JPH057702Y2 - - Google Patents

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JPH057702Y2
JPH057702Y2 JP600288U JP600288U JPH057702Y2 JP H057702 Y2 JPH057702 Y2 JP H057702Y2 JP 600288 U JP600288 U JP 600288U JP 600288 U JP600288 U JP 600288U JP H057702 Y2 JPH057702 Y2 JP H057702Y2
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JP
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coaxial cable
sheath
distance
outer conductor
drain wire
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JP600288U
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は通信機器の高速信号伝送用内部配線
等に使用される同軸ケーブルに関する。
[従来の技術] 従来、この種の同軸ケーブルとしては、例え
ば、第4図に示すようなものがある。
第4図は従来例に係る同軸ケーブルおよびその
端末処理方法を示す断面図である。
同図において、符号1は高速信号伝送用の同軸
ケーブルである。この同軸ケーブル1は高速信号
を伝送する中心導体2と、この中心導体2を被覆
する誘電体3と、この誘電体3の片側に縦添えし
たドレンワイヤ4と、このドレンワイヤ4および
誘電体3を包囲する導電性のシールドテープ等か
らなる外部導体5と、この外部導体5を被覆する
ポリエステルフイルム等からなるシース6とを備
えており、このシース6の断面形状は略楕円形と
なつている。
このような同軸ケーブル1のシース6の端部を
ストリツプマシン7で剥ぎ取る場合には、ストリ
ツプマシン7のテーブルに同軸ケーブル1の端部
近傍を治具で固定するとともに、同軸ケーブル1
の端部を上下刃8,8の間に位置させる。そし
て、上下刃8,8をそれぞれ同軸ケーブル1の端
部に向かつて移動させ、シース6の端部に切り込
みを入れるとともに、同軸ケーブル1をストリツ
プマシン7に対して相対移動させ、これによつて
シース6の端部を剥ぎ取る。
[考案が解決しようとする課題] 前記同軸ケーブル1の構成では、同軸ケーブル
1のストリツプマシン7へのセツトに際し、シー
ス6の断面形状が楕円形であるので、楕円形の長
軸が水平な状態で同軸ケーブル1をセツトするこ
とが困難であつた。そのため、長軸が上下刃8,
8に対して傾いた状態で同軸ケーブル1をセツト
することがあつた。このようなセツト不良が生じ
ると、ドレンワイヤ4の位置が上下刃8,8に近
づくようにずれるため、シース6に切り込みを入
れる際にドレンワイヤ4を傷付けてしまうおそれ
があつた。また、ドレンワイヤ4を介して誘電体
3に力が加わるため、誘電体3を変形させてその
誘電特性を変えてしまうおそれがあつた。さら
に、同軸ケーブル1を正しい姿勢でセツトして
も、上刃8に重力が加わるため、切り込み量が過
大になつて誘電体3まで切り込んでしまうことが
あつた。前記のような欠点から処理性能が低下
し、端末処理の自動化が困難であるという問題が
あつた。
そこで、この考案は前記問題点に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは端末処理に
際し、セツト不良の発生を防止し、処理性能を向
上させ、端末処理の自動化を可能にした同軸ケー
ブルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するこの考案の構成は、シース
の断面形状が中心導体とドレンワイヤの各中心を
通る直線と平行な二つの辺を備えた矩形状とし、
前記二つの辺の一方と外部導体との距離が他方の
辺と外部導体との距離よりも小さい値としたこと
を要旨とする。
[作用] 前記構成の同軸ケーブルをストリツプマシンに
セツトする場合、シースが断面矩形状に形成され
ているので、その一側面を基準面として用いるこ
とにより、同軸ケーブルを正しい姿勢でセツトす
ることができる。したがつて、セツト不良が発生
するのを防止することができる。
また、前記二つの辺の一方と外部導体との距離
が他方の辺と外部導体との距離よりも小さい値に
設定されているので、一方の辺を含む面を下向き
にした状態で同軸ケーブルをセツトすると、ドレ
ンワイヤと中心導体との各中心を通る直線の位置
は移動前における上下刃の中心位置よりも下方に
偏位する。したがつて、上刃が誘電体まで達する
のを防止でき、これにより、誘電体が傷付けられ
るのを防止することができる。すなわち、上刃の
重力による取付誤差や重力慣性によるミスカツト
が防止される。
[実施例] 以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、前記従来例と同様な部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。
第1図は実施例に係る同軸ケーブル示す斜視
図、第2図は第1図の−線断面図である。
第1図および第2図に示す同軸ケーブル11に
おいて、前記従来例と異なるのはシース12に関
する点である。すなわちシース12は矩形状に形
成されており、上辺13と下辺14とは中心導体
2とドレンワイヤ4の各中心を通る直線Cと平行
をなして互いに対向している。しかも下辺14と
外部導体5との距離Aは上辺13と外部導体5と
の距離Bよりも小さい値に設定されている。距離
AとBとの差はストリツプマシンの上下刃(第3
図参照)の移動量の差に基づいて決定されてい
る。また距離A,BはA<Bに設定することによ
り、下面14aがストリツプマシンのテーブルに
当接した状態で同軸ケーブル11をセツトしたと
き、中心導体2とドレンワイヤ4の各中心を通る
直線Cの位置が移動前の上下刃の中心位置よりも
下方に偏位するようになつている。
なお、縦辺15と下辺14(上辺13)の長さ
の比は同軸ケーブル11が送線中に容易に捩れな
いよう、捩れ強度が最大になるような値に設定さ
れている。また、上下刃のストローク調整を容易
にするために、シース12の上面13aに上下刃
のストローク値が長手方向に沿つて等ピツチで表
示されている。
次に、前記構成の同軸ケーブルの端末処理方法
を第3図を併用して説明する。
第3図はストリツプマシンによる同軸ケーブル
の端末処理を示す説明図である。
同軸ケーブル11の端末処理を行う場合、両刃
可動のストリツプマシン16を使用する。このス
トリツプマシン16は直線状の刃先を有する上下
刃17,18を有している。このストリツプマシ
ン16に同軸ケーブル11をセツトするには、下
面14aがテーブルに当接した状態で同軸ケーブ
ル11の端部近傍を固定するとともに、同軸ケー
ブル11の端部を移動前の上下刃17と18との
間に位置させる。
かかるセツト状態では、下辺14と外部導体5
との距離Aが上辺13と外部導体5との距離Bよ
りも小さい値に設定されているので、中心導体2
とドレンワイヤ4の各中心を通る直線Cの位置は
移動前における上下刃17と18との中心Dの位
置よりも偏位量Δ(Δ=B/2−A/2)だけ下
方にずれている。
次いで、シース11の上面13aに表示された
ストローク値だけ上下刃17,18をそれぞれ同
軸ケーブル11の端部に向かつて移動させると、
上刃17が重力を受けながら移動し、下刃18が
重力に逆らいながら移動するので、上刃17はス
トローク下端を越えて停止し、下刃18はストロ
ーク上端の前で停止する。このとき、中心導体2
とドレンワイヤ4の各中心を通る直線Cの位置が
移動前の上下刃17と18との中心Dの位置より
も偏位量Δだけ下方にずれているので、上刃17
がストローク下端から偏位量Δ分移動しても、そ
の刃先で誘電体3を切り込むことがない。
下刃18については、誘電体3までの距離が上
刃17と誘電体3との距離とほぼ等しくなるよう
に切り込むこととなる。したがつて、距離Aに重
力分偏位量Δを加えたストローク値をストリツプ
マシン固有の所要値に加えた値を設定してストリ
ツプすると、誘電体3を害することなく、ストリ
ツプでき、このストローク値を同軸ケーブル11
の表面に表示しておけば、ストリツプマシンの設
定に便利で効率的である。
この考案は上記実施例に制約されず、種々の態
様が可能であることはもちろんである。例えば、
この実施例では、外部導体の片側にドレンワイヤ
を縦添えした同軸ケーブルを両刃可動のストリツ
プマシンで端末処理する場合について説明した
が、これに限らず、外部導体の両側にドレンワイ
ヤを縦添えした同軸ケーブルを片刃可動のストリ
ツプマシンで端末処理する場合にも又、ドレンワ
イヤが外部導体の外側で接する場合に対しても、
この考案を適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、同軸
ケーブルをストリツプマシンで端末処理する場
合、セツトが容易となり、セツト不良の発生が防
止され、しかも、上刃により誘電体やドレンワイ
ヤが損傷を受けることがない。したがつて、処理
性能が向上し、端末処理の自動化が可能になると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る同軸ケーブルを示す斜視
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
ストリツプマシンによる同軸ケーブルの端末処理
を示す説明図、第4図は従来例に係る同軸ケーブ
ルを示す断面図である。 2……中心導体、3……誘電体、4……ドレン
ワイヤ、5……外部導体、11……同軸ケーブ
ル、12……シース、13……上辺、14……下
辺、16……ストリツプマシン、17……上刃、
18……下刃、A……距離、B……距離、C……
直線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中心導体を被覆した誘電体の外周を外部導体
    で包囲し、この外部導体に接するドレンワイヤ
    を縦添えして設け、これらをシースで被覆した
    同軸ケーブルにおいて、前記シースの断面形状
    は中心導体とドレンワイヤの各中心を通る直線
    と平行な二つの辺を備えた矩形状とし、前記二
    つの辺の一方と外部導体との距離は他方の辺と
    外部導体との距離よりも小さい値としたことを
    特徴とする同軸ケーブル。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の同軸ケ
    ーブルにおいて、ケーブル表面にストローク値
    が表示されたことを特徴とする同軸ケーブル。
JP600288U 1988-01-22 1988-01-22 Expired - Lifetime JPH057702Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP600288U JPH057702Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

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JP600288U JPH057702Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

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Publication Number Publication Date
JPH01111415U JPH01111415U (ja) 1989-07-27
JPH057702Y2 true JPH057702Y2 (ja) 1993-02-26

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ID=31209865

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