JPH0581962U - コードリールのコード係止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 [目的] 製作及び係止操作が極めて容易で付設スペース
も取らないコードリールのコード係止装置を提供するこ
とを目的とするものである。 [構成] プラグ接続部４に複数本のコード絡めピン６を
突設し、このコード絡めピン６にコード基端部１aを絡
み係止せしめてコード巻取体３外周へ突出せしめたもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、先端に差し込みプラグを設けたコードを長く引き出すことのできる コードリールのコードリール係止装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コードリールは、第１図に図示した外観図に示すように、ケース本体２の中央 部に回転自在にコード巻取体３を設け、このコード巻取体３の内部にコード巻取 体３の表面に設けた差し込み孔７から差し込まれる外部プラグと接続するプラグ 接続部４を設け、このプラグ接続部４の接続端子にコード１の基端を接続し、こ のコード基端部をコード巻取体３の外周に突出せしめてコード巻取体３の外周に 巻き付け、ケース本体２から先端の差し込みプラグ８を引き出し自在に突出せし めたものである。図中符号11は、コード巻取体３の表面に形成した巻き取り回動 用指当て凹部である。

【０００３】 しかしながら、単にコード１の基端を接続端子に接続しただけではコード１を 最大に引き出したとき、この引き出し負荷が直接コード２の基端と接続端子との 接続部にかかるため、接続が外れてしまう問題がある。

【０００４】 そこで、従来は、コード基端部を別に付設した係止バンドや係止締付具などで 締め付け固定し、引き出し負荷が直接接続部にかからないようにしている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような係止締付具などを付設するコード係止装置を設ける ことは製作上非常に厄介であり、コード基端部をこのコード係止装置に係止する ことも非常に煩わしいという欠点があった。

【０００６】 また、コードリールの小型化に伴い、コード係止装置の付設スペースが取りず らいという欠点もあった。

【０００７】 本考案は、このような欠点を解決したもので、製作及び係止操作が極めて容易 で付設スペースも取らないコードリールのコード係止装置を提供するものである 。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。

【０００９】 コード１を長く引き出すことのできるコードリールのコード係止装置であって 、ケース本体２の中央部に回転自在に設けたコード巻取体３の内部にプラグ接続 部４を設け、このプラグ接続部４の接続端子５にコード１の基端１a'を接続せし め、このプラグ接続部４に複数本のコード絡めピン６を突設し、このコード絡め ピン６にコード基端部１aを絡み係止せしめてコード巻取体３外周へ突出せしめ たことを特徴とするコードリールのコード係止装置に係るものである。

【００１０】

【作用】

基端１a'を接続端子５に接続したコード基端部１aをコード絡めピン６に絡め 係止させて、プラグ接続体４外周に突出せしめる。

【００１１】 例えば、このコード１を最大に引き出し、コード引き出し負荷がかかっても、 各コード絡めピン６に負荷は分散し、コード１の基端１a'とプラグ接続部４の接 続端子５との接続部にはコード引き出し負荷がかからない。

【００１２】

【実施例】

第２図に基づいて本実施例を詳述する。

【００１３】 本実施例はプラグ接続部４の本体部を樹脂で成型する際、一直線上に直立する 三本のコード絡めピン６を一体成型している。

【００１４】 このコード絡めピン６のうち両端のものは、このプラグ接続部４をコード巻取 体３の内部にビス10止めするビス挿入筒９を上方に延長突出成形したものである 。

【００１５】 従って、プラグ接続部４を成形すると同時にコード係止装置を成型でき、また プラグ接続部４の表面上方(回転軸方向)に突出するから、スペースも全く取らな い。そのため、小型のコードリールには非常に実用的となる。

【００１６】 本実施例は、このコード絡めピン６の一端から他端へと蛇行状態にコード基端 部１aを絡め係止させ、コード巻取体３の外周に突出させている。

【００１７】 従って、非常に係止操作が容易で係止効果も十分となる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上述のように構成したから、製作もその係止操作も極めて容易で、 且つ付設スペースも取らないコードリールのコード係止装置となる。

【００１９】 また、本考案は前記のように付設スペースを取らないため小型のコードリール に適し、また、コード絡めピンをプラグ接続部と共に樹脂で一体成型することも 可能な極めて実用性に秀れたコードリールのコード係止装置を提供できることと なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コードリールの外観図である。

【図２】本実施例の要部の裏側斜視図である。

【符号の説明】

１ コード １a コード基端部 １a' 基端 ２ ケース本体 ３ コード巻取体 ４ プラグ接続部 ５ 接続端子 ６ コード絡めピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コードを長く引き出すことのできるコー
   ドリールのコード係止装置であって、ケース本体の中央
   部に回転自在に設けたコード巻取体の内部にプラグ接続
   部を設け、このプラグ接続部の接続端子にコードの基端
   を接続せしめ、このプラグ接続部に複数本のコード絡め
   ピンを突設し、このコード絡めピンにコード基端部を絡
   み係止せしめてコード巻取体外周へ突出せしめたことを
   特徴とするコードリールのコード係止装置。