JPH0590829A - マイクロストリツプアンテナ - Google Patents
マイクロストリツプアンテナInfo
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- JPH0590829A JPH0590829A JP3252505A JP25250591A JPH0590829A JP H0590829 A JPH0590829 A JP H0590829A JP 3252505 A JP3252505 A JP 3252505A JP 25250591 A JP25250591 A JP 25250591A JP H0590829 A JPH0590829 A JP H0590829A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- line
- ground conductor
- conductor plate
- patch antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パラレルプレートモードの発生を抑え良好な
電気特性を維持するマイクロストリップアンテナを提供
することを目的とする。 【構成】 パッチアンテナ3と、このパッチアンテナ3
に対向するように第1の誘電体層1を介して空間上でパ
ッチアンテナ3に所定長さ交叉するように設けられた給
電線路5と、この給電線路5に対向するように第2の誘
電体層2を介して設けられた第1の地導体板2とを備え
たマイクロストリップアンテナにおいて、パッチアンテ
ナ3と同一平面上で該パッチアンテナ3に接続されず、
かつ第1の誘電体層1を介し空間上で少なくとも給電線
路5を覆うように形成された第2の地導体板4を具備す
る。
電気特性を維持するマイクロストリップアンテナを提供
することを目的とする。 【構成】 パッチアンテナ3と、このパッチアンテナ3
に対向するように第1の誘電体層1を介して空間上でパ
ッチアンテナ3に所定長さ交叉するように設けられた給
電線路5と、この給電線路5に対向するように第2の誘
電体層2を介して設けられた第1の地導体板2とを備え
たマイクロストリップアンテナにおいて、パッチアンテ
ナ3と同一平面上で該パッチアンテナ3に接続されず、
かつ第1の誘電体層1を介し空間上で少なくとも給電線
路5を覆うように形成された第2の地導体板4を具備す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体無線等に用いら
れるマイクロストリップアンテナに関する。
れるマイクロストリップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】これからのアレーアンテナとしては、ビ
ーム走査、ビーム成形、低サイドローブ化等のさまざま
な性能が要求される。このためには、LNA(低雑音増
幅器)、HPA(高出力増幅器)や移相器を含めたアク
ティブフェイズドアレーアンテナが必要である。しか
も、航空機や自動車等の移動体用への需要が最も期待さ
れるため、給電回路等を含めたアレーアンテナを小型・
薄型に構築することが要求される。
ーム走査、ビーム成形、低サイドローブ化等のさまざま
な性能が要求される。このためには、LNA(低雑音増
幅器)、HPA(高出力増幅器)や移相器を含めたアク
ティブフェイズドアレーアンテナが必要である。しか
も、航空機や自動車等の移動体用への需要が最も期待さ
れるため、給電回路等を含めたアレーアンテナを小型・
薄型に構築することが要求される。
【0003】ところで、アンテナの小型・薄型化に対し
てはマイクロストリップアンテナを利用することで対処
が可能であり、また給電回路の構築に対してもマイクロ
ストリップ系の線路を利用することができる。特に、ト
リプレート線路を利用することにより給電回路を別々の
層にして多層に重ね合わせられることができ有効であ
り、LNA、HPA等のアクティブ素子のMMIC化に
よりこれらの素子をトリプレート線路の中に組み込むこ
とも可能である。また、トリプレート線路は、放射損失
がないため、マイクロストリップ線路より1波長当りの
挿入損失値は低い。つまり、素子数が多いアレーアンテ
ナの場合には、給電線路長が長くなり、その結果として
給電線路の挿入損失が増加し、アレーアンテナの利得の
劣化を引き起こす。従って、アンテナ効率を高めるため
には、トリプレート線路を用いることが必須となる。
てはマイクロストリップアンテナを利用することで対処
が可能であり、また給電回路の構築に対してもマイクロ
ストリップ系の線路を利用することができる。特に、ト
リプレート線路を利用することにより給電回路を別々の
層にして多層に重ね合わせられることができ有効であ
り、LNA、HPA等のアクティブ素子のMMIC化に
よりこれらの素子をトリプレート線路の中に組み込むこ
とも可能である。また、トリプレート線路は、放射損失
がないため、マイクロストリップ線路より1波長当りの
挿入損失値は低い。つまり、素子数が多いアレーアンテ
ナの場合には、給電線路長が長くなり、その結果として
給電線路の挿入損失が増加し、アレーアンテナの利得の
劣化を引き起こす。従って、アンテナ効率を高めるため
には、トリプレート線路を用いることが必須となる。
【0004】しかし、トリプレート線路を用いる場合の
問題点として、不要モードであるパラレルプレートモー
ドの発生が挙げられる。パラレルプレートモードは、ト
リプレート線路の構造の中で、上下の層に設けられたス
ロットやコネクタ等への接続部分等であって上下の構造
の非対称となる部分において発生し、整合特性や放射指
向性等の電気特性に悪影響を与える。
問題点として、不要モードであるパラレルプレートモー
ドの発生が挙げられる。パラレルプレートモードは、ト
リプレート線路の構造の中で、上下の層に設けられたス
ロットやコネクタ等への接続部分等であって上下の構造
の非対称となる部分において発生し、整合特性や放射指
向性等の電気特性に悪影響を与える。
【0005】その具体例として、トリプレート給電型平
面アンテナを図7及び図8に示す。図7はその平面図、
図8は図7のa−a´断面図である。
面アンテナを図7及び図8に示す。図7はその平面図、
図8は図7のa−a´断面図である。
【0006】これらの図において、10,11は誘電体
基板であり、誘電体基板10の上面には、4組の矩形パ
ッチアンテナ12,12…及びこれらを取り囲むように
スロット13を介し地導体板14が形成されている。
基板であり、誘電体基板10の上面には、4組の矩形パ
ッチアンテナ12,12…及びこれらを取り囲むように
スロット13を介し地導体板14が形成されている。
【0007】誘電体基板10,11の間には、各矩形パ
ッチアンテナ12と交叉するように給電線路15が形成
されている。
ッチアンテナ12と交叉するように給電線路15が形成
されている。
【0008】誘電体基板11の下面には、ほぼ全面に地
導体板16が形成されている。
導体板16が形成されている。
【0009】つまり、このトリプレート給電型アンテナ
では、給電線路15とこれを挟む地導体板14,16に
よりトリプレート線路を構成しているが、上記スロット
13の存在により上下非対称な構造となるため、この部
分でパラレルプレートモードが発生し、給電線路15と
同軸線路(図示せず)との接続部17においても同様の
理由でパラレルプレートモードが発生する。
では、給電線路15とこれを挟む地導体板14,16に
よりトリプレート線路を構成しているが、上記スロット
13の存在により上下非対称な構造となるため、この部
分でパラレルプレートモードが発生し、給電線路15と
同軸線路(図示せず)との接続部17においても同様の
理由でパラレルプレートモードが発生する。
【0010】そして、パラレルプレートモードは、トリ
プレート線路を構成している地導体板14,16間を伝
搬し、基板のエッジまで達する。ここで、生じた電界
は、放射に寄与し、アンテナ素子とアレーアンテナの放
射界に影響を与える。また、トリプレート線路の中で発
生しているパラレルプレートモードは共振し、アンテナ
の共振特性にも悪影響を与える。
プレート線路を構成している地導体板14,16間を伝
搬し、基板のエッジまで達する。ここで、生じた電界
は、放射に寄与し、アンテナ素子とアレーアンテナの放
射界に影響を与える。また、トリプレート線路の中で発
生しているパラレルプレートモードは共振し、アンテナ
の共振特性にも悪影響を与える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の近接結合マイクロストリップアンテナにおいては、
パラレルプレートモードの発生によってアンテナの電気
特性に悪影響を及ぼす等の問題点があった。
来の近接結合マイクロストリップアンテナにおいては、
パラレルプレートモードの発生によってアンテナの電気
特性に悪影響を及ぼす等の問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、パラレルプレートモー
ドの発生を抑え良好な電気的特性を維持するマイクロス
トリップアンテナを提供することを目的とする。
ドの発生を抑え良好な電気的特性を維持するマイクロス
トリップアンテナを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、パッチアンテナと、このパッチアンテナ
に対向するように第1の誘電体層を介して空間上で前記
パッチアンテナに所定長さ交叉するように設けられた給
電線路と、この給電線路に対向するように第2の誘電体
層を介して設けられた第1の地導体板とを備えたマイク
ロストリップアンテナにおいて、前記パッチアンテナと
同一平面上で該パッチアンテナに接続されず、かつ前記
第1の誘電体層を介し空間上で少なくとも前記給電線路
を覆うように形成された第2の地導体板を具備するもの
である。
め、本発明は、パッチアンテナと、このパッチアンテナ
に対向するように第1の誘電体層を介して空間上で前記
パッチアンテナに所定長さ交叉するように設けられた給
電線路と、この給電線路に対向するように第2の誘電体
層を介して設けられた第1の地導体板とを備えたマイク
ロストリップアンテナにおいて、前記パッチアンテナと
同一平面上で該パッチアンテナに接続されず、かつ前記
第1の誘電体層を介し空間上で少なくとも前記給電線路
を覆うように形成された第2の地導体板を具備するもの
である。
【0014】
【作用】本発明によれば、パラレルプレートモードを発
生させるスロットが存在しない構成になっているため、
スロットによるパラレルプレートモードは発生しない。
また、第2の地導体層が給電線路に沿った形状に形成さ
れているため、コネクタと給電線路との接続部分におい
て発生したパラレルプレートモードは線路以外に広がる
ことなく、基板の端に不要の放射源が集中することもな
い。従って、パラレルプレートモードの発生を抑え、ア
ンテナの電気特性に影響を及ぼさない。
生させるスロットが存在しない構成になっているため、
スロットによるパラレルプレートモードは発生しない。
また、第2の地導体層が給電線路に沿った形状に形成さ
れているため、コネクタと給電線路との接続部分におい
て発生したパラレルプレートモードは線路以外に広がる
ことなく、基板の端に不要の放射源が集中することもな
い。従って、パラレルプレートモードの発生を抑え、ア
ンテナの電気特性に影響を及ぼさない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づき
説明する。
説明する。
【0016】図1乃至図3は本発明の一実施例に係る近
接結合マイクロストリップアンテナを示す図であり、図
1はその分解斜視図、図2はアンテナ面から見た平面
図、図3は断面図である。
接結合マイクロストリップアンテナを示す図であり、図
1はその分解斜視図、図2はアンテナ面から見た平面
図、図3は断面図である。
【0017】これらの図に示す近接結合マイクロストリ
ップアンテナは、方形状で所定厚の誘電体基板1,2を
重ねて構成される。
ップアンテナは、方形状で所定厚の誘電体基板1,2を
重ねて構成される。
【0018】誘電体基板1の上面には、導体板からなる
矩形パッチアンテナ3及び後述する地導体板4が形成さ
れている。
矩形パッチアンテナ3及び後述する地導体板4が形成さ
れている。
【0019】誘電体基板1,2の間には、矩形パッチア
ンテナ3と所定の長さSlだけ交叉するように給電線路
5が形成されている。
ンテナ3と所定の長さSlだけ交叉するように給電線路
5が形成されている。
【0020】誘電体基板2の下面には、そのほぼ全面に
地導体板6が形成されると共に、給電線路5に給電する
ためのコネクタ7が配置されている。ここで、コネクタ
7の外導体は、地導体板6に接続され、コネクタ7の中
心導体は、誘電体基板2を貫く導体ピンまたはスルーホ
ール8を介し給電線路5に接続されている。
地導体板6が形成されると共に、給電線路5に給電する
ためのコネクタ7が配置されている。ここで、コネクタ
7の外導体は、地導体板6に接続され、コネクタ7の中
心導体は、誘電体基板2を貫く導体ピンまたはスルーホ
ール8を介し給電線路5に接続されている。
【0021】本実施例の近接結合マイクロストリップア
ンテナでは、給電線路5とこれを挟む地導体板4,6に
よりトリプレート線路を構成しているのであるが、上記
地導体板4は、矩形パッチアンテナ3に接続されずかつ
給電線路5に沿った形状に形成されている。ここで、地
導体板4の幅Wgは、地導体として動作する幅を有して
おれば良く、ここでは給電線路5の線路幅Wlの4倍程
度にされている。
ンテナでは、給電線路5とこれを挟む地導体板4,6に
よりトリプレート線路を構成しているのであるが、上記
地導体板4は、矩形パッチアンテナ3に接続されずかつ
給電線路5に沿った形状に形成されている。ここで、地
導体板4の幅Wgは、地導体として動作する幅を有して
おれば良く、ここでは給電線路5の線路幅Wlの4倍程
度にされている。
【0022】次に、このように構成された近接結合マイ
クロストリップアンテナの動作を説明する。
クロストリップアンテナの動作を説明する。
【0023】コネクタ7から入力された信号は、導体ピ
ンまたはスルーホール8を介し給電線路5に給電され
る。
ンまたはスルーホール8を介し給電線路5に給電され
る。
【0024】ここで、給電線路5と矩形パッチアンテナ
3とが所定の長さSlだけ交叉しているため、給電線路
5と矩形パッチアンテナ3とは電磁的に結合し、矩形パ
ッチアンテナ3が励振され、電波が放射されアンテナと
して動作する。
3とが所定の長さSlだけ交叉しているため、給電線路
5と矩形パッチアンテナ3とは電磁的に結合し、矩形パ
ッチアンテナ3が励振され、電波が放射されアンテナと
して動作する。
【0025】本実施例の近接結合マイクロストリップア
ンテナアンテナでは、従来例で説明したパラレルプレー
トモードを発生させるスロットが存在しない構成になっ
ているため、スロットによるパラレルプレートモードは
発生しない。
ンテナアンテナでは、従来例で説明したパラレルプレー
トモードを発生させるスロットが存在しない構成になっ
ているため、スロットによるパラレルプレートモードは
発生しない。
【0026】一方、コネクタ7と給電線路5との接続部
分9においては、従来例と同様にパラレルプレートモー
ドが発生する。しかし、トリプレート線路を構成してい
る誘電体基板1上の地導体板4の幅Wgは給電線路5の
線路幅Wlの4倍程度であるため、発生したパラレルプ
レートモードは線路以外に広がることなく、基板の端に
不要の放射源が集中することもない。従って、アレーア
ンテナの放射特性や素子アンテナの共振特性に与える影
響が小さくなる。
分9においては、従来例と同様にパラレルプレートモー
ドが発生する。しかし、トリプレート線路を構成してい
る誘電体基板1上の地導体板4の幅Wgは給電線路5の
線路幅Wlの4倍程度であるため、発生したパラレルプ
レートモードは線路以外に広がることなく、基板の端に
不要の放射源が集中することもない。従って、アレーア
ンテナの放射特性や素子アンテナの共振特性に与える影
響が小さくなる。
【0027】次に、本発明を4素子アレーアンテナに適
用した実施例を図4に示す。なお、上述し実施例と同様
の機能を果たす要素には同一の符号を付す。
用した実施例を図4に示す。なお、上述し実施例と同様
の機能を果たす要素には同一の符号を付す。
【0028】図4に示す4素子アレーアンテナでは、給
電線路5は4方向に分岐しており、それに伴い地導体板
4も分岐させている。従って、この場合、上述した実施
例に比しパラレルプレートモードが伝搬する領域の形状
が不規則になるため、パラレルプレートモードがアレー
アンテナの特性に与える影響はより小さくなる。
電線路5は4方向に分岐しており、それに伴い地導体板
4も分岐させている。従って、この場合、上述した実施
例に比しパラレルプレートモードが伝搬する領域の形状
が不規則になるため、パラレルプレートモードがアレー
アンテナの特性に与える影響はより小さくなる。
【0029】この応用としてアンテナ素子面にある地導
体板4の形状を直線からランダムな曲面に変えた実施例
を図5に示す。つまり、地導体板4の幅は、直線的であ
る必要ななく、不規則な形状にした方がパラレルプレー
トモードの影響も小さくできる。
体板4の形状を直線からランダムな曲面に変えた実施例
を図5に示す。つまり、地導体板4の幅は、直線的であ
る必要ななく、不規則な形状にした方がパラレルプレー
トモードの影響も小さくできる。
【0030】以上のように本発明は、パラレルプレート
モードの発生を抑え良好な電気特性を維持することを主
目的とするものであるが、本発明の構成により以下の効
果も期待できる。
モードの発生を抑え良好な電気特性を維持することを主
目的とするものであるが、本発明の構成により以下の効
果も期待できる。
【0031】まず、トリプレート線路として動作する主
要な部分は、中心導体(給電線路5)の線路幅の4倍程
度以内にある部分であり、地導体板4の余分な部分を取
り除いているため、重量が軽減される。従って、アンテ
ナ全体が軽量であることが要求される人工衛星や航空機
搭載用アンテナとして効果がある。
要な部分は、中心導体(給電線路5)の線路幅の4倍程
度以内にある部分であり、地導体板4の余分な部分を取
り除いているため、重量が軽減される。従って、アンテ
ナ全体が軽量であることが要求される人工衛星や航空機
搭載用アンテナとして効果がある。
【0032】さらに、地導体板6の導体部に対しても地
導体板4及びアンテナ素子下部の導体以外を取り除いて
も同様の効果が得られる。
導体板4及びアンテナ素子下部の導体以外を取り除いて
も同様の効果が得られる。
【0033】また、航空機用のアレーアンテナ等では、
例えば図6に示すように航空機の形状に合わせて曲面状
にアンテナ及び給電回路を形成することが要求される
が、本発明の近接結合マイクロストリップアンテナにお
いては、アンテナ面の地導体板4がもう一方の地導体板
6に比べ金属の面積が狭いので、曲面状に曲げることが
比較的容易に行われる点が効果的である。
例えば図6に示すように航空機の形状に合わせて曲面状
にアンテナ及び給電回路を形成することが要求される
が、本発明の近接結合マイクロストリップアンテナにお
いては、アンテナ面の地導体板4がもう一方の地導体板
6に比べ金属の面積が狭いので、曲面状に曲げることが
比較的容易に行われる点が効果的である。
【0034】さらに、パラレルプレートモードの影響が
ないために、トリプレート線路にLNA、HPAや移動
器などのマイクロ波素子を挿入することが可能となり、
アクティブアレーアンテナを容易に実現することができ
る。
ないために、トリプレート線路にLNA、HPAや移動
器などのマイクロ波素子を挿入することが可能となり、
アクティブアレーアンテナを容易に実現することができ
る。
【0035】なお、上述した実施例においては、矩形パ
ッチアンテナ素子で説明したが、円形等の任意な形状を
有するアンテナ素子を用いても同様な効果が得られる。
ッチアンテナ素子で説明したが、円形等の任意な形状を
有するアンテナ素子を用いても同様な効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ラレルプレートモードの不要な伝搬や線路間の結合によ
る近接結合マイクロストリップアンテナの電気特性の劣
化を防ぐことができる。また、給電線路からの不要放射
を防げ、かつ、給電線路の挿入損失を低減できる。さら
に、地導体板の余分な部分の金属を取除いているため
に、アンテナ全体の軽量化ができ、衛星搭載や航空機用
アンテナとして効果がある。また、片面の銅が少ないた
め、曲面上に変形することが容易であり、航空機搭載用
など曲面に形成するアンテナに対して有効である。
ラレルプレートモードの不要な伝搬や線路間の結合によ
る近接結合マイクロストリップアンテナの電気特性の劣
化を防ぐことができる。また、給電線路からの不要放射
を防げ、かつ、給電線路の挿入損失を低減できる。さら
に、地導体板の余分な部分の金属を取除いているため
に、アンテナ全体の軽量化ができ、衛星搭載や航空機用
アンテナとして効果がある。また、片面の銅が少ないた
め、曲面上に変形することが容易であり、航空機搭載用
など曲面に形成するアンテナに対して有効である。
【図1】本発明の一実施例に係る近接結合マイクロスト
リップアンテナの分解斜視図である。
リップアンテナの分解斜視図である。
【図2】図1においてアンテナ面から見た平面図であ
る。
る。
【図3】図1の断面図である。
【図4】本発明を適用した4素子アレーアンテナの平面
図である。
図である。
【図5】本発明の一変形例を示す図である。
【図6】本発明の一変形例を示す図である。
【図7】従来のトリプレート給電型平面アンテナの平面
図である。
図である。
【図8】図7のa−a´断面図である。
1,2…誘電体基板、3…矩形パッチアンテナ、4,6
…地導体板、5…給電線路、7…コネクタ、8…導体ピ
ンまたはスルーホール。
…地導体板、5…給電線路、7…コネクタ、8…導体ピ
ンまたはスルーホール。
Claims (1)
- 【請求項1】 パッチアンテナと、 このパッチアンテナに対向するように第1の誘電体層を
介して空間上で前記パッチアンテナに所定長さ交叉する
ように設けられた給電線路と、 この給電線路に対向するように第2の誘電体層を介して
設けられた第1の地導体板とを備えたマイクロストリッ
プアンテナにおいて、 前記パッチアンテナと同一平面上で該パッチアンテナに
接続されず、かつ前記第1の誘電体層を介し空間上で少
なくとも前記給電線路を覆うように形成された第2の地
導体板を具備することを特徴とするマイクロストリップ
アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252505A JPH0590829A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マイクロストリツプアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252505A JPH0590829A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マイクロストリツプアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590829A true JPH0590829A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17238312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3252505A Withdrawn JPH0590829A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マイクロストリツプアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026595A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社村田製作所 | アンテナモジュールおよび通信装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3252505A patent/JPH0590829A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026595A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社村田製作所 | アンテナモジュールおよび通信装置 |
CN110998974A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-10 | 株式会社村田制作所 | 天线模块和通信装置 |
US11024955B2 (en) | 2017-07-31 | 2021-06-01 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna module and communication apparatus |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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