JPH057742A - 膜分離用モジユール - Google Patents
膜分離用モジユールInfo
- Publication number
- JPH057742A JPH057742A JP16188091A JP16188091A JPH057742A JP H057742 A JPH057742 A JP H057742A JP 16188091 A JP16188091 A JP 16188091A JP 16188091 A JP16188091 A JP 16188091A JP H057742 A JPH057742 A JP H057742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- separation membrane
- separation
- sheet
- separation module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立作業を簡単にする。分離膜の破損の発生
を抑制する。分離膜の表裏を間違えての配置を防止す
る。 【構成】 蛇行状に屈曲されたシート状分離膜(2) の隣
り合う平坦部(2a)間に額縁状パッキン(3)(4)を配置す
る。平坦部(2a)を介して1次側通路(5) と2次側通路
(6) とを交互に形成する。
を抑制する。分離膜の表裏を間違えての配置を防止す
る。 【構成】 蛇行状に屈曲されたシート状分離膜(2) の隣
り合う平坦部(2a)間に額縁状パッキン(3)(4)を配置す
る。平坦部(2a)を介して1次側通路(5) と2次側通路
(6) とを交互に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーベーパレーショ
ン法、逆浸透法、限外濾過法、精密濾過法、ガス分離
法、蒸気透過法等の各種膜分離に用いられる膜分離用モ
ジュールに関する。
ン法、逆浸透法、限外濾過法、精密濾過法、ガス分離
法、蒸気透過法等の各種膜分離に用いられる膜分離用モ
ジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機液体混合物を分離する方法と
して、蒸溜法に代わって省エネルギーの面で有効なパー
ベーパレーション法が注目を集めている。パーベーパレ
ーション法は、1次側に原料液を供給し、2次側を減圧
して真空状態にすることによって選択的な分離を生じさ
せるものである。
して、蒸溜法に代わって省エネルギーの面で有効なパー
ベーパレーション法が注目を集めている。パーベーパレ
ーション法は、1次側に原料液を供給し、2次側を減圧
して真空状態にすることによって選択的な分離を生じさ
せるものである。
【0003】従来、この種膜分離用モジュールとして
は、図3に示すものが用いられている。
は、図3に示すものが用いられている。
【0004】図3に示す膜分離用モジュール(30)は、複
数のシート状分離膜(31)が額縁状パッキン(32)を介して
積層状に配置されることにより、1次側(原料側)通路
(33)と2次側(透過側)通路(34)とが、分離膜(31)を介
して交互に形成されたものである。1次側通路(33)のパ
ッキン(32)には原料液入口(32a) と原料液出口(図示
略)が形成されている。2次側通路(34)のパッキン(34)
には透過物出口(32b) が形成されている。2次側通路(3
4)内には上下1対の膜支持用多孔板(35)とスペーサ(36)
とが配置されている。多孔板(35)の周縁部における孔の
形成されていない部分が分離膜(31)とパッキン(32)との
間に介在せしめられている。
数のシート状分離膜(31)が額縁状パッキン(32)を介して
積層状に配置されることにより、1次側(原料側)通路
(33)と2次側(透過側)通路(34)とが、分離膜(31)を介
して交互に形成されたものである。1次側通路(33)のパ
ッキン(32)には原料液入口(32a) と原料液出口(図示
略)が形成されている。2次側通路(34)のパッキン(34)
には透過物出口(32b) が形成されている。2次側通路(3
4)内には上下1対の膜支持用多孔板(35)とスペーサ(36)
とが配置されている。多孔板(35)の周縁部における孔の
形成されていない部分が分離膜(31)とパッキン(32)との
間に介在せしめられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す膜分離用モジュール(30)では、その製造にあたり、
巻取品から長尺の分離膜を巻き戻しながら所定の寸法に
切断してシート状分離膜(31)を形成し、これをパッキン
(32)、支持板(35)およびスペーサ(36)とともに組立てる
必要があり、その作業が面倒であるという問題がある。
特に、シール性を高めるためにはシート状分離膜(31)の
寸法精度を高める必要があるので、その切断が面倒にな
る。また、組立時に分離膜(31)が破損するおそれがあ
る。しかも、長尺の分離膜を切断してシート状分離膜(3
1)を形成した後モジュール(30)を組立てるさいに分離膜
(31)の表裏の判別がつかなくなり、逆向きに配置して作
動不能になるおそれがある。
示す膜分離用モジュール(30)では、その製造にあたり、
巻取品から長尺の分離膜を巻き戻しながら所定の寸法に
切断してシート状分離膜(31)を形成し、これをパッキン
(32)、支持板(35)およびスペーサ(36)とともに組立てる
必要があり、その作業が面倒であるという問題がある。
特に、シール性を高めるためにはシート状分離膜(31)の
寸法精度を高める必要があるので、その切断が面倒にな
る。また、組立時に分離膜(31)が破損するおそれがあ
る。しかも、長尺の分離膜を切断してシート状分離膜(3
1)を形成した後モジュール(30)を組立てるさいに分離膜
(31)の表裏の判別がつかなくなり、逆向きに配置して作
動不能になるおそれがある。
【0006】この発明の目的は、上記問題を解決した膜
分離用モジュールを提供することにある。
分離用モジュールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による膜分離用
モジュールは、蛇行状に屈曲されたシート状分離膜と、
シート状分離膜の隣り合う平坦部間に配置された額縁状
パッキンとを備えており、平坦部を介して1次側通路と
2次側通路とが交互に形成されているものである。
モジュールは、蛇行状に屈曲されたシート状分離膜と、
シート状分離膜の隣り合う平坦部間に配置された額縁状
パッキンとを備えており、平坦部を介して1次側通路と
2次側通路とが交互に形成されているものである。
【0008】
【作用】上述のように構成されていると、1枚のシート
状分離膜を、パッキンを介在させながら蛇行状に曲げる
ことにより製作することができるので、寸法精度が要求
される切断作業を減らすことができる。また、膜分離用
モジュールを製作するまでは巻取品の状態で扱うことが
できるので、分離膜の破損の発生を抑制できるととも
に、表裏の判別の困難な分離膜の場合も製作時にその表
裏を間違えるおそれはなくなる。
状分離膜を、パッキンを介在させながら蛇行状に曲げる
ことにより製作することができるので、寸法精度が要求
される切断作業を減らすことができる。また、膜分離用
モジュールを製作するまでは巻取品の状態で扱うことが
できるので、分離膜の破損の発生を抑制できるととも
に、表裏の判別の困難な分離膜の場合も製作時にその表
裏を間違えるおそれはなくなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の膜分離用モジュールをパー
ベーパレーション法に適用するした場合の実施例を、図
面を参照して説明する。以下の説明において、図1の上
下、左右をそれぞれ上下、左右というものとする。
ベーパレーション法に適用するした場合の実施例を、図
面を参照して説明する。以下の説明において、図1の上
下、左右をそれぞれ上下、左右というものとする。
【0010】図1は膜分離用モジュールの全体構成を示
し、図2はその製作過程を示す。図1および図2におい
て、膜分離用モジュール(1) は、蛇行状に屈曲されたシ
ート状分離膜(2) と、分離膜(2)の隣り合う平坦部(2a)
どうしの間に配置された額縁状パッキン(3)(4)とよりな
り、平坦部(2a)を介して1次側通路(5) と2次側通路
(6) とが交互に形成されたものである。そして、1次側
通路(5) の左端部は分離膜(2) の屈曲部(2b)とパッキン
(3) の左辺部分(3a)、2次側通路(6) の右端部は分離膜
(2) の屈曲部(2c)とパッキン(4) の右辺部分(4a)でそれ
ぞれシールされることになるので、これらの部分のシー
ル性は優れたものになる。
し、図2はその製作過程を示す。図1および図2におい
て、膜分離用モジュール(1) は、蛇行状に屈曲されたシ
ート状分離膜(2) と、分離膜(2)の隣り合う平坦部(2a)
どうしの間に配置された額縁状パッキン(3)(4)とよりな
り、平坦部(2a)を介して1次側通路(5) と2次側通路
(6) とが交互に形成されたものである。そして、1次側
通路(5) の左端部は分離膜(2) の屈曲部(2b)とパッキン
(3) の左辺部分(3a)、2次側通路(6) の右端部は分離膜
(2) の屈曲部(2c)とパッキン(4) の右辺部分(4a)でそれ
ぞれシールされることになるので、これらの部分のシー
ル性は優れたものになる。
【0011】1次側通路(5) に配置されたパッキン(3)
の右辺部分(3b)に原料液入口(7) が形成され、右辺部分
(3b)と直角をなすいずれかの辺部分(3c)に原料液出口
(8) が形成されている。また、1次側通路(5) に配置さ
れたパッキン(3) には、原料液入口(7) から通路(5) 内
に供給された原料液が蛇行状に流れて原料液出口(8) か
ら排出されるように、邪魔板(9) が設けられている。各
パッキン(3) の原料液入口(7) には入口管(10)を介して
原料液供給用ヘッダ(11)が接続され、原料液出口(8) に
は出口管(12)を介して原料液排出用ヘッダ(13)が接続さ
れている。
の右辺部分(3b)に原料液入口(7) が形成され、右辺部分
(3b)と直角をなすいずれかの辺部分(3c)に原料液出口
(8) が形成されている。また、1次側通路(5) に配置さ
れたパッキン(3) には、原料液入口(7) から通路(5) 内
に供給された原料液が蛇行状に流れて原料液出口(8) か
ら排出されるように、邪魔板(9) が設けられている。各
パッキン(3) の原料液入口(7) には入口管(10)を介して
原料液供給用ヘッダ(11)が接続され、原料液出口(8) に
は出口管(12)を介して原料液排出用ヘッダ(13)が接続さ
れている。
【0012】2次側通路(6) に配置されたパッキン(4)
の左辺部分(4b)に透過物出口(14)が形成されている。2
次側通路(6) を構成する上下の平坦部(2a)とパッキン
(4) との間にはそれぞれ膜支持用多孔板(15)が配置され
ている。多孔板(15)の周縁における孔の形成されていな
い部分が平坦部(2a)の周縁とパッキン(4) とで挾まれて
いる。また、2次側通路(6) 内のパッキン(4) に囲まれ
た部分に流路形成用スペーサ(16)が配置されている。各
パッキン(4) の透過物出口(14)には出口管(17)を介して
透過物収集用ヘッダ(18)が接続されている。
の左辺部分(4b)に透過物出口(14)が形成されている。2
次側通路(6) を構成する上下の平坦部(2a)とパッキン
(4) との間にはそれぞれ膜支持用多孔板(15)が配置され
ている。多孔板(15)の周縁における孔の形成されていな
い部分が平坦部(2a)の周縁とパッキン(4) とで挾まれて
いる。また、2次側通路(6) 内のパッキン(4) に囲まれ
た部分に流路形成用スペーサ(16)が配置されている。各
パッキン(4) の透過物出口(14)には出口管(17)を介して
透過物収集用ヘッダ(18)が接続されている。
【0013】このような構成において、有機液体混合物
からなる原料液は、原料液供給用ヘッダ(11)および入口
管(10)を介して原料液入口(7) から1次側通路(5) 内に
入れられ、その内部を蛇行状に流れて出口(8) から出口
管(12)および原料液排出用ヘッダ(13)を介して排出され
る。このとき、2次側通路(6) の内部を減圧して真空状
態にすると、分離膜(2) の平坦部(2a)を蒸気が透過し、
これにより混合物が分離される。透過物は透過物出口(1
4)から出口管(17)および透過物収集用ヘッダ(18)を介し
て収集される。
からなる原料液は、原料液供給用ヘッダ(11)および入口
管(10)を介して原料液入口(7) から1次側通路(5) 内に
入れられ、その内部を蛇行状に流れて出口(8) から出口
管(12)および原料液排出用ヘッダ(13)を介して排出され
る。このとき、2次側通路(6) の内部を減圧して真空状
態にすると、分離膜(2) の平坦部(2a)を蒸気が透過し、
これにより混合物が分離される。透過物は透過物出口(1
4)から出口管(17)および透過物収集用ヘッダ(18)を介し
て収集される。
【0014】膜分離用モジュール(1) は次のようにして
製作される。すなわち、まず、シート状分離膜(2) の巻
取品(19)を用意しておき、これからシート状分離膜(2)
を巻戻しながら蛇行状に曲げていく。このとき、1次通
路側パッキン(3) と、2次通路側パッキン(4) 、多孔板
(11)およびスペーサ(12)の組合せ体(20)とを、隣り合う
平坦部(2a)間に交互に配置していく。その後、各ヘッダ
(11)(13)(18)を管(10)(12)(17)を介して口(7)(8)(14)接
続する。こうして、膜分離用モジュール(1) が製作され
る。
製作される。すなわち、まず、シート状分離膜(2) の巻
取品(19)を用意しておき、これからシート状分離膜(2)
を巻戻しながら蛇行状に曲げていく。このとき、1次通
路側パッキン(3) と、2次通路側パッキン(4) 、多孔板
(11)およびスペーサ(12)の組合せ体(20)とを、隣り合う
平坦部(2a)間に交互に配置していく。その後、各ヘッダ
(11)(13)(18)を管(10)(12)(17)を介して口(7)(8)(14)接
続する。こうして、膜分離用モジュール(1) が製作され
る。
【0015】上記実施例においては、この発明による膜
分離用モジュールがパーベーパレーション法に適用され
た場合が示されているが、これに限るものではなく、逆
浸透法、限外濾過法、精密濾過法、ガス分離法、蒸気透
過法等の各種膜分離に適用することができる。
分離用モジュールがパーベーパレーション法に適用され
た場合が示されているが、これに限るものではなく、逆
浸透法、限外濾過法、精密濾過法、ガス分離法、蒸気透
過法等の各種膜分離に適用することができる。
【0016】
【発明の効果】この発明の膜分離用モジュールによれ
ば、上述のように、製作時に切断作業を減らすことがで
きるので、組立作業が簡単になる。また、分離膜の破損
の発生を抑制できる。さらに、分離膜の表裏を間違えて
製作することが防止される。
ば、上述のように、製作時に切断作業を減らすことがで
きるので、組立作業が簡単になる。また、分離膜の破損
の発生を抑制できる。さらに、分離膜の表裏を間違えて
製作することが防止される。
【図1】この発明による膜分離用モジュールの実施例を
示す垂直断面図である。
示す垂直断面図である。
【図2】膜分離用モジュールの製作過程を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】従来例を示す垂直断面図である。
1 膜分離用モジュール 2 シート状分離膜 3 額縁状パッキン 4 額縁状パッキン 5 1次側通路 6 2次側通路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 蛇行状に屈曲されたシート状分離膜と、
シート状分離膜の隣り合う平坦部間に配置された額縁状
パッキンとを備えており、平坦部を介して1次側通路と
2次側通路とが交互に形成されている膜分離用モジュー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16188091A JPH057742A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 膜分離用モジユール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16188091A JPH057742A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 膜分離用モジユール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057742A true JPH057742A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15743746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16188091A Withdrawn JPH057742A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 膜分離用モジユール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057742A (ja) |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16188091A patent/JPH057742A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |