JPH0588641B2 - - Google Patents

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JPH0588641B2
JPH0588641B2 JP1336464A JP33646489A JPH0588641B2 JP H0588641 B2 JPH0588641 B2 JP H0588641B2 JP 1336464 A JP1336464 A JP 1336464A JP 33646489 A JP33646489 A JP 33646489A JP H0588641 B2 JPH0588641 B2 JP H0588641B2
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JP
Japan
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laitance
specimen
treated plate
concrete
plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1336464A
Other languages
English (en)
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JPH03197105A (ja
Inventor
Daisuke Ishigaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI KIGYO KK
Original Assignee
KOKUSAI KIGYO KK
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Application filed by KOKUSAI KIGYO KK filed Critical KOKUSAI KIGYO KK
Priority to JP33646489A priority Critical patent/JPH03197105A/ja
Publication of JPH03197105A publication Critical patent/JPH03197105A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリートの圧縮強度試験(JIS
A1108)のための供試体を製造する際に補助具と
して用いるレイタンス処理板に関するものであ
る。 〔従来の技術〕 JIS A1108によるコンクリートの圧縮強度試験
用供試体の調製はJIS A1132−1976によつて規定
されている。この調製法によれば、型わく内にコ
ンクリートを入れ、突き棒で締め固めた後のコン
クリート表面が型わく頂面からわずかに下になる
ようにコンクリートの打ち込みを行ない、供試体
が硬化した後に表面のレイタンスを除去してから
キヤツピングを行ない型わくの頂面に押板を置い
て上面仕上げを行なう。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記JIS A−1132によれば、キヤツピングのた
めのレイタンス除去は型わくへコンクリートを詰
め終つてから適当な時期に上面を水で洗つて行な
うことになつている。 しかしながら、現実には硬化したコンクリート
供試体の上面に生成したレイタンスの除去には、
はケレンハンマーによるはつりやワイヤブラツシ
掛け等の処理により除去されていた。したがつ
て、レイタンスの量によつては供試体上面の除去
量が多くなり、キヤツピングペーストの使用量が
増減し、その結果、圧縮試験測定値の信頼性を損
なうおそれがあつた。また、この試験は現場に置
ける打ち込みコンクリートに対して最低6本の供
試体を必要とするので、レイタンス除去処理のた
めの労力及び時間は、作業人員の効率を低下させ
ていた。 本発明の目的は、上記のようなレイタンスによ
る作業能率の低下を改善するため、レイタンスの
生成を抑制し、レイタンス除去作業を軽減するた
めの補助具を提供するにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的に対して、種々検討した結果、圧縮
試験用供試体の作製の際、型枠にコンクリートを
充填した後、その上面に板状物を接触させておく
とレイタンスの生成が大幅に減少することを見出
し、本発明に到つた。 すなわち、本発明は、コンクリート強度試験用
供試体の製造用型枠の上面内径より僅かに小さい
直径の円板で、少なくともその片面の全面に分布
する凹凸を有することを特徴とするレイタンス処
理板を提供するものである。 〔発明の具体的説明〕 本発明のレイタンス処理板について、以下にそ
の一実施例を示す図面により具体的に説明する。 第1図は本発明の実施例のレイタンス処理板の
下面を示す斜視図であつて、第3図はこのレイタ
ンス処理板を供試体製造時に型わく内に充填され
た供試コンクリートの上面に載置した状態を示す
断面図である。 第1図に示す本発明のレイタンス処理板1はその
直径が、コンクリート圧縮強度試験の供試体製作
用型わくの内径よりわずか小さい円板である。該
円板の直径は供試体作製用型わく6(第2図)の
内径より僅かに、通常2〜6mm程度、小さく、す
なわち、10φ×20cmの供試体では直径が96mm程度
の円板が用いられる。 円板の厚さは任意であるが、供試体の上面に載
置されるので反りの生じることは好ましくなく、
円板の材質にもよるが1〜5mm、通常3mm程度の
ものが用いられる。 本発明のレイタンス処理板の材質は任意である
が、コンクリートの水分を吸収するような材質は
供試体の水/セメント比を変えるので好ましくな
い。通常は硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂、鉄、アルミニ
ウム、銅等の金属が用いられ、樹脂被服鋼板、亜
鉛引き鉄板等も用いることができる。また、紙繊
維等の混在した廃プラスチツクのシートも利用で
きる。 本発明のレイタンス処理板1は少なくともその
下面に全面に分布した凹凸2を有する。この凹凸
の形状は任意であるが、その形状は供試体上面に
転写されるので、次のキヤツピングの際にキヤツ
ピングペーストとの接合に適したものであること
が好ましい。例えば単に無数の凹部を分散させた
粗い梨地又はシボ、あるいは第4図のような波形
溝8や、その他、細かい格子などが考えられる。 凹凸2の高低差も任意であるが、あまり深い凹
凸はキヤツピングペーストの使用量を増すので、
通常0.5mm前後あれば十分である。 本発明のレイタンス処理板は、第3図に示すよ
うに、コンクリート圧縮強度試験の供試体を作製
する際に、型わく6に充填された供試コンクリー
ト7の上面に、レイタンス処理板1の表面の凹凸
2を接触させて載置される。したがつてレイタン
ス処理板の表面の凹凸は、充填された供試コンク
リートに接する処理板下面にのみあれば足りる
が、レイタンス処理板の両面に設けてもよい。こ
の場合にはレイタンス処理板は両面が使用可能
で、使用に際しては上面・下面の区別なしに使用
できるという利点がある。 表面に凹凸2を設けるには、使用材質によつて
適宜任意の方法が可能である。例えば金属板であ
ればプレスにより、また、熱可塑性樹脂ではロー
ルによるエンボス加工、加熱プレス等が採用でき
る。射出成形による成形も可能である。 本発明のレイタンス処理板には小孔5を設けて
もよい。この小孔5は生成したレイタンスを捕捉
して除去する効果を有し、適度に分散した小孔5
の存在は、本発明の効果を向上せしめる。 したがつて、レイタンス処理板として第5図の
ような金属線を編んだメツシユやプラスチツクの
網も使用可能である。この場合、網を構成する線
は1〜3mm程度の大きさのものを用い、網目はな
るべく小さく密に編んだものが好ましい。またこ
のような網を更に樹脂で被覆して凹凸板としても
よい。 本発明のレイタンス処理板には、第1図に示す
ように、その縁部につまみ3を設けることができ
る。第3図は処理板1の縁部の一部断面図で、こ
のつまみ3は、その基部のヒンジ溝4によつて上
方(第1図では下方に当たる)に折り曲げて、処
理板の型わく内への載置を妨げないようにする。
このつまみ3は供試体の硬化後の処理板の取り外
しを容易にし、供試体作製の作業能率を高める。 本発明のレイタンス処理板を用いて圧縮試験用
供試体を作製するには、常法にしたがつて型わく
に供試コンクリートを充填した後、その上面に本
発明のレイタンス処理板をそのの凹凸面をコンク
リートに接触させて水平に載置すればよい。 供試体が硬化した後、処理板を取り外せば、供
試体上面にはレイタンスは殆ど無く、周縁その他
にわずかに見られるレイタンスはワイヤブラツシ
などで簡単に除去できる。キヤツピングに際し
て、供試体上面の散水処理は必ずしも必要としな
いが、供試体の乾燥が強い場合には散水処理を必
要とすることがある。 キヤツピング終了後は従来と同様に養生水槽に沈
め、規定日数後に測定を行なう。 使用したレイタンス処理板は、希塩酸等で付着
レイタンスを洗浄し、繰返し使用することができ
る。 〔実施例〕 以下の実施例において、本発明のレイタンス処
理板を用いた場合の供試体の作製の作業効率及び
得られた供試体の圧縮強度測定値を、従来方法に
よるものと比較した。 厚さ約3mmのポリプロピレン板を、高低差約
0.5mmのシボ面を有する加熱プレスにより、直径
96mmの円板の周縁の一部に厚さ約1mmのつまみを
有する、第1図の形状のレイタンス処理板を成形
した。第2図に示すように、つまみの基部にはヒ
ンジ溝4が形成されており、つまみ3を上方に折
り曲げることができる。 JIS A1132−1976にしたがつて、内径100mmの
型わく6に、その上面から約3mmを残して供試コ
ンクリート7を充填し、第3図のようにその上面
に上記レイタンス処理板1を載せ、一夜放置して
供試体を硬化させた。 硬化後、つまみ3を引つ張つてレイタンス処理
板1を取り外したところ、レイタンスの生成は極
めて僅かであり、簡単にワイヤブラツシをかける
だけで散水処理なしで直ちにキヤツピングを行つ
た。このレイタンス除去作業に要した時間は約1
秒であつた。押板を載せてキヤツピングペースト
を硬化させた後、型わくを外し、従来通り供試体
養生水槽に移した。 並行して従来方法による供試体の作製を行なつ
たが、レイタンス除去作業はワイヤブラツシ及び
ケレンハンマーによる除去作業が必要で、更に散
水洗浄した後キヤツピングを行なつた。レイタン
ス除去作業に要した時間は一本当たり約3分であ
つた。 各種の配合によるコンクリートに付き従来法に
よる供試体と本発明の処理板を用いた供試体との
圧縮強度試験結果を第1表に示す。 供試体は各方法とも1配合に付き6本を用い、
早強セメント(H)については3日後及び7日後
に、高炉セメント(BB)及び普通セメント
(N)については7日後及び28日後に、それぞれ
3本の供試体について圧縮強度を測定した。第1
表の測定値は、各3本の測定値の平均値である。
〔発明の効果〕
本発明のレイタンス処理板は、これを用いるこ
とにより供試体作製時のレイタンスの生成が殆ど
なく、従来レイタンス除去に要していた作業の労
力及び時間が大幅に改善され、作業効率が向上す
る。 また、従来レイタンス除去によつて、供試体の
破損や、キヤツピング層の厚み増大が圧縮強度測
定値に影響していたが、本発明の処理板を用いる
ことにより供試体の上面深さが薄く均一に保たれ
るので、キヤツピング量が少なく、かつ、ほぼ一
定であるので、散水なしでも剥離を生ぜず、圧縮
強度の測定値の誤差も大幅に減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレイタンス処理板を下面より
見た斜視図で、第2図は第1図のつまみ部の一部
断面図、第3図はレイタンス処理板の使用状況を
示す供試体型わくの断面図である。第4図及び第
5図は本発明のレイタンス処理板の他の実施態様
を示す。 1……レイタンス処理板、2……凹凸、3……
つまみ、4……ヒンジ溝、5……小孔、6……型
わく、7……供試コンクリート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠
    の上面内径より僅かに小さい直径の円板で、少な
    くともその片面の全面に分布する凹凸を有するこ
    とを特徴とするレイタンス処理板。 2 凹凸が円板を構成する網目である、請求項1
    に記載のレイタンス処理板。 3 円板の縁部につまみ部が付設されている、請
    求項1又は2に記載のレイタンス処理板
JP33646489A 1989-12-27 1989-12-27 レイタンス処理板 Granted JPH03197105A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33646489A JPH03197105A (ja) 1989-12-27 1989-12-27 レイタンス処理板

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JP33646489A JPH03197105A (ja) 1989-12-27 1989-12-27 レイタンス処理板

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JPH03197105A JPH03197105A (ja) 1991-08-28
JPH0588641B2 true JPH0588641B2 (ja) 1993-12-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0473840U (ja) * 1990-11-05 1992-06-29

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949910A (ja) * 1982-09-14 1984-03-22 日本鋼弦コンクリ−ト株式会社 プレキヤストコンクリ−トの表面仕上げ工法
JPH01183478A (ja) * 1988-01-14 1989-07-21 Sanyo Chem Ind Ltd レイタンス発生防止材および防止方法

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JPS5949910A (ja) * 1982-09-14 1984-03-22 日本鋼弦コンクリ−ト株式会社 プレキヤストコンクリ−トの表面仕上げ工法
JPH01183478A (ja) * 1988-01-14 1989-07-21 Sanyo Chem Ind Ltd レイタンス発生防止材および防止方法

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