JPH057201Y2 - - Google Patents

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JPH057201Y2
JPH057201Y2 JP15136288U JP15136288U JPH057201Y2 JP H057201 Y2 JPH057201 Y2 JP H057201Y2 JP 15136288 U JP15136288 U JP 15136288U JP 15136288 U JP15136288 U JP 15136288U JP H057201 Y2 JPH057201 Y2 JP H057201Y2
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girdle
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abdomen
lower edge
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は女性が着物を着用する際に用いる、
下着の下衣として装着する裾よけに関する。
従来の技術 従来より訪問着、留袖等の長着に代表される和
服に於いては、当該着物を体裁良く着付けるまで
には、肌襦袢、長襦袢、半襦袢、裾よけ、帯揚
げ、帯締、伊達巻、腰紐、等々の多くの付属品を
着付け或いは捲締固定することが必要不可欠であ
つて、斯様に所定の着物を着付けるまでには、数
多くの付属品を複雑に供して始めて可能となる関
係上、これが着物人口の減少化の一要素であるこ
とは否定出来ないところである。
従つて着付け時に要求される付属品を可及的に
排除した簡易な着付け用具が提案され、所謂ニユ
ー着物として実施されているが、人体の体格、殊
に肥つて著しく脂肪が付着した腹部廻りを保持す
る婦人にあつては、当該脂肪で覆われた腹部が帯
を締付けた際に、段差として着用時の着物に出現
し、非常に見苦しいのみならず、締付帯は弛緩せ
ぬよう頗る強靱に緊締することに伴い、締付帯の
下面体表面に在る脂肪は、締付帯を外れた位置へ
移動し易く、これが更に腹部の脂肪による段差を
助長する憾みがあつた。
また、洋装に用いられるクロツチ部を有するパ
ンテイガードルを和装下着として供する場合もあ
るが、長時間に亘る着物用時には腹部のみならず
大腿部付根等をも圧迫して血行を阻害し、医学上
の面からも不適当であり、且つ締付帯の緊締と相
俟つて、広範囲に体表面を締付ける関係上、着用
者をして苦痛、不快感、疲労感等を感得せしめる
ものであつた。
そして在来の裾よけは捲廻し式に前身頃を打合
せて、腰部に付設された締結紐の捲結にて当該裾
よけを固定したものであるため、締結紐が人体に
喰込みて苦痛感を奏すると同時に、結び目の隆起
が全体の厚みとして出現して、更に腹部が肥つた
外観を呈する欠陥があつた。
解決しようとする問題点 斯かる状況に鑑みて本考案に於いては、裾よけ
本体にある筒状のガードル部片に腹部を矯正し得
る機能を付与して、可及的に脂肪の付着に伴う腹
部の段差を解消し、腹部廻りは快適な締付感とな
る肥つた、腹部を保持する婦人に好適となる裾よ
けを提供することを目的としている。
また、腹部廻りはガードル的に補整し得る機能
を備える半面、大腿部付根等の廻りは何等圧迫せ
ず開放した自然な状態に維持させ、快適且つ疲労
感のない歩行或いは姿勢を可能ならしめた裾よけ
を提供することを目的としている。
また腹部廻りに単にフイツト性を持たせた裾よ
け等では、着用後の諸種姿勢変化に応じて腹部廻
りがずり上がり、殊にずり上がりが脇側腰部で顕
著となり、着用不快であると共に着物に当該ずり
上がりによる皺が稜線として出現して、結局美麗
な着付けを維持出来ぬ欠陥があつた。
更には和服の下着として装着し、裾の汚れ防止
や着物の滑りを良好となし、下衣としての長襦袢
代用にも用いられる裾よけ本体として同時に機能
させる裾よけを提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 叙上したような目的を達成するがために、本考
案に於ける裾よけにあつては、ウエスト部及び腰
廻り部を囲繞するガードル部片1と、身頃部片2
とが縫合された裾よけ本体Aであつて、ガードル
部片1は伸縮性素材より成る腹部矯正機能Bを備
えた筒状に形成され、下腹部近傍に位置する前中
心下縁3から夫々両脇側方向4へ立ち上がり、更
に延長されて後中心下縁5に向つて突弧状に弯曲
すると共に、該ガードル部片1の全周下縁には、
打合せ部分6に形成された身頃部片2を縫合一体
化した裾よけの構造を特徴としている。
次いで本考案になる裾よけに関する実施の一例
について詳述する。
1はガードル部片であつて、該ガードル部片1
は人体に装着した場合、ウエスト部及び腰廻り部
を囲繞するように筒状に後中心線7で縫合されて
おり、伸縮性の優れた例えばスパンデツクス登録
商標等の伸縮性素材を以つて製出されている。
2は前記ガードル部片1の下縁全周に沿つて縫
合される下衣に相当する身頃部片であつて、該身
頃部片2は、例えばトリコツト等の伸縮性に富む
編地、その他縮緬、化繊、ネル地等適宜素材が使
用され、前身頃に於いて両端縁が重なり合つた打
合せ部分6となるように縫合一体化されている。
そうして、身頃部片2の前身頃に於ける打合せ
部分の下前は直角に、また上前は隅角部に於いて
テーパー状の曲線に裁断されるものであつて、身
頃部片2を打合せとすることにより、着物着用時
の滑性及び裾さばきを良好となしている。
Aは前述のガードル部片1と身頃部片2とが縫
合一体化された裾よけ本体であつて、少なくとも
該裾よけ本体A着用時は、着物の裾丈より短尺と
なる長さを有している。
斯かる裾よけ本体Aに於けるガードル部片1の
前身頃には、ウエスト部から下腹部に亘つて体表
面に付着した脂肪に起因する膨隆を可及的に扁平
化すべく腹部を矯正し得る機能が付与されてい
る。この腹部矯正機能としては、例えば適宜パタ
ーン展開による方法、必要パターン部の伸縮特性
を他の部と異ならしめる方法、或いは腹部中心部
にダイヤ型の窓を穿設し、この窓の辺長より短か
い辺長を有したダイヤ型当布を当該窓に引き伸ば
して縫合する方法、その他所謂フアンデーシヨン
としてのガードルに展開される腹部を体表面に向
つて押圧して該部を扁平に矯正可能とする適宜な
パターンが採択展開される。
そして該ガードル部片1の下縁は、下腹部近傍
に位置する前中心下縁3を基準として、夫々左右
の両脇側方向4へ斜め上方に向つて傾斜して立ち
上がつた状態に形成され、更に脇側方向4を越え
て後中心下縁5に向つて延長されて、後中心線7
で縫合されるのであるが、この際、ガードル部片
1の後身頃はウエスト部方向へ突弧状に弯曲し、
ガードル部片1の前身頃より狭幅で面状の幅員を
持つように製出されている。
このようにガードル部片1の前身頃は、身頃部
片2の裾廻り方向に向つて突弧状に弯曲してお
り、一方ガードル部片1の後身頃は、ウエスト部
方向に向つて突弧状に弯曲した外観形状に製出さ
れているので、これがため肥つて脂肪の付着した
腹部は持ち上げられ乍ら同時に人体の中心方向へ
強制的に押圧されて扁平化出来るものとなる。
考案の効果 本考案によれば、着物の着付け時に必要な裾よ
けにガードル部片が縫合一体化されており、然も
捲廻し方式ではなく輪状方式に装着することで、
余分な締結紐等の固定手段を不必要とするため、
締結紐が人体に喰込む苦痛感を解消し、結び目が
隆起する欠陥が防止出来、裾さばきの良い裾よけ
が得られる。
そして、体格の肥満した婦人が着物を着付ける
際には、人体の胴廻りを凹凸のないずん胴化すべ
く腰パツド等の補整手段を要求されない反面、腹
部を含む胴廻りに付着した脂肪による膨隆を可及
的に扁平に矯正することが要求され、これがため
にガードル部片の前身頃には下腹部よりウエスト
部に亘つて腹部が扁平に矯正出来る構成が展開さ
れると同時に、ガードル部片の前中心下縁より脇
側方向が、脇側方向より後中心下縁が、夫々順次
狭幅となる構成であるため、腹部はたすき状に持
ち上げられると共に、人体の中心方向へ強力に押
圧されるため、脂肪の付着した腹部は扁平な腹部
へ転換出来るものとなる。
更にはクロツチ部を備えぬ筒状のガードル部片
であるため、歩行や人体の屈曲に際して大腿部付
根等を何等圧迫せず、長時間装着に伴う血行障害
等の欠陥が是正されると同時に、ガードル部片の
位置する下縁が前身頃、脇側、後身頃と順次その
幅員を相違させたことで、ガードル部片の脇側方
向のみならず、その全周下縁がずり上がつて装着
不良化する虞れも是正出来る効果がある。
また後身頃の両脇側に付着した脂肪は、後身頃
の突弧状部分で後中心線方向へ移行させ、美麗で
扁平な臀部形態となすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の一部切欠正面図、第2図は同
背面図を示すものである。 1……ガードル部片、2……身頃部片、3……
前中心下縁、4……脇側方向、5……後中心下
縁、6……打合せ部分、A……裾よけ本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウエスト部及び腰廻り部を囲繞するガードル部
    片1と、身頃部片2とが縫合された裾よけ本体A
    であつて、ガードル部片1は伸縮性素材より成る
    腹部矯正機能Bを備えた筒状に形成され、下腹部
    近傍に位置する前中心下縁3から夫々両脇側方向
    4へ立ち上がり、更に延長されて後中心下縁5に
    向つて突弧状に弯曲すると共に、該ガードル部片
    1の全周下縁には、打合せ部分6に形成された身
    頃部片2を縫合一体化したことを特徴とする裾よ
    け。
JP15136288U 1988-11-21 1988-11-21 Expired - Lifetime JPH057201Y2 (ja)

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JP15136288U JPH057201Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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Publication Number Publication Date
JPH0274303U JPH0274303U (ja) 1990-06-06
JPH057201Y2 true JPH057201Y2 (ja) 1993-02-24

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