JPH0571781U - ドップラー音波レーダの送受波器 - Google Patents

ドップラー音波レーダの送受波器

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JPH0571781U
JPH0571781U JP018343U JP1834392U JPH0571781U JP H0571781 U JPH0571781 U JP H0571781U JP 018343 U JP018343 U JP 018343U JP 1834392 U JP1834392 U JP 1834392U JP H0571781 U JPH0571781 U JP H0571781U
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opening surface
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芳樹 伊藤
忠義 山本
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】底部に音波の反射面(12)が形成され、内壁
面に吸音層(15)が形成されると共に頂部に開口面が
形成された概略円筒形状の筒状体(11)と、この筒状
体の底部の反射面に音波を放射しかつこの反射面に外部
から到来した音波を受けて電気信号に変換する電気音響
変換素子(13)とから成るドップラー音波レーダの送
受波器において、筒状体の内壁面への着雪を防止する。 【構成】筒状体(11)の頂部の開口面の周辺に設置さ
れ、空気を吐出することによりこの開口面をエアーカー
テンで覆う空気吐出機構(20)を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飛行場上空の風速高度分布の観測などに利用されるドップラー音波 レーダの送受波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飛行場上空の風速高度分布の観測や、大気汚染の予測などを目的として、大気 境界層内の各高度の風向・風速を地上から測定する装置として、ドップラー音波 レーダが使用されている。このドップラー音波レーダは、地上から上空の大気中 に強力な音波パルスを発射し、大気中に少なからず存在する密度の揺らぎの領域 から反射されて戻ってくる微弱なエネルギーの反射波を送受兼用の送受波器で集 音し、電気信号に変換し、所望の測定高度に該当する時間軸上の信号を切り出し 、高速フーリエ変換(FFT)などの手法を用いて送出周波数からの相対ドップ ラーシフト量を検出し、風向・風速を算定する構成となっている。風向・風速を 三次元的に検出する場合には、放射方向を相互にずらしながら3台の送受波器が 設置される。
【0003】 上記ドップラー音波レーダを構成する送受兼用の送受波器は、底部に音波の反 射面が形成されると共に頂部に開口面が形成された概略円筒形状の筒状体と、こ の筒状体の底部の反射面に音波を放射しかつこの反射面に外部から到来した音波 を受けて電気信号に変換する電気音響変換素子とから構成されている。このドッ プラー音波レーダでは、送受波特性への影響を避けるうえで、電波のアンテナの 場合のように筒状体の開口部分を防水性のシートなどで覆うことができない。こ のため、上部の開口面を通して雨水や雪が筒状体内に侵入して底部に滞留してし まい、反射面の機能が損なわれる。雨水の場合には、筒状体の底部に排水孔を形 成することにより容易に排出できるが、雪片の場合には排出が困難になる。そこ で、底部の反射面の直下に面状のヒータを埋め込んでおき、雪片を溶かして水に して排水孔から排出している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のドップラー音波レーダの送受波器では、底部に埋め込んだヒー ターによって雪片を溶かして排水しているが、降雪量が多い場合には筒状体の内 壁面に多量の雪片が付着してしまい送受波特性に影響を及ぼすおそれがある。こ れを回避するには内壁面にもヒーターを設置すればよいが、この内壁面には厚く て密度の小さな吸音層が張りつけてあるため、着雪面までの伝熱が難しいという 問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のドップラー音波レーダの送受波器は、筒状体の頂部の開口面の周辺に 設置され、空気を吐出することによりこの開口面をエアーカーテンで覆う空気吐 出機構を備えている。
【0006】
【作用】
本考案の送受波器によれば、筒状体の頂部の開口面の周辺に空気吐出機構を設 置してこの開口面をエアーカーテンで覆ってしまう構成であるから、筒状体内へ の降雪の侵入を阻止でき、内壁面への着雪が有効に回避される。
【0007】
【実施例】
図1と図2は、本考案の一実施例のドップラー音波レーダの送受波器の構成を 示す側断面図と平面図である。図1と図2において、11は概略円筒形状の筒状 体、12は筒状体11の底部に形成された反射面、13は反射面12に音波を放 射しかつこの反射面に外部から到来した音波を受けて電気信号に変換する電気音 響変換素子、14は電気音響変換素子13とに装着される小型のホーン(音響管 )、15は筒状体の内壁面を覆う吸音層、16は筒状体11の底部に形成された 排水孔、17は筒状体11の底部と反射面12との間に設置される面状のヒータ ー、18はヒーター17に給電を行う電灯線である。また、20は筒状体11の 頂部の開口面の周辺に設置される空気吐出機構、21はパイプ、22はホース、 23a〜23gは空気吐出孔、24はパイプ21の保持機構である。
【0008】 筒状体11、ホーン14、反射面12などはファイバー強化プラスチック(F RP)などの高強度の素材で構成されている。電気音響変換素子13は、信号線 10を介して図示しない送受信器に接続されており、可聴周波数帯で数百W乃至 1KW程度の大電力の電気パルスを受けて音波に変換し、小型のホーン14を通 して反射面12に放射する。この反射面12は概略パラボラ面を呈しており、電 気音響変換素子13から放射された大電力の音波を反射し上空に向けて放射する 。この音波の放射時に筒状体11の内壁面に衝突する音波を吸収して騒音の発生 量を軽減するために、ウレタンフォームなどの低密度の素材からなる比較的厚手 の吸音層15が筒状体11の内壁面に形成されている。上空で反射されて戻って くる微弱な反射波は筒状体11内に進入して反射面12で反射され、小型のホー ン14を通過して電気音響変換素子13に受信され、微弱な電気信号となり信号 線10を通して図示しない送受信器に送出される。
【0009】 筒状体11の開口部の周辺部分には保持機構24を介してパイプ21が取付け られており、このパイプ21には図示しないコンプレッサーに連なるホース22 を通して圧縮空気が送られてくる。パイプ21には、その長手方向に沿って複数 の吐出口23a〜23gが互いにほぼ平行に形成されている。各吐出口から吐出 された空気は水平面内に拡がりながら反対側の周辺部分に向けて流れることによ り、開口面を覆うエアーカーテンが形成される。各吐出口の径は、中心部分ほど 大きくなるように設定されており、反対側の周辺部分までの行程の長い中心部分 ほど大量の空気が吐出される。
【0010】 この筒状体11の開口面上に落下してくる雪片は、吐出口23a〜23gから 吐出される空気流によって水平方向に吹き飛ばされ、その相当の部分については 筒状体11内への侵入が阻止される。このエーアーカーテンを通過して筒状体1 1内に侵入する少量の雪片はヒーター17で溶かされて水となり排水孔16を通 して筒状体11の外部に排水される。
【0011】 好適には、上記エアーカーテンの形成は、この送受波器から音波が放射され反 射波が受信される期間内は微弱な受信波に及ぼす悪影響を避けるために、中断さ れる。この中断の期間内に筒状体11の内部に侵入した雪片は、ヒーター17で 溶かされて水となり排水孔16を通して筒状体11の外部に排水される。
【0012】 以上、本考案の送受波器を一実施例によって説明したが、本考案の要旨の範囲 内で種々の変形実施例が考えられる。これらの変形実施例のうち主要なもののみ を以下に記載する。
【0013】 吐出する圧縮空気をヒーターで加熱することによりエアーカーテンを通過する 一部の雪片を水滴に変える機能を付加する構成。
【0014】 開口面に平行に空気を吐出する代わりに、多少上向きに吐出することにより落 下する雪片を舞上げながら排除する構成。
【0015】 段落14に記載した構成において、パイプ21と空気の吐出口を反対側の周辺 部分にも追加して設置する構成。
【0016】 段落14と15に記載した構成において、吐出口の仰俯角を遠隔から調整可能 に形成する構成。
【0017】 段落13と16に記載した構成を組合せることにより、加熱した空気を内壁面 の吸音層15に向けて吐出し、その表面に付着した雪片を融解させる機能を付加 する構成。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係わるドップラー音波レーダの送受波器 によれば、筒状体の頂部の開口面の周辺に空気吐出機構を設置してこの開口面を エアーカーテンで覆ってしまう構成であるから、筒状体内への降雪の侵入を阻止 でき、内壁面への着雪が有効に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるドップラー音波レー
ダの送受波器の構成を示す側断面図である。
【図2】上記送受波器の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
11 筒状体 12 反射面 13 電気音響変換素子 17 ヒーター 20 空気吐出機構 21 パイプ 22 ホース 23a〜23g 空気吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 1/02 7037−5J // G01S 13/95 7015−5J

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に音波の反射面が形成され、内壁面に
    吸音層が形成されると共に頂部に開口面が形成された概
    略円筒形状の筒状体と、この筒状体の底部の反射面に音
    波を放射しかつこの反射面に外部から到来した音波を受
    けて電気信号に変換する電気音響変換素子とから成るド
    ップラー音波レーダの送受波器において、 この筒状体の頂部の開口面の周辺に設置され、空気を吐
    出することによりこの開口面をエアーカーテンで覆う空
    気吐出機構を備えたことを特徴とするドップラー音波レ
    ーダの送受波器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記吐出する空気を加熱する機構を付加したことを特徴
    とするドップラー音波レーダの送受波器。
JP1992018343U 1992-02-27 1992-02-27 ドップラー音波レーダの送受波器 Expired - Lifetime JP2565870Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255924A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Denso Corp 超音波センサの保護部材
JP2007306043A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Denso Corp 超音波センサ
WO2016047204A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 シャープ株式会社 超音波検知装置
US10444352B2 (en) 2014-11-06 2019-10-15 Windbidco Pty Ltd Apparatus for sounding the atmosphere and method

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