JPH0589750A - 投入抵抗付き遮断器 - Google Patents

投入抵抗付き遮断器

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JPH0589750A
JPH0589750A JP24748791A JP24748791A JPH0589750A JP H0589750 A JPH0589750 A JP H0589750A JP 24748791 A JP24748791 A JP 24748791A JP 24748791 A JP24748791 A JP 24748791A JP H0589750 A JPH0589750 A JP H0589750A
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JP
Japan
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tank
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Pending
Application number
JP24748791A
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English (en)
Inventor
Norimitsu Kato
紀光 加藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投入抵抗付き遮断器の遮断接点と投入接点と
を、共通の操作機構で駆動することができるようにす
る。 【構成】 遮断部タンク1と抵抗体タンク2との連結部
である上部分岐部内には接続導体15が配設され、下部
分岐部内には固定側投入接点20及び可動側投入接点2
1が収納され、投入接点の開閉方向が遮断部の開閉方向
と直角方向になるように構成されている。また、可動側
投入接点21の一端は、L字形リンク22を介して消弧
室の操作棒4に連結され、操作棒の上下方向の運動を横
方向の運動に変換し、遮断部の開閉動作に伴って、同様
に投入接点を開閉するように構成されている。また、固
定側投入接点20は、衝撃吸収ばね23を介して抵抗体
8に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮断接点を投入する前
に、遮断接点と並列にサージ電圧を抑制する抵抗体を接
続する投入接点を備えた投入抵抗付き遮断器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、送電線に接続された遮断器を投
入すると、送電線に残留している電荷のために異常電圧
が発生する。特に、超高圧以上の定格電圧では発生する
異常電圧が大きく、これを抑制する対策が必要となる。
そこで、遮断器を投入する前に、抵抗体を線路と直列に
接続する投入接点を投入し、この投入によって異常電圧
を低く抑え、その後に遮断器を投入して抵抗体を短絡す
るように構成した投入抵抗付き遮断器が多く用いられて
いる。
【0003】図2はその一例を示したもので、同一タン
ク17内に、消弧室を備えた遮断接点3、投入接点9,
11、抵抗体8を一括収納して構成されている。この抵
抗体は、抵抗値と線路投入時に発生する熱量によってそ
の大きさが決まるが、高電圧化や一点あたりの遮断容量
が大きくなるにつれて大きくならざるを得ない。特に、
遮断容量の増加に伴って、従来2点遮断であったものが
1点遮断となると、必要な抵抗体の容量は変化がないの
で、一つの遮断接点に取り付けられる抵抗体は倍の量と
なる。
【0004】また、消弧室3、投入接点9,11、抵抗
体8は、それぞれ適当な絶縁距離をもって配置する必要
があるため、大きな抵抗体を同一タンク17内に収納し
ようとすると、外径、長さ共にかなり大きなタンクとな
り、タンク内に無駄なスぺースが多くなる。さらに、圧
力容器としての強度を保つためには、フランジやタンク
主胴部の板厚を厚くしなければならない。
【0005】そこで、図3、図4に示すように、抵抗体
と投入接点とを遮断接点とは別のタンク2内に収納し、
これを接続導体15により遮断部と電気的に接続した投
入抵抗付き遮断器が考えられている。この場合、投入接
点の有無にかかわらず、遮断部側の構成を共通化するこ
とができ、また、投入接点と遮断接点とがそれぞれ別の
タンク内に完全に分離して収納されるので、相互の干渉
がなく、絶縁設計上も好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な従来の投入抵抗付き遮断器には、以下に述べる様
な解決すべき課題があった。即ち、図3に示した遮断器
においては、投入接点開閉用に独立した別の操作機構1
8が設けられており、コストが高い構成となっていた。
【0007】また、一般に、投入接点の責務として次の
ような性能が要求されるが、この観点からも別の操作機
構を用いるのは望ましいことではなかった。即ち、投入
接点は、遮断動作時には、遮断接点よりも早く開極し、
電流遮断後に極間に加わる回復電圧に耐える十分な絶縁
性能を維持している必要がある。また、投入動作時に
は、遮断部の投入に数ms先行して投入接点を閉じ、数
千Aの抵抗電流を遮断部が投入されるまで維持する必要
がある。しかし、これら一連の動作を、十分な時間的精
度を保ちながら、別々の操作機構6,18で行うことは
非常に困難だからである。
【0008】次に、図4に示した遮断器においては、遮
断接点と投入接点とを共通の操作機構6で駆動する構成
となっているが、両方の絶縁操作ロッド5,5をかなり
長い連結リンク19で連結しなければならない。この様
に過度に長いリンク機構は、操作機構6の動作時に振動
を発生しやすく、高い応力を生じやすい。この様な高い
応力が発生した状態で両接点の開閉動作を繰り返すと、
亀裂や破断に至り、遮断器の性能上重大な問題となるた
め、長い連結リンク機構はなるべく使用しないことが望
ましい。
【0009】上記の様に、遮断部と投入接点を別々のタ
ンク内に収納する投入抵抗付き遮断器は、遮断部の構成
の共通化、遮断部と投入接点の完全独立による絶縁強調
の改善など好ましい点が多いが、投入接点の操作機構が
複雑な構成にならざるを得ないのが欠点であった。
【0010】本発明は、上記の様な従来技術の欠点を解
消するために提案されたもので、その目的は、遮断接点
と投入接点とを共通の操作機構で駆動することができ、
また、リンク機構に高い応力が発生しない、高効率で信
頼性の高い投入抵抗付き遮断器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、消弧室を収納
した遮断部タンクと抵抗体を収納した抵抗体タンクとを
併置し、両タンクを少なくとも2つの分岐部により連結
して成る投入抵抗付き遮断器において、前記分岐部の一
方に、抵抗体と消弧室とを電気的に接続する接続導体を
配置し、他方に、その開閉方向が遮断部の開閉方向と直
角方向となるような投入接点を収納し、さらに、前記投
入接点と遮断部の駆動手段とを、その操作方向を90度
変換させるリンク機構によって接続したことを特徴とす
るものである。
【0012】
【作用】本発明の投入抵抗付き遮断器によれば、遮断部
タンクと抵抗体タンクとの連結部に、その開閉方向が遮
断部の開閉方向と直角方向となるような投入接点を配置
することによって、投入接点と遮断部とを共通の操作機
構によって駆動することができ、また、長いリンク機構
を用いる必要もなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて具
体的に説明する。なお、図2乃至図4に示した従来型と
同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略する。
【0014】本実施例においては、図1に示した様に、
遮断部タンク1内に収納された消弧室3は、操作機構部
の上部に支持絶縁物7を介して固定されており、運転時
や事故時に生ずる電流を流す2個の主回路導体16に接
続されている。また、消弧室3の内部には、消弧能力の
高いガスを圧縮して吹付けることにより電流遮断を行う
ガス吹付け機構(図示せず)が備えられている。さら
に、前記操作機構部内の操作機構6は、それに連結され
た絶縁ロッド5を上下方向に駆動し、その先端に取り付
けられた操作棒4を駆動して、前記ガス吹付け機構を動
かし、電流を遮断するように構成されている。なお、遮
断部タンク1には、後述する抵抗体タンク2との連結部
となる上下2つの分岐部1a,1bが形成されている。
【0015】一方、抵抗体8は、前記遮断部タンク1に
隣接して設けられた円筒状の抵抗体タンク2内に収納さ
れている。この抵抗体タンク2には、遮断部タンク1と
の連結部となる上下2つの分岐部2a,2bが形成され
ている。そして、上部分岐部1a,2a内には接続導体
15が配設され、抵抗体端部と遮断部固定側とを電気
的、機械的に結合している。一方、下部分岐部1b,2
b内には固定側投入接点20及び可動側投入接点21が
収納され、投入接点の開閉方向が遮断部の開閉方向と直
角方向になるように構成されている。
【0016】また、前記可動側投入接点21の一端は、
L字形リンク22を介して消弧室の操作棒4に連結さ
れ、操作棒の上下方向の運動を横方向の運動に変換し、
遮断部の開閉動作に伴って、同様に投入接点を開閉する
ように構成されている。また、前記固定側投入接点20
は、衝撃吸収ばね23を介して抵抗体8に取り付けられ
ている。
【0017】なお、投入接点の開極時のギャップgは投
入接点の開閉ストロークLよりも短くなるように構成さ
れている。また、可動側投入接点21の周囲には、消弧
室との電気的接続を十分保つために接触子24が配設さ
れている。さらに遮断状態での可動側投入接点21の電
界を緩和するために、消弧室可動支えの一部がシールド
状に加工されている。
【0018】この様な構成を有する本実施例の投入抵抗
付き遮断器は、以下の様に作用する。即ち、遮断部の投
入時には、操作棒4の図中上方への移動に伴うL字形リ
ンク22の回動によって、可動側投入接点21が図中左
方向に移動し、遮断部の投入動作に先行して投入接点が
投入される。この場合、可動側投入接点21と固定側投
入接点20とが接触した後、衝撃吸収ばね23が縮むこ
とにより、固定側投入接点20も(L−g)だけ図中左
方向に移動し、最終的な投入位置となる。
【0019】一方、遮断動作時には、操作棒4の図中下
方への移動に伴うL字形リンク22の回動によって、可
動側投入接点21が図中右方向に移動する。この場合、
可動側投入接点21は急速に固定側投入接点20から離
れるため、衝撃吸収ばね23はその動作に追従すること
ができずに、圧縮されたままの状態にある。その結果、
投入接点の方が遮断接点より早く開極することができ
る。そして、両投入接点間が開極時のギャップgにな
り、絶縁が十分回復した頃、衝撃吸収ばね23の復帰力
により固定側投入接点は遮断状態にもどる。
【0020】この様に、本実施例によれば、遮断部タン
ク1と抵抗体タンク2とを連結する分岐部内に投入接点
を配置することにより、遮断部と共通の操作機構6を用
い、且つ、長いリンク機構を用いる必要のない投入抵抗
付き遮断器を得ることができる。また、投入接点側には
操作機構部が不要となるので、抵抗体タンク2の下側は
単なる架台30のみでよくなる。これに伴って、抵抗体
側には絶縁性の流体をシールしながら摺動する部分がな
くなったため、流体をシールする信頼性が高くなる。ま
た、L字形リンク22は高電圧の操作棒4に接続されて
いるため、絶縁操作ロッド5は1個で良い。さらに、従
来は単なる接続導体15が配置されていた分岐部に投入
接点を配置したため、タンク内の空間を有効に利用する
ことができ、抵抗体タンク2の高さを低くすることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、遮
断部タンクと抵抗体タンクとの連結部である分岐部に、
その開閉方向が遮断部の開閉方向と直角方向となるよう
な投入接点を収納し、また、投入接点と遮断部の駆動手
段とを、その操作方向を90度変換させるリンク機構に
よって接続することにより、遮断接点と投入接点とを共
通の操作機構で駆動することができ、また、リンク機構
に高い応力が発生しない、高効率で信頼性の高い投入抵
抗付き遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投入抵抗付き遮断器の一実施例を示す
縦断面図
【図2】従来の投入抵抗付き遮断器の一例を示す縦断面
【図3】従来の投入抵抗付き遮断器の一例を示す縦断面
【図4】従来の投入抵抗付き遮断器の一例を示す縦断面
【符号の説明】
1…遮断部タンク 2…抵抗体タンク 3…消弧室 4…操作棒 5…絶縁操作ロッド 6…操作機構 8…抵抗体 15…接続導体 18…投入接点用操作機構 19…連結リンク 20…固定側投入接点 21…可動側投入接点 22…L字形リンク 23…衝撃吸収ばね 24…接触子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧室を収納した遮断部タンクと抵抗体
    を収納した抵抗体タンクとを併置し、両タンクを少なく
    とも2つの分岐部により連結して成る投入抵抗付き遮断
    器において、 前記分岐部の一方に、抵抗体と消弧室とを電気的に接続
    する接続導体を配置し、他方に、その開閉方向が遮断部
    の開閉方向と直角方向となるような投入接点を収納し、
    さらに、前記投入接点と遮断部の駆動手段とを、その操
    作方向を90度変換させるリンク機構によって接続した
    ことを特徴とする投入抵抗付き遮断器。
JP24748791A 1991-09-26 1991-09-26 投入抵抗付き遮断器 Pending JPH0589750A (ja)

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JP24748791A JPH0589750A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 投入抵抗付き遮断器

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JPH0589750A true JPH0589750A (ja) 1993-04-09

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