JPH0575567A - 端末多重化システムにおける制御情報処理方式 - Google Patents

端末多重化システムにおける制御情報処理方式

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JPH0575567A
JPH0575567A JP23750591A JP23750591A JPH0575567A JP H0575567 A JPH0575567 A JP H0575567A JP 23750591 A JP23750591 A JP 23750591A JP 23750591 A JP23750591 A JP 23750591A JP H0575567 A JPH0575567 A JP H0575567A
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JP23750591A
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Shinji Hanada
真二 花田
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 収容交換機及び制御情報量が異なる複数種類
の端末を多重化して各交換機に接続する端末多重化シス
テムに関し、端末種別の識別が容易な制御情報の処理方
式を提供することを目的とする。 【構成】 収容交換機及び制御情報量が異なる複数種類
の端末11,12 と複数の交換機13,14 を多重装置15と多重
/分配装置16を介し共通の多重伝送路17で接続する端末
多重化システムにおいて、多重装置内に、端末よりの制
御情報を端末種別の識別が可能なマルチフレーム構成に
変換する制御情報変換手段1と、多重伝送路よりの制御
情報を端末種別ごとに適合するフレーム構成に変換する
制御情報復元手段2を備え、多重/分配装置内に、多重
伝送路よりの制御情報を端末種別ごとに収容交換機に分
配する制御情報分配手段3と、交換機よりの制御情報を
端末種別の識別が可能なマルチフレーム構成に変換して
多重伝送路に送出する交換機制御情報変換手段4を備え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収容交換機及び制御情
報量が異なる複数種類の端末を多重化してそれぞれの交
換機に接続する端末多重化システムに関する。
【0002】近年、光ファイバー技術等の発展に伴い、
大容量伝送路が経済的に実現できるようになってきた。
これに伴って、交換局から遠隔の地にある端末に接続さ
れる加入者線を集線装置により集線する従来の集線方式
に代わって、遠隔地の端末を集線することなく、端末が
送受信する情報を多重化装置により多重化及び多重分離
し(以下、多重化及び多重分離を併せて多重化と記
す)、多重伝送路を介して交換機に接続する端末多重化
システムが採用される傾向が強まっている。
【0003】一方、通信網のディジタル化が長期間にわ
たって進められているが、通信網のディジタル化と国際
標準化が平行して進められてきた結果、初期のディジタ
ル交換機と最新のディジタル交換機ではサービス機能が
異なったものとなり、大別してサービス総合ディジタル
網(ISDN)の国際規格に準拠した機能をもつISD
N端末を収容するディジタル交換機(以下、ISDN端
末用交換機と記す)と、アナログ端末等の非ISDN端
末を収容するディジタル交換機(以下、アナログ端末用
交換機と記す)の2種類の交換機が併存する状態となっ
ている。
【0004】上記のように、ディジタル交換機(以下に
おける交換機はすべてディジタル交換機を指すものと
し、単に交換機と記す)が2種類存在し、かつ、アナロ
グ端末とISDN端末の情報量或いは情報形式が異なる
状態で前記端末多重化システムを構成する場合には、ア
ナログ端末とISDN端末を別個の伝送路上に多重化し
てそれぞれの交換機に接続するのが簡単である。
【0005】しかし、光ファイバーのような大容量の伝
送路を使用する場合は、伝送路をアナログ端末用とIS
DN端末用に別個に設置することが得策でないことは言
うまでもない。そのため、アナログ端末とISDN端末
を大容量伝送路に混在させて多重化し、交換局側でアナ
ログ端末用交換機とISDN端末用交換機に振り分けて
接続する方式が実現されつつある。
【0006】端末を多重化する場合に伝送する情報に
は、周知の如く、ディジタル化した音声またはデータな
どの情報本体(以下、便宜的に音声情報と記す)と、端
末と交換機間の制御に使われる制御情報の2種類がある
が、多重化された状態では1周期(フレーム)ごとにそ
れぞれ8ビットからなる音声情報と制御情報が1組の情
報として送受信されるのが一般的である。
【0007】上記の制御情報はサービス機能の相違から
アナログ端末とISDN端末とで情報量が異なり、ま
た、端末側から交換機側に送る制御情報と交換機側から
端末側に送る制御情報でも情報量が異なる。このため、
制御情報には8ビットで伝送可能なものと、8ビットで
は伝送できないものが存在しているが、8ビットで伝送
できない場合には複数のフレームにまたがって情報を伝
送する公知のマルチフレーム形式が使用される。
【0008】しかし、前記の如く、アナログ端末とIS
DN端末の制御情報を混在して多重化する場合に、例え
ば単一フレーム構成の制御情報とマルチフレーム構成の
制御情報が混在すると制御情報の切り出し(識別)が困
難となる。制御情報の識別を容易にするためには、アナ
ログ端末とISDN端末の情報形式を統一するのが望ま
しいが、情報量の少ないアナログ端末の制御情報を情報
量の多いISDN端末の制御情報と同一マルチフレーム
構成とすることはアナログ端末の制御を複雑にすること
となるので得策とは言えない。
【0009】以上の状況から、接続先が異なり、かつ制
御情報量の異なるアナログ端末とISDN端末を大容量
伝送路に混在させて多重化する端末多重化システムにお
いては、アナログ端末とISDN端末の識別が容易な制
御情報の処理方式が求められている。
【0010】
【従来の技術】図7は従来技術のシステム構成図、図8
は従来技術の制御情報フレーム構成図である。
【0011】従来、遠隔地の端末に接続される加入者線
を交換機に収容する方法として、端末側に集線装置を設
置して加入者線を集線する方法が広く行われてきたが、
図7では集線を行わずに従来技術により端末を多重化し
て交換機と接続する端末多重化システムの構成を示して
いる。
【0012】端末多重化システムを構成する場合には、
アナログ端末用交換機23にはアナログ端末のみを収容
し、ISDN端末用交換機24にはISDN端末とISD
N端末が接続された専用線(以下、ISDN専用線と記
す)を収容することが前提となるか、従来技術によりこ
れを構成する場合には図7に示すように、アナログ端末
とISDN端末を別個の多重伝送路27a,27i に多重化す
るのが一般的である。
【0013】図7において、アナログ端末(図示省略)
は加入者回路に相当するアナログ回線装置21-1に接続さ
れてアナログ/ディジタル変換されたのち、多重化装置
25aにおいて情報が多重化され、多重伝送路27aを介して
アナログ端末用交換機23に接続される。この場合、空き
端子21-2に対応する多重化情報としては未実装情報が送
信される。
【0014】また、ISDN端末(図示省略)及びIS
DN専用線はそれぞれISDN回線装置22-1または専用
線装置22-2を介して多重化装置25i に接続され、多重化
された情報が多重伝送路27i を介してISDN端末用交
換機24に送られる。この場合も空き端子22-3に対応する
部分には未実装情報が送られる。
【0015】図8は図7の多重伝送路27a,27i 上におけ
る制御情報の一例を示している。図8の(1) はアナログ
端末用の制御情報で、(a) は端末から交換機に送られる
制御情報でSCN情報と呼ばれる。SCN情報はアナロ
グ端末の状態を交換機に通知する監視信号に相当する情
報であるが、アナログ端末の場合は状態の種類が少な
く、図8の例では2ビットの情報a0 とa1 により最大
4つの状態を交換機に知らせるのみで、第3ビットから
第8ビットは空きとなっている。
【0016】この例では状態の種類が少なく、マルチフ
レームを構成する必要がないため、特定のビット、例え
ば最下位ビット(以下、LSBと記す)の第1ビットを
マルチフレーム識別用のビットに割当てずに前記の情報
0 に割り当てている。
【0017】図8(1) の(b) は交換機から端末に送られ
る情報でSD情報と呼ばれている。交換機からの情報量
は端末より送られる情報よりも多いため、この例では3
マルチフレーム構成となっているが、第1フレームは第
1ビットを除きすべて“0”となっているため、実質的
な情報量は2マルチフレーム分である。これは後述する
ISDN端末の制御信号であるCO情報と情報量を統一
するために当面使用されない第1フレームが加えられた
例を示している。
【0018】図8の(2) はISDN端末用の制御情報
で、(a) は端末から交換機に送られる制御情報のST情
報である。ISDN端末の場合は端末から送出する情報
が多いため、(b) の交換機から端末に送られる制御情報
のCO情報とともに3フレームのマルチフレーム構成を
とっている。
【0019】マルチフレームを構成する場合はマルチフ
レームを識別するため、図8に示すように、例えば3フ
レームのそれぞれLSBにマルチフレーム識別ビットF
0 ,F1 ,F2 を設定し、このF0,F1 ,F2 のビッ
トの“1”,“0”の組合せによりマルチフレームの区
切りが識別できるようにするのが一般的である。
【0020】なお、図6には図示省略されているが、I
SDN専用線の制御情報のビット構成は図6(2) の(a)
及び(b) と同一であるとする。また、空き端子に対応す
る制御情報としては例えばフレーム識別ビットを除くす
べてのビットを“0”とした未実装情報などが使用され
る。
【0021】図7の構成においてはアナログ端末とIS
DN端末の情報は同一伝送路上に多重化されないため、
図8の制御情報によりアナログ端末とISDN端末を識
別する問題は生じない。
【0022】しかし、図8に示したアナログ端末とIS
DN端末の制御情報を同一伝送路上に混在して多重化し
ようとすると以下のような問題が生ずる。交換機側から
端末側への制御情報はアナログ端末、ISDN端末とも
同一フレーム数、即ち、ともに3マルチフレーム構成と
なっているため、マルチフレーム識別ビットを同一にし
ておけばマルチフレームの切り出しは容易である。しか
し、マルチフレーム識別ビットにより同時に端末種別も
識別しようとする場合は、上記の如くアナログ端末とI
SDN端末のマルチフレーム識別ビットを同一構成にす
ることはできない。
【0023】即ち、マルチフレーム識別ビットのみを用
いてマルチフレームの識別とアナログ端末/ISDN端
末の識別を同時に可能とするためには制御情報のマルチ
フレーム識別ビットの設定方法について何等かの工夫が
必要となる。
【0024】端末側より交換機側への制御情報は更に問
題がある。図6において、ST情報のマルチフレーム識
別ビットを例えば、F0 =1、F1 =1、F2 =0、即
ち、“110”のパターン(F0 〜F2 のビットにより
構成されるパターンを以下、“110”のように記す)
としてマルチフレームを識別しようとした場合、ST情
報の間に第1ビットが不定の単一フレーム構成のSCN
情報(未実装情報を含む)が不定フレーム数存在すると
ST情報を正確に切り出すことは不可能となる。勿論、
アナログ端末とISDN端末の識別も不可能である。
【0025】以上のように、従来の制御情報の構成をそ
のまま用いてアナログ端末とISDN端末を同一伝送路
上に多重化すると、端末種別の識別が困難であるばかり
ではなく、マルチフレームの識別もできなくなる可能性
がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の端末と交換
機間の制御情報は異なる伝送路上に多重化して異なる交
換機に接続することを前提として設定されているため、
アナログ端末とISDN端末を同一伝送路上に多重化し
た場合に端末種別の識別ができず、また制御情報をマル
チフレーム構成とした場合にマルチフレームの識別がで
きなくなる可能性がある。
【0027】本発明は、端末を多重化して交換機に接続
する端末多重化システムにおいて端末種別の識別が容易
な制御情報の処理方式を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。図中、11,12 は収容される交換機及び授受す
る制御情報量がそれぞれ異なる複数種類の端末、13,14
はそれぞれ端末11及び端末12を収容する複数の交換機、
15は端末側において端末の情報を多重化し、多重伝送路
27より受信した情報を多重分離する多重装置、16は交換
機側において端末よりの情報を識別し、該情報を端末種
別ごとに定められた交換機13,14 に分配し、交換機13,1
4 よりの情報を多重化する多重/分配装置、17は多重装
置15と多重/分配装置16間において多重化された情報を
伝送する多重伝送路である。
【0029】1及び2は前記多重装置15内に設けられ、
1は前記複数種類の端末11,12 より受信した制御情報を
特定ビットにより端末種別の識別が可能なマルチフレー
ム構成に変換して多重化する制御情報変換手段、2は前
記多重伝送路17より受信した制御情報を特定ビットによ
り端末種別を識別し、多重分離するとともにフレーム構
成を端末種別ごとに適合する形式に変換して前記複数種
類の端末11,12 に送出する制御情報復元手段である。
【0030】3及び4は前記多重/分配装置16内に設け
られ、3は前記多重伝送路17より受信した制御情報を特
定ビットにより端末種別を識別し、該制御情報を端末種
別ごとに収容交換機13,14 に分配する制御情報分配手
段、4は前記複数の交換機13,14 より受信した制御情報
を特定ビットにより端末種別の識別が可能なマルチフレ
ーム構成に変換して多重化し、前記多重伝送路17に送出
する交換機制御情報変換手段である。
【0031】
【作用】図1において、多重装置15内の制御情報変換手
段1は、複数種類の端末11,12より制御情報を受信する
と、該制御情報を特定ビットにより端末種別の識別が可
能なマルチフレーム構成に変換して多重化し、多重伝送
路17に送出する。
【0032】多重/分配装置16の制御情報分配手段4
は、多重伝送路17より前記変換されたマルチフレーム形
式の制御情報を受信すると、前記特定ビットによりマル
チフレームの切出しと端末種別の識別を行い、受信した
制御情報を端末の種類ごとに定められた交換機13または
14に分配して送出する。
【0033】交換機側より制御情報が送出された場合
は、多重/分配装置16内の交換機制御情報変換手段4が
複数の交換機13,14 より受信した制御情報を特定ビット
により端末種別の識別が可能なマルチフレーム構成に変
換して多重化し、多重伝送路17に送出する。
【0034】多重装置15内の制御情報復元手段4は、多
重伝送路17より前記変換されたマルチフレーム形式の制
御情報を受信すると、前記特定ビットによりマルチフレ
ームの切出しと端末種別の識別を行い、多重分離すると
ともに受信した制御情報のフレーム構成を端末種別ごと
に適合する形式に変換して前記複数種類の端末11,12に
送出する。
【0035】以上の如く、本発明では収容交換機と制御
情報量が異なる複数種類の端末の制御情報を特定ビット
により端末種別の識別が可能なマルチフレーム構成に変
換することにより同一多重伝送路に混在して多重化する
ことが可能となり、かつ端末種別を容易に識別すること
ができる。
【0036】
【実施例】図2は本発明の実施例システム構成図、図3
及び図4は本発明の制御情報変換方法の実施例を示す
図、図5は本発明のマルチフレーム識別ビットパターン
の実施例を示す図、図6は本発明の実施例の端末識別フ
ロー図である。
【0037】図中、図1と同一対象物は同一記号をもっ
て示し、1は制御情報変換処理部、2は制御情報復元処
理部、3は制御情報分配処理部、4は交換機制御情報変
換処理部である。
【0038】11-1はアナログ端末(図示省略)が接続さ
れるアナログ回線装置で、音声情報をアナログ/ディジ
タル変換するとともに端末の状態をディジタル形式の制
御情報に変換して多重装置15に送り、また交換機からの
制御情報を多重装置15よりディジタル形式で受信してア
ナログ端末に伝える。また11-2はアナログ回線装置が未
実装状態のアナログ用空き端子である。
【0039】12-1はISDN端末(図示省略)が接続さ
れるISDN回線装置で、端末と多重装置15間の音声情
報及び制御情報をディジタル形式で授受する。12-2はI
SDN専用線が接続されるISDN専用線装置、12-3
ISDN回線装置12-1またはISDN専用線装置12-2
未実装状態のISDN用空き端子である。
【0040】13はアナログ端末用交換機、14はISDN
端末用交換機、15は多重装置、16は多重/分配装置、17
-1及び17-2は多重伝送路で17-1は端末側から交換機側へ
の伝送路、17-2は交換機側から端末側への伝送路であ
る。また、18-1及び18-2は多重/分配装置16とアナログ
端末用交換機13間の多重伝送路、19-1及び19-2は多重/
分配装置16とISDN端末用交換機14間の多重伝送路で
ある。なお、10はアナログ端末用交換機13、ISDN端
末用交換機14及び多重/分配装置16が設置された交換局
である。
【0041】なお、図2においては説明の便のため制御
情報の送信元と受信先を接続している(端末側は第1回
線のみ図示)が、多重伝送路上ではこれらの制御情報は
ディジタル多重化されて直列に送受信される。
【0042】以下、図2について図3乃至図6を併用し
て説明するが、制御情報のみを記し、音声情報の説明は
省略する。また、制御情報の構成については図8に示し
たものを例として説明する。
【0043】先ず、アナログ端末の制御情報について説
明する。図8に示したSCN情報がアナログ端末より制
御情報として送出され、アナログ回線装置11-1を介して
多重装置15に送られると、制御情報多重装置15の制御情
報変換処理部1は受信したSCN情報を特定ビットによ
り端末の識別が可能なフレーム構成に変換する。
【0044】図3の(1) の(a) はこの変換の例を図示し
たものである。この場合、制御情報変換処理部1は受信
したSCN情報を第1ビット(LSB)を明けるように
1ビットシフトし、LSBに“1”を挿入して第1フレ
ームとし、更に全ビット“0”からなる第2フレームを
追加する。なお,この例ではSCN情報の第3〜第8ビ
ットは空きであるため、上記のようにシフトしても支障
がないが、もし第8ビットが使用されている場合には第
2フレームの第2ビットに移す。
【0045】以上の変換は、制御情報の原情報を伝達す
るのに充分で、かつ可能な限りフレーム数が少ないマル
チフレームを構成し、マルチフレームの特定のビット情
報により端末種別の識別が可能なようにするものであ
る。変換したフレーム構成では第1及び第2フレームの
LSBで“10”の情報を構成するが、このLSBが端
末種別の識別を可能とする特定ビットであり、同時にマ
ルチフレーム識別ビットの役をする。
【0046】単一フレーム構成のSCN情報は2マルチ
フレーム構成の制御情報に変換されて他の制御情報と多
重化され、多重伝送路17-1を経て交換局10の多重/分配
装置16に受信され、制御情報分配処理部3において前記
特定ビット、即ち、LSBのビット構成を監視すること
により端末種別が識別される。この場合はアナログ端末
の制御情報として識別され、伝送路18-1を介してアナロ
グ端末用交換機13に分配される。
【0047】上記における識別方法については後述する
こととし、以下、制御情報分配処理部3における制御情
報の変換について図3(1) の(a) により説明する。アナ
ログ端末用交換機13に対して送出する制御情報は、アナ
ログ端末用交換機13の機能によっては2マルチフレーム
構成のままでも可能であるが、多重化されずに収容され
るアナログ端末のSCN情報と同一形式に変換するのが
一般的である。
【0048】図(1) の(a) にはこの変換方法も図示され
ているが、図示のように第2フレームを消去し、第1フ
レームをLSBの方向に1ビットシフトして第8ビット
に空き情報を埋めれば単一フレーム形式のSCN情報が
復元できる。なお、アナログ端末用交換機13はディジタ
ル交換機を前提とするため、分配後の制御情報は回線単
位に多重分離することなく、多重伝送路19-1を介しては
多重化形式で伝送することが可能である。
【0049】次にアナログ端末用交換機13よりアナログ
端末に対する制御情報について説明する。この場合はア
ナログ端末用交換機13より多重/分配装置16に対して図
3の(1) の(b) に示すSD情報が制御情報として送出さ
れる。多重/分配装置16の交換機制御情報変換処理部4
は同図に示すように、3マルチフレーム形式のSD情報
を2マルチフレーム形式の制御情報に変換する。これは
全ビットが“0”で構成されているSD情報の第1フレ
ームを消去することにより可能であるが、この場合も特
定ビットにより端末種別が可能なように構成する。
【0050】この変換された制御情報はISDN端末用
交換機14よりの制御情報などとともに多重化され、多重
伝送路17-2を経て多重装置15の制御情報復元処理部2に
送られる。制御情報復元処理部2は受信した制御情報の
特定ビットによりマルチフレームの切り出しと端末種別
の識別を行い、図3の(1) の(b) のように3マルチフレ
ーム構成のSD情報に復元するとともに、多重分離して
アナログ端末11-1に送出する。
【0051】次にISDN回線装置12-1とISDN端末
用交換機14間の制御情報について記すが、ISDN端末
に関与する多重装置15、多重/分配装置16及び各処理部
はアナログ端末の場合と同一であるので、図4(2) の
(a) 及び(b) により制御情報の変換方法を主体に説明す
る。
【0052】ISDN端末よりの制御情報であるST情
報は3マルチフレーム構成であるが、多重装置15の制御
情報変換処理部1はこれに全ビット“0”からなる第4
フレームを付加し、特定ビットにより端末種別の識別が
可能なように4マルチフレーム構成の制御情報に変換す
る。多重/分配装置16の制御情報分配処理部3はこれを
受信すると特定ビットにより端末種別を識別し、3マル
チフレーム構成のST情報に復元してISDN端末用交
換機14に送出する。
【0053】ISDN端末用交換機14よりの制御情報の
CO情報も3マルチフレーム構成であるが、交換機制御
情報変換処理部4において前記と同様4マルチフレーム
構成に変換し、制御情報復元処理部2において3マルチ
フレーム構成のCO情報に復元してISDN端末に送出
する。
【0054】以上のように、本発明では多重伝送路1
7-1,17-2にはアナログ端末系の2マルチフレーム構成
の制御情報とISDN端末系の4マルチフレーム構成の
制御情報が混在して多重伝送されるが、これらの制御情
報の端末種別識別方法について図5及び図6を用いて説
明する。
【0055】図5は多重伝送路17-1,17-2上の制御情報
のマルチフレーム識別ビットであるLSBビットの構成
を図示したもので、このLSBビットが端末種別の識別
を可能とする特定ビットの役を兼ねている。図中、枠で
囲んだものが1端末の制御情報を構成するマルチフレー
ムのLSBのビット内容を示している。
【0056】アナログ端末の制御情報(SCN情報,S
D情報)は図5の(1) に示すように両方向とも2マルチ
フレーム構成とし、いずれも第1フレームのLSBを
“1”、第2フレームのLSBを“0”とする。これに
対してISDN端末の制御情報(ST情報,SD情報)
は図5の(2) に示すように両方向とも4マルチフレーム
構成とし、第1フレームから第4フレームのLSBをい
ずれも“1100”のビット構成とする。
【0057】ISDN専用線の制御情報はISDN端末
と同様、ST情報及びSD情報と呼ばれる。これらは図
5の(3) に示すように4マルチフレーム構成に変換され
るが、その際に付加される第4フレームのLSBにはI
SDN端末と異なり“1”を設定し、第1フレームから
第4フレームのLSBは両方向とも“1101”となる
ようにする。
【0058】また、アナログ端末用空き端子11-2とIS
DN端末用空き端末12-3は同一多重伝送路上に多重化す
る場合には区別する必要がないため、図5の(4) に示す
ように2マルチフレーム構成とし、LSBのビット構成
は情報種別を問わず両方向とも“00”とする。
【0059】なお、SD,ST,COの各制御情報のマ
ルチフレーム識別ビットF0 ,F1 ,F2 のビット構成
が“110”に設定されている場合には上記のフレーム
構成に変換する場合にマルチフレーム識別ビットを変更
する必要がなく、追加するフレームのLSBのみ新たに
設定すればよいこととなる。
【0060】図5のビット構成のマルチフレーム識別ビ
ットを使用した場合、制御情報の受信側、即ち、制御情
報分配処理部3と制御情報復元処理部2における端末種
別の識別は図6のように行う。なお、S1〜S10は図6
の各ステップを示す記号である。
【0061】先ず、マルチフレームの切り出し(識別)
を行うが、これは連続する4フレームのLSBビットを
監視することにより行う。図5から明らかなように、連
続する4フレームのLSBを入力して図5のパターンと
比較すれば、マルチフレームの区切りが識別でき、かつ
ビット内容により受信した制御情報が2マルチフレーム
構成か4マルチフレーム構成かを識別することができる
(S1,S2)。
【0062】マルチフレームが切り出せると、第1フレ
ームのLSBが“0”であるか否かを調べ(S3)、
“0”であれば未実装情報(空き端子)であると判定す
る(S4)。これは“0X”または“0XXX”となる
LSBビットの構成が他にないためである。制御情報分
配処理部3は未実装情報を識別しても、これを交換機に
対して送出せず、また交換機側から空き端子に対して制
御情報が送られることはない(図2参照)。
【0063】第1フレームのLSBが“0”でない場合
は第2フレームのLSBを調べ(S5)、“0”であれ
ばビット構成が“10”となるのでアナログ端末と判定
する(S6)。この場合は“10XX”に該当する端末
がないためである。
【0064】同様に第3フレーム及び第4フレームのL
SBを調べ、第1フレームから第4フレームまでのLS
Bビットが“1100”であればISDN端末、“11
01”であればISDN専用線と判定する(S7,S9
〜S11) 。なお、S7において第3フレームのLSBが
“1”である場合は“111X”となるが、図5にはこ
のパターンはないため規定外端末または異常情報と判定
する(S7,S8)。
【0065】以上のように、本発明では制御情報を特定
ビットによって端末種別の識別が容易にできるよう、で
きるだけフレーム数を少なくしたマルチフレーム構成に
変換し、前記特定ビット、例えばLSBのみによってマ
ルチフレームの識別と端末種別の識別を可能としてい
る。これによって、接続先も制御情報量も異なる複数種
類の端末を同一多重伝送路上に多重化することが可能と
なる。
【0066】以上図2乃至図6により本発明の実施例を
説明したが、図2乃至図6はあくまで本発明の一実施例
を示したものに過ぎず、図示したもの以外に多様な構成
をとることが可能である。
【0067】例えば、図2においては制御情報変換処理
部1において制御情報の変換と多重化を同時に行ってい
るが、多重処理を別個の構成部分により行っても本発明
の効果は変わらない。制御情報復元部2における多重分
離処理も同様である。
【0068】また、図3及び図4においては制御情報の
フレーム構成を2マルチフレームと4マルチフレームの
2種類としたが、マルチフレームの識別と端末種別の識
別ができるように構成すれば制御情報量あるいは端末種
類の増加に応じてマルチフレーム数を変更することは随
意可能である。
【0069】また、マルチフレームと端末種別の識別を
可能とする特定ビットはLSBに限定されるものではな
い。また、LSBビットのビット構成が図5に限定され
ないことは言うまでもなく、他のビット構成によって端
末種別等の識別が可能であることは勿論である。ビット
構成が変われば図6の端末種別の識別フローが変わるこ
とも当然である。
【0070】また、図2においてはアナログ端末用交換
機13、ISDN端末用交換機14及び多重/分配装置16が
同一交換局10内に設置されているとして図示されている
が、これらがそれぞれ別個の局に設置されていても本発
明の効果が変わらないことは明らかである。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収容交換機や制御情報量が異なる複数種類の端末を同一
多重伝送路上に多重化しても端末種別を容易に識別する
ことができるため、光ファイバーケーブルのような大容
量伝送路上に多種類の端末を混在して多重化することが
可能となり、端末多重化システムの適用範囲の拡大と経
済化に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成図
【図2】 本発明の実施例システム構成図
【図3】 本発明の実施例制御情報変換方法(その1)
【図4】 本発明の実施例制御情報変換方法(その2)
【図5】 本発明の実施例マルチフレーム識別ビットパ
ターン
【図6】 本発明の実施例端末識別フロー図
【図7】 従来技術のシステム構成図
【図8】 従来技術の制御情報フレーム構成図
【符号の説明】
1 制御情報変換手段 2 制御情報復元手段 3 制御情報分配手段 4 交換機制御情報変換手段 11、12 端末 13、14 交換機 15 多重装置 16 多重/分配装置 17 多重伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容交換機及び制御情報量が異なる複数
    種類の端末(11,12)と複数の交換機(13,14) を多重装置
    (15)と多重/分配装置(16)を介して共通の多重伝送路(1
    7)により接続する端末多重化システムにおいて、 前記多重装置(15)内に、前記複数種類の端末(11,12) よ
    り受信した制御情報を特定ビットにより端末種別の識別
    が可能なマルチフレーム構成に変換して多重化する制御
    情報変換手段(1) と、 前記多重伝送路(17)より受信した制御情報を特定ビット
    により端末種別を識別し、多重分離するとともにフレー
    ム構成を端末種別ごとに適合する形式に変換して前記複
    数種類の端末(11,12) に送出する制御情報復元手段(2)
    を備え、 前記多重/分配装置(16)内に、前記多重伝送路(17)より
    受信した制御情報を特定ビットにより端末種別を識別
    し、該制御情報を端末種別ごとに収容交換機(13,14) に
    分配する制御情報分配手段(3) と、 前記複数の交換機(13,14) より受信した制御情報を特定
    ビットにより端末種別の識別が可能なマルチフレーム構
    成に変換して多重化し、前記多重伝送路(17)に送出する
    交換機制御情報変換手段(4) を備え、 制御情報を端末種別が容易に識別できる形式に変換して
    処理することを特徴とする端末多重化システムにおける
    制御情報処理方式。
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