JPH057044A - レーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置 - Google Patents

レーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置

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JPH057044A
JPH057044A JP3233467A JP23346791A JPH057044A JP H057044 A JPH057044 A JP H057044A JP 3233467 A JP3233467 A JP 3233467A JP 23346791 A JP23346791 A JP 23346791A JP H057044 A JPH057044 A JP H057044A
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Hideyuki Miyata
英之 宮田
Hiroshi Onaka
寛 尾中
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力データで周波数変調等されたレーザ光の
光周波数偏移量の監視/制御方式に関し、それを簡単、
小型で安価に構成することを目的とする。 【構成】 光干渉手段104は、レーザ光102を受
け、光周波数弁別特性に従った干渉光103を出力す
る。受光手段106は、干渉光103を受け、その光強
度を電気信号105に変換する。動作点安定化手段10
7は、電気信号105を受信し、レーザ光102の動作
点が前記光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応す
る光周波数に一致するように、同期検波等の手法により
レーザ光102の動作点を安定化する。光周波数偏移量
安定化手段108は、上述の動作点の安定化制御が行わ
れているもとで、受光手段106からの電気信号105
に基づいて得られる干渉光103の光強度の平均値と所
定値との間の誤差値を演算し、その誤差値をレーザ光1
02の変調度に帰還する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力データに基づいて
周波数変調又は位相変調されたレーザ光の周波数偏移量
(光周波数偏移量)を測定し、又はそれを予め定められ
た所定値に安定化させるためのレーザ光の光周波数偏移
量の測定・制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザ等から出力されたコ
ヒーレンシーの高いレーザ光に対して直接光周波数変調
又は位相変調を行うことによって光通信や光計測を行う
システムが実用化されつつある。
【0003】例えば、光通信システムとして、コヒーレ
ント光を用いたFSK(FrequencyShift Keying)方式
による光通信システムが挙げられる。このFSK方式で
は、送信されるべきデータの“0”又は“1”の2値論
理に対応して、半導体レーザからの出力の光周波数が第
1周波数f 1 又は第2周波数f 2 に変化させられるよう
な周波数変調(FSK変調)が行われる。
【0004】この場合、半導体レーザ自身の経年劣化
や、半導体レーザを含む光源モジュールの経年劣化、半
導体レーザのバイアス電流等によって、変調効率、即ち
単位バイアス電流あたりの周波数可変量が変化する。こ
れにより、半導体レーザを同一の駆動電流で変調して
も、変調指数、即ち中心光周波数f 0を中心とした前述
した第1周波数f 1 と第2周波数f 2の間の光周波数偏
移量が初期設定値からずれてくる。
【0005】このずれは、光通信システムの受信系にお
いて、光信号の受信感度を著しく劣化させてしまう。こ
のため、半導体レーザ等における光周波数偏移量の測定
あるいは予め定められた所定値に安定化させるための制
御技術が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザ光に対
して直接光変調を行うという技術は最近になりようやく
実用化されつつある技術である。このため、レーザにお
ける光周波数偏移量を安定化させるための確立した測定
・制御技術は、未だ知られていないのが現状である。
【0007】本発明は、簡単、小型で安価な構成によっ
て、レーザにおける光周波数偏移量の測定・制御を可能
とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光通信システ
ム又は光計測システム等において、入力データ101に
基づいて周波数変調又は位相変調されたレーザ光102
の光周波数偏移量を測定あるいは予め定められた所定値
になるように安定化するレーザにおける光周波数偏移量
の測定・制御方式を前提とする。ここで、レーザ光10
2は、例えば半導体レーザ109から出力される例えば
後方光である。このとき、半導体レーザ109から出力
される前方光は、光データ110として伝送路111に
入射される。ここで、レーザ光102等は、入力データ
101の“0”又は“1”の2値論理に対応してデータ
変調手段112から出力される駆動電流に基づいて、そ
の光周波数が、所定の中心光周波数(動作点)を中心に
して、第1の周波数と第2の周波数のいずれかに周波数
変調又は位相変調される。そして、第1の周波数と第2
の周波数の周波数間隔が、光周波数偏移量と定義され
る。
【0009】図1は、本発明の第1の態様の構成を光通
信システムに適用した例を示すブロック図である。図1
において、光干渉手段104は、レーザ光102を受
け、光周波数弁別特性に従った干渉光103を出力す
る。同手段は、例えばマッハツェンダー干渉器又はファ
ブリ・ペロー干渉器である。
【0010】次に、受光手段106は、干渉光を受け、
その光強度を電気信号105に変換する。動作点安定化
手段107は、電気信号105を受信し、レーザ光10
2の動作点(中心光周波数)が光周波数弁別特性の極大
値又は極小値に対応する光周波数に一致するようにレー
ザ光102の動作点を安定化する。同手段は、例えば図
2に示されるように、動作点検出手段201と動作点制
御手段202とで構成される。即ち、動作点検出手段2
01は、低周波発振手段でレーザ又は光干渉手段に変調
をかけ受光手段106からの電気信号105に基づいて
例えば同期検波を行う。また、動作点制御手段は、レー
ザ光102の動作点が光周波数弁別特性の極大値又は極
小値に対応する光周波数に一致するように、半導体レー
ザ109又は光干渉手段104におけるバイアス又は温
度を変化させることにより、レーザ光102の発振周波
数又は光干渉手段104の干渉特性を変化させる。
【0011】次に、光周波数偏移量安定化手段108
は、動作点安定化手段107によってレーザ光102の
動作点の安定化制御が行われているもとで、受光手段1
06からの電気信号105に基づいて得られる干渉光1
03の光強度の平均値(例えば電気信号105の直流成
分)と所定値との間の誤差値を演算し、その誤差値をレ
ーザ光102の変調度に帰還する。即ち、図1のデータ
変調手段112等に帰還をかける。なお、この光周波数
偏移量安定化手段108の代わりに、上記平均値に基づ
いて光周波数偏移量の測定のみを行う光周波数偏移量測
定手段が設けられてもよい。
【0012】ここで、図2に係る本発明の第1の態様
は、光周波数分割多重(FDM)伝送システム、即ち、
1本の光ファイバ上で中心光周波数を同時に使用して複
数回線分の情報を多重化して送るような光通信システム
に適用することができる。この場合、1つの光干渉手段
104が、互いに動作点が異なる複数のレーザ光102
を受けて、複数の干渉光103を生ずる。この各干渉光
103は、複数の受光手段106で受けられ、対応する
電気信号105に変換される。そして、図2で示される
動作点検出手段201、動作点制御手段202及び光周
波数偏移量安定化手段108は、各レーザ光102毎に
並列処理又は時分割処理を行う。この場合特に、動作点
制御手段202は、各レーザ光102の動作点が1つの
光干渉手段104上の1つの光周波数弁別特性の複数の
極大値又は極小値に対応する各光周波数のいずれかに1
動作点ずつ一致するように、各レーザ光102を発生す
る各レーザ109におけるバイアス又は温度に帰還をか
けることにより、各レーザ光102の自動周波数制御を
行う。
【0013】また、図1及び図2に係る本発明の第1の
態様において、次のような限定を付加することもでき
る。即ち、光干渉手段102は、各光周波数弁別特性が
互いに相補的な特性を有する2種類の干渉光103を出
力する。受光手段106は、各干渉光103を受け各々
の光強度を電気信号105に変換する2つの受光手段で
構成される。そして、光周波数偏移量安定化手段108
は、各受光手段106からの各電気信号105の差信号
に基づいて得られる各干渉光103の光強度の差の平均
値を所定値と比較することにより前述した誤差値を演算
する。なお、光周波数偏移量測定手段が設けられる場合
には、上記平均値の測定のみを行う。
【0014】このような構成において、更に、2つの受
光手段106からの各電気信号の和信号に基づいて、レ
ーザ光102の発振出力を測定しあるいは所定値に安定
化されるように、レーザ光102の発振出力に帰還をか
ける自動光出力制御手段を有するように構成することも
できる。
【0015】一方、図2に係る本発明の第1の態様の構
成において、動作点検出手段201がレーザ光102の
発振周波数を変化させる場合、その場合の変化幅が光周
波数偏移量安定化手段108によって演算される誤差値
の大きさに基づいて制御されるように構成することもで
きる。
【0016】更には、図1及び図2に係る本発明の第1
の態様において、入力データ101における論理値0と
1の割合であるマーク率を計測するマーク率モニタ手段
が付加され、同手段で計測されたマーク率が、動作点安
定化手段107及び光周波数偏移量安定化手段108に
帰還されるように構成することもできる。
【0017】次に、図3は、本発明の第2の態様の構成
を光通信システムに適用した例を示すブロック図であ
る。図3において、まず、光干渉手段304は、レーザ
光302を受け、光周波数弁別特性に従った干渉光を出
力する、内部に第1の偏光子303が挿入された構成を
有する。
【0018】次に、光干渉手段304からの反射光30
5を例えばハーフミラー321を介して受けるような第
1のλ/4板306と第2の偏光子307とが、順次配
置される。
【0019】また、第1の受光手段312と第2の受光
手段313は、第2の偏光子307からの2種類の光3
08、309を各々受け、各々の光強度を電気信号31
0、311に変換する。
【0020】続いて、帰還手段314は、第1及び第2
の受光手段312、313からの電気信号310、31
1の差成分から得られるレーザ光302の互いに直交す
る2つの方向成分の位相差を表わす情報に基づいて、レ
ーザ光302の動作点が光周波数弁別特性の極大値又は
極小値に対応する光周波数に一致するように、レーザ光
302の発振周波数又は光干渉手段304の干渉特性に
帰還をかける。具体的には、帰還手段314は、例えば
電気信号310から電気信号311を減算して得られる
信号に基づいて、レーザ光302を発生する半導体レー
ザ319のバイアス若しくは温度、又は光干渉手段30
4のバイアス若しくは温度に帰還をかける。
【0021】一方、第3の受光手段317は、光干渉手
段304からの透過光315を受けて、その光強度を電
気信号316に変換する。そして、光周波数偏移量安定
化手段318は、帰還手段314によってレーザ光30
2の動作点の安定化制御が行われているもとで、第3の
受光手段317からの電気信号316に基づいて得られ
る透過光315の光強度の平均値と所定値との間の誤差
値を演算し、その誤差値をレーザ光302の変調度に帰
還する。具体的には、例えば上記誤差値が、入力データ
301に基づいて変調動作を行うデータ変調手段320
に帰還される。
【0022】次に、図4は、本発明の第3の態様の構成
を光通信システムに適用した例を示すブロック図であ
る。図4の第3の態様が図3の第2の態様と異なる点
は、光干渉手段402内に偏光子ではなく第2のλ/4
板401が挿入され、光干渉手段402と第3の受光手
段317との間に第3の偏光子403が挿入される点で
ある。
【0023】上述の図3に係る本発明の第2の態様又は
図4に係る本発明の第3の態様は、図2に係る本発明の
第1の態様と同様、FDM伝送システムに適用すること
ができる。この場合に、各々1つの光干渉手段304、
402、各偏光子303、307、403、及び各λ/
4板306、401等が、互いに動作点が異なる複数の
レーザ光302に対して動作する。また、各光308、
309、315(404)を受けるための各受光手段3
12、313、317は、各々各レーザ光302の数に
対応した数が並列に配置される。そして、図3、図4で
示される帰還手段314及び光周波数偏移量安定化手段
318は、各レーザ光302毎に並列処理又は時分割処
理を行う。この場合特に、帰還手段314は、各レーザ
光302の動作点が1つの光干渉手段304上の1つの
光周波数弁別特性の複数の極大値又は極小値に対応する
各光周波数のいずれかに1動作点ずつ一致するように、
各レーザ光302を発生する各レーザ319におけるバ
イアス又は温度に帰還をかけることにより、各レーザ光
302の自動周波数制御を行う。
【0024】更に、図3に係る本発明の第2の態様又は
図4に係る本発明の第3の態様において、レーザ光30
2の一部又は第3の受光手段317からの電気信号31
6に基づいて、レーザ光302の発振出力が所定値に安
定化されるように、レーザ光302の発振出力に帰還を
かける自動光出力制御手段を更に有するように構成する
こともできる。
【0025】
【作用】本発明に係る半導体レーザ等における光周波数
偏移量の測定及び制御方式の動作原理は、1)光干渉手
段における光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応
する光周波数に、レーザ光の動作点を安定化させるこ
と、2)その安定化された動作点のもとで、干渉光の光
強度の平均値を検出し測定すること、そして、所定の光
周波数偏移量を生じさせるときの該光強度の設定値に向
って該平均値を収束させるようにレーザ光の変調度に帰
還をかけること、の2点に大別される。
【0026】即ち本発明は、レーザ光の動作点(中心光
周波数)が光干渉手段における光周波数弁別特性の極大
値又は極小値に対応する光周波数に一致している場合
に、光強度の平均値と光周波数偏移量は所定の関数関係
にあることを利用している。
【0027】そこで、図1の本発明の第1の態様では、
まず、動作点安定化手段107がレーザ光102の動作
点の安定化を行い、そのもとで、光周波数偏移量安定化
手段108が、受光手段106からの電気信号105に
基づいて得られる干渉光103の光強度の平均値と所定
値との間の誤差値を演算し、その誤差値によってデータ
変調手段112等に帰還をかける。これにより、レーザ
光102の光周波数偏移量の安定化が実現される。
【0028】動作点の安定化制御は、次のようにして実
現される。即ち、例えば図2の動作点検出手段201
が、レーザ光102の発振周波数又は光干渉手段104
における干渉特性に低周波信号を重畳し、受光手段10
6から得られる電気信号105に対して上記低周波信号
により同期検波を行う。この結果得られる同期検波信号
の光周波数特性は、光干渉手段104における光周波数
弁別特性を微分した波形と等価となる。即ち、レーザ光
102の中心光周波数が、干渉光103の光強度が極大
値又は極小値となるような周波数である場合には、同期
検波信号の値は0になる。そして、レーザ光102の中
心光周波数が、干渉光103の光強度が極大値又は極小
値からずれた値となるような周波数になるに従って、同
期検波信号の値は0から正又は負の方向に変化する。従
って、動作点制御手段202は、例えば同期検波信号の
信号成分を0にするように、レーザ光102又は光干渉
手段104のバイアス等に帰還することにより、レーザ
光102の動作点が光干渉手段104における光周波数
弁別特性の極大値又は極小値に対応する光周波数に常に
一致するような制御動作が実現される。
【0029】以上の本発明の第1の態様の作用におい
て、例えば図2の動作点制御手段202による帰還制御
動作がレーザ光102の発振周波数に対して行われた場
合は、レーザ光102の自動周波数制御(AFC)が同
時に実現されている。即ち、この場合には、レーザ光1
02の中心光周波数が光干渉手段104における光周波
数弁別特性の極大値又は極小値に対応する光周波数に常
に一致させられるように制御が行われる結果、レーザ光
102の中心光周波数は常に一定の値に安定化されるこ
とになる。
【0030】また、本発明の第1の態様において、光周
波数偏移量安定化手段108は、光干渉手段102から
の相補的な2種類の干渉光103に対応して受光手段1
06から得られる2つの電気信号105の差信号に基づ
いて前述した誤差値を演算することにより、光周波数偏
移量の制御におけるS/Nを著しく増大させることが可
能になる。
【0031】また、本発明の第1の態様において、上述
の2つの電気信号105の和信号はレーザ光102の発
振出力に比例した直流に近い信号となるため、自動光出
力制御手段がこの和信号に基づいてレーザ光102の発
振出力に帰還をかけることにより、レーザ光102の発
振出力を所定値に安定化させることが可能となる。
【0032】次に、本発明の第1の態様の構成におい
て、光周波数偏移量安定化手段108で演算される誤差
値は、前述したようにレーザ光102の光周波数偏移量
に応じて変化する。即ち、この誤差値はレーザ光102
における変調効率に応じて変化することになる。そこ
で、例えば図2の動作点検出手段201がレーザ光10
2の発振周波数を変化させる場合、その変化幅が、上述
の光周波数偏移量安定化手段108で演算される誤差値
に基づいて、例えばレーザ光102における変調効率が
小さくなった場合には大きくなり、逆に変調効率が大き
くなりすぎた場合には小さくなるように制御される。こ
れにより、レーザ光102の変調効率が変化しても、動
作点検出手段201はレーザ光102の発振周波数に常
に一定の変化を与えることができ、これにより動作点の
安定化制御を適切に行える。
【0033】更には、本発明の第1の態様において、マ
ーク率モニタ手段で計測された入力データ101のマー
ク率が動作点安定化手段107又は光周波数偏移量安定
化手段108に帰還されることにより、マーク率の変化
により光周波数弁別特性における光強度が変化しても、
それによる影響を受けない光周波数偏移量の安定化動作
を実現することができる。
【0034】次に、図3に係る本発明の第2の態様又は
図4に係る本発明の第3の態様においては、レーザ光の
光周波数偏移量を安定化させるための前段階として行わ
れるレーザ光の動作点の安定化制御を、本発明の第1の
態様で必要としたような同期検波等の制御動作を必要と
せずに実現することができる。
【0035】即ち、図3又は図4のように、主軸の角度
を互いに所定角度傾けて配置された第1のλ/4板30
6と第2の偏光子307を用いることにより、例えば第
1の受光手段312からの電気信号310と第2の受光
手段313からの電気信号311との差信号として、レ
ーザ光305の互いに直交する2つの偏向成分の位相差
を表わす情報を例えば sin φ(φは位相差) の項を
含むような形で得ることができる。このような位相差の
情報を用いることにより、例えば光周波数弁別特性にお
ける極大点又は極小点を上記差信号の0点(振幅が0の
位置)に対応させることができる。
【0036】以上の事実に基づいて、帰還手段314が
上記差信号等に基づいてレーザ光302や光干渉手段3
04のバイアス又は温度に帰還をかけることにより、レ
ーザ光302における動作点を光干渉手段304におけ
る光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応する光周
波数に常に一致させるという制御動作が実現されること
になる。
【0037】なお、図3に係る本発明の第2の態様と図
4に係る本発明の第3の態様との相違として、帰還手段
314による安定化制御において、第3の態様の方が第
2の態様よりもレーザ光302の動作点のロックインレ
ンジを大きくとることができる。
【0038】以上にその作用を説明した本発明の第1、
第2及び第3の態様は、いずれも光周波数分割多重(F
DM)方式による光通信システムに適用することができ
る。この場合特に、動作点の安定化制御における帰還制
御動作がレーザ光の発振周波数に対して行われることに
より、各レーザ光の各動作点(中心光周波数)が、1台
の光干渉手段における1つの光周波数弁別特性上の複数
点の極大値又は極小値の各々に定位され、各レーザ光の
各自動周波数制御(AFC)が同時に実現される。ここ
で、1つの光周波数弁別特性上における隣接する極大値
間又は極小値間の光周波数間隔は正確に一定値となる。
従って、上述のように各レーザ光のAFCが同時に実現
される結果、FDM伝送システムにおける各レーザ光の
動作点を光周波数軸上で正確に等間隔に配置することが
可能となる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。第1の実施例の説明 図5は、本発明による光通信システムの第1の実施例の
構成図である。
【0040】半導体レーザ501から出力される例えば
前方光は、光データDh として伝送路Lに入射される。
この光データDh は、送信されるべきデータDin
“0”又は“1”の2値論理に対応してデータ変調部5
02から出力される駆動電流Ipに基づいて、その光周波
数が第1周波数f1又は第2周波数f2に周波数変調(FS
K変調)される。なお、光データDh に対するデータ変
調は位相変調(PSK変調:Phase Shift Keying)でも
よい。また、半導体レーザ501からの前方光でなく後
方光が光データDh として伝送路Lに入射されてもよ
い。この場合は、半導体レーザ501から後述する光干
渉器504へ出力されるレーザ光は前方光となる。ここ
で、半導体レーザ501における光変調動作が或る中心
光周波数f0(動作点)を中心にして行われるように、周
知のバイアス部503から半導体レーザ501へ所定の
バイアス電流が入力されている。
【0041】次に、504〜508の各部は本発明に関
連する特徴的な構成部分である。まず、光干渉器504
は、半導体レーザ501からの例えば後方光H0 を受け
て、後述する光周波数弁別特性に従った干渉光Hi を出
力する。
【0042】受光器505は、干渉光Hi を受けて、そ
の光強度に対応する電気信号ELを出力する。本実施例
では、半導体レーザ501における光周波数偏移量を安
定化させるために、まず、低周波発振器506と同期検
波回路507が、電気信号ELを受信して、半導体レー
ザ501の動作点(中心光周波数f0)が光干渉器504
における光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応す
る光周波数に常に一致するように制御を行う。
【0043】そのために、低周波発振器506は、制御
線L1 を介し、半導体レーザ501におけるレーザ光の
発振周波数又は光干渉器504における干渉特性を低周
波数で変化させる。低周波数とは、伝送路Lにおけるデ
ータの伝送速度に対応する周波数に対して十分に低い周
波数という意味であり、例えば100Hzである。
【0044】一方、同期検波回路507は、受光器50
5からの電気信号ELと低周波発振器506からの発振
出力とを入力として、電気信号ELに対し同期検波を行
い、低周波発振器506からの発振出力に同期した信号
成分を抽出する。更に、同期検波回路507は、抽出し
た信号成分に基づいて、制御線L2を介して、半導体レ
ーザ501におけるレーザ光の発振周波数又は光干渉器
504における干渉特性に負帰還をかける。
【0045】ここで、低周波発振器506及び同期検波
回路507が半導体レーザ501におけるレーザ光の発
振周波数を制御する場合には、低周波発振器506から
の制御線L1 及び同期検波回路507からの制御線L2
が図5の実線で示されるようにバイアス部503に接続
されることにより、バイアス部503から半導体レーザ
501へ入力されるバイアス電流が低周波発振器506
及び同期検波回路507の各出力によって変化させられ
る。或いは、図5の構成とは異なり、低周波発振器50
6及び同期検波回路507の各出力が、半導体レーザ5
01の温度制御素子への制御入力に重畳されることによ
り、半導体レーザ501の温度が変化させられる。温度
制御素子としては、例えば周知のペルチェ素子が用いら
れる。
【0046】一方、低周波発振器506及び同期検波回
路507が光干渉器504における干渉特性を制御する
場合には、低周波発振器506からの制御線L1 及び同
期検波回路507からの制御線L2 が図5の破線で示さ
れるように光干渉器504に接続されることにより、光
干渉器504の共振器長や遅延時間差が低周波発振器5
06及び同期検波回路507の各出力によって変化させ
られる。これらの物理量の具体的な変更方式としては、
光弾性効果を利用して変化させる。
【0047】電気光学効果を利用して変化させる。
機械的外力を加えて変化させる。熱光学効果を利用し
て変化させる。等の方式が良く知られている。
【0048】次に、上述のように低周波発振器506及
び同期検波回路507が半導体レーザ501の動作点を
制御しているもとで、図5の比較器508の第1の入力
には受光器505から出力される電気信号ELの直流成
分電圧EL′が光強度の平均値に対応する成分として入
力され、第2の入力には予め定められた設定電圧V1
入力される。そして、比較器508からデータ変調部5
02へは、上記2つの信号の誤差成分が負帰還される。
ここで、受光器505から出力される電気信号ELの直
流成分電圧EL′は干渉光Hi の光強度の平均値に対応
し、また、設定電圧V1 は光周波数偏移量の設定値に対
応している。
【0049】上述の第1の実施例の具体的な動作につい
て以下に説明する。図6のAは図5の光干渉器504と
してマッハツェンダー干渉器が使用された場合の同干渉
器の光周波数弁別特性の一部を示すグラフ、図7のAは
図5の光干渉器504としてファブリ・ペロー干渉器が
使用された場合の同干渉器の光周波数弁別特性の一部を
示すグラフである。両グラフ共、横軸は光周波数即ち光
干渉器504の動作周波数を示し、縦軸は光干渉器50
4からの干渉光Hi の光強度Pを示す。また、各グラフ
の実線と破線の2つの特性は、光干渉器504が干渉光
i として相補的な2つの干渉光のうち1つを出力し得
るような構成を有する場合における各々の干渉光に対す
る光周波数弁別特性に対応している(後述する第2の実
施例参照)。第1の実施例では、実線又は破線の任意の
いずれか一方の特性のみが対象となる。
【0050】光干渉器504としてマッハツェンダー干
渉器が使用された場合には、その光周波数弁別特性は、
図6のAのように、光周波数の変化に対して光強度Pの
値が正弦波状に変化する特性を呈し、極大値MAXと極
小値MINが交互に現れる。一方、光干渉器504とし
てファブリ・ペロー干渉器が使用された場合には、その
光周波数弁別特性は、図7のAのように、光周波数の変
化に対する光強度Pについて、実線の弁別特性の場合に
は極大値MAXの位置で光強度Pが急峻に変化するパル
ス状の波形が周期的に現れる特性を呈し、破線の弁別特
性の場合には極小値MINの位置で光強度Pが急峻に変
化するパルス状の波形が周期的に現れる特性を呈する。
【0051】本実施例においては、図5の半導体レーザ
501における光周波数偏移量を安定化させるために、
まず、図5の低周波発振器506と同期検波回路507
が、半導体レーザ501の動作点が光干渉器504にお
ける図6のA又は図7のA等の光周波数弁別特性の極大
値MAX又は極小値MINに対応する光周波数に常に一
致するように制御を行う。このように制御を行う理由に
ついては後述する。
【0052】図8は、低周波発振器506による制御動
作の一例を説明するための波形図である。なお、以下に
説明する例は、低周波発振器506からの低周波の発振
成分が、制御線L1 を介して、バイアス部503におけ
るバイアス電流に重畳される例である。半導体レーザ5
01においては、バイアス部503からのバイアス電流
に、送信データDinの“0”又は“1”の2値論理に対
応してデータ変調部502から出力される2値の駆動電
流Ipが重畳されることにより、後方光H0 の光周波数が
中心光周波数f0を中心として第1周波数f1と第2周波数
f2の間で、図8の(Ip)で示されるように、矩形状に変調
される。この状態で、バイアス電流に低周波発振器50
6からの低周波の発振成分が重畳されると、f0、f1及び
f2は、上述の発振出力の発振周波数に同期した周波数fl
で波状にうねる信号となる。
【0053】図8のように周波数変調特性が低い周波数
でうねる後方光H0 は図6のA又は図7のAに示される
ような光周波数弁別特性を有する光干渉器504によっ
て干渉光Hi に変換され、更に、この干渉光Hi 受光器
505によって電気信号ELに変換され、この電気信号
ELが同期検波回路507に入力される。同期検波回路
507は、電気信号ELに対して、低周波発振器506
の発振出力によって同期検波を行う。
【0054】この結果得られる同期検波信号の光周波数
特性は、光干渉器504における光周波数弁別特性を微
分した波形と等価となる。図6のBは、光干渉器504
としてマッハツェンダー干渉器が使用された場合の同期
検波信号の光周波数特性を図6のAの光干渉器504の
光周波数弁別特性に対応させて示した図であり、図7の
Bは、光干渉器504としてファブリ・ペロー干渉器が
使用された場合の同期検波信号の光周波数特性を図7の
Aの光干渉器504の光周波数弁別特性に対応させて示
した図である。なお、図6のB及び図7のBの実線の同
期検波信号の光周波数特性は各々図6のA及び図7のA
の実線の光周波数弁別特性に対応し、図6のB及び図7
のBの破線の同期検波信号の光周波数特性は各々図6の
A及び図7のAの破線の光周波数弁別特性に対応する。
【0055】図6及び図7からわかるように、図5の半
導体レーザ501が発生する後方光H0 の中心光周波数
f0が、光干渉器504が出力する干渉光Hi の光強度P
が極大値MAX又は極小値MINとなるような周波数で
ある場合には、同期検波信号の値は0になる。そして、
後方光H0 の中心光周波数f0が、干渉光Hi の光強度P
が極大値MAX又は極小値MINからずれた値となるよ
うな周波数になるに従って、同期検波信号の値は、0か
ら正又は負の方向に、図6のB又は図7のBに示される
光周波数特性に従って変化する。
【0056】以上の事実に基づいて、同期検波回路50
7は、図6のB又は図7のBに例示されるような同期検
波信号の極性を逆にした信号成分を、制御線L2 を介し
て、バイアス部503におけるバイアス電流に重畳す
る。このような制御動作によって、半導体レーザ501
が発生するレーザ光(後方光H0 )が、光干渉器504
が出力する干渉光Hi の光強度Pが極大値MAX又は極
小値MINとなるような中心光周波数f0を有するように
負帰還がかけられる。即ち、半導体レーザ501の動作
点が光干渉器504における光周波数弁別特性の極大値
MAX又は極小値MINに対応する光周波数に常に一致
するような制御動作が実現される。
【0057】以上の説明は、低周波発振器506からの
低周波の発振成分がバイアス部503におけるバイアス
電流に重畳され、同期検波回路507の出力信号もバイ
アス部503におけるバイアス電流に負帰還される例に
ついての説明である。このような構成によって、半導体
レーザ501におけるレーザ光の中心光周波数f0が変化
させられ、結果的に、半導体レーザ501の動作点が光
干渉器504における光周波数弁別特性の極大値MAX
又は極小値MINに対応する光周波数に一致させられ
る。
【0058】これに対して、前述したように、低周波発
振器506からの低周波の発振成分が半導体レーザ50
1の温度を変化させ、同期検波回路507の出力信号も
半導体レーザ501の温度に負帰還される場合において
も、上述したバイアス電流が制御される場合と全く同様
の効果が得られる。
【0059】一方、やはり前述したように、低周波発振
器506からの低周波の発振成分が光干渉器504の共
振器長や遅延時間差を変化させ、同期検波回路507の
出力信号も光干渉器504の共振器長や遅延時間差に負
帰還される場合には、光干渉器504における図6のA
又は図7のAのような光周波数弁別特性が光周波数の軸
の方向に平行にシフトされ、結果的に、半導体レーザ5
01の動作点が光干渉器504における光周波数弁別特
性の極大値MAX又は極小値MINに対応する光周波数
に一致させられる。
【0060】以上のように低周波発振器506及び同期
検波回路507が半導体レーザ501の動作点を制御し
ているもとで半導体レーザ501における光周波数偏移
量を安定化させるための具体的な動作原理について、次
に説明する。
【0061】上述した制御状態のもとで半導体レーザ5
01の発振周波数がデータ変調部502からの2値の駆
動電流Ipに基づいて第1周波数f1と第2周波数f2の間で
変している場合の、f2とf1の周波数間隔を Δf=f1
f2 とし、これを光周波数偏移量と定義する。
【0062】そして、例えば光干渉器504としてマッ
ハツェンダー干渉器が使用され、半導体レーザ501の
中心光周波数f0が光干渉器504における光周波数弁別
特性の極大値MAXに一致させられているとする。この
ような場合において、光周波数偏移量が、図9のΔf′
に示されるように、所定値Δfよりも小さくなると、Δ
f′のもとで光干渉器504から出力される干渉光Hi
の光強度P′は、所定値Δfのもとで光干渉器504か
ら出力される干渉光Hi の光強度Pよりも強くなる。逆
に、光周波数偏移量が、図9のΔf″に示されるよう
に、Δfよりも大きくなると、Δf″に対応する光強度
P″はΔfに対応する光強度Pよりも弱くなる。
【0063】ここで、Δf、Δf′、Δf″の各両端
は、前述した第1周波数f1と第2周波数f2とに対応して
定まるが、実際にはf1からf2への光周波数の遷移及びf2
からf1への光周波数の遷移は、図9の光周波数弁別特性
の特性曲線に沿って行われる。従って、光周波数偏移量
Δfは光強度Pの平均値Pavとして監視することが可能
となる。
【0064】図10は、光干渉器504としてマッハツ
ェンダー干渉器が使用された場合における光強度の平均
値と光周波数偏移量との関係を示すグラフである。同グ
ラフ中の実線と破線の2つの特性は、半導体レーザ50
1の中心光周波数f0が光干渉器504における光周波数
弁別特性の極大値MAXに一致させられている場合及び
極小値MINに一致させられている場合の各々に対応す
る。なお、一点鎖線の特性については、後述する第2の
実施例において説明する。今、例えば半導体レーザ50
1の中心光周波数f0が光干渉器504における光周波数
弁別特性の極大値MAXに一致させられている場合は、
図10の実線の特性からわかるように、光周波数偏移量
が、図10のΔf′に示されるように、所定値Δfより
小さくなると、Δf′に対応する光強度Pの平均値
av′はΔfに対応する平均値Pavより大きくなり、逆
に、光周波数偏移量が、図10のΔf″に示されるよう
に、所定値Δfより大きくなると、Δf″に対応する光
強度Pの平均値Pav″は、Δfに対応する平均値Pav
り小さくなる。
【0065】図11は、図10のグラフが得られること
を実証する実験データを示す図であり、横軸には光周波
数偏移量を模擬するための、レーザダイオードへの変調
電流に相当するパターンパルスジェネレータ(PPG)
の出力電圧がプロットされ、縦軸には光強度の平均値を
模擬するためのPINダイオードに流れる電流がプロッ
トされている。本実験データのうち、白丸のデータでプ
ロットされるカーブは図10の実線の特性に対応し、黒
丸のデータでプロットされるカーブは図10の破線の特
性に対応する。
【0066】以上の事実に基づいて、図5の比較器50
8の第1の入力には受光器505から出力される電気信
号ELの直流成分電圧EL′が光強度の平均値に対応す
る成分として入力され、第2の入力には予め定められた
設定電圧V1 が入力される。この設定電圧V1 は図10
のグラフ上のV1 (=Pav)に対応し、V1 に対応する
Δfが、所定値に安定化させられるべき光周波数偏移量
ということになる。
【0067】そして、比較器508からデータ変調部5
02へは、上記2つの信号の誤差成分(V1 −EL′)
が負帰還される。即ち、干渉光Hi における光周波数偏
移量が所定値Δfに等しければ、比較器508の出力は
0である。また、光周波数偏移量が、図10のΔf′の
ように、Δfよりも小さくなると、比較器508の出力
である誤差成分(V1 −EL′)は正となり、この正の
誤差成分がデータ変調部502における駆動電流Ipの変
化幅を大きくさせる。逆に、光周波数偏移量が、図10
のΔf″のように、Δfよりも大きくなると、比較器5
08の出力である誤差成分(V1 −EL′)は負とな
り、この負の誤差成分がデータ変調部502における駆
動電流Ipの変化幅を小さくさせる。
【0068】このようにして負帰還がかけられた駆動電
流Ipに基づいて半導体レーザ501がレーザ光を変調す
ることにより、そのレーザ光の光周波数偏移量を安定化
させる制御動作が実現される。
【0069】上述した説明は、光干渉器504としてマ
ッハツェンダー干渉器が使用された場合の説明である
が、光干渉器504としてファブリ・ペロー干渉器が使
用された場合も同様である。
【0070】以上の第1の実施例において、特に、低周
波発振器506からの低周波の発振成分がバイアス部5
03におけるバイアス電流又は半導体レーザ501の温
度制御素子の制御入力に重畳され、同期検波回路507
の出力信号もバイアス部503におけるバイアス電流又
は半導体レーザ501の温度制御素子の制御入力に負帰
還される例の場合には、半導体レーザ501におけるレ
ーザ光の自動周波数制御(AFC)が同時に実現されて
いる。即ち、この場合には、半導体レーザ501におけ
るレーザ光の中心光周波数f0が光干渉器504における
光周波数弁別特性の極大値MAX又は極小値MINに対
応する光周波数に常に一致させられるように制御が行わ
れる結果、半導体レーザ501のレーザ光の中心光周波
数f0は常に一定の値に安定化される。第2の実施例の説明 図12は、本発明による光通信システムの第2の実施例
の構成図である。同図において、図5の第1の実施例と
同じ番号を付した部分は同じ機能を有する。
【0071】第2の実施例が第1の実施例と異なる点
は、主に自動光出力制御(APC)の機能を有する点で
ある。この機能を実現するために、第2の実施例におけ
る光干渉器1201は、半導体レーザ501からの後方
光H0 を受けることにより、相補的な2つの干渉光Hi1
及びHi2を出力する構成を有する。ここでは、図12の
構成について説明する前に、光干渉器1201の具体例
について説明する。
【0072】図13は、相補的な2つの干渉光Hi1及び
i2を出力するマッハツェンダー干渉器を示す図であ
る。同図において、Mはハーフミラー、M′はミラーで
あり、2つの光路の光路長間に所定の差をもたせられる
ことによって、相補的な2つの干渉光Hi1及びHi2が発
生させられる。これらの相補的な2つの干渉光Hi1及び
i2の各光周波数弁別特性は、図14の実線及び破線で
示される如くとなる。
【0073】図15は、相補的な2つの干渉光Hi1及び
i2を出力するファブリ・ペロー干渉器を示す図であ
る。同図において、一方の干渉光Hi1は通常の透過光で
あるのに対して、他方の干渉光Hi2は反射光である。こ
こで、ファブリ・ペロー干渉素子FPが半導体レーザ5
01(図12参照)からの後方光H0 の光軸に対して傾
斜しているのは、反射光である干渉光Hi2が半導体レー
ザ501に戻らないようにするためと、後方光H0 を遮
らずに干渉光Hi2を取り出すためである。これらの相補
的な2つの干渉光Hi1及びHi2の各光周波数弁別特性
は、図16の実線及び破線で示される如くとなる。
【0074】図17は、相補的な2つの干渉光Hi1及び
i2を得る他の光干渉器を示す図である。同図において
は、複屈折結晶CRの入力側に第1の偏光子PLi が設
けられ、出力側に第2の偏光子PLo が設けられる。こ
のような構成により、半導体レーザ501からの後方光
0 から2つの相補的な干渉光Hi1及びHi2が得られ
る。
【0075】上述のような光干渉器1201を有する図
12の第2の実施例について以下に説明する。まず、同
図において、半導体レーザ501、データ変調部50
2、バイアス部503、低周波発振器506、同期検波
回路507及び比較器508は、図5の第1の実施例と
同じ機能を有する。
【0076】次に、1202〜1207よりなる部分
は、図5の受光器505に対応する。まず、フォトダイ
オード等により構成される2つの受光器1202及び1
203から電気信号EL1 及びEL2 が出力される。そ
して、これら2つの信号に対応する2つの電圧値が、電
圧検出用抵抗1204、1205及び計測アンプ120
6、1207を介して検出され、これら2つの電圧値は
加算器1208で加算された後、その加算結果が自動光
出力制御部(APC制御部)1209に入力される。
【0077】APC制御部1209は、半導体レーザ5
01におけるレーザ光の自動光出力制御を行う。以下に
この動作原理について説明する。今、光干渉器1201
から出力される2つの干渉光Hi1及びHi2は互いに相補
的な干渉光であるため、これらが加算されると、その加
算出力は、図14の一点鎖線で示されるように、平坦な
信号となる。即ち、受光器1202及び1203からの
電気信号EL1 及びEL2 に対応する各電圧値を加算器
1208で加算して得られる信号は、平坦な振幅を有す
る直流に近い信号となる。
【0078】この事実に基づいて、APC制御部120
9が、加算器1208からの平坦な振幅を有する加算出
力のレベルが常に一定レベルになるように、バイアス部
503に負帰還をかけることにより、自動光出力制御が
実現される。
【0079】具体的には、APC制御部1209は、予
め定められた設定電圧V2 に対する加算器1208から
の加算出力の変動成分を検出し、その極性を反転した信
号をバイアス部503に出力する。これにより、バイア
ス部503によって生成されるバイアス電流が制御さ
れ、半導体レーザ501におけるレーザ光の出力が一定
のレベルに保たれる。
【0080】次に、半導体レーザ501における動作点
を制御するための同期検波回路507は、図5の第1の
実施例の場合と全く同様に動作するが、この同期検波回
路507への入力としては、計測アンプ1206の出力
が用いられる。なお、計測アンプ1207の出力が用い
られてもよい。
【0081】更に、半導体レーザ501における光周波
数偏移量を一定値に安定化させるための比較器508に
ついても、図5の第1の実施例の場合と同様に動作す
る。但し、第2の実施例においては、比較器508への
入力として、電気信号EL1 とEL2 の差信号の直流成
分が用いられる。この差信号は、受光器1202と12
03の接続部分から取り出すことができる。このような
差信号を用いる理由は、以下の通りである。
【0082】第1の実施例で説明したように、比較器5
08は、例えば図10に示されるような光強度の平均値
と光周波数偏移量との関係に基づいて、受光器からの電
気信号の直流成分電圧と予め定められた設定電圧との誤
差成分を演算し、この誤差成分によりデータ変調部へ負
帰還をかけている。ここで、電気信号EL1 とEL2
差信号から得られる光強度の平均値と光周波数偏移量の
関係は、図10において、干渉光Hi1に対応する実線の
特性に干渉光Hi2に対応する破線の特性を極性反転した
特性を加えて得られる一点鎖線で示されるような変化率
の大きな特性で表現される。そこで、このような傾斜の
鋭い特性を有する信号に基づいて負帰還をかけることに
よって、光周波数偏移量の制御におけるS/Nを著しく
増大させることが可能になるのである。
【0083】ここで、例えば図10で、干渉光Hi1に対
応する実線の特性と干渉光Hi2に対応する破線の特性と
の交点Xにおける光周波数偏移量が半導体レーザ501
における所望の光周波数偏移量となるように、回路を適
当に調整することにより、電気信号EL1 とEL2 の差
信号が0になったときに、所望の光周波数偏移量が得ら
れる。このように回路調整が行われる場合には、比較器
508に入力される設定電圧V1 は0とされ、比較器5
08は、電気信号EL1 とEL2 の差信号が常に0とな
るようにデータ変調部502に負帰還をかければよい。
【0084】ここで、例えば図10の交点Xにおける光
周波数偏移量が半導体レーザ501における所望の光周
波数偏移量となるように回路を調整することは容易に実
現できる。例えば、光干渉器1201におけるフリース
ペクトラルレンジ又はフィネスを変更し、又は受光器1
202及び1203の間の相対的な増幅率や、光結合効
率若しくは量子効率を変更すればよい。第3の実施例の説明 図18は、本発明による光通信システムの第3の実施例
の構成図である。第3の実施例の基本的な構成は、図1
2の第2の実施例と同様である。第3の実施例が第2の
実施例と異なる点は、比較器508に入力される差信号
が、受光器1202と1203の接続部分から取り出さ
れるのではなく、計測アンプ1206の出力電圧から計
測アンプ1207の出力電圧を減算器1301で減算し
て得た出力として取り出されるようにした点である。
【0085】このような構成により、第2の実施例で前
述したように、例えば図10の交点Xにおける光周波数
偏移量が半導体レーザ501における所望の光周波数偏
移量となるように回路を調整するためには、計測アンプ
1206及び1207の相対的な増幅率を変更すればよ
いことになる。第4の実施例の説明 図19は、本発明による光通信システムの第4の実施例
の構成図である。同図において、図5の第1の実施例と
同じ番号を付した部分は同じ機能を有する。
【0086】第4の実施例が第1の実施例と異なる点
は、アンプ1901、マーク率モニタ部1902及び設
定電圧制御部1903を有する点である。まず、アンプ
1901は、同期検波のために低周波発振器506から
バイアス部503が生成するバイアス電流に重畳される
低周波発振出力の増幅率を、制御線L3 を介して検出さ
れる比較器508の出力値に基づいて制御する。
【0087】今、図19の半導体レーザ501におい
て、それ自身のバイアス特性の経年変化等により、変調
効率(バイアス電流の単位電流あたりの光周波数可変
量)が小さくなると、最悪の場合、低周波発振器506
からの発振出力がバイアス部503で生成されるバイア
ス電流に重畳されてバイアス電流が変化したとしても、
半導体レーザ501における光周波数が期待される低周
波の変化(図8参照)を生じなくなってしまう可能性が
ある。このような場合、同期検波回路507において、
第1の実施例の説明において前述したような同期検波動
作及びバイアス部503への負帰還動作を行うことがで
きなくなり、前述したような半導体レーザ501の動作
点の制御が不可能となってしまう。
【0088】これを解決するために、本実施例では、次
のような制御が行われる。まず、前述したように、半導
体レーザ501における光周波数偏移量が所定値よりも
小さくなれば比較器508から出力される誤差成分は大
きくなり、光周波数偏移量が所定値よりも大きくなれば
上記誤差成分は小さくなる。そこで、比較器508の出
力が制御線L3 を介してアンプ1901の増幅率に負帰
還されることにより、半導体レーザ501における変調
効率が小さくなった場合には低周波発振器506からの
同期検波のための低周波出力の振幅が大きくなり、逆
に、変調効率が大きくなりすぎた場合には低周波出力の
振幅が小さくなるような制御が実現されるのである。
【0089】次に、マーク率モニタ部1902は、例え
ばデータ変調部502内に設けられた積分器によって構
成され、データ変調部502に入力される送信データD
inの論理値“1”と“0”の発生比率即ちマーク率を演
算し、比較器508における設定電圧V1 又は同期検波
回路507に負帰還をかける。
【0090】今、マーク率が例えば1/2の場合即ち
“1”と“0”が1:1の割合で発生する場合と、マー
ク率が例えば1/4の場合即ち“1”と“0”が1:3
の割合で発生する場合とでは、例えば前述した図9にお
ける光周波数弁別特性における光強度が変化する。その
ため、図10における光周波数偏移量に対する光強度の
平均値が変化し、光周波数偏移量の設定値Δfに対応す
る光強度の平均値Pavも変化する。従って、比較器50
8からデータ変調部502の駆動電流Ipに安定した負帰
還をかけるためには、上述の光強度の平均値Pavに対応
する比較器508における設定電圧V1 を、マーク率の
変動に応じて変化させる必要がある。
【0091】そこで、本実施例では、設定電圧制御部1
903が、マーク率モニタ部1902から制御線L4
介して通知される送信データDinのマーク率に応じて、
比較器508に供給される設定電圧V1 の値を変更す
る。これにより、マーク率の変動を受けない光周波数偏
移量の安定化動作が実現される。
【0092】なお、マーク率モニタ部1902で演算さ
れる送信データDinのマーク率に基づいて、同期検波回
路507からバイアス部503へ供給される負帰還信号
にオフセット電圧を加え、半導体レーザ501の動作点
を光周波数弁別特性の極大値MAX又は極小値MINか
ら故意にずらすような制御を行っても、上述の場合と同
様の機能を実現できる。
【0093】以上説明した機能は、アンプ1901、マ
ーク率モニタ部1902及び設定電圧制御部1903を
図5の第1の実施例の構成に付加することにより得られ
る図19の第4の実施例の機能として実現されている
が、前述した第2又は第3の実施例においても、上述し
たアンプ1901、マーク率モニタ部1902及び設定
電圧制御部1903が第4の実施例の場合と同様に付加
されることによって、同じ機能を実現することが可能で
ある。第5の実施例の説明 図20は、本発明による光通信システムの第5の実施例
の構成図である。
【0094】本実施例は、光周波数分割多重(FDM)
伝送システム、即ち、1本の光ファイバ上で中心光周波
数を同時に使用して複数回線分の情報を多重化して送る
ような光通信システムに適用される。
【0095】図20の半導体レーザ2001、データ変
調部2002、バイアス部2003、光干渉器200
4、受光器2005は、各々図5の第1の実施例におけ
る501、502、503、504及び505の各部に
対応する。また、図20の動作点安定化部2006は図
5の低周波発振器506及び同期検波回路507に対応
し、図20の光周波数偏移量安定化部2007は図5の
比較器508に対応している。
【0096】図20の第5の実施例が図5の第1の実施
例と異なるのは、FDM伝送システムでは複数の中心光
周波数が必要とされることに対応して、半導体レーザ2
001、データ変調部2002、バイアス部2003、
受光器2005、動作点安定化部2006及び光周波数
偏移量安定化部2007の各々が、#1〜#nの複数個で構
成される点である。このような構成により、#1〜#nの複
数回線分の送信データDinの多重伝送が実現される。な
お、光干渉器2004は、本実施例の場合は、ファブリ
・ペロー干渉器によって構成される。そして、#1〜#nの
各半導体レーザ2001からの#1〜#nの各後方光H0
は、n本の光ファイバによって空間分割されて、1台の
ファブリ・ペロー干渉器2004に導かれ、同干渉器か
らの#1〜#nの各干渉光Hi は、n本の光ファイバによっ
て空間分割されて、n台の受光器2005に導かれる。
【0097】図20の#1〜#nのn組の部分の各々におけ
る半導体レーザ2001における動作点及び光周波数偏
移量の安定化動作は、図5の第1の実施例の場合と基本
的には同じである。
【0098】但し、本実施例では、特に、各動作点安定
化部2006(図5の第1の実施例の低周波発振器50
6及び同期検波回路507に対応する)の出力は、各バ
イアス部2003におけるバイアス電流又は各半導体レ
ーザ2001の温度制御素子の制御入力に重畳され、負
帰還されることにより、各半導体レーザ2001におけ
る各レーザ光の各動作点(中心光周波数)が、1台の光
干渉器2004における1つの光周波数弁別特性上のn
点の極大値MAX(図7参照)の各々に定位される。こ
こで、1つの光周波数弁別特性上における隣接する極大
値間の光周波数間隔は正確に一定値となる。従って、上
述のように、各半導体レーザ2001における各レーザ
光の各自動周波数制御(AFC)が同時に実現される結
果、FDM伝送システムにおける#1〜#nの各半導体レー
ザ2001におけるn点の動作点を、光周波数軸上で正
確に等間隔に配置することが可能となる。
【0099】そして、各半導体レーザ2801における
各レーザ光毎に、上述のような自動周波数制御(AF
C)のもとで、光周波数偏移量を各々所定値に安定化さ
せることができる。
【0100】又、光周波数弁別特性の最大値または最小
値の1つのピーク値に対し、複数のレーザ光の動作点を
対応させることにより共通の光周波数で異なる伝送路に
対し、伝送を行うものにも対応できる。第6の実施例の説明 図21は、本発明による光通信システムの第6の実施例
の構成図である。同図で、図20の第5の実施例と同じ
番号を付した部分は同じ機能を有する。
【0101】第6の実施例が第5の実施例と異なる点
は、動作点安定化部と光周波数偏移量安定化部は、各々
2101と2102の1つずつのみが設けられ、各々が
時分割動作する点である。
【0102】そして、#1〜#nの各受光器2005からの
出力は、各出力に割り当てられた時分割タイミングで、
スイッチ2103及び2104を介して動作点安定化部
2006及び光周波数偏移量安定化部2007に入力さ
れる。そして、各制御結果はスイッチ2105及び21
06を介してデータ保持部2107及び2108に保持
される。各データ保持部2107及び2108は、各
々、各制御時点において最新の#1〜#nの各制御データ
を、各バイアス部2003(又は各半導体レーザ200
1の温度制御端子)及び各データ変調部2002に同時
に負帰還する。
【0103】上述のような構成により、回路規模を縮小
することが可能となる。なお、本実施例では、動作点安
定化部2006から出力される同期検波用の変調出力
(図5の第1の実施例の低周波発振器506の発振出力
に対応する)は、光干渉器2004の温度制御端子に重
畳される。これにより、各半導体レーザ2001の各レ
ーザ光の光周波数を低周波で変調する必要がなくなるた
め、低周波変調成分が各レーザ光の本来の通信信号に対
応する変調成分に影響を与えることがなくなる。第7の実施例の説明 図22は、本発明による光通信システムの第7の実施例
の構成図である。本実施例の特徴は、半導体レーザ50
1における光周波数偏移量を安定化させるための前段階
として行われる半導体レーザの動作点の安定化制御が、
例えば図5の第1の実施例で説明したような低周波発振
器による低周波変調動作と同期検波回路による同期検波
動作によって行われるのではなく、光干渉器からの反射
光を利用した制御動作によって行われることである。
【0104】図22において、まず、半導体レーザ22
01、データ変調部2202、バイアス部2203及び
比較器2213等の機能は、図5の501、502及び
503、508等の機能と同じである。
【0105】半導体レーザ2201からの直線偏光され
た後方光である入射光H0 は、ハーフミラー2204に
入力される。ハーフミラー2204を透過したレーザ光
は、内部に偏光子2218が挿入され、左と右の各面が
ミラーコート2216と2217を施されたファブリ・
ペロー干渉器2205に入力される。この偏光子221
8は、その主軸(共振するレーザ光の偏光方向に一致す
る)の角度が、図23のAのように、入射光H0 の偏光
方向に対してθ1(0<θ1<90°)の角度となるよ
うに配置される。
【0106】ファブリ・ペロー干渉器2205からハー
フミラー2204の方向へ反射される反射光B1は、ハ
ーフミラー2204で反射された後、図23のCのよう
に、主軸の角度を互いにπ/4傾けて配置されたλ/4
板2206と偏光子2207を透過する。
【0107】そして、偏光子2207からの2つの方向
X3とY3の各レーザ光は、受光器2208及び220
9で各々受光される。減算器2210は、受光器220
8の出力信号から受光器2209の出力信号を減算す
る。
【0108】負帰還部2211は、減算器2210から
の減算出力E3に基づいてバイアス部2203に負帰還
をかける。これにより、半導体レーザ2201における
動作点をファブリ・ペロー干渉器2205における光周
波数弁別特性の極大値に対応する光周波数に常に一致さ
せるという制御動作が実現される。
【0109】一方、ファブリ・ペロー干渉器2205を
透過した干渉光は、受光器2212で受光され、受光器
2212の出力信号E4のうちの直流成分は比較器22
13に入力される。
【0110】比較器2213は、図5の第1の実施例の
比較器508の場合と同様にして、受光器2212から
の直流成分電圧と予め定められた設定電圧V1 との誤差
成分を演算する。そして、この誤差成分によりデータ変
調部2202へ負帰還がかけられることにより、半導体
レーザ2201におけるレーザ光の光周波数偏移量が安
定化される。
【0111】また、半導体レーザ2201からの入射光
0 のうちハーフミラー2204を透過せずにそこで反
射されたレーザ光は、受光器2214で受光される。A
PC制御部2215は、受光器22で受光されたモニタ
光に基づいて、バイアス部2203のバイアス電流に負
帰還をかけることにより、半導体レーザ2201におけ
るレーザ光の出力を一定レベルに保つ自動光出力制御が
実現される。
【0112】以上の構成を有する第7の実施例では、前
述したように、半導体レーザ2201の動作点の安定化
制御がファブリ・ペロー干渉器2205からの反射光B
1を利用した制御動作によって実現されることを特徴と
する。以下、この動作点の安定化制御について順次説明
する。
【0113】まず、ファブリ・ペロー干渉器2205内
の偏光子2218は、その主軸の角度が、図23のAの
ように、入射光H0 の偏光方向に対してθ1(0<θ1
<90°)の角度となるように配置される。そのため、
同干渉器内では、入射光H0に対して角度がθ1だけ傾
いたY1方向の成分のみが共振する。Y1に対して垂直
のX1の方向の成分は、干渉器の外へ出てしまい、0と
なる。一方、ミラーコート2216の部分では、内部の
偏光子2218にかかわらず、入射光H0 は反射する。
【0114】以上の関係を考慮すると、ファブリ・ペロ
ー干渉器2205からハーフミラー2204の方向へ反
射される反射光B1(X1成分とY1成分)は、下式で
表現される。
【0115】
【数1】
【0116】次に、反射光B1の偏光方向とλ/4板2
206の主軸との角度を図23のBのようにθ2とする
と、λ/4板2206からの出力光(X2成分とY2成
分)は、下式で表現される。
【0117】
【数2】
【0118】更に、λ/4板2206と偏光子2207
の各主軸の角度は図23のCのようにπ/4であるた
め、偏光子2207から受光器2208及び2209へ
の各出力光B3(X3成分とY3成分)は、下式で表現
される。
【0119】
【数3】
【0120】これより、受光器2208の出力E1と受
光器2209の出力E2は、
【0121】
【数4】
【0122】で表わされ、更に、減算器2210の出力
E3は、
【0123】
【数5】
【0124】で表わされる。一方、ファブリ・ペロー干
渉器2205から受光器2212の方向へは、同干渉器
内で共振し、図23のAで示されるY1成分のみを有す
る干渉光が出力されるため、受光器2212の出力E4
は、下式で表現される。
【0125】
【数6】
【0126】以上の数1式〜数6式より、数5式で示さ
れる減算器2210の出力E3は、θ1=π/4で最大
となり、θ1=0、π/2で0となる。一方、数6式で
示される受光器2212の出力E4は、θ1=0で最大
となり、θ1=π/2で0となる。また、上記E3とE
4の両者とも、θ2には依存しない。そして、図23の
Cのように、主軸の角度を互いにπ/4傾けて配置され
たλ/4板2206と偏光子2207を用いることによ
り、数1式で示されるファブリ・ペロー干渉器2205
からハーフミラー2204の方向へ反射される反射光B
1のX1成分とY1成分の位相差の情報を、数5式で示
される減算器2210の出力E3として取り出すことが
できる。即ち、X1成分とY1成分の位相差をφとすれ
ば、
【0127】
【数7】
【0128】となる。この位相差φは、数6式で示され
る受光器2212の出力E4における極大点では0、極
小点ではπとなるため、出力E4における極大点又は極
小点は出力E3における0点に対応することになる。
【0129】上述の特性を、具体的に示すと次のように
なる。今、数1式における屈折率をn=1.5、ファブ
リ・ペロー干渉器2205のフリースペクトラルレンジ
(光周波数弁別特性における極大点間の光周波数間隔に
相当する)をc/2nL=15GHz(cは光速)、ハ
ーフミラー2204における反射率をR=0.9(90
%)、θ1=π/8として、数5式で示される減算器2
210の出力E3と数6式で示される受光器2212の
出力E4を各光周波数について計算すると、図24のA
及びBで示される如き光周波数特性が得られる。
【0130】ここで、図24のBで示される受光器22
12の出力E4の光周波数特性は、図22のファブリ・
ペロー干渉器2205の光周波数弁別特性にほかならな
い。従って、図24のAとBからわかるように、ファブ
リ・ペロー干渉器2205の光周波数弁別特性の極大点
は減算器2210の出力E3の光周波数特性の0点に対
応することになる。
【0131】以上の事実に基づいて、負帰還部2211
が減算器2210の出力E3に基づいてバイアス部22
03に負帰還をかけることにより、半導体レーザ220
1における動作点をファブリ・ペロー干渉器2205に
おける光周波数弁別特性の極大値に対応する光周波数に
常に一致させるという制御動作が実現されることにな
る。
【0132】この場合に、図24のAの光周波数特性か
らわかるように、負帰還部2211は、バイアス部22
03に対して、減算器2210の出力E3が正極性の場
合には、半導体レーザ2201におけるレーザ光の中心
光周波数を下げるように、即ち、バイアス部2203に
おけるバイアス電流を減らすように負帰還をかけ、逆
に、E3が負極性の場合には、中心光周波数を上げるよ
うに負帰還をかける。これにより、半導体レーザ220
1における動作点をファブリ・ペロー干渉器2205に
おける光周波数弁別特性の極大値に対応する光周波数に
一致させるという制御動作が実現される。第8の実施例の説明 図25は、本発明による光通信システムの第8の実施例
の構成図である。同図で、図22の第7の実施例と同じ
番号を付した部分は同じ機能を有する。
【0133】第8の実施例では、第7の実施例の場合と
同様に、半導体レーザ2201の動作点の安定化制御
が、ファブリ・ペロー干渉器2501からの反射光B1
を利用した制御動作によって行われる。第8の実施例が
第7の実施例と異なる点は、ファブリ・ペロー干渉器2
501の内部に偏光子ではなくλ/4板2505が設け
られ、ファブリ・ペロー干渉器2501と受光器221
2の間に偏光子2502が配置される点である。
【0134】上述のλ/4板2505は、その主軸の角
度が、図26のAのように、入射光H0 の偏光方向に対
してπ/4の角度となるように配置される。従って、干
渉器内をレーザ光が往復する毎に、反射光の偏光方向
が、入射光H0 の偏光方向に対して、垂直方向、平行方
向、垂直方向、・・・というように交互に変化する。
【0135】また、偏光子2502は、その主軸がλ/
4板2505の主軸に対して図26のDのようにz2の
角度をなすように配置される。上述の構成の第8の実施
例における半導体レーザ2201の動作点の安定化制御
について、第7の実施例の場合と同様に順次説明する。
【0136】まず、ファブリ・ペロー干渉器2205内
にその主軸の角度が入射光H0 の偏光方向に対してπ/
4の角度となるように配置されたλ/4板2505によ
り、ファブリ・ペロー干渉器2205からハーフミラー
2204の方向へ反射される反射光B1には、入射光H
0 の偏光方向に対して、それと同一方向のX0成分と垂
直方向のY0成分とが含まれる。
【0137】これより、反射光B1は、下式で表現され
る。
【0138】
【数8】
【0139】次に、反射光B1の偏光方向とλ/4板2
206の主軸との角度を図26のBのようにz1とする
と、λ/4板2206からの出力光(X2成分とY2成
分)は、下式で表現される。
【0140】
【数9】
【0141】更に、λ/4板2206と偏光子2207
の各主軸の角度は図26のCのようにπ/4であるた
め、偏光子2207から受光器2208及び2209へ
の各出力光B3(X3成分とY3成分)は、第7の実施
例の説明において前述した数3式と同じ式である下式で
表現される。
【0142】
【数10】
【0143】これより、受光器2208の出力E1、受
光器2209の出力E2及び減算器2210の出力E3
は、第7の実施例の説明において前述した数4式及び数
5式と同じ式である下記の数11式及び数12式で表現
される。
【0144】
【数11】
【0145】
【数12】
【0146】一方、ファブリ・ペロー干渉器2205か
ら偏光子2502の方向へは、同干渉器内で共振し、入
射光H0 の偏光方向に対して右回りの偏光を有する下記
の数13式で表現される干渉光B5−1と、左回りの偏
光を有する下記の数14式で表現される干渉光B5−2
とが出力される。
【0147】
【数13】
【0148】
【数14】
【0149】従って、図25の偏光子2502に入射さ
れる干渉光は、数13式で表現される干渉光B5−1と
数14式で表現される干渉光B5−2とを、X1成分及
びY1成分毎に合成(加算)した光となる。この合成光
の各成分を新たにX1成分及びY1成分とすれば、偏光
子2502を透過した光B6(X4成分とY4成分)
は、下式で表現される。
【0150】
【数15】
【0151】ここで、受光器2212が上述の偏光子2
502からのX4成分とY4成分の2つの出力光B6の
うち例えばY4成分を受光するとすれば、受光器221
2の出力E4は、下式で表現される。
【0152】
【数16】
【0153】以上の数8式〜数16式より、数12式で
示される図25の減算器2210の出力E3は、図26
のAのようにλ/4板2505の主軸と入射光H0 の偏
光方向とがπ/4の角度をなしている状態で最大となっ
ている。また、上記E3とE4の両者とも、z1には依
存しない。そして、図26のCのように、主軸の角度を
互いにπ/4傾けて配置されたλ/4板2206と偏光
子2207を用いることにより、数8式で示されるファ
ブリ・ペロー干渉器2205からハーフミラー2204
の方向へ反射される反射光B1のX0成分とY0成分の
位相差の情報を、数12式で示される減算器2210の
出力E3として取り出すことができる。即ち、X0成分
とY0成分の位相差をφとすれば、数7式と同様に、
【0154】
【数17】
【0155】となる。この位相差φは、前述した第7の
実施例の場合と同様に、数16式で示される受光器22
12の出力E4における極大点では0、極小点ではπと
なるため、出力E4における極大点又は極小点は出力E
3における0点に対応することになる。
【0156】今、数8式における屈折率をn=1.5、
ファブリ・ペロー干渉器2205のフリースペクトラル
レンジをc/2nL=15GHz(cは光速)、ハーフ
ミラー2204における反射率をR=0.9(90
%)、z2=0として、数12式で示される減算器22
10の出力E3と数16式で示される受光器2212の
出力E4を各光周波数について計算すると、図27のA
及びBで示される如き光周波数特性が得られる。
【0157】これより、第7の実施例に関する図24の
場合と同様、ファブリ・ペロー干渉器2205の光周波
数弁別特性の極大点は減算器2210の出力E3の光周
波数特性の0点に対応する。従って、第7の実施例の場
合と同様、負帰還部2211が減算器2210の出力E
3に基づいてバイアス部2203に負帰還をかけること
により、半導体レーザ2201における動作点の安定化
制御が実現される。
【0158】この場合にも、第7の実施例と同様に、図
27のAの光周波数特性からわかるように、負帰還部2
211は、バイアス部2203に対して、減算器221
0の出力E3が正極性の場合には、半導体レーザ220
1におけるレーザ光の中心光周波数を下げるように、即
ち、バイアス部2203におけるバイアス電流を減らす
ように負帰還をかけ、逆に、E3が負極性の場合には、
中心光周波数を上げるように負帰還をかける。
【0159】ここで、前述した第7の実施例では、図2
4のAからわかるように、負帰還部2211が出力E3
に基づいてバイアス部2203に対して負帰還をかける
場合に、半導体レーザ2201における動作点が光周波
数弁別特性における極大点から離れて隣り合う極大点の
中間の光周波数に近付けば近付くほど、出力E3の値は
0に近い値をとる。このため、動作点が上記中間点に近
付けば近付くほど、上記動作点が目標とする極大点に安
定して収束させられにくくなり、隣りの極大点に収束さ
せられてしまう危険性が大きくなる。これに対して、第
8の実施例では、図27のAからわかるように、上記中
間点の直近の光周波数まで、出力E3の値は、上記中間
周波数を境に互いに逆極性の比較的大きな値をとる。従
って、第8の実施例では、上記動作点が上記中間点にか
なり近付いても、該動作点が目標とする極大点に安定し
て収束させられる。
【0160】このように、第8の実施例の方が、第7の
実施例よりも、半導体レーザ2201における動作点の
ロックインレンジを大きくとることができるという特徴
を有する。
【0161】以上の制御動作により、半導体レーザ22
01における動作点をファブリ・ペロー干渉器2501
における光周波数弁別特性の極大値に対応する光周波数
に一致させるという制御動作が実現される。第9の実施例の説明 最後に、図28は、本発明による光通信システムの第9
の実施例の構成図である。本実施例は、図22の第7の
実施例の構成を、前述した第1の実施例の構成(図5)
を第5の実施例の構成(図20)又は第6の実施例の構
成(図21)に拡張したのと同様に、FDM伝送システ
ム用、又は同一光周波数で複数の伝送を行う場合に拡張
した構成を有している。
【0162】図28において、半導体レーザ2801及
び受光器2806、2807、2808、2809は、
図22の第7の実施例における2201、2208、2
209、2212、2214の各部分に対応する。
【0163】図28の第9の実施例が図22の第7の実
施例と異なるのは、FDM伝送システムでは複数の中心
光周波数が必要とされることに対応して、半導体レーザ
2801及び受光器2806、2807、2808、2
809の各々が、#1〜#nの複数個で構成される点であ
る。このような構成により、#1〜#nの複数回線分の送信
データの多重伝送が実現される。
【0164】一方、ハーフミラー2802、内部に偏光
子2812が挿入され左と右の各面がミラーコート28
102811を施されたファブリ・ペロー干渉器280
3、λ/4板2804及び偏光子2805は、図22の
第7の実施例の場合と同様に1つずつ設けられる。そし
て、#1〜#nの各半導体レーザ2801からの各後方光
は、n本の光ファイバによって空間分割されて、各後方
光毎に、上述の1組の光学系によって第7の実施例の場
合と同様に光学的処理がなされる。
【0165】更に、図28では省略されているが、図2
2の第7の実施例におけるデータ変調部2202、バイ
アス部2203、減算器2210、負帰還部2211、
比較器2213及びAPC制御部2215と同様の部分
が、図28の半導体レーザ2801及び受光器2806
〜2809の#1〜#nの各々に対応してn個ずつ設けられ
る。
【0166】以上の構成により、低周波発振器による低
周波変調動作と同期検波回路による同期検波動作によら
ずに、各半導体レーザ2801における各レーザ光の各
動作点(中心光周波数)を、1台のファブリ・ペロー干
渉器2803における1つの光周波数弁別特性上のn点
の極大値の各々に正確に等間隔で定位させるか1つの極
大値に全てのレーザ光の動作を一致させることができ
る。また、この技術を第8の実施例の干渉計の技術にも
適用可能である。
【0167】そして、各半導体レーザ2801における
各レーザ光毎に、上述のような自動周波数制御(AF
C)のもとで、光周波数偏移量を各々所定値に安定化さ
せることができる。
【0168】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ光の動作点(中
心光周波数)が光干渉手段における光周波数弁別特性の
極大値又は極小値に対応する光周波数に一致している場
合に光強度の平均値と光周波数偏移量は所定の関数関係
にあることを利用し、光干渉手段における光周波数弁別
特性の極大値又は極小値に対応する光周波数にレーザ光
の動作点を安定化させること、及びその安定化された動
作点のもとで光干渉手段からの干渉光の光強度の平均値
と設定値との誤差値を演算しそれをレーザ光の変調度に
帰還することにより光周波数偏移量を安定化させること
が可能となる。
【0169】そして、例えば、レーザ光の発振周波数又
は光干渉手段における干渉特性に低周波信号を重畳し、
受光手段から得られる電気信号に対して上記低周波信号
で同期検波を行い、この結果得られる同期検波信号に基
づいてレーザ光又は光干渉手段に帰還をかけることによ
り、上述したレーザ光の動作点の安定化制御を実現でき
る。
【0170】ここで特に、上述の動作点安定化制御にお
ける帰還制御動作をレーザ光の発振周波数に対して行う
ことにより、レーザ光の中心光周波数を常に一定の値に
安定化させる自動周波数制御(AFC)が可能となる。
【0171】一方、光周波数偏移量の安定化制御又は動
作点安定化制御を、光干渉手段からの相補的な2種類の
干渉光に対応して受光手段から得られる2つの電気信号
の差信号に基づいて行うことにより、S/Nを著しく増
大させることが可能になる。
【0172】また、上述の2つの電気信号の和信号に基
づいてレーザ光の発振出力に帰還をかけることにより、
レーザ光の発振出力を所定値に安定化させることが可能
となる。
【0173】更に、前述した例えば低周波信号の変化幅
(振幅)を光周波数安定化制御における帰還出力に基づ
いて制御することによって、レーザ光の変調効率が変化
しても、動作点の安定化制御を適切に行うことが可能と
なる。
【0174】加えて、入力データのマーク率を前述した
動作点の安定化制御の動作又は光周波数偏移量の安定化
制御の動作に帰還することにより、マーク率の変化によ
り光周波数弁別特性における光強度が変化しても、それ
による影響を受けない光周波数偏移量の安定化制御が可
能となる。
【0175】一方、前述したレーザ光の動作点の安定化
制御を、同期検波等の制御動作を行わずに実現すること
も可能である。即ち、光干渉手段内に偏光子又はλ/4
板を挿入することにより光干渉手段から得られる反射光
を、λ/4板と偏光子とからなる部分に入射して得られ
る2つの光の差成分等に基づいて、レーザ光又は光干渉
手段に帰還をかけることにより、レーザ光の動作点の安
定化制御を行うことが可能となる。
【0176】以上に示される効果を有する本発明は、光
周波数分割多重(FDM)方式による光通信システムに
適用することが可能である。この場合特に、動作点の安
定化制御における帰還制御動作をレーザ光の発振周波数
に対して行うことによって、各レーザ光の各動作点(中
心光周波数)を1つの光周波数弁別特性上の複数点の極
大値又は極小値の各々に定位させることが可能となり、
この結果、FDM伝送システムにおける各レーザ光の動
作点を光周波数軸上で正確に等間隔に配置することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図(その1)である。
【図2】本発明の原理ブロック図(その2)である。
【図3】本発明の原理ブロック図(その3)である。
【図4】本発明の原理ブロック図(その4)である。
【図5】第1の実施例の構成図である。
【図6】マッハツェンダー干渉器における光周波数弁別
特性と同期検波信号の波形図である。
【図7】ファブリ・ペロー干渉器における光周波数弁別
特性と同期検波信号の波形図である。
【図8】低周波発振器の動作を説明するための波形図で
ある。
【図9】光周波数偏移量の安定化動作の説明図である。
【図10】光強度の平均値と光周波数偏移量との関係を
示すグラフである。
【図11】図10のグラフが得られることを実証する実
験データを示す図である。
【図12】第2の実施例の構成図である。
【図13】相補的な2つの干渉光を出力するマッハツェ
ンダー干渉器を示す図である。
【図14】図13における2つの干渉光の光周波数弁別
特性を示す図である。
【図15】相補的な2つの干渉光を出力するファブリ・
ペロー干渉器を示す図である。
【図16】図15における2つの干渉光の光周波数弁別
特性を示す図である。
【図17】相補的な2つの干渉光を得る他の光干渉器を
示す図である。
【図18】第3の実施例の構成図である。
【図19】第4の実施例の構成図である。
【図20】第5の実施例の構成図である。
【図21】第6の実施例の構成図である。
【図22】第7の実施例の構成図である。
【図23】第7の実施例における軸関係を示す図であ
る。
【図24】第7の実施例の特性図である。
【図25】第8の実施例の構成図である。
【図26】第8の実施例における軸関係を示す図であ
る。
【図27】第8の実施例の特性図である。
【図28】第9の実施例の構成図である。
【符号の説明】
101、301・・・・・・・・・・・入力データ 102、302・・・・・・・・・・・レーザ光 103・・・・・・・・・・・・・・・干渉光 104、304・・・・・・・・・・・光干渉手段 105、310、311、316・・・電気信号 106、312、313、317・・・受光手段 107・・・・・・・・・・・・・・・動作点安定化手
段 108、318・・・・・・・・・・・光周波数偏移量
安定化手段 109、319・・・・・・・・・・・半導体レーザ 110・・・・・・・・・・・・・・・光データ 111・・・・・・・・・・・・・・・伝送路 112、320・・・・・・・・・・・データ変調手段 201・・・・・・・・・・・・・・・動作点検出手段 202・・・・・・・・・・・・・・・動作点制御手段 303、307、403・・・・・・・偏光子 305・・・・・・・・・・・・・・・反射光 306、401・・・・・・・・・・・λ/4板 308、309・・・・・・・・・・・第2の偏光子か
らの光 314・・・・・・・・・・・・・・・帰還手段 315・・・・・・・・・・・・・・・透過光 321・・・・・・・・・・・・・・・ハーフミラー 404・・・・・・・・・・・・・・・第3の偏光子か
らの光
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データ(101)に基づいて周波数
    変調又は位相変調されたレーザ光(102)を受け、光
    周波数弁別特性に従った干渉光(103)を出力する光
    干渉手段(104)と、該干渉光を受け、その光強度を
    電気信号(105)に変換する受光手段(106)と、
    該電気信号を受信し、前記レーザ光(102)の動作点
    を前記光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応する
    光周波数に一致させる動作点安定化手段(107)と、
    該動作点安定化手段によって前記レーザ光(102)の
    動作点の安定化制御が行われているもとで、前記受光手
    段(106)からの電気信号(105)から得られる前
    記干渉光(103)の光強度の平均値から光周波数偏移
    量を検出する光周波数偏移量測定手段、又は該平均値と
    所定値との間の誤差値を演算し該誤差値を前記レーザ光
    (102)の変調度に帰還する光周波数偏移量安定化手
    段(108)のいずれか一方と、を有することを特徴と
    するレーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作点安定化手段(107)は、前
    記受光手段(106)からの電気信号(105)に基づ
    いて、周波数弁別特性の極大値又は極小値と前記レーザ
    光(102)の動作点との差を検出する動作点検出手段
    (201)と、前記動作点検出手段の出力により前記レ
    ーザ光(102)の動作点が前記光周波数弁別特性の極
    大値又は極小値に対応する光周波数に一致するように、
    前記レーザ光(102)の発振周波数又は前記光干渉手
    段(104)の干渉特性に帰還をかける動作点制御手段
    (202)と、とで構成されることを特徴とする請求項
    1に記載のレーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記動作点検出手段は、前記レーザ光の
    発振周波数又は前記光干渉手段の干渉特性を低周波数で
    変化させる低周波発振手段と、前記低周波発振手段から
    の発振出力と前記受光手段からの電気信号とについて同
    期検波を行う手段と、で構成されることを特徴とする請
    求項2に記載のレーザ光の光周波数偏移量の測定・制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記動作点制御手段は、前記動作点検出
    手段からの同期検波信号に基づき、前記レーザ光の動作
    点が前記光周波数弁別特性の極大値又は極小値に対応す
    る光周波数に一致するように、前記レーザ光を発生する
    レーザのバイアス又は温度を変化させ前記レーザ光の発
    振周波数を変化させる、又は前記光干渉手段におけるバ
    イアス又は温度を変化させ光周波数弁別特性を変化させ
    る、ことを特徴とする請求項3に記載のレーザ光の光周
    波数偏移量の測定・制御装置。
  5. 【請求項5】 前記低周波発振手段が前記レーザ光の発
    振周波数を変化させる場合の変化幅は、前記光周波数偏
    移量測定手段又は前記光周波数偏移量安定化手段によっ
    て演算される前記誤差値の大きさに基づいて制御され
    る、ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ光の光周
    波数偏移量の測定・制御装置。
  6. 【請求項6】 前記動作点制御手段は、前記レーザ光を
    発生するレーザのバイアス又は温度に帰還をかけること
    により、前記レーザ光の自動周波数制御を行う、ことを
    特徴とする請求項2に記載のレーザ光の光周波数偏移量
    の測定・制御装置。
  7. 【請求項7】 前記レーザ光は、複数のレーザ光であ
    り、前記光干渉手段は、前記各レーザ光を受けて、各々
    に対応する干渉光を出力し、前記受光手段は、該各干渉
    光を受け、各々の光強度を電気信号に変換し、前記動作
    点検出手段は、前記各レーザ光を発生する各レーザのバ
    イアス又は温度を変化させることにより前記各レーザ光
    の発振周波数を変化させるとともに、前記各レーザ光に
    対応した電気信号を同期検波し、前記動作点制御手段
    は、前記動作点検出手段の検出結果に基づき、前記各レ
    ーザ光の動作点が前記光周波数弁別特性の異なる複数の
    極大値又は極小値にそれぞれ一致するように、前記各レ
    ーザ光を発生する各レーザのバイアス又は温度の制御を
    行い、前記光周波数偏移量測定手段は、前記受光手段か
    らの各電気信号に基づいて得られる前記各干渉光の光強
    度の平均値から各レーザ光の光周波数偏移量を測定し、
    前記光周波数偏移量安定化手段は、該平均値と所定値と
    の間の各誤差値を演算し該各誤差値を前記各レーザ光の
    変調度に帰還する、ことを特徴とする請求項3に記載の
    レーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置。
  8. 【請求項8】 前記レーザ光は、複数のレーザ光であ
    り、前記光干渉手段は、前記各レーザ光を受けて、各々
    に対応する干渉光を出力し、前記受光手段は、該各干渉
    光を受け、各々の光強度を電気信号に変換し、前記動作
    点検出手段は、前記光干渉手段のバイアス又は温度を変
    化させることにより前記光干渉手段の干渉特性を変化さ
    せるとともに、前記各レーザ光に対応した電気信号を同
    期検波し、前記動作点制御手段は、前記動作点検出手段
    の検出結果に基づき、前記各レーザ光の動作点が前記光
    周波数弁別特性の異なる複数の極大値又は極小値にそれ
    ぞれ一致するように、前記各レーザ光を発生する各レー
    ザのバイアス又は温度の制御を行い、前記光周波数偏移
    量測定手段は、前記受光手段からの各電気信号に基づい
    て得られる前記各干渉光の光強度の平均値から各レーザ
    光の光周波数偏移量を測定し、前記光周波数偏移量安定
    化手段は、該平均値と所定値との間の各誤差値を演算し
    該各誤差値を前記各レーザ光の変調度に帰還する、こと
    を特徴とする請求項3に記載のレーザ光の光周波数偏移
    量の測定・制御装置。
  9. 【請求項9】 前記光干渉手段は、空間的に分割された
    前記各レーザ光を並列に受け、各々に対応する干渉光を
    並列に出力し、前記受光手段は、前記1つの光干渉手段
    から並列に出力される前記各干渉光を並列に受け、各々
    の光強度を並列に電気信号に変換する複数の受光手段で
    構成される、ことを特徴とする請求項7又は8のいずれ
    か1項に記載のレーザ光の光周波数偏移量の測定・制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記動作点検出手段、前記動作点制御
    手段及び前記光周波数偏移量安定化手段は、前記複数の
    受光手段からの各電気信号に基づいて、時分割動作によ
    って、前記各レーザ光に対応する制御を行う、ことを特
    徴とする請求項7、8又は9のいずれか1項に記載のレ
    ーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置。
  11. 【請求項11】 前記光干渉手段は、各光周波数弁別特
    性が互いに相補的な特性を有する2種類の干渉光を出力
    し、前記受光手段は、該各干渉光を受け、各々の光強度
    を電気信号に変換する2つの受光手段で構成され、前記
    動作安定化手段及び前記光周波数偏移量測定手段又は前
    記光周波数偏移量安定化手段は、前記各受光手段からの
    各電気信号の差信号により制御される、ことを特徴とす
    る請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレーザ光の
    光周波数偏移量の測定・制御装置。
  12. 【請求項12】 前記光干渉手段は、各光周波数弁別特
    性が互いに相補的な特性を有する2種類の干渉光を出力
    し、前記受光手段は、該各干渉光を受け、各々の光強度
    を電気信号に変換する2つの受光手段で構成され、該各
    受光手段からの各電気信号の和信号に基づいて、前記レ
    ーザ光の発振出力を測定し、あるいは所定値に安定化さ
    れるように、該レーザ光の発振出力に帰還をかける自動
    光出力制御手段を更に有する、ことを特徴とする請求項
    1乃至11のいずれか1項に記載のレーザ光の光周波数
    偏移量の測定・制御装置。
  13. 【請求項13】前記入力データのマーク率を計測するマ
    ーク率モニタ手段を更に有し、該マーク率モニタ手段で
    計測されたマーク率は、前記動作点安定化手段及び前記
    光周波数偏移量測定手段又は前記光周波数偏移量安定化
    手段に帰還される、ことを特徴とする請求項1乃至12
    のいずれか1項に記載のレーザ光の光周波数偏移量の測
    定・制御装置。
  14. 【請求項14】 入力データ(301)に基づいて周波
    数変調又は位相変調されたレーザ光(302)を受け、
    内部に第1の偏光子(303)が挿入され、光周波数弁
    別特性に従った干渉光を出力する光干渉手段(304)
    と、該光干渉手段からの反射光(305)を受け、順次
    配置される第1のλ/4板(306)及び第2の偏光子
    (307)と、該第2の偏光子からの2種類の光(30
    8、309)を各々受け、各々の光強度を電気信号(3
    10、311)に変換する第1及び第2の受光手段(3
    12、313)と、該第1及び第2の受光手段からの電
    気信号の差成分から得られる情報に基づいて、前記レー
    ザ光(302)の動作点が前記光周波数弁別特性の極大
    値又は極小値に対応する光周波数に一致するように、前
    記レーザ光(302)の発振周波数又は前記光干渉手段
    (304)の干渉特性に帰還をかける帰還手段(31
    4)と、前記光干渉手段(304)からの透過光(31
    5)を受け、その光強度を電気信号(316)に変換す
    る第3の受光手段(317)と、前記帰還手段(31
    4)によって前記レーザ光(302)の動作点の安定化
    制御が行われているもとで、前記第3の受光手段(31
    7)からの電気信号(316)に基づいて得られる前記
    透過光(315)の光強度の平均値から光周波数偏移量
    を検出する光周波数偏移量測定手段、又は該平均値と所
    定値との間の誤差値を演算し該誤差値を前記レーザ光
    (302)の変調度に帰還する光周波数偏移量安定化手
    段(318)と、を有することを特徴とするレーザ光の
    光周波数偏移量の測定・制御装置。
  15. 【請求項15】 前記レーザ光は、複数のレーザ光であ
    り、前記光干渉手段は、前記各レーザ光を受けて、各々
    に対応する干渉光を出力し、前記第1のλ/4板及び第
    2の偏光子は、前記光干渉手段からの前記各レーザ光に
    対応する各反射光を受け、前記第1及び第2の受光手段
    は、前記第2の偏光子からの2種類の前記各レーザ光に
    対応する光を各々受け、各々の光強度を電気信号に変換
    し、前記帰還手段は、前記第1及び第2の受光手段から
    の電気信号の差成分から得られる情報に基づいて、前記
    各レーザ光の動作点を光周波数弁別特性の極大値又は極
    小値に一致するように、前記各レーザ光を発生する各レ
    ーザのバイアス又は温度を制御することにより、前記各
    レーザ光の自動周波数制御を行い、前記第3の受光手段
    は、前記光干渉手段からの前記各レーザ光に対応する透
    過光を受け、各々の光強度を電気信号に変換し、前記光
    周波数偏移量測定手段は、前記第3の受光手段からの各
    電気信号に基づいて得られる前記各透過光の光強度の平
    均値から光周波数偏移量を測定し、前記光周波数安定化
    手段は、該平均値と所定値との間の各誤差値を演算し該
    各誤差値を前記各レーザ光の変調度に帰還する、ことを
    特徴とする請求項14に記載のレーザ光の光周波数偏移
    量の測定・制御装置。
  16. 【請求項16】 入力データ(301)に基づいて周波
    数変調又は位相変調されたレーザ光(302)を受け、
    内部に第2のλ/4板(401)が挿入され、光周波数
    弁別特性に従った干渉光を出力する光干渉手段(40
    2)と、前記光干渉手段(402)からの反射光(30
    5)を受け、順次配置される第1のλ/4板(306)
    及び第2の偏光子(307)と、該第2の偏光子からの
    2種類の光(308、309)を各々受け、各々の光強
    度を電気信号(310、311)に変換する第1及び第
    2の受光手段(312、313)と、該第1及び第2の
    受光手段からの電気信号の差成分から得られる情報に基
    づいて、前記レーザ光(302)の動作点が前記光周波
    数弁別特性の極大値又は極小値に対応する光周波数に一
    致するように、前記レーザ光(302)の発振周波数又
    は前記光干渉手段(402)の干渉特性に帰還をかける
    帰還手段(314)と、前記光干渉手段(402)から
    の透過光を受ける第3の偏光子(403)と、該第3の
    偏光子からの少なくとも1種類の光(404)を受け、
    その光強度を電気信号(316)に変換する第3の受光
    手段(317)と、前記帰還手段(314)によって前
    記レーザ光(302)の動作点の安定化制御が行われて
    いるもとで、前記第3の受光手段(317)からの電気
    信号(316)に基づいて得られる前記透過光(31
    5)の光強度の平均値から光周波数偏移量を測定する光
    周波数偏移量測定手段、又は該平均値と所定値との間の
    誤差値を演算し該誤差値を前記レーザ光(302)の変
    調度に帰還する光周波数偏移量安定化手段(318)
    と、を有することを特徴とするレーザ光の光周波数偏移
    量の測定・制御装置。
  17. 【請求項17】 前記レーザ光は、複数のレーザ光であ
    り、前記光干渉手段は、前記各レーザ光を受けて、各々
    に対応する干渉光を出力し、前記第1のλ/4板及び第
    2の偏光子は、前記光干渉手段からの前記各レーザ光に
    対応する各反射光を受け、前記第1及び第2の受光手段
    は、前記第2の偏光子からの2種類の前記各レーザ光に
    対応する光を各々受け、各々の光強度を電気信号に変換
    し、前記帰還手段は、前記第1及び第2の受光手段から
    の電気信号の差成分から得られる各情報に基づいて、前
    記各レーザ光の動作点を光周波数弁別特性の極大値又は
    極小値に一致するように、前記各レーザ光を発生する各
    レーザのバイアス又は温度を制御することにより、前記
    各レーザ光の自動周波数制御を行い、前記第3の偏光子
    は、前記光干渉手段からの前記各レーザ光に対応する各
    透過光を受け、前記第3の受光手段は、前記第3の偏光
    子からの少なくとも1種類の前記各レーザ光に対応する
    光を受け、各々の光強度を電気信号に変換し、前記光周
    波数偏移量測定手段は、前記第3の受光手段からの各電
    気信号に基づいて得られる前記各透過光の光強度の平均
    値から光周波数偏移量の測定を行い、前記光周波数偏移
    量安定化手段は、該平均値と所定値との間の各誤差値を
    演算し該各誤差値を前記各レーザ光の変調度に帰還す
    る、ことを特徴とする請求項16に記載のレーザ光の光
    周波数偏移量の測定・制御装置。
  18. 【請求項18】 前記レーザ光の一部又は前記第3の受
    光手段からの電気信号に基づいて、前記レーザ光の発振
    出力が所定値に安定化されるように、該レーザ光の発振
    出力に帰還をかける自動光出力制御手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に
    記載のレーザ光の光周波数偏移量の測定・制御装置。
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