JPH0583659A - 電子回路自動調整装置 - Google Patents
電子回路自動調整装置Info
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- JPH0583659A JPH0583659A JP24323591A JP24323591A JPH0583659A JP H0583659 A JPH0583659 A JP H0583659A JP 24323591 A JP24323591 A JP 24323591A JP 24323591 A JP24323591 A JP 24323591A JP H0583659 A JPH0583659 A JP H0583659A
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- internal
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- liquid crystal
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】工場出荷時に調整された安定な製品を出荷後も
経時変化によらず安定維持し、内部に特別なテスト信号
発生回路を必要としないようにする。 【構成】液晶パネル4aの光出力特性は、外部からテス
ト信号が挿入されたときに、外部センサー7、外部制御
手段8、内部制御手段6、信号処理回路3の外部調整ル
ープにより標準状態に設定される。この調整時に内部セ
ンサー5の出力も内部基準データとして内部制御手段6
に保持され、外部・内部センサー7、5間のばらつきが
補償される。以後は、内部センサー5、内部制御手段
6、信号処理回路3の内部調整ループにより初期調整状
態と同じ状態が維持され、内部制御手段6は、入力信号
レベル対サブ液晶パネル4bの透過光強度データを一時
的に記憶し、データが入力ダイナミックレンジ内に均一
にできるまでデータ収集を繰り返し測定データとして用
いる。
経時変化によらず安定維持し、内部に特別なテスト信号
発生回路を必要としないようにする。 【構成】液晶パネル4aの光出力特性は、外部からテス
ト信号が挿入されたときに、外部センサー7、外部制御
手段8、内部制御手段6、信号処理回路3の外部調整ル
ープにより標準状態に設定される。この調整時に内部セ
ンサー5の出力も内部基準データとして内部制御手段6
に保持され、外部・内部センサー7、5間のばらつきが
補償される。以後は、内部センサー5、内部制御手段
6、信号処理回路3の内部調整ループにより初期調整状
態と同じ状態が維持され、内部制御手段6は、入力信号
レベル対サブ液晶パネル4bの透過光強度データを一時
的に記憶し、データが入力ダイナミックレンジ内に均一
にできるまでデータ収集を繰り返し測定データとして用
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子回路自動調整装置の
構成に関する。具体的な説明の対象はテレビジョン受像
機等の、映像或いは文字を表示するために使用される液
晶パネルを用いた画像表示装置の回路構成、調整方法お
よびその手段に関するものであるが、その応用は画像表
示装置のみに限定されるものではない。
構成に関する。具体的な説明の対象はテレビジョン受像
機等の、映像或いは文字を表示するために使用される液
晶パネルを用いた画像表示装置の回路構成、調整方法お
よびその手段に関するものであるが、その応用は画像表
示装置のみに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】近年テレビジョン受像機等に使用される
画像表示装置は、従来から使用されてきたブラウン管に
代わって液晶パネルが使用され始めてきた。液晶パネル
はブラウン管に比べて機器の奥行きを小さくできるとい
う利点があり画像表示用として有望な装置である。液晶
パネルはコンバージェンスやフォーカス調整は不要であ
るが電気−光変換特性がブラウン管と異なるため電気的
な信号の補正が必要である。液晶パネルの製造技術はま
だ完成されたものではなく、表示装置として特性の均一
なものは得難いため、パネル毎に補正量を調整しなけれ
ばならない。例えばテレビジョン受像機に使用する場
合、使用者の好みによって変更する部分をのぞき、次の
ような調整が必要になる。 (1) 黒レベル (2) 白レベル (3) ガンマ特性 (4) フ
リッカ補正
画像表示装置は、従来から使用されてきたブラウン管に
代わって液晶パネルが使用され始めてきた。液晶パネル
はブラウン管に比べて機器の奥行きを小さくできるとい
う利点があり画像表示用として有望な装置である。液晶
パネルはコンバージェンスやフォーカス調整は不要であ
るが電気−光変換特性がブラウン管と異なるため電気的
な信号の補正が必要である。液晶パネルの製造技術はま
だ完成されたものではなく、表示装置として特性の均一
なものは得難いため、パネル毎に補正量を調整しなけれ
ばならない。例えばテレビジョン受像機に使用する場
合、使用者の好みによって変更する部分をのぞき、次の
ような調整が必要になる。 (1) 黒レベル (2) 白レベル (3) ガンマ特性 (4) フ
リッカ補正
【0003】これらの調整は、回路の構成方法にも依存
するが、単独の調整で済まない場合が多く、またカラー
テレビジョンの場合は三原色に対応したチャンネルにつ
いて同じように調整しなければならず、1つのパネルに
ついて10点以上の調整が必要となる。またこれらの調
整は電気的な調整ではあるが、調整結果は液晶パネルに
表示される画像として観測しなければならないため、従
来は人手によって調整を行っていた。
するが、単独の調整で済まない場合が多く、またカラー
テレビジョンの場合は三原色に対応したチャンネルにつ
いて同じように調整しなければならず、1つのパネルに
ついて10点以上の調整が必要となる。またこれらの調
整は電気的な調整ではあるが、調整結果は液晶パネルに
表示される画像として観測しなければならないため、従
来は人手によって調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた如く従来の
技術では液晶パネルに映像信号を正しく表示するために
必要な電気的調整点数が非常に多い。しかもそのその調
整は人手に頼らなければならず、熟練した調整者でない
と製品の品位が均一でなくなるという問題がある。
技術では液晶パネルに映像信号を正しく表示するために
必要な電気的調整点数が非常に多い。しかもそのその調
整は人手に頼らなければならず、熟練した調整者でない
と製品の品位が均一でなくなるという問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、液晶パネルに映像
信号を表示するような場合の電気的な調整方法を改良
し、これまで人手に頼っていた調整点数を減少させ、調
整工数の減少による組み立てコストを低減することにあ
る。またその調整機能は、工場出荷時の計測手段による
自動調整ループに一部活用できるようになっており、品
位を良好に維持できるようにしている。さらに調整のた
めのテスト信号を特別な手段を用いることなく入力信号
を有効に活用できるようにし、回路規模の削減を得られ
るようにした電子回路自動調整装置を提供することにあ
る。
信号を表示するような場合の電気的な調整方法を改良
し、これまで人手に頼っていた調整点数を減少させ、調
整工数の減少による組み立てコストを低減することにあ
る。またその調整機能は、工場出荷時の計測手段による
自動調整ループに一部活用できるようになっており、品
位を良好に維持できるようにしている。さらに調整のた
めのテスト信号を特別な手段を用いることなく入力信号
を有効に活用できるようにし、回路規模の削減を得られ
るようにした電子回路自動調整装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】入出力特性調整を得るた
めの制御端子を有した被調整回路手段と、前記制御端子
に与える1次制御データを半永久的に記憶しかつ記憶し
た内容を任意に更新できる1次制御データ記憶手段と、
前記被調整回路手段の出力信号に応答する主信号変換手
段及びこれに一体的に設けられた補助信号変換手段と、
前記補助信号変換手段の入力出力特性を参照するための
内部基準データを記憶した内部基準データ記憶手段と、
前記補助信号変換手段に、前記被調整回路を通った信号
であって前記主信号変換手段で実際に用いられる信号の
一部若しくは前記一部を変更した信号を供給する手段
と、内部調整モードにおいて前記補助信号変換手段の出
力に感応してその出力特性に応じた出力を得る内部セン
サー手段と、前記内部センサー手段の出力と前記内部基
準データによる誤差を検出し、前記誤差が許容値以内と
なるように前記被調整回路手段に与えられている1次制
御データを自動可変する内部制御手段とを備える。
めの制御端子を有した被調整回路手段と、前記制御端子
に与える1次制御データを半永久的に記憶しかつ記憶し
た内容を任意に更新できる1次制御データ記憶手段と、
前記被調整回路手段の出力信号に応答する主信号変換手
段及びこれに一体的に設けられた補助信号変換手段と、
前記補助信号変換手段の入力出力特性を参照するための
内部基準データを記憶した内部基準データ記憶手段と、
前記補助信号変換手段に、前記被調整回路を通った信号
であって前記主信号変換手段で実際に用いられる信号の
一部若しくは前記一部を変更した信号を供給する手段
と、内部調整モードにおいて前記補助信号変換手段の出
力に感応してその出力特性に応じた出力を得る内部セン
サー手段と、前記内部センサー手段の出力と前記内部基
準データによる誤差を検出し、前記誤差が許容値以内と
なるように前記被調整回路手段に与えられている1次制
御データを自動可変する内部制御手段とを備える。
【0007】
【作用】上記の構成により、信号変換手段としての液晶
パネルに表示された画像と等価な電気的信号が検出さ
れ、従来液晶パネルの調整に必要とされた人手を介する
作業を削減することができ、工場出荷時に、個々の製品
の入力信号対出力画像の特性のバラツキを抑える調整を
自動化する事ができる。更に製品の入出力特性が経時変
化しても、工場出荷時の初期調整状態を自動的に維持す
ることができる。また、補助信号変換手段の出力特性を
検出する場合、その入力信号は、実際に主信号変換手段
で用いられる信号自体の一部若しくは一部を変更した信
号であるから、特別なテスト信号供給手段を設けなくて
もよく、調整手段全体の回路規模の削減が得られる。
パネルに表示された画像と等価な電気的信号が検出さ
れ、従来液晶パネルの調整に必要とされた人手を介する
作業を削減することができ、工場出荷時に、個々の製品
の入力信号対出力画像の特性のバラツキを抑える調整を
自動化する事ができる。更に製品の入出力特性が経時変
化しても、工場出荷時の初期調整状態を自動的に維持す
ることができる。また、補助信号変換手段の出力特性を
検出する場合、その入力信号は、実際に主信号変換手段
で用いられる信号自体の一部若しくは一部を変更した信
号であるから、特別なテスト信号供給手段を設けなくて
もよく、調整手段全体の回路規模の削減が得られる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0009】この発明は、液晶パネルと一体に設けた光
学的信号検出素子によって液晶パネルの入力信号レベル
と出力光強度レベルの関係を検出する電気−光変換手段
(内部センサー)と、この内部センサーから得られる上
記入出力関係情報に基づいて調整状態を判断し、必要が
あれば上記入出力関係を一定の状態に調整するための調
整制御手段とによって構成される。又補助的な手段とし
て、工場出荷時に、上記液晶パネルの入力信号レベルと
出力光強度レベルの関係を検出する基準となる計測手段
をシステム外部に接続することができ、この計測手段に
よって得られる精密な入出力関係情報に基づいて、シス
テムに内蔵された上記自動調整手段を校正するアルゴリ
ズムを実行する演算手段を合わせ持っている。
学的信号検出素子によって液晶パネルの入力信号レベル
と出力光強度レベルの関係を検出する電気−光変換手段
(内部センサー)と、この内部センサーから得られる上
記入出力関係情報に基づいて調整状態を判断し、必要が
あれば上記入出力関係を一定の状態に調整するための調
整制御手段とによって構成される。又補助的な手段とし
て、工場出荷時に、上記液晶パネルの入力信号レベルと
出力光強度レベルの関係を検出する基準となる計測手段
をシステム外部に接続することができ、この計測手段に
よって得られる精密な入出力関係情報に基づいて、シス
テムに内蔵された上記自動調整手段を校正するアルゴリ
ズムを実行する演算手段を合わせ持っている。
【0010】これにより、液晶パネルに表示された画像
と等価な電気的信号が検出され、従来液晶パネルの調整
に必要とされた人手を介する作業を削減することがで
き、工場出荷時に、個々の製品の入力信号対出力画像の
特性のバラツキを抑える調整を自動化する事ができる。
更に製品の入出力特性が経時変化しても、工場出荷時の
初期調整状態を自動的に維持することができる。
と等価な電気的信号が検出され、従来液晶パネルの調整
に必要とされた人手を介する作業を削減することがで
き、工場出荷時に、個々の製品の入力信号対出力画像の
特性のバラツキを抑える調整を自動化する事ができる。
更に製品の入出力特性が経時変化しても、工場出荷時の
初期調整状態を自動的に維持することができる。
【0011】図1はこの発明の一実施例である。入力端
子2にはビデオ信号が供給される。入力端子2に供給さ
れたビデオ信号は、信号処理回路3に入力される。信号
処理回路3は、入力信号レベルに対応して出力されるべ
き信号のレベルを、ルックアップ・テーブルとして、後
述する内部制御手段6から供給されており、このルック
アップ・テーブルに従って、入力信号を処理する機能を
有する。内部制御手段6は、液晶テレビジョンシステム
の入出力特性を測定し、工場出荷時に記憶させた標準特
性と比較し、信号処理回路3のルックアップ・テーブル
のデータを算出する機能、算出したデータを半永久的に
保存する機能を有する。
子2にはビデオ信号が供給される。入力端子2に供給さ
れたビデオ信号は、信号処理回路3に入力される。信号
処理回路3は、入力信号レベルに対応して出力されるべ
き信号のレベルを、ルックアップ・テーブルとして、後
述する内部制御手段6から供給されており、このルック
アップ・テーブルに従って、入力信号を処理する機能を
有する。内部制御手段6は、液晶テレビジョンシステム
の入出力特性を測定し、工場出荷時に記憶させた標準特
性と比較し、信号処理回路3のルックアップ・テーブル
のデータを算出する機能、算出したデータを半永久的に
保存する機能を有する。
【0012】メイン液晶パネル4aは、信号処理回路3
で処理されたビデオ信号を表示する、いわゆるディスプ
レイパネルである。サブ液晶パネル4bは、メイン液晶
パネル4aに付随し、メイン液晶パネル4aと同等の電
気−光学特性を有する表示素子である。内部センサー5
は、サブ液晶パネル4bと共通の構造体を有し、サブ液
晶パネル4bを透過する光の強度を電気的信号に変換す
る光→電気変換機能、及び内部制御手段6が演算処理可
能な信号に変換する機能を有する。外部センサー7は、
内部センサー6と同様の機能を有し、工場出荷時にメイ
ン液晶パネル4bに装着され、初期調整に用いられるリ
ファレンス素子である。外部制御手段8は、外部センサ
ー7と同様に工場出荷時の初期調整に用いられるもの
で、外部センサー7から供給されるメイン液晶パネル4
bの透過光強度データを、予め用意された標準データと
比較し、誤差が最小になるようなルックアップ・テーブ
ルを算出する機能を有する。
で処理されたビデオ信号を表示する、いわゆるディスプ
レイパネルである。サブ液晶パネル4bは、メイン液晶
パネル4aに付随し、メイン液晶パネル4aと同等の電
気−光学特性を有する表示素子である。内部センサー5
は、サブ液晶パネル4bと共通の構造体を有し、サブ液
晶パネル4bを透過する光の強度を電気的信号に変換す
る光→電気変換機能、及び内部制御手段6が演算処理可
能な信号に変換する機能を有する。外部センサー7は、
内部センサー6と同様の機能を有し、工場出荷時にメイ
ン液晶パネル4bに装着され、初期調整に用いられるリ
ファレンス素子である。外部制御手段8は、外部センサ
ー7と同様に工場出荷時の初期調整に用いられるもの
で、外部センサー7から供給されるメイン液晶パネル4
bの透過光強度データを、予め用意された標準データと
比較し、誤差が最小になるようなルックアップ・テーブ
ルを算出する機能を有する。
【0013】ここで、信号処理回路3とメイン液晶パネ
ル4a、サブ液晶パネル4b間の信号系路は、デコーダ
30が設けられている。このデコーダ30は、入力端子
2に入力された入力ビデオ信号が信号処理回路3で処理
されて出力された信号そのものを、メイン液晶パネル4
aに供給する機能と、信号処理回路3から出力された信
号の全部又は一部若しくは一部を変更した信号をサブ液
晶パネル4bに供給する機能とを有する。
ル4a、サブ液晶パネル4b間の信号系路は、デコーダ
30が設けられている。このデコーダ30は、入力端子
2に入力された入力ビデオ信号が信号処理回路3で処理
されて出力された信号そのものを、メイン液晶パネル4
aに供給する機能と、信号処理回路3から出力された信
号の全部又は一部若しくは一部を変更した信号をサブ液
晶パネル4bに供給する機能とを有する。
【0014】図2は、図1のブロック図の内、信号処理
回路3と内部制御手段6の実施例を示している。図にお
いて、端子T1はビデオ信号の入力端子である。端子T
2は、内部制御手段6との間でビデオ信号のデータの交
換を行うための入出力端子である。端子T3はガンマ補
正処理を行ったビデオ信号データ、及びガンマ補正処理
のルックアップ・テーブルデータをガンマ処理メモリ
(GMEM)3aと内部制御手段6との間で交換するた
めの入出力端子である。端子T4は、直流(DC)調整
処理を行ったビデオ信号データ、及びDC調整処理のた
めのルックアップ・テーブルデータをDC処理メモリ
(DMEM)3bと内部制御手段6との間で交換するた
めの入出力端子である。端子T5は、ガンマ補正処理,
DC調整処理されたビデオ信号の出力端子であり、液晶
パネルに処理済みのビデオ信号として出力する。GME
M3aは、ガンマ補正データをルックアップ・テーブル
に一時記憶するメモリであり、内部制御手段6によって
随時その内容を書き換えることができ、出力特性を可変
(つまり調整)ることができる。GMEM3aは、入力
ビデオ信号レベルをアドレスとして受付け、各アドレス
には、ルックアップ・テーブルを参照した結果であるガ
ンマ補正処理の済んだ信号のレベルデータが格納される
ことになる。DMEM3bには、ガンマ補正処理の済ん
だ信号レベルをアドレスとし、各アドレスには、ルック
アップ・テーブルを参照した結果である入力信号に定数
を加算したレベルデータが格納される。このDMEM3
bは、2系統用意され、液晶パネルの印加電圧の正、負
別にDCを調整可能である。尚、このDMEM3bのD
C補正のためのテーブルデータも内部制御手段6によっ
て、随時書換が可能である。この実施例の他に、GME
Mを2系統用意し、ガンマ補正データに定数を加算した
データを格納すれば、DMEMを省略することも考えら
れる。
回路3と内部制御手段6の実施例を示している。図にお
いて、端子T1はビデオ信号の入力端子である。端子T
2は、内部制御手段6との間でビデオ信号のデータの交
換を行うための入出力端子である。端子T3はガンマ補
正処理を行ったビデオ信号データ、及びガンマ補正処理
のルックアップ・テーブルデータをガンマ処理メモリ
(GMEM)3aと内部制御手段6との間で交換するた
めの入出力端子である。端子T4は、直流(DC)調整
処理を行ったビデオ信号データ、及びDC調整処理のた
めのルックアップ・テーブルデータをDC処理メモリ
(DMEM)3bと内部制御手段6との間で交換するた
めの入出力端子である。端子T5は、ガンマ補正処理,
DC調整処理されたビデオ信号の出力端子であり、液晶
パネルに処理済みのビデオ信号として出力する。GME
M3aは、ガンマ補正データをルックアップ・テーブル
に一時記憶するメモリであり、内部制御手段6によって
随時その内容を書き換えることができ、出力特性を可変
(つまり調整)ることができる。GMEM3aは、入力
ビデオ信号レベルをアドレスとして受付け、各アドレス
には、ルックアップ・テーブルを参照した結果であるガ
ンマ補正処理の済んだ信号のレベルデータが格納される
ことになる。DMEM3bには、ガンマ補正処理の済ん
だ信号レベルをアドレスとし、各アドレスには、ルック
アップ・テーブルを参照した結果である入力信号に定数
を加算したレベルデータが格納される。このDMEM3
bは、2系統用意され、液晶パネルの印加電圧の正、負
別にDCを調整可能である。尚、このDMEM3bのD
C補正のためのテーブルデータも内部制御手段6によっ
て、随時書換が可能である。この実施例の他に、GME
Mを2系統用意し、ガンマ補正データに定数を加算した
データを格納すれば、DMEMを省略することも考えら
れる。
【0015】次に、内部制御手段6の例を説明する。信
号処理回路3とデータの交換を行う入出力端子には同一
の番号を付してある。中央演算処理装置(CPU)6a
は調整処理によって得られたデータと、予めストアされ
ているデータの比較を行い、処理に用いられるルックア
ップ・テーブルデータを算出するアルゴリズム及びデコ
ーダ30に対する制御アルゴリズムを実行する。ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)6bは、CPU6aの作業
領域、及びルックアップ・テーブルデータの記憶領域と
して設けられている半永久的な記憶手段である。リード
オンリーメモリ(ROM)6cは、CPU6aが実行す
るプログラムの記憶手段である。入出力回路(I/O)
6d、6eは、CPU6aと信号処理回路3、基準信号
挿入手段2、内部センサ−5,及び外部制御手段8との
間で制御信号,データの入出力を行うためのインタフェ
ースである。外部制御手段8についても、内部制御手段
6と同等の構成が可能である。
号処理回路3とデータの交換を行う入出力端子には同一
の番号を付してある。中央演算処理装置(CPU)6a
は調整処理によって得られたデータと、予めストアされ
ているデータの比較を行い、処理に用いられるルックア
ップ・テーブルデータを算出するアルゴリズム及びデコ
ーダ30に対する制御アルゴリズムを実行する。ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)6bは、CPU6aの作業
領域、及びルックアップ・テーブルデータの記憶領域と
して設けられている半永久的な記憶手段である。リード
オンリーメモリ(ROM)6cは、CPU6aが実行す
るプログラムの記憶手段である。入出力回路(I/O)
6d、6eは、CPU6aと信号処理回路3、基準信号
挿入手段2、内部センサ−5,及び外部制御手段8との
間で制御信号,データの入出力を行うためのインタフェ
ースである。外部制御手段8についても、内部制御手段
6と同等の構成が可能である。
【0016】図3は、液晶テレビジョンシステムのホワ
イトバランス特性を工場出荷時に自動調整アルゴリズム
のフローチャートを示している。工場出荷時には外部セ
ンサー7をメイン液晶パネル部4aに装着し、外部制御
手段8によって、R,G,B各信号系のガンマ補正特
性、及びLCD駆動電圧反転時のLCD透過光強度の均
一化のためのDC特性を製品標準の特性に自動調整す
る。次に、この調整が完了したときの信号処理回路のル
ックアップ・テーブルデータ、及び入出力データを製品
初期状態として半永久的な記憶手段に保存する。以上説
明した工場出荷時調整を行うことで、LCDの入出力特
性、バックライトとして用いられる蛍光灯の輝度,色温
度、及び電気回路の諸特性のバラツキを抑え、特性の安
定した製品の出荷が可能となる。
イトバランス特性を工場出荷時に自動調整アルゴリズム
のフローチャートを示している。工場出荷時には外部セ
ンサー7をメイン液晶パネル部4aに装着し、外部制御
手段8によって、R,G,B各信号系のガンマ補正特
性、及びLCD駆動電圧反転時のLCD透過光強度の均
一化のためのDC特性を製品標準の特性に自動調整す
る。次に、この調整が完了したときの信号処理回路のル
ックアップ・テーブルデータ、及び入出力データを製品
初期状態として半永久的な記憶手段に保存する。以上説
明した工場出荷時調整を行うことで、LCDの入出力特
性、バックライトとして用いられる蛍光灯の輝度,色温
度、及び電気回路の諸特性のバラツキを抑え、特性の安
定した製品の出荷が可能となる。
【0017】即ち、外部調整モードにおいては、外部調
整手段8は内部制御手段6を介して標準ガンマ補正デー
タを信号処理回路3へ送る(ステップSe1、Se
2)。内部制御手段6は、図示しない外部基準信号挿入
手段に対し、入力端子2へテスト信号を出力するように
指令する(ステップSe3、Se4)。信号処理回路3
は、テスト信号(入力信号)をガンマ補正データに基づ
きガンマ補正を行う(ステップSe5)。すると外部セ
ンサー7は、透過光の強度データを出力する。また信号
処理回路3は、テスト信号データを内部制御手段6へ送
る(ステップSe7)。さらに内部制御手段6はテスト
信号データを外部制御手段8へ送る(ステップSe
8)。外部制御手段8は、テスト信号データと透過強度
データとをペアとし、目標データのペアと比較する(ス
テップSe9)。この比較結果において、全データペア
がそれぞえ許容範囲内であるか判定される(ステップS
e10)。範囲外であれば外部制御手段8は、ガンマ補
正データを変えて内部制御手段6へ送る(ステップSe
11)。すると内部制御手段6はガンマ補正データを信
号処理回路3へ与えてステップSe5へ戻る(ステップ
Se12)。ステップSe10において、計測した全デ
ータペアが許容範囲以内であれば、外部制御手段8は内
部制御手段6へテスト信号データと透過強度データのペ
アを送り、終了を知らせる(ステップSe13)。する
と内部制御手段6は、信号処理回路3の減算のガンマ補
正データをストアする(ステップSe14)。
整手段8は内部制御手段6を介して標準ガンマ補正デー
タを信号処理回路3へ送る(ステップSe1、Se
2)。内部制御手段6は、図示しない外部基準信号挿入
手段に対し、入力端子2へテスト信号を出力するように
指令する(ステップSe3、Se4)。信号処理回路3
は、テスト信号(入力信号)をガンマ補正データに基づ
きガンマ補正を行う(ステップSe5)。すると外部セ
ンサー7は、透過光の強度データを出力する。また信号
処理回路3は、テスト信号データを内部制御手段6へ送
る(ステップSe7)。さらに内部制御手段6はテスト
信号データを外部制御手段8へ送る(ステップSe
8)。外部制御手段8は、テスト信号データと透過強度
データとをペアとし、目標データのペアと比較する(ス
テップSe9)。この比較結果において、全データペア
がそれぞえ許容範囲内であるか判定される(ステップS
e10)。範囲外であれば外部制御手段8は、ガンマ補
正データを変えて内部制御手段6へ送る(ステップSe
11)。すると内部制御手段6はガンマ補正データを信
号処理回路3へ与えてステップSe5へ戻る(ステップ
Se12)。ステップSe10において、計測した全デ
ータペアが許容範囲以内であれば、外部制御手段8は内
部制御手段6へテスト信号データと透過強度データのペ
アを送り、終了を知らせる(ステップSe13)。する
と内部制御手段6は、信号処理回路3の減算のガンマ補
正データをストアする(ステップSe14)。
【0018】図4は、内部制御手段6のアルゴリズムを
示す図である。フローチャートの概要を説明する。液晶
TVシステムは通常のTV画面を表示している実使用状
態とする。まずシステムは、工場出荷時の処理ルックア
ップ・テーブルデータに基づいて、ガンマ補正処理、D
C調整処理を行う。実使用状態では、信号処理回路に入
力される信号のレベルは時々刻々変化する。内部制御手
段6が、TVシステムの入力信号対出力光強度特性が標
準特性に近いか否かを判定するためには、入力信号のレ
ベルのダイナミックレンジ内全体の透過光強度データが
必要である。この為、内部制御手段6は、入力信号レベ
ル対サブ液晶パネル4bの透過光強度データを一時的に
記憶し、データが入力ダイナミックレンジ内に均一にで
きるまでデータ収集を繰り返す。従ってデコーダ30は
入力信号の全部或いは一部をサブ液晶パネル4bに供給
するが、できるだけ全体の情報が含まれるような信号が
好ましい。よって、各ラインを全体的に間引きして供給
したりする等各種のスイッチ手段や取り込み手段が可能
である。データが均一に収集できたと判定されると、工
場出荷時に記憶した内部基準データと比較する。システ
ムが経時変化し、この結果、内部演算手段が標準データ
を再現できていないと判断した場合、更に自動調整を続
行する。システムの経時変化分を吸収して製品標準状態
を再現したと判断すると、記憶している処理ルックアッ
プ・テーブルデータを現在値に更新して調整を終える。
次回、内部自動調整の必要が生じた場合には、更新され
た処理ルックアップ・テーブルを初期値として自動調整
を開始する。この内部自動調整を行うことで、システム
に経時変化があっても、工場出荷時のホワイトバランス
初期状態を維持することが可能となる。
示す図である。フローチャートの概要を説明する。液晶
TVシステムは通常のTV画面を表示している実使用状
態とする。まずシステムは、工場出荷時の処理ルックア
ップ・テーブルデータに基づいて、ガンマ補正処理、D
C調整処理を行う。実使用状態では、信号処理回路に入
力される信号のレベルは時々刻々変化する。内部制御手
段6が、TVシステムの入力信号対出力光強度特性が標
準特性に近いか否かを判定するためには、入力信号のレ
ベルのダイナミックレンジ内全体の透過光強度データが
必要である。この為、内部制御手段6は、入力信号レベ
ル対サブ液晶パネル4bの透過光強度データを一時的に
記憶し、データが入力ダイナミックレンジ内に均一にで
きるまでデータ収集を繰り返す。従ってデコーダ30は
入力信号の全部或いは一部をサブ液晶パネル4bに供給
するが、できるだけ全体の情報が含まれるような信号が
好ましい。よって、各ラインを全体的に間引きして供給
したりする等各種のスイッチ手段や取り込み手段が可能
である。データが均一に収集できたと判定されると、工
場出荷時に記憶した内部基準データと比較する。システ
ムが経時変化し、この結果、内部演算手段が標準データ
を再現できていないと判断した場合、更に自動調整を続
行する。システムの経時変化分を吸収して製品標準状態
を再現したと判断すると、記憶している処理ルックアッ
プ・テーブルデータを現在値に更新して調整を終える。
次回、内部自動調整の必要が生じた場合には、更新され
た処理ルックアップ・テーブルを初期値として自動調整
を開始する。この内部自動調整を行うことで、システム
に経時変化があっても、工場出荷時のホワイトバランス
初期状態を維持することが可能となる。
【0019】図4において、内部調整ループが動作する
と、内部演算手段6はストアしているガンマ補正データ
を信号処理回路3へ与える(ステップSf1、Sf
2)。内部制御手段6は、これまでの制御データメモリ
における測定データ及びフラッグをリセットする(ステ
ップSf3)。内部制御手段6は、内部センサー5から
の透過光強度データをサンプリングし、上記測定データ
を取り込み、入力ビデオ信号レベルに対応したアドレス
へ測定データを書込み、そのアドレスにフラッグをたて
る(ステップSf4、f5)。また測定データがメモリ
内へ一様に書込まれたかどうかをフラッグの分布で判定
する(ステップSf7)。一様に書込まれるまで、測定
データの取り込みが行われ、完了すると工場出荷時にス
トアされた標準(内部基準)データと測定データとの比
較が行われる(ステップSf8)。比較結果による誤差
が許容範囲外であれば、ガンマ補正データが調整され、
ステップSf3に戻り(ステップSf10)、許容範囲
内であればそれまでストアしていた標準データとしての
ガンマ補正データを現在のガンマ補正データに更新し終
了する(ステップSf11、Sf12)。
と、内部演算手段6はストアしているガンマ補正データ
を信号処理回路3へ与える(ステップSf1、Sf
2)。内部制御手段6は、これまでの制御データメモリ
における測定データ及びフラッグをリセットする(ステ
ップSf3)。内部制御手段6は、内部センサー5から
の透過光強度データをサンプリングし、上記測定データ
を取り込み、入力ビデオ信号レベルに対応したアドレス
へ測定データを書込み、そのアドレスにフラッグをたて
る(ステップSf4、f5)。また測定データがメモリ
内へ一様に書込まれたかどうかをフラッグの分布で判定
する(ステップSf7)。一様に書込まれるまで、測定
データの取り込みが行われ、完了すると工場出荷時にス
トアされた標準(内部基準)データと測定データとの比
較が行われる(ステップSf8)。比較結果による誤差
が許容範囲外であれば、ガンマ補正データが調整され、
ステップSf3に戻り(ステップSf10)、許容範囲
内であればそれまでストアしていた標準データとしての
ガンマ補正データを現在のガンマ補正データに更新し終
了する(ステップSf11、Sf12)。
【0020】内部制御手段6が一時記憶する情報のフォ
ーマットについて説明を加える。記憶データは、入力信
号レベル対透過光強度データと、データが記録された事
を示すフラグからなる。内部制御手段は自動調整を開始
する際、記憶データを初期化し、全て0にする。記憶す
るデータの値が、たまたま0であった場合、内部制御手
段がデータを見ただけでは、それが初期値なのかデータ
なのか判別できない。よって上述のフラグを設け、内部
手段手段がフラグを参照する事で初期値とデータの区別
が可能となる。次に、内部センサー5の具体例について
説明する。内部センサー5としては各種の実施例が考え
られるが、図示するのはその一例である。図5は液晶パ
ネルのセル内部に受光素子を設けるようにしたものであ
る。
ーマットについて説明を加える。記憶データは、入力信
号レベル対透過光強度データと、データが記録された事
を示すフラグからなる。内部制御手段は自動調整を開始
する際、記憶データを初期化し、全て0にする。記憶す
るデータの値が、たまたま0であった場合、内部制御手
段がデータを見ただけでは、それが初期値なのかデータ
なのか判別できない。よって上述のフラグを設け、内部
手段手段がフラグを参照する事で初期値とデータの区別
が可能となる。次に、内部センサー5の具体例について
説明する。内部センサー5としては各種の実施例が考え
られるが、図示するのはその一例である。図5は液晶パ
ネルのセル内部に受光素子を設けるようにしたものであ
る。
【0021】図には、受光素子一体形のTFT液晶セル
の構成を示している。同図(A)は液晶セルの断面図で
あり、同図(B)はセル上面からの透視図である。11
1、121は、ガラス基板であり、ガラス基板121の
裏面には偏光フィルム122が設けられている。そして
ガラス基板121の内面には、ゲート電極123が設け
られ、このゲート電極の上面及びガラス基板121の内
面にはゲート絶縁膜124が設けられている。ゲート絶
縁膜124の上でゲート電極123に対応した部分に
は、半導体125が設けられ、この半導体125の端部
にドレイン126とソース127が形成されている。さ
らにドレイン126とソース127には、それぞれドレ
イン電極128、ソース電極129が設けられ、ドレイ
ン電極128には透明画素電極130が接続されてい
る。そしてドレイン電極128とソース電極129の間
には、光遮蔽膜131が配置されている。
の構成を示している。同図(A)は液晶セルの断面図で
あり、同図(B)はセル上面からの透視図である。11
1、121は、ガラス基板であり、ガラス基板121の
裏面には偏光フィルム122が設けられている。そして
ガラス基板121の内面には、ゲート電極123が設け
られ、このゲート電極の上面及びガラス基板121の内
面にはゲート絶縁膜124が設けられている。ゲート絶
縁膜124の上でゲート電極123に対応した部分に
は、半導体125が設けられ、この半導体125の端部
にドレイン126とソース127が形成されている。さ
らにドレイン126とソース127には、それぞれドレ
イン電極128、ソース電極129が設けられ、ドレイ
ン電極128には透明画素電極130が接続されてい
る。そしてドレイン電極128とソース電極129の間
には、光遮蔽膜131が配置されている。
【0022】一方、他方のガラス基板111の内面に
は、セルを区分するブラックマトリックス112が形成
されるとともに、カラーフィルタ113が設けられ、こ
れらを覆って透明電極114が形成されている。ガラス
基板111の外側の表面には偏光フィルム115が設け
られ、この外面には反射膜116が形成されている。上
記の透明電極間には液晶材料を封入されている。また半
導体素子部分は、非晶質または多結晶シリコンを主材料
とする薄膜トランジスタを構成している。ゲート電極に
電圧が印加されると、トランジスタが導通し、透明電極
130と共通電極である透明電極114との間に、電圧
が印加され液晶材料の偏光性が制御される。従って、画
像表示して使用する場合は、このような液晶セルを多数
設け、セルを選択的に制御することによって、文字また
は画像を表示することができる。
は、セルを区分するブラックマトリックス112が形成
されるとともに、カラーフィルタ113が設けられ、こ
れらを覆って透明電極114が形成されている。ガラス
基板111の外側の表面には偏光フィルム115が設け
られ、この外面には反射膜116が形成されている。上
記の透明電極間には液晶材料を封入されている。また半
導体素子部分は、非晶質または多結晶シリコンを主材料
とする薄膜トランジスタを構成している。ゲート電極に
電圧が印加されると、トランジスタが導通し、透明電極
130と共通電極である透明電極114との間に、電圧
が印加され液晶材料の偏光性が制御される。従って、画
像表示して使用する場合は、このような液晶セルを多数
設け、セルを選択的に制御することによって、文字また
は画像を表示することができる。
【0023】ここで、図に示した液晶セルは、有効画面
の外に位置するものである。そしてこのセルにおいて
は、中央部に、先の液晶駆動用の薄膜トランジスタ(T
FT)と略同じ工程で受光素子140が形成されてい
る。
の外に位置するものである。そしてこのセルにおいて
は、中央部に、先の液晶駆動用の薄膜トランジスタ(T
FT)と略同じ工程で受光素子140が形成されてい
る。
【0024】反射膜116は、ガラス基板121側から
の入射光を反射させ、受光素子140へ光を照射するた
めのものである。受光素子140は液晶駆動用の薄膜ト
ランジスタと同様な構成ではあるが、液晶駆動用の透明
画素電極と接続されていない。さらに、チャネルとなる
半導体を光から遮蔽するための光遮蔽膜を有していな
い。
の入射光を反射させ、受光素子140へ光を照射するた
めのものである。受光素子140は液晶駆動用の薄膜ト
ランジスタと同様な構成ではあるが、液晶駆動用の透明
画素電極と接続されていない。さらに、チャネルとなる
半導体を光から遮蔽するための光遮蔽膜を有していな
い。
【0025】このような構成から成る液晶セルに光を入
射した際の光の経路について説明する。まず光は偏光フ
ィルタ122をぬけ、ガラス基板121を通過する。こ
こで、光の一部は液晶駆動用の薄膜トランジスタを構成
している半導体及び金属に遮られるが、光の大部分はゲ
ート絶縁膜と透明画素電極を透過し、液晶に入射する。
液晶に入射した光は透明電極、カラーフィルタ113、
ガラス基板111、偏光フィルタ115をぬけて、反射
膜116に到達し、反射・散乱をして受光素子140の
半導体に達する。これにより受光素子140の電極に
は、光量に依存した電流が流れることになる。
射した際の光の経路について説明する。まず光は偏光フ
ィルタ122をぬけ、ガラス基板121を通過する。こ
こで、光の一部は液晶駆動用の薄膜トランジスタを構成
している半導体及び金属に遮られるが、光の大部分はゲ
ート絶縁膜と透明画素電極を透過し、液晶に入射する。
液晶に入射した光は透明電極、カラーフィルタ113、
ガラス基板111、偏光フィルタ115をぬけて、反射
膜116に到達し、反射・散乱をして受光素子140の
半導体に達する。これにより受光素子140の電極に
は、光量に依存した電流が流れることになる。
【0026】図6(A)は一般的な液晶セルの電気−光
学特性である。この特性は、様々なパラメーターにより
影響を受ける。一例として、温度をパラメーターとした
場合の特性変化を同図(B)に示す。この特性から分か
るように、温度が低くなると、相対透過光量が増加し、
逆に、温度が高くなると、相対透過光量が減少すること
になる。実施例に示したような受光素子一体形の液晶セ
ルを利用することにより、上述のようなパラメーターの
影響を検出できるので、液晶駆動用の薄膜トランジスタ
にこの検出データをフィードバックすればパラメーター
の影響による電気−光学特性を補正することがが可能と
なる。
学特性である。この特性は、様々なパラメーターにより
影響を受ける。一例として、温度をパラメーターとした
場合の特性変化を同図(B)に示す。この特性から分か
るように、温度が低くなると、相対透過光量が増加し、
逆に、温度が高くなると、相対透過光量が減少すること
になる。実施例に示したような受光素子一体形の液晶セ
ルを利用することにより、上述のようなパラメーターの
影響を検出できるので、液晶駆動用の薄膜トランジスタ
にこの検出データをフィードバックすればパラメーター
の影響による電気−光学特性を補正することがが可能と
なる。
【0027】尚、図5では、受光素子140を画素の中
心に作製しているが、この位置は画素中のどこの位置に
作製してもかまわない。また、カラーフィルタはなくて
もかまわない。
心に作製しているが、この位置は画素中のどこの位置に
作製してもかまわない。また、カラーフィルタはなくて
もかまわない。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液晶
TVの工場出荷時に、ばらつきを抑えた安定な製品を提
供することが可能となり、又、工場出荷時の初期調整状
態を経時変化によらず維持する効果を持つ。また内部制
御手段は、工場出荷時においても外部制御手段と相互に
作用して有効に活用されるようになっている。特に、内
部調整が働くときは、システム入力信号を利用している
ので特別なテスト信号を入力する手段を必要としないの
で回路規模の縮小に有効である。
TVの工場出荷時に、ばらつきを抑えた安定な製品を提
供することが可能となり、又、工場出荷時の初期調整状
態を経時変化によらず維持する効果を持つ。また内部制
御手段は、工場出荷時においても外部制御手段と相互に
作用して有効に活用されるようになっている。特に、内
部調整が働くときは、システム入力信号を利用している
ので特別なテスト信号を入力する手段を必要としないの
で回路規模の縮小に有効である。
【図1】この発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】図1の回路ブロックの一部である内部制御手段
と信号処理回路の例を示す図。
と信号処理回路の例を示す図。
【図3】図1のシステムの外部調整御ループのアルゴリ
ズムの例を示すフローチャート。
ズムの例を示すフローチャート。
【図4】図1のシステムの内部調整御ループのアルゴリ
ズムの例を示すフローチャート。
ズムの例を示すフローチャート。
【図5】この発明に適用される内部センサーの例を示す
説明図。
説明図。
【図6】液晶パネルの電気−光特性の例を示す図。
3…信号処理回路、4a、4b…液晶パネル、5…内部
センサー、6…内部制御手段、7…外部センサー、8…
外部制御手段。
センサー、6…内部制御手段、7…外部センサー、8…
外部制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠木 可孝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メデイア技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 入出力特性調整を得るための制御端子を
有した被調整回路手段と、 前記制御端子に与える1次制御データを半永久的に記憶
しかつ記憶した内容を任意に更新できる1次制御データ
記憶手段と、 前記被調整回路手段の出力信号に応答する主信号変換手
段及びこれに一体的に設けられた補助信号変換手段と、 前記補助信号変換手段の入力出力特性を参照するための
内部基準データを記憶した内部基準データ記憶手段と、 前記補助信号変換手段に、前記被調整回路を通った信号
であって前記主信号変換手段で実際に用いられる信号の
一部若しくは前記一部を変更した信号を供給する手段
と、 内部調整モードにおいて前記補助信号変換手段の出力に
感応してその出力特性に応じた出力を得る内部センサー
手段と、 前記内部センサー手段の出力をサンプリングしてダイナ
ミックレンジを略埋める程度のサンプリングデータを入
力との関係で蓄積し、このデータと各入力レンジに対応
する前記内部基準データとの誤差を検出し、前記誤差が
許容値以内となるように前記被調整回路手段に与えられ
ている1次制御データを自動可変する内部制御手段とを
具備したことを特徴とする電子回路自動調整装置。 - 【請求項2】 前記主及び補助信号変換手段は、一体に
構成された液晶パネルであり、有効画面領域内と有効画
面領域外に一することを特徴とする請求項1記載の電子
回路自動調整装置。 - 【請求項3】 前記内部センサーは、前記補助信号変換
手段である液晶パネルの一部の液晶セル内に構成されて
いる受光素子であることを特徴とする請求項1記載の電
子回路自動調整装置。 - 【請求項4】 前記補助信号変換手段に供給される信号
は、映像信号の有効絵柄部の信号の一部であることを特
徴とする請求項1記載の電子回路自動調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24323591A JPH0583659A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 電子回路自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24323591A JPH0583659A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 電子回路自動調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583659A true JPH0583659A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17100851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24323591A Pending JPH0583659A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 電子回路自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583659A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002043043A1 (fr) * | 2000-11-22 | 2002-05-30 | Totoku Electric Co., Ltd. | Procede et dispositif d'ajustage de gradation d'un ecran a cristaux liquides |
US6549183B1 (en) | 1994-03-24 | 2003-04-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | System for correcting display device method for correcting the same and method of manufacturing the system |
JP2006113151A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Seiko Epson Corp | 表示装置の画質調整方法、画質調整装置、表示装置 |
JP2007065243A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 表示装置 |
JP2013228577A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Canon Inc | 画像表示装置 |
WO2020115905A1 (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | マルチディスプレイシステムおよびマルチディスプレイシステムの調整方法 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24323591A patent/JPH0583659A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6549183B1 (en) | 1994-03-24 | 2003-04-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | System for correcting display device method for correcting the same and method of manufacturing the system |
WO2002043043A1 (fr) * | 2000-11-22 | 2002-05-30 | Totoku Electric Co., Ltd. | Procede et dispositif d'ajustage de gradation d'un ecran a cristaux liquides |
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US8379005B2 (en) | 2005-08-31 | 2013-02-19 | Sony Corporation | Liquid crystal display device utilizing a photosensor |
TWI448795B (zh) * | 2005-08-31 | 2014-08-11 | Japan Display West Inc | 液晶顯示器 |
JP2013228577A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Canon Inc | 画像表示装置 |
WO2020115905A1 (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | マルチディスプレイシステムおよびマルチディスプレイシステムの調整方法 |
US11393411B2 (en) | 2018-12-07 | 2022-07-19 | Sharp Nec Display Solutions, Ltd. | Multi-display system and method for adjusting multi-display system |
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