JPH058792A - 船外装置の制御装置 - Google Patents

船外装置の制御装置

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JPH058792A
JPH058792A JP3162907A JP16290791A JPH058792A JP H058792 A JPH058792 A JP H058792A JP 3162907 A JP3162907 A JP 3162907A JP 16290791 A JP16290791 A JP 16290791A JP H058792 A JPH058792 A JP H058792A
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JP
Japan
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angle
boat
control
outboard engine
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3162907A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tachikawa
誠 立川
Tadamitsu Iwamoto
忠満 岩本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH058792A publication Critical patent/JPH058792A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 船体や船外機の種類の如何にかかわらず、そ
れぞれの船舶が個々に有する特性に応じて最適の航走を
保証するようにした船外装置の制御装置を提供するこ
と。 【構成】 船外機自体2又は別に取り付けたフラップ3
を傾動させるチルト装置4を設け、該チルト装置4によ
り傾動角βを、船体の艇速νに応じて艇角θを最適にす
るように操作する制御部9を設けた船外装置において、
前記制御部9に、1種類以上の任意の加速航走による試
走に基づき、それぞれ前記艇速νと前記傾斜角βとの最
適関係を設定した複数の制御パターンを作成記憶させる
学習機能を具備させ、該学習機能から得られた複数の制
御パターンに基づき本航走の艇角制御を行うようにした
船外装置の制御装置。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外装置の制御装置に
関し、さらに詳しくはそれぞれの船舶が個々に有する特
性に応じて最適の艇角での航走を可能にするようにした
船外装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船体の尾部に船外機を取り付けて航走を
行うようにした船舶では、その艇速によって船首の水面
に対する浮き上がり角(艇角)が著しく変化する。しか
も、艇角は船体が水面から受ける抵抗にほぼ比例し、艇
速が大いに影響を受けるようになっている。一方、船体
の艇角は、船体尾部に設けた船外機の傾斜角によって大
きく変化し、船外機下端の推進器がアップするように傾
斜角を変化させると艇角が大きくなり、ダウンするよう
に変化させると艇角が小さくなるようになっている。
【0003】従来、特開昭61−12498号公報や特
開平2−237893号公報などに提案されるように、
上記のような特性を利用することによって、船外機の傾
斜角を燃料消費率を最も小さくする艇角にするように制
御して、経済的な航走ができるようにした制御装置が提
案されている。しかし、船体の艇角は、船底の形状,重
心の位置,積荷の状況,取り付けられた船外機の種類な
どの要因によって様々に変化するものであるため、その
制御条件は全ての船舶に対して一律に決まるものではな
い。したがって、上述した従来の制御装置では、あらゆ
る船舶に対して常に最高の効率を発揮できるとはいえ
ず、平均的な性能しか発揮することができないのが実情
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、船体や船外機などの種類の如
何にかかわらず、それぞれの船舶が個々に有する特性に
応じて最適の航走を保障できるようにした船外装置の制
御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明からなる船外装置の制御装置は、船体の尾部に船外機
を取り付けると共に、該船外機自体又は別に取り付けた
フラップを傾動させるチルト装置を設け、該チルト装置
により前記船外機自体又はフラップの傾斜角を、船体の
艇速に応じて艇角を最適にするように操作する制御部を
設けた船外装置において、前記制御部に、1種類以上の
任意の加速航走による試走に基づき、それぞれ前記艇速
と前記傾斜角との最適関係を設定した複数の制御パター
ンを作成して記憶させる学習機能を具備させ、該学習機
能から得られた複数の制御パターンに基づき本航走の艇
角制御を行う構成からなることを特徴とするものであ
る。
【0006】このように本航走に先立つ学習機能によっ
て当該船舶だけに適合する制御パターンを作成するた
め、船体の形状,構造或いは船外機の種類の如何にかか
わらず、それぞれの船舶が個々に有する特性に応じて最
適の航走を保障することができるようになる。
【0007】
【実施例】図1及び図2は、本発明の制御装置を装備し
た小型船舶(ボート)の概略を示すものである。1は船
体であり、その船体尾部の中央に船外機2が取り付けら
れ、また左右両側に一対のフラップ3,3が油圧シリン
ダ4,4をチルト装置として傾動可能に取り付けられて
いる。左右の油圧シリンダ4,4は、それぞれポンプ5
から電磁弁6,6を介して作動油が供給されることによ
り伸縮作動し、フラップ3,3を揺動させるようにして
いる。7は作動油を貯留した油タンク、8はリリーフ弁
である。リリーフ弁8は、油圧シリンダ4が所定の圧力
なったとき余剰の作動油を油タンク7へ還流させて、油
圧シリンダ4の内圧が高圧にならないようする。
【0008】9はマイクロコンピュータから構成された
制御部である。制御部9には、艇速νを検知する速度セ
ンサ10、艇角θ(水面に対する船体の傾斜角;図4参
照)を検知する傾斜センサ11、スロットル14に連動
してスロットル開度γを検知するスロットルセンサ1
2、ハンドル15に連動してハンドル角度(舵角α)を
検知する舵角センサ13などが接続され、それぞれの検
知信号が入力されるようになっている。また制御部9か
らは、上記ポンプ5や電磁弁6に制御信号が出力され、
その制御に応じた作動油によって油圧シリンダ4を作動
し、フラップ3の傾斜角β(船体の基準線に対する傾斜
角度;図4参照)を変化させるようになっている。この
傾斜角βは初期傾斜角(基準)β0 と最大傾斜角βm
範囲で変化するようにしてある。
【0009】16はスタートスイッチ、17は選択スイ
ッチである。スタートスイッチ16は、後述するデータ
収集の開始,終了を制御部9に入力するもので、一度押
すと制御操作がスタートし、再度押すと制御操作が終了
するようにしてある。また、選択スイッチ17は、その
オン,オフにより収集データの採用か否かを選択するよ
うにしたものである。
【0010】図3は、本発明の他の実施例からなる制御
装置を装備した船舶を示す。この図3の装置では、フラ
ップ3が設けられず、船外機2自体が油圧シリンダ4に
よって傾動操作させられ、その傾斜角βが変化させられ
るようになっている。この船外機自体の傾斜角βも、初
期傾斜角(基準)β0 と最大傾斜角βm の範囲で変化す
るようになっている。
【0011】上述のように構成された船舶は、航走中に
おいて制御部9が各センサ10,11,12,13から
の検知信号に基づき、ポンプ5や油圧シリンダ4などの
チルト装置を作動させることによりフラップ3または船
外機2自体の傾斜角βを変化させ、艇速度νに応じて艇
角θを最も効率のよい燃料消費率にするように制御す
る。
【0012】本発明の制御装置による艇角θの制御は、
以下に説明するように本航走前に試走することによる学
習機能により作成された制御パターンにより、傾斜角β
を変化させて行われるようになっている。本航走を行う
前の学習機能による制御パターンの作成プロセスは、図
5のフローチャートに従って実施され、(1)初期デー
タ取込み、(2)θ−ν特性曲線を作成し、θmax とそ
の時のνを算出、(3)ν−β線図からなる制御パター
ンの作成の順に行われる。
【0013】最初の(1)初期データ取込みは、通常加
速と急加速との少なくとも二通りの試走について行い、
それぞれ図6(A),(B)及び図7(A),(B)の
ような時間−艇角(t−θ),時間−艇速(t−ν)の
特性曲線を作成する。図6中に示すθm1は通常加速試走
時の艇角θの最大、θm2は急加速試走時の最大であり、
m1,tm2はそれぞれ通常加速試走と急加速試走とにお
ける発進から艇角θが最大になるまでの時間である。ま
た、図7中に示すνm1,νm2は、通常加速試走と急加速
試走とにおける発進から時間tm1,tm2を経過したとき
の艇速である。
【0014】これらの収集データに基づいて、上記
(2)のθ−ν特性曲線を図8(A),(B)のように
作成し、艇角θの最大とその時の艇速νを算出する。最
後に、これらのデータに基づき、上記(3)の制御パタ
ーン(ν−β線図)を作成する。この制御パターンとし
ては、例えば図9(A)の通常加速用のパターンA、図
9(B)の中加速用のパターンB、(C)の急加速用の
パターンCなどのように複数の制御パターンを作成す
る。
【0015】図5のフローチャートに従って、上述した
通常加速試走や急加速試走を実施する場合において、ス
テップ51で判断するデータ収集条件としては、フラ
ップが上がっているか?(船外機の場合は、初期航走位
置か?)、ギヤは前進か?(後進の場合は実施しな
い)、艇速は0(km/m)か?、スロットルは全閉
か?、波はないか?(外乱を避けて行うため)、舵
角は0か?(舵角があるときは、条件がくるいやすいた
め)、積載条件−操船者だけか? などが考慮され
る。
【0016】これらの条件が全てイエス(Yes )になる
と、スイッチ16を押し、ステップ52を実行して上述
した試走を行う。ステップ53でデータ収集を終了する
と、ステップ54でその収集データの良否を判定したの
ち、精度の高い制御パターンを得るためにステップ55
のように最低2回のデータ収集を行うようにするのがよ
い。そして、上述のように複数の制御パターンを作成
し、これを制御部9に記憶させて終了する。
【0017】本航走のときの艇角制御は、上述のような
学習機能によって得られた複数の制御パターンに基づい
て、図10のフローチャートのように実施され、フラッ
プ又は船外機自体の傾斜角βが自動制御される。この制
御により船舶は、その船舶が固有する特性に応じて最も
効率のよい艇角となって航走を行う。図10のフローチ
ャートによる本航走の艇角制御は、次のようにして行わ
れる。まず、ステップ101により積載条件の変化に基
づく艇角θの変化が入力される。次いで、ステップ10
2によりギヤが前進のときだけ艇角制御されるようにな
っている。また、ステップ103,104により、舵角
αが所定の常数α0 以上になっておらず、艇速νが制御
最低速度νs よりも大きいときに限って制御するように
する。ただし、艇速νが制御最低速度νs よりも小さい
ときでも、ステップ105によりスロットル開度γが所
定の開度γm よりも大きいときは、制御が行われるよう
になっている。
【0018】上述した諸条件が満足されると、ループ1
06により傾斜角βが初期傾斜角常数β0 よりも大きい
ことを確認して、フラップ又は船外機の初期位置(着
水)の傾斜角βの設定が行われる。次いで、ステップ1
07によるスロットルの開速度γ’の開速度常数γs
に対する大小関係およびステップ108,109により
艇角θの最大角度θm に対する大小関係の判断に応じ
て、複数の制御パターンA,B,Cの中から適切な制御
パターンが選択されて、最も効率のよい艇角制御が行わ
れる。
【0019】なお、上述した実施例では、学習機能で行
う試走として通常加速と急加速との2種類を行ったが、
この試走としては任意の1種類の加速航走であってもよ
く、その試走から一定の率の加算又は減算によって他の
加速航走を設定して、上記2種類の場合と同様にするこ
とができる。当然、3種類以上の加速航走によって学習
機能を行うようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】上述したように、本発明の制御装置によ
ると、本航走に先立つ学習機能によって当該船舶だけに
適合する制御パターンを複数作成し、この制御パターン
により本航走の制御を行うようにするため、船体の形
状,構造或いは船外機の種類の如何にかかわらず、それ
ぞれの船舶が個々に有する特性に応じて最も効率的な航
走を保障することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置を装備した船舶の概略図
である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】本発明の他の実施例からなる制御装置を装備し
た船舶の概略図である。
【図4】艇角θ、傾斜角β、艇速νなどを説明する説明
図である。
【図5】制御パターンを作成するときのフローチャート
である。
【図6】(A)通常加速試走による時間t−艇角θの特
性曲線図である。 (B)急加速試走による時間t−艇角θの特性曲線図で
ある。
【図7】(A)通常加速試走による時間t−艇速νの特
性曲線図である。 (B)急加速試走による時間t−艇速νの特性曲線図で
ある。
【図8】(A)通常加速試走による艇速ν−艇角θの特
性曲線図である。 (B)急加速試走による艇速ν−艇角θのの特性曲線図
である。
【図9】(A),(B),(C)それぞれ艇速ν−傾斜
角β線図からなる制御パターンを示す図である。
【図10】本航走時の艇角制御を行うフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 船体 2 船外機 3
フラップ 4 油圧シリンダ(チルト装置) 5 ポンプ 10 速度センサ 11 傾斜センサ 1
2 スロットルセンサ 13 舵角センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 船体の尾部に船外機を取り付けると共
    に、該船外機自体又は別に取り付けたフラップを傾動さ
    せるチルト装置を設け、該チルト装置により前記船外機
    自体又はフラップの傾斜角を、船体の艇速に応じて艇角
    を最適にするように操作する制御部を設けた船外装置に
    おいて、前記制御部に、1種類以上の任意の加速航走に
    よる試走に基づき、それぞれ前記艇速と前記傾斜角との
    最適関係を設定した複数の制御パターンを作成して記憶
    させる学習機能を具備させ、該学習機能から得られた複
    数の制御パターンに基づき本航走の艇角制御を行う構成
    からなる船外装置の制御装置。
JP3162907A 1991-07-03 1991-07-03 船外装置の制御装置 Pending JPH058792A (ja)

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