JPH0581111A - データリカバリ方式 - Google Patents

データリカバリ方式

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JPH0581111A
JPH0581111A JP3245710A JP24571091A JPH0581111A JP H0581111 A JPH0581111 A JP H0581111A JP 3245710 A JP3245710 A JP 3245710A JP 24571091 A JP24571091 A JP 24571091A JP H0581111 A JPH0581111 A JP H0581111A
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JP
Japan
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JP3245710A
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English (en)
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Eiji Nagamura
栄治 永村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コミットメント処理中に発生する障害について
も、サーバノード間におけるデータの一貫性を保証でき
るようにする。 【構成】第1および第2の2相のコミットメント指令を
用いており、クライアント計算機11は、コミットメン
ト処理毎に異なるコミットメントIDを付加して第2の
コミットメント指令を発行する。サーバ側計算機12,
13では、第2のコミットメント指令を受け取ると、事
前ジャーナルの廃棄を行うと共に、コミットメントID
を登録する。このため、各サーバ側の計算機12,13
のコミットメントIDの内容を参照することによって、
各サーバ側の計算機12,13におけるコミットメント
処理状況を認識することができる。したがって、各サー
バ側の計算機12,13のコミットメント処理状況に応
じたリカバリ指示を行うことができ、複数のサーバ間に
おけるデータの一貫性を保証できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クライアント計算機
が他の複数のサーバ計算機に対してファイルアクセスを
要求する分散トランザクション処理システムにおけるサ
ーバ計算機のデータリカバリ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、分散トランザクション処理シス
テムでは、特定の電子計算機がクライアントノードとし
て機能し、そのクライアントノードによって他の複数の
電子計算機に対して機能要求が行われる。
【0003】例えば、クライアントノードが他の電子計
算機のファイルをアクセスする場合、そのアクセス対象
ファイルを管理している電子計算機はサーバノードとし
て機能して、アクセス要求に応じたファイルの入出力処
理を行なう。この場合、サーバノードでは、データを復
旧するためのジャーナルとして更新前データが採取され
る。そして、障害発生時にはその更新前データを用いた
ロールバック等のリカバリ処理がサーバノードで行われ
る。サーバノードにおけるこのようなリカバリ処理は各
サーバ間でそれぞれ独立した状態で実行される。
【0004】このため、クライアントノードがある1つ
のトランザクションにおいて複数のサーバノードを使用
したファイル更新を行なう場合には、コミットメント処
理中に何等かの障害発生によってシステムダウンする
と、最後のトランザクションがあるサーバノードでは完
了し、他のあるサーバノードでは完了してないといった
状態が発生する。
【0005】このような状況のもと、各サーバがデータ
のリカバリをそれぞれ個々に行なうと、リカバリ結果が
サーバ間でずれ、サーバ間におけるデータの一貫性が保
たれなくなるという不具合が生じる。このように、従来
では、コミットメント処理中に発生する障害について
は、信頼性の高いデータリカバリを行なえない欠点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来では、サーバノー
ドが個々にリカバリ処理を独立して行なっているので、
コミットメント処理中に発生する障害については、サー
バノード間におけるデータの一貫性が保たれなくなり、
信頼性の高いデータリカバリが行なえない欠点があっ
た。
【0007】この発明はこのような点に鑑みなされたも
ので、各サーバノードにおけるコミットメント処理の完
了の有無を認識できるようにして、コミットメント処理
中に発生する障害についてもサーバノード間におけるデ
ータの一貫性の保証を実現できるデータリカバリ方式を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るデータリカバリ方式は、複数の電子計算機が接続され
て成り、クライアント計算機が他の複数のサーバ計算機
に対してファイルアクセスを要求する分散トランザクシ
ョン処理システムにおいて、前記クライアント計算機
は、第1のコミットメント指令と、各コミットメント処
理固有のコミットメント識別情報を含む第2のコミット
メント指令とを、各コミットメント処理毎に発行する2
相コミットメント処理手段と、障害発生時に、前記各サ
ーバ計算機に登録されているコミットメント識別情報の
内容に基づいて更新前データを用いたデータリカバリ、
またはその更新前データの廃棄を指示するリカバリ指示
手段とを具備し、前記各サーバ計算機は、前記クライア
ント計算機から要求されたファイルのデータ更新の際に
前記ファイルの更新前データを採取する事前ジャーナル
採取手段と、前記第1のコミットメント指令に応じて更
新後データを前記ファイルに反映させる手段と、前記第
2コミットメント指令に応じて前記更新前データの廃
棄、およびその第2コミットメント指令に含まれている
前記コミットメント識別情報の登録を実行する手段と、
前記クライアント計算機からの指示に応じて前記更新前
データを用いたデータリカバリ、または前記更新前デー
タの廃棄を実行するリカバリ実行手段とを具備し、各サ
ーバ計算機のコミットメント処理状況に応じたデータリ
カバリを行なうことを特徴とする。
【0009】このデータリカバリ方式においては、第1
および第2の2相のコミットメント指令を用いており、
クライアント計算機は、コミットメント処理毎に異なる
コミットメント識別情報を付加して第2のコミットメン
ト指令を発行する。サーバ計算機側では、第2のコミッ
トメント指令を受け取ると、更新前データの廃棄を行う
と共に、コミットメント識別情報を登録する。このた
め、各サーバ計算機のコミットメント識別情報の内容を
参照することによって、各サーバ計算機のコミットメン
ト処理状況を認識することができる。したがって、コミ
ットメント処理中に障害が発生した場合についても、各
サーバ計算機に対してコミットメント処理状況に応じた
リカバリ指示を行うことができ、複数のサーバノード間
におけるデータの一貫性を保証できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0011】図1にはこの発明の一実施例に係わるデー
タリカバリ方式を実現するための電子計算機システムが
示されている。この電子計算機システムは分散トランザ
クション処理システムを構成するものであり、通信回線
で相互接続された複数の電子計算機11、12、および
13を備えている。
【0012】電子計算機11、12、13の各々は機能
要求をするクライアントノードと機能要求に応じた機能
提供を行なうサーバノードの双方の機能を有するもので
あるが、ここでは、電子計算機11がクライアントノー
ド、電子計算機12,12がサーバノードとして機能し
ている場合が示されている。
【0013】クライアントノードとしての電子計算機1
1は、トランザクション処理実行プログラム111、2
相(2フェーズ)コミットメント制御モジュール11
2、コミットメント識別情報(ID)記録部113、お
よびリカバリ制御部114を備えている。
【0014】トランザクション処理実行プログラム11
1は、トランザクション処理を実行するプログラムであ
り、サーバノード(ここでは、電子計算機12,13)
に対して例えばファイルの入出力要求等を行なう。
【0015】2相コミットメント制御部112は、第1
相および第2相のコミットメント処理を行うものであ
り、サーバノードとしての電子計算機12,13に対し
て第1相および第2相のコミットメント指令を発行す
る。第1相のコミットメント指令は更新データをファイ
ルに反映させることを(ファイルへのユーザデータの書
き込み)を指示し、第2相のコミットメント指令は事前
ジャーナルの廃棄処理を指示する。また、この第2相の
コミットメント指令には、各コミットメント処理毎に固
有の識別情報(コミットメントID)が付加される。
【0016】コミットメント識別情報(ID)記録部1
13には、第2相のコミットメント指令によって電子計
算機12,13に発行するのと同一のコミットメントI
Dが登録される。
【0017】リカバリ制御部114は、システムダウン
後のデータのリカバリ処理を実行するものであり、サー
バノードとして機能する電子計算機12,13に対して
ロールバックの実行、または事前ジャーナルの廃棄を指
示する。ロールバックの実行と事前ジャーナルの廃棄の
どちらか指示するかは、コミットメント識別情報(I
D)記録部113のコミットIDと各電子計算機12,
13に登録されているコミットIDとの比較結果に基づ
いて決定される。
【0018】サーバノードとしての電子計算機12は、
ファイルサーバ121、ジャーナルファイル122、コ
ミットメント識別情報(ID)記録部123、事前ジャ
ーナル採取部124、データリカバリ制御部125、お
よびデータベースファイル126を備えている。
【0019】ファイルサーバ121は、電子計算機11
のトランザクション処理実行プログラム111からの指
示を受けてデータベースファイル126のデータの入出
力を行なったり、2相コミットメント制御部112から
の指示に従ってフェーズ1のコミットメント処理、フェ
ーズ2のコミットメント処理を実行する。フェーズ1の
コミットメント処理ではデータベースファイル126へ
のユーザデータの書き込みが行われ、フェーズ2のコミ
ットメント処理では事前ジャーナルの廃棄処理が行われ
る。また、フェーズ2のコミットメント処理では、事前
ジャーナルの廃棄処理と同時に、電子計算機11から通
知されるコミットメントIDがコミットメント識別情報
(ID)記録部123に登録される。
【0020】ジャーナルファイル122は、ロールバッ
ク処理に使用される事前ジャーナルつまり更新前データ
が格納されるものであり、このジャーナルファイル12
2にはコミットメント識別情報(ID)記録部123が
設けられている。コミットメント識別情報(ID)記録
部123には、前述したようにコミットメントIDが登
録される。
【0021】事前ジャ−ナル採取部124は、ファイル
サーバ121がデータベースファイル126のデータを
更新する際、その更新前データを事前ジャーナルとして
ジャーナルファイル123に蓄積する。
【0022】データリカバリ制御部125は、ファイル
サーバ121を介して電子計算機11から通知されるリ
カバリ指示にしたがって事前ジャーナルを用いたロール
バック処理や、事前ジャーナルの廃棄を行なうものであ
る。
【0023】サーバノードとして機能する電子計算機1
3も、電子計算機12と同様に、ファイルサーバ13
1、ジャーナルファイル132、コミットメント識別情
報(ID)記録部133、事前ジャーナル採取部13
4、データリカバリ制御部135、およびデータベース
ファイル135を備えている。
【0024】これらファイルサーバ131、ジャーナル
ファイル132、コミットメント識別情報(ID)記録
部133、事前ジャーナル採取部134、データリカバ
リ制御部135、およびデータベースファイル136
は、前述のファイルサーバ121、ジャーナルファイル
122、コミットメント識別情報(ID)記録部12
3、事前ジャーナル採取部124、データリカバリ制御
部125、およびデータベースファイル126とそれぞ
れ同様の機能を有している。次に、図2至図4を参照し
て、図1の分散トランザクション処理システムの動作を
説明する。図2にはトランザクション処理に対応する各
電子計算機11,12,13の動作手順が示されてい
る。
【0025】このトランザクション処理においては、ま
ず、電子計算機11のトランザクション処理実行プログ
ラム111がトランザクション処理を開始し(ステップ
S11)、電子計算機12,13のファイルサーバ12
1(サーバA),ファイルサーバ131に対してファイ
ル使用の開始手続きを行う(ステップS12,S1
5)。そして、この使用開始手続きにおいては、クライ
アントとして機能する電子計算機11は、コミットメン
ト識別情報(ID)記録部113にコミットメントID
を初期設定すると共に、そのコミットメントIDをファ
イルサーバ121(サーバA),ファイルサーバ131
に渡す。
【0026】サーバとして機能する電子計算機12,1
3では、それぞれジャーナルファイル122,132の
使用準備が行われ、使用することになったジャーナルフ
ァイルのコミットメント識別情報(ID)記録部123
には、電子計算機11から送られたコミットメントID
が登録される(ステップS13,S14、ステップS1
6,S17)。
【0027】次いで、電子計算機11のトランザクショ
ン処理実行プログラム111は、ファイルサーバ12
1,131に対し入出力指示を行なう(ステップS1
8,S21)。電子計算機12,13では、その入出力
指示にしたがったデータベースファイル126,136
に対するデータ入出力が行われるが、データの更新に際
してはリカバリ(ロールバック等)のための事前ジャー
ナル(更新前データ)の採取、蓄積が事前ジャーナル採
取部124,134によって行われる(ステップS1
9,S20、ステップS22,S23)。図3にはコミ
ットメント処理の動作が示されている。
【0028】このコミットメント処理は、各ファイルサ
ーバ121,131に対して2フェーズコミット方式で
行われるものであり、ここで行なう2フェーズコミット
方式の原理は既に一般に良く知られているものと同様で
ある。
【0029】ここで特徴となるのは、クライアントとし
て機能する電子計算機11が、各コミットメント処理に
固有のコミットメントIDを各コミットメント処理毎に
発行する事である。つまり、電子計算機11は、コミッ
トメント処理において第2のコミットメント指令と共に
コミットメントIDを発行するが、そのコミットメント
IDは、前回のコミットメント処理で発行したコミット
メントIDと異なっている。
【0030】すなわち、図3に示されているように、コ
ミットメント処理においては、まず、クライアントとし
て機能する電子計算機11の2相コミットメント制御部
112が、ファイルサーバ121に第1のコミットメン
ト指令を発行してフェーズ1処理の実行を指示する(ス
テップS31)。ファイルサーバ121は、その第1の
コミットメント指令に応答してフェーズ1処理を実行
し、そのフェーズ1処理において更新後データをデータ
ベースファイル126に反映させる(ステップS3
2)。
【0031】次いで、電子計算機11の2相コミットメ
ント制御部112は、ファイルサーバ131に対しても
第1のコミットメント指令を発行してフェーズ1処理の
実行を指示する(ステップS33)。ファイルサーバ1
31は、その第1のコミットメント指令に応答してフェ
ーズ1処理を実行し、そのフェーズ1処理において更新
後データをデータベースファイル136に反映させる
(ステップS34)。
【0032】この後、電子計算機11の2相コミットメ
ント制御部112は、前回の2相コミットメント処理と
異なるコミットメントIDをコミットメント識別情報
(ID)記録部113に記録する(ステップS35)。
そして、2相コミットメント制御部112は、コミット
メント識別情報(ID)記録部113に記録したコミッ
トメントIDを第2のコミットメント指令と共にファイ
ルサーバ121に発行して、フェーズ2処理の実行を指
示する(ステップS36)。ファイルサーバ121は、
フェーズ2処理において、ジャーナルファイル122に
蓄積されている事前ジャーナルを廃棄し、これと同時
に、受け取ったコミットメントIDをコミットメント識
別情報(ID)記録部123に登録する(ステップS3
7)。
【0033】次に、2相コミットメント制御部112
は、コミットメント識別情報(ID)記録部113に記
録したコミットメントIDを第2のコミットメント指令
と共にファイルサーバ131に発行して、フェーズ2処
理の実行を指示する(ステップS38)。ファイルサー
バ131は、フェーズ2処理において、ジャーナルファ
イル132に蓄積されている事前ジャーナルを廃棄し、
これと同時に、受け取ったコミットメントIDをコミッ
トメント識別情報(ID)記録部133に登録する(ス
テップS39)。
【0034】このように、コミットメント処理において
は、前回の2相コミットメント処理のコミットメントI
Dと異なるコミットメントIDがファイルサーバ12
1,131に送られ、各ファイルサーバでは、事前ジャ
ーナルの廃棄と同時にそのコミットメントIDの登録が
行われる。図4にはリカバリ時の動作が示されている。
【0035】システムがダウンした場合のリカバリ時に
おける特徴は、クライアントとして機能する電子計算機
11のコミットメントIDと、サーバとして機能する各
電子計算機12,13のコミットメントIDとを比較す
ることにより、各サーバのコミットメント処理状況を判
断し、そのコミットメント処理に応じたリカバリ処理を
指示する事である。
【0036】すなわち、もし、コミットメントIDが一
致していれば、そのサーバについてはロールバックを指
示し、コミットメントIDが一致していなければ、その
サーバについては事前ジャーナルの廃棄を指示する。こ
のリカバリ方式では、2相コミットメント処理のフェー
ズ2処理を実行させている途中においてシステムダウン
が発生し、あるサーバではコミットメント処理が完了
し、他のあるサーバではコミットメント処理が完了して
ないような場合でも、サーバ間のデータの整合性を保つ
ことができる。
【0037】なぜなら、コミットが完了しているサーバ
については、ロールバックの実行によって書き戻される
のはその完了しているコミットメントの位置までであ
り、また、コミットが完了してないサーバについては、
フェーズ1処理によってデータ更新はすでに完了してい
るので、事前ジャーナルの廃棄によってコミットメント
処理が成功した状態に設定されるからである。
【0038】図4においては、電子計算機12では2相
コミットメント処理が完了し、電子計算機13では2相
コミットメント処理が完了してない場合のリカバリ処理
が示されている。
【0039】すなわち、図4に示されているように、ク
ライアントとして機能する電子計算機11のリカバリ制
御部114は、システムダウンによって中断したトラン
ザクション処理を再開する際、まず、電子計算機12に
登録されているコミットメントIDを読み込み、そのコ
ミットメントIDを自装置に登録されているコミットメ
ントIDと比較する(ステップS41〜S43)。コミ
ットメントIDが一致している場合には、電子計算機1
2に対してロールバックの実行が指示され、電子計算機
12ではロールバックの実行によってコミットメントが
完了している時点までデータが書き戻される(ステップ
S44,S45)。
【0040】次いで、電子計算機11のリカバリ制御部
114は、電子計算機13に登録されているコミットメ
ントIDを読み込み、そのコミットメントIDを自装置
に登録されているコミットメントIDと比較する(ステ
ップS44〜S48)。コミットメントIDが一致して
ない場合には、電子計算機13に対して事前ジャーナル
の廃棄が指示され、電子計算機13では事前ジャーナル
の廃棄によってコミットメント処理が完了される(ステ
ップS49,S50)。
【0041】以上のように、この実施例においては、第
1および第2の2相のコミットメント指令を用いてお
り、クライアント側の計算機11は、コミットメント処
理毎に異なるコミットメントIDを付加して第2のコミ
ットメント指令を発行する。サーバ側の計算機12,1
3では、第2のコミットメント指令を受け取ると、事前
ジャーナルの廃棄を行うと共に、コミットメントIDを
登録する。このため、各サーバ側の計算機12,13の
コミットメントIDの内容を参照することによって、各
サーバ側の計算機12,13におけるコミットメント処
理状況を認識することができる。
【0042】したがって、例えば、2相コミットメント
処理のフェーズ2処理を実行させている途中においてシ
ステムダウンが発生し、あるサーバではコミットメント
処理が完了し、他のあるサーバではコミットメント処理
が完了してないような場合でも、各サーバ側の計算機1
2,13のコミットメント処理状況に応じたリカバリ指
示を行うことができ、複数のサーバ間におけるデータの
一貫性を保証できるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各サ
ーバにおけるコミットメント処理の完了の有無を認識で
きるようになり、コミットメント処理中に発生する障害
についてもサーバ間におけるデータの一貫性を保証する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるデータリカバリ方
式を実現するためのシステム構成を示すブロック図。
【図2】図1のシステムにおけるトランザクション処理
の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1のシステムにおけるコミットメント処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1のシステムにおけるリカバリ処理の動作を
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11〜13…電子計算機、111…トランザクション処
理プログラム、112…2相コミットメント制御部、1
13…コミットメント識別情報記録部、114…リカバ
リ制御部、121,131…ファイルサーバ、124,
134…事前ジャーナル採取部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子計算機が接続されて成り、ク
    ライアント計算機が他の複数のサーバ計算機に対してフ
    ァイルアクセスを要求する分散トランザクション処理シ
    ステムにおいて、 前記クライアント計算機は、第1のコミットメント指令
    と、各コミットメント処理固有のコミットメント識別情
    報を含む第2のコミットメント指令とを、各コミットメ
    ント処理毎に発行する2相コミットメント処理手段と、 障害発生時に、前記各サーバ計算機に登録されているコ
    ミットメント識別情報の内容に基づいて更新前データを
    用いたデータリカバリ、またはその更新前データの廃棄
    を指示するリカバリ指示手段とを具備し、 前記各サーバ計算機は、前記クライアント計算機から要
    求されたファイルのデータ更新の際に前記ファイルの更
    新前データを採取する事前ジャーナル採取手段と、 前記第1のコミットメント指令に応じて更新後データを
    前記ファイルに反映させる手段と、 前記第2コミットメント指令に応じて前記更新前データ
    の廃棄、およびその第2コミットメント指令に含まれて
    いる前記コミットメント識別情報の登録を実行する手段
    と、 前記クライアント計算機からの指示に応じて前記更新前
    データを用いたデータリカバリ、または前記更新前デー
    タの廃棄を実行するリカバリ実行手段とを具備し、 各サーバ計算機のコミットメント処理状況に応じたデー
    タリカバリを行なうことを特徴とするデータリカバリ方
    式。
JP3245710A 1991-09-25 1991-09-25 データリカバリ方式 Pending JPH0581111A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332919A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Kanebo Ltd データ処理装置
JP2012022379A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散トランザクション処理システム、装置、方法およびプログラム
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