JPH0588878U - 塗装剥離用具 - Google Patents

塗装剥離用具

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JPH0588878U
JPH0588878U JP3540492U JP3540492U JPH0588878U JP H0588878 U JPH0588878 U JP H0588878U JP 3540492 U JP3540492 U JP 3540492U JP 3540492 U JP3540492 U JP 3540492U JP H0588878 U JPH0588878 U JP H0588878U
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JP
Japan
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peeling
peeling portion
polishing
cutting edge
edge
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Withdrawn
Application number
JP3540492U
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English (en)
Inventor
佐藤  寛
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 把持部14の先端に板状の剥離部11が着脱
可能に取り付けられており、この剥離部の先端縁および
後端縁に断面V字型の凹溝17,18が剥離部11の幅
方向に沿って設けられている。この凹溝17,18と剥
離部11の上下面11A,11Bとの交差稜線部に塗装
剥離用の切刃19…を形成する。 【効果】 剥離部11の先端縁に二つの切刃19,19
が形成され、しかも研磨によって新たな切刃21を形成
する際の切刃の後退量Tを小さく抑えることができるの
で、耐用性の高い塗装剥離用具を提供することが可能と
なる。またこの研磨は、平板状の剥離部11に対してそ
の上下面11A,11Bを平行に研磨すればよいので何
等熟練を要することなく、かつ1回の研磨につき一つの
切刃21を形成することができるので、研磨作業の効率
を大幅に向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械等の表面に施される塗装を剥離するための塗装剥離用具に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場内に設置される工作機械や生産機械などには、錆の発生防止や外観上の美 観を持たせるため、通常その表面に塗装が施されている。このような塗装は、経 年変化による劣化や部分的な剥離、汚れなどのため、定期的に塗り替えられるの が一般的である。そして、この塗り替えの際には、新しい塗装を施す前に、最初 に施された塗装を一旦きれいに剥離しなければならない。
【0003】 図5は、この塗装剥離の際に用いられている従来の塗装剥離用具を示すもので ある。 この塗装剥離用具は、板状の剥離部1と、この剥離部1の基端側に取り付けら れた棒状の把持部2とから構成されるものであって、剥離部1は把持部2の先端 にネジ止めなどによって保持されている。この剥離部1は、さらに鋼材等から成 る剥離部本体3と、この剥離部本体3の先端にロウ付け等によって固着される超 硬合金等の硬質材料から成る刃部4とから構成されており、この刃部4の先端に は断面が先端側に向かってV字型に突出した塗装剥離用の切刃5が、剥離部1の 幅方向(把持部2の長手方向に直交する方向)に沿って形成されている。 そして、このような塗装剥離用具では、把持部2を持って切刃5を機械表面に 当て、剥離部1と機械表面との間に適当な角度を持たせつつ前方に押し動かすこ とにより、切刃5によって古い塗装を削り取ってゆく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような塗装剥離用具では、刃部4が上述のような硬質材料から 形成されているとはいえ、長期の使用の間には断面V字型に突出した切刃5が図 6に示すように丸く摩耗してしまい、切刃5の切れ味が落ちて塗装を剥離し難く なったり、大きなな力を要することになったりする。このため、このような摩耗 が生じた場合には、刃部4を図6に鎖線で示すような角度に研磨して図7に示す ように新たな切刃6を形成する。
【0005】 しかしながら、この研磨作業は平板状の剥離部1に対して斜めに刃部4を研磨 しなければならず、しかも一つの新しい切刃6を形成するのに2回の研磨を行わ なければならないため、作業が繁雑かつある程度の熟練を要するとともに、非効 率的であるという問題があった。 また、新しい切刃6は2回の研磨によって形成されるため、研磨前の切刃5の 位置から研磨後の切刃6の位置までの切刃の後退量Tが大きくなってしまい、刃 部4の減りが速くて非経済的であるという問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、板状の剥離部と 、この剥離部の基端側に延びて該剥離部を保持する把持部とを備え、この剥離部 の先端縁に把持部側に向かって凹む断面V字型の凹溝を該剥離部の幅方向に沿っ て設け、この凹溝と剥離部の上下面との交差稜線部に塗装剥離用の切刃を形成し たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
このような構成の塗装剥離用具では、剥離部の先端縁に設けられた凹溝と剥離 部の上下面との交差稜線部に塗装剥離に供される切刃が形成されており、従って 一の剥離部先端縁に二つの切刃が形成されることとなって、当該剥離用具の耐用 性自体を2倍とすることができる。 そして、これらの切刃が摩耗した場合には、剥離部の上下面を平板状の剥離部 に対して平行に研磨することにより、これらの研磨された面と上記凹溝との交差 稜線部に新たな切刃が形成される。
【0008】 このため上記構成の塗装剥離用具によれば、1回の研磨で一つの切刃を形成す ることができて効率的であるとともに、この研磨も平板状の剥離部に対して平行 に行うものであるから、それほどの熟練を要することなく行うことができる。ま た1回の研磨で新たな切刃が形成可能であるとともに、新たな切刃は研磨前の位 置からV字型の凹溝に沿って後退するから、研磨前後の切刃の後退量をわずかに 抑えることができる。
【0009】
【実施例】
図1および図2は、本考案の一実施例を示すものである。 この実施例において剥離部11は、超硬合金等の硬質材料から略長方形平板状 に形成された部材であって、木製の柄12と鋼製の取り付け部13とを有する把 持部14先端の溝14A内に挟装され、止めネジ15によって該把持部14に固 定されて保持されている。なお、剥離部11の上下面11A,11Bには、その 先端縁および後端縁からそれぞれ等しい距離だけ離れた位置に、当該剥離部11 の幅方向(把持部14の長手方向に直交する方向)に沿って延びる凹部16…が 形成されており、上記止めネジ15は剥離部11の基端側に位置する凹部16の 底面にその先端を当接させて該剥離部11を固定している。
【0010】 そして本実施例では、この剥離部11の先端縁および後端縁に、それぞれ基端 側および先端側に向かって凹む断面V字型の凹溝17,18が形成されており、 これらの凹溝17,18と当該剥離部11の上下面11A,11Bとがなす交差 稜線部に切刃19…が形成されている。すなわち本実施例では、平板状の剥離部 11の前後両端縁にそれぞれ二つの刃部20,20が形成され、合計して4つの 刃部20…が形成されることとなる。 なお、断面V字型に形成された上記凹溝17,18のなす狭角αは、本実施例 では110°に設定されている。従って各切刃19…の刃先角βは、それぞれ5 5°に設定されることとなる。
【0011】 このような構成の塗装剥離用具では、まず剥離部11の先端縁に形成された二 つの切刃19,19の一方を使って塗装の剥離を行う。そして、この一方の切刃 19が摩耗等を起こしたら、他方の切刃19を使う。このように本実施例によれ ば、剥離部11の先端に形成された二つの切刃19,19を用いて塗装の剥離を 行うことができるので、従来の一つの切刃しか無かった剥離用具に比べてその耐 用性を2倍とすることができる。
【0012】 さらに本実施例では、剥離部11の後端縁にも二つの切刃19,19が形成さ れており、先端側の切刃19,19がいずれも摩耗した場合には、止めネジ15 を緩めて剥離部11を一旦取り外し、先端と後端とを反対にして再び把持部14 に取り付けた後に止めネジ15を締め付けて固定することにより、後端縁に位置 していた二つの切刃19,19を剥離に供することができる。すなわち、本実施 例では一つの剥離部11に形成された4つの切刃19…を順次使用することがで きて、従来の塗装剥離用具に比べて4倍の耐用性を得ることができる。
【0013】 ところで、本実施例でもこれら4つの切刃19…がすべて摩耗してしまったな ら、従来の剥離用具と同様に刃部20に研磨を施して新たな切刃21…を形成す るが、本実施例ではこの研磨は図3に鎖線で示すように平板状の剥離部11に対 してその上下面11A,11Bを平行に研磨すればよい。これによって、研磨さ れた上下面11A,11Bと凹溝17(18)との交差稜線部に新たな切刃21 …が形成される。 従って本実施例では、従来の剥離用具のように平板状の剥離部に対して所定の 角度で傾斜する方向に研磨を行うのに比べて極めて容易に研磨を行い得て、それ 程の熟練を要さずとも簡単に新たな切刃21…を形成することが可能となる。ま た、1回の研磨で一つの新たな切刃21を形成することができるので、研磨作業 の効率化を図ることもできる。
【0014】 さらに、この研磨の前後の切刃19から切刃21への後退は、上記凹溝17, 18の底面に沿って進行することとなる。このため、新旧の切刃19から切刃2 1への後退量Tは図4に示すように小さく抑えられることとなり、上記の効果と 相俟って当該剥離用具の耐用性をより一層向上させることが可能となる。
【0015】 なお本実施例では上述のように剥離部11の先端縁と後端縁とにそれぞれ2つ ずつの切刃19,19を形成して、一つの剥離部11で合計4つの切刃19…を 形成したが、従来の剥離用具のように先端縁にのみ二つの切刃19,19を形成 した構成としてもよい。また、本実施例では剥離部11全体を超硬合金等の硬質 材料から形成したが、やはり従来の剥離用具のように刃部20…のみを超硬合金 等から形成して、その他の部分を鋼材等から形成し、両者をロウ付けによって接 合したような構成としてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、剥離部の先端縁に二つの切刃が形成され 、しかもこれらの切刃が摩耗した場合に研磨によって新たな切刃を形成する際の 切刃の後退量を小さく抑えることができるので、耐用性の高い塗装剥離用具を提 供することが可能となる。 またこの研磨は、平板状の剥離部に対してその上下面を平行に研磨すればよい ので何等熟練を要することなく、かつ1回の研磨につき一つの切刃を形成するこ とができるので、研磨作業の効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の刃部20の側面図である。
【図3】図1に示す実施例において、切刃19,19が
摩耗した状態を示す側面図である。
【図4】図1に示す実施例において、研磨によって新た
な切刃21,21を形成した状態を示す側面図である。
【図5】従来の塗装剥離用具を示す斜視図である。
【図6】図5に示す従来例において、切刃5が摩耗した
状態を示す刃部4の側面図である。
【図7】図5に示す従来例において、研磨によって新た
な切刃6を形成した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,11 剥離部 2,14 把持部 4,20 刃部 5,19 切刃 6,21 研磨によって形成される新たな切刃 17,18 凹溝 α 凹溝17,18がなす挟角 β 切刃19の刃先角 T 研磨による切刃5,19の後退量

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の剥離部と、この剥離部の基端側に
    延びて該剥離部を保持する把持部とを備え、上記剥離部
    の先端縁には上記把持部側に向かって凹む断面V字型の
    凹溝が該剥離部の幅方向に沿って設けられており、この
    凹溝と上記剥離部の上下面との交差稜線部に塗装剥離用
    の切刃が形成されていることを特徴とする塗装剥離用
    具。
JP3540492U 1992-05-27 1992-05-27 塗装剥離用具 Withdrawn JPH0588878U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3540492U JPH0588878U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 塗装剥離用具

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JPH0588878U true JPH0588878U (ja) 1993-12-03

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ID=12440969

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