JPH0571664A - バランス型ガバナ - Google Patents

バランス型ガバナ

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JPH0571664A
JPH0571664A JP3255797A JP25579791A JPH0571664A JP H0571664 A JPH0571664 A JP H0571664A JP 3255797 A JP3255797 A JP 3255797A JP 25579791 A JP25579791 A JP 25579791A JP H0571664 A JPH0571664 A JP H0571664A
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JP
Japan
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valve
pressure
diaphragm
closing
operating
Prior art date
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JP3255797A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ito
吉則 伊藤
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SAN FRONTIER TECHNOL KK
Original Assignee
SAN FRONTIER TECHNOL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 2次圧が低く設定された場合に、閉弁操作に
より弁が確実に閉じられるようにして安全性を高める。 [構成] ガスを1次側から調圧室1へ流入させるため
の開閉弁2と、これを開閉させかつ開度調節する作動軸
5とがダイヤフラム3の両側に配置され、1次圧が上昇
すると2次圧が下降する特性を有するバランス型ガバナ
について、作動軸5を外部操作する操作部材4の閉弁操
作により、開閉弁2が閉弁可能な状態にあり、かつ2次
圧が低いため閉弁圧力が設定作動圧の下限に達せず閉弁
しないときに、ダイヤフラム3を押圧し、閉弁圧力を前
記作動圧の下限以上とする補助ばね手段9を設けたバラ
ンス型ガバナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス器具に、ガスの調
圧のために使用されるバランス型ガバナに関し、特には
相対的に低い2次圧で使用可能なガス器具のバランス型
ガバナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガバナはガス容器等から供給される変動
のあるガスを調整し、略一定の圧力をもった2次圧とし
てバーナ等の作動部へ流出させるものであり、小型化と
安定度向上が容易なように、器具栓摘みで操作される部
材と弁部材とをダイヤフラムの両側に同一線上に配置し
た、バランス型と称されるガバナが開発されている。こ
れは例えば特開平3−158617号に記載されている
ような構造を有する。
【0003】前記のバランス型ガバナは、図3の曲線A
の如く1次圧即ち調圧前のガス圧力が上昇すると、2次
圧即ち調圧後のガス圧力が下降するような特性を示す。
【0004】着脱可能なガス容器(カートリッジ)を使
用するガス器具の場合、2次圧は例えば720mmH2
Oを中心とするように設計されるが、この場合閉弁圧力
は6.5kgf/cm2 以上になるので、通常4〜6k
gf/cm2 に設定される作動圧を超えるから、弁を閉
じる圧力として十分であり、安全性の面からも問題はな
い。
【0005】しかし2次圧を300mmH2 O(1次圧
2.0kgf/cm2 )を中心とした場合、弁を閉じる
圧力は図3の曲線Bに示されるように、前記作動圧の下
限である4kgf/cm2 を下回る3.5kgf/cm
2 程度になり、閉弁圧力として不十分であるから生ガス
を噴出させる危険がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたものでその課題とするところは2次圧が低く
設定された場合でも確実に弁を閉じることができ、それ
により安全性を高める一方、流量変動が少なく安定した
性能が得られるようにすることにある。
【0007】なお、2次圧を従来比2分の1以下に低下
させて使用する必要は例えばバーナに対するガバナのマ
ッチングをとるような場合に生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、ガスを1次側から調圧室1へ流入させるため
の開閉弁2と、調圧室1へ流入したガスの圧力を調整し
2次側へ流出させるため開閉弁2に対向的に配置された
ダイヤフラム3と、開閉弁2に接触可能にダイヤフラム
3に取り付けられ、該弁の開閉及び弁開度調節のための
操作部材4によって操作される作動軸5と、操作部材4
の閉弁操作時に開閉弁2を閉弁位置におく閉弁ばね6
と、調圧室側と作動軸側に夫々配置され、ダイヤフラム
3に両側から作用する一対のばね手段7、8とからな
り、1次圧が上昇すると2次圧が下降する特性を有する
バランス型ガバナであって、前記操作部材4の閉弁操作
により、開閉弁2が閉弁可能な状態にあり、かつ2次圧
が低いため閉弁圧力が設定された作動圧の下限に達せず
閉弁しないときに、ダイヤフラム3を作動軸側から調圧
室側へ押し、閉弁圧力を前記作動圧の下限以上とするよ
うに作動する補助ばね手段9を設けるという手段を講じ
たものである。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して説明する。図1に、ガス
器具に組込まれた、本発明に係る調節機構の要部断面を
示す。
【0010】10はガバナの中空な本体、11はそのカ
バー部を示す。ガバナ本体10の一端部にはガス容器B
の接続口12が設けられており、接続方向の軸上に、後
述する開閉弁2、調圧室1、ダイヤフラム3、作動軸5
及び操作部材4等が設けられる。
【0011】調圧室1はガスが1次側から流入する部分
で、本体10に設けられ、一端は前記接続口12に通
じ、他端はダイヤフラム3で密閉されていて、バーナ等
作動部へ2次圧でガスを流出させるガス通路の一端が開
口している。
【0012】ダイヤフラム3は、本体10とカバー部1
1との間に設けられ、本体側の調圧室1を仕切っている
可撓性の膜状部材である。このダイヤフラム3の中心に
は前記作動軸5の先端部が接続され、一体に軸方向へ移
動する。13はダイヤフラム3の外側に位置し、作動軸
先端近くの段部に係止したリテーナ、14はダイヤフラ
ム3を挟んで調圧室側に位置したスペーサで、該リテー
ナ13及びスぺーサ14は軸先端のかしめ変形部15に
より作動軸5に固定されている。ダイヤフラム3を作動
軸5の先端のかしめで固定したため、ねじ止めの場合の
ねじ切り、ナット等が不要で簡潔かつ軽量となる。
【0013】該作動軸5は、操作部材4の回動操作によ
り軸方向前方へ押出されるカム板16の中心孔17に移
動可能に嵌挿され、かつ軸端のつば部18でカム板16
の軸方向外方の面に係止可能になっている。19は前記
カム板16と係合するカム面で、操作部材4のガバナカ
バー部内に配置された内端部にらせん状に形成されてい
る。
【0014】ダイヤフラム3には、両側から作用する一
対のばね手段7、8が配置されている。一方のばね手段
7はダイヤフラム3とカム板16との間に介装され、初
期たわみ量が小さく設定されている円錐コイルばねより
成る。他方のばね手段8は円筒型のコイルばねで、ダイ
ヤフラム3と調圧室1の他側を仕切る隔壁20との間に
介装されている。
【0015】さらに補助ばね手段9がカム板16とダイ
ヤフラム3にとの間に介装される。補助ばね手段9は、
前記一方のばね手段7のように常時カム板16と、ダイ
ヤフラム3に作用するのではなく、カム板16が前進し
ているとき、つまり大火力乃至中火力状態にあるときか
ら消火方向へ操作されるときに作用する。このため補助
ばね手段9は、カム板16とダイヤフラム3との最少間
隔よりも長いが、最大間隔よりは短い寸法に設定され
る。
【0016】開閉弁2が前記隔壁20の中心のガス通口
21に軸方向移動可能に嵌挿されており、この開閉弁2
は移動方向に長い軸状で、その一端部は前記作動軸5の
軸端変形部15に接触可能である。開閉弁2はまたガス
容器Bの装着により、中間部材22及び閉弁ばね6を介
して弾力的に押される。
【0017】隔壁20は、本体の弁室24と調圧室1と
を隔てており、開閉弁2の通口側弁座に接離するO−リ
ングのようなシール材25によって開閉される。このた
めシール材25の取付溝を弁軸外面に設ければ良く、シ
ール構造が著しく簡潔化される。
【0018】前記中間部材22は中心に通口23を有す
る筒状で、隔壁20との間に設けられた中間ばね26に
よりガス容器方向へ押され、ガス容器Bのガス吐出口で
あるノズルnを押込む。つまり閉じばね6と中間ばね2
6の合力は、ガス容器Bのノズルnを閉じるばねcより
も強く設定される。
【0019】各図中、27は弁室24内にて外方へ摺動
可能に組みこまれた、ノズルnの受け口を有するけ口
部材、28は容器フランジfを磁気保持する磁気保持機
構を示す。また29はガバナカバー外方の器具栓摘み3
に設けた安全機構用カムレバー、30はガバナカバー2
に設けた圧電ユニットホルダ、31はそれら両部材間に
掛けたトーションばねで、カムレバー29を介して操作
部材4を開方向へ付勢している。32は操作部材4にト
ルクを付与する部材、33は前記ホルダ30に取付けら
れた圧電ユニット、34は前記カムレバー29が当接乃
至通過可能な安全機構のピンで、ばね35により付勢さ
れ容器フランジfと当接しまたカムレバー29のセット
を不可とするようになっている。
【0020】以上の如く構成された本発明に係るガバナ
では、ガス容器Bのノズルnをガバナ本体の接続口12
へ挿込み、磁気保持機構28により容器Bを磁気保持さ
せると、ガスが弁室24内に吐出する。この状態で操作
部材4が回されれば、その回転角度に応じてカム板16
が本体方向へ前進し、それに伴ない一方のばね手段7を
介してダイヤフラム方向へ作動軸5が前進し、開閉弁2
を押すので、O−リングが弁座から離れ、ガスが弁室2
4から通口21、調圧室1を経て図外の燃焼部等へ到
る。
【0021】操作部材4の操作により弁開度、即ち開閉
弁2のシール材25と弁座で作る間隔が大小変えられる
が、開閉弁2を実際に押す力は2個のばね手段7、8の
作用下にあり、一方のばね手段7は円錐コイルばね、他
方のばね手段8は円筒型のコイルばねよりなり、適切に
設定されたばね特性を持っているので初期たわみ量が小
さい。そのためガス流量が少ない状態では特に操作部材
4の回転量に対して、弁軸の移動量が少なく流量の管理
が容易化する。
【0022】ところで、2次圧を在来の700mmH2 O
に対して300mmH2 O中心の低い圧力にすると、図3
の曲線Bに示すように弁を閉じるべき圧力が設定作動圧
を下回るため、完全に閉弁されない危険を生じる。しか
し本発明によれば、補助ばね9を設けてダイヤフラム3
を押し、閉弁圧力が設定作動圧の下限より高くなるよう
に構成されているから、開閉弁2は確実に閉じることと
なる。この作用を図3に示すと曲線Cで表わされるよう
になり、設定された作動圧に十分入ることが分る。
【0023】
【発明の効果】従って本発明によれば、2次圧が低く設
定される場合でも確実に弁を閉じることができるので、
安全性を著しく高めることができる一方、流量変動を少
なくし、安定した性能を得ることができる効果を奏す
る。また低火力時でも、微妙な調節ができるので、こん
ろに実施した場合にはとろ火、弱火が可能になり、調理
等に於る自由度が増し、かつまた燃料の節約も実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る縦断面図。
【図2】同上ガバナの正面図。
【図3】1次圧と2次圧及び流量の関係を示すグラフ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを1次側から調圧室1へ流入させる
    ための開閉弁2と、調圧室1へ流入したガスの圧力を調
    整し2次側へ流出させるため開閉弁2に対向的に配置さ
    れたダイヤフラム3と、開閉弁2に接触可能にダイヤフ
    ラム3に取り付けられ、該弁の開閉及び弁開度調節のた
    めの操作部材4によって操作される作動軸5と、操作部
    材4の閉弁操作時に開閉弁2を閉弁位置におく閉弁ばね
    6と、調圧室側と作動軸側に夫々配置され、ダイヤフラ
    ム3に両側から作用する一対のばね手段7、8とからな
    り、1次圧が上昇すると2次圧が下降する特性を有する
    バランス型ガバナであって、前記操作部材4の閉弁操作
    により、開閉弁2が閉弁可能な状態にあり、かつ2次圧
    が低いため閉弁圧力が設定された作動圧の下限に達せず
    閉弁しないときに、ダイヤフラム3を作動軸側から調圧
    室側へ押し、閉弁圧力を前記作動圧の下限以上とするよ
    うに作動する補助ばね手段9を設けたことを特徴とする
    バランス型ガバナ。
  2. 【請求項2】 操作部材4とダイヤフラム3との間に、
    操作部材4の操作によりダイヤフラム方向へ移動させら
    れるカム板16が設けられており、このカム板16とダ
    イヤフラム3との間に一対のばね手段の内の一方7が配
    置されている請求項第1項記載のバランス型ガバナ。
  3. 【請求項3】 補助ばね手段9はカム板16とダイヤフ
    ラム3との間に設けられ、それらの間の最大間隔よりも
    短く、最小間隔よりは長い長さを有する請求項第2項記
    載のバランス型ガバナ。
JP3255797A 1991-09-06 1991-09-06 バランス型ガバナ Pending JPH0571664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102537487A (zh) * 2010-12-24 2012-07-04 秦皇岛秦冶重工有限公司 一种阀门驱动装置

Cited By (1)

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