水平回動させるものである。 制御部4は、通常は、第1の方向検出センサ1の出力に基づいてリモコン信号 7aの送信方向にランプの光軸方向Aを向けるように駆動部9を制御する。そし て、第1の方向検出センサ1の出力レベルが所定の基準レベル以下であるときは 、第2の方向検出センサ2の出力に基づいてリモコン信号7aの送信方向にラン プの光軸方向Aを向けるように駆動部9に指示するものである。
【0033】 次に、図1(b) および図2を参照しながら可動照明装置の回路構成を説明する 。図2は第1の方向検出センサ1および第2の方向検出センサ2を説明するため のブロック図である。 図1(b) において、10,11は検出回路、12はCPU(中央処理装置)、 13,14はドライバ、15,16はモータ、17,18は回転角センサである 。
【0034】 制御部4は、各検出回路10,11および各ドライバ13,14を接続したC PU12からなる。各検出回路10,11の内部構成は、図6に示したものと同 様のものである。 受光モジュール3は、CPU12に接続されており、遠隔操作部7から送信さ れるリモコン信号7aを受信し、パルス信号3aをCPU12に出力するもので ある。
【0035】 第1および第2の方向検出センサ1,2は、検出回路11,10を介してCP U12に接続されており、遠隔操作部7から送信されたリモコン信号7のうち器 具本体4の回動を指示するリモコン信号の送信方向を検出するためのものである 。第1の方向検出センサ1は駆動部9のモータ15に連動しており、図2に示す ように、受光面に受光レンズ1aを有したものである。また、第2の方向検出セ ンサ2は駆動部9に連動することがなく、図2に示すように、受光面に広角レン ズ2aを有したものである。
【0036】 駆動部9は、ドライバ13,14を介してCPU12に接続されており、CP U12の指示により、器具本体6を水平方向Xおよび垂直方向Yに回動させるも のである。モータ16により器具本体6を水平方向Xに移動させ、モータ15に より器具本体6および第1の方向検出センサ1を垂直方向Yに移動させる。 なお、第1および第2の方向検出センサ1,2の動作原理は、図6,図7およ び図8を参照しながら説明した従来の方向検出センサ51と同様である。
【0037】 次に、このように構成した可動照明装置の動作を図1を参照しながら説明する 。 遠隔操作部7からリモコン信号7aを送信すると、受光モジュール3が受信す る。 遠隔操作部7から送信されるリモコン信号7aには、ランプの光軸方向Aを移 動させることを指示するリモコン信号(以下「呼び寄せ信号」という。)と、こ の呼び寄せ信号以外の信号、例えばランプのオン・オフ動作を指示するリモコン 信号とがある。
【0038】 リモコン信号7aが呼び寄せ信号である場合には、第1の方向検出センサ1に より呼び寄せ信号を受信し、呼び寄せ信号がどの方向から送信されたものである か、すなわち、呼び寄せ信号であるリモコン信号7aの送信方向を方向検出セン サ1により検出し、この検出結果に基づいて制御部4により駆動部9のモータ1 5,16を駆動し、器具本体6を水平方向Xおよび垂直方向Xに回動することで 、ランプの光軸方向Aをリモコン信号7aの送信方向に一致させる。この際、第 1の方向検出センサ1は、モータ15に連動してあるため、器具本体6と共に水 平方向Xおよび垂直方向Yに回動する。これにより、第1の方向検出センサ1の 受光面1bは、常にランプの光軸方向Aと平行方向Bに向くこととなる。したが って、器具本体6に装着したランプの光軸方向Aをリモコン信号7aの送信方向 に精度良く一致させることができる。
【0039】 また、遠隔操作部7からの呼び寄せ信号の送信方向が、第1の方向検出センサ 1の受光面1bの検出範囲から逸脱していることで、第1の方向検出センサ1の 出力レベルが所定の基準レベル以下となったときには、制御部4により、第2の 方向検出センサ2の出力に基づいて、ランプの光軸方向Aを呼び寄せ信号の送信 方向に向けるように駆動部9に指示する。
【0040】 第2の方向検出センサ2は、受光面に広角レンズ2aを有しているため、第1 の方向検出センサ1より精度は劣るが、呼び寄せ信号の検出範囲は大きい。した がって、遠隔操作部7からの呼び寄せ信号の送信方向が、第1の方向検出センサ 1の受光面1bの検出範囲から逸脱している場合には、先ず、検出範囲の大きい 第2の方向検出センサ2により呼び寄せ信号の送信方向を検出し、この検出結果 に基づいて制御部4により駆動部9を制御することにより、ランプの光軸方向A をある程度まで、呼び寄せ信号の送信方向に近づける。そして、呼び寄せ信号の 送信方向が第1の方向検出センサ1の受光面1bの検出範囲内となった後に、検 出精度の高い第1の方向検出センサ1の出力に基づいて制御部4により駆動部9 を制御することで、器具本体6に装着したランプの光軸方向Aを呼び寄せ信号の 送信方向に精度良く一致させることができる。これにより、広範囲からの遠隔操 作部7の操作により器具本体4を回動させて精度良くランプの光軸方向Aを呼び 寄せ信号の送信方向に一致させることができる。
【0041】 なお、基準レベルとしては、スポットされた呼び寄せ信号が第1の方向検出セ ンサ1の受光面1bを外れたときの第1の方向検出センサ1の出力レベルより僅 かに大きい値を設定してある。 一方、リモコン信号が呼び寄せ信号以外の信号である場合、例えば、ランプの オン・オフ動作を指示する信号であれば、第1の方向検出センサ1によりリモコ ン信号7aの送信方向を検出することがなく、ランプのオン・オフ動作を行う。
【0042】 次に、図3を参照しながら制御部9を構成するCPU12の動作を具体的に説 明する。 図3に示すように、メインルーチンでは、先ず、ステップ20により回転フラ ッグのオン・オフ状態を判断し、オン状態であればステップ31を実行し、オフ 状態であればステップ21を実行する。
【0043】 ステップ21では、レジスタ内のリモコン信号のデータの有無を判断し、リモ コン信号が有ればステップ22を実行し、リモコン信号が無ければステップ30 によりモータ15,16の回転角を検出した後にスタートに戻る。 ステップ22では、リモコン信号をデコードしてどのようなことを指示する信 号かを判別する。次に、ステップ23によりリモコン信号が、ランプの光軸方向 Aを移動させることを指示する呼び寄せ信号であるか、その他のことを指示する 信号であるかを判断し、呼び寄せ信号である場合にはステップ24を実行し、そ の他のことを指示する信号である場合にはステップ25を実行する。
【0044】 ステップ24では、呼び寄せ信号の信号レベルが基準レベル以下であるかどう かを判断し、基準レベルを超えている場合には、ステップ27を実行し、基準レ ベル以下である場合には、ステップ26を実行する。 一方、ステップ25では、その他のことを指示する信号に対応した処理を行っ た後に、ステップ30によりモータ15,16の回転角を検出してスタートに戻 る。
【0045】 呼び寄せ信号の信号レベルが基準レベルを超えているときは、ステップ27に より、第1の方向検出センサ1の出力に基づいて、呼び寄せ信号がどの方向から 送信されているかを検出した後に、ステップ28により回転フラッグをオン状態 とし、ステップ30によりモータ15,16の回転角を検出してスタートに戻る 。
【0046】 また、呼び寄せ信号の信号レベルが基準レベル以下であるときは、ステップ2 6により、第2の方向検出センサ2の出力に基づいて、呼び寄せ信号がどの方向 から送信されているかを検出した後に、ステップ28により回転フラッグをオン 状態とし、ステップ30によりモータ15,16の回転角を検出してスタートに 戻る。
【0047】 また、ステップ20において、回転フラッグがオン状態であるときには、ステ ップ29により検出したモータ15,16の回転角に基づいて、ステップ31に より、ランプの光軸方向Aが目的の方向、すなわちランプの光軸方向Aが遠隔操 作部7からの呼び寄せ信号の送信方向と一致しているかどうかを判断する。 ランプの光軸方向Aが目的の方向と異なる場合には、ステップ33により駆動 部9を駆動してランプの光軸方向Aを移動させた後に、ステップ30によりモー タ15,16の回転角を検出してスタートに戻る。また、ランプの光軸方向Aが 目的の方向と同一である場合には、ステップ32により回転フラッグをオフ状態 とした後に、ステップ30によりモータ15,16の回転角を検出してスタート に戻る。
【0048】 なお、CPU12の動作は、図3に示すメインルーチンに基づく動作と、メイ ンルーチンに対する割り込み処理となるサブルーチンに基づく動作とがあるが、 このサブルーチンは、図10に示したサブルーチンと同様であるため説明を省略 する。 以上のように実施例によれば、第1の方向検出センサ1は、器具本体6に装着 したランプの光軸方向Aと平行方向Bに受光面1bを向けてアーム2を介して器 具本体6に取り付けたものであり、制御部4は、駆動部8に器具本体6と共に第 1の方向検出センサ1を回動させることを指示する。これにより、第1の方向検 出センサ1の受光面1aは、常にランプの光軸方向Aと平行方向Bに向くことと なる。したがって、器具本体6に装着したランプの光軸方向Aを遠隔操作部7か らのリモコン信号7bの送信方向に精度良く一致させることができる。
【0049】 また、第1の方向検出センサ1の出力レベルが所定の基準レベル以下となった 場合、すなわち遠隔操作部7からの呼び寄せ信号の送信方向が、第1の方向検出 センサ1の受光面1bの検出範囲から逸脱している場合には、制御部4により、 受光面に広角レンズ2aを設けて検出範囲を拡大した第2の方向検出センサ2の 出力に基づいて、ランプの光軸方向Aを呼び寄せ信号の送信方向に向けるように 駆動部9に指示する。これにより、遠隔操作部7からのリモートコントロール信 号の送信方向を検出精度の高い第1の方向検出センサ1の受光面1bの検出範囲 内とすることができる。したがって、広範囲からの遠隔操作部7の操作により器 具本体4を回動させることができる。
【0050】 なお、実施例では第1の方向検出センサ1および第2の方向検出センサ1に各 検出回路11,10を接続したが、1つの検出回路で共用することもできる。
【0051】
【考案の効果】
この考案の可動照明装置によれば、第1の方向検出センサは、器具本体に装着 したランプの光軸方向と平行方向に受光面を向けて器具本体に取り付けたもので あり、制御部は、駆動部に器具本体と共に第1の方向検出センサを回動させるこ とを指示する。これにより、第1の方向検出センサの受光面は、常にランプの光 軸方向と平行方向に向くこととなる。したがって、器具本体に装着したランプの 光軸方向を遠隔操作部からのリモートコントロール信号の送信方向に精度良く一 致させることができる。
【0052】 また、第1の方向検出センサの出力レベルが所定の基準レベル以下となった場 合、すなわち遠隔操作部からの器具本体の回動を指示するリモートコントロール 信号の送信方向が、第1の方向検出センサの受光面の検出範囲から逸脱している 場合には、制御部により、受光面に広角レンズを設けて検出範囲を拡大した第2 の方向検出センサの出力に基づいて、ランプの光軸方向をリモートコントロール 信号の送信方向に向けるように駆動部に指示する。これにより、容易に遠隔操作 部からのリモートコントロール信号の送信方向を検出精度の高い第1の方向検出 センサの受光面の検出範囲内とすることができる。したがって、広範囲からの遠 隔操作部の操作により器具本体を回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の可動照明装置の構成を示
す概略図である。
【図2】第1の方向検出センサ1および第2の方向検出
センサ2を説明するためのブロック図である。
【図3】この考案の一実施例の可動照明装置の動作を説
明するための流れ図である。
【図4】従来の可動照明装置の構成を示す概略図であ
る。
【図5】従来の可動照明装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図6】検出回路52,53,54,55の回路構成を
示すブロック図である。
【図7】方向検出センサを説明するためのブロック図で
ある。
【図8】方向検出センサの受光面を説明するための概略
図である。
【図9】従来の可動照明装置の動作を説明するための流
れ図である。
【図10】可動照明装置の動作を説明するための流れ図
である。
【符号の説明】
1 第1の方向検出センサ 1b 受光面 2 第2の方向検出センサ 2a 広角レンズ 3 受光モジュール(受信部) 4 制御部 6 器具本体 7 遠隔操作部 7a リモートコントロール信号 9 駆動部 A 光軸方向 B 平行方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作部から送信されるリモートコン
    トロール信号を受信する受信部と、 垂直回動自在および水平回動自在に取り付けた器具本体
    と、 この器具本体に装着したランプの光軸方向と平行方向に
    受光面を向けて前記器具本体に取り付けられ、前記受信
    部で受信したリモートコントロール信号のうち前記器具
    本体の回動を指示するリモートコントロール信号の送信
    方向を検出するための第1の方向検出センサと、 受光面に広角レンズを有し、前記受信部で受信したリモ
    ートコントロール信号のうち前記器具本体の回動を指示
    するリモートコントロール信号の送信方向を検出するた
    めの第2の方向検出センサと、 前記第1の方向検出センサおよび前記器具本体を垂直回
    動および水平回動させる駆動部と、 前記第1の方向検出センサの出力に基づいて前記器具本
    体の回動を指示するリモートコントロール信号の送信方
    向に前記ランプの光軸方向を向けるように前記駆動部を
    制御する制御部とを備え、 前記制御部により、前記第1の方向検出センサの出力レ
    ベルが所定の基準レベル以下であるときは、前記第2の
    方向検出センサの出力に基づいて前記器具本体の回動を
    指示するリモートコントロール信号の送信方向に前記ラ
    ンプの光軸方向を向けるように前記駆動部に指示するこ
    とを特徴とする可動照明装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507355A (ja) * 2005-09-07 2009-02-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明作動装置及び方法

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