JPH0583243A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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Publication number
JPH0583243A
JPH0583243A JP3239929A JP23992991A JPH0583243A JP H0583243 A JPH0583243 A JP H0583243A JP 3239929 A JP3239929 A JP 3239929A JP 23992991 A JP23992991 A JP 23992991A JP H0583243 A JPH0583243 A JP H0583243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encryption key
unit
infrared
transmitted
master unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3239929A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nakayama
幹夫 中山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0583243A publication Critical patent/JPH0583243A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレス電話機に関し、親機と子機との間
の秘話通信の他者による解読を極力防止することを目的
とする。 【構成】 親機1および子機2が送信音声をディジタル
符号化し、暗号鍵により暗号化するコードレス電話機に
おいて、子機に、暗号鍵を生成して子機内で使用開始す
る暗号鍵生定手段251と、生成した暗号鍵を赤外線6
1 で親機に送信する赤外線送信手段252とを設け、親
機に、子機から送信される赤外線を受信する赤外線受信
手段155と、受信した赤外線61 から暗号鍵を抽出
し、親機内で使用開始する暗号鍵設定手段157とを設
ける様に構成し、更に親機から暗号鍵を赤外線で子機に
返送し、生成暗号鍵と照合して両暗号鍵の一致を確認し
てから使用開始することも考慮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来あるコードレス電話機の一例
を示す図である。図7において、コードレス電話機は、
親機1および子機2を具備しており、親機1は電話回線
4を経由して図示されぬ所属交換機に収容されると共
に、小電力による無線回線5を経由して、約100メー
トル離れた子機2と通信可能とする。
【0003】親機1には暗号鍵発生部121が設けら
れ、また子機2には暗号鍵発生部221が設けられ、共
に同一の暗号鍵Kを発生し、暗号鍵発生部121は暗号
化変調部123および暗号解読部124に伝達し、暗号
鍵発生部221は暗号化変調部223および暗号解読部
224に伝達している。
【0004】親機1においては、電話回線4から伝達さ
れる音声信号が、回線インタフェース部11を介して符
号化部122に伝達され、符号化部122によりディジ
タル符号化された後、暗号化変調部123に伝達され
る。
【0005】暗号化変調部123は、暗号鍵発生部12
1が発生する暗号鍵Kを使用して、符号化部122から
伝達されるディジタル符号化された音声信号を暗号化し
た後、無線送信部12に伝達する。
【0006】無線送信部12に伝達されたディジタル符
号化され、且つ暗号化された音声信号は、無線送信部1
2により無線周波数に変換された後、無線インタフェー
ス部13を介して無線回線5に送信され、子機2に伝達
される。
【0007】子機2においては、親機1から無線回線5
により伝達される無線周波数のディジタル符号化され、
且つ暗号化された音声信号が、無線インタフェース部2
1を介して無線受信部22に伝達され、無線受信部22
によりディジタル符号化され、且つ暗号化された音声信
号に変換された後、暗号解読部224に伝達される。
【0008】暗号解読部224は、暗号鍵発生部221
が発生する暗号鍵Kを使用して、無線受信部22から伝
達されたディジタル符号化され、且つ暗号化された音声
信号を解読し、解読されたディジタル符号化された音声
信号を復号化部225に伝達する。
【0009】復号化部225に伝達されたディジタル符
号化された音声信号は、復号化部225により音声信号
に復号化された後、受話増幅器23に伝達され、受話増
幅器23により増幅されて受話器24から出力され、利
用者に聴取される。
【0010】また子機2においては、利用者が送話する
音声信号が送話器25に入力され、送話増幅器26によ
り増幅されて符号化部222に伝達され、符号化部22
2によりディジタル符号化された後、暗号化変調部22
3に伝達される。
【0011】暗号化変調部223は、暗号鍵発生部22
1が発生する暗号鍵Kを使用して、符号化部222から
伝達されるディジタル符号化された音声信号を暗号化し
た後、無線送信部27に伝達する。
【0012】無線送信部27に伝達されたディジタル符
号化され、且つ暗号化された音声信号は、無線送信部2
7により無線周波数に変換された後、無線インタフェー
ス部21を介して無線回線5に送信され、親機1に伝達
される。
【0013】親機1においては、子機2から無線回線5
により伝達される無線周波数のディジタル符号化され、
且つ暗号化された音声信号が、無線インタフェース部1
3を介して無線受信部14に伝達され、無線受信部14
によりディジタル符号化され、且つ暗号化された音声信
号に変換された後、暗号解読部124に伝達される。
【0014】暗号解読部124は、暗号鍵発生部121
が発生する暗号鍵Kを使用して、無線受信部14から伝
達されたディジタル符号化され、且つ暗号化された音声
信号を解読し、解読されたディジタル符号化された音声
信号を復号化部125に伝達する。
【0015】復号化部125に伝達されたディジタル符
号化された音声信号は、復号化部125により音声信号
に復号化された後、回線インタフェース部11を介して
電話回線4に送信される。
【0016】以上により親機1と子機2とは、暗号鍵K
を使用した秘話通信が可能となる。なお暗号鍵発生部1
21と暗号鍵発生部221とに同一の暗号鍵Kを発生さ
せる方法に二つあり、第一の方法は利用者がコードレス
電話機を使用するに先立ち、暗号鍵発生部121および
221を同一の暗号鍵Kを発生する様に設定し、以後暗
号鍵発生部121と221が発生する暗号鍵Kを各通信
に固定的に使用するものであり、第二の方法は通信開始
の度に一方(例えば親機1)が内蔵する暗号鍵発生部1
21が発生する任意の暗号鍵Kを無線回線5により子機
2に伝達し、子機2が内蔵する暗号鍵発生部221に、
親機1から伝達された暗号鍵Kと同一の暗号鍵Kを発生
させるものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるコードレス電話機においては、親機1
および子機2において同一の暗号鍵Kを使用して秘話通
信を行う為に、暗号鍵発生部121および221に同一
暗号鍵Kを固定的に発生させ、各通信に固定的に使用す
る第一の方法と、通信の度に使用する暗号鍵Kを無線回
線5を経由して決定する第二の方法との何れかが採用さ
れていた。
【0018】然し第一の方法は、同一暗号鍵Kが長期間
に渡って使用される為、他者が暗号鍵Kを知り得たとす
ると、以後の通信は他者により総て解読されることとな
り、また第二の方法は、通信に使用される暗号鍵Kが無
線回線5により送信される為、無線回線5を傍受した他
者が暗号鍵Kを知り得たとすると、暗号鍵Kを使用する
通信が解読されることとなり、何れも秘話通信が維持出
来ぬ問題があった。
【0019】本発明は、親機と子機との間の秘話通信の
他者による解読を極力防止することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明(請求項
1)の原理を示す図であり、図2は本発明(請求項2)
の原理を示す図であり、図3は本発明(請求項3)の原
理を示す図であり、図4は本発明(請求項4)の原理を
示す図である。
【0021】図1乃至図4において、1は親機、2は子
機、4は電話回線である。61 は、本発明(請求項1、
2および4)により子機2と親機1とを接続する赤外線
である。
【0022】62 は、本発明(請求項2、3および4)
により親機1と子機2とを接続する赤外線である。15
1は、本発明(請求項3)により親機1に設けられた暗
号鍵生定手段である。
【0023】152は、本発明(請求項3)により親機
1に設けられた赤外線送信手段である。153は、本発
明(請求項4)により親機1に設けられた暗号鍵生成手
段である。
【0024】154は、本発明(請求項4)により親機
1に設けられた赤外線送信手段である。155は、本発
明(請求項1、2および4)により親機1に設けられた
赤外線受信手段である。
【0025】156は、本発明(請求項4)により親機
1に設けられた暗号鍵設定手段である。157は、本発
明(請求項1)により親機1に設けられた暗号鍵設定手
段である。
【0026】158は、本発明(請求項2)により親機
1に設けられた暗号鍵設定手段である。159は、本発
明(請求項2)により親機1に設けられた赤外線送信手
段である。
【0027】251は、本発明(請求項1)により子機
2に設けられた暗号鍵生定手段である。252は、本発
明(請求項1)により子機2に設けられた赤外線送信手
段である。
【0028】253は、本発明(請求項2)により子機
2に設けられた暗号鍵生成手段である。254は、本発
明(請求項2)により子機2に設けられた赤外線送信手
段である。
【0029】255は、本発明(請求項2、3および
4)により子機2に設けられた赤外線受信手段である。
256は、本発明(請求項2)により子機2に設けられ
た暗号鍵設定手段である。
【0030】257は、本発明(請求項3)により子機
2に設けられた暗号鍵設定手段である。258は、本発
明(請求項4)により子機2に設けられた暗号鍵設定手
段である。
【0031】259は、本発明(請求項4)により子機
2に設けられた赤外線送信手段である。
【0032】
【作用】本発明(請求項1)において、暗号鍵生定手段
251は、暗号鍵を生成し、子機2内で使用開始する。
【0033】赤外線送信手段252は、暗号鍵生定手段
251が生成した暗号鍵を、赤外線61 により親機1に
送信する。赤外線受信手段155は、子機2から送信さ
れる赤外線61 を受信する。
【0034】暗号鍵設定手段157は、赤外線受信手段
155が受信した赤外線61 から暗号鍵生定手段251
が生成した暗号鍵を抽出し、親機1内で使用開始する。
従って、本発明(請求項1)によれば、子機が使用開始
する暗号鍵を赤外線により親機に伝達し、親機も伝達さ
れた暗号鍵を使用開始する為、伝達される暗号鍵を他者
に傍受されることは無く、従って親機および子機間の秘
話通信を解読される危険性も無く、当該コードレス電話
機の秘匿性が向上する。
【0035】本発明(請求項2)において、暗号鍵生成
手段253は、暗号鍵を生成する。赤外線送信手段25
4は、暗号鍵生成手段253が生成した暗号鍵を、赤外
線61 により親機1に送信する。
【0036】赤外線受信手段155は、子機2から送信
される赤外線61 を受信する。暗号鍵設定手段158
は、赤外線受信手段155が受信した赤外線61 から暗
号鍵生成手段253が生成した暗号鍵を抽出し、親機1
内で使用開始する。
【0037】赤外線送信手段159は、暗号鍵設定手段
158が抽出した暗号鍵を、赤外線62 により子機2に
返送する。赤外線受信手段255は、親機1から送信さ
れる赤外線62 を受信する。
【0038】暗号鍵設定手段256は、赤外線受信手段
255が受信した赤外線62 から暗号鍵設定手段158
が抽出した暗号鍵を抽出し、暗号鍵生成手段253が生
成した暗号鍵と照合し、両暗号鍵の一致を確認の上、子
機2内で使用開始する。
【0039】従って、本発明(請求項2)によれば、子
機が使用決定した暗号鍵を赤外線により親機に伝達し、
親機は伝達された暗号鍵を使用開始すると共に、該暗号
鍵を更に子機に返送し、子機において使用決定した暗号
鍵を親機も使用することを確認の上、使用開始する為、
伝達される暗号鍵を他者に傍受されることは無く、従っ
て親機および子機間の秘話通信を解読される危険性も無
く、更に子機と親機との暗号鍵の一致がより確実とな
り、当該コードレス電話機の秘匿性が向上する。
【0040】本発明(請求項3)において、暗号鍵生定
手段151は、暗号鍵を生成し、親機1内で使用開始す
る。赤外線送信手段152は、暗号鍵生定手段151が
生成した暗号鍵を、赤外線62 により子機2に送信す
る。
【0041】赤外線受信手段255は、親機1から送信
される赤外線62 を受信する。暗号鍵設定手段257
は、赤外線受信手段255が受信した赤外線62 から暗
号鍵生定手段151が生成した暗号鍵を抽出し、子機2
内で使用開始する。
【0042】即ち本発明(請求項3)は、本発明(請求
項1)における親機と子機との役割を交換したものであ
り、従って親機が使用開始する暗号鍵を赤外線により子
機に伝達し、子機も伝達された暗号鍵を使用開始する
為、伝達される暗号鍵を他者に傍受されることは無く、
従って親機および子機間の秘話通信を解読される危険性
も無く、当該コードレス電話機の秘匿性が向上する。
【0043】本発明(請求項4)において、暗号鍵生成
手段153は、暗号鍵を生成する。赤外線送信手段15
4は、暗号鍵生成手段153が生成した暗号鍵を、赤外
線62 により子機2に送信する。
【0044】赤外線受信手段255は、親機1から送信
される赤外線62 を受信する。暗号鍵設定手段258
は、赤外線受信手段255が受信した赤外線62 から暗
号鍵生成手段153が生成した暗号鍵を抽出し、子機2
内で使用開始する。
【0045】赤外線送信手段259は、暗号鍵設定手段
258が抽出した暗号鍵を、赤外線61 により親機1に
返送する。赤外線受信手段155は、子機2から送信さ
れる赤外線61 を受信する。
【0046】暗号鍵設定手段156は、赤外線受信手段
155が受信した赤外線61 から暗号鍵設定手段258
が抽出した暗号鍵を抽出し、暗号鍵生成手段153が生
成した暗号鍵と照合し、両暗号鍵の一致を確認の上、親
機1内で使用開始する。
【0047】即ち本発明(請求項4)は、本発明(請求
項2)における親機と子機との役割を交換したものであ
り、従って親機が使用決定した暗号鍵を赤外線により子
機に伝達し、子機も伝達された暗号鍵を使用開始すると
共に、該暗号鍵を更に親機に返送し、親機において使用
決定した暗号鍵を子機が使用することを確認の上、使用
開始する為、伝達される暗号鍵を他者に傍受されること
は無く、従って親機および子機間の秘話通信を解読され
る危険性も無く、更に親機と子機との暗号鍵の一致がよ
り確実となり、当該コードレス電話機の秘匿性が向上す
る。
【0048】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。なお、本発明の内、本発明(請求項2)を説明する
ことにより、その他の本発明(請求項1、3および4)
は充分類推される為、本発明(請求項2)のみを説明す
ることとする。
【0049】図5は本発明(請求項2)の一実施例によ
るコードレス電話機を示す図であり、図6は図5におけ
る暗号鍵設定状況の一例を示す図である。なお、全図を
通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0050】図5においては、子機2内に、図2におけ
る暗号生成手段253として乱数発生部226が、また
図2における赤外線送信手段254として暗号鍵送信部
227および赤外線発光部228が、また図2における
赤外線受信手段255として赤外線センサ229が、ま
た図2における暗号鍵設定手段256として暗号鍵判別
部2210がそれぞれ設けられており、また親機1内
に、図2における赤外線受信手段155として赤外線セ
ンサ126が、また図2における暗号鍵設定手段158
として暗号鍵判別部127が、また図2における赤外線
送信手段159として暗号鍵送信部128および赤外線
発光部129がそれぞれ設けられている。
【0051】図5および図6において、子機2において
は、親機1との間に通信を開始するに先立ち、乱数発生
部226が乱数を発生し、暗号鍵送信部227に伝達す
る。暗号鍵送信部227は、乱数発生部226から伝達
された乱数を、暗号鍵K1 として赤外線発光部228に
伝達すると共に、内蔵するタイマを起動し、経過時間を
監視する。
【0052】赤外線発光部228は、暗号鍵送信部22
7から伝達された暗号鍵K1 を、電気/赤外線変換して
赤外線61 により送光し、親機1に伝達する。この時、
子機2と親機1との間に何等赤外線61 を遮る物が存在
しなければ、親機1内の赤外線センサ126が、子機2
から伝達された赤外線61 を受光し、赤外線/電気変換
して暗号鍵判別部127に伝達する。
【0053】暗号鍵判別部127は、赤外線センサ12
6から伝達された電気信号から、乱数発生部226が発
生した暗号鍵K1 を抽出し、親機1内で使用する暗号鍵
1 として設定し、暗号化変調部123および暗号解読
部124に伝達する。
【0054】暗号鍵送信部128は、暗号鍵判別部12
7が抽出した暗号鍵K1 を赤外線発光部129に伝達す
る。赤外線発光部129は、暗号鍵送信部128から伝
達された暗号鍵K1 を、電気/赤外線変換して赤外線6
2 により送光し、子機2に伝達する。
【0055】この時、親機1と子機2との間に何等赤外
線62 を遮る物が存在しなければ、子機2内の赤外線セ
ンサ229が、親機1から伝達された赤外線62 を受光
し、赤外線/電気変換し、暗号鍵判別部2210に伝達
する。
【0056】暗号鍵判別部2210は、赤外線センサ2
29から伝達された電気信号から、暗号鍵判別部127
が抽出した暗号鍵K1 を抽出した後、暗号鍵送信部22
7を参照し、乱数発生部226が発生して暗号鍵送信部
227に伝達した暗号鍵K1 と照合し、両暗号鍵K1
一致したことを確認すると、子機2内で使用する暗号鍵
1 として設定し、暗号化変調部223および暗号解読
部224に伝達する。
【0057】一方暗号鍵送信部227は、起動したタイ
マが所定時間Tを計時する以前に、暗号鍵判別部221
0から暗号鍵K1 を参照されると、暗号鍵K1 の親機1
および子機2に対する設定が成功したと判定する。
【0058】以上により、子機2内の暗号鍵判別部22
10に設定された暗号鍵K1 と同一の暗号鍵K1 が、親
機1内の暗号鍵判別部127に設定され、親機1と子機
2とは暗号鍵K1 を使用した秘密通信C1 (K1 )を開
始する。
【0059】秘密通信C1 (K1 )を終了した後、子機
2が再び親機1との間に通信を開始するに先立ち、前述
と同様に、乱数発生部226が乱数を発生し、暗号鍵送
信部227に伝達する。
【0060】暗号鍵送信部227は、乱数発生部226
から伝達された乱数を、暗号鍵K2 として赤外線発光部
228に伝達すると共に、内蔵するタイマを起動し、経
過時間を監視する。
【0061】赤外線発光部228は、暗号鍵送信部22
7から伝達された暗号鍵K2 を、電気/赤外線変換して
赤外線61 により送光し、親機1に伝達する。この時、
子機2と親機1との間に赤外線61 を遮る物が存在した
場合には、親機1内の赤外線センサ126が、子機2か
ら伝達された赤外線61 を受光できない。
【0062】その結果、親機1においては、暗号鍵判別
部127は赤外線センサ126から暗号鍵K2 を抽出出
来ず、前回の秘密通信C1 (K1 )に使用した暗号鍵K
1 が設定された儘となる。
【0063】また子機2においても、赤外線センサ22
9が赤外線62 を受信出来ず、従って暗号鍵判別部22
10も赤外線センサ229から暗号鍵K2 を抽出出来
ず、前回の秘密通信C1 (K1 )に使用した暗号鍵K1
が設定された儘となる。
【0064】一方暗号鍵送信部227は、暗号鍵判別部
2210から暗号鍵K2 を参照されない儘に、暗号鍵K
2 を赤外線発光部228に伝達した際に起動したタイマ
が所定時間Tの経過を検出すると、暗号鍵K2の親機1
および子機2に対する設定が不成功と判定する。
【0065】以上により、子機2内の暗号鍵判別部22
10と親機1内の暗号鍵判別部127には、前回の秘密
通信C1 (K1 )に使用された暗号鍵K1 が設定された
儘となり、親機1と子機2とは暗号鍵K1 を使用した秘
密通信C2 (K1 )を開始する。
【0066】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、通信を開始するに先立ち子機2と親機1との間
で通信に使用する暗号鍵K1 を赤外線61 および62
より伝達し、設定する為、他者が暗号鍵K1 を傍受する
恐れは無く、秘密通信C1 (K1 )の秘匿が維持可能と
なる。
【0067】また本実施例において、親機1から子機2
への暗号鍵K1 の返送を除去することにより、本発明
(請求項1)の実施例が類推可能となり、また子機2に
設けられている乱数発生部226、暗号鍵送信部22
7、赤外線発光部228、赤外線センサ229および暗
号鍵判別部2210を親機1に設け、代わりに親機1に
設けられている赤外線センサ126、暗号鍵判別部12
7、暗号鍵送信部128および赤外線発光部129を子
機2に設けることにより、本発明(請求項4)、更に本
発明(請求項3)の実施例を類推可能となる。
【0068】なお、図5および図6はあく迄本発明(請
求項2)の一実施例に過ぎず、例えば暗号鍵K1 、K2
等は通信を開始する度に更新・設定するものに限定され
ることは無く、随時乱数発生部226を起動して更新・
設定することも考慮されるが、何れの場合にも本発明の
効果は変わらない。また本発明の対象となるコードレス
電話機は、図示されるものに限定されぬことは言う迄も
無い。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1)によれば、子
機が使用開始する暗号鍵を赤外線により親機に伝達し、
親機も伝達された暗号鍵を使用開始する為、伝達される
暗号鍵を他者に傍受されることは無く、従って親機およ
び子機間の秘話通信を解読される危険性も無く、また本
発明(請求項2)によれば、子機が使用決定した暗号鍵
を赤外線により親機に伝達し、親機も伝達された暗号鍵
を使用開始すると共に、該暗号鍵を更に子機に返送し、
子機において使用決定した暗号鍵を親機が使用すること
を確認の上、使用開始する為、伝達される暗号鍵を他者
に傍受されることは無く、従って親機および子機間の秘
話通信を解読される危険性も無く、更に子機と親機との
暗号鍵の一致がより確実となり、また本発明(請求項
3)は、本発明(請求項1)における親機と子機との役
割を交換したものであり、従って親機が使用開始する暗
号鍵を赤外線により子機に伝達し、子機も伝達された暗
号鍵を使用開始する為、伝達される暗号鍵を他者に傍受
されることは無く、従って親機および子機間の秘話通信
を解読される危険性も無く、更に本発明(請求項4)
は、本発明(請求項2)における親機と子機との役割を
交換したものであり、従って親機が使用決定した暗号鍵
を赤外線により子機に伝達し、子機も伝達された暗号鍵
を使用開始すると共に、該暗号鍵を更に親機に返送し、
親機において使用決定した暗号鍵を子機が使用すること
を確認の上、使用開始する為、伝達される暗号鍵を他者
に傍受されることは無く、従って親機および子機間の秘
話通信を解読される危険性も無く、更に親機と子機との
暗号鍵の一致がより確実となり、何れも当該コードレス
電話機の秘匿性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明(請求項1)の原理を示す図
【図2】 本発明(請求項2)の原理を示す図
【図3】 本発明(請求項3)の原理を示す図
【図4】 本発明(請求項4)の原理を示す図
【図5】 本発明(請求項2)の一実施例によるコード
レス電話機を示す図
【図6】 図5における暗号鍵設定状況の一例を示す図
【図7】 従来あるコードレス電話機の一例を示す図
【符号の説明】
1 親機 2 子機 4 電話回線 5 無線回線 61 、62 赤外線 11 回線インタフェース部 12、27 無線送信部 13、21 無線インタフェース部 14、22 無線受信部 23 受話増幅器 24 受話器 25 送話器 26 送話増幅器 121、221 暗号鍵発生部 122、222 符号化部 123、223 暗号化変調部 124、224 暗号解読部 125、225 復号化部 126、229 赤外線センサ 127、2210 暗号鍵判別部 128、227 暗号鍵送信部 129、228 赤外線発光部 151、251 暗号鍵生定手段 152、154、159、252、254、259 赤
外線送信手段 153、253 暗号鍵生成手段 155、255 赤外線受信手段 156、157、158、256、257、258 暗
号鍵設定手段 226 乱数発生部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線(4)を経由して所属交換機に
    収容される親機(1)と、利用者が携帯して送受話を行
    う子機(2)とを具備し、前記親機(1)および子機
    (2)が互いに送信する音声信号をディジタル符号化
    し、且つ所定の暗号鍵により暗号化するコードレス電話
    機において、 前記子機(2)に、前記暗号鍵を生成し、前記子機
    (2)内で使用開始する暗号鍵生定手段(251)と、 前記暗号鍵生定手段(251)が生成した前記暗号鍵
    を、赤外線(61 )により前記親機(1)に送信する赤
    外線送信手段(252)とを設け、 前記親機(1)に、前記子機(2)から送信される前記
    赤外線(61 )を受信する赤外線受信手段(155)
    と、 前記赤外線受信手段(155)が受信した前記赤外線
    (61 )から前記暗号鍵生定手段(251)が生成した
    暗号鍵を抽出し、前記親機(1)内で使用開始する暗号
    鍵設定手段(157)とを設けることを特徴とするコー
    ドレス電話機。
  2. 【請求項2】 電話回線(4)を経由して所属交換機に
    収容される親機(1)と、利用者が携帯して送受話を行
    う子機(2)とを具備し、前記親機(1)および子機
    (2)が互いに送信する音声信号をディジタル符号化
    し、且つ所定の暗号鍵により暗号化するコードレス電話
    機において、 前記子機(2)に、前記暗号鍵を生成する暗号鍵生成手
    段(253)と、 前記暗号鍵生成手段(253)が生成した前記暗号鍵
    を、赤外線(61 )により前記親機(1)に送信する赤
    外線送信手段(254)とを設け、 前記親機(1)に、前記子機(2)から送信される前記
    赤外線(61 )を受信する赤外線受信手段(155)
    と、 前記赤外線受信手段(155)が受信した前記赤外線
    (61 )から前記暗号鍵生成手段(253)が生成した
    暗号鍵を抽出し、親機(1)内で使用開始する暗号鍵設
    定手段(158)と、 前記暗号鍵設定手段(158)が抽出した前記暗号鍵
    を、赤外線(62 )により前記子機(2)に返送する赤
    外線送信手段(159)とを設け、 前記子機(2)に、前記親機(1)から送信される前記
    赤外線(62 )を受信する赤外線受信手段(255)
    と、 前記赤外線受信手段(255)が受信した前記赤外線
    (62 )から前記暗号鍵設定手段(158)が抽出した
    暗号鍵を抽出し、前記暗号鍵生成手段(253)が生成
    した前記暗号鍵と照合して両暗号鍵の一致を確認の上、
    前記子機(2)内で使用開始する暗号鍵設定手段(25
    6)とを設けることを特徴とするコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 電話回線(4)を経由して所属交換機に
    収容される親機(1)と、利用者が携帯して送受話を行
    う子機(2)とを具備し、前記親機(1)および子機
    (2)が互いに送信する音声信号をディジタル符号化
    し、且つ所定の暗号鍵により暗号化するコードレス電話
    機において、 前記親機(1)に、前記暗号鍵を生成し、前記親機
    (1)内で使用開始する暗号鍵生定手段(151)と、 前記暗号鍵生定手段(151)が生成した前記暗号鍵
    を、赤外線(62 )により前記子機(2)に送信する赤
    外線送信手段(152)とを設け、 前記子機(2)に、前記親機(1)から送信される前記
    赤外線(62 )を受信する赤外線受信手段(255)
    と、 前記赤外線受信手段(255)が受信した前記赤外線
    (62 )から前記暗号鍵生定手段(151)が生成した
    暗号鍵を抽出し、前記子機(2)内で使用開始する暗号
    鍵設定手段(257)とを設けることを特徴とするコー
    ドレス電話機。
  4. 【請求項4】 電話回線(4)を経由して所属交換機に
    収容される親機(1)と、利用者が携帯して送受話を行
    う子機(2)とを具備し、前記親機(1)および子機
    (2)が互いに送信する音声信号をディジタル符号化
    し、且つ所定の暗号鍵により暗号化するコードレス電話
    機において、 前記親機(1)に、前記暗号鍵を生成する暗号鍵生成手
    段(153)と、 前記暗号鍵生成手段(153)が生成した前記暗号鍵
    を、赤外線(62 )により前記子機(2)に送信する赤
    外線送信手段(154)とを設け、 前記子機(2)に、前記親機(1)から送信される前記
    赤外線(62 )を受信する赤外線受信手段(255)
    と、 前記赤外線受信手段(255)が受信した前記赤外線
    (62 )から前記暗号鍵生成手段(153)が生成した
    暗号鍵を抽出し、前記子機(1)内で使用開始する暗号
    鍵設定手段(258)と、 前記暗号鍵設定手段(258)が抽出した前記暗号鍵
    を、赤外線(61 )により前記親機(1)に返送する赤
    外線送信手段(259)とを設け、 前記親機(1)に、前記子機(2)から送信される前記
    赤外線(61 )を受信する赤外線受信手段(155)
    と、 前記赤外線受信手段(155)が受信した前記赤外線
    (61 )から前記暗号鍵設定手段(258)が抽出した
    暗号鍵を抽出し、前記暗号鍵生成手段(153)が生成
    した前記暗号鍵と照合して両暗号鍵の一致を確認の上、
    前記親機(1)内で使用開始する暗号鍵設定手段(15
    6)とを設けることを特徴とするコードレス電話機。
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