JPH0566980A - フアイル制御方式 - Google Patents

フアイル制御方式

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Publication number
JPH0566980A
JPH0566980A JP3227861A JP22786191A JPH0566980A JP H0566980 A JPH0566980 A JP H0566980A JP 3227861 A JP3227861 A JP 3227861A JP 22786191 A JP22786191 A JP 22786191A JP H0566980 A JPH0566980 A JP H0566980A
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JP
Japan
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file
memory
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block
host
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JP3227861A
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English (en)
Inventor
Norio Emura
憲夫 江村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位装置による記憶媒体のファイルへのアク
セス時間を短縮し、上位装置における情報処理の効率を
向上させることが可能なファイル制御技術を提供する。 【構成】 ファイルアドレスラッチ30を備えた論理/
物理アドレス変換器38、スクロール契機発生器35よ
りなるファイルセレクタ22を制御して、ホストコンピ
ュータ内部バス2に接続された半導体メモリ18を構成
する複数のセグメント内の各ブロックに独立したファイ
ルブロックアドレス空間を割当て、ホスト1の出力した
論理ファイルアドレスとファイルアドレスラッチ30の
内容が一致すると、ホスト1は半導体メモリ18上で直
接にファイルをアクセスできる。また、本体DISKメ
モリ5内で必要なファイル、又はファイルブロックの全
てのアドレス空間を半導体メモリ18に割当て不可の場
合、ファイル先読み契機発生器37やスクローク契機発
生器35などの制御により、本体DISKメモリ5内の
ファイルをスクロールすることで、ホスト1はファイル
データが全て半導体メモリ18にあるかのようにアクセ
スできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイル制御技術に関
し、特に、情報処理装置を構成する上位装置と、ディス
ク装置または拡張記憶装置などの記憶媒体との間におけ
るファイルデータの授受に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ(以下、ホス
トと略記する)がファイルデータを主記憶装置上でアク
セスするに際しては、たとえば、図24の「従来技術に
よるホストのファイルアクセス説明図」に示すように、
目的のファイルのブロック(4KB構成)が主記憶装置
に割り当ててある場合、ホストは直接、物理アドレスを
用いてアクセスすることができる。
【0003】ところが、主記憶装置上に、目的のファイ
ルブロックのアドレス空間が割り当ててない場合、ホス
トはアクセスに失敗した前記ブロックの該当するファイ
ルを「ファイル番号」と「ファイル内相対アドレス」の
合成値(論理ファイルアドレス)を出力することで、た
とえば、図24に示す「拡張記憶に相対アドレスでアク
セスするためのリロケーション機構」を用いて、論理フ
ァイルアドレスを拡張記憶上(スーパ空間)の物理アド
レスに変換する。
【0004】この場合、ホストは、処理プログラムの実
行を一時中断し、主記憶装置上に空きエリアのない場
合、使用頻度が低いなどの理由で不要と判断したブロッ
クデータを拡張記憶へ追い出した後、主記憶装置上の空
きエリアに新たなファイルブロックのアドレス空間を割
当て、前記ファイルブロックデータを拡張記憶(スーパ
空間)から主記憶装置(アドレス空間)に転送した後、
前記処理プログラム実行を再開する。
【0005】なお、上記従来技術に関連する公知文献と
しては、(1)日経コンピュータ(雑誌)1990.1
0.15「出そろったESA対抗の新アーキテクチャ」
(P145)、および(2)日立評論(雑誌)199
1.2「OS VOS3/ASの高性能.大容量化方
式」(P67〜P76)、などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、次
の点について問題がある。
【0007】すなわち、まず第一に、従来の技術で述べ
た制御を実行するための処理プログラムを主記憶装置に
常駐させるため、余分なバッファ領域を必要とする。
【0008】第二に、ホストは主記憶装置上のアドレス
空間を直接、論理ファイルアドレスを用いてアクセスす
ることができない。
【0009】第三に、「ホストが主記憶装置上のアドレ
ス空間で希望するファイルのブロックのアクセスに失敗
した場合」、又は、「主記憶装置上に、複数のファイル
のアドレス空間を割り当てるのに、指定エリア内にファ
イル内の全てのブロックのアドレス空間を割り当てるこ
とができない状態で、ホストが主記憶装置に割り当てて
ない前記ファイルのブロックをアクセスした場合」、そ
の都度、主記憶装置上にブロックのアドレス空間を割り
当て、ファイルのブロックデータを転送しなくてはなら
ず、処理プログラムの実行が妨げられ、システムの処理
遂行上のボトルネックとなる。
【0010】第四に、主記憶装置上で、ホストが作成し
たファイルデータを拡張記憶装置を通してDISK装置
に格納するのに、DISK装置へのアクセスを重ねる度
に、ファイルがより多くのブロックに分断されて格納さ
れるようになり、アクセス速度の低下を招く。
【0011】本発明の目的は、上位装置による記憶媒体
のファイルデータへのアクセス時間を短縮し、上位装置
における情報処理の効率を向上させることが可能なファ
イル制御技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】すなわち、本発明のファイル制御方式は、
プログラムの実行とデータ処理等を行う演算ユニット及
びセグメント分割されたメモリを持つ上位装置と、この
上位装置に接続され、ファイルデータが格納される記憶
媒体とからなる情報処理装置において、上位装置はメモ
リ上で固定または可変なブロック数からなるファイルデ
ータをアクセスし、記憶媒体とメモリとの間で随時ファ
イルデータの転送を行なうファイル制御方式であって、 (1)記憶媒体とメモリとの間にはファイルデータの転
送処理を遂行するファイル制御手段が介設され、 (2)ファイル制御手段は、ブロック分割されたファイ
ル内のブロックデータを、ファイル名称、又はファイル
名称に対応付けられたファイル番号と、当該ファイル内
の相対アドレスとを用いてアクセスすることのできるブ
ロックアドレス空間をメモリの各セグメントをブロック
分割した各ブロックに対して割り当てる第1の制御手段
と、 (3)メモリ内に割り当てたファイルのブロックアドレ
ス空間の集合体であるファイルアドレス空間を、 (A)ファイル番号とファイル内アドレス(Pビット構
成)の合成値 [ (ファイル番号)*2P +(ファイル内アドレス)
]、又は、 (B)ファイル番号とファイル内ブロックアドレス(Q
1ビット構成)とファイルブロック内アドレス(Q2ビ
ット構成)の合成値 [ (ファイル番号)*2Q1+Q2 +(ファイル内ブロッ
クアドレス)*2Q2+ファイルブロック内アドレス ] であるファイルアドレスを用いて直接アクセスする第2
の制御手段を備えたものである。
【0015】また、本発明のファイル制御方式は、請求
項1記載のファイル制御方式において、メモリに一つ又
は複数のファイルアドレス空間を割り当て、メモリ指定
エリア内にファイル内の全てのブロックアドレス空間を
割り当てることができない場合、ファイルの先頭から可
能な限りのブロックアドレス空間、又は、上位装置がフ
ァイル内でアクセスする可能性の高い一つ、又は、複数
のブロックのブロックアドレス空間をメモリ指定エリア
内に割り当て、上位装置がファイルをメモリ上でアクセ
スする際、上位装置のアクセス状況に応じ、アクセスす
るブロックが遷移するとブロックのブロックアドレスの
昇順、又は降順方向に一定量のブロックのブロックアド
レス空間、又は、以降アクセスする可能性の高い一つ、
又は、複数のブロックのブロックアドレス空間をメモリ
指定エリア内に割り当てる第3の制御手段を設けたもの
である。
【0016】また、本発明のファイル制御方式は、請求
項1または2記載のファイル制御方式において、記憶媒
体内のファイルデータを階層構造化したファイル群に対
し、最下位属性を有する実在ファイルに階層属性を与
え、ファイル群全体を階層構造別にソートし、更にファ
イル内をファイル内ブロックアドレスでソートし、上位
装置が任意の属性のファイルデータをメモリ上でアクセ
スすると、上位装置は次も同じ属性、もしくは、数段上
の階層属性のファイルをアクセスするものと仮定し、階
層属性のファイル群をメモリに先読みする(メモリにフ
ァイルアドレス空間を割当て、必要に応じファイルデー
タを記憶媒体から転送する)第4の制御手段と、メモリ
に一つ又は複数の「同じ階層属性もしくは数段上の階層
属性を持つファイル群」のファイルアドレス空間を割り
当て、メモリの指定エリア内にファイル群内の全てのフ
ァイルのファイルアドレス空間を割り当てることができ
ない場合、階層属性に従いソートされた状態でファイル
群に対し、ファイル群の先頭から可能な限りのファイル
のファイルアドレス空間、又は、上位装置がファイル群
内でアクセスする可能性の高い一つ、又は、複数のファ
イルのファイルアドレス空間をメモリの指定エリア内に
割り当て、上位装置がファイル群をメモリ上でアクセス
する際、上位装置のアクセス状況に応じ、アクセスする
ファイルが遷移するとファイルの階層属性の昇順、及び
降順方向に一定量のファイルのファイルアドレス空間、
又は、以降アクセスする可能性の高い一つ、又は、複数
のファイルのファイルアドレス空間をメモリ指定エリア
内に割り当てる第5の制御手段を設けたものである。
【0017】
【作用】上記した本発明のファイル制御方式によれば、
上位装置は、前記メモリ上のファイルデータをファイル
名称に対応付けられた「ファイル番号」と「ファイル内
アドレス」、又は、「ファイル番号」と「ファイル内ブ
ロックアドレス」と「ファイルブロック内アドレス」の
合成値である論理ファイルアドレスを上位装置の内部バ
ス(アドレスバス)に出力することにより、物理アドレ
スを意識することなく、目的のファイルの前記メモリ上
の任意のブロックをアクセスすることができる。
【0018】また、メモリ上に、複数のファイルのアド
レス空間を割り当てるのに、指定エリア内に、1つのフ
ァイル内の全てのブロックのブロックアドレス空間を割
り当てることができない場合、前記ファイル内での上位
装置のアクセス状態に応じて、上位装置がアクセス中の
ブロックに対しファイル内ブロックアドレスの昇順、又
は降順方向に一定量のブロックのブロックアドレス空
間、又は、上位装置がアクセスする可能性の高い前記フ
ァイルのブロックアドレス空間(一つ/複数)を前記メ
モリに割当てることにより、目的のファイルブロックが
メモリ上に存在する確率が大きくなる。
【0019】また、前記記憶媒体内のファイルデータを
階層構造化したファイル群に対し、最下位属性(つまり
実在ファイル)に階層属性を与え、ファイル群全体を階
層構造別にソートし、更にファイル内をファイルブロッ
クアドレスでソートし、上位装置が任意の属性のファイ
ルデータを前記メモリ上でアクセスすると、上位装置は
次も同じ属性、もしくは、数段上の階層属性のファイル
をアクセスするものと仮定し、前記メモリにファイルア
ドレス空間を割当て、必要に応じファイルデータを前記
記憶媒体から転送する、という前記階層属性のファイル
群の前記メモリへの先読み動作を行うので、目的のファ
イルブロックがメモリ上に存在する確率が大きくなる。
【0020】また、前記ファイル群の全てのファイルを
前記指定エリアに転送できない場合、上位装置がアクセ
スするファイルを変更すると、前記ファイルの階層属性
の昇順、又は降順方向に一定量のファイルのアドレス空
間、又は、上位装置のアクセス状況に応じ、以降、アク
セスする可能性の高いファイルのファイルアドレス空間
(一つ/複数)を前記メモリに割当てるという動作を行
うので、目的のファイルデータがメモリ上に存在する確
率が大きくなる。
【0021】これにより、(A)固定、又は可変なブロ
ック数から成るファイルを前記メモリ上でアクセスする
のに、上位装置が前記メモリ上で、論理ファイルアドレ
スをアドレスバス上に出力することで、直接ファイルデ
ータをアクセスすることができ、(B)上位装置が前記
メモリに対するファイルのアクセス待ちを軽減でき、
(C)前記記憶媒体でのファイルの高速アクセスや、階
層先読みの高速化が可能となり、上位装置の処理効率を
向上させることができる。
【0022】
【実施例1】以下、図面を参照しながら、本発明の一実
施例であるファイル制御方式の一例を説明する。
【0023】図1は、本実施例のファイル制御方式を実
現したDISKメモリ装置の構成の一例を示すブロック
図である。
【0024】本実施例のDISKメモリ装置は、ホスト
1によってアクセスされるファイルデータが格納された
本体DISKメモリ5と、ホスト1の一部に配置された
メモリ装置3を含んでいる。
【0025】本体DISKメモリ5は、DISKメモリ
内部インターフェイスバス4を介してホスト1の側のメ
モリ装置3に接続され、当該メモリ装置3との間におけ
るデータの授受を制御するDISKメモリコントローラ
8と、このDISKメモリコントローラ8の配下で稼働
し、図示しない磁気ディスクなどのデータ記憶媒体を備
えた複数台のディスク装置13とで構成されている。
【0026】なお、本実施例で述べる「DISKメモ
リ」とは、図1に示すDISKメモリのブロック図にお
けるディスク装置13内のデータエリアに対し、0(ゼ
ロ)から始まる連続した絶対アドレスを割り当てたアド
レス及びデータ空間であり、ファイルデータはこの空間
に格納され、アクセスされる。
【0027】ホスト1は、プログラムの実行によって所
望の情報処理を遂行する演算ユニット1aを備えてお
り、この演算ユニット1aはホストコンピュータ内部バ
ス2によってメモリ装置3に接続されている。
【0028】メモリ装置3は、複数のセグメント0〜セ
グメントn−1をなす半導体メモリ18と、ファイルセ
レクタ22と、インターフェイス制御メモリ17と、ホ
ストメモリコントローラ19とを備えている。
【0029】半導体メモリ18,ファイルセレクタ2
2,インターフェイス制御メモリ17は、ホストコンピ
ュータ内部バス2およびDISKメモリ内部インターフ
ェイスバス4の双方によってアクセスされるように構成
されている。
【0030】また、ファイルセレクタ22およびインタ
ーフェイス制御メモリ17は、ホストメモリコントロー
ラ内部バス21を介してホストメモリコントローラ19
に接続され、当該ホストメモリコントローラ19の配下
で後述のような一連の制御動作を遂行する。
【0031】ファイルセレクタ22は、たとえば図8に
例示されるように、半導体メモリ18を構成する複数の
セグメントの各々毎に設けられた複数の論理/物理アド
レス変換器38を備えている。半導体メモリ18の各セ
グメントは、さらに複数のブロックに分割して管理さ
れ、このブロックを単位としてアクセスが実行される。
【0032】なお、半導体メモリ18を構成する個々の
セグメントは、たとえば、物理的に独立な半導体集メモ
リ素子(RAM)からなる。
【0033】この論理/物理アドレス変換器38の各々
は、ホストメモリコントローラ内部バス21に接続さ
れ、現在当該セグメント内に格納されているファイルブ
ロックのファイル番号(ファイル名称受付番号)を保持
しているファイルアドレスラッチ30と、DISKメモ
リ内部インターフェイスバス4およびホストコンピュー
タ内部バス2の双方に接続され、当該DISKメモリ内
部インターフェイスバス4またはホストコンピュータ内
部バス2から到来する論理ファイルアドレスの上位部
(ファイル番号)と、ファイルアドレスラッチ30のフ
ァイル番号とを照合するコンペア器31と、このコンペ
ア器31の出力から当該セグメント内のブロックアドレ
スを生成する半導体メモリブロックアドレス発生器32
とを備えている。また、コンペア器31の出力は、セグ
メントセレクト信号や後述のアクセスNG信号の発生に
用いられる。
【0034】複数の論理/物理アドレス変換器38の各
々には、コンペア器31の出力信号を入力するアクセス
回数検出器34およびファイル先読み契機発生器37が
設けられており、当該アクセス回数検出器34およびフ
ァイル先読み契機発生器37はホストメモリコントロー
ラ内部バス21に接続されている。ファイル先読み契機
発生器37の出力は、後述のファイル先読み契機信号と
して用いられる。
【0035】また、アクセスNG信号と、ホストコンピ
ュータ内部バスに発行されるファイルデータRD/WR
信号を契機として、ホスト1が半導体メモリ18上でミ
スヒットしたファイルの論理ファイルアドレスはアクセ
スNGファイルアドレスラッチ36にラッチされ、ホス
トメモリコントローラ内部バス21およびホストコンピ
ュータ内部バス2を介して参照される。
【0036】本実施例では、DISKメモリ装置がホス
ト1よりファイルデータRD/WRコマンドをインター
フェイス制御メモリ17で受信すると、ディスク装置1
3のファイルデータを半導体メモリ18に転送、または
半導体メモリ18上のファイルデータをディスク装置1
3(本体DISKメモリ5)に格納するファイル管理モ
ードをサポートする。又、半導体メモリ18上のファイ
ルデータは、物理アドレスを意識することなく、後述す
る論理ファイルアドレスをアドレスバス(ホストコンピ
ュータ内部バス2)上に出力することで直接アクセスす
ることができる。
【0037】以下、本実施例のファイル管理モード制御
における動作の一例を説明する。
【0038】まず、DISKメモリ装置上のファイル管
理について説明する。
【0039】ファイルは1ブロックをデフォルト値で2
n KBとし、1つ又は複数のブロックより成る。ホスト
メモリコントローラ19は、ホスト1の作成した半導体
メモリ18上のファイルデータを本体DISKメモリ5
に格納、又はファイルデータを本体DISKメモリ5か
ら半導体メモリ18にロードするのに図2に示す各ファ
イルデータに対応したファイル管理情報T100を管理
する。
【0040】同図において、ファイル名称T101は、
ホスト1がファイルデータに対し登録したファイル番号
(HEXAコード)、ブロック数T103は、ホスト1
が指定し前記ファイルデータを構成するブロック数を示
す。DISKメモリFBA(Fail_Block_A
ddress)T102は、DISKメモリ装置全体を
前記ブロックで分割した場合のファイルデータ格納先頭
ブロックアドレスを示す。
【0041】ファイル階層属性T104は、DISKメ
モリ装置に格納する全てのファイル群を図3の一例に示
すように階層構造化し、各階層に対し階層属性を付加
し、実ファイルの存在する最下位層に至るまでの階層属
性をファイル単位に配列したものである。また、前記階
層属性を持たないファイルは無所属ファイルとして管理
する。
【0042】次に、前記ファイルは図2に示すファイル
名称ソート別ファイル管理情報テーブルT110、及び
階層属性ソート別ファイル管理情報テーブルT120に
より管理される。
【0043】まず、ファイル名称ソート別ファイル管理
情報テーブルT110は、ファイル管理情報T100の
集合体で半導体メモリ18上の各々のファイルデータを
本体DISKメモリ5に格納したり、また本体DISK
メモリ5のファイルデータを半導体メモリ18にロード
するのに用い、ファイル名称の順番(HEXAコードの
昇順)に配列される。
【0044】次に、階層属性ソート別ファイル管理情報
テーブルT120は、ファイル階層属性T104を基に
テーブル全体をソートしたもので、ファイルデータの自
動先読や、階層構造別ソート処理等に用いる。また、ホ
スト1が本体DISKメモリ5上に後述するファイルを
オープンする際、ホストメモリコントローラ19は新規
ファイル管理情報を前記ファイル名称ソート別ファイル
管理情報テーブルT110および階層属性ソート別ファ
イル管理情報テーブルT120の未登録エリアに登録す
る。
【0045】ここで、階層属性ソート別ファイル管理情
報テーブルT120は、ファイル管理モードが起動する
時点では既にファイル階層属性に従いテーブル全体がソ
ートされており、本体DISKメモリ5に格納されたフ
ァイデータも前記テーブルに従いソート済である。ま
た、ファイル管理モードにおいて、前記階層属性ソート
別ファイル管理情報テーブルT120、及び本体DIS
Kメモリ5において図2、及び図4に示すように新規追
加のファイル管理情報及びファイルデータをソートする
ために最低必要な未登録エリア、又は空きエリアが階層
属性ソート別ファイル管理情報テーブルT120、及び
本体DISKメモリ5上に確保されている。また、前記
階層属性ソート別ファイル管理情報テーブルT120の
管理するファイル管理情報は、図3のDISKメモリ格
納ファイル階層構造図に示すように、ファイル階層属性
の各属性にHEXAコードを付け、ファイル階層属性の
各属性を示すHEXA値の小さい順にソートすることで
階層構造図を展開できる。
【0046】以上によりホストメモリコントローラ19
は、図6のフローチャートと図5の説明図を用いて以下
の制御に従い本体DISKメモリ5内の全ファイルデー
タ及び前記階層属性ソート別ファイル管理情報テーブル
T120内のファイル管理情報T100を階層属性別に
ソートする。
【0047】〔手続き1−1〕まず、図2、及び図4に
示す階層属性ソート別ファイル管理情報テーブルT12
0のファイル管理情報とDISKメモリ装置上のファイ
ルデータにおいて新規作成分のみの階層属性別ソートを
行う。前記ソート方法は、ソート対象エリアの全体また
は一部に対し別の空きエリアに階層構造図の階層属性の
順番(ファイ階層属性のHEXA値の小さい順)に並べ
ることで一回のデータ移動でソートを完了するものとす
る。(フローチャートE3) 本実施例では、DISKメモリ装置、及び前記階層属性
ソート別ファイル管理情報テーブルT120のソート対
象エリアのデータを上記ソート方法に従い、ソートする
データを半導体メモリ18に転送し、本体DISKメモ
リ5の空きエリア、及び前記階層属性ソート別ファイル
管理情報テーブルT120の未登録エリアに一時退避す
る。この動作を1回、又は、複数回繰り返すことでソー
トを終了し、元の新規追加分エリアに今回ソートしたデ
ータを転送する。(フローチャートE0) 〔手続き1−2〕次に、図5において本体DISKメモ
リ5の空きエリアを利用して、旧ソート済み階層属性フ
ァイル群(ファイル管理情報/ファイルデータ)と(手
続き1−1)で作成した新規ソート済みファイル群(フ
ァイル管理情報/ファイルデータ)をソートするのに、
前記ソート方法に従い、前記両ファイル群がDISKメ
モリアドレス空間の絶対アドレスの昇順(000000
00[16]−−→FFFFFFFF[16]:正方
向)に配列されている場合、ファイル階層属性の順(H
EXA値コードの昇順)に、本体DISKメモリ5の空
きエリアの容量に相当する分のファイル群データを半導
体メモリ18に転送することでソートし、DISKメモ
リアドレス空間の空きエリアにDISKメモリ絶対アド
レスの降順に、最終アドレスから順(FFFFFFFF
[16]−−→00000000[16]:負方向)に
格納していく。(フローチャートE1) 〔手続き1−3〕上記ソート制御において、不要になっ
たファイル群データの格納エリアは、空きスペースとみ
なし、(手続き1−2)において不要になったファイル
群データエリアに対し必要なファイルデータをDISK
メモリアドレス空間の先頭アドレスから順に詰めていき
図5に示す空きエリア1を確保する。(フローチャート
E 2)〔手続き1−4〕(手続き1−2)および(手続き
1−3)の処理を繰り返すことで、全体のソートを完了
する。
【0048】但し、(手続き1−1)において旧ソート
済み階層属性ファイル群(ファイル管理情報/ファイル
データ)、及び新規ソート済みファイル群(ファイル管
理情報/ファイルデータ)がDISKメモリアドレス空
間の絶対アドレスの降順(FFFFFFFF[16]−
−→00000000[16]:負方向)に配列されて
いる場合、DISKメモリ絶対アドレスの昇順(正方
向)に、先頭アドレスから格納していく。
【0049】
【実施例2】本実施例では、ホスト1がファイルデータ
を半導体メモリ18上でアクセスするのに、半導体メモ
リ18上の物理アドレスを意識することなく、ファイル
名称とファイル内アドレスを組み合わせた論理ファイル
アドレスでアクセスするファイルアドレスモードをサポ
ートする。
【0050】本モードは、(モード1)ファイルのブロ
ック数を固定にした場合と、(モード2)ブロック数の
異なるファイルが混在する場合の両者をサポートする。
【0051】ホスト1は半導体メモリ18上でファイル
をアクセスするのに図7(論理ファイルアドレス−−→
半導体メモリ物理アドレス 変換方式)に示す様に、 (モード1)ブロック数(ファイル長)が全て固定の場
合、ファイル名称に対応付けられたファイル番号(HE
XAコード)とファイル内アドレス(Pビット構成)を
組み合わせた論理ファイルアドレス、 [ (ファイル番号)*2P +(ファイル内アドレス)
] を用いるか、または、 (モード2)ブロック数(ファイル長)の異なるファイ
ルが混在する場合、ファイル番号とファイル内ブロック
アドレス(Q1ビット構成)とファイルブロック内アド
レス(Q2ビット構成)を組み合わせた論理ファイルア
ドレス [ (ファイル番号)*2(Q1+Q2) +(ファイル内ブロ
ックアドレス)*2Q2+ファイルブロック内アドレス)
] を用いる。但し、(モード1)においてファイルのブロ
ック数が2以上の場合、(モード2)と同じ扱いとな
る。
【0052】一方、ホストメモリコントローラ19は、
図8に示すファイルセレクタ22を用いて、半導体メモ
リ18上に論理ファイルアドレス空間を割当て、ホスト
1は、前記論理ファイルアドレス空間に対し、前記論理
ファイルアドレスをアドレスバス(ホストコンピュータ
内部バス2)上に出力することで直接ファイルデータを
アクセスできるように制御する。
【0053】半導体メモリ18はk個のセグメントより
成り、ファイルセレクタ22によって各セグメントはそ
れぞれN個にブロック分割(全体でk*N個のブロック
分割)される。ホストメモリコントローラ19は各ファ
イル(1つ又は複数のブロックで構成される。)に対
し、半導体メモリ18上に一つの連続した論理ファイル
アドレス空間を割当てるため以下の制御を行う。
【0054】〔手続き2−1〕半導体メモリ18上のフ
ァイルデータは、図9に示すように下記の二つのテーブ
ルで管理する。
【0055】同図の(a)に示されるように、半導体メ
モリファイル管理テーブルT130は、複数のセグメン
トから成る半導体メモリ18の物理アドレス空間をブロ
ック分割し、セグメント&ブロックアドレスの昇順に配
置された各ブロックに対応し、「半導体メモリ内セグメ
ント&ブロックアドレス」,「ファイル上位アドレ
ス」,「DISKメモリFBA」,「セグメント管理情
報」(ホスト1のブロックの「使用中」、本体DISK
メモリ5と半導体メモリ18との「データ転送中」、ブ
ロックの「未使用」のいずれかを示す「使用中フラ
グ」,ブロックデータの書換の有無を示す「データ書換
フラグ」,「データ保持フラグ」),各ブロックの使用
頻度を示す「アクセス回数」から成るファイルブロック
情報を格納したものである。
【0056】但し、前記半導体メモリファイル管理テー
ブルT130は、「論理ファイル(ブロック)アドレス
空間を割り当てていない半導体メモリ18上のセグメン
ト内の各ブロック」に対応した半導体メモリセグメント
&ブロックアドレスに対し、該当するファイルブッロッ
ク情報をクリアし、「使用中フラグ」を「未使用」にセ
ットする。
【0057】また、同図(b)に例示されるファイルア
ドレスソートファイル管理テーブルT131は、半導体
メモリファイル管理テーブルT130において、「使用
中フラグ」が「使用中」又は「データ転送中」となって
いるファイルブロック情報を「フィル上位アドレス」
(「ファイル名称」又は「ファイル名称」と「ファイル
内ブロックアドレス」の合成値)でソートしたものであ
る。
【0058】〔手続き2−2〕半導体メモリファイル管
理テーブルT130の使用中フラグが「未使用」となっ
ているブロック(セグメント&ブロックアドレス)をサ
ーチして後述する半導体メモリ空きエリアテーブルT1
40(図10)に前もってアドレスの昇順に半導体メモ
リ18内の空きブロックをリストアップしておく。
【0059】〔手続き2−3〕ここで、半導体メモリ1
8上に該当するファイルのアドレス空間を割り当てるた
め、前記半導体メモリ空きエリアテーブルT140より
半導体メモリ18の空きエリア(ブロック)に対し、指
定ファイルの構成ブロック数分、アドレスの昇順に使用
するブロックを決定し、半導体メモリファイル管理テー
ブルT130に使用を宣言する。
【0060】つまり、使用を決めた半導体メモリ18上
の各ブロック(セグメント&ブロックアドレス)に対
し、ファイル名称ソート別ファイル管理情報テーブルT
110よりファイル上位アドレス、及びDISKメモリ
FBAをロードし、半導体メモリファイル管理テーブル
T130にセットする。また、前記ファイル管理情報を
ファイルアドレスソートファイル管理テーブルT131
に追加挿入する。(これは、前記ファイルアドレスソー
トファイル管理情報をテーブルT131に追加し、ファ
イル上位アドレスで、全テーブルをソートしたことにな
る。) 同時に、図8において、ファイルセレクタ22を制御し
て、使用を決めた半導体メモリ18上の全てのブロック
(セグメント&ブロックアドレス)に対応したファイル
アドレスラッチ30に「ファイル番号」、又は、ファイ
ル番号とファイルブロック内アドレス(Q1ビット構
成)を合成した「ファイル上位アドレス」(ファイル番
号*2Q1+ファイル内ブロックアドレス)をセットす
る。
【0061】以上の制御により、ホスト1又はDISK
メモリコントローラ8が自分のアドレスバス上位部に
(モード1の場合の)ファイル番号、又は、(モード2
の場合の)ファイル番号とファイルブロック内アドレス
(Q1ビット)を合成したファイル上位アドレスを出力
すると、ファイルセレクタ22内のコンペア器31によ
って前記ファイルアドレスラッチ30の内容と比較さ
れ、一致すると該当するブロックの半導体メモリ18上
の1つのセグメント(RAM単位)がセレクトされ、半
導体メモリブロックアドレス発生器32によって半導体
メモリブロックアドレスが生成され、これと、ホスト1
又はDISKメモリコントローラ8が前記アドレスバス
下位部に出力した下位アドレス(ファイル内アドレス、
又はファイルブロック内アドレス)との合成値により半
導体メモリ物理アドレスが生成され、ホスト1又はDI
SKメモリコントローラ8は指定ファイル内エリア、又
は、指定ファイルブロック内エリアをアクセスすること
ができる。
【0062】なお、ブロック数(ファイル長)が異なる
ファイルが混在する場合(つまりファイル内のブロック
数の追加が可能な場合)、半導体メモリ18内に1つの
ファイルの複数のブロックが点在することがある。
【0063】次に、ホスト1が半導体メモリ18上に設
定されてない論理ファイルアドレス空間をアクセスする
と、図8においてファイルセレクタ22によりアクセス
NG信号が出力され、同時にホスト1がアドレスバスに
出力した論理ファイルアドレスがアクセスNGファイル
アドレスラッチ36に格納される。ここで、ホスト1に
よって当該アクセスに関して緊急データ転送モードが設
定されている場合、前記アクセスNG信号を契機とし
て、ホストメモリコントローラ19は下記制御を行う。
【0064】ファイルセレクタ22内のアクセスNGフ
ァイルアドレスラッチ36よりファイル上位アドレスを
ロードし、これを基にファイル名称ソート別ファイル管
理情報テーブルT110より該当するファイルのDIS
KメモリFBAとブロック数をロードし、ファイルセレ
クタ22、及び、半導体メモリファイル管理テーブルT
130,ファイルアドレスソートファイル管理テーブル
T131を制御して半導体メモリ18上に前記ファイル
の論理アドレス空間を割り当て必要に応じ本体DISK
メモリ5から半導体メモリ18に最優先で該当するファ
イルのデータ転送を行う。
【0065】また、ホスト1がファイルブロック自動追
加モードを設定した状態で、かつ、本体DISKメモリ
5上のファイルが半導体メモリ18にリードされた状態
で、前記ファイルではあるが本体DISKメモリ5、及
び半導体メモリ18上に論理ファイルブロックアドレス
空間を割り当てていないブロックをアクセスすると、フ
ァイルセレクタ22よりアクセスNG信号が出力され
る。ホストメモリコントローラ19は、これを契機とし
て、以下の制御を行う。
【0066】〔手続き3−1〕ファイルセレクタ22の
アクセスNGファイルアドレスラッチ36よりホスト1
のアクセスしたファイル上位アドレス(ファイル名称と
ファイルブロックアドレスの合成値)をロードし、前記
ファイル上位アドレスにファイルの先頭(ファイルブロ
ックアドレス=0,ファイルブロック内アドレス=0)
を示すファイルアドレスをアドレスバスに出力し半導体
メモリ18上でREAD動作を行う。
【0067】〔手続き3−2〕このとき、ファイルセレ
クタ22のアクセスNG信号がOFF(ON:緊急デー
タ転送モードと同じ処理を行なう)であれば、ホストメ
モリコントローラ19は前記ファイルのブロックを追加
すべく、ファイル名称ソート別ファイル管理情報テーブ
ルT110,階層属性ソート別ファイル管理情報テーブ
ルT120,半導体メモリファイル管理テーブルT13
0,ファイルアドレスソートファイル管理テーブルT1
31に対し、前記ファイルに追加するブロックに対して
のみ、空きエリア、又は未登録エリアに該当するブロッ
クのファイル管理情報T100を追加し、半導体メモリ
18上の空きエリアに前記ファイル該当ブロックの論理
アドレス空間を割当てる。
【0068】〔手続き3−3〕ホスト1がファイルブロ
ック追加コマンド(パラメータ:ファイル名称,ファイ
ル内ブロックアドレス)発行した場合、(手続き3−
1),(手続き3−2)を行う。
【0069】一方、ホストメモリコントローラ19は、
処理実行待ち時間を利用して下記処理を行う。
【0070】〔処理2−1〕ファイル管理テーブルのソ
ート ファイルアドレスソートファイル管理テーブルT131
にてテーブルの更新が発生するとファイル上位アドレス
の昇順に従いソート(実際には、テーブルへの更新情報
の追加および挿入)を行う。これは、半導体メモリ18
上のファイル検索を容易にするための処置である。
【0071】〔処理2−2〕半導体メモリ空きエリアテ
ーブルの作成 半導体メモリ18上の空きエリア(空きブロック)を、
半導体メモリファイル管理テーブルT130の使用中フ
ラグが「未使用」か否かによって探し出し、半導体メモ
リ18のセグメント&ブロックアドレスの昇順に半導体
メモリ空きエリアテーブルT140(図10)を作成す
る。
【0072】〔処理2−3〕使用頻度の低いファイル/
ファイル群のサーチ ファイルセレクタ22を制御して各ファイルアドレスラ
ッチ30に対応したアクセス回数検出器34よりアクセ
ス(有/無)情報を定期的に取り込み、アクセス(有/
無)情報が「有」であれば、半導体メモリファイル管理
テーブルT130及びファイルアドレスソートファイル
管理テーブルT131の「アクセス回数」を+1更新す
る。更に、ファイルアドレスソートファイル管理テーブ
ルT131の全エントリにおいて、使用頻度(アクセス
回数)の低い順にファイルN個分をDISK追い出し要
因ファイルテーブルT145(図11)にリストアップ
する。また、ホスト1からファイルデータWRITEコ
マンドを受信して直ちに実行できない場合は,「WRI
TEフラグ」をセットしてDISK追い出し要因ファイ
ルテーブルT145の最上位にセットする。
【0073】〔処理2−4〕ファイルデータの上書きチ
ェック ファイルデータの本体DISKメモリ5への追い出しが
発生した場合、ファイルデータに対しreadのみか、
又はアクセスがなされなかった場合、ファイルデータを
本体DISKメモリ5に退避する必要はない。そこで、
ファイルセレクタ22を制御してアクセス検出器34内
に、半導体メモリ18の各ブロックに対応して設けられ
た図示しないブロックwrite検出器を動作させる。
このブロックwrite検出器は、「ホスト1からwr
ite信号を受け取るとリセットされるまでセット状態
を保持する」という動作を行う。そして、一定時間が経
過後、全てのブロックwrite検出器を参照しセット
状態になったブロックの該当するファイルに対し、半導
体メモリファイル管理テーブルT130,ファイルアド
レスソートファイル管理テーブルT131の「データ書
換えフラグ」を全てONとする。
【0074】次に、図12のフローチャートなどを参照
しながら、ホスト1が本体DISKメモリ5のファイル
をアクセスする場合、または、新規にファイルを作成す
る場合について説明する。
【0075】ホスト1は半導体メモリ18上で本体DI
SKメモリ5のファイルをアクセスする場合、又は、新
規データを作成した後ファイルデータとして本体DIS
Kメモリ5に格納する場合、前記ファイルデータREA
Dコマンド、又は、ファイルOPENコマンドをインタ
ーフェイス制御メモリ17に書き込み、ホストメモリコ
ントローラ19に対しコマンド実行を要求する。(フロ
ーチャートK0) 〔ケースI〕ファイルデータREADの場合 ホストメモリコントローラ19は、ファイルデータRE
ADコマンドがインターフェイス制御メモリ17にセッ
トされたのを契機として下記制御を行う。
【0076】〔手続き4−1〕指定ファイルデータが半
導体メモリ18上に有るか否かを、ファイルアドレスを
用いて半導体メモリ18上でREADを行ない、アクセ
スNG信号のON/OFFで調べる。(フローチャート
K1) なお、指定ファイルデータが半導体メモリ18上に有る
か否かはファイルアドレスソートファイル管理テーブル
T131を参照することによっても調査可能である。
【0077】そして、前記論理ファイルアドレス空間が
設定されている場合(フローチャートK2)、ホストメ
モリコントローラ19内の図示しない上位制御プログラ
ムに終了報告を行う。もしくは、半導体メモリ18上の
前記アドレス空間上に該当ファイルデータを上書きす
る。(フローチャートK3) 〔手続き4−2〕(手続き4−1)で前記論理ファイル
アドレス空間が半導体メモリ18上に割り当ててない場
合、(A)ノーマルモードであればファイル名称ソート
別ファイル管理情報テーブルT110より該当するファ
イルのブロック数を、(B)階層属性先読みモードであ
れば階層属性ソート別ファイル管理情報テーブルT12
0より該当する階層属性下のファイル全体のブロック数
を求める(フローチャートK4)。
【0078】次に、半導体メモリ空きエリアテーブルT
140を参照し、上記要求ブロック数分のエリアが有る
か否かを調査する(フローチャートK5)。ここで、本
体DISKメモリ5から半導体メモリ18に指定された
ファイルデータを転送するエリアのない場合、DISK
追い出し要因ファイルテーブルT145より追い出し優
先度の高いファイルデータを半導体メモリ18より本体
DISKメモリ5に転送することで、必要な空きエリア
を確保する(フローチャートK6)。
【0079】〔手続き4−3〕次に、半導体メモリファ
イル管理テーブルT130,ファイルアドレスソートフ
ァイル管理テーブルT131に、(手続き4−2)でフ
ァイルのアドレス空間の割当てを決定した各ブロック
に、該当する半導体メモリセグメント&ブロックアドレ
ス,ファイル上位アドレス,DISKメモリFBA,フ
ァイル使用フラグに「データ転送中」をセットし、ファ
イルセレクタ22の該当する各ファイルアドレスラッチ
30にファイル上位アドレスをセットする。さらに、半
導体メモリ18の前記ファイルの論理アドレス空間の使
用権をDISKメモリコントローラ8に供与するため、
対セグメントアクセス許可信号をDISKメモリコント
ローラ8側にセットする(フローチャートK7)。
【0080】〔手続き4−4〕(手続き4−3)でデー
タ転送(本体DISKメモリ5−−→半導体メモリ1
8)が必要な場合、ノーマルモードであれば、ファイル
名称ソート別ファイル管理情報テーブルT110より、
READするファイルのブロック数(T103)、DI
SKメモリ上の格納アドレスFBA(T102)及び、
半導体メモリ18上に割り当てた前記ファイルのファイ
ル名称、又は、ファイル名称とファイル内ブロックアド
レスの合成値(ファイル上位アドレス)をデータ転送制
御情報(本体DISKメモリ5−−→半導体メモリ1
8)として、インターフェイス制御メモリ17にセット
し、DISKメモリコントローラ8に対しデータ転送を
要求する(フローチャートK8)。
【0081】〔手続き4−5〕ホストメモリコントロー
ラ19は、DISKメモリコントローラ8からの終了報
告を待って、半導体メモリファイル管理テーブルT13
0,ファイルアドレスソートファイル管理テーブルT1
31のファイル使用フラグに「使用中」をセットし、半
導体メモリの前記ファイルの論理アドレス空間の使用権
をホスト1に供与するため、対セグメントアクセス許可
信号をホスト側にセットする(フローチャートK9)。
【0082】〔手続き4−6〕階層属性先読みモードの
場合、ファイル名称ソート別ファイル管理情報テーブル
T110よりファイルの属するファイル階層属性T10
4を調べ、階層属性ソート別ファイル管理情報テーブル
T120において先読みするファイルを決定し、該当す
るファイル群のアドレス群を半導体メモリ18に割り当
て、次に必要なデータ転送制御情報をインターフェイス
制御メモリ17にセットし、DISKメモリコントロー
ラ8に対しデータ転送を要求する(フローチャートK
7,K8)。
【0083】但し、前回迄、ホスト1が使用したアプリ
ケーション等で作成したファイルデータは本体DISK
メモリ5のまとまったエリアにファイル階層属性に従い
ソートされた状態で格納されており、新規追加分は空き
エリアに受付順に格納してある。
【0084】〔ケースII〕ファイルデータOPENの
場合 ホストメモリコントローラ19は、ファイルデータOP
ENコマンドがインターフェイス制御メモリ17にセッ
トされたのを契機として下記制御を行う。
【0085】〔手続き5−1〕前記コマンドにより、半
導体メモリ18上および本体DISKメモリ5に新規登
録すべきファイルの論理ファイルアドレス空間を割当
て、半導体メモリファイル管理テーブルT130,ファ
イルアドレスソートファイル管理テーブルT131にパ
ラメータ(ファイル名称,ブロック数,半導体メモリセ
グメント&ブロックアドレス)を付加して登録する。と
同時に、ファイル名称ソート別ファイル管理情報テーブ
ルT110,階層属性ソート別ファイル管理情報テーブ
ルT120の未登録エリアにファイル管理情報(ファイ
ル名称,ブロック数,DISKメモリFBA[DISK
メモリの空きエリアの先頭FBAを前記ファイル管理情
報テーブルT110より求める。],ファイル階層属
性)を付加して登録する。
【0086】以上により、ホスト1がDISKメモリ装
置上のファイルをアクセス(階層先読み無し;ブロック
数の異なるファイルが混在する場合)している際の半導
体メモリ18と本体DISKメモリ5のファイルの格納
状態の一例を図13に示す。
【0087】本実施例の場合、ある時点よりファイル
B,ファイルAが順に本体DISKメモリ5から半導体
メモリ18に転送され、次に、ファイルHが本体DIS
Kメモリ5及び半導体メモリ18上にオープンされ、さ
らに、ファイルBのブロック2が追加された例を示して
いる。
【0088】この時点で、ホスト1は、ファイルA,
B,Hを半導体メモリ18上で物理アドレスを意識する
ことなく、論理ファイルアドレスをアドレスバス(ホス
トコンピュータ内部バス2)に出力することでアクセス
することができる。その後、各ファイルは本体DISK
メモリ5に書き込まれた。ここで、ファイル名称ソート
別ファイル管理情報テーブルT110,階層属性ソート
別ファイル管理情報テーブルT120には、新たにファ
イルH(新規:ブロック0−4),ファイルB′(旧フ
ァイルBブロック0−1及び新規ブロックB′2)が追
加され、ファイルB(旧ファイルBブロック0−1)情
報は削除(ファイル名称:最大値(HEXA)コードを
登録)されている。
【0089】また、半導体メモリファイル管理テーブル
T130/ファイルアドレスソートファイル管理テーブ
ルT131には、ファイルA,B,Hはデータ保持の指
示が有るもののみ確定し、そうでないものは、前記テー
ブルから削除されている。但し、半導体メモリ18上の
ファイルデータは上書きされない限り以前のままであ
る。
【0090】
【実施例3】本実施例によるファイル管理モードにおい
ては、1ページをkブロックとし、任意のページを持つ
ファイルをサポートし、前述のファイルと同様の扱いを
行ない、論理ファイルアドレス(ファイル名称+ページ
数+ページ内アドレス)を用いて、アクセスすることが
出来るテキストモードをサポートする。このため、ファ
イルセレクタ22には、図8および図18に例示される
ようなスクロール契機発生器35が設けられている。こ
のスクロール契機発生器35は、複数のテキスト(i〜
n−1)の各々に対応して設けられた、スクロール契機
検出器60と、スクロール契機発生テキスト番号ラッチ
65と、ファイルアドレスラッチ66とで構成され、さ
らに個々のスクロール契機検出器60は、ファイル番号
ラッチ61,テキストブロックアクセス中ラッチ62,
ファイルアクセス検出器63,コンペア器64を含んで
いる。
【0091】ワークステーション等において、テキスト
(ファイルデータ)は図14に示す様に、イメージデー
タ,文字コード,図形コード等で構成され、又、イメー
ジデータはデータ圧縮される等、ページ当たりのサイズ
がまちまちで、更に、頻繁に再編集(ファイルデータ
は、本体DISKメモリ5−−→半導体メモリ18にて
編集、ページの追加、削除−−→本体DISKメモリ
5、のごとく転送される)が、行なわれる。そこで、フ
ァイル構成はNページ(任意ページ数:ホストメモリコ
ントローラ19はホスト1がページの追加、削除を行な
うことを承知している。)より成り、ページ当たりのブ
ロック数kはホスト1の指定による。また、ページ内、
又はページをまたがってファイルデータの圧縮を行な
う。そこで、本体DISKメモリ5に格納するテキスト
モードのファイルデータは、ファイル名称ソート別ファ
イル管理情報テーブルT110,階層属性ソート別ファ
イル管理情報テーブルT120の他に、図15に示すテ
キスト管理情報テーブルT150を制御し、ファイル名
称,ページ数,データ圧縮数,データ圧縮情報を管理す
る。
【0092】ホスト1はテキストがDISKメモリ装置
に格納される際、データ圧縮を行なう場合、「データ圧
縮を開始、終了するファイル内アドレスを指定するファ
イルデータWRITE(データ圧縮)コマンド」をイン
ターフェイス制御メモリ17にセットする。ホストメモ
リコントローラ19は、これを契機として、ファイルデ
ータ転送情報(半導体メモリ18−−→ディスク装置1
3)、及びデータ圧縮情報をインターフェイス制御メモ
リ17にセットし、DISKメモリコントローラ8に対
しデータ転送を要求する。DISKメモリコントローラ
8は、前記要求に対しデータ圧縮制御手段(既知の手法
のため、ここでは説明を省略する。)を用いて、前記メ
モリのファイルデータをデータ圧縮を行いながら本体D
ISKメモリ5に格納する。
【0093】但し、本体DISKメモリ5に格納するフ
ァイルデータに対応する前記ファイル名称ソート別ファ
イル管理情報テーブルT110,階層属性ソート別ファ
イル管理情報テーブルT120は、圧縮データを含めた
ファイルデータバイト数をブロック長で割った商をブロ
ック数(余りのある場合+1追加)とするため、半導体
メモリ18上のファイルを管理する半導体メモリファイ
ル管理テーブルT130,ファイルアドレスソートファ
イル管理テーブルT131のブロック数と異なることが
ある。
【0094】つぎに、ホストメモリコントローラ19
は、各テキスト毎に半導体メモリ18上に割り当てる論
理ファイルアドレス空間に使用制限を設け、ファイル容
量がテキスト(ファイルデータ)に対し設けた最大容量
を超える場合、ブロック単位のスクロール機能をサポー
トする。この機能によって、ホスト1は半導体メモリ1
8上で、テキスト長に無関係に複数のテキストをアクセ
スすることができる。前記機能を実現するため、ホスト
メモリコントローラ19は、 〔手続き6−1〕ホスト1が現在アクセスしているテキ
スト(論理ファイルブロックアドレス空間)に対しブロ
ックアドレスの昇順方向にK1ブロック分,ブロックア
ドレスの降順方向にK2ブロック分の論理ファイルブロ
ックアドレス空間を半導体メモリ18上に割り当てるよ
うに制御する。
【0095】〔手続き6−2〕ホスト1のファイルブロ
ックのアクセスと、DISKメモリコントローラ8によ
る本体DISKメモリ5と半導体メモリ18上の前記テ
キストの他のブロックとのデータ転送が、同一セグメン
トで競合するのを防止するため、ホスト1がアクセスす
るブロックを変更した場合、本体DISKメモリ5に追
い返す可能性の高いブロック(現在アクセス中のブロッ
クアドレスをADR(i)とするとADR(i)+K
1,ADR(i)+(K1−1)....,ADR
(i)−K2,ADR(i)−(K2−1)....に
該当するブロック)を前記と異なるセグメントに割り当
てる様に制御する。
【0096】一方、前記テキストモードおいて、ホスト
メモリコントローラ19は、下記制御を行なう。
【0097】〔処理3−1〕ファイル名称ソート別ファ
イル管理情報テーブルT110より該当するテキスト
(ファイル)データのうち、1テキストにつき半導体メ
モリ18に割り当てられた最大ブロック数分、(Hブロ
ック:テキストのブロック数はHブロックを超えている
ものとする。)ブロックデータを本体DISKメモリ5
より半導体メモリ18の空きブロックに下記要領にて転
送するのに、図17に示したテキストモードスクロール
機能図を用いて説明する。
【0098】〔手続き7−1〕半導体メモリ空きエリア
テーブルT140にて、Hブロック分の空きエリアが有
ることを確認する。(なければ、DISK追い出し要因
ファイルテーブルT145より追い出し優先度の高いフ
ァイルを本体DISKメモリ5へ追い返す。) 〔手続き7−2〕前記半導体メモリ空きエリアテーブル
T140の空きエリア(ブロック単位)において、空き
エリアのあるセグメントに対し、テキストの始めから半
導体メモリ18に割り当てた最大ブロック数(Hブロッ
ク)をほぼ均等になるように、半導体メモリファイル管
理テーブルT130,ファイルアドレスソートファイル
管理テーブルT131を制御して、半導体メモリ18上
に論理ファイルブロックアドレス空間を割り当てる。
【0099】〔手続き7−3〕図18に示す(テキスト
モード)ファイルセレクタ22内のスクロール契機発生
器35において、テキスト(i)用スクロール契機検出
器(i)60のファイル番号ラッチ(i)61にファイ
ル番号(テキストP)を、またテキストブロックアクセ
ス中ラッチ(i)62に(K2+1)ブロック(ホスト
1のアクセスの中心)をセットする。(但し、K1+1
+K2=Hブロック;K1,K2は前記手続き6−1と
同じ) 以降、ホスト1がテキスト中のブロックアドレス(K2
+1)をアクセスしようとした場合、直接、論理ファイ
ルアドレスでアクセスでき、かつ、スクロール契機は発
生しない。
【0100】〔処理3−2〕次に、ホスト1がブロック
アドレス{(K2+1)+2}ブロックをアクセスしよ
うとした場合、直接、論理ファイルアドレスでアクセス
できる。ところが、スクロール契機発生器35におい
て、ファイル番号とファイル番号ラッチ(i)61の内
容が一致し、かつ、前記ファイルのブロックアドレスと
テキストブロックアクセス中心ラッチ(i)62の内容
が一致しないため、コンペア器64によってスクロール
契機信号が出力される。また、スクロール契機発生テキ
スト番号ラッチ65には、テキスト番号とアクセス中心
ページ(ブロック)アドレスから成り、図示されていな
いテキストスクロールテーブルT161上のどのテキス
トでスクロール契機が発生したかを示すビット情報がセ
ットされ、ファイルアドレスラッチ66には、前記論理
ファイル上位アドレスがセットされる。ホストメモリコ
ントローラ19は、前記スクロール契機信号の出力を契
機として下記制御を行なう。
【0101】まず、ホストメモリコントローラ19はフ
ァイルアドレスラッチ66を参照することでホスト1が
どのテキストのどのブロックアドレスをアクセスしたの
か知る。次に、前記テキストスクロールテーブルT16
1を用いてホスト1が直接、論理ファイルアドレスを用
いてアクセスできるエリアを図17の状態[1]から状
態[2]へとスクロールする。
【0102】つまり、アクセスの中心をブロックアドレ
スの降順に+2ブロックずらし、ブロックアドレス
{(K1+1)+2}を中心としアドレスの昇順方向に
K1ブロック、及びアドレスの降順方向にK2ブロック
までをアクセス範囲とする。また、原則として、各テキ
ストに与えた半導体メモリ18上のアクセスエリア(物
理アドレス空間)は、論理ブロックアドレス空間に関係
なく固定とする。ゆえに、ホストメモリコントローラ1
9はブロックアドレス{0},{1}のブロックデータ
を本体DISKメモリ5に追い返し、前記動作で生じた
空きエリアに本体DISKメモリ5よりブロックアドレ
ス{H+0},{H+1}のブロックデータを転送す
る。
【0103】同時に、半導体メモリファイル管理テーブ
ルT130において、ブロックデータの入替えを行った
半導体メモリ18のセグメント&ブロックアドレスに対
応したファイル上位アドレスフィールドに該当するテキ
ストのブロックアドレス{テキストP,ブロックアドレ
ス(H+0)}{テキストP,ブロックアドレス(H+
1)}を上書きする。
【0104】また、図17に示すように、ファイルアド
レスソートファイル管理テーブルT131において、フ
ァイル上位アドレスフィールドで前記アドレス{テキス
トP,ブロックアドレス0}{テキストP,ブロックア
ドレス1}を削除し、{テキストP,ブロックアドレス
(H+0)}{テキストP,ブロックアドレス(H+
1)}をブロックアドレスでソートした状態に成るよう
に追加挿入する。(但し、前記ファイルアドレスソート
ファイル管理テーブルT131上において、テキストP
のファイル管理情報の格納エリアは固定とする。) 但し、上記の一実施例では、ホスト1がテキスト内でア
クセスするページを換えるたびにスクロール契機が発生
し、半導体メモリ18の任意のセグメントと本体DIS
Kメモリ5との間でデータ転送が行われることになり、
その間、ホスト1は半導体メモリ18の該当セグメント
をアクセスできなくなる。
【0105】そこで、スクロール契機が頻繁に発生する
のを防止するため、ホストメモリコントローラ19は、
ホスト1のアクセス状況によりスクロールの感度を設定
する。つまり、スクロール契機発生機35内のコンペア
器64においてテキストページアドレス(ファイルブロ
ックアドレス)の下位の20 ,21 , 22 , 23 ...
ビットを無視する。(コンペアチェックをしない)よっ
て、ホスト1が現在、設定されているテキストのアクセ
ス中心のページから、ページアドレスの両方向で最大
1,3,7,15...ページ(ブロック)分内をアク
セスしてもスクロール契機は発生することはない。
【0106】次に前述のような本実施例によるファイル
管理モードにおいて、ホスト1は階層構造化されたファ
イル群に対し、任意のファイル階層属性のファイルをア
クセスすると、次も同じ属性もしくは数段上のファイル
をアクセスする可能性が高いものと仮定し、前記ファイ
ル群を先読みする階層属性先読みモードをサポートす
る。当該先読みモードにおいて、ホストメモリコントロ
ーラ19は、(1)同じ属性もしくは数段上のファイル
群を1テキストとみなす。(2)半導体メモリ18に割
り当てる前記テキストの数、容量には限度があるため、
半導体メモリ18上の物理アドレス空間に制限を設け、
テキストモードと同様のスクロール機能をサポートす
る。すなわち、このスクロール機能とは、図19に示す
階層属性先読みモードスクロール機能において、本体D
ISKメモリ5上の一つ、又は複数の前記テキストにウ
インドウを設け、テキスト内で階層属性[HEXAコー
ド]の上下方向にウインドウをスクロールさせ、ウイン
ドウ内のファイルを半導体メモリ18上で直接、論理フ
ァイルアドレスを用いてアクセスする、機能である。
【0107】以上を実現するための一制御方式について
説明する。まず、半導体メモリ18に割り当てるテキス
トの数,ファイル長(ブロック数)、及び図19の階層
構造図において先読みするファイルの階層属性の範囲は
図20に例示されるコマンドにて設定する。
【0108】但し、前記テキストは一つ、又は複数の同
じ上位階層属性を持つファイル群より成り、ファイル長
(ブロック数)は固定とする。ゆえに、ホストメモリコ
ントローラ19はファイルを1ブロックとみなせ、前記
テキストを複数のブロックから成るファイルと全く同じ
にみなせる。
【0109】ホストメモリコントローラ19は、前記コ
マンドより半導体メモリ18を前記テキストの容量分、
均等に分割するが、ホスト1の前記テキスト内ファイル
のアクセスとDISKメモリコントローラ8による本体
DISKメモリ5と半導体メモリ18とのデータ転送が
同一セグメントで競合するのを防止するため、図19に
示すごとく半導体メモリ18の物理アドレス空間を前記
テキストに割当てる容量よりさらに細かく分割し、物理
アドレスの昇順にテキスト(A),テキスト
(B)....テキスト(X),テキスト(A),テキ
スト(B)....テキスト(X),テキスト
(A)..のごとく半導体メモリ18内に分散する様
に、前記各テキストに物理アドレス空間を割り当てる。
【0110】但し、本モードで用いるファイルのブロッ
ク数は固定(2n個)であることより、半導体メモリ1
8に前記テキストの各ファイルの論理アドレス空間を割
り当てるのに、ファイルセレクタ22のファイルアドレ
スラッチ30には連続して可能な限りのファイル番号と
ブロックアドレスとの合成値 [ (ファイル番号)*2n +(ブロックアドレス
[i]) ] をセットする。
【0111】ホスト1が半導体メモリ18上にて任意の
ファイルをアクセスしようとして失敗すると、ファイル
セレクタ22よりアクセスNG信号が出力される。一
方、ホストメモリコントローラ19は、前記アクセスN
G信号の出力を契機として下記制御を行なう。
【0112】〔手続き8−1〕ファイル名称ソート別フ
ァイル管理情報テーブルT110にて該当するファイル
名称より前記ファイルのファイル階層属性T104をロ
ードし、図21のテキストスクロールテーブルT160
に、該当ファイルの属するテキスト構成上位階層属性名
称(HEXA番号)、ファイル名称(前記テキストのウ
インドウのアクセス中心ファイル)、及びその階層属性
をセットする。次に、階層属性ソート別ファイル管理情
報テーブルT120において、ファイル階層属性でソー
トされた該当ファイルと前後のK1,K2個のファイル
(K1+K2+1=各テキスト毎に半導体メモリ18に
割り当てた最大ファイル数)を本体DISKメモリ5よ
り半導体メモリ18の指定エリアに物理アドレスの昇順
に転送する。
【0113】〔手続き8−2〕以降、ホスト1がアクセ
スに失敗(ファイルセレクタ22よりアクセスNG信号
が出力される。)したファイルが、ファイル名称ソート
別ファイル管理情報テーブルT110、及びテキストス
クロールテーブルT161の参照によって、前記テキス
トに属する(ファイル構成上位階層属性が同一)と判明
した場合、(手続き8−1)と同一方法で本体DISK
メモリ5より半導体メモリ18に転送するファイルを決
定するが、既に半導体メモリに論理ファイルアドレス空
間が割当て済みのファイルと割当て済み以外のファイル
の配列が、半導体メモリ18(リンクメモリと見な
す。)の昇順方向に階層属性ソート別ファイル管理情報
テーブルT120の配列と同じになるようにする。
【0114】〔手続き8−3〕但し、前記のごとくアク
セス失敗によるホスト1のアクセス待ちを防止するた
め、さらに次の制御を行なう。
【0115】すなわち、ホストメモリコントローラ19
は、図22に示すごとく、ホスト1が(A)部(ウイン
ドウ位置[0]の端部:一例としてファイルI,J)を
アクセスすると、現在、半導体メモリ18に割り当てた
前記テキストの論理ファイルアドレス空間(ウインドウ
位置[0])を越えてアクセスする(ホストのアクセス
エリアがテキスト内アドレス[ファイル階層属性]の昇
順、又は降順の方向に移動する。:一例としてファイル
K,L)可能性が高くなる。
【0116】そこで、図22に示すウインドウをファイ
ル階層属性(HEXAコード)の昇順、又は降順にスク
ロールする(図22の例では、ウインドウ位置[0]−
−→ウインドウ位置[1]に遷移)。つまり、不要と見
なしたファイル(一例としてファイルA,B,C,D,
E)のデータは半導体メモリ18から本体DISKメモ
リ5に追い返すか消去(半導体メモリファイル管理テー
ブルT130,ファイルアドレスソートファイル管理テ
ーブルT131のセグメント管理情報内のデータ書換フ
ィールドが「無」にセットされている場合)し、「ホス
ト1が以降アクセスする」と見なしたファイル(一例と
してファイルK,L,M,N,O)のデータは本体DI
SKメモリ5から半導体メモリ18に転送(先読み)す
る。
【0117】このスクロール契機は、ファイルセレクタ
22において各セグメント毎に配置されたファイル先読
み契機発生器37から得る。
【0118】このファイル先読み契機発生器37は、図
23に示されるように、半導体メモリ18の各セグメ
ントの物理ブロックと一対で対応したファイルアドレス
ビットから成り、ホスト1が該当するファイルをアクセ
スしたのを契機として次のファイルの先読み契機信号7
3を出力させる場合、ビット '0’をセットし、そうで
ない場合、ビット '1’をセットする先読み契機情報入
力ラッチ70、半導体メモリ18の各セグメントの物
理ブロックと一対で対応したカウンタで、指定ファイル
アクセスカウント許可信号75が有効で、該当するファ
イルセレクト信号78が入力され、かつ、該当する先読
み契機情報入力ラッチ70のビットが有効な(ビット '
0’)場合、カウント値を+1更新する先読み契機ファ
イルアクセスカウンタ76、先読みが必要となる所定
のアクセス回数が設定される先読み必要アクセス回数ラ
ッチ74、半導体メモリ18の各セグメントの物理ブ
ロックと一対で対応し、先読み必要アクセス回数ラッチ
74と先読み契機ファイルアクセスカウンタ76の値を
比較し、両者が一致すると該当するファイルに関する先
読み契機信号73を出力するコンペア器77、半導体
メモリ18の各セグメントの物理ブロックと一対で対応
したビットで構成され、コンペア器77から出力される
先読み契機信号をラッチする先読み発生ファイル情報ラ
ッチ72とで構成されている。
【0119】なお、ファイル先読み契機発生器37は半
導体メモリ18の各セグメント毎に設けられているが、
以下の説明では、簡単のため、特定のファイル先読み契
機発生器37に着目して説明する。
【0120】以下、その制御方法について、図22およ
び図23を用いて説明する。
【0121】〔手続き9−1〕現在、半導体メモリ18
上には、本体DISKメモリ5内の論理ファイルアドレ
ス空間(階層属性の昇順にソートされている)に設定し
たテキスト(同じ上位階層属性を持つファイル群)上を
スクロールするウインドウから転送されたファイル
(A,B,C,..I,J)のアドレス空間が、均一に
分散して(k個のファイルおき)割り当てられ、ファイ
ルデータがセットされている。ここで、ホスト1がウイ
ンドウ位置[0]の端部(ファイルA,B,I,J)を
アクセスすると、以降、ウインドウ位置[0]の端部の
周辺のファイル(Y,Z,K,L)をアクセスする可能
性が高いと仮定し、ホスト1が前記ファイル(Y,Z,
K,L)のいずれかをアクセスすると、そのファイルを
ウインドウ位置[1]のアクセス中心ファイルとして、
ファイル階層属性の昇順,降順方向にk1,k2ファイ
ル分のアドレス空間を、半導体メモリ18上に以前に割
り当てたファイル(A,B,..I,J)の物理アドレ
ス空間上に再割当てする。
【0122】〔手続き9−2〕そこで、ホスト1がファ
イルA,B,I,Jをアクセスするとファイル先読み契
機を発生さすため、ファイルセレクタ22内のファイル
先読み契機発生器37の先読み契機情報入力ラッチ70
の各ファイルアドレスビットにて、先読み契機ファイル
情報(ADR0+1*k,ADR0+2*k,ADR0
+9*k,ADR0+10*kのビットのみ '0’をセ
ットし、残りは '1’)をセットする。
【0123】以降、ホスト1が半導体メモリ18上に割
り当てたファイルをアクセスすると、該当するファイル
セレクト信号がセットされ、ファイル先読み契機発生器
37に取り込まれる。ここで、前記ファイルセレクト信
号が、ファイルA,B,I,Jのいずれかの場合、先読
み契機情報入力ラッチ70の先読み契機ファイル情報と
論理積が取られ、該当する先読み契機ファイルアクセス
カウンタ76が+1更新される。
【0124】更に、先読みに必要な回数、前記ファイル
がアクセスされると、先読み必要アクセス回数ラッチ7
4のデータとコンペア器77で比較され一致すると、先
読み契機が出力されると共に、先読み発生ファイル情報
ラッチ72の該当するファイルビットに '1’がセット
される。ホストメモリコントローラ19は、前記先読み
契機信号を検出すると、先読み発生ファイル情報ラッチ
72よりファイルビットが '1’にセットされたファイ
ルを「ウインドウ位置[1]のアクセス中心となるファ
イル」として、前記(手続き9−1)の制御方法に従
い、ファイルの先読みを行う。
【0125】以上により、ホスト1は半導体メモリ18
上に、前記ファイル群の容量に無関係に、複数のファイ
ル群のファイルが先読みされているものとしてアクセス
することができる。
【0126】なお、以上の実施例では、ホスト1が使用
するファイルデータは全てディスク装置13に格納され
ることを前提にしたが、数百MBや、数GB以上の拡張
記憶装置(RAM)等の記憶媒体であっても構わない。
なぜならば、ホスト1が半導体メモリ18上でファイル
にアクセスにミスヒットした場合、ホストメモリコント
ローラ19がディスク装置13をアクセスするのに、シ
ーク動作や回転待ちなどのメカ動作が発生し、普通、数
十msecのロスタイムが発生する。そこで、前記事象
を防止するため、ディスク装置13のファイルデータを
一度、拡張記憶装置に吸い上げ、以降のファイルデータ
の転送は、半導体メモリ18と前記拡張記憶装置との間
で行い、ホストの処理が終了した後、前記拡張記憶装置
上のファイルデータをディスク装置13に転送する方法
がある。
【0127】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
【0128】本発明のファイル制御方式によれば、 (1)メモリの各セグメントをブロック分割し、前記各
ブロックに各ファイルのファイルブロックアドレス空間
を割り当てることにより、上位装置は、固定、又は可変
なブロック数から成るファイルのアクセスに関し、前記
メモリ上のファイルデータを物理アドレスを意識するこ
となく、前記メモリに対し、論理ファイルアドレスをア
ドレスバス上に出力することで、直接ファイルデータを
アクセスすることができる。
【0129】(2)前記メモリ上に、複数のファイルの
アドレス空間を割り当てるのに、指定エリア内に、1つ
のファイル内の全てのブロックのブロックアドレス空間
を割り当てることができない場合、前記ファイル内での
上位装置のアクセス状態に応じて、上位装置のアクセス
中のブロックに対しファイル内ブロックアドレスの昇
順、又は降順方向に一定量のブロックのブロックアドレ
ス空間、又は、上位装置がアクセスする可能性の高い前
記ファイルのブロックアドレス空間(一つ/複数)を前
記メモリに割当てることにより、上位装置は、前記メモ
リ上に、前記ファイルの全てのブロックデータがブロッ
クアドレスの昇順に連続して格納されているかのように
扱える。
【0130】(3)記憶媒体内のファイルデータを階層
構造化したファイル群に対し、最下位属性(実在ファイ
ル)に階層属性を与え、ファイル群全体を階層構造別に
ソートし、更にファイル内をファイルブロックアドレス
でソートし、階層先読みモードを指定することで、上位
装置が任意の属性のファイルデータを前記メモリ上でア
クセスすると、上位装置は次も同じ属性、もしくは、数
段上の階層属性のファイルをアクセスするものと仮定
し、前記階層属性のファイル群を前記メモリに先読み
し、また、前記ファイル群の全てのファイルを前記指定
エリアに転送できない場合、上位装置のアクセス状況に
応じ、上位装置のアクセス中のファイルに対し、前記フ
ァイルの階層属性の昇順、又は降順方向に一定量のファ
イルのファイルアドレス空間、又は、以降アクセスする
可能性の高いファイルのファイルアドレス空間(一つ/
複数)を前記メモリに割当てることにより、上位装置
は、前記メモリ上に、前記ファイル群の全てのファイル
データが前記階層属性(HEXAコード)の昇順に連続
して格納されているかのように扱え、更に、前記ソート
により前記記憶媒体と前記メモリとのデータ転送が最短
時間で実行が可能となる。
【0131】この結果、上位装置による記憶媒体のファ
イルへのアクセス時間が短縮され、上位装置における情
報処理の効率が確実に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファイル制御方式が実
施されるDISKメモリ装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図2】DISKメモリファイル管理情報の一例を示す
説明図である。
【図3】DISKメモリ格納ファイル階層構造図の一例
を示す説明図である。
【図4】DISKメモリ装置におけるファイル格納状態
の一例を示す説明図である。
【図5】ファイル階層属性によるソート手順の一例を示
す説明図である。
【図6】ファイル階層属性によるファイル管理情報テー
ブル、及び、ファイルデータのソートの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】論理ファイルアドレス−−→半導体メモリ物理
アドレス変換方式の一例を示す説明図である。
【図8】ファイルセレクタの一例を示すブロック図であ
る。
【図9】(a)および(b)は、半導体メモリファイル
管理情報テーブルおよびファイルアドレスソートファイ
ル管理テーブルの一例を示す説明図である。
【図10】半導体メモリ空きエリアテーブルの一例を示
す説明図である。
【図11】DISK追い出し要因ファイルテーブルの一
例を示す説明図である。
【図12】ファイルデータのデータ転送及びファイルア
ドレス空間の割当ての一例を示すフローチャートであ
る。
【図13】ホストによるDISKメモリ装置のアクセス
状況の一例を示す説明図である。
【図14】テキストファイルデータの一例を示す説明図
である。
【図15】テキスト管理情報テーブルの一例を示す説明
図である。
【図16】ファイルデータWRITE(データ圧縮)コ
マンドの一例を示す説明図である。
【図17】テキストモードスクロール機能の一例を示す
説明図である。
【図18】テキストモードにおけるスクロール契機発生
器の一例を示すブロック図である。
【図19】階層属性先読みモードスクロール機能の一例
を示す説明図である。
【図20】階層属性先読みモード設定コマンドの一例を
示す説明図である。
【図21】階層属性先読みモードにおけるテキストスク
ロールテーブルの一例を示す説明図である。
【図22】テキス内でのホストの先読み処理(スクロー
ル機能)の一例を示す説明図である。
【図23】ファイル先読み契機発生器の一例を示すブロ
ック図である。
【図24】従来技術におけるホストコンピュータのファ
イルアクセスの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホスト 1a 演算ユニット 2 ホストコンピュータ内部バス 3 メモリ装置 4 DISKメモリ内部インターフェイスバス 5 本体DISKメモリ 8 DISKメモリコントローラ 13 ディスク装置(記憶媒体) 17 インターフェイス制御メモリ 18 半導体メモリ 19 ホストメモリコントローラ 21 ホストメモリコントローラ内部バス 22 ファイルセレクタ 30 ファイルアドレスラッチ 31 コンペア器 32 半導体メモリブロックアドレス発生器 34 アクセス回数検出器 35 スクロール契機発生器 36 アクセスNGファイルアドレスラッチ 37 ファイル先読み契機発生器 38 論理/物理アドレス変換器 60 スクロール契機検出器 61 ファイル番号ラッチ 62 テキストブロックアクセス中ラッチ 63 ファイルアクセス検出器 64 コンペア器 65 スクロール契機発生テキスト番号ラッチ 66 ファイルアドレスラッチ 70 先読み契機情報入力ラッチ 72 先読み発生ファイル情報ラッチ 73 先読み契機信号 74 先読み必要アクセス回数ラッチ 75 指定ファイルアクセスカウント許可信号 76 先読み契機ファイルアクセスカウンタ 77 コンペア器 78 ファイルセレクト信号 T100 ファイル管理情報 T101 ファイル名称 T102 DISKメモリFBA T103 ブロック数 T104 ファイル階層属性 T110 ファイル名称ソート別ファイル管理情報テー
ブル T120 階層属性ソート別ファイル管理情報テーブル T130 半導体メモリファイル管理テーブル T131 ファイルアドレスソートファイル管理情報テ
ーブル T140 半導体メモリ空きエリアテーブル T145 DISK追い出し要因ファイルテーブル T150 テキスト管理情報テーブル T160 テキストスクロールテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムの実行とデータ処理等を行う
    演算ユニット及びセグメント分割されたメモリを持つ上
    位装置と、この上位装置に接続され、ファイルデータが
    格納される記憶媒体とからなる情報処理装置において、
    前記上位装置は前記メモリ上で固定または可変なブロッ
    ク数からなる前記ファイルデータをアクセスし、前記記
    憶媒体と前記メモリとの間で随時前記ファイルデータの
    転送を行なうファイル制御方式であって、 (1)前記記憶媒体と前記メモリとの間には前記ファイ
    ルデータの転送処理を遂行するファイル制御手段が介設
    され、 (2)前記ファイル制御手段は、ブロック分割されたフ
    ァイル内のブロックデータを、ファイル名称、又はファ
    イル名称に対応付けられたファイル番号と、当該ファイ
    ル内の相対アドレスとを用いてアクセスすることのでき
    るブロックアドレス空間を前記メモリの各セグメントを
    ブロック分割した各ブロックに対して割り当てる第1の
    制御手段と、 (3)前記メモリ内に割り当てた前記ファイルのブロッ
    クアドレス空間の集合体であるファイルアドレス空間
    を、 (A)ファイル番号とファイル内アドレス(Pビット構
    成)の合成値 [ (ファイル番号)*2P +(ファイル内アドレス)
    ]、又は、 (B)ファイル番号とファイル内ブロックアドレス(Q
    1ビット構成)とファイルブロック内アドレス(Q2ビ
    ット構成)の合成値 [ (ファイル番号)*2Q1+Q2 +(ファイル内ブロッ
    クアドレス)*2Q2+ファイルブロック内アドレス ] であるファイルアドレスを用いて直接アクセスする第2
    の制御手段を有することを特徴とするファイル制御方
    式。
  2. 【請求項2】 前記メモリに一つ又は複数の前記ファイ
    ルアドレス空間を割り当て、前記メモリ指定エリア内に
    ファイル内の全てのブロックアドレス空間を割り当てる
    ことができない場合、ファイルの先頭から可能な限りの
    ブロックアドレス空間、又は、前記上位装置が前記ファ
    イル内でアクセスする可能性の高い一つ、又は、複数の
    ブロックのブロックアドレス空間を前記メモリ指定エリ
    ア内に割り当て、前記上位装置が前記ファイルを前記メ
    モリ上でアクセスする際に、アクセスされるブロックの
    遷移に応じて前記ブロックのブロックアドレスの昇順、
    又は降順方向に一定量のブロックのブロックアドレス空
    間、又は、以降アクセスする可能性の高い一つ、又は、
    複数のブロックのブロックアドレス空間を前記メモリ指
    定エリア内に割り当てる第3の制御手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のファイル制御方式。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体内のファイルデータを階層
    構造化したファイル群に対し、最下位属性を有する実在
    ファイルに階層属性を与え、ファイル群全体を階層構造
    別にソートし、更にファイル内をファイル内ブロックア
    ドレスでソートし、前記上位装置が任意の属性のファイ
    ルデータを前記メモリ上でアクセスすると、前記上位装
    置は次も同じ属性、もしくは、数段上の階層属性のファ
    イルをアクセスするものと仮定し、前記メモリにファイ
    ルアドレス空間を割当てるとともに必要に応じ前記階層
    属性のファイル群を前記記憶媒体から当該メモリに転送
    する先読み動作を行う第4の制御手段と、前記メモリに
    一つ又は複数の「同じ階層属性もしくは数段上の階層属
    性を持つファイル群」のファイルアドレス空間を割り当
    てるのに、前記メモリの指定エリア内に前記ファイル群
    内の全てのファイルのファイルアドレス空間を割り当て
    ることができない場合、階層属性に従いソートされた状
    態で前記ファイル群に対し、ファイル群の先頭から可能
    な限りのファイルのファイルアドレス空間、又は、前記
    上位装置が前記ファイル群内でアクセスする可能性の高
    い一つ、又は、複数のファイルのファイルアドレス空間
    を前記メモリの指定エリア内に割り当て、前記上位装置
    が前記ファイル群を前記メモリ上でアクセスする際に、
    当該ファイルの遷移に応じて前記ファイルの階層属性の
    昇順、及び降順方向に一定量のファイルのファイルアド
    レス空間、又は、以降アクセスする可能性の高い一つ、
    又は、複数のファイルのファイルアドレス空間を前記メ
    モリ指定エリア内に割り当てる第5の制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のファイル制御
    方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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