JPH0568437U - コンベアオーブン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンバーガー用の調理食品の加熱調理をコン
ベアオーブンにて行うことにより、ハンバーガーの加熱
調理を自動化並びに合理化し、焼き立てのハンバーガー
を顧客に供給できるオーブンを提供することにある。 【構成】 内部加熱できる容器（オーブン）の内部に、
複数の帯状金属板を設置したキャタピラ状コンベアを設
け、キャタピラ状コンベアの上部に複数のカップ状の容
器をチェーンに設けたカップコンベアを設ける。カップ
には、断熱材を調理食品に接触する部分に設ける。カッ
プ状容器とキャタピラ状コンベアとの間隙を調整できる
装置を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はハンバーガー用のパン等の調理食品の加熱調理をおこなうコンベア式 オーブンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ハンバーガー用の調理食品の加熱調理は、焼いた鉄板の上に調理食品を置いて 、カバー等をかぶせておこなう方法が一般的である。この調理方法では鉄板の上 に調理食品を置き、カバーをかぶせ所定の時間を経過したら、カバーを開き調理 食品を取り出し調理を行うため、１個あたりの処理工数が多い。そのため、処理 個数が増えてくると加熱調理時間がまちまちになり、仕上がり状態が均一に成ら ず、人手の処理工数と調理時間が増加するという欠点があった。また、一度に加 熱調理した大量のハンバーガーを保温保管して、必要に応じて顧客に渡す方法が とられているが、包装して加温保管しているために蒸れるという欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、ハンバーガー用の調理食品の加熱調理をコンベアオーブンに て行うことにより、一連の加熱調理の工程を自動化し、加熱調理時間並びに加熱 温度を一定に焼き上げることにより、ハンバーガーの加熱調理を自動化並びに合 理化し、焼き立てのハンバーガーを顧客に供給できるオーブンを提供することに ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では調理食品の加熱調理をコンベアオーブンで実施するために、内部加 熱できる容器（オーブン）の内部に、複数の帯状金属板を設置したキャタピラ状 コンベアを設け、キャタピラ状コンベアの上部に複数のカップ状の容器をチェー ンに設けたカップコンベアを設ける。カップには、断熱材を調理食品に接触する 部分に設ける。カップ状容器とキャタピラ状コンベアとの間隙を調整できる装置 を設ける。

【０００５】

【作用】

オーブン内部でのヒーターによる加熱もしくは帯状金属板へ直接加熱により、 キャタピラ状コンベアの帯状金属板が加熱されている為に、帯状金属板上に調理 食品を置くことにより、帯状金属板との接触面を焼き上げることができる。更に 、調理食品にカップ状容器をかぶせることにより、調理食品の乾きの防止と蒸し 上げ効果が得られる。カップ状容器と調理食品との間に断熱材を置くことにより 、カップ状容器の熱による調理食品への影響を防止できる。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図面を用いて説明する。図１は本考案の一実施例の縦断面 図である。箱状の容器（コンベアオーブン本体）(６)に開口部(３)を設け、チェ ーン(９)上に複数の帯状金属板(１０)を設けたキャタピラ状コンベア(１)の搬入 口並びに搬出口が開口部(３)から出るように、キャタピラ状コンベア(１)を設置 する。キャタピラ状コンベア(１)のチェーン(９)に、駆動装置等が取り付けられ たスプロケット(１２)を取付け、キャタピラ状コンベア(１)を駆動させる。金属 板(１０)の下にガイドレール(７)を設け、帯状金属板が一定の高さを保持できる ようにする。コンベアオーブン本体(６)の内部にヒーター並びに温度検出装置を 設け、本体内部を所定の温度に加熱させる。図１では、バーナユニット(８)にて 加熱させる場合を示している。帯状金属板の表面にテフロン等の表面処理をおこ なってもよい。

【０００７】 キャタピラ状コンベア(１)の上部に、図２に示すように、内部に断熱材(５)を 設けた複数個のカップ状容器(４)をチェーン(９)に設置したカップコンベア(２) を設置する。カップコンベア(２)のチェーン(９)に、駆動装置が取り付けられた スプロケット(１２)を取付け、カップコンベア(２)を駆動させる。この時、カッ プコンベア(２)とキャタピラ状コンベア(１)の搬送速度が一緒になるようにコン ベア駆動装置(１５)を同一にしてもよい。図３に示すように、キャタピラ状コン ベア(１)の上部面とカップ状容器(４)との間隙を調整する間隙調整装置(１３)を 設け、調理食品(１１)の大きさによって間隙を調整する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の実施により、ハンバーガー用のパン並びにミートパティなどの調理食 品の加熱調理の一連の工程がコンベアオーブンにより実施でき、コンベアオーブ ン内の温度制御並びにコンベアの搬送速度の制御により、均質な加熱調理の加工 が可能となり、自動化が可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例の縦断面図

【図２】 カップコンベアの詳細図

【図３】 本考案の一実施例図１のＡ−Ａ断面図

【図４】 本考案の

【請求項１】の場合の一実施例

【符号の説明】

１ キャタピラ状コンベア ２ カップコンベア ３ 開口部 ４ カップ状容器 ５ 断熱材 ６ コンベアオーブン本体 ７ ガイドレール ８ バーナユニット（ヒーター） ９ チェーン １０ 帯状金属板 １１ 調理食品 １２ スプロケット １３ 間隙調整装置 １４ シャフト １５ コンベア駆動装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】箱状の容器に開口部を設け、キャタピラ状
   コンベアの搬入口並びに搬出口が開口部から出るように
   キャタピラ状コンベアを設置し、キャタピラ状コンベア
   の駆動チェーンに駆動装置を取り付け、オーブン本体の
   内部にヒーター並びに温度検出装置を設け、本体内部を
   所定の温度に加熱させるコンベアオーブンにおいて、内
   部に断熱材を設けた金属性のカップ状の複数個の容器を
   チェーンに設置したカップコンベアをキャタピラ状コン
   ベアの上部に設置し、カップコンベアの駆動チェーンに
   キャタピラ状コンベアの駆動装置と連動させたコンベア
   駆動装置を設けたことを特徴とするコンベアオーブンの
   構造。