JPH0580163U - ブラシ火花の監視装置 - Google Patents

ブラシ火花の監視装置

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JPH0580163U
JPH0580163U JP2609992U JP2609992U JPH0580163U JP H0580163 U JPH0580163 U JP H0580163U JP 2609992 U JP2609992 U JP 2609992U JP 2609992 U JP2609992 U JP 2609992U JP H0580163 U JPH0580163 U JP H0580163U
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JP
Japan
Prior art keywords
brush
spark
optical fiber
collector ring
signal
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Pending
Application number
JP2609992U
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English (en)
Inventor
美喜男 渡辺
明弘 宮地
明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc, Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転電機のブラシとコレクタリングとの間に
発生するアーク火花を電磁波の影響を受けず、経済的に
監視する装置を実現する。 【構成】 回転電機のブラシ3の火花発生部位の近傍に
蛍光物質を含有したプラスチック光ファイバ4を配置し
て、蛍光を伝送し、光電変換回路8、積分回路10、コ
ンパレータ12にて電気信号9を処理して、所定レベル
以上に達すると警報を発するブラシ火花の監視装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転電機のブラシのアーク火花の監視装置に係り、特にブラシとコ レクタリングの間に発生するアーク火花の程度を監視する回転電機のブラシ火花 の監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電機、電動機、直流機等の回転電機では、ブラシとコレクタリングの間に発 生するアーク火花によりブラシが著しい摩耗や損焼を受けたり、コレタクタリン グ面が傷ついたりして特別な補修を必要とするため、ブラシとコレクタリングの 間に発生するアーク火花の程度を監視することが重要になっている。
【0003】 従来の回転電機のブラシのアーク火花監視装置では、ブラシとコレクタリング の間に発生するアーク火花を光や電磁波や電気的諸量の変化としてモニタしてい る。アーク火花によって発生する電磁波をモニタするアーク火花の監視装置では 、アーク火花によって発生する電磁波と回転電機によって発生する電磁波との区 別が難しく、実用化の妨げとなっている。また、電気的諸量の変化をモニタする ア−ク火花の監視装置においても、電気的諸量が回転電機中の電磁波によって誘 導を受けやすいので、光によるモニタが望まれている。光をモニタする装置とし ては、特開昭56−112854号公報に記載のブラシ火花の監視装置、実開昭 55−141272号公報に記載の回転電機の火花監視装置、実開昭61−10 1469号公報に記載の回転電機の火花監視装置などが開示されている。これら の監視装置はいずれも、ブラシとコレクタリングの近傍に光ファイバの一端を配 置して、アーク火花を光ファイバにて導き、光信号を電気信号に変換して、ブラ シとコレクタリングの間に発生するアーク火花を監視する装置である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、回転電機のブラシはコレクタリングと同心円周上に多数個配置 されており、ブラシとコレクタリングの間の火花を光ファイバの一端より集光し て光電変換素子に導く場合、コレクタリング表面を摺動している全ブラシを監視 するためには各ブラシとコレクタリングの近傍にブラシと同数の光ファイバを配 置せねばならず、監視装置の費用が膨大となり実用化の妨げとなっている。
【0005】 そこで本考案は、各ブラシとコレクタリングの近傍にブラシと同数の光ファイ バを配置することなく、同一円周上の全ブラシまたはコレクタリング上の全ブラ シとコレクタリングとの間から発生するアーク火花を一本の光ファイバにて監視 し、電磁波の影響を受けることのない、低価格なブラシ火花の監視装置を実現す るようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るブラシの火花監視装置は上記の課題を解決するために、回転電機 のブラシとコレクタリングとの間のアーク火花発生部位の近傍に、蛍光物質を含 有したプラスチック光ファイバ(以下蛍光ファイバと呼ぶ)を円状に配置させ、 その両端を光合波器に接続し、その光合波器の他の一端は石英光ファイバに連結 される。 更に、石英光ファイバの他の一端は、蛍光ファイバ中で発生した蛍光だけを通 過させる光フィルタを介して光電変換回路に接続される。変換された電気信号は 積分回路に送られ、単位時間当りの積分電圧信号レベルからブラシとコレクタリ ングの間のアーク火花の発生状況を判定して、所定の限界を越えると異常信号を 発する回路に導かれる。
【0007】
【作用】
回転電機のブラシとコレクタリング間のアーク火花発生部位の近傍に配置する 蛍光ファイバ中に含まれる蛍光物質は、アーク火花によって励起され蛍光を発す る。この蛍光の一部は蛍光ファイバ中を伝送され、光合波器と石英光ファイバを 介して光フィルタに致る。光フィルタは蛍光のみを透過させる特性を有し、透過 した蛍光は光電変換回路によって電気信号に変えられる。この電気信号は、演算 回路中の積分回路で演算処理され、単位時間当りの積分値として出力される。こ の積分値は、図3に示す火花号数との間に強い正の相関関係が成立するので、こ の積分値が所定のレベルに達すると異常信号を発する。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図1を用いて説明する。 回転シャフト1上のコンクタリング2にブラシ3はつる巻バネによって押圧さ れ、コレクタリング2とブラシ3のアーク火花発生部位の近傍に蛍光ファイバ4 が蛍光ファイバ保持器15によって配置固定される。この蛍光ファイバ4として 、日本石油化学(株)製の蛍光性プラスチック光ファイバF200を使った時の 吸収光の波長と発光波長、更にアーク火花の波長も図2に示す。蛍光ファイバ4 は、アーク火花による空気中の窒素の線スペクトル、340nm〜370nmの 波長を吸収して、425nm〜500nmの蛍光を発する。この蛍光は光合波器 5と石英光ファイバ6を介して光フィルタ7に達する。光フィルタ7は、450 ±8nmの波長の光を透過するバンドパスフィルタより構成される。透過光は光 電変換回路8にて変換され、電気信号9として出力される。図3に示される第4 号火花を発生させた時の電気信号9と積分回路10の信号波形を図4に示す。 電気信号9の電圧を単位時間当りにて積分した積分電圧信号11は、図3の各 種の火花号数と強い正の相関を持つので、積分電圧信号11はコンパレータ12 にて所定の信号レベル、例えば図3に示される第3号火花のピーク出力0.2V と比較され、このレベルより大きい時は警報信号13を出力して、警報回路14 にて警報を発する。
【0009】
【考案の効果】
以上に述べたように蛍光ファイバを回転電機のブラシとコレクタリングの間の アーク火花の発生部位に近接して配置し、蛍光ファイバ中の蛍光物質がアーク火 花を吸収することによって蛍光を発する。この蛍光を伝送、光電変換することに よって電気信号とし、この電気信号を積分回路で積分して単位時間当りの出力電 圧の積分値として、火花号数の程度をこの積分値でとらえ、所定のレベル以上に 達すると警報信号を発生することによって、光ファイバと光電変換素子を各ブラ シに配置せずにすみ、経済的で電磁波の誘導によって誤動作を生じないブラシ火 花の監視装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブラシ火花の監視装置の一例を示す図
である。
【図2】空気中でのアーク火花の波長とF200の蛍光
波長とF200の吸収光の帯域と光フィルタの透過帯域
を示す図である。
【図3】アーク火花の程度を示す火花号数を示す図であ
る。
【図4】電気信号9の出力電圧とこれを積分回路10に
て積分した積分電圧信号11の信号波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 回転シャフト 2 コレクタリング 3 ブラシ 4 蛍光ファイバ 5 光合波器 6 石英光ファイバ 7 光フィルタ 8 光電変換回路 9 電気信号 10 積分回路 11 積分電圧信号 12 コンパレータ 13 警報信号 14 警報回路 15 保持器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 明 愛知県西春日井郡西枇杷島町芳野町3丁目 1番地 株式会社高岳製作所技術開発セン ター内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機のブラシとコレクタリングとの
    間の火花発生部位に近接して配置した蛍光物質を含んだ
    プラスチック光ファイバと、このプラスチック光ファイ
    バの両端を接続した光合波器と、この光合波器の一端に
    接続した石英光ファイバと、この石英光ファイバからの
    出力光より上記蛍光物質からの蛍光のみを過透する光フ
    ィルタと、この光フィルタの透過光を電気信号に変換す
    る光電変換回路と、この光電変換回路の出力信号の単位
    時間当りの積分信号レベルから上記火花の発生状況を判
    定して、所定の限界を越えると異常信号を発する回路と
    を具備するブラシ火花の監視装置。
JP2609992U 1992-03-30 1992-03-30 ブラシ火花の監視装置 Pending JPH0580163U (ja)

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JP2609992U JPH0580163U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ブラシ火花の監視装置

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JPH0580163U true JPH0580163U (ja) 1993-10-29

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ID=12184153

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JP2609992U Pending JPH0580163U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ブラシ火花の監視装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018518933A (ja) * 2015-06-01 2018-07-12 カッツフォース インコーポレイテッドCutsforth,Inc. ブラシホルダおよび振動の監視

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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