JPH0569130U - 固相重合反応装置 - Google Patents
固相重合反応装置Info
- Publication number
- JPH0569130U JPH0569130U JP1033992U JP1033992U JPH0569130U JP H0569130 U JPH0569130 U JP H0569130U JP 1033992 U JP1033992 U JP 1033992U JP 1033992 U JP1033992 U JP 1033992U JP H0569130 U JPH0569130 U JP H0569130U
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- Japan
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- tube
- inert gas
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- Pending
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- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 より簡易に複数の重合体チップを同時に、か
つ効率的に反応せしめることの可能な装置を提供する。 【構成】 上部に蓋2を有する長筒状の形状をした外筒
1の内部に複数個の反応筒3を直立に固設し、これに加
熱不活性ガスの供給管5を連結すると共に、外筒1にも
加熱ガスの供給管6を設ける。反応筒3にはチップを入
れる底面が多孔体8の内筒7を入出可能に挿着し、底部
より供給される加熱ガスにより加熱反応する。
つ効率的に反応せしめることの可能な装置を提供する。 【構成】 上部に蓋2を有する長筒状の形状をした外筒
1の内部に複数個の反応筒3を直立に固設し、これに加
熱不活性ガスの供給管5を連結すると共に、外筒1にも
加熱ガスの供給管6を設ける。反応筒3にはチップを入
れる底面が多孔体8の内筒7を入出可能に挿着し、底部
より供給される加熱ガスにより加熱反応する。
Description
【0001】
本考案はチップ状ポリマ−を固相状態で反応する装置に関する。
【0002】
従来、熱可塑性重合体の固相重合反応装置としては、長筒状の反応器に一銘柄 のペレットあるいはチップ状にしたポリマ−を充填した後、不活性ガス気流下で 加熱しながら反応器を回転させることによって、チップ状ポリマ−の相互の重縮 合反応を促進する、タンブラ−ドライヤ−式固相重合反応装置が知られている。
【0003】 ところが、このような従来技術では単一の銘柄のみの反応しか行うことができ ず、多種の銘柄を製造しようとすると多くの時間を費やし、また複数台の設備が 必要になり、多大なコストや人手を要することになる。
【0004】 例えば、実験装置として使用する場合、前記のような従来の方法では反応器は 単一であり、同時に同じ条件下で複数の化学的性質の異なる、あるいは形状の異 なるチップ状ポリマ−を反応せしめることができず、異種のチップ状ポリマ−の 固相重合反応による性状を比較評価するにはチップ状ポリマ−を一銘柄毎に反応 させるために時間がかかる。また、全く同じ条件を再現するためには銘柄によっ て充填率が異なり、不活性ガスの滞留時間を等しくすることは難しいという問題 を有していた。
【0005】
本考案はこのような従来技術における欠点を解消することを目的になされたも ので、より簡易に複数のチップ状ポリマ−を同時に、かつ効率的に反応せしめる ことの可能な装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本考案はチップ状ポリマ−を固相状態で反応する装置であって、長 筒状の外筒内に複数個の反応筒を直立に設け、外筒の下部および各反応筒の下部 に不活性ガスの供給管を連結するとともに、外筒の上部に不活性ガスの集合管と 開閉可能な上蓋を設け、かつ底面が多孔板、金網等の多孔体からなる内筒を着脱 可能に反応筒に挿着したことを特徴とする紡糸用口金下のシ−ル装置である。
【0007】
以下、本考案を図面に基いて説明する。図1は本考案の実施例を示す断面図で ある。
【0008】 図において、1は反応器の外筒で、上部に蓋2を有する長筒状の形状をしてお り、その内部には複数個の反応筒3が直立に固設されその底部は外筒1の下端か ら突き出るように設けられている。この反応筒3は上端が解放され、下端は加熱 された不活性ガスの導入管4から反応筒3に対応した数に分岐した供給管5と連 結している。また、外筒1にはその下部に加熱された不活性ガスを内部に導入し 反応筒3を加熱する供給管6が連結されている(反応筒3の底部を外筒1の下端 より突出した例を示したが、逆に分岐管5が外筒1の内部に入るように挿着して もよい)。
【0009】 反応筒3の内部には、チップ状ポリマ−(以下チップという)を入れた内筒7 が入出可能に挿着されており、その上面は解放され、底面はチップの通過や漏れ を防ぐと同時に加熱不活性ガスが均一に分散あるいは流動層を形成するように多 孔板、金網等の多孔体8とされている。
【0010】 外筒1の蓋2は外筒1とフランジ9によって連結されており、該フランジ9に 取り付けられた蝶番10を介して上下もしくは左右(横)方向に開閉可能に固定 されている。
【0011】 11は蓋2に設けた不活性ガスの集合管、12は各供給管5に取り付けた調整 弁、13は圧力計である。尚、集合管11は蓋2の開閉が容易に行えるようにフ ランジ9の下部に設けてもよい。
【0012】 このような装置において、複数銘柄のチップの重合反応による性状の比較評価 を行うために試験設備として利用する場合は、所定の銘柄チップを充填して内筒 7を各反応筒3に挿着し蓋2を閉めた後、各加熱不活性ガスの供給管5,6から 所定温度に加熱された窒素あるいは水蒸気などの不活性ガスの熱風を出し、供給 管6からの加熱ガスは反応筒3の外壁を経て集合管11に流れるようになし、ま た各調整弁12の調節によって各反応筒3の加熱ガス滞留時間、圧力損失等を等 しくしてほぼ同一条件となる如くする。
【0013】 反応筒3の外側を流れる加熱ガスは出来るだけ均一な加熱が行えるように外筒 1あるいは集合管11に絞り部を形成したり、邪魔板などを設けてもよい。
【0014】 このように本考案では複数の反応筒3を内外から同時に加熱することができ、 均一なあるいは条件に合った重合反応を行うことが可能となる。
【0015】
以上に説明の如く、本考案によれば、多種銘柄のチップを同時に固相重合反応 することができ、試験設備として複数チップの重合反応による性状の比較評価を 容易かつ迅速に行え、また生産設備として同時に同一あるいは複数銘柄の製品チ ップを効率的に得ることが可能になるというきわめて顕著な効果を奏する。
【提出日】平成4年11月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
すなわち、本考案はチップ状ポリマ−を固相状態で反応する装置であって、長 筒状の外筒内に複数個の反応筒を直立に設け、外筒の下部および各反応筒の下部 に不活性ガスの供給管を連結するとともに、外筒の上部に不活性ガスの集合管と 開閉可能な上蓋を設け、かつ底面が多孔板、金網等の多孔体からなる内筒を着脱 可能に反応筒に挿着したことを特徴とする固相重合反応装置である。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
1 外筒 2 蓋 3 反応筒 5 不活性ガスの供給管 6 不活性ガスの供給管 7 内筒 8 多孔体 10 蝶番 11 不活性ガスの集合管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項1】 チップ状ポリマ−を固相状態で反応する
装置であって、長筒状の外筒内に複数個の反応筒を直立
に設け、外筒の下部および各反応筒の下部に不活性ガス
の供給管を連結するとともに、外筒の上部に不活性ガス
の集合管と開閉可能な上蓋を設け、かつ底面が多孔板、
金網等の多孔体からなる内筒を着脱可能に反応筒に挿着
したことを特徴とする紡糸用口金下のシ−ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1033992U JPH0569130U (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 固相重合反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1033992U JPH0569130U (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 固相重合反応装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569130U true JPH0569130U (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=11747438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1033992U Pending JPH0569130U (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 固相重合反応装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569130U (ja) |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP1033992U patent/JPH0569130U/ja active Pending
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