JPH0571232B2 - - Google Patents

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JPH0571232B2
JPH0571232B2 JP61004187A JP418786A JPH0571232B2 JP H0571232 B2 JPH0571232 B2 JP H0571232B2 JP 61004187 A JP61004187 A JP 61004187A JP 418786 A JP418786 A JP 418786A JP H0571232 B2 JPH0571232 B2 JP H0571232B2
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spf10
reaction
antitumor component
culture
antitumor
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JP61004187A
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JPS62164629A (en
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Juzo Udaka
Hideo Kamyama
Junichi Taniguchi
Keiji Adachi
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な抗腫瘍性成分SPF10−12及び
その製法に関するものである。 従来、溶血性連鎖状球菌(以下溶連菌という)
の生菌体を弱毒化して製剤化したものは、すでに
制癌剤として使用されている。 また、溶連菌の菌体を破砕後水または塩類溶液
で有効成分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍
性成分を沈澱として、回収する方法(特公昭38−
1647)、溶連菌を溶菌酵素リゾチーム、セルラー
ゼまたは蛋白質分解酵素により、溶菌し、活性画
分を水溶性区分として分画する方法(英国特許
1163865号)、溶連菌の菌体を破砕後水不溶性物質
を採取し、核酸分解酵素および蛋白分解酵素で処
理する方法(特開昭55−7014)などが知られてい
る。 このように、ストレプトコツカス属細菌そのも
のもしくはその菌体成分に抗腫瘍活性があること
は広く知られているのであるが、従来知られたも
のは、菌体もしくは水溶性もしくは水不溶性高分
子細胞構成物質であるに過ぎなかつた。菌体もし
くは菌体内から有効成分を単離しようとすれば、
菌体を溶菌したり、機械的に破砕したりして全体
を分画しなければならなかつた。 このような処理では、精製は複雑となり、有効
成分の単離はきわめて困難であつた。実際に分離
し、有効成分として測定された例では分子量
200000の蛋白質(特公昭48−43841、特開昭51−
44617)及び分子量150000の糖蛋白質(特開昭58
−22026)が知られている程度である。 本発明者らは、先に溶連菌の培養液中に抗腫瘍
性成分を溶出させる方法を鋭意研究したところ、
培養中にペニシリン又はその関連物質を添加する
ことによつて抗腫瘍性成分が培養液中に溶出する
ことを見出し(特開昭60−30677号)、培養液中か
ら生理活性物質SPF−1を分離するに至つたので
ある。(特開昭60−30689号) 本発明者らは、更に、溶連菌の培養濾液中から
より有効な成分を分離する目的で研究したとこ
ろ、本発明において、癌化白血球培養細胞L1210
(以下培養細胞L1210という)の生育を阻害し、
かつ、アンスロン硫酸法による呈色反応陽性の画
分であることにより特徴づけられる抗腫瘍性成分
SPF10−12を分離するに至つた。 本発明の抗腫瘍性成分SPF10−12は元素分析、
呈色反応および赤外線吸収スペクトル等から糖を
含むペプチド様物質と考えられるが、紫外線吸収
スペクトルおよび赤外線吸収スペクトルから、既
知の抗腫瘍性物質とは、相違する新規な物質と認
められるものである。 本発明は、ストレプトコツカス属に属する抗腫
瘍性成分SPF10−12生産菌を培養し、培養物から
抗腫瘍性成分SPF10−12を採取することを特徴と
する抗腫瘍性成分SPF10−12の製造法を包含する
ものである。 本発明においては、ストレプトコツカス属に属
する抗腫瘍性成分SPF10−12生産菌が広く使用で
きる。次に抗腫瘍性成分SPF10−12生産菌を記載
する。 ストレプトコツカス・ピオゲネス
(Streptococcus pyogenes) ATCC21060 ストレプトコツカス・エスピー
(Streptococcus sp.) ATCC21597 ストレプトコツカス・ピオゲネス
(Streptococcus pyogens) ATCC21546 ストレプトコツカス・ピオゲネス
(Streptococcus pyogenes) ATCC21547 ストレプトコツカス・ピオゲネス
(Streptococcus pyogenes) ATCC21548 培養液は、肉エキス培地、酵母エキス培地、ブ
レイン・ハート・インフユージヨン培地(BHI
培地)等の天然培地がよく用いられるが、ストレ
プトコツカス属細菌の生育に適した培地であれば
任意の培地を使用できる。 培養は、PH5.0〜8.0、好ましくは、6.1〜7.2で
あり、培養温度は、30〜40℃、好ましくは、35〜
37℃であり、嫌気的に静置培養または、撹拌培養
を行なうことができる。 本発明においては、培養中に適当な時期に、ペ
ニシリンまたは、その関連物質を添加すること
が、抗腫瘍性成分SPF10−12の採取に重要な役割
をはたすことになる。 ペニシリンまたは、その関連物質の添加時期
は、35〜37℃の培養で、対数増殖期にかかつて
後、3〜20時間の間、特に5〜10時間が好まし
い。その後1〜20時間、好ましくは3〜15時間培
養を継続することにより、培養中に抗腫瘍性成分
SPF10−12を多量蓄積させることができる。 ペニシリンまたはその関連物質としては、すで
に知られたペニシリンと類似の作用をもつ関連物
質であればいかなるものでもよいが、ペニシリン
Gが普通用いられる。添加量は、ペニシリンGで
100〜7000単位/ml、好ましくは、300〜5000単
位/ml培養液程度で十分である。 ストレプトコツカス属細菌のペニシリンまた
は、その関連物質の添加培養によつて得られた培
養液は遠心分離によつて菌体を除去し、濾液を得
る。濾液は、硫安を添加し、50〜90%飽和度の画
分を分取するか、もしくは、濾液は、限外濾過膜
を用いて濃縮する。 得られた抗腫瘍性成分SPF10−12を含む硫安塩
析物は凍結状態で保存することもできる。 この硫安塩析物から抗腫瘍性成分SPF10−12を
抽出するには、塩析物を緩衝液に溶解して用い
る。又、限外濾過膜を用いて得た濃縮液を、その
まま用いることもできる。この水溶液をDEAEセ
ルロースカラムに吸着させ、燐酸緩衝液を用いて
段階的に溶出させ、培養細胞L1210の生育を阻害
する活性画分を分取し、この活性画分をDEAEセ
フアデツクスA−25カラムに吸着させ、燐酸緩衝
液中の塩化ナトリウム濃度を直線的に上昇させつ
つ溶出し、その非吸着部分及び塩化ナトリウム低
濃度部分を分取し、この分画部分を緩衝液に対し
て透析し、ゲル濾過材トヨパールHW−50Fカラ
ムに吸着させ、0.1M NaClを含む燐酸緩衝液で
溶出させ、アンスロン硫酸法による呈色反応及び
培養細胞L1210に対する活性を調べる。ここで培
養細胞L1210に対して強い活性を示す画分すなわ
ち、トヨパールHW50Fの排除限界(以下Voと略
す)付近のアンスロン硫安法による呈色反応でピ
ークを形成する画分を得る。この画分を濃縮し、
トヨパールHW60Fカラムに吸着させ、0.1M
NaClを含む燐酸緩衝液で溶出させる。SPF10−
12はトヨパールHW60Fカラムクロマトグラフイ
ーにおいて280nmの吸収が強く、かつアンスロン
硫酸法に弱い呈色を示す画分として得ることが出
来る。 次に、実施例1で得られた抗腫瘍性成分SPF10
−12の凍結乾燥標品は、次の理化学的性質を示
す。 1 元素元析 C 41.3〜43.5% H 5.9〜6.7% N 14.2〜16.6% O 37.9〜31.4% Ash 0.7〜1.8% 2 分解点 本物質は165℃で褐変し240℃になる
と黒色となり分解する。 3 比旋光度〔α〕20 D=−80゜〜−95゜(C=1.00) 4 紫外線吸収スペクトル 本物質0.1%の水溶
液の紫外線吸収スペクトルは第1図に示され
る。 5 赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。
3300cm-1付近及び1650cm-1付近のペプチドによ
る吸収が認められ特徴的である。 6 塩基性、酸性、中性の区別 本物質0.1%の
水溶液のPHは5.5〜6.0である。 7 物質の色 淡褐色 8 呈色反応 ローリー反応 + ビユーレツト反応 + ニンヒドリン反応 + アンスロン硫酸反応 + モーリツシユ反応 + システイン硫酸反応 + オルシン塩酸反応 − 9 分子量 ゲルル濾過法による測定では分子量
約10000〜40000である。 10 溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、ア
セトン、エチルエーテル、n−ヘキサン、クロ
ロホルム、酢酸エチル等の溶剤には難溶又は不
溶である。 次にインビトロにおける培養細胞L1210に対す
る抗腫瘍性活性の測定方法及びアンスロン硫酸法
による呈色反応の方法を示す。 抗腫瘍活性の測定方法 抗腫瘍活性の測定は、培養細胞L1210の生育阻
止率(IR%)の測定により行つた。 L1210細胞を10%FBS添加RPMI1640培地(5
mg/カナマイシン含有)に懸濁した。この培養
液0.5mlをフアルコン2058チユーブに注加し、細
胞数が1×105cells/tubeになるようにした。次
いでこの培養液に所定量の標品(抗腫瘍性成分
SPF10−12)を目的濃度になるように培養液に溶
解した0.5mlを注加して、37℃で5%CO2存在下
に培養した。標品を添加して48時間後にトリパン
ブルーによる染色をおこない、次式によりIR
(%)を算出した。 IR(%)=(A)−各実験群の生細胞数/対照群の生細
胞数×100 ここで(A)とは対照群の生細胞数を示す。 対照は標品を含まない培養液0.5mlを用い同時
に行つた。 アンスロン硫酸法による呈色反応 脱イオン水に溶解し目的濃度にした標品1mlに
2mlのアンスロン試薬(0.20grのアンスロンを
100mlの濃硫酸に溶解したもの)を注加し、混合
30分後、標品1mlに代えて脱イオン水1mlに2ml
のアンスロン試薬を注加した液を対照として
620nmで吸収を測定する。定量値はグルコースを
用いて同様に測定して得た検量式より求める。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ストレプトコツカス・ピオゲネス (Streptococcus pyogenes)ATCC21060を
BHI培地100mlに接種して37℃、8時間静置培養
をおこなつて得た種培養液を第1表に示す培地
A1lに接種し、種培養と同一条件で嫌気的に前培
養を行つた。 第1表 培地A マルトース 0.25% 肉エキス 1.0% ポリペプトン 1.0% 酵母エキス 0.25% 酸性第一燐酸カリウム 0.1% 硫酸マグネシウム 0.05% PH=6.8 10ジヤーフアーメンターに培地A8を投入
して120℃、10分間加熱殺菌後、37℃まで冷却し
て、前培養液1を接種し、37℃、15.5時間、PH
6.8、300回転/分で撹拌しながら嫌気的に培養す
る。次いでペニシリンG1000単位/ml培養液にな
るように添加して、培養を更に5時間継続した。
得られた培養液を遠心分離にかけて菌体を除去し
た。 培養濾液は、分画分子量10000の限外濾過膜
(米国、ロミコン社)を用いて、1.5に縮濃し
た。この濃縮液を、DEAEセルロースカラム(5
×70cm)に吸着させた後、10mM、PHを7.0の燐
酸緩衝液を用いて、洗浄し、次いで0.3M塩化ナ
トリウムを含む上記燐酸緩衝液を用いて、段階的
に溶出させ、アンスロン硫酸法による呈色反応陽
性でかつ培養細胞L1210の生育を阻害する活性画
分を分取した。 この活性画分をDEAEセフアデツクスA−25カ
ラム(7.5×50cm)に吸着させ、次いで上記燐酸
緩衝液で洗浄後塩化ナトリウム濃度を直線的に上
昇させて溶出を行い、培養細胞L1210に対して活
性のある部分を分取する。この溶出曲線は第3図
に示される。第3図において点線部分は非吸着部
分で、実線部分は塩化ナトリウム添加部分であ
る。Aは培養細胞L1210生育阻害活性画分で、
MP−2(特開昭60−30689)生育阻害非活性画分
であり、Bは培養細胞L1210生育阻害非活性画分
で、MP−2生育阻害活性画分である。 Aの活性画分の溶出液を分画分子量10000の限
外濾過膜(ミリポア社)で30mlに濃縮する。この
濃縮液をトヨパールHW50Fカラム(5.0×100cm)
に吸着させ、次いで、上記燐酸緩衝液中に塩化ナ
トリウム0.1Mを含む溶液で溶出させ、アンスロ
ン硫酸法による呈色反応陽性の画分を分取した。
この溶出曲線は第4図に示される。第4図におい
て実線は全体の溶出曲線を示し、点線はアンスロ
ン硫酸法による呈色反応陽性部分の溶出曲線を示
している。ここでCはアンスロン硫酸法による呈
色反応陽性画分であるが、培養細胞L1210に対す
る生育阻止活性を調べ活性の強いVo付近の、ア
ンスロン硫酸法でピークを形成するD画分を得
る。D画分は凍結乾燥する。この凍結乾燥標品を
溶解しトヨパールHW60Fカラム(2.6×100cm)
に吸着させ次いでトヨパールHW50Fの場合と同
じ溶出液で溶出する。 この溶出曲線は第5図に示される。第5図にお
いて実線は全体の溶出曲線を示し、黒丸付の実線
はアンスロン硫酸法による呈色反応陽性部分の溶
出曲線を示している。ここでアンスロン硫酸法に
よる呈色反応で強い呈色を示すFの画分をSPF10
−11とし、Gの画分をSPF10−12とした。 Gの画分を凍結乾燥した。この凍結乾燥標品は
抗腫瘍性成分SPF10−12であり、0.68grを得た。 実施例 2 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは300単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を10
時間継続した。この培養濾液に硫安を添加し50〜
90%飽和度の画分を分取する。 透析により硫安を除き実施例1と同様に精製し
て抗腫瘍性成分SPF10−12 0.34grを得た。 実施例 3 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは3000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を3
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.73grを得た。 実施例 4 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第2表に示した培地Bを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは1000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を5
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.46grを得た。 第2表 培地B マルトース 0.1% 肉エキス 0.5% ポリペプトン 1.0% 酵母エキス 0.25% 塩化ナトリウム 0.1% PH=7.2 実施例 5 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第3表に示した培地Cを用いて実施例1と同様
に35℃で培養した。この場合、ペニシリンGは
1000単位/ml培養液となるように添加し、更に培
養を5時間継続した。この培養濾液を実施例1と
同様に精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.32gr
を得た。 第3表 培地C マルトース 0.1% 肉エキス 0.5% ポリペプトン 0.5% カザミノ酸 0.3% 酵母エキス 0.5% 酸性第一燐酸カリウム 0.1% 硫酸マグネシウム 0.05% PH=6.5 実施例 6 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第4表に示した培地Dを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは1000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を5
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.29grを得た。 第4表 培地D マルトース 0.25% カザミノ酸 0.3% 酵母エキス 1.0% 酸性第一燐酸カリウム 0.1% 硫酸マグネシウム 0.05% PH=6.9 実施例 7 ストレプトコツカス・エスピーATCC21597を
第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様に
培養した。この場合、ペニシリンGは1000単位/
ml培養液となるように添加し、更に培養を5時間
継続した。この培養濾液を実施例1と同様に精製
して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.55grを得た。 実施例 8 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21546
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは1000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を5
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.61grを得た。 実施例 9 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21547
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは1000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を5
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.64grを得た。 実施例 10 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21548
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、ペニシリンGは1000単
位/ml培養液となるように添加し、更に培養を5
時間継続した。この培養濾液を実施例1と同様に
精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.48grを得た。 実施例 11 ストレプトコツカス・ピオゲネスATCC21060
を第1表に示した培地Aを用いて実施例1と同様
に培養した。この場合、セフアロスポリンCは
600μg/ml培養液となるように添加し、更に培
養を5時間継続した。この培養濾液を実施例1と
同様に精製して抗腫瘍性成分SPF10−12 0.64gr
を得た。 実験例 1 実施例1で得られた抗腫瘍性成分SPF10−12の
インビトロにおける抗腫瘍活性試験は、本文中に
記載した抗腫瘍活性の測定方法により行い、その
結果を第5表に示す。 第5表 SPF10−12の抗腫瘍活性の結果 SPF10−12(mg/ml) IR% 0.5 87.9 0.25 56.1 0.125 32.6 実験例 2 実施例1で得られた抗腫瘍性成分SPF10−12の
インビボにおける抗腫瘍活性試験は、Crj;CD−
1(ICR系、雌性7週齢)マウスを使用して実施
した。腫瘍細胞としては、Sarcoma−180腹水癌
細胞を用いこれを生理食塩水に浮遊させ、マウス
の腹腔内に5×105cells/マウス接種した。 癌細胞接種24時間後から1日1回5日間連続し
てSPF10−12を腹腔内に投与してその生存数を観
察しその結果を第6表に示す。 【表】
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to a novel antitumor component SPF10-12 and a method for producing the same. Conventionally, hemolytic streptococcus (hereinafter referred to as streptococcus)
Attenuated viable bacterial cells have been prepared and are already being used as anticancer agents. In addition, after crushing the cells of hemolytic streptococcus, the active ingredients are extracted with water or a saline solution, an organic solvent is added, and the antitumor ingredients are precipitated and recovered.
1647), a method of lysing hemolytic streptococci with the lytic enzyme lysozyme, cellulase or proteolytic enzyme, and fractionating the active fraction as a water-soluble fraction (British patent
1163865), and a method in which water-insoluble substances are collected after crushing the cells of hemolytic streptococcus and treated with a nuclease and a protease (Japanese Patent Application Laid-Open No. 7014-1982). As described above, it is widely known that Streptococcus bacteria themselves or their bacterial cell components have antitumor activity. It was nothing more than a constituent substance. If you try to isolate the active ingredient from the bacterial body or inside the bacterial body,
It was necessary to fractionate the entire bacterial body by lysing it or mechanically crushing it. Such treatments complicate purification and isolation of active ingredients is extremely difficult. In cases where the active ingredient was actually separated and measured, the molecular weight
200,000 proteins (Special Publication No. 43841, No. 43841, No. 43841, No. 43841)
44,617) and a glycoprotein with a molecular weight of 150,000 (Unexamined Japanese Patent Publication No. 1983
−22026) is known. The present inventors previously conducted extensive research on a method for eluating antitumor components into the culture solution of streptococcus, and found that
It was discovered that antitumor components were eluted into the culture medium by adding penicillin or related substances during culture (Japanese Patent Application Laid-open No. 60-30677), and the physiologically active substance SPF-1 was extracted from the culture medium. This led to the separation. (Japanese Unexamined Patent Publication No. 60-30689) The present inventors further conducted research for the purpose of isolating a more effective component from the culture filtrate of hemolytic streptococcus, and found that in the present invention, cancerous white blood cell culture cells L121
(hereinafter referred to as cultured cell L1210),
and an antitumor component characterized by being a positive color reaction fraction by the Anthrone sulfuric acid method.
We were able to separate SPF10-12. The antitumor component SPF10-12 of the present invention is determined by elemental analysis,
Although it is considered to be a peptide-like substance containing sugar based on the color reaction and infrared absorption spectrum, the ultraviolet absorption spectrum and infrared absorption spectrum indicate that it is a new substance that is different from known antitumor substances. The present invention relates to the production of antitumor component SPF10-12, which is characterized by culturing antitumor component SPF10-12-producing bacteria belonging to the genus Streptococcus and collecting antitumor component SPF10-12 from the culture. It encompasses the law. In the present invention, bacteria that produce the antitumor component SPF10-12 belonging to the genus Streptococcus can be widely used. Next, bacteria producing the antitumor component SPF10-12 will be described. Streptococcus pyogenes ATCC21060 Streptococcus sp. ATCC21597 Streptococcus pyogens ATCC21546 Streptococcus pyogenes ATCC21547 Streptococcus pyogenes pyogenes) ATCC21548 Culture media include meat extract medium, yeast extract medium, brain heart infusion medium (BHI
A natural medium such as Streptococcus spp. is often used, but any medium can be used as long as it is suitable for the growth of Streptococcus bacteria. The pH of the culture is 5.0 to 8.0, preferably 6.1 to 7.2, and the culture temperature is 30 to 40°C, preferably 35 to 7.2.
The temperature is 37°C, and static culture or stirring culture can be performed anaerobically. In the present invention, adding penicillin or its related substances at an appropriate time during culture plays an important role in collecting the antitumor component SPF10-12. The timing of addition of penicillin or its related substances is preferably 3 to 20 hours, particularly 5 to 10 hours after the culture reaches the logarithmic growth phase at 35 to 37°C. After that, by continuing the culture for 1 to 20 hours, preferably 3 to 15 hours, antitumor components are added during the culture.
A large amount of SPF10-12 can be accumulated. Penicillin or its related substances may be any known related substances that have similar effects to penicillin, but penicillin G is commonly used. The amount added is penicillin G.
A concentration of 100 to 7000 units/ml, preferably 300 to 5000 units/ml of culture solution is sufficient. A culture solution obtained by culturing Streptococcus bacteria with the addition of penicillin or its related substances is centrifuged to remove bacterial cells to obtain a filtrate. Ammonium sulfate is added to the filtrate and a fraction having a saturation level of 50 to 90% is collected, or the filtrate is concentrated using an ultrafiltration membrane. The obtained ammonium sulfate precipitate containing the antitumor component SPF10-12 can also be stored in a frozen state. To extract the antitumor component SPF10-12 from this ammonium sulfate salt precipitate, the salt precipitate is dissolved in a buffer solution and used. Further, a concentrated solution obtained using an ultrafiltration membrane can also be used as it is. This aqueous solution was adsorbed onto a DEAE cellulose column and eluted stepwise using phosphate buffer to collect the active fraction that inhibits the growth of cultured cells L1210.This active fraction was transferred to a DEAE Sephadex A-25 column. adsorb and elute while linearly increasing the sodium chloride concentration in the phosphate buffer, separate the non-adsorbed portion and the low sodium chloride concentration portion, dialyze this fractionated portion against the buffer solution, and gel. Adsorb onto a Toyopearl HW-50F filter column, elute with phosphate buffer containing 0.1M NaCl, and examine color reaction and activity against cultured cells L1210 using the Anthrone sulfuric acid method. Here, a fraction showing strong activity against cultured cells L1210, that is, a fraction forming a peak in the color reaction by the Anthrone ammonium sulfate method near the exclusion limit (hereinafter abbreviated as Vo) of Toyopearl HW50F is obtained. Concentrate this fraction and
Adsorbed on Toyopearl HW60F column, 0.1M
Elute with phosphate buffer containing NaCl. SPF10−
12 can be obtained as a fraction that exhibits strong absorption at 280 nm in Toyopearl HW60F column chromatography and weak coloration in the Anthrone sulfuric acid method. Next, the antitumor component SPF10 obtained in Example 1
The freeze-dried specimen of -12 exhibits the following physical and chemical properties. 1 Elemental analysis C 41.3-43.5% H 5.9-6.7% N 14.2-16.6% O 37.9-31.4% Ash 0.7-1.8% 2 Decomposition point This substance turns brown at 165°C and turns black at 240°C and decomposes. 3 Specific rotation [α] 20 D = -80° to -95° (C = 1.00) 4 Ultraviolet absorption spectrum The ultraviolet absorption spectrum of a 0.1% aqueous solution of this substance is shown in FIG. 5 Infrared absorption spectrum Shown in Figure 2.
Absorption by peptides near 3300 cm -1 and 1650 cm -1 is observed and is characteristic. 6. Distinction between basic, acidic, and neutral The pH of a 0.1% aqueous solution of this substance is 5.5 to 6.0. 7 Color of substance Light brown 8 Color reaction Lowry reaction + Bieurett reaction + Ninhydrin reaction + Anthrone sulfuric acid reaction + Mauritsch reaction + Cysteine sulfuric acid reaction + Orsine hydrochloric acid reaction - 9 Molecular weight The molecular weight is about 10,000 to 40,000 when measured by the Gerul filtration method. 10 Solubility in solvents It is soluble in water, but poorly soluble or insoluble in solvents such as methanol, ethanol, n-propanol, acetone, ethyl ether, n-hexane, chloroform, and ethyl acetate. Next, a method for measuring antitumor activity against cultured cells L1210 in vitro and a color reaction method using the anthrone sulfate method will be shown. Method for measuring antitumor activity Antitumor activity was measured by measuring the growth inhibition rate (IR%) of cultured cells L1210. L1210 cells were grown in RPMI1640 medium (5%) supplemented with 10% FBS.
mg/kanamycin). 0.5 ml of this culture solution was poured into a Falcon 2058 tube so that the number of cells was 1×10 5 cells/tube. Next, add a predetermined amount of the preparation (antitumor component) to this culture solution.
0.5 ml of SPF10-12) dissolved in the culture medium to the desired concentration was added and cultured at 37°C in the presence of 5% CO2 . 48 hours after adding the standard, staining with trypan blue was performed, and IR was determined using the following formula.
(%) was calculated. IR (%) = (A) - Number of viable cells in each experimental group/Number of viable cells in control group x 100 Here, (A) indicates the number of viable cells in the control group. A control was performed at the same time using 0.5 ml of culture solution that did not contain the standard. Color reaction using the Anthrone sulfuric acid method Add 2 ml of Anthrone reagent (0.20 gr of Anthrone to 1 ml of the sample dissolved in deionized water to the desired concentration).
(dissolved in 100ml of concentrated sulfuric acid) and mix.
After 30 minutes, replace 1 ml of standard with 2 ml in 1 ml of deionized water.
The solution containing Anthrone reagent was used as a control.
Measure absorption at 620nm. The quantitative value is obtained from a calibration formula obtained by measuring in the same manner using glucose. Next, examples of the present invention will be shown. Example 1 Streptococcus pyogenes ATCC21060
The seed culture solution obtained by inoculating 100ml of BHI medium and statically culturing at 37℃ for 8 hours is used as the medium shown in Table 1.
A1l was inoculated and precultured anaerobically under the same conditions as the seed culture. Table 1 Medium A Maltose 0.25% Meat extract 1.0% Polypeptone 1.0% Yeast extract 0.25% Acidic monobasic potassium phosphate 0.1% Magnesium sulfate 0.05% PH=6.8 10 Pour medium A8 into a jar fermenter and heat at 120℃ for 10 minutes After heat sterilization, cool to 37℃, inoculate with preculture solution 1, and incubate at 37℃ for 15.5 hours at PH.
6.8. Incubate anaerobically with stirring at 300 rpm. Then, penicillin G was added at 1000 units/ml culture solution, and the culture was continued for an additional 5 hours.
The resulting culture solution was centrifuged to remove bacterial cells. The culture filtrate was concentrated to 1.5 using an ultrafiltration membrane with a molecular weight cutoff of 10,000 (Romicon, USA). This concentrated solution was applied to a DEAE cellulose column (5
x 70cm), washed with a 10mM phosphate buffer with a pH of 7.0, and then eluted stepwise using the above phosphate buffer containing 0.3M sodium chloride, followed by the Anthrone sulfate method. An active fraction that showed a positive color reaction and inhibited the growth of cultured cells L1210 was collected. This active fraction was adsorbed on a DEAE Sephadex A-25 column (7.5 x 50 cm), and then washed with the above phosphate buffer and eluted by linearly increasing the sodium chloride concentration. Separate a certain portion. This elution curve is shown in FIG. In FIG. 3, the dotted line portion is the non-adsorbed portion, and the solid line portion is the sodium chloride added portion. A is a fraction with activity to inhibit cultured cell L1210 growth;
B is the non-active fraction inhibiting the growth of MP-2 (JP-A-60-30689); B is the non-active fraction inhibiting the growth of cultured cells L1210; B is the active fraction inhibiting MP-2 growth. The eluate of the active fraction of A was concentrated to 30 ml using an ultrafiltration membrane with a molecular weight cutoff of 10,000 (Millipore). Transfer this concentrated solution to a Toyopearl HW50F column (5.0 x 100cm).
Then, it was eluted with a solution containing 0.1 M of sodium chloride in the above phosphate buffer, and a fraction showing a positive color reaction by the Anthrone sulfuric acid method was collected.
This elution curve is shown in FIG. In FIG. 4, the solid line shows the overall elution curve, and the dotted line shows the elution curve of the positive color reaction portion by the Anthrone sulfuric acid method. Here, C is a positive color reaction fraction obtained by the Anthrone sulfuric acid method, but the growth inhibiting activity against cultured cells L1210 is examined to obtain the D fraction, which forms a peak near Vo, where the activity is strong, by the Anthrone sulfuric acid method. Fraction D is lyophilized. Dissolve this freeze-dried sample on a Toyopearl HW60F column (2.6 x 100 cm).
and then elute with the same eluent as for Toyopearl HW50F. This elution curve is shown in FIG. In FIG. 5, the solid line shows the overall elution curve, and the solid line with black circles shows the elution curve of the color reaction positive portion by the Anthrone sulfuric acid method. Here, the fraction of F that shows strong coloration in the color reaction using the Anthrone sulfuric acid method was selected using SPF10.
-11, and the G fraction was set as SPF 10-12. The G fraction was lyophilized. This freeze-dried specimen had an antitumor component SPF 10-12 and yielded 0.68 gr. Example 2 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, penicillin G was added at 300 units/ml culture solution, and the culture was further increased by 10
Lasted for an hour. Add ammonium sulfate to this culture filtrate and
Collect the fraction at 90% saturation. Ammonium sulfate was removed by dialysis and purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.34 gr of antitumor component SPF10-12. Example 3 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, penicillin G was added at a concentration of 3000 units/ml culture solution, and the culture was further incubated for 3
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.73 gr of antitumor component SPF10-12. Example 4 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium B shown in Table 2. In this case, penicillin G is added at 1000 units/ml culture solution, and the culture is further
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.46 gr of antitumor component SPF10-12. Table 2 Medium B Maltose 0.1% Meat extract 0.5% Polypeptone 1.0% Yeast extract 0.25% Sodium chloride 0.1% PH=7.2 Example 5 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured at 35°C in the same manner as in Example 1 using medium C shown in Table 3. In this case, penicillin G
The mixture was added at a concentration of 1000 units/ml culture solution, and the culture was continued for an additional 5 hours. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.32 gr of antitumor component SPF10-12.
I got it. Table 3 Medium C Maltose 0.1% Meat extract 0.5% Polypeptone 0.5% Casamino acids 0.3% Yeast extract 0.5% Acidic potassium monophosphate 0.1% Magnesium sulfate 0.05% PH=6.5 Example 6 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium D shown in Table 4. In this case, penicillin G is added at 1000 units/ml culture solution, and the culture is further
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.29 gr of antitumor component SPF10-12. Table 4 Medium D Maltose 0.25% Casamino acids 0.3% Yeast extract 1.0% Acid monobasic potassium phosphate 0.1% Magnesium sulfate 0.05% PH=6.9 Example 7 Streptococcus sp. ATCC21597 was grown using medium A shown in Table 1. The cells were cultured in the same manner as in Example 1. In this case, penicillin G is 1000 units/
ml culture solution, and culture was continued for an additional 5 hours. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.55 gr of antitumor component SPF10-12. Example 8 Streptococcus pyogenes ATCC21546
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, penicillin G is added at 1000 units/ml culture solution, and the culture is further
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.61 gr of antitumor component SPF10-12. Example 9 Streptococcus pyogenes ATCC21547
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, penicillin G is added at 1000 units/ml culture solution, and the culture is further
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.64 gr of antitumor component SPF10-12. Example 10 Streptococcus pyogenes ATCC21548
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, penicillin G is added at 1000 units/ml culture solution, and the culture is further
Lasted for an hour. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.48 gr of antitumor component SPF10-12. Example 11 Streptococcus pyogenes ATCC21060
were cultured in the same manner as in Example 1 using medium A shown in Table 1. In this case, cephalosporin C is
The mixture was added at a concentration of 600 μg/ml culture solution, and the culture was continued for an additional 5 hours. This culture filtrate was purified in the same manner as in Example 1 to obtain 0.64 gr of antitumor component SPF10-12.
I got it. Experimental Example 1 An in vitro antitumor activity test of the antitumor component SPF10-12 obtained in Example 1 was conducted using the method for measuring antitumor activity described in the text, and the results are shown in Table 5. Table 5 Results of antitumor activity of SPF10-12 SPF10-12 (mg/ml) IR% 0.5 87.9 0.25 56.1 0.125 32.6 Experimental example 2 In vivo antitumor activity of the antitumor component SPF10-12 obtained in Example 1 The activity test is Crj;CD-
1 (ICR strain, female, 7 weeks old) mice were used. Sarcoma-180 ascites cancer cells were used as tumor cells, suspended in physiological saline, and inoculated intraperitoneally into mice at 5×10 5 cells/mouse. Starting 24 hours after inoculation of cancer cells, SPF10-12 was intraperitoneally administered once a day for 5 consecutive days, and the number of survivors was observed. The results are shown in Table 6. 【table】

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図は抗腫瘍性成分SPF10−12の紫外線吸収
スペクトルを示し、第2図は同じく赤外線吸収ス
ペクトルを示す。第3図は実施例1における活性
画分のDEAEセフアデツクスA−2365カラムの溶
出曲線を示す図で、第4図はこのA画分をトヨパ
ールHW50Fカラムに吸着させ、0.1M NaCl含有
燐酸緩衝液による溶出曲線を示す図で、第5図は
このD画分をトヨパールHW60Fカラムに吸着さ
せ、0.1M NaCl含有燐酸緩衝液による溶出曲線
を示す。
Figure 1 shows the ultraviolet absorption spectrum of the antitumor component SPF10-12, and Figure 2 also shows the infrared absorption spectrum. Figure 3 is a diagram showing the elution curve of the active fraction in Example 1 on the DEAE Sephadex A-2365 column, and Figure 4 shows the elution curve of the active fraction on the DEAE Sephadex A-2365 column. This figure shows the elution curve. FIG. 5 shows the elution curve using a phosphate buffer containing 0.1M NaCl after this D fraction was adsorbed onto a Toyopearl HW60F column.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有する抗腫瘍性成分
SPF10−12。 1 元素元析 C 41.3〜43.5% H 5.9〜6.7% N 14.2〜16.6% O 37.9〜31.4% Ash 0.7〜1.8% 2 分解点 本物質は165℃で褐変し240℃になる
と黒色となり分解する。 3 比旋光度〔α〕20 D=−80゜〜−95゜(C=1.00) 4 紫外線吸収スペクトル 本物質0.1%の水溶
液の紫外線吸収スペクトルは第1図に示され
る。 5 赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。
3300cm-1付近および1650cm-1付近のペプチドに
よる吸収が認められ特徴的である。 6 塩基性、酸性、中性の区別 本物質0.1%の
水溶液のPHは5.5〜6.0である。 7 物質の色 淡褐色 8 呈色反応 ローリー反応 + ビユーレツト反応 + ニンヒドリン反応 + アンスロン硫酸反応 + モーリツシユ反応 + システイン硫酸反応 + オルシン塩酸反応 − 9 分子量 ゲル濾過法による測定では分子量約
10000〜40000である。 10 溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、ア
セトン、エチルエーテル、n−ヘキサン、クロ
ロホルム、酢酸エチル等の溶剤には、難溶又は
不溶である。 2 ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性成分
SPF10−12生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性
成分SPF10−12を採取することを特徴とする抗腫
瘍性成分SPF10−12の製法。 3 ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性成分
SPF10−12生産菌を培養するに際し、培養中の適
当な時期にペニシリン又はその関連物質を添加し
て培養することを特徴とする特許請求の範囲第2
項に記載の抗腫瘍性成分SPF10−12の製法。 4 ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性成分
SPF10−12生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性
成分SPF10−12を採取するに当たり、培養細胞
L1210の生育を阻害し、又は/及びアンスロン硫
酸法による呈色反応陽性の画分を分取することを
特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の抗腫瘍
性成分SPF10−12の製法。
[Claims] 1. Antitumor component having the following physicochemical properties:
SPF10−12. 1 Elemental analysis C 41.3-43.5% H 5.9-6.7% N 14.2-16.6% O 37.9-31.4% Ash 0.7-1.8% 2 Decomposition point This substance turns brown at 165°C and turns black at 240°C and decomposes. 3 Specific rotation [α] 20 D = -80° to -95° (C = 1.00) 4 Ultraviolet absorption spectrum The ultraviolet absorption spectrum of a 0.1% aqueous solution of this substance is shown in FIG. 5 Infrared absorption spectrum Shown in Figure 2.
Absorption by peptides near 3300 cm -1 and 1650 cm -1 is observed and is characteristic. 6. Distinction between basic, acidic, and neutral The pH of a 0.1% aqueous solution of this substance is 5.5 to 6.0. 7 Color of the substance Light brown 8 Color reaction Lowry reaction + Biuretz reaction + Ninhydrin reaction + Anthrone sulfuric acid reaction + Moritzhu reaction + Cysteine sulfuric acid reaction + Orsine hydrochloric acid reaction - 9 Molecular weight When measured by gel filtration method, the molecular weight is approx.
It is 10000-40000. 10 Solubility in solvents It is soluble in water, but poorly soluble or insoluble in solvents such as methanol, ethanol, n-propanol, acetone, ethyl ether, n-hexane, chloroform, and ethyl acetate. 2 Antitumor component belonging to the genus Streptococcus
A method for producing an antitumor component SPF10-12, which comprises culturing SPF10-12 producing bacteria and collecting the antitumor component SPF10-12 from the culture. 3 Antitumor component belonging to the genus Streptococcus
Claim 2, characterized in that when culturing SPF10-12 producing bacteria, penicillin or a related substance is added at an appropriate time during the culturing.
The method for producing the antitumor component SPF10-12 described in Section 1. 4 Antitumor component belonging to the genus Streptococcus
When culturing SPF10-12-producing bacteria and collecting the antitumor component SPF10-12 from the culture, cultured cells
The method for producing the antitumor component SPF10-12 according to claim 2, which comprises inhibiting the growth of L1210 and/or separating a fraction that is positive for a color reaction by the anthrone sulfuric acid method.
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