JPH058595A - 自動墨摺機 - Google Patents

自動墨摺機

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Publication number
JPH058595A
JPH058595A JP19068091A JP19068091A JPH058595A JP H058595 A JPH058595 A JP H058595A JP 19068091 A JP19068091 A JP 19068091A JP 19068091 A JP19068091 A JP 19068091A JP H058595 A JPH058595 A JP H058595A
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JP
Japan
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ink
black
player
arm
vertical
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Pending
Application number
JP19068091A
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English (en)
Inventor
Toshio Nishino
利夫 西野
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Priority to JP19068091A priority Critical patent/JPH058595A/ja
Publication of JPH058595A publication Critical patent/JPH058595A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常用の硯で墨を手摺と同様の運動と感覚で自
動的に摺り、適度の粒子をもった墨色の良い墨液を得る
ことを可能とする。 【構成】 駆動源25の回転軸28とクランク29およ
びコネクテングロッド30を介して連結されたプレーヤ
ー23が平行配置のそれぞれ2本の縦軸19と横軸22
上を往復動しながらコネクテングロッド30の軌跡上を
方向性を保ちつつ円運動をし、該プレーヤー23とアー
ム34を介して連結の墨把持部材36に垂直に取り付け
られた墨35が同様に方向性を保ちつつ円運動をし、常
用の硯58により手摺と同様の運動と感覚で墨35が自
動的に摺られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常用の硯で墨を手摺感
覚で良好に摺ることができる自動墨摺機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種墨摺機としては、駆動源か
らの回転運動を直線往復運動に変換して墨を摺る構成の
ものや、硯を回転させて摺る構成のものが知られている
(例えば、実公昭62−2156号、実公平2−156
79号及び実公平2−15678号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来の技術で述べた
もののうち前者においては、墨は直線往復運動により摺
られるものであるから、墨は粗い粒子のままで硯の墨溜
部の水の中に分散し、それ以上に更に粒子を摺りつぶす
ことができず、したがって、粒子が粗くて墨色の悪い墨
液となってしまうという問題点を有し、また、後者にお
いては、所要量の水を入れた硯の中に墨を入れ、硯を回
転させて摺るものであるから、前者同様に墨は直ぐに水
の中に分散して粗い粒子のままで更に粒子を摺り潰すこ
とができず、したがって、粒子の粗い墨液しか得ること
ができないばかりか、硯は常用のものを使用することが
不可能である等の問題点を有していた。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、常用の硯で墨を手摺と同様の運動と感覚で良好に摺
ることができる自動墨摺機を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的のため、本発
明は、平行する2本の縦軸にプレーヤーが往復動可能に
設けられると共に、2本の縦軸の両端部にそれぞれ固装
されている移動駒が縦軸と直交する方向の平行する2本
の横軸にそれぞれ往復動可能に設けられ、これら縦軸と
横軸で区画形成された筐体内の平面中心部位に駆動源の
回転軸が配置されて、該回転軸とプレーヤーがクランク
を介して連結され、更にプレーヤーにはアームが固装さ
れると共に、該アームの先端部には墨を昇降可能に保持
する墨把持部材が、好ましくはアームに対し回動可能と
して設けられた構成を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明に係る自動墨摺機の構成は以上のような
ものであるが、実際に墨が摺られる場合にその動作が如
何にして行われるかについて説明する。
【0007】先ず、墨把持部材に墨を取り付け、該墨を
常用の硯摺面に当接させ、筐体上の水瓶に水を満し、か
つその滴下量を最適なるように滴下調整器にて微調整す
る。次いで、電源スイッチを入れて駆動源(モータ、減
速機)を駆動させる。該駆動源の駆動により回転軸は一
方向に回転し、その回転に伴ってクランクと共にコネク
テングロッドが円運動を行い、該コネクテングロッドと
連結のプレーヤーが2本の平行な縦軸上を往復動すると
共に、2本縦軸両端の移動駒が2本の平行な横軸上を往
復動して、プレーヤーがコネクテングロッドの軌跡上を
方向性を保ちつつ円運動を行い、該プレーヤーと連結の
アームを介して該アームに付設の墨把持部材に取り付け
られた墨が同様に方向性を保ちつつ円運動を行い、常用
の硯により手摺と同様の運動と感覚で墨が自動的に摺ら
れ、墨色の良い墨液が得られる。硯の配置を横置きから
縦置きに変えて墨摺りする場合には、墨把持部材におけ
る垂直軸ガイドの取付け方向を変えれば良い。また、墨
が摺上ってその動作が停止された場合には、墨把持部材
をアームに対して上方に回動し定置させれば、墨は硯摺
面より離間して、墨が墨液によって硯摺面に接着すると
いうことは皆無となる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は一部を断面して示す平面図、図2は一部を断面して
示す正面図、図3は側面図で、これら図において、筐体
10は上部フレーム11と下部フレーム12から構成さ
れている。上部フレーム11は天井上面に水瓶載置部1
3を有すると共に、天井下面の四隅部には軸受固定支柱
14とこれよりも長く、かつ軸方向にネジ孔16を有す
るフレーム組立支柱15がそれぞれ下向きに突設され、
更に周側縁の一側面には、横長四角形のアーム窓17が
切欠形成され、該上部フレーム11と下部フレーム12
は上部フレーム11の組立支柱15のネジ孔16に対す
る下部フレーム12側よりの螺着によって一体的に組立
てられるようになっている。
【0009】上部フレーム11における四隅部の支柱1
4には、それぞれ軸受18が固着されると共に、これら
相対向せる一対の軸受18、18間にはそれぞれ横軸1
9が平行に軸支固装され、該2本の横軸19にはそれぞ
れベアリング21付の方形ブロック状の移動駒20が往
復動可能として設けられ、該一対の移動駒20、20間
には、その横軸19と干渉しない直交側面部位において
2本の縦軸22が平行に軸支固装され、該2本の縦軸2
2には、ベアリング24付の方形ブロック状のプレーヤ
ー23が往復動可能として設けられている。
【0010】図1および図5に示されているように、横
軸19と縦軸22で区画形成された平面中心部位、換言
すれば、四隅の軸受18を結ぶ正四角形の平面中心部に
は、下部フレーム12に内装のモータ26と減速機27
を含む駆動源25の回転軸28が配置されて、該回転軸
28には水平にクランク29の一端部が固装されると共
に、他端部にはコネクテングロッド30が立設固着さ
れ、該コネクテングロッド30はベアリング付軸受31
を介してプレーヤー23の中心貫通縦孔32に挿着され
てプレーヤー23と連結され、駆動源25の回転力を受
けてクランク29が回転すると共に、これと連動して移
動駒20が横軸19上を往復運動し、プレーヤー23が
コネクテングロッド30の軌跡33上を方向性を保ちつ
つ円運動するようになっている。
【0011】プレーヤー23における横軸19との同軸
方向の上面にはアーム34が固着されて、その先端部は
アーム窓17を通して上部フレームー11の外方に突出
せられ、該アーム34の先端部には墨35を昇降可能に
保持する墨把持部材36が付設されている。
【0012】墨把持部材36は中間継手、垂直軸ガイド
等の多数の構成部材から構成されている。そこで更に説
明すると、アーム34の先端部には、中間継手37がグ
リップネジ38によりアーム34に対し回動可能として
固着連結され、該中間継手37には垂直軸ガイド39が
螺着されている。垂直軸ガイド39は全体略四角形状で
あって、その一辺部には延設部40を有すると共に、四
角形状の開口部41と該開口部41の長辺側両端にそれ
ぞれ軸受42を有する垂直軸挿通縦孔43と延設部40
を有する辺側および延設部40を有しない開口部41の
長辺側の2カ所にネジ孔44、45を有し、該垂直軸ガ
イド39は、その一方のネジ孔44に対する中間継手3
7のネジ孔よりの2本の止めネジ46によって固着され
ている。なお、他方のネジ孔45はネジ孔44との固着
による硯の横置きの場合から、硯を縦置きに方向変更す
る場合に中間継手37と固着するためのネジ孔である。
【0013】垂直軸ガイド39の縦孔43には減圧バネ
46を介して垂直軸47が遊挿されると共に、該2本の
垂直軸47の下端部は加圧バネ48を介して墨挾み台4
9の軸孔に遊挿されて連結されている。墨挾み台49は
左右片部50とそれよりもやや長い中間片部51を有す
る略E形状であって、その左右片部50にはそれぞれ中
空四角錐状の墨挾み具52がそのゴム座53を有する拡
開面側を内側にして挿通されると共に、狭い面の内側と
片部50との間の電池バネ54を介してグリップネジ5
5が片部50に螺着され、該グリップネジ55の締付け
による墨挾み具52のゴム座53と中間片部51の端面
に添着のゴム座56の間で墨57が挾持されると共に、
グリップネジ55の操作による墨挾み具52のゆるみを
介して墨57が昇降せられ、これにより墨57の硯58
の摺面に対する押圧力が強弱に調節できるようになって
いる。なお、本実施例においては、墨57は2個挾持可
能の構造となっているが、1個を挾持する構造であって
もよいことは勿論である。
【0014】筐体10における上部フレーム11の載置
部13には、硯58に水を供給するため水瓶59が定置
されている。水瓶59はその蓋60に空気孔用パイプ6
1と給水パイプ62を有し、給水パイプ62は上部フレ
ーム11の側面に取り付けられた滴下量調整器63を介
して墨挾み台49の貫通孔に挿通され、かつ固定ネジ6
4にて固定されて、その貫通孔よりの突出部分65を硯
58の摺面上方に臨ませ、水瓶59よりの水は給水パイ
プ62を通り、かつ滴下量調整器63におけるニードル
66の調整により適量づつ硯58に滴下されるようにな
っている。
【0015】図2において、67は電源スイッチ、68
は電源コード、69はヒューズホルダー、70は筐体1
0の下部フレーム12の底面に螺着され、その先方部分
には硯58の一部分が載置される硬質敷板、71は硬質
敷板70に二つ折可能に連設された硯載置用の硬質樹脂
板を示す。
【0016】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、その要部で
あるプレーヤーは2本の横軸と縦軸に平行に往復動し
て、駆動源回転軸と連結のコネクテングロッドの軌跡上
を方向性を保ちつつ円運動をし、この円運動と共動して
墨把持部材が同様の円運動をするので、墨は手摺りと同
様の運動と感覚で、しかも常用の硯で、適度な粒子の墨
色の良い墨液を労することなく、短時間で大量に得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動墨摺機の一例での一部を断面
して示す平面図である。
【図2】本発明に係る自動墨摺機の一例での一部を断面
して示す正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】上部フレームの部分を示す拡大側面図である。
【図5】要部を示す拡大平面図である。
【図6】要部を示す拡大断面図である。
【図7】横軸の軸着状態を示す拡大断面図である。
【図8】移動駒の取付け状態を示す拡大断面図である。
【図9】移動駒の取付状態を示す拡大断面図である。
【図10】プレーヤーの取付け状態を示す拡大断面図で
ある。
【図11】墨把持部材の構成を示す拡大平面図である。
【図12】硯を横置きした場合の全体の配置を示す概略
平面図である。
【図13】硯を縦置きした場合の全体の配置を示す概略
平面図である。
【符号の説明】
10 筐体 17 アーム窓 19 縦軸 20 移動駒 22 横軸 23 プレーヤー 25 駆動源 28 回転軸 29 クランク 34 アーム 35 墨 36 墨把持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行する2本の縦軸にプレーヤーが往復
    動可能に設けられると共に、前記2本の縦軸の両端部に
    それぞれ固装の移動駒が縦軸との直交方向に設けられた
    平行する2本の横軸にそれぞれ往復動可能に設けられ、
    前記縦軸と横軸で区画形成された筐体内の平面中心部位
    には駆動源の回転軸が配置されて、該回転軸と前記プレ
    ーヤーがクランクを介して連結され、更に前記プレーヤ
    ーにはアームが固装されると共に、該アームの先端部に
    は墨を昇降可能に保持する墨把持部材が設けられた構成
    を特徴とする自動墨摺機。
  2. 【請求項2】 前記墨把持部材が前記アームに対し回動
    可能に設けられたことを特徴とする請求項1の自動墨摺
    機。
JP19068091A 1991-07-04 1991-07-04 自動墨摺機 Pending JPH058595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19068091A JPH058595A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 自動墨摺機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19068091A JPH058595A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 自動墨摺機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058595A true JPH058595A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16262098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19068091A Pending JPH058595A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 自動墨摺機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058595A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9341926B2 (en) 2013-07-05 2016-05-17 Ricoh Imaging Company, Ltd. Drive mechanism for movable mirror of camera

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9341926B2 (en) 2013-07-05 2016-05-17 Ricoh Imaging Company, Ltd. Drive mechanism for movable mirror of camera

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