JPH058798A - 筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球 - Google Patents
筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球Info
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- JPH058798A JPH058798A JP18586291A JP18586291A JPH058798A JP H058798 A JPH058798 A JP H058798A JP 18586291 A JP18586291 A JP 18586291A JP 18586291 A JP18586291 A JP 18586291A JP H058798 A JPH058798 A JP H058798A
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- propeller
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Abstract
(57)【要約】
ヘリコプターの制御性・迅速性と気球の自己浮上力とを
備えた航空機。 【目的】操縦性が高く着陸が安定し、少ないエネルギー
で大重量物運搬可能で安全・迅速な航空機の提供。 【構成】コックピッ等が入る水平室１があり、これを水
平保持する大型のジンバルリング２がある。そして、こ
のジンバルリング２を回転自在に保持する筒形気球本体
３ある。さらに、プロペラ４が、上記の筒形気球本体３
の筒内３ａに固着し、エンジン５により回転される。そ
して、コックピットの回転防止と方向制御用の方向制御
手段６がある。この方向制御手段６は、上記の水平室１
の水平方向を制御する。さらに、離着陸や飛行時に姿勢
を制御する気球本体制御用プロペラ手段７が筒形気球本
体３にあり、マニピュレータ９とで着陸を助ける。
備えた航空機。 【目的】操縦性が高く着陸が安定し、少ないエネルギー
で大重量物運搬可能で安全・迅速な航空機の提供。 【構成】コックピッ等が入る水平室１があり、これを水
平保持する大型のジンバルリング２がある。そして、こ
のジンバルリング２を回転自在に保持する筒形気球本体
３ある。さらに、プロペラ４が、上記の筒形気球本体３
の筒内３ａに固着し、エンジン５により回転される。そ
して、コックピットの回転防止と方向制御用の方向制御
手段６がある。この方向制御手段６は、上記の水平室１
の水平方向を制御する。さらに、離着陸や飛行時に姿勢
を制御する気球本体制御用プロペラ手段７が筒形気球本
体３にあり、マニピュレータ９とで着陸を助ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは飛行装置に関す
るものであり、特に垂直と水平飛行およびホーバリング
が可能な飛行装置に関するものである。就中、筒内にプ
ロペラが設置されたものであって、その上に飛行時や離
着陸時の制御性の高い水平室付の運搬用筒形気球に関す
るものである。
るものであり、特に垂直と水平飛行およびホーバリング
が可能な飛行装置に関するものである。就中、筒内にプ
ロペラが設置されたものであって、その上に飛行時や離
着陸時の制御性の高い水平室付の運搬用筒形気球に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、空中に浮上するものとしては、気
球を始めとして飛行船やヘリコプタおよび飛行機等があ
った。
球を始めとして飛行船やヘリコプタおよび飛行機等があ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかして、気球は自力
飛行が出来ないし、飛行船は浮力をつけるためには大型
化しなければならないし、特に離着陸時や飛行時の姿勢
制御が大変に難しいし、着陸したときの係留手段が必要
になる。また、ヘリコプタは大重量のものを運ぶには大
型化してエネルギーを大量に消費しなければならない。
そして、飛行機は空中に留まることができない上、専用
の飛行場を必要とする。
飛行が出来ないし、飛行船は浮力をつけるためには大型
化しなければならないし、特に離着陸時や飛行時の姿勢
制御が大変に難しいし、着陸したときの係留手段が必要
になる。また、ヘリコプタは大重量のものを運ぶには大
型化してエネルギーを大量に消費しなければならない。
そして、飛行機は空中に留まることができない上、専用
の飛行場を必要とする。
【０００４】すなわち、既存の航空機の内、飛行機は離
着陸に滑走路を必要とし、空中停止ができない。一方、
ヘリコプタは、常時その回転翼を回転させていなければ
ならずエネルギー浪費が著しい。さらには、回転翼の大
型化には回転翼の構造上、材質上限界があって、ペイロ
ードにも限界がある。このために現在、ＶＴＯＬ（垂直
離着陸機）の研究開発が行われ、経済性を無視した軍用
機では実用化されているが、垂直離着陸用の機関、装置
の重量が重く、複雑になるため、民間機では実用化が難
行している。また、飛行船は、離着陸時に風をうけると
係留が困難である。
着陸に滑走路を必要とし、空中停止ができない。一方、
ヘリコプタは、常時その回転翼を回転させていなければ
ならずエネルギー浪費が著しい。さらには、回転翼の大
型化には回転翼の構造上、材質上限界があって、ペイロ
ードにも限界がある。このために現在、ＶＴＯＬ（垂直
離着陸機）の研究開発が行われ、経済性を無視した軍用
機では実用化されているが、垂直離着陸用の機関、装置
の重量が重く、複雑になるため、民間機では実用化が難
行している。また、飛行船は、離着陸時に風をうけると
係留が困難である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる筒内プロ
ペラ設置・水平室付運搬用筒形気球は、以上の問題点に
鑑みて、運搬用気球を筒形としてその筒内にプロペラを
設け、別に操縦用や人物運搬用の水平室を設けたもので
ある。すなわち、垂直離着陸や空中停止、水平高速飛
行、重量物輸送等が可能であって、省エネルギー型であ
り、回転翼であるプロペラが筒内にある安全な航空機と
したものである。さらには、飛行時や離着陸時の制御性
の高い水平室付の運搬用筒形気球にしたものである。
ペラ設置・水平室付運搬用筒形気球は、以上の問題点に
鑑みて、運搬用気球を筒形としてその筒内にプロペラを
設け、別に操縦用や人物運搬用の水平室を設けたもので
ある。すなわち、垂直離着陸や空中停止、水平高速飛
行、重量物輸送等が可能であって、省エネルギー型であ
り、回転翼であるプロペラが筒内にある安全な航空機と
したものである。さらには、飛行時や離着陸時の制御性
の高い水平室付の運搬用筒形気球にしたものである。
【０００６】以下に、本発明にかかる筒内プロペラ設置
・水平室付運搬用筒形気球の具体的な構成を詳細に記載
する。最初に、本発明にかかる筒内プロペラ設置・水平
室付運搬用筒形気球の請求項１の発明の構成を説明す
る。まず、コックピットや客室・貨物室等が入る水平室
がある。つぎに、水平保持手段がある。これは、上記の
水平室を自己が傾いても水平になるように保持するもの
である。そして、筒形気球本体がある。これは、上記の
水平保持手段を保持するものである。さらに、プロペラ
がある。これは、上記の筒形気球本体の筒内に設けられ
たるものである。そして、回転手段がある。これは、上
記のプロペラを回転させるものである。最後に、方向制
御手段がある。これは、上記の水平室の水平方向を制御
するものである。
・水平室付運搬用筒形気球の具体的な構成を詳細に記載
する。最初に、本発明にかかる筒内プロペラ設置・水平
室付運搬用筒形気球の請求項１の発明の構成を説明す
る。まず、コックピットや客室・貨物室等が入る水平室
がある。つぎに、水平保持手段がある。これは、上記の
水平室を自己が傾いても水平になるように保持するもの
である。そして、筒形気球本体がある。これは、上記の
水平保持手段を保持するものである。さらに、プロペラ
がある。これは、上記の筒形気球本体の筒内に設けられ
たるものである。そして、回転手段がある。これは、上
記のプロペラを回転させるものである。最後に、方向制
御手段がある。これは、上記の水平室の水平方向を制御
するものである。
【０００７】つぎに、本発明にかかる筒内プロペラ設置
・水平室付運搬用筒形気球の請求項２の発明の構成を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１の
発明の構成と同一であるゆえに、上記の請求項１の発明
の構成の説明の全文をここに援用し、以下の説明をこれ
に追加する。しかして、回転防止手段がある。これは上
記の筒形気球本体が回転しないようにするものである。
・水平室付運搬用筒形気球の請求項２の発明の構成を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１の
発明の構成と同一であるゆえに、上記の請求項１の発明
の構成の説明の全文をここに援用し、以下の説明をこれ
に追加する。しかして、回転防止手段がある。これは上
記の筒形気球本体が回転しないようにするものである。
【０００８】最後に、本発明にかかる筒内プロペラ設置
・水平室付運搬用筒形気球の請求項３の発明の構成を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１ま
たは２の発明の構成と同一であるゆえに、上記の請求項
１または２の発明の構成の説明の全文をここに援用し、
以下の説明をこれに追加する。しかして、筒形気球本体
および／または水平室にマニピュレータを設けたもので
ある。さらに、離着陸や飛行時に姿勢を制御する気球本
体制御用プロペラ手段が筒形気球本体に設けられてい
る。
・水平室付運搬用筒形気球の請求項３の発明の構成を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１ま
たは２の発明の構成と同一であるゆえに、上記の請求項
１または２の発明の構成の説明の全文をここに援用し、
以下の説明をこれに追加する。しかして、筒形気球本体
および／または水平室にマニピュレータを設けたもので
ある。さらに、離着陸や飛行時に姿勢を制御する気球本
体制御用プロペラ手段が筒形気球本体に設けられてい
る。
【０００９】
【作用】本発明にかかる筒内プロペラ設置・水平室付運
搬用筒形気球は、以上のごとくに構成したゆえに以下の
ごとき作用が生じた。最初に、本発明にかかる筒内プロ
ペラ設置・水平室付運搬用筒形気球の請求項１の発明の
作用を説明する。まず、水平保持手段が、上記の水平室
を自己が傾いても水平になるように保持する。そして、
筒形気球本体が、上記の水平保持手段を保持する。さら
に、プロペラが上記の筒形気球本体の筒内に設けられ、
回転手段が上記のプロペラを回転させる。最後に、方向
制御手段が、上記の水平室の水平方向を制御する。
搬用筒形気球は、以上のごとくに構成したゆえに以下の
ごとき作用が生じた。最初に、本発明にかかる筒内プロ
ペラ設置・水平室付運搬用筒形気球の請求項１の発明の
作用を説明する。まず、水平保持手段が、上記の水平室
を自己が傾いても水平になるように保持する。そして、
筒形気球本体が、上記の水平保持手段を保持する。さら
に、プロペラが上記の筒形気球本体の筒内に設けられ、
回転手段が上記のプロペラを回転させる。最後に、方向
制御手段が、上記の水平室の水平方向を制御する。
【００１０】つぎに、本発明にかかる筒内プロペラ設置
・水平室付運搬用筒形気球の請求項２の発明の作用を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１の
発明の作用と同一であるゆえに、上記の請求項１の発明
の作用の説明の全文をここに援用し、以下の説明をこれ
に追加する。しかして、回転防止手段が、上記の筒形気
球本体が回転しないようにする。
・水平室付運搬用筒形気球の請求項２の発明の作用を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１の
発明の作用と同一であるゆえに、上記の請求項１の発明
の作用の説明の全文をここに援用し、以下の説明をこれ
に追加する。しかして、回転防止手段が、上記の筒形気
球本体が回転しないようにする。
【００１１】最後に、本発明にかかる筒内プロペラ設置
・水平室付運搬用筒形気球の請求項３の発明の作用を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１ま
たは２の発明の作用と同一であるゆえに、上記の請求項
１または２の発明の作用の説明の全文をここに援用し、
以下の説明をこれに追加する。しかして、マニピュレー
タを筒形気球本体および／または水平室に設けたことに
より着陸時の係留手段となり、さらには荷物の運搬に役
立つ。そして気球本体制御用プロペラ手段が、離着陸や
飛行時にその筒形気球本体の姿勢を制御する。
・水平室付運搬用筒形気球の請求項３の発明の作用を説
明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項１ま
たは２の発明の作用と同一であるゆえに、上記の請求項
１または２の発明の作用の説明の全文をここに援用し、
以下の説明をこれに追加する。しかして、マニピュレー
タを筒形気球本体および／または水平室に設けたことに
より着陸時の係留手段となり、さらには荷物の運搬に役
立つ。そして気球本体制御用プロペラ手段が、離着陸や
飛行時にその筒形気球本体の姿勢を制御する。
【００１２】
【実施例】以下に、本発明にかかる筒内プロペラ設置・
水平室付運搬用筒形気球をその一実施例を用いて添付の
図面と共に詳細に述べる。図１は、本発明にかかる筒内
プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球の一実施例の正
面断面図を示したもので、地上に係留された状態であ
る。図２は、図１の実施例のもの平面図を示したもので
ある。図３は、図１の実施例のものが飛行するときの状
態を示した縮小側面図である。図４は、図１の実施例の
ものが荷物を運んでいる状態を示した縮小側面図を示し
たものである。図５は図１の実施例の水平室付近の拡大
正面図であり、図６は図１の実施例の気球本体制御用プ
ロペラ手段付近の拡大正面図を示したものである。
水平室付運搬用筒形気球をその一実施例を用いて添付の
図面と共に詳細に述べる。図１は、本発明にかかる筒内
プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球の一実施例の正
面断面図を示したもので、地上に係留された状態であ
る。図２は、図１の実施例のもの平面図を示したもので
ある。図３は、図１の実施例のものが飛行するときの状
態を示した縮小側面図である。図４は、図１の実施例の
ものが荷物を運んでいる状態を示した縮小側面図を示し
たものである。図５は図１の実施例の水平室付近の拡大
正面図であり、図６は図１の実施例の気球本体制御用プ
ロペラ手段付近の拡大正面図を示したものである。
【００１３】最初に、請求項１の発明の一実施例を述べ
る。まず、コックピットや客室・貨物室等が入る水平室
１がある。つぎに、水平保持手段の一つである羅針盤に
使用されているような大型のジンバルリング２がある。
このジンバルリング２は、上記のコックピット等が入る
水平室１をこのジンバルリング２自体が傾いても水平に
なるように保持するものである。
る。まず、コックピットや客室・貨物室等が入る水平室
１がある。つぎに、水平保持手段の一つである羅針盤に
使用されているような大型のジンバルリング２がある。
このジンバルリング２は、上記のコックピット等が入る
水平室１をこのジンバルリング２自体が傾いても水平に
なるように保持するものである。
【００１４】そして、ヘリウム使用の筒形気球本体３が
ある。なお、この筒形気球本体３はその図１に示す側面
断面図では非常に肉厚になっているが、それは筒形気球
本体３が中空であることを示すために図面上そうなって
いるに過ぎない。すなわち、実際の肉厚比率で図面を作
成すると、一本線になってしまいこの筒形気球本体３が
中空であることがわからなくなってしまうため、それを
避ける意味でしかないのである。しかして、この筒形気
球本体３は、上記のジンバルリング２を回転自在に保持
するものである。したがって、上記の筒形気球本体３が
後述のようにして回転しても、上記の水平室１を静止し
た状態に保てる。また、このジンバルリング２に設けた
２個のモーターＭ（図５参照）によりその水平室１の方
向制御もできる。
ある。なお、この筒形気球本体３はその図１に示す側面
断面図では非常に肉厚になっているが、それは筒形気球
本体３が中空であることを示すために図面上そうなって
いるに過ぎない。すなわち、実際の肉厚比率で図面を作
成すると、一本線になってしまいこの筒形気球本体３が
中空であることがわからなくなってしまうため、それを
避ける意味でしかないのである。しかして、この筒形気
球本体３は、上記のジンバルリング２を回転自在に保持
するものである。したがって、上記の筒形気球本体３が
後述のようにして回転しても、上記の水平室１を静止し
た状態に保てる。また、このジンバルリング２に設けた
２個のモーターＭ（図５参照）によりその水平室１の方
向制御もできる。
【００１５】さらに、プロペラ４がある。このプロペラ
４は、上記の筒形気球本体３の筒内３ａに固着したもの
である。このプロペラ４は、逆方向に回転するものを２
個１組としてもよい。そして、回転手段の一つであるエ
ンジン５がある。そして、ヘリコプタの尾部に設けてあ
るコックピットの回転防止用のプロペラと同様な構造の
プロペラからなる方向制御手段６がある。この方向制御
手段６は、上記の水平室１の水平方向を制御するもので
ある。
４は、上記の筒形気球本体３の筒内３ａに固着したもの
である。このプロペラ４は、逆方向に回転するものを２
個１組としてもよい。そして、回転手段の一つであるエ
ンジン５がある。そして、ヘリコプタの尾部に設けてあ
るコックピットの回転防止用のプロペラと同様な構造の
プロペラからなる方向制御手段６がある。この方向制御
手段６は、上記の水平室１の水平方向を制御するもので
ある。
【００１６】以上が請求項１の発明の一実施例である。
この請求項１の実施例に加えるに、請求項２の発明の一
実施例としては、以上のものに回転防止手段７を加えた
ものである。この回転防止手段７は、上記の逆回転二重
プロペラに代えて、通常のヘリコプタのごとくに回転防
止用のプロペラをつけたもので、この筒形気球本体３が
回転しないようにするものである。この回転防止手段７
は、つぎに述べる気球本体制御用プロペラ手段７０と共
用するとよい。
この請求項１の実施例に加えるに、請求項２の発明の一
実施例としては、以上のものに回転防止手段７を加えた
ものである。この回転防止手段７は、上記の逆回転二重
プロペラに代えて、通常のヘリコプタのごとくに回転防
止用のプロペラをつけたもので、この筒形気球本体３が
回転しないようにするものである。この回転防止手段７
は、つぎに述べる気球本体制御用プロペラ手段７０と共
用するとよい。
【００１７】しかして、この筒形気球本体３が回転する
ときは、これに推進翼８を設けることによって、その回
転力を推進力に変換することが可能となる。この推進翼
８は方向制御用および舵翼としても使用できる。さら
に、離着陸や飛行時に姿勢を制御する気球本体制御用プ
ロペラ手段７０が筒形気球本体３にあり、マニピュレー
タ９とで着陸を助ける。この気球本体制御用プロペラ手
段７には、姿勢制御用ジンバルリング７１が設けられて
おり、そこに設けられた２個のモーターＭにより（図６
参照）そのプロペラ７２を必要な方向に向けることが出
来る。また、上記のジンバルリング２と７１には衝突防
止手段２ａと７１ａを設けると、その安全性が高まって
よい。
ときは、これに推進翼８を設けることによって、その回
転力を推進力に変換することが可能となる。この推進翼
８は方向制御用および舵翼としても使用できる。さら
に、離着陸や飛行時に姿勢を制御する気球本体制御用プ
ロペラ手段７０が筒形気球本体３にあり、マニピュレー
タ９とで着陸を助ける。この気球本体制御用プロペラ手
段７には、姿勢制御用ジンバルリング７１が設けられて
おり、そこに設けられた２個のモーターＭにより（図６
参照）そのプロペラ７２を必要な方向に向けることが出
来る。また、上記のジンバルリング２と７１には衝突防
止手段２ａと７１ａを設けると、その安全性が高まって
よい。
【００１８】また、上記の筒形気球本体３の上部等には
ビデオカメラを設けておいて、水平飛行時等に筒形気球
本体３により視界が妨げられる部分を写し出すようにす
るとよい。それで、上昇時にも上方の監視に利用でき
る。一方、気球の浮力（浮心）と本機の重心は、重量輸
送時を除いて、シーアンカー、燃料、水平室、マニュピ
ュレータなどを移動、操作させて一致させることができ
るようにする。また、ジンバルリングの回転が防止され
たら、水平室は重力で水平にたもたれるが、強制的にプ
ロペラ式推進機や回転ジョイントを回転駆動させるモー
ターによって水平をもたせてよい。そして、係留には、
マニュピュレータを利用して、地上、船舶の係留具、樹
木、工作物、岩石、をつかむとよい。本機に搭載の水袋
に水を入れてバラストにしてもよい。
ビデオカメラを設けておいて、水平飛行時等に筒形気球
本体３により視界が妨げられる部分を写し出すようにす
るとよい。それで、上昇時にも上方の監視に利用でき
る。一方、気球の浮力（浮心）と本機の重心は、重量輸
送時を除いて、シーアンカー、燃料、水平室、マニュピ
ュレータなどを移動、操作させて一致させることができ
るようにする。また、ジンバルリングの回転が防止され
たら、水平室は重力で水平にたもたれるが、強制的にプ
ロペラ式推進機や回転ジョイントを回転駆動させるモー
ターによって水平をもたせてよい。そして、係留には、
マニュピュレータを利用して、地上、船舶の係留具、樹
木、工作物、岩石、をつかむとよい。本機に搭載の水袋
に水を入れてバラストにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】本発明にかかる筒内プロペラ設置・水平
室付運搬用筒形気球は、以上のごとくになしたゆえに以
下のごとき多大な効果が生じた。すなわち、まずヘリコ
プターのごとくに、水平飛行もそしてホーバリングも可
能になった。そして、飛行船のごとくに自らの浮力があ
るゆえに、大重量のものをも運搬可能となった。さらに
は、そのプロペラが筒形気球本体の筒内にあるために、
外部の障害物との接触事故を大きく減少できた。
室付運搬用筒形気球は、以上のごとくになしたゆえに以
下のごとき多大な効果が生じた。すなわち、まずヘリコ
プターのごとくに、水平飛行もそしてホーバリングも可
能になった。そして、飛行船のごとくに自らの浮力があ
るゆえに、大重量のものをも運搬可能となった。さらに
は、そのプロペラが筒形気球本体の筒内にあるために、
外部の障害物との接触事故を大きく減少できた。
【００２０】しかして、その請求項３の発明は、マニピ
ュレータを設けてあるゆえに、荷物の運搬に役立つ一方
着陸時の係留手段にもなる。そして、気球本体制御用プ
ロペラ手段が、筒形気球本体に離着陸や飛行時に姿勢を
制御し、これが垂直および傾斜時姿勢にあるときの横方
向の移動および位置の微調整に役立つ。また、これが横
風を受けたときの転倒防止をもする。そして、機体の回
転防止はもとより、機体の水平飛行や垂直飛行時の推進
補助手段ともなる。
ュレータを設けてあるゆえに、荷物の運搬に役立つ一方
着陸時の係留手段にもなる。そして、気球本体制御用プ
ロペラ手段が、筒形気球本体に離着陸や飛行時に姿勢を
制御し、これが垂直および傾斜時姿勢にあるときの横方
向の移動および位置の微調整に役立つ。また、これが横
風を受けたときの転倒防止をもする。そして、機体の回
転防止はもとより、機体の水平飛行や垂直飛行時の推進
補助手段ともなる。
【図１】本発明にかかる筒内プロペラ設置・水平室付運
搬用筒形気球の一実施例の正面断面図を示したもので、
地上に係留された状態である。
搬用筒形気球の一実施例の正面断面図を示したもので、
地上に係留された状態である。
【図２】図１の実施例のもの平面図を示したものであ
る。
る。
【図３】図１の実施例のものが飛行するときの状態を示
した縮小側面図である。
した縮小側面図である。
【図４】図１の実施例のものが荷物を運んでいる状態を
示した縮小側面図を示したものである。
示した縮小側面図を示したものである。
【図５】図１の実施例の水平室付近の拡大正面図であ
る。
る。
【図６】図１の実施例の気球本体制御用プロペラ手段付
近の拡大正面図を示したものである。
近の拡大正面図を示したものである。
１ 水平室
２ ジンバルリング
３ 筒形気球本体
４ プロペラ
５ エンジン
６ 方向制御手段
７ 回転防止手段
８ 推進翼
７０ 気球本体制御用プロペラ手段
７１ 姿勢制御用ジンバルリング
Claims (3)
- 【請求項１】コックピットや客室・貨物室等が入る水平
室、該水平室を自己が傾いても水平になるように保持す
る水平保持手段、該水平保持手段を保持する筒形気球本
体、該筒形気球本体の筒内に設けられたプロペラ、該プ
ロペラを回転させるための回転手段、および上記の水平
室の水平方向を制御する方向制御手段、より構成される
ことを特徴とする筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒
形気球。 - 【請求項２】コックピットや客室・貨物室等が入る水平
室、該水平室を自己が傾いても水平になるように保持す
る水平保持手段、該水平保持手段を保持する筒形気球本
体、該筒形気球本体の筒内に設けられたプロペラ、該プ
ロペラを回転させるための回転手段、上記の筒形気球本
体が回転しないようにする回転防止手段、および上記の
水平室の水平方向を制御する方向制御手段、より構成さ
れることを特徴とする筒内プロペラ設置・水平室付運搬
用筒形気球。 - 【請求項３】筒形気球本体および／または水平室にマニ
ピュレータを設け、筒形気球本体に離着陸や飛行時に姿
勢を制御する気球本体制御用プロペラ手段が設けられた
こと特徴とする特許請求項１または２に記載の筒内プロ
ペラ設置・水平室付運搬用筒形気球。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18586291A JPH058798A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18586291A JPH058798A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058798A true JPH058798A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16178186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18586291A Pending JPH058798A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 筒内プロペラ設置・水平室付運搬用筒形気球 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058798A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990023099A (ko) * | 1998-03-28 | 1999-03-25 | 김종성 | 기낭을 골조로 하는 연기구 |
| JP6037190B1 (ja) * | 2015-07-31 | 2016-12-07 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 飛行体 |
| WO2017022209A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 飛行体 |
| JP2017061174A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 廣田 祐次 | 風船つきドローン |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP18586291A patent/JPH058798A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990023099A (ko) * | 1998-03-28 | 1999-03-25 | 김종성 | 기낭을 골조로 하는 연기구 |
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| JP2017047895A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 飛行体 |
| JP2017047878A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 飛行体 |
| JPWO2017022209A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-05-24 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 飛行体 |
| US10131422B2 (en) | 2015-07-31 | 2018-11-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Aircraft |
| JP2017061174A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 廣田 祐次 | 風船つきドローン |
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