JPH0577970B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0577970B2
JPH0577970B2 JP10883188A JP10883188A JPH0577970B2 JP H0577970 B2 JPH0577970 B2 JP H0577970B2 JP 10883188 A JP10883188 A JP 10883188A JP 10883188 A JP10883188 A JP 10883188A JP H0577970 B2 JPH0577970 B2 JP H0577970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pot
electrode
seismic sensor
conductive liquid
lid plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10883188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01280223A (ja
Inventor
Susumu Ubukata
Yasukazu Mizutani
Moichi Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UBUKATA REIKO
UBUKATA SHINNOSUKE
Original Assignee
UBUKATA REIKO
UBUKATA SHINNOSUKE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UBUKATA REIKO, UBUKATA SHINNOSUKE filed Critical UBUKATA REIKO
Priority to JP10883188A priority Critical patent/JPH01280223A/ja
Publication of JPH01280223A publication Critical patent/JPH01280223A/ja
Publication of JPH0577970B2 publication Critical patent/JPH0577970B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、地震時の災害等防止のためガス・石
油などの燃料の遮断弁を制御する震動感知器とし
て所定のON−OFF信号を発する感震器として用
いられるものであつて、特に地震に基く振動とそ
れ以外のノイズ的な外乱振動とを区別して異なつ
たON−OFF比の電気信号を出力する感震器に関
するものである。
〔背景技術〕
従来、この種の感震器として同一出願人の出願
に係る昭和62年特許願第238399号に開示されてい
るようなものがあり、地震波と同じ様な波形の水
平方向の振動を印加した場合に感震器が出力する
ON−OFF信号と、外乱振動である例えば加速度
の大きさは充分感震器を作動せしせる大きさであ
つても地震波とは異なる波形の水平方向の振動が
印加された場合に感震器から発せられるON−
OFF信号とがそれぞれ異なつたON−OFFパター
ン信号として明確に区別できるよう電極が放射状
に配設されたものが添付図面の第1図及び第2図
に示されているが、その放射状の電極構造は製作
上可成り工数を必要として高価である事及び電極
の水平部分が板厚よりも巾の広い平面部分を有し
ているため、この感震器の設置された器具が例え
ば都市ガスの積算計である場合には、この積算計
は通常地下から地上に立ち上げた配管によつて支
持されその配管が建物等に一定の間隔をもつて支
持金具等により固定されるような構造が通常であ
る。この場合に積算計に人体が接触したり、ボー
ル遊びの飛んできたボールが衝突したりした場合
に積算計が激しく振動しその内部に設置された感
震器には前述の外乱振動の一種が印加された事に
なり、感震器の密閉容器中の慣性子である導電性
液体例えば水銀の粒が一時的に飛散してそのうち
のある大きさの粒が分離して電極の水平部分に乗
つてしまつて落下せず、通常は電極と電気的に絶
縁状態にあるべき受け皿である密閉容器の一部分
とを短絡状態に保持してしまうという不具合を生
ずる場合があつた。
〔発明の概要〕
本発明の感震器は、上述の不具合を除去すべ
く、中央部分から放射状に先端部を具えた腕部を
5本以上持ち、腕部を長手方向に沿つてほぼ直角
に折曲げて先端部が中央部に対して放射状鉤形電
極となる如くなしたものを導電ピンの下部に前記
中央部を固着した構成であり、一見複雑な電極を
プレス加工で極めて容易に成形出来る事を可能に
した電極を慣性子である適量の導電性液体と共に
密閉容器中に収容してなる感震器を提唱するもの
である。
〔発明の実施例〕
第1図に示す如く、鉄板を絞り加工などの方法
で作つた受け皿容器であるポツト1は、その底部
中央に導電性液体である水銀粒5の通常定置され
る凹部1Aが設けられ、この凹部1Aと隣接する
外方に向つて上昇する勾配をもつた底面1B及び
ほぼ垂直の壁面1Cと開口端部1Dから構成され
ている。蓋板2は比較的厚い鉄板の中央に孔2A
を穿つたドーナツ状の形であり、その中央の孔2
Aにはガラス等の電気絶縁充填材3により例えば
鉄ニツケル合金製の導電ピン4がハーメチツクシ
ールしてある。蓋板2と前記ポツト1とは、その
接合面をリングプロゼクシヨン溶接の如き方法で
固着され一個の密閉容器を構成しているが、これ
は非酸化性雰囲気例えばヘリウム・アルゴン等の
不活性ガスとか水素等の還元性ガス又はこれらの
うちの二種類以上から成る混合ガスの中で行なわ
れる。導電ピン4の密閉容器内に突出している端
部4Aには、例えば42%ニツケルと残部が鉄から
なる合金板により成形した放射状の羽根を有する
電極6が固着されている。ポツト1の底面1Bと
壁面1Cとの境界部にニツケル合金製の細い線を
環状に成形した導電液体5との接触リング1Eが
スポツト溶接の如き方法で固定されている。ポツ
ト1の内面は全体に導電液体粒5が転動し易いよ
うに粗面化されており、丁度水蓮の葉の上に水滴
を乗せると水滴が表面張力で球形になり転がり易
くなる効果を持たせている。この水銀粒5とポツ
ト1との接触は電気的には不安定で高い接触抵抗
値を示す事があるために前記の接触ング1Eは設
けられている。
電極6は第2図にその平面形状を実線で示す如
くである。即ち中央部分6Tの周囲に本実施例で
は8本の腕部6A乃至6Hが設けられている。導
電液体の量にも依るが腕部の数は最少5本あれば
本願の目的とする感震器としての作用が行ない得
る事を実験で確かめてある。腕部6A乃至6Hの
先端に羽根部6A1乃至6H1が第2図において点
線で示すように電極を構成する合金板をプレスに
より打抜き加工して作られ、次いで腕部6A乃至
6Hを半径方向即ち長手方向に沿つてほぼ直角に
曲げて中央部6Tの平面に対してほぼ垂直に腕部
と羽根部の面を成形し鉤形電極6を構成する。
ポツト1の内部に収納される導電液粒5の大き
さとポツトの底部中央の凹部1Aの直径及び深
さ、さらにこの凹部1Aと隣接する底面1Bの勾
配などの要素により凹部1Aから慣性子としての
導電液粒5が転動して外方へ移動するのに必要な
水平方向の加速度の閾値は決められるが、この閾
値以上の加速度が加えられた時には導電液粒5に
よつて電極6の羽根部6A1乃至6H1とポツト1
に固着された接触リング1Eとの間は短絡され
る。導電ピン4と密閉容器を構成する蓋板2又は
ポツトとの間は電気的に閉状態となり、地震の如
き振動加速度が加えられると導電ピン4とポツト
1(又は蓋板2)との間はその振動に同期して電
気的に開閉される。これによつて地震のセンサー
として本感震器は使用されるがより詳しくは同一
出願人の出願に係る昭和62年特許願第238399号明
細書及び図面特に第4図を参照されたい。また本
感震器の取付け方として好ましいのは同一出願人
の出願した昭和62年特許願第14745号明細書及び
添付図面を参照されたい。
本感震器が例えばプント基板等に取付けられて
各家庭のガスの積算計通称ガスメータに設置さ
れ、地震発生時に自動的にガスの遮断弁を閉じる
ような用途に使用された時、通常の地震の水平加
速度の大きさは200ガル程度を閾値としているが、
実際に激震とか烈震に該当する場合でも1000ガル
には至らない。しかし各家庭のガスメータは通常
屋外に地下から突出したガス配管によつて支持さ
れている。従つてこの附近を人が通る時に体を当
てたり手に持つている物体を不用意にガスメータ
に当てたり又は子供の遊びで投げたボール等がガ
スメータに当たると非常に大きな衝撃が設置され
ている感震器に作用し、その値は例えば地震の周
期とは異なるが加速度の大きさは2000ガルという
値又はそれ以上の値に達する事もあり得る。この
場合に導電液体である水銀が密閉容器内面に勢い
よく衝突して飛散し、例えば昭和62年特許願第
238399号に示されたような電極形状であると、電
極の上に平面部分が可成りあるためにその上に分
散した水銀粒が乗つてしまつて落ちない場合があ
つた。そして感震器を小型にするために電極6と
電気的に絶縁状態にある密閉容器内壁との間隔を
狭くすると前記の乗つてしまつて落ちない水銀粒
で電極6と密閉容器内壁の間が短絡されたままの
状態を継続するという不具合があつた。しかし本
発明の感震器の電極6の放射状の腕部分6A乃至
6H及び羽根部分6A1乃至6H1の垂直投影面積
はほぼ板厚に依るものであるから、飛散した導電
液体がその上に乗つて落ちないという確率及び仮
りに発生したとしても乗つている水銀粒の大きさ
は極めて小さく電極6と電気的に絶縁状態にある
密閉容器の内壁とを短絡するには至らないように
出来る。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明の感震器はその構成要
素である電極が一枚の金属板をプレスで打抜き所
定の曲げ加工を施せば所望の形が得られ、極めて
作り易いという経済性があり、かつ外乱振動によ
つて一旦は導電性液体が飛散して電極上に乗つて
もその状態が継続される事がなく誤動作を皆無に
なし得るという秀れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る感震器の一部縦断面にて
示す立面図、第2図はその一部分を示す平面図。 1……ポツト、1A……中央凹部、1B……底
面、1C……壁面、1D……開口端、2……蓋
板、2A……孔、3……電気絶縁材、4……導電
ピン、5……導電性液体、6……鉤形電極、6A
乃至6H……腕部、6A1乃至6H1……先端部、
6T……中央部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央凹部、勾配を有する底面及び壁面が同心
    的に配設されたポツト及びその開口端部に蓋板を
    接合し、その蓋板のほぼ中央に穿つた孔に貫通し
    て導電ピンを電気絶縁材によつて気密に固着して
    成る密閉容器中に所定量の導電性液体を封入して
    成り、前記導電ピンの密閉容器内の端部には前記
    ポツトと電気的に絶縁状態でその半径方向に沿つ
    て放射状に先端部を具備した腕部を5本以上持ち
    かつその腕部を長手方向に沿つてほぼ直角に折曲
    げて先端部が中央部とほぼ直角な放射状鉤形電極
    を設けた事を特徴とする感震器。
JP10883188A 1988-05-01 1988-05-01 感震器 Granted JPH01280223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10883188A JPH01280223A (ja) 1988-05-01 1988-05-01 感震器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10883188A JPH01280223A (ja) 1988-05-01 1988-05-01 感震器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01280223A JPH01280223A (ja) 1989-11-10
JPH0577970B2 true JPH0577970B2 (ja) 1993-10-27

Family

ID=14494656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10883188A Granted JPH01280223A (ja) 1988-05-01 1988-05-01 感震器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01280223A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01280223A (ja) 1989-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62103931A (ja) 電気的傾斜スイツチ
US1662979A (en) Circuit closer
US5332876A (en) Electrical tilt switch employing multiple conductive spheres
US4789762A (en) Miniature multiplanar acceleration switch
US5600109A (en) Acceleration responsive switch and method of making the same
EP0340476A1 (en) Acceleration sensor
US5837951A (en) Inertia switching device, acceleration responsive device and method of making acceleration responsive device
JPH0577970B2 (ja)
JP2006208231A (ja) 簡易地震計
JPH0574010B2 (ja)
US5354958A (en) Jitter switch
US3978301A (en) Mercury tilt switch
CA2214440A1 (en) Earthquake sensor
US3534191A (en) Electrical wind velocity indicator and alarm
JP2887556B2 (ja) 加速度応動スイッチ
JPH08273504A (ja) 加速度応動スイッチ
JPH02203220A (ja) 感震器
JP2914859B2 (ja) 加速度応動スイッチ
JP2892585B2 (ja) 加速度応動スイッチ及びその製造方法
JPS63182527A (ja) 簡易取付形感震器
JP2892559B2 (ja) 感震器
JPH055461Y2 (ja)
JPS61105427A (ja) 地震感知装置
JP3396714B2 (ja) 感震素子
JP2934597B2 (ja) 感震素子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees