JPH0585920B2 - - Google Patents

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JPH0585920B2
JPH0585920B2 JP8059536A JP5953680A JPH0585920B2 JP H0585920 B2 JPH0585920 B2 JP H0585920B2 JP 8059536 A JP8059536 A JP 8059536A JP 5953680 A JP5953680 A JP 5953680A JP H0585920 B2 JPH0585920 B2 JP H0585920B2
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JP8059536A
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Ueson Kotsukusu Reon
Kei Puri Ajai
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPS5629298A publication Critical patent/JPS5629298A/ja
Publication of JPH0585920B2 publication Critical patent/JPH0585920B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は音声合成器に関係し、特に低価格集積
回路素子を用いて実施可能な音声合成器に関係す
る。 音声合成器は従来技術で公知である。従来公知
の音声合成器の例は米国特許第3803358号と第
4092495号及び1978年4月28日提出の本発明の譲
受人に譲渡された米国特許第4209836号に開示さ
れている。 本明細書で開示するものはその構成にいくつか
の集積回路を用いた音声合成器である。集積回路
は音声合成プロセツサと2個の読取専用メモリを
含み、本明細書で詳細に説明する。 本明細書で開示した音声合成器は家庭用コンピ
ユータと関連して説明される。しかしながら、口
頭の情報又は指令応答が必要な応用例に開示した
音声合成器を用いられることが当業者には認めら
れる。 上述の音声合成器はPチヤネルMOSのような
標準の電界効果トランジスタ大規模集積技術を用
いて実現することが望ましい。加えて、音声合成
器はそれが様々な電子装置中に存在する制御回路
と互換性があることが望ましい。 それ故、本発明の1つの目的は、低価格大規模
集積回路素子を用いて音声合成器を実現すること
である。 本発明の他の目的は音声合成器に既存のTTL
回路と論理レベルの互換性を持たせることであ
る。 本発明のさらに他の目的は、音声合成器が固体
素子メモリに記憶されたコード化音声パラメータ
を用いることである。 本発明のさらに他の目的は、音声合成器が制御
装置を介して外部から入力されたコード化音声パ
ラメータを利用できる様にする事である。 以上の目的は以下に説明される様に達成され
る。音声合成器は適当にプログラムされたマイク
ロプロセツサ、望ましくは市販又は家庭用コンピ
ユータの中央処理装置により制御される。音声合
成器は所要データ比率(date rate)を最小にす
るためデータ・コード化圧縮法を用いる。コード
化音声パラメータは音声合成器内のデイジタル・
フイルタの反射特性を制御するために用いられ
る。デイジタル・フイルタの出力はデイジタル・
アナログ変換器に印加され、この変換器はデイジ
タル・フイルタのデイジタル出力を音声信号に変
換する。再構成された音声信号は従来の増幅器と
スピーカ装置への入力として用いられる。 本発明の特性と信じられる新規の特徴は添附し
た特許請求の範囲に述べられている。しかしなが
ら、発明自体と、望ましい使用法、その別の目的
と利点は、添附した図面に関連して読む時図示実
施例の以下の詳細な説明を参照して最もよく理解
できる。 第1図は本発明を実施した型式の音声モジユー
ルの前面図である。音声モジユールは集積回路
(この図には図示せず)に実装することが望まし
い電子回路を取り囲むケース1を含む。又アクセ
ス・スロツト2も図示され、この中に実装メモリ
回路を補助するための追加メモリ装置を配置す
る。これらの回路はピン・コネクタ3を介して口
頭の指令又は情報応答が必要な商用又は家庭用コ
ンピユータ、子供用電子玩具、又は他の製品に結
合される。もち論、必要に応じて別の接続装置が
使用できることが当業者には認められる。第1図
は、スピーカ5を含む家庭用コンピユータ4にピ
ンコネクタ3を介して音声モジユールが接続され
ている実施例を図示する。第2図は合成器の主要
ブロツクを図示し、音声モジユールを動作させる
のに要するコンピユータ内のブロツク、すなわち
中央処理装置19、音声増幅器6、スピーカ装置
5を含む。 音声モジユールの外観を説明したので、最初に
音声モジユールが動作するモードを説明し、次い
で第1図の音声モジユールの実装に用いられた様
様な電子回路のブロツク線図と詳細な論理図を説
明する。 本実施例の音声モジユールは以後説明する2つ
の動作モードを有する。しかしながら、これらの
動作モードは数を減じたり、又は能力を拡大した
り変更できることは当業者には明らかである。設
計選択の問題として、本音声モジユールには以下
の動作モードが設けられている。 第1モード、発声(Speak)モードは音声モジ
ユール内の節句読取専用メモリ(ROM)に含ま
れるコード化音声パラメータを用いる。コード化
パラメータは音声合成処理(SSP)チツプに入力
され、ここでデコードされて音声トラツクの時間
依存モデルを構成するために用いられる。このモ
デルを用いて合成音声波形を発声する。 第2動作モード、外部発声(Speak External)
モードでは、コード化音声パラメータは商用又は
家庭用コンピユータの中央処理装置(CPU)な
どの外部源から与えられる。コード化音声パラメ
ータは入力バツフアを介して音声合成処理
(SSP)チツプに入力され、ここでデコードされ
て合成音声を発生するために用いられる。 再び第2図の音声合成器の開示実施例を構成す
る主要部品のブロツク図において、開示した音声
モジユールの電子系は3個の主要機能群に分けら
れ、1つは音声合成処理装置10であり、他は制
御入出力パツケージ11と読取専用メモリ12
a,12bである。開示した実施例では、2個の
集積回路チツプに集積化されたROM機能群12
を除いて、これら主要機能群は各々別々の集積回
路チツプに集積化される。所要音声出力のコード
化音声パラメータはROM機能群に記憶される。
これらは通常装置にパツケージ化されているので
はなく操作員により音声モジユールにプラグ入力
されるため、これらの追加読取専用メモリは破線
で図示されている。 音声合成処理装置10(以下、合成処理装置と
する。)はデータ路15を介して読取専用メモリ
と相互接続され、又データ路16を制御入出力回
路パツケージ11を介して入出力バス18に接続
される。望ましい実施例では、以下でわかるよう
に音声合成処理装置10は複数個の読取専用メモ
リのアドレス指定ができるバツフアを備えている
ため、コード化音声パラメータのアドレスは家庭
用又は商用コンピユータの中央処理装置(CPU)
により送信されて音声合成処理装置により読取専
用メモリ12a,12bへ送られる。もち論、適
当な大きさのバツフアを備えた中央処理装置は複
数個の読取専用メモリへアドレスを送信可能であ
り、従つてある実施例では、中央処理装置からの
入力を直接読取専用メモリへ送ることができる。 以下でわかるように、音声合成処理装置10は
読取専用メモリ12a,12b,13a,13b
に記憶されたデータの枠に従つて人間の音声又は
他の音を合成する。音声合成処理装置は、本発明
の譲受人に譲渡された1978年4月28日提出の米国
特許第4189779号記載型式のパラメータ内挿器を
使用している。音声合成処理装置10は又本発明
の譲受人に譲渡された1978年5月12日提出の米国
特許第4209844号記載の型式のデイジタル・フイ
ルタを用いている。音声モジユールの以下の説明
は読者が上述の米国特許に記載されているパラメ
ータ内挿器とデイジタル・フイルタの動作の基本
的理解を有しているものと仮定しており、その故
読者は音声モジユールの以下の詳細な説明を読む
前にこれら米国特許を一読されたい。以下でわか
るように、音声合成処理装置10は音声増幅器6
とスピーカ装置を駆動可能なアナログ信号にデイ
ジタル・フイルタのデイジタル出力を変換するデ
イジタル−アナログ「D−A」変換器を含む。音
声合成処理装置10は又以後詳細に説明するタイ
ミング論理部20、ROM−CPUインターフエー
ス論理部21、パラメータ・ロード、記憶、デコ
ード論理部22、パラメータ内挿器23、フイル
タ及び励振発生器24、D−A出力部25等を含
む。 第3図は制御入出力回路パツケージを示す。制
御入出力回路は3個のオープン・コレクタ付3入
力NANDゲート31,32,33から構成され
る。NANDゲート31への入力の2本はVssへ
接続される。第3入力は中央処理装置からのアド
レス・ビツト15(ADD15)である。その入力の内
の2本が常に高状態であるため、NANDゲート
31は実質的にインバータとして作用し、その出
力は15である。NANDゲート32はその入
力としてNANDゲート31の出力からの
ADD15、音声ブロツク付勢信号SBE、アドレ
ス・ビツト5(ADD5)を有する。それ故、
NANDゲート32の出力はSBE、5,
ADD15の関数である。この出力は書込選択
(WS)と呼ばれ、音声合成処理装置10へ与え
られる。中央処理装置からの書込選択指令により
音声モジユールは両方向データ・バス17を介し
て8ビツトのデータを受取る。NANDゲート3
3はその入力としてNANDゲート31の出力か
らの15、音声ブロツク付勢信号(SBE)と
NANDゲート32の出力から与えられた5
を有する。それ故、NANDゲート33の出力は
SBE,5,15の関数である。この出力
は読取選択(RS)と呼ばれ、音声合成処理装置
10に送られる。中央処理装置からの読取選択指
令により音声モジユールは両方向データ・バス1
7を介して8単位のデータを出力し、その8単位
のデータによつて表わされる状態信号を発生す
る。 加えて、音声合成処理装置は、中央処理装置ア
テンシヨンを要求する、音声合成処理装置状態の
何らかの変化を中央処理装置に知らせる割込信号
(INT)を発生することが可能である。割込
(INT)信号を発生させる特定の状態変化は本明
細書で詳しく記述されている。ゲート34はその
入力の信号を反転して中央処理装置へ
READY信号を与える。は高状態の時、
中央処理装置は合成処理装置10にロツクされ、
合成処理装置10の専用処理装置となる。 第4図及び第5図は音声合成処理装置10の複
合ブロツク線図を形成する。音声合成処理装置1
0は6個の主要機構ブロツクを有しているのが示
され、その内の1つを除いて第4図、第5図にブ
ロツク線図形式で詳細に図示されている。6個の
主要機能ブロツクはタイミング・ブロツク20,
ROM−CPUインターフエース論理部21、パラ
メータ・ロード、記憶、デコード論理部22、パ
ラメータ内挿器23、フイルタ及び励振発生器2
4、及びデイジタル対アナログ変換出力部25で
ある。以後、これらの主要機能ブロツクは第6図
〜第42図に関して詳細に説明される。 再び第4図及び第5図を参照すると、ROM/
CPUインターフエース論理部21は合成処理装
置10を読取専用メモリ12a,12bへ、そし
て中央処理装置(図示せず)へ結合する。本実施
例では、8ビツト両方向性データ・バス17
(D0−D7は中央処理装置とFIFOバツフア221
5の入力に結合され、一方アドレスピン1−8
(ADD1−ADD8)と命令0−1(I0−I1)ピンは
ROM12a,12b(使用されていればROM1
3a−13b)に接続されている。ROM/CPU
インターフエース論理部21は中央処理装置から
のアドレス情報をアドレス・レジスタ213から
アドレス・ピンADD1−ADD8を介して読取専用
メモリ12a,12bへ送る。指令レジスタ21
0は中央処理装置からの3ビツト指令を記憶し、
これは指令デコーダ211でデコードされる。指
令デコーダ211は6つの指令に応答する。読取
専用メモリからのデータを合成処理装置がアクセ
スし、これに応答して発声する発声(SPK)指
令、合成処理装置を初期状態にリセツトするリセ
ツト(RST)指令、中央処理装置からD4−D7ピ
ンに4ビツトを受取り、アドレス・レジスタ21
3とADD1−ADD8ピンを介して読取専用メモリ
へアドレス数として転送するロード・アドレス
(LA)指令、読取専用メモリに現在と以後のアド
レスの内容を取出させてそれを分岐アドレスに用
いる読取分岐(RB)指令、アドレス・ピン8
(ADD8)とデータ入出力レジスタ212を介し
て中央処理装置が読取専用メモリに記憶されたデ
ータをアクセスすることを可能とするバイト読取
(RDBY)指令、外部発声論理回路253にデコ
ーダ減勢(DDIS)信号を発生させ、これが指令
デコーダ211を減勢(disable、動作しないよ
うにする事)し、中央処理装置がD0−D7を介
してFIFOバツフア2215へ、8ビツトのデー
タを入力する外部発声(SPKEXT)指令の6指
令である。SPK指令に応答して合成処理装置1
0が発声を開始すると、第2図、第4図の
ROM・CPUインターフエース論理部21がRST
指令に出会うまで、又は第17図のゲート207
が「15に等しいエネルギ」コードを検出しこれに
応答して、第4図のトーク・ラツチ216をリセ
ツトするまで発声し続ける。第4図のSPKEXT
指令に応答して合成処理装置10が発声を開始す
ると、第17図のゲート207が「15に等しいエ
ネルギ」コードを検出するか、又はバツフア空
(BE)指令が第4−1図のFIFO状態論理223
0により発生され、これに応答して第4図のトー
ク・ラツチ216をリセツトするまで発声し続け
る。以下でわかるように、「15に等しいエネルギ」
コードは語、句又は文を発生する複数個のデータ
の枠中のデータの最終枠として用いられる。LA,
RB,RDBY指令は指令デコーダ211によりデ
コードされ、ROM制御論理部217を介して再
びコード化され、命令(I0−I1)ピンを介して読
取専用メモリへ送られる。 第4図のトーク・ラツチ216はデコードされ
たSPK又はSPKEXT指令に応答してセツトさ
れ、(1)合成器を付勢した時自動的に発生する電源
オンクリア(PUC)の間、(2)デコードされた
RST指令により、(3)音声データの枠中の「15に
等しいエネルギ」コードにより、(4)FIFO状態論
理2230からのBE指令によりリセツトされる。
TALKD出力は発生を行なう前に全ての音声パラ
メーターを合成器へ入力させることを可能にする
ための遅延出力である。 パラメータ・ロード、記憶、デコード論理部2
2は、命令ピンを介して選択された読取専用メモ
リへ出力されたRDBY指令に応答して、ピン
ADD8からのデータをその入力として有するゲ
ート2251からの音声ロード論理部2250を
介して読取専用メモリから直列データを受取る7
ビツト長パラメータ入力レジスタ205を含む。
コード化パラメータ・ランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)203と条件デコーダ及びラツチ2
08はパラメータ入力レジスタ205へ入力され
たデータを受取るよう接続されている。以下でわ
かるように、音声データの各枠は、枠が仮に記憶
されるコード化形式でパラメータ入力レジスタ2
05を介してランダム・アクセス・メモリ
(RAM)203へ3から6ビツト部で入力され
る。ランダム・アクセス・メモリ(RAM)20
3に記憶されたコード化パラメータの各々はパラ
メータ読取専用メモリ202により10ビツト・パ
ラメータに変換され、パラメータ出力レジスタ2
01に一時的に記憶される。 なお、第4−1図は、第4図のFIFOの内をブ
ロツク図で示すもので、更に詳細には、第19〜
第23図に示されている。 又、第4−2図は、第4図のROM制御論理2
17の内をブロツク図で示すもので、更にその詳
細は、第12−15図に示されている。 第7図に関連して説明されるように、データの
枠は入力されている特定の枠の長さに応じて全体
又は部分的に第17図、第18図のパラメータ入
力レジスタ205へ入力される。第17図、第1
8図の条件デコーダ及びラツチ208はデータの
枠の特定部分に応答して繰返し、零に等しいピツ
チ、零に等しいエネルギ、旧ピツチ、旧エネル
ギ・ラツチをセツトする。これらのラツチの機能
は以後第12図〜第24図に関連して説明され
る。条件デコーダ及びラツチ208と共に様々な
タイミング信号を用いて第18図の内挿ゲート2
09を制御する。ゲート209は、内挿が禁止さ
れるべき時禁止信号を、パラメータを零にすべき
時零パラメータ信号を発生し、そして特にパラメ
ータ入力レジスタ205中のデータをコード化パ
ラメータ・ランダム・アクセス・メモリ203へ
ロードさせるパラメータ・ロード付勢信号を発生
する。 パラメータ出力レジスタ201中のパラメータ
はパラメータ内挿関数ブロツク23へ印加され
る。音声エネルギを含む入力されたK1−K10音
声パラメータはKスタツク302とE10ループ3
04に記憶され、一方ピツチパラメータはピツ
チ・レジスタ305に記憶される。音声パラメー
タとエネルギ・フアクタは記録論理部301を介
してフイルタ及び励振発生器24中のアレイ乗算
器401へ印加される。しかしながら以下でわか
るように、新たなパラメータがパラメータ出力レ
ジスタ201にロードされると、これは直ちにK
スタツク302又はE10ループ304又はレジス
タ305に挿入されるのではなく、Kスタツク3
02、E10ループ304又はレジスタ305中の
対応する値は8内挿サイクルを経て、その間Kス
タツク、E10ループ304、又はレジスタ305
中の現在の値とパラメータ出力レジスタ201中
のパラメータの目標値との間の差の部分がKスタ
ツク302、E10ループ304又はレジスタ30
5中の現在の値に加算される。 基本的にはピツチ・エネルギとK1−K10音声
パラメータの内挿を実行するため同一の論理回路
が使用される。パラメータ出力レジスタ201か
らの目標値は対応するパラメータの現在値と共に
減算器308へ印加される。選択器307はどの
パラメータが現在パラメータ出力レジスタ201
にあるかに応じてピツチ論理部306からの現在
のピツチ、又はKE10転送レジスタ303からの
現在のエネルギ又はK係数のどれかを選択し、こ
れを減算器308と遅延回路309へ印加する。
以下でわかるように、遅延回路309はどこでも
零遅延から3ビツト遅延の遅延を与える。遅延回
路309の出力と共に減算器308の出力は加算
器310へ送られ、その出力は遅延回路311へ
印加される。遅延回路309に関係する遅延が零
の時、パラメータ出力レジスタ201中の特定の
パラメータの目標値は実質的にKスタツク30
2、E10ループ304又はピツチ・レジスタ30
5の適当な所に挿入される。遅延回路311の遅
延は3から0ビツトで、遅延回路309の遅延が
零ビツトの時3ビツトであり、これにより選択器
307、遅延回路309,311、加算器310
及び減算器308の全遅延は一定である。遅延回
路309,311の遅延を制御することにより、
減算器308から出力される差(これは目標値と
現在値との間の差)の全て、1/2、又は1/4又は1/
8をパラメータの現在値に加算する。表に記述
する方法で遅延を制御することにより、相対的に
滑らかな8段階パラメータ内挿が達成される。 米国特許第4209844号はその第8〜11図を参
照して音声合成フイルタを説明しており、音声係
数K1−K9は更新されるまでKスタツク中に連続
に記憶され、一方K10係数と音声エネルギ(米国
特許第4209844号では文字Aで参照されている)
は周期的に交換される。パラメータ内挿器23で
は、音声係数K1−K9は同様に更新されるまでス
タツク302に記憶され、一方フイルタ及び励振
発生器24の動作の20サイクル時の間エネルギ・
パラメータとK10係数は実質的に場所を交換す
る。この機能を実施するため、E10ループ304
はエネルギ・パラメータとK10係数の両方を記憶
し、これをKスタツク302の適当な位置へ交互
に入力する。KE10転送レジスタ303はE10ル
ープ304からK10又はエネルギ・パラメータの
どちらか、又は論理部307−311により内挿
するためKスタツク302から適当なK1−K9音
声係数がロードされる。 以下でわかるように、記録論理301はデータ
をアレイ乗算器401に印加する前にKスタツク
302からのデータにブースのアルゴリズムを実
行することが望ましい。これにより記録論理30
1は米国特許第4209844号記載のアレイ乗算器に
比較してアレイ乗算器の寸法を減少させることを
可能とする。 フイルタ及び励振発生器24はアレイ乗算器4
01を含み、その出力は加算マルチプレクサ40
2に接続される。加算マルチプレクサ402の出
力は加算器404の入力に結合され、その出力は
遅延スタツク406と乗算マルチプレクサ415
に結合される。遅延スタツクの出力は加算マルチ
プレクサ402とYラツチ403への入力に印加
される。Yラツチ403の出力は打ち切り論理4
25と共に乗算マルチプレクサ415の入力に結
合される。乗算マルチプレクサ415の出力はア
レイ乗算器401への入力として印加される。以
下でわかる通り、フイルタ及び励振発生器24は
米国特許第4209844号記載のデイジタル・フイル
タを利用している。種々の微細な内部接続は第5
図では簡明さのため図示していないが、これは第
29図、第31図、第32図、第34図と関連し
て記述される。 有声励振データは無声音/有声音ゲート408
から送られる。以下で詳細に説明するように、パ
ラメータ入力ゲート205に挿入されたパラメー
タは圧縮データ形式で送られる。用いたデータ圧
縮法によると、コード化ピツチパラメータは入力
レジスタ205中で零の時にはこれは条件デコー
ダ及びラツチ208により無声音状態と解釈され
る。ゲート408は無声音発生器407からラン
ダム化データを励振入力として送ることにより応
答する。しかしながら、コード化ピツチ・パラメ
ータが他の何らかの値の時、これはパラメータ
ROM202によりデコードされ、パラメータ出
力レジスタ201にロードされ、直接又は前述の
内挿法を用いてピツチ・レジスタ305に挿入さ
れる。ピツチ・レジスタ305中の数により指示
される周期をもとに、有声励振がチヤープ
(chirp)ROM409から得られる。米国特許第
4209844号に記載されているように、有声励振信
号は繰返しチヤープ関数のようなインパルス関数
又は他の繰返し関数である。本実施例では、チヤ
ープが発生音声から「あいまい性」を減らす傾向
があるため、これが選択されている(なぜなら、
これはインパルス関数より声帯の作用を明らかに
密接にモデル化するからである)。チヤープはチ
ヤープROM409により繰返し発生させる。チ
ヤープROM409はカウンタ・ラツチ410に
よりアドレスされ、そのアドレスは1加算回路4
11で増分される。カウンタ・ラツチ410中の
アドレスは1加算回路411で増加し続け、1加
算回路411から出力されるアドレスの大きさと
ピツチ・レジスタ305の内容を比較する大小比
較器413が、カウンタ・ラツチ410中の値が
ピツチ・レジスタ305中の値と比較できる、す
なわち越えるまでリセツト論理412を介して再
循環し、又この時リセツト論理412がカウンタ
410中のアドレスを零とする。アドレス零から
始めて、約50アドレスまで拡大するのがチヤープ
ROM409のチヤープ関数である。カウンタ・
ラツチ410とチヤープROM409は、50より
大きいアドレスによりチヤープ関数の一部がチヤ
ープROM409から無声ゲート408へ出力さ
れないように設定されている。このようにして有
声音声の間ピツチ関連周期を基にチヤープ機能が
繰返し発生される。 第6図は音声合成処理装置10で発生される
種々のタイミング信号の発生間のタイミング関係
を図示している。又データの新たな枠が合成処理
チツプ10へ入力される時に関するタイミング関
係、入力されたパラメータに対して行なわれる内
挿に関するタイミング関係、格子フイルタの周期
と以上のことに関するタイミング関係及び基本ク
ロツク信号に対する以上のこと全ての関係が図示
されている。 合成処理装置10は予充電、条件放電型論理を
用いて実現されるのが望ましく、それ故第6図は
このような予充電、条件放電論理に適切に使用さ
れるクロツクφ1−φ4を示す。2つの主クロツク
相(φ1とφ2)と2つの予充電クロツク相(φ3と
φ4)がある。位相φ3は位相φ2の最初の半分の間
低状態でそれ故予充電として作用する。クロツク
φ1−φ4の組がデータの1ビツトをクロツクする
のに必要で、これが周期に対応する。 周期はT1−T20の名を有し、各々が5マイク
ロ秒のオーダーの周期を有することが望ましい。
5マイクロ秒のオーダーの周期を選択することに
より、以下で明らかとなるように、D−A出力部
25(第5図)に5KHzの周波数応答を与える
10KHz速度(すなわち100マイクロ秒)でデータ
をデイジタル・フイルタから出力することを可能
とする。しかしながら、必要な周波数応答に応じ
て、又使用する音声係数の数に応じて、又使用す
る論理の型に応じて第6図に示したクロツク及び
クロツク位相の周期又は周波数は必要に応じて実
質的に変更できることが当業者には認められる。 米国特許第4209844号に説明されているように、
フイルタ励振発生器24のデイジタル・フイルタ
の1サイクル時は20周期T1−T20を含むことが
望ましい。 番号501にはパラメータ・カウント(PC)タイ
ミング信号が図示されている。本実施例では13の
PC信号、PC=1からPC=12がある。これらの
内の最初の12個、PC=0からPC=11は、エネル
ギ、ピツチ、K1−K10パラメータの各々がパラ
メータ出力レジスタ201で利用可能である時に
対応している。最初の12個のPCの各々はA及び
Bと名付けた2サイクルを含む。このサイクルの
各々は周期T17に開始し、以後のT17まで続行す
る。各PCの間でパラメータ出力レジスタ201
からの目標値がパラメータ内挿器23のKスタツ
ク302中の現在値で内挿される。Aサイクルの
間、内挿されているパラメータは適当な時間周期
の間Kスタツク302、E10ループ304又はレ
ジスタ305の内の適当なものから取除される。
Bサイクルの間に新たに内挿された値がKスタツ
ク(又はE10ループ又はピツチ・レジスタ)に再
挿入される。第13PC,PC=12はタイミング用に
与えられているため、各2.5ミリ秒内挿周期毎に
全12パラメータが1回内挿される。 第5図のパラメータ内挿器23に関して説明し
たように、読取専用メモリ12a−bから合成処
理装置10へデータの新たな枠を入力する度に8
回の内挿が実行される。これは第6図の番号502
で示され、タイミング信号DIV1,DIV2,DIV
4,DIV8が図示されている。これらのタイミン
グ信号は図示した特定の内挿カウント(IC)の
間に発生する。IC0の間に読取専用メモリ12
a−bから合成器へ新たなデータが入力される。
パラメータのこれら新たな目標値が次の8内挿カ
ウントIC1からIC0の間使用される。ピツチ・
レジスタ305、Kスタツク、E10ループ304
中の現存のパラメータは各内挿カウント毎に1回
内挿される。最終内挿カウントIC0で、ピツ
チ・レジスタ305、Kスタツク302、E10ル
ープ304中のパラメータの現在値は前のIC0
で入力された目標値に最終的に到達し、次いで新
たな目標値が新たなデータの枠として再び入力さ
れる。内挿カウントが2.5ミリ秒の周期を有して
いる限り、新たなデータ枠が合成器チツプに入力
される周期は20ミリ秒、すなわち50Hzの周波数に
等しい。減算器308により生じた差の1/8が加
算器310の現在値に加算される内挿カウントに
DIV8信号が対応し、一方DIV4の間は差の1/4
が加算され、以下同様である。従つてDIV2の間
減算器308からの差が加算器310中のパラメ
ータの現在値に加算され、最後にDIV1の間で全
差が加算器310で加算される。前述したよう
に、この内挿法の効果は表に示されている。 新たなパラメータは50Hz速度で音声合成器へ入
力されることは前述した。パラメータ内挿器23
及び励振発生器24(第5図)でピツチ・デー
タ、エネルギ・データ、K1−K10パラメータは
10ビツトのデイジタル2進数として記憶され用い
られていることが以後明らかとなる。これら12の
パラメータの各々が読取専用メモリ12a,12
bのような外部源からの50Hz速度の10ビツト2進
数により更新されると、これは12×10×50、すな
わち6000Hzビツト速度を必要とする。以下で説明
するデータ圧縮技術を用いて、合成処理装置10
に要するビツト速度を秒当り1000から1200ビツト
のオーダーに減少した。さらに大事なことは、本
明細書で開示する音声圧縮法が圧縮されないデー
タを用いたものと比較して、発生した音声の品質
が認められる程悪化していないことが見出され
た。 使用したデータ圧縮法は第7図に図式的に示さ
れている。第7図を参照すると、4つの異なる長
さのデータ枠が図式的に示されている。有声枠と
いう名のものは56ビツト長を有し、一方無声枠と
いう名のものは33ビツト長を有し、「繰返し枠」
と呼ばれるものは11ビツト長を有し、零エネルギ
枠又は15に等しいエネルギと呼ばれるものはわず
か4ビツト長を有している。「有声枠」はパラメ
ータK7のコード化4ビツトと共にコード化エネ
ルギ・パラメータのデータの4ビツトを与える。
データの6ビツトは3つのコード化パラメータ、
ピツチ、K1,K2の各々に予約されている。パラ
メータK3からK6に5ビツトのデータが予約され
ている。加えて、3つのコード化音声パラメータ
K8−K10Kの各々に3ビツトのデータが与えら
れ、最後に繰返しビツト用に他のビツトが予約さ
れている。 各パラメータ10ビツトの2進データを入力する
代りに、コード化パラメータによりパラメータ
ROM202をアドレスすることにより10ビツ
ト・パラメータに変換されるコード化パラメータ
を入力する。従つて例えば係数K1はK1の6ビツ
ト・コードに従つて36の異なる値の内の1つをと
り、36の値の各々はパラメータROM202に記
憶された10ビツト数値係数である。従つて係数
K1とT2の実際の値は36の異なる値の内の1つを
とり、一方係数K3からK6の実際の値は20の異な
る値の内の1つを取る。係数K7は16の異なる値
の内の1つを取り、係数K8からK10の値は8の
異なる値の内の1つである。コード化ピツチ・パ
ラメータは6ビツト長で、それ故64までの異なる
値を有する。しかしながら、これらの内の63のみ
が実際のピツチ値を反映し、000000のピツチコー
ドはデータの無声枠を表わすために使用されてい
る。コード化エネルギ・パラメータは4ビツト長
で、それ故通常16の利用可能な10ビツト値があ
る。しかしながら、0000に等しいコード化エネル
ギ・パラメータは語、文等の間にある静止時に生
じる無声枠を指示する。反対に1111に等しいエネ
ルギ・パラメータ(15に等しいエネルギ)は会話
音声の部分の終了を表わすために用いられ、合成
器が発生を停止することを指示する。従つてコー
ド化エネルギ・パラメータに利用可能な16コード
の内、14を用いて異なる10ビツト音声エネルギ・
レベルを表わす。 係数K1はK2より音声に多大の影響を与え、又
K2はK3より音声に多大の影響を与え、又低位の
係数にも全て同様のことが言えるため、コード化
係数K1とK2はコード化係数K3−K6より多くの
ビツトを有し、係数K3−K6はコード化係数K7よ
り多くのビツトを有する。従つて、例えば係数
K8からK10より係数K1とK2に大きな意味を与え
て、係数K1とK2を定めるコード化形式にK3−
K6又はK7−K10より多くのビツトを使用する。 又有声音スピーチデータは音声を正しくモデル
化するには無声音スピーチ(unvoiced speech)
より多くの係数を要することが知られており、そ
れ故無声枠に出会つた時には係数K5からK10は
更新されず、単に零にされる。非コード化ピツ
チ・パラメータが000000に等しいため、合成処理
装置は無声音枠が出力されていることを理解す
る。 又発声の間パラメータが20ミリ秒間著しく変化
しない、特にK1−K10係数が殆んど不変のまま
しばしばとどまる瞬間が度々あることも知られて
いる。従つて、新たなエネルギと新たなピツチを
合成器に入力するが、前に入力したK1−K10係
数が不変の繰返し枠が用いられる。通常オフのエ
ネルギとピツチとの間の繰返しビツトがオンとな
つているため合成処理装置は10ビツト繰返し枠を
認識する。前述したように、合成処理装置に指示
することが望ましい音声間又は音声終了時の休止
が発生する。この休止は零に等しいコード化エネ
ルギ枠により指示され、この時合成処理装置はこ
の枠に4ビツトのみがサンプルされていることを
認める。同様に、「15に等しいエネルギ」の時も
4ビツトのみがサンプルされる。実際の値の代り
に音声用コード化値を用いることのみでデータ比
率(date rate)を55×50、すなわち秒当り2750
ビツトに減じることができる。加えて第7図に示
すように可変枠長を用いることにより、話者と話
される題材に応じて秒当り1000から1200ビツトの
オーダーにデータ比率をさらに減ずることができ
る。 第4図、第5図の音声合成器の様々な部分は、
例えば合成処理装置10を形成するため半導体チ
ツプ上に実現された論理回路を詳細に図示する第
8図〜第42図を参照して以下に説明される。上
述の図面において、以下の説明は回路の多くの部
分で有効な論理信号を参照する。Pチヤネル
MOS素子では論理零は負電圧、すなわちVddに
対応し、一方論理1は零電圧、すなわちVssに対
応することを記憶されたい。さらに、上述の図面
に図示されているPチヤネルMOSトランジスタ
は論理零、すなわち負電圧がそのゲートに印加さ
れた時に導通することも記憶されたい。バーなし
の、すなわち上に横棒を有しない論理信号を参照
した時、論理信号は「真」論理と解釈される。す
なわち、2進数1は信号の存在(Vss)を示し、
一方2進数0は信号の不在(Vdd)を示す。上に
横棒をつけた論理信号名は「偽」論理である。 すなわち、2進数0(Vdd電圧)は信号の存在
を示し、一方2進数1(Vss電圧)は信号の不在
を示す。調時ゲートの数字3は予充電として位相
φ3が用いられ、又調時ゲートの4は予充電クロ
ツクとして位相φ4が用いられることを指示して
いることを理解されたい。ゲートの「S」はゲー
トが静的に操作されることを示す。 第8図、第10図を参照すると、これは合成処
理装置10のタイミング論理部20の詳細な複合
論理配線図を形成する。カウンタ510はシフト
レジスタ510aと帰還論理510bとを含む擬
似乱シフト・カウンタである。カウンタ510は
擬似乱数的にカウントし、シフトレジスタ510
aからの真及び偽出力はタイミングPLAの入力
部511(第11図)へ送られる。タイミング
PLAによりデコードされた各種T周期はその出
力線に隣接して図示されている。タイミング
PLAの部分511c(第11図)は特定のT周
期、T10−T18等の周期信号の種種の組合せ
や順序を発声する出力タイミングPLA512に
印加される。タイミングPLA511(第11図)
の部分511a,511b(第10図)は以後説
明される。 パラメータ・カウントはパラメータ・カウンタ
513により保持される。パラメータ・カウンタ
513は別の実施例でSLOW及びSLOW Dに応
答する回路と1加算回路を含む。SLOWでは、
パラメータ・カウンタはBサイクルに入る前にパ
ラメータ・カウントのAサイクルを2回(全3回
のAサイクル)繰返す。すなわち、パラメータ・
カウントの周期が2倍となり、従つて格子フイル
タに印加されるパラメータは通常速度の半分で更
新され内挿される。SLOW発声動作の間各パラ
メータ・カウント間で入力パラメータが1回だけ
内挿されることを確実にするため、各パラメー
タ・カウントは3回のAサイクルに続く1回のB
サイクルを含む。Aサイクルの間に内挿が開始さ
れ、Bサイクルの間に内挿結果がKスタツク30
2、E10又はピツチレジスタ305の適当な所に
再挿入されることを想起されたい。従つて、Bサ
イクルが保持される直前の内挿結果のみがKスタ
ツク302、E10ループ304又はピツチレジス
タ305に再挿入されるため、音声パラメータの
同一値が再循環することを除いてAサイクルを単
に繰返すことは何の効果もない。それ故、別の実
施例では、音声モジユールは通常速度より遅く話
すよう指令できる。しかしながら本実施例ではこ
の能力は必要なく、SLOW及びSLOW D入力は
Vssに結合される。 パラメータ・カウンタ513が1加算回路を含
むため、そこからの結果PC1−PC4は合成処理装
置が動作している特定のパラメータ・カウントを
2進形式で表現する。出力PC0はパラメータ・カ
ウントがA又はBどちらのサイクルにいるかを指
示する。パラメータ・カウントのパラメータ10進
値は、PC=0,PC=1,PC=7のように命名
されているタイミングPLA514(第8図、第
9図)によりデコードされる。特定のパラメータ
とPCの値との間の関係は第7図に記述されてい
る。タイミングPLA511(第11図)の出力
部511a,511b(第10図)はタイミング
PLA514からの出力と相互接続され、PC=2
のT9又はPC=3のT8又はPC=4のT7…PC=
10のT1(第10図)の間、転送K(TK)信号(第
10図)は高状態に移行する。同様に、PC=0
のT3又はPC=1のT1又はPC=2のT3…PC=
11のT7(第10図、第11図)の間ロード・パラ
メータ(LDP)タイミング信号(第10図)は
高状態に移行する。以下でわかる通り、パラメー
タ出力レジスタ201から減算器308へのデー
タ転送を制御する際に信号TKを用い、KE10転
送レジスタ303から適当なパラメータが出力さ
れていることを保証するためこの転送はパラメー
タ・カウンタに入つている特定のパラメータ・カ
ウントに従つて異なるT時に発生する。以下でわ
かる通り、信号LDPはパラメータ入力レジスタ
と組合せて使用され、第7図に定める各コード化
パラメータ中のビツト数に従つてロードされてい
るパラメータに関係するビツト数に従つて入力さ
れるビツト数を制御する。 内挿カウンタ515は合成処理装置が動作して
いる特定の内挿サイクルを2進カウントするため
のシフトレジスタと1加算回路を含む。合成処理
装置が動作している特定の内挿カウントと、これ
から得られるDIV1,DIV2,DIV4,DIV8タ
イミング信号の関係は第7図に詳細に図示され、
従つて余分な説明は不必要である。しかしなが
ら、内挿カウンタ515はT1にロードされる3
ビツト・ラツチ516を含むことに注意された
い。3ビツト・ラツチ516の出力は上述のDIV
1からDIV8タイミング信号を発生するゲート5
17によりデコードされる。内挿カウンタ515
はパラメータ・カウンタ513からの信号
RESETFに応答し、PC=12が発生した後にのみ
内挿カウンタ515を増加させることを可能とす
る。 複合配線図を形成する第12図〜第24図を参
照すると、ROM/CPUインターフエース論理部
21の詳細な論理配線図が図示されている。パラ
メータ入力レジスタ205は7ビツト・シフトレ
ジスタであり、その大部分の段は2ビツト長であ
る。以下でわかる通り、合成処理装置10でデー
タが通常クロツクされている速度の半分で読取専
用メモリ12a,12bがデータを出力するた
め、本実施例では段は2ビツト長である。 パラメータ入力レジスタ205のコード化デー
タは線路IN0−IN5上をコード化パラメータ
RAM203に印加され、このRAM203は
PC1−PC4によりアドレスされてどのコード化パ
ラメータが今記憶されているかを指示する。レジ
スタ205の内容は「全て1」ゲート207、
「全て零」ゲート206及び繰返しラツチ208
aにより試験される。以下でわかる通り、ゲート
206はレジスタ205の下位4ビツトの全て零
を検査し、一方ゲート207はこのビツトの全て
1を検査する。ゲート207は又PC0,DIV1,
T16,PC=0にも応答するため、この零条件
はコード化エネルギ・パラメータがパラメータ・
レジスタ205にロードされている間のみ検査さ
れる。本実施例ではコード化ピツチ・パラメータ
の直前に繰返しビツトが発生する。それ故これは
AサイクルのPC=1の間に検査される。ピツ
チ・ラツチ208bはコード化ピツチ・パラメー
タの全て零に応答してセツトされ、それ故ゲート
206のみならずPC=1と共に線路222上の
ピツチ・データの最上位2ビツトにも応答する。
コード化ピツチ・パラメータが000000で音声を無
声とすべきことを指示している時ピツチ・ラツチ
208bがセツトされる。 零に等しいエネルギ・ラツチ208はゲート2
06の出力とPC=0とに応答し、コード化エネ
ルギ・パラメータとして全て零が入力されたかど
うかを検査し、これに応答してセツトされる。旧
ピツチ・ラツチ208dは前の枠の音声データか
ら零に等しいピツチ・ラツチ208bの出力を記
憶し、旧エネルギ・ラツチ208eは前の枠の音
声データから零に等しいエネルギ・ラツチ208
cの出力を記憶する。旧ピツチ・ラツチ208d
と零に等しいピツチ・ラツチ208bの内容は禁
止信号を発生するため比較ゲート209cで比較
される。以下でわかる通り、禁止信号は内挿を禁
止し、これは有声から無声へ又は無声から有声音
への変更時には必要なもので、これによりメモリ
要素でゆつくりと内挿されるのと反対に新たな音
声パラメータがKスタツク302,E10ループ3
04、ピツチ・レジスタ305に自動的に挿入さ
れる。又、旧エネルギ・ラツチ208eと零に等
しいエネルギ・ラツチ208cの内容がNAND
ゲート209dにより検査されてデータの無声枠
から有声枠への転移の内挿を禁止する。NAND
ゲート209dとゲート209cの出力は
NANDゲート209eに結合され、その出力は
インバータ236によりINHIBIT(禁止)に反転
される。ラツチ208a〜208cはゲート22
5によりリセツトされ、ラツチ208d,208
eはゲート226によりリセツトされる。 励振信号が無声の時、K5−K10係数は上述し
たように零にセツトされる。これはピツチが零に
等しく、又PLA514からのPC5により指示さ
れるようにパラメータ・カウンタが5より大きい
時ZPAR信号を発生するゲート209bの作用に
より部分的に遂行される。 又第12−24図には指令付勢ロード
(LOAD COMMAND ENABEL)(LDCE)信
号に応答してD1,D2,D3のデータをラツチする
3つのラツチ210a,b,cを含む指令レジス
タ210が図示されている。指令レジスタ210
の内容は指令デコーダ211によりデコードされ
る。 指令デコーダ211がLA指令をデコードする
と、データ・バス17のピンD7,D6,D5,D4
上のデータの4ビツトはアドレス・レジスタ21
3へラツチされる。アドレス・レジスタ213に
含まれるアドレスのニブル(アドレスを表わすデ
ータの部分)がバツフア214からADD1−
ADD8ピンを介して読取専用メモリ12a,1
2bへ送られる。加えて、LA指令はRB/LA論
理250へ送られ、ここで読取専用メモリ12
a,12bを制御するための1命令ピン信号を
発生するために使用される。RB/LA論理25
0は又LAFIN信号を発生してLA指令の終了を指
示する。 指令デコーダ211がREADBYTE(RDBY)
(バイト読取)指令をデコードすると、読取専用
メモリ12a,12bに記憶されたデータは外部
中央処理装置にアクセス可能となる。RDBY指
令によりデータの次の8ビツトが読取専用メモリ
12a,12bからデータ・レジスタ212へ読
み込まれる。RDBY指令はデータ・レジスタ制
御回路290のゲート291へ入力される。ゲー
ト291の出力を用いてバツフア212aを制御
し、かつデータ・レジスタ212に含まれるデー
タをデータ・バス17のピンD0−D7に出力す
る。RDBY指令が状態マシン270のゲート2
71,272でLA指令の直前に来ると、ゲート
274を通過する生成信号はゲート273にIO3
命令ピン信号を発生する。この出力IO3を用いて
読取専用メモリ12a,12bのカウンタを初期
化する。RDBY指令は次いでゲート275a,
275bを通過した後遅延タイマ・ラツチ276
a,b,cにより遅延される。遅延タイマ・ラツ
チは時間T2にセツトされ、時間T17にリセツト
される。この遅延により読取専用メモリ12a,
12b中のカウンタを初期化するのに十分な時間
が可能となる。RDBY信号は又状態マシン27
0のゲート278にも印加される。ゲート278
の出力はゲート277に印加され、ゲート279
の出力にREAD BYTE ENABLE(RDBYEN)
(バイト読取付勢)信号を発生する。RDBYEN
信号は特定のT周期にデータ・レジスタ制御論理
290中のゲート292に印加され、ROM12
a,12bからデータ・レジスタ212へデータ
をクロツク出力するIO2命令ピン信号を発生する
ために用いられる。RDBY指令がLA指令の直前
にない場合(読取専用メモリ12a,12b中の
カウンタが既に初期化されている時)、RDBY指
令は状態マシン270のゲート281に入力され
て、IO3指令ピン信号と遅延タイマ276により
発生される対応する遅延は用いられない。 指令デコーダ211がREAD BRANCH(RB)
(読取分岐)指令をデコードすると、合成処理装
置10は読取専用メモリ12a,12bの区域を
間接的にアドレスする。これは、読取専用メモリ
12a,12bに伝送されるI1及びIO4命令ピン
信号を発生するRB/LA論理250にRB指令を
印加することにより成される。加えて、RB指令
は、240マイクロ秒遅延し次いでREAD AND
BRACH FINISH(RBFIN)(読取分岐終了)信
号を発生するRBタイマ252に印加される。
RRBFIN信号はREAD AND BRANCH命令が
読取専用メモリ12a,12bにより実行された
ことを指示する。RB指令は又状態マシン270
のゲート272,282にも印加される。しかし
ながら、読取専用メモリ12a,12bは
READ AND BRANCH演算の間内部IO命令ピ
ン信号を発生するため、ゲート282はゲート2
74を介して作用して状態マシン270により通
常発生されるIO命令ピン信号を減勢する。 指令デコーダ211がRESET(RST)(リセツ
ト)指令をデコードすると、RST指令を単独に
又は電源オンクリア(PUC)信号と組合されて
合成処理装置10を通して種々の機能を初期化又
はリセツトする。 指令デコード211がSPEAK(SPK)(発声)
指令をデコードすると、合成処理装置10は読取
専用メモリ12a,12bに記憶されたコード化
音声パラメータを用いて合成音声を発生する。こ
れは、会話ラツチ216a,b,cをセツトする
のに用いるSPEAK ENABLE(SPEN)(発声付
勢)信号を発生する会話付勢論理251により成
される。会話ラツチ216aは、音声が発生され
ていることを合成器10を通して大々的に使用さ
れるTALK STATUS(TALKST)(会話状態)
信号を発生する。会話ラツチ216a,b,c
は、1.電源オンクリア(PUC)そして/又はリセ
ツト(RST)、2.ゲート207により検出された
「15に等しいエネルギ」、3.外部発声モード(これ
は以後説明される)の間で、バツフアが空で指令
デコーダ211が減勢されていることを指示する
信号が発生された時、の場合にラツチ232a,
bによりリセツトされなければセツトされたまま
である。SPK指令は又状態マシン270のゲー
ト281にも印加され、ここでSPEAK
FINISHED(SPKFIN)(発声終了)信号を発生
するために用いられる。 指令デコーダ211がSPEAK EXTERNAL
(SPKEXT)(外部発声)指令を検出すると、合
成処理装置は外部発声動作モードに移行する。外
部発声動作モードでは、商用又は家庭用コンピユ
ータの中央処理装置などの外部源からのコード化
音声パラメータがデータ・バス17のD0−D7ピ
ンに入力される。ピンD0−D7のコード化音声パ
ラメータは16×8並列入力直列出力(PISO)メ
モリとして構成されている先入先出(FIFO)バ
ツフア・メモリ2215に入力される。コード化
音声パラメータはFIFO制御部2210を介して
FIFOに入力される。FIFO制御部2210は入出
力論理260によりWRITE BYTE(WBY T)
(バイト書込)信号が発生される度にデータの1
バイトを入力する。FIFO2215の音声データ
は外部発声動作モードの間パラメータ入力レジス
タ205へ直列的に入力され、音声合成が生じ
る。外部発声動作モードは以下の方法で実施され
る。その入力にSPEXTを有する外部発声論理部
253は指令デコーダ211を減勢する
DECODE DISABLE(DDIS)(デコード減勢)
信号を発生し、ピンD0−D7のデータを命令デ
ータではなく音声データとして処理することを確
実にする。外部発声論理253は又FIFOカウン
タ2220を初期化し、FIFO制御部2210に
クリア(CLR)信号を発生することによりFIFO
2215をパージするSPEAK EXTERNAL
EDGE(SPKEE)(外部発声縁)信号も発生する。
FIFO2215は又2つの信号を発生するFIFO状
態論理2230と関係する。FIFOバツフア22
15が半分満たされるとBUFFER LOW(BL)
信号が発生される。この信号を用いて合成器がサ
ービスを要求していることを中央処理装置に知ら
せる。FIFO状態論理2230は又FIFOバツフア
2215が空であることを指示するBUFFER
EMPTY(BE)(バツフア空)信号を発生する。
BE信号を用いてゲート232bを介して会話ラ
ツチ216をリセツトする。IO論理2240に
よりDDIS信号が使用されて、FIFO2215か
らロード音声論理2250を介してパラメータ入
力レジスタ205へFIFO制御部2210に音声
データを直列的にシフトさせることを可能とする
直列シフト付勢(SSE)信号を発声する。
ROM/CPUインターフエース論理21には入出
力論理260と割込論理2260が関係する。入
出力論理260は指令レジスタ210に指令をラ
ツチさせることを可能とするLOAD
COMMAND ENABLE(LDCE)(指令ロード付
勢)指令を発生する。これは電源オンクリア
(PUC)又は各種指令の「終了」信号によりセツ
トされるラツチ261と、ラツチ261の出力に
よりセツトされるラツチ262、デコーダ減勢
(DDIS),WRITE SELECT(WS)(書込選択)、
及び信号により成される。それ故、1.現
在指令が実行されていない、2.指令デコーダ21
1が減勢されていない、3.WRITE SELECT信
号が存在する、4.合成処理装置10が丁度
WRITE SELECT信号を検出した(が
高状態)の時ラツチ263の出力に指令ロード付
勢信号が発生される。入出力論理260は、
FIFO制御部2210を付勢してコード化音声パ
ラメータの8ビツト・バイトをFIFO2215の
最高レベルにロードするWRITE BYTE
(WBYT)(バイト書込)信号も発生する。これ
は、以下の条件が存在する時にWRITE
SELECT(WS)指令によりセツトされるラツチ
264を用いて成される。すなわち、1.指令デコ
ーダ211がDECODE DISABLE信号(DDIS)
により減勢されていて、SPEAK EXTERNAL
指令が実行されていることを指示している、2.
FIFO2215のCOレベルが空である、3.合成処
理装置10が前の指令を依然として実行していな
い(信号が高状態)、この3つである。
WRITE BYTE(WBYT)信号はゲート265
の出力に発生される。入出力論理回路260は又
中央処理装置からのREAD SELECT又は
WRITE SELECT入力信号に応答してゲート2
67の出力に信号を発生する。
信号が高状態の時、信号がゲート266
によりリセツトされる時まで中央処理装置は音声
モジユールに結合されている。ゲート266は以
下の信号が発生した時常に信号を零にリ
セツトする。すなわち、1.WBYT信号がゲート
265の出力に発生させて、データ・バス17の
データのバイトがFIFO2215に読込まれてい
ることを指示する。2.データ・レジスタ制御部2
19を介してデータ・レジスタ212のバツフア
212f−gによりSR2信号が発生され、
READ SELECT指令により発生された状態信号
が発生していることを指示している、3.データレ
ジスタ制御部290を介してデータ・レジスタ2
12のバツフア212a−hによりSR1が発生
し、READ BYTE信号に先行するREAD
SELECT信号により要求される8ビツト・バイ
トが発生していることを指示している、4.ゲート
263により発生されたLDCE指令がゲート26
6に入力されて、指令レジスタ210に指令がラ
ツチされていることを指示している、この4つで
ある。割込論理2260は割込(INT)信号を
発生し、中央処理装置に合成処理装置10の状態
変化を告知する。中央処理装置により監視される
3つの状態信号はBUFFER EMPTY(BE),
BUFFER LOW(BL),TALK STATUS
(TALKST)である。BE及びBL信号はFIFO状
態回路2230により発生され、各々バツフア2
12f,212gを介して出力される。
TALKSTは会話ラツチ216aにより発生さ
れ、バツフア212hを介して出力される。BE,
BL又はTALKSTの変化を生じる合成処理装置
10の状態変化は割込論理2260のゲート22
61,2262,2263により検出され、ゲー
ト2264,2265を介して割込信号(INT)
を発生させる。バツフア212f−h中に含まれ
る状態が中央処理装置により読取られたこと、又
はRESET信号を受信したことを指示するSR2信
号の受取後ゲート2265を用いてINTをリセ
ツトする。 複合配線図を形成する第25図、第27図を参
照すると、パラメータ内挿論理23が詳細に図示
されている。Kスタツク203は各々が10ビツト
の情報を記憶する10個のレジスタを含む。小さな
四角の各々は番号330に図示した約束に応じて
1ビツトの記憶を表現する。各シフトレジスタの
内容は再循環制御ゲート315の制御下で再循環
ゲート314を介して再循環するよう配置されて
いる。Kスタツク302(第28図)は音声係数
K1−K9を記憶し、係数K10又はエネルギ・パラ
メータを一時的に記憶する。Kスタツク302か
ら記録論理301へ様々な時間周期で出力される
データは表に示してある。 記録論理301はKスタツク302をアレイ乗
算器401(第29図、第31図)に結合する。
記録論理301は4個の同一な記録段312a−
312dを含み、その内の1つ312aのみが詳
細に図示されている。記録論理313の第1段
は、段312a−312dの入力Aに生じるよう
な下位段からの桁上げがもち論基本的にないため
段312a−312dと異なる。記録論理は、−
2,+1,−1出力のみを受取る段0を除いて5段
アレイ乗算器401の各段に+2,−2,+1,−
1を出力する。実質的には記録論理301はブー
スのアルゴリズムを用いて1ビツトの情報の代り
にその各段でアレイ乗算器に2ビツトを処理させ
ている。ブースのアルゴリズムはプレンテイス・
ホール社1975年出版の「デイジタル信号処理の理
論と応用」517−18頁に説明されている。 K10係数とエネルギはE10ループ304に記憶
される。E10ループは20段直列シフトレジスタを
含むことが望ましい。E10ループ304の10段3
04aは直列に結合されることが望ましく、又こ
れも直列接続されている他の10段304bはKス
タツク302への並列入出力を有する。エネルギ
又はK10係数のどちらかである。適当なパラメ
ータは、時間周期T10にE10ループ304からK
スタツク302へエネルギ・パラメータを転送
し、時間周期T20にE10ループ304からKスタ
ツク302へ係数K10を転送するNORゲート3
16に応答するゲート315を介してE10ループ
304からKスタツク302へ転送される。
NORゲート316は又データを転送している時
にKスタツク302の再循環を禁止するため再循
環制御ゲート315も制御する。 KE10転送レジスタ303はE10ループ304
又はKスタツク302に記憶されているエネルギ
又はK1−K10係数の選択器307を介して加算
器308と遅延回路309への転送を容易にす
る。レジスタ303は対のインバータにより与え
られる9段を有し、第10段はE10ループ304又
はKスタツク302のどちらかからの10ビツトの
情報の転送を容易にするため選択器307とゲー
ト317により実質的に与えられる。タイミング
PLA511(第8,10図)のデコーダ部分5
11bにより発生された転送K(TK)信号によ
り制御される転送ゲート318を介してKスタツ
ク302からレジスタ303へデータが転送され
る。内挿される、従つてレジスタ303へシフト
される特定のパラメータは合成器が動作している
特定のパラメータ・カウントに依存するため、又
Kスタツク302から出力されて利用可能な特定
のパラメータが合成器が動作している特定の時間
周期の関数であるため、TK信号は第8図、第1
0図に示すようにピツチ・パラメータに対しては
T9時に、K1パラメータに対してはT8に、K2パ
ラメータに対してはT7に、等々に発生する。エ
ネルギ・パラメータ又はK10係数はタイミング
PLA511により発生したTE10信号に応答し
てE10ループ304からレジスタ303へクロツ
ク出力される。Bサイクルの間の各内挿後、(1)ゲ
ート315により再循環ゲート314がオフされ
ている時信号TKの制御下でゲート318を介し
てKスタツクへ、(2)ゲート319を介してE10ル
ープ304へレジスタ303からデータが転送さ
れる。 他の1ビツト記憶を与える再循環要素305a
と共に9段シフトレジスタを含むピツチ・レジス
タ305に10ビツト・ピツチ・パラメータが記憶
される。ピツチ内挿制御論理306により制御さ
れるように、新たな内挿ピツチ・パラメータが線
路320に与えられた時を除いて、ピツチパラメ
ータは通常ゲート305aを介してレジスタ30
5中を再循環する。ピツチ305の出力(PTO)
又はレジスタ303からの出力は選択器307に
よりゲート317に印加される。ピツチを内挿す
る時を除いてレジスタ303の出力をゲート31
7へ通常結合する論理306により選択器307
も制御される。論理306は、AサイクルのPC
=1の間加算器308と遅延回路309にピツチ
を出力し、BサイクルのPC=1の時の線路32
0上の内挿ピツチ値をレジスタ305に復帰させ
るため応答する。ゲート317は内挿時にピツ
チ、エネルギ又は係数情報を加算器308と遅延
回路309に与えるためにのみラツチ321に応
答する。データは直列にクロツクされるため、情
報はA部の間でクロツクされ始めることもあり、
PCOはレジスタ303又は305から加算器3
08又は遅延回路309への情報の転送時のいつ
かに論理1に切換わり、それ故ゲート317はA
サイクル・ラツチ321により制御され、このラ
ツチは転送E10(TE10)又は転送ピツチ
(TP)の転送(TK)信号をタイミングPLA51
1により発生した時PCOに従つてセツトされる。 ゲート317の出力は加算器308と遅延回路
309に印加される。遅延回路309の遅延は内
挿カウンタ515(第8図、第10図)により発
生されたDIV1−DIV8信号の状態に依存する。
データは下位ビツトを先にゲート317から出る
ため、遅延回路309で選択した量だけデータを
遅延し、加算器308の出力と共に加算器310
の出力を印加することにより、回路309で遅延
を与えれば与える程加算器310により以後加算
し直される加算器308からの差の実質の大きさ
が小さくなる。遅延回路311は加算器310を
レジスタ303,305に結合し直す。両遅延回
路309,303は3ビツトまでの遅延を挿入可
能であり、遅延回路309がその最大遅延の時遅
延311はその最小遅延にあり、逆も又可であ
る。NANDゲート322は加算器308の出力
を加算器310の入力に結合する。ゲート322
はORゲート323の出力に応答し、このORゲ
ート323はインバータ236(第12−24
図)からのに応答する。ゲート322,
323は、Kスタツク302、E10ループ304
及びPレジスタ305の現在値が1段内挿でその
新たな目標値に完全に内挿されるICOに内挿カウ
ンタがなければ、信号がオンとなつた
時加算器308からの出力を零とする作用を果た
す。非声枠(第7図)が音声合成チツプに送られ
ると、出力がゲート305a,303′に結合さ
れるシフトレジスタ325に遅延回路311を結
合するゲート324の作用により係数K5−10は
零にセツトされる。ゲート324はゲート209
b(第12−24図)により発生された零パラメ
ータ(ZPAR)信号に応答する。 エネルギ又はK10の新たに内挿された値がレジ
スタ303から部分304bへ入力されている時
ゲート326はE10ループ304の304b部分
のシフトを減勢する。ゲート327はレジスタ3
03の段を結合する転送ゲートを制御し、この段
はAサイクルの間TK又はTE10が高状態とな
る、すなわち転送ゲート318,319により制
御されるようにKスタツク302又はE10ループ
304のどちらかからレジスタ303がデータを
受取つている時データを段間で直列シフトするこ
とを禁止されている。ゲート327の出力は又シ
フトレジスタ325の各段とレジスタ303を3
03′に結合するゲートに接続され、これにより
内挿操作後上位10ビツトの後の3ビツトまでを零
にできる。 第29,31図はアレイ乗算器401の複合論
理配線図を形成する。アレイ乗算器は時々パイプ
ライン乗算器として参照される。例えばミズーリ
大学出版のグラヴイル・イー・オツト著の「パイ
プライン乗算器」を参照されたい。 アレイ乗算器401は段0から段4までの5段
と遅延段を有する。アレイ乗算器401への入力
は乗算マルチプレクサ415からの信号MR0−
MR13により与えられる。MR13は最上位ビツト
でMR0は最下位ビツトである。アレイ乗算器へ
の他の入力は記録論理301(第12図〜第14
図)からの上述の+2,−2,+1,−1出力であ
る。アレイ乗算器401からの出力P13−P0は加
算マルチプレクサ402に印加される。その最小
位ビツトP0は本実施例では常に論理1にされる、
なぜならこうすることにより2の補数の簡単な打
ち切りにより生じる±1/2LSBの値の代りに打
ち切り誤差を零とする手段が設定される。 アレイ乗算器401はA−1,A−2,B−
1,B−2,B−3又はB−Cという名の複数個
の箱形要素により示されている。これらの箱形要
素を作り上げる特定の論理素子は簡単のためこれ
らの要素を繰り返し図示する代りに複合第29
図、第31図の右側に図示されて、アレイ乗算器
401の論理図を構成する。A−1,A2ブロツ
ク要素はアレイ乗算器の段0を構成し、従つて
各々デコーダ313から出力される−2,+1,−
1信号に応答し、さらにMR2−MR13に応答す
る。アレイ乗算器401で乗算が生じると、最上
位ビツトは常に最左列要素に保持され、一方部分
和は連続して右方へシフトしていく。アレイ乗算
器401の各段が2つの2進ビツトに演算するの
で、部分和は右へ2桁シフトされる。従つて第1
段のMR0,MR1データ入力にはA型ブロツクは
設けていない。又、アレイ乗算器401の各ブロ
ツクは記録論理401を介して受取つたKスタツ
ク302からの2ビツトの情報に応答するため、
各ブロツクは又乗算マルチプレクサ415からの
2ビツトにも応答し、このビツトはインバータ4
30により反転され、このビツトは又真論理でB
型ブロツクにも送られる。 第32図、第34図はフイルタ及び励振発生器
24(アレイ乗算器401以外)と出力部25の
詳細な複合論理配線図を形成する。フイルタ及び
励振発生器24には、加算マルチプレクサ402
を介して線路P0−P13上のアレイ乗算器40
1の真又は反転出力(第29図、31図参照)を
その一方の入力に受取るように接続された加算器
404がある。加算器404の他方の入力は、加
算器404の出力(T10−T18で)、線路440
−453上の遅延スタツク406の出力(T20−
T7とT9)、Yラツチ403の出力(T8)又は予
充電ゲート420からの論理1(条件放電がこの
入力に印加されていない時にはT19)のどれかに
加算マルチプレクサ402を介して接続される。
これらの信号がこれらの時間に印加される理由は
上述の米国特許第4209844号の第12〜24図か
ら理解できる。もち論、本明細書の第6図を参照
して説明したように、時間周期指定が異なること
を想起されたい。 加算器404の出力は遅延スタツク406、乗
算マルチプレクサ415、1周期遅延ゲート41
4、加算マルチプレクサ402へ印加される。乗
算マルチプレクサ415は米国特許第4209844号
中の第8〜11図の1周期遅延34′と一般に等
価な一周期遅延ゲート414を含む。Yラツチ4
03は遅延スタツク406の出力を受取るように
接続される。乗算マルチプレクサ415はYラツ
チ403、一周期遅延ゲート414、又はバス4
05上の励振信号の出力をアレイ乗算器401の
入力MR0−MR13に選択的に印加する。遅延
スタツク406への入力D0−D13は加算器4
04の出力から供給される。加算マルチプレクサ
402、加算器404、Yラツチ403、乗算マ
ルチプレクサ415及び一周期遅延回路414の
論理は破線基準Aにより囲まれた最下位ビツトに
対してのみ詳細に図示してある。フイルタの第13
最上位ビツトも基準A線により囲まれた論理によ
り与えられ、この論理は「A」という名の長い長
方形破線箱により記述される。フイルタで処理さ
れる各並列ビツトの論理は簡明さのため詳細には
図示されていない。下位ビツトより上のフイルタ
処理ビツトの部分は、UVゲート408とチヤー
プROM409に接続するバス405と打ち切り
論理501との相互接続に関してのみ要素40
2,403,404,415,414に示した論
理と異なる。この点に関して、UVゲート408
とチヤープROM409からの出力は入力I13
−I6にのみ印加され、それ故基準A破線内のIx
という名の入力はフイルタの低位6ビツトには必
要ない。同様に、Yラツチ403からの出力は上
位10ビツトYL13からYL4にのみ印加され、それ
故基準線内のYLxという名の接続はフイルタの
低位4ビツトには必要ない。 遅延スタツク406は14個の9ビツト長シフト
レジスタを含み、その各段はφ4とφ4クロツクで
クロツクされるインバータを含む。米国特許第
4209844号に記載されているように、上述の特許
の第8〜11図のシフトレジスタ35′に全体が
対応する遅延スタツク406はある時間周期での
みシフトされる。これは論理部416により成さ
れ、φ1B−φ4BクロツクはPLA512(第8図、
第10図)からのT10−T18タイミング信号
から発生される。回路416のクロツク・バツフ
アも第32図、第34図に詳細に図示されてい
る。 遅延スタツク406、アレイ乗算器401、加
算器402、加算マルチプレクサ402、Yラツ
チ403、乗算マルチプレクサ415で扱われる
データは2の補数表示で処理されるのが望まし
い。 無声発生器407は、シフトレジスタ418に
擬似乱数項を発生するため帰還論理419により
えられる帰還項付のシフトレジスタ418を含む
乱数ノイズ発生器である。出力はこれから取ら
れ、ラツチ208d(第12−24図)からの
OLDPにも応答するUVゲート408に印加され
る。新たな音声パラメータがレジスタ205に入
力されると直ちにピツチ=0ラツチ208bが状
態を変えるため、旧ピツチ・ラツチ208dがゲ
ート408を制御する。しかしながら、これは内
挿カウントIC0で発生するため、又無声状態の
間次のIC0までKスタツク302、E10ループ3
04、ピツチレジスタ305に新たな値が内挿さ
れないため、音声励振値は8内挿サイクルが発生
するまでチヤープROM409からの周期的励振
から非声発生器407からの乱励振に変化できな
い。ゲート420はゲート408の出力と励振信
号I13の最上位ビツトの間でNOR演算(論理
和の否定)を行い、これにより実質的に非声音声
の間符号ビツトを乱数的に変更させる。ゲート4
21は非声発生状態の間励振信号の最上位ビツト
I12を実質的に論理1に強制する。従つてゲート
408,420,421の組合せ効果として、定
常的に0.5に等しい割合でランダムに変えられる
符号がフイルタ及び励振発生器24のフイルタに
印加されることになる。 有声音声の間チャープROM409は線路I6
−I13上にフイルタヘの8ビツト出力を与え
る。この出力は、グラフ化した時チヤープ関数を
表わす41の連続変化値を含む。ROM409の内
容は表にあげてある。ROM409はその出力
を反転するように設定されており、従つてデータ
は補数形式で記憶される。チヤープ関数値とチヤ
ープROMに記憶された補数値は2の補数形式か
つ16進記法で記述されている。ROM409は8
ビツト・レジスタによりアドレスされ、その内容
は1加算回路411によりフイルタを通して各サ
イクル毎に更新される。レジスタ410の内容が
レジスタ305の内容に等しいか又は大きくなつ
た時410の内容を零とするためレジスタ410
の出力を大小比較器403中でピツチ・レジスタ
305の内容と比較する。第41図、第42図に
詳細に図示されているROM409は、110010よ
り大きいアドレスは乗算マルチプレクサ415へ
の線路I13−I6に全て零を出力させるように
配置されている。零は又アドレス位置41−51
にも記録されている。従つてチヤープは必要に応
じてアドレス位置50までを占有するように拡大
できる。 第36図、第37図を参照すると、RAM20
3の詳細な複合論理配線図が図示されている。
RAM203はPC1−PC4のアドレスによりア
ドレスされ、このアドレスはPLA203aでデ
コードされ、どのコード化パラメータをRAM2
03へ入力するかを定める。RAM203は12の
デコードされたパラメータを記憶し、このパラメ
ータは第7図を参照して記述したデコード法に従
つて3ビツトから6ビツト間の可変ビツト長を有
する。RAM203の参照Bの各セルは第37図
に詳細に図示されている。読取/書込制御論理2
03bはT1,DIV1,PC0、及びパラメー
タ・ロード付勢に応答し、論理部209a(第1
2−14図)からのパラメータ・ロード付勢によ
り付勢された時内挿カウント零の間各パラメー
タ・カウントのAサイクルの間にRAM203に
書込む。第12,13図に示すようにデータはレ
ジスタ205から線路IN0−IN5上をRAM2
03へ入力され、データは又前述の図に図示して
あるように線路CR0−CR5上をROM202へ
出力される。 第38図、第39図には、ROM202の論理
線図が図示されている。ROM202は米国特許
第3934233号開示の型式の仮想接地ROMである
ことが望ましい。RAM202及びパラメータ・
カウンタ513からのアドレス情報は参照部Aに
詳細に図示するアドレス・バツフア202bに印
加される。アドレス・バツフア202bに用いら
れるNORゲート202aは参照部Bに詳細に図
示されている。アドレスバツフア202bの出力
はXデコーダ202c又はYデコーダ202dに
印加される。ROMは参照部cと名付けた10個の
部分に分割され、その内の1つが詳細に図示され
ている。各部からの出力線の大要は第12,13
図に示されるようにインバータを介してレジスタ
201へ印加される。Xデコーダは68本のXデコ
ード線の内の1本を選択し、一方Yデコーダ20
2dは上述の米国特許第3934233号に詳細に説明
されているように、隣接する拡散線対間のトラン
ジスタ・セルの存否を検査する。本実施例の
ROM202に記憶されるのが望ましいデータは
表にあげてある。 第41図、第42図はチヤープROM409の
複合配線図を形成する。ROM409はレジスタ
410からのアドレス線A0−A8(第32図、第
34図)と乗算マルチプレクサ405への線路I6
−I11上の出力情報及びゲート421,420へ
の線路I1,I2を介してアドレスされ、この全てが
第32図、第34図に示されている。第32図、
第34図を参照して前述したように、レジスタ4
10中で所定のカウントに到達した後、これは本
実施例では10進数51に等価なカウントであるが、
チヤープROMは全て零を出力する。ROM40
9は線路01(及びA0とA1)のアドレスに応
答するYデコーダ409aと路線2から5(及
びA2−A5)上のアドレスに応答するXデコーダ
409bとを含む。 ROM409はデコーダ409eからの線路4
09cに従つて10進数51が線路A0−A5上に検出
された時にセツトされるラツチ409cを含む。
デコーダ409eは又ラツチ409cをリセツト
する線路A0−A8上の論理零もデコードする。
ROM409は時間周期T12にゲート409gを
介してデータをクロツクさせる。タイミング論理
409fを含む。この時点で、デコーダ409e
はアドレス線A0−A8上に10進数0又は10進数51
のどちらが発生しているかを決定するために検査
する。どちらかの条件が発生している場合、静的
ラツチであるラツチ409cはフリツプさせられ
る。 アドレス・ラツチ409bは時間周期T13でセ
ツトされ、時間周期T11でリセツトされる。ラツ
チ409hは、ラツチ409cがセツトされてい
る時ラツチ409cが線路A0−A5上に10進数51
を強制させることを可能とする。従つて、51より
大きいアドレスレジスタ410のアドレスに対し
て、アドレスは最初時間周期T12でサンプルされ
て、ラツチ409cをリセツトするためリセツト
論理412(第36−37図)により零にリセツ
トされているか、又はアドレスが零にリセツトさ
れておらず、線路A0−A8上に入力されるアドレ
スがT13に論理部409jにより書込まれるか
を決定する。もち論、ROM409の位置51には
出力線I6−I11、IM1,IM2上に全て零が記憶さ
れている。従つて論理部409c,409h,4
09jにより、この場合10進の51である所定値の
アドレスは単に検査されて、リセツトが生じてい
るが、デコーダ409a,409bを介して
ROMセルのアレイをアドレスすることが許可さ
れているかどうかを決定する。10進の0と50の間
のアドレスは通常デコーダ409a,409bを
介してROMをアドレスする。ROMマトリクス
は米国特許第3934233号記載の型式の仮想接地型
が望ましい。上述したように、ROM409の内
容は表にあげてある。チヤープ関数はアドレス
00−40に配置され、アドレス41−51には
零が配置されている。 再び第32図、第34図に戻ると、打ち切り論
理425とデイジタル対アナログ(D/A)変換
器が詳細に図示されている。打ち切り論理425
はYL13−YL14上の2の補数データをオフセツト
2進数データに変換する回路を含む。論理部42
5a,425bは符号ビツトを決定し、打ち切り
信号CLIP0とCLIP1を発生するため線路YL13
上のYラツチ403からの最上位ビツトを検査す
る。論理部425aはCLIP0信号を発生し、
YL13が論理1でYL12又はYL11のどちらかが論理
零である時D/A変換器426への全ての入力を
零に駆動する。論理部425bはCLIP1信号を
発生し、YL13が論理0でYL12又はYL11のどちら
かが論理1の時D/A変換器426への全入力を
1に駆動する。論理部425cは今評価した条件
と反対の条件をYL13−YL11に対し検査して、打
ち切りが生じない時にはNORM信号を発生する。
この打ち切り機能はYL11,YL12の有効ビツトを
実質的に打ち切る。通常多くの他の回路では打ち
切りが生じる場合は低位ビツトが打ち切られるた
めこれはいくらか異常な打ち切りであることを理
解されたい。しかしながら、本回路では、大きな
正負値が実質的にクリツプされる。有効数字が小
さいより重要なデイジタル音声情報は本打ち切り
法により実質的に4のフアクタだけ増幅される。
論理部425dの線路YL10−YL4中のYラツチ
403からの2つの補数データを線路D/A6
D/A0の簡単な大小情報に変換する。打ち切り
が生じない場合、YL12とYL11は同一であるため
線路D/A7はYL12に接続される。 使用した打ち切り法の効果は表に示されてい
る。出力YL13−YL4が+127より大きな10進数を
発生する場合、D/A変換器入力は全て論理1に
駆動され、出力電流は0である。YL13−YL4
−128より小さな10進数を発生する場合、D/A
変換器入力は全て論理0に駆動され、出力電流は
1500マイクロアンペアである。YL13−YL4が10
進記法で−1に等しい時中点となり、D/A出力
電流は250マイクロアンペアに等しい。従つて
D/A変換器426は静レベル(本実施例では
750マイクロアンペア)の上下に変動するアナロ
グ出力を発生する。加えて、音声モジユールが会
話を停止すると、TALKST信号を用いて電力消
費を保持するため出力電流を零とする。 出力D/A7−D/A0はD/A変換器426に
結合されている。D/A7−D/A0は8個のMOS
スイツチング素子429aのゲートに接続される
ことが望ましい。D/A7−D/A0は又インバー
タ429bを介して8個のMOSスイツチング素
子429cにも接続される。スイツチング素子4
29aのソースはVssに接続され、スイツチング
素子429cのソースはVrefに接続される。
Vrefは電流源429dを飽和動作モードにバイ
アスするように計算された所定の電圧である。ス
イツチング素子429a,429cのドレインは
D/A変換器429の各脚の共通点に接続され、
電流源素子429dのゲートに結合されている。
電流源429dはVssに接続された各電流素子の
ソースと並列に結合された電流担持電極を有す
る。電流素子429dのドレインは1.8Kオーム
抵抗を介して出力ピンから商用又は家庭用コンピ
ユータに含まれる音声増幅器とスピーカ回路に接
続される。 D/A変換器426はYL13−YL4に含まれる
符号データと大小データをアナログ信号に実質的
に変換し、このアナログ信号は一定成分の交番信
号として特徴づけられることが当業者には認めら
れる。加えて、本明細書で開示したようなD/A
変換器は音声合成回路に加えて他の実施例にも使
用例を見出すことは明らかである。 読取専用メモリ12a,12bは本発明の譲受
人に譲渡された米国特許第4189779号に図示され
記載されている型式のものであることが望まし
い。 本発明は特定の実施例を参照して記述してきた
が、この発明は限定する意味で解釈されるもので
はない。本発明の説明を参照して、記載した実施
例の種々の修正や本発明の別の実施例は当業者に
は明らかとなる。それ故添附した特許請求の範囲
は本発明の真の範囲内に該当する修正や実施例を
カバーするものと考えられる。 表 合成処理装置10は各枠内の8点、すなわち
2.5ミリ秒に1回12個全ての音声パラメータの近
似的に線形な内挿を実行する内挿論理を含む。パ
ラメータはパラメータ・カウンタにより選択され
て1時に1つ内挿される。内挿論理はその現在値
(すなわち現在Kスタツク、ピツチ・レジスタ、
又はE−10ループに記憶されている値)とRAM
203にコード化型式で記憶され(ROM202
によりデコードされる)目標値からパラメータの
新たな値を計算する。各内挿により計算される値
は以下にあげられている。 ここでPiはパラメータの現在値 Pi+1は新たなパラメータ値 Ptは目標値 Niは内挿カウンタにより定まる整数 特定の内挿カウントの値Nと値Pi−Po/Pt−Po (Poは初期パラメータ値)は以下の通りであ
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は単独又は家庭用コンピユータに接続さ
れた音声モジユール(音声合成器)の前面図であ
る。第2図は音声モジユールを構成することが望
ましい主要部品のブロツク線図である。第3図は
音声モジユールの入出力回路の論理配線図であ
る。第4図及び第5図は(並べて配置した時に)
音声合成処理装置の複合ブロツク線図を形成す
る。第4−1図、第4−2図は、体4図中の
FIFOとROM制御論理217の各々をブロツク
図で示す。第6図は合成処理装置に用いられるの
が望ましい。各種タイミング信号のタイミング線
図である。第7図は合成処理装置が必要とするデ
ータ比率を減じるのが望ましいデータ圧縮法を図
式的に示している。第8図、第9図、第10図、
及び第11図は合成処理装置のタイミング論理部
(第4図20)の複合論理配線図を形成する。第
12図から第24図は合成処理装置のROM/
CPUインターフエース論理部(第2図、第4図
の21)の複合論理配線図を形成する。第25
図、第26図、第27図及び第28図は内挿器
(第4図の23)の複合論理配線図を形成する。
第29図、第30図及び第31図はアレイ乗算器
(第5図401)の複合論理配線図を形成する。
第32図、第33図、第34図及び第35図は音
声合成処理装置のフイルタ及び励振発生器(第4
図24)の複合論理配線図を形成する。第36図
及び第37図はパラメータRAM(第4図203)
の概略配線図である。第38図〜第40図はパラ
メータROM(第4図202)の概略配線図であ
る。第41図及び第42図はチヤープROM(第
5図409)の複合配線図である。 1……ケース、2……アクセス・スロツト、3
……ピンコネクタ、4……コンピユータ、5……
スピーカ、19……中央処理装置、6……音声増
幅器、10……音声合成処理装置、11……制御
入出力パツケージ、12a,12b……読取専用
メモリ、20……タイミング論理部、21……
ROM−CPUインターフエース論理部、22……
パラメータ・ロード、記憶、デコード論理部、2
3……パラメータ内挿器、24……フイルタ及び
励振発生器、25……デイジタル−アナログ変換
及び出力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外部制御装置からのアドレス情報によりアク
    セス可能な第1の複数のコード化された音声デー
    タを永続的に記憶する第1の記憶装置12a,1
    2bと、 コード化された音声データを人間の音声を表す
    デイジタル音声信号に変換する音声合成処理装置
    (10−第2図;22−第4図)と、 前記音声合成処理装置で変換された前記デイジ
    タル音声信号を人間の音声を表すアナログ信号に
    変換するデイジタル−アナログ変換装置426
    と、 を有する音声合成器において、 コード化された音声データ、アドレス情報及び
    命令情報のいずれをも含み得るデータ入力を、前
    記外部制御装置から受取るデータ蓄積装置212
    と、 前記データ蓄積装置の出力に結合され前記外部
    制御装置により供給されるコード化された音声デ
    ータを選択的に受取り第2の複数のコード化され
    た音声データを一時的に蓄積する第2の記憶装置
    2215と、 前記データ蓄積装置を介して、命令情報を、少
    くとも第1及び第2のコード化された指令を含む
    指令データとして、前記外部制御装置から受取る
    指令記憶装置210と、 前記指令記憶装置と接続する指令デコード装置
    211とを備え、 前記指令デコード装置は、前記外部制御装置か
    ら供給され前記第1と第2の記憶装置のいずれを
    動作させるかを指示する前記第1及び第2のコー
    ド化された指令の内のいずれか1つをデコードし
    たことに応答して、前記第1と第2の記憶装置の
    いずれか1つを選択的に作動させ、その結果、 前記選択的に作動された記憶装置は、外部制御
    装置からのアドレス情報によりアクセスされた前
    記第1の複数のコード化された音声データ又は前
    記第2の複数のコード化された音声データのいず
    れかを上記音声合成処理装置へ印加し、更に、前
    記指令デコード装置が前記第2のコード化された
    命令をデコードしたことに応答して、前記外部制
    御装置から前記データ蓄積装置へのデータ入力を
    前記第2の記憶装置がコード化された音声データ
    として受取る制御信号を発生する制御装置253
    を含むことを特徴とする音声合成器。
JP5953680A 1979-05-07 1980-05-07 Voice synthesizer Granted JPS5629298A (en)

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JPS5629298A JPS5629298A (en) 1981-03-24
JPH0585920B2 true JPH0585920B2 (ja) 1993-12-09

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JPS5742099A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Sharp Kk Voice informing device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5067039A (ja) * 1973-10-12 1975-06-05

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JPS5067039A (ja) * 1973-10-12 1975-06-05

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