JPH056641U - 引出形遮断器の端子接続装置 - Google Patents
引出形遮断器の端子接続装置Info
- Publication number
- JPH056641U JPH056641U JP1554091U JP1554091U JPH056641U JP H056641 U JPH056641 U JP H056641U JP 1554091 U JP1554091 U JP 1554091U JP 1554091 U JP1554091 U JP 1554091U JP H056641 U JPH056641 U JP H056641U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- leaf spring
- conductor
- contact
- circuit breaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Contacts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス加工などにより成形されたかえり(ば
り)のあるフレーム1と板ばね2とがしゆう動接触して
も、板ばね2が損傷しないようにする。 【構成】 フレーム1の板ばね2としゆう動接触する部
分に、かえりを表面に露出させないように表面の滑らか
なしゆう動片6を設け、しゆう動片6と板ばね2とをし
ゆう動接触させる。 【効果】 かえりのあるフレーム1と板ばね2とが直接
しゆう動接触しないので、板ばね2のしゆう動面は損傷
されない。
り)のあるフレーム1と板ばね2とがしゆう動接触して
も、板ばね2が損傷しないようにする。 【構成】 フレーム1の板ばね2としゆう動接触する部
分に、かえりを表面に露出させないように表面の滑らか
なしゆう動片6を設け、しゆう動片6と板ばね2とをし
ゆう動接触させる。 【効果】 かえりのあるフレーム1と板ばね2とが直接
しゆう動接触しないので、板ばね2のしゆう動面は損傷
されない。
Description
【0001】
この考案は引出形遮断器の端子接続装置における接触圧力を発生させる板ばね の損傷防止に関するものである。
【0002】
従来の引出形遮断器の端子接続装置を図5、図6、図7及び図8を用いて説明 する。図5は従来の引出形遮断器の端子接続装置の構成を示す斜視図、図6は一 方の導体のみを接続した状態を示す側面図、図7は導体を接続した状態を示す側 面図、図8はフレームの構造を示す斜視図である。
【0003】 図5において、従来の引出形遮断器の端子接続装置は、板状のフレーム1と、 板状のフレーム1をほぼ垂直に貫通挿入された複数組の通電部材3からなる接触 子30と、接触子30の各通電部材3に所定の接触圧力を付勢するための板ばね2と 、接触子30をフレーム1から脱落しないように支持するための支持板4と、支持 板4をフレーム1に固定するためのかしめピン5とで構成されている。
【0004】 引出形遮断器の端子接続装置の一般的な使用状態を図6に示す。すなわち、引 出形遮断器の端子接続装置は引出枠側の導体7に取り付けられ、この状態で本体 側の導体8(図6には図示せず、図7に示す)が接続される。その接続状態を図 7に示す。最初に、引出形遮断器の端子接続装置を引出枠側の導体7に取付ける 際、作業者が図6中の矢印Bで示す部分をつまんで接触子30の間隔を拡げ、引出 枠側の導体7に取付ける。このとき、フレーム1は図7中矢印Aで示す方向に板 ばね2上をしゆう動する。
【0005】 さらに、図7に示すように本体側の導体8を接続する際、引出側の導体7と本 体側の導体8との図7における高さ方向の寸法に違いがある場合には、接触子30 がその高さ寸法の違いを補償するように動作する(すなわち、板ばね20と共にた わむ)。このときも同様にフレーム1が板ばね2の上をしゆう動する。
【0006】
フレーム1は一般に板材をプレス加工して成形されるため、図8に示すように 、プレス機械により打ち抜かれた一方の端面にかえり(ばり)1aが生じている。 ここで、板ばね2の表面にめつき処理が施されているとすると、フレーム1のし ゆう動により板ばね2の表面のめつきがはがれてしまい、板ばね2が錆びると言 う問題点があつた。さらに板ばね2の錆びが進むと、板ばね2が折損してしまう おそれもあつた。また、板ばね2の材料として非磁性材料等の錆びにくいものを 用いたとしても、フレーム1のかえり1aにより板ばね2の表面が損傷し、板ばね 2の劣化の原因となると言う問題点があつた。
【0007】 この考案は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、フレー ム1が板ばね2上をしゆう動した場合にも板ばね2を損傷させることのない引出 形遮断器の端子接続装置を提供することを目的としている。
【0008】
この考案に係る引出形遮断器の端子接続装置は、 導体の長さ方向の中央部近傍に係合凹部を有し、導体の上下から該導体を挾持 するように設けられた上下1組の通電部材を、前記導体の幅方向に複数組配列し てなる接触子、 前記上側の通電部材の上面および前記下側の通電部材の下面に接して設けられ 、前記導体を挾持する方向に前記各通電部材のそれぞれを押圧する板ばね、 前記導体の厚さ方向及び幅方向により定められる面に平行となるように設けら れ、前記接触子および前記板ばねを貫通挿入するための複数の穴を有する板状の フレーム、 平板をその断面が略U字状となるように折曲げ、かえりのない滑らかな面を前 記板ばねに対向させるようにして、前記フレームの各穴の前記板ばねに対向する 辺にそれぞれかぶせたしゆう動片、 前記フレームの両面に設けられ、前記接触子の各通電部材の係合凹部と係合し 、前記接触子の前記フレームからの脱落を阻止する支持板、 前記支持板を前記フレームに係止するかしめピン、 を具備している。
【0009】
板状のフレーム及びしゆう動片は一般に金属板をプレス加工して成形されるた め、その断面にはかえりが生じている。しゆう動片はかえりのない滑らかな面を 板ばねに対向するように、すなわち、かえりのある側を略U字状断面の内側とな るように成形されている。しゆう動片はその材料の弾性等を利用してフレームに 装着される。板ばねは直接フレームとは接触せず、しゆう動片の滑らかな面とし ゆう動接触する。
【0010】
この考案に係る引出形遮断器の端子接続装置を、その好適な一実施例を示す図 1、図2、図3及び図4を用いて説明する。図1はこの考案に係る引出形遮断器 の端子接続装置の構成を示す斜視図、図2は同側面図、図3はしゆう動片6の構 成を示す斜視図、図4はしゆう動片6を設けたフレーム1の構成を示す斜視図で ある。
【0011】 図1において、この考案に係る引出形遮断器の端子接続装置は、板状のフレー ム1と、フレーム1に設けられたしゆう動片6と、フレーム1にほぼ垂直に貫通 挿入された複数組の通電部材3からなる接触子30と、接触子30の各通電部材3に 所定の接触圧力を付勢するための板ばね2と、接触子30をフレーム1から脱落し ないように支持するための支持板4と、支持板4をフレーム1に固定するための かしめピン5とで構成されている。
【0012】 フレーム1は図8に示す従来例と同様に、金属板をプレス各により所定の形状 に打ち抜いたものである。従つて、従来例と同様に、プレス加工後はかえりが打 ち抜いた端部に発生している。
【0013】 しゆう動片6も同様に金属薄板をプレス加工により、図3に示すような略U字 状断面を有するように、成形されている。従つて、しゆう動片6にもかえりが生 じている。ここで、しゆう動片6のかえりの生じている側の端面を略U字状断面 の内側となるようにするかあるいは、追加工によりかえりを除去する。
【0014】 次に、図3に示す形状に成形されたしゆう動片6を図4に示すようにフレーム 1に装着する。しゆう動片6を装着する位置は、フレーム1に設けられた穴1bの 各片の打ち板ばね2に対向する辺である。これにより、フレーム1の当該辺にお けるかえりはしゆう動片6によりおおわれる。
【0015】 接触子30は図1及び図2から明らかなように、中央部近傍に係合凹部3aを有す る2枚の通電部材3を1組として、引出枠側の導体7及び本体側の導体8(図2 にのみ示す)に対して互に対向するように(上下方向から挾持するように)設け 、さらにこれを複数組(図1では4組ずつを2箇所、合計8組)導体7又は8の 幅方向(図2における奥行方向)に配列したものである。
【0016】 板ばね2は、図1に示すように、導体7又は8の幅方向において、上側の各通 電部材3の上面および下側の各通電部材の下面に接して設けられ、通電部材3の 配列数と同数の腕を有し、各通電部材3のそれぞれに所定の接触圧力を付勢する 。すなわち、図1及び図2に示すように、板ばね2はフレーム1に装着されたし ゆう動片6と接触子30を構成する各通電部材30との間に設けられ、しゆう動片6 としゆう動接触している。
【0017】 接触子30を構成する各通電部材30は、その中央部近傍に設けられた係合凹部3a と支持板4とが係合している。支持板4をフレーム1にかしめピン5により係止 または固定することで、板ばね2及び接触子30はフレーム1からの脱落を阻止さ れる。
【0018】
以上のように、この考案によれば、フレーム1の従来板ばね2としゆう動接触 していた部分にしゆう動片6を設け、しゆう動片6の滑らかな面と板ばね2とを しゆう動接触させるので、板ばね2のしゆう動片6との接触面はほとんど損傷さ れず、錆びの発生や損傷のおそれがないという効果を有する。
【図1】図1はこの考案に係る引出形遮断器の端子接続
装置の構成を示す斜視図。
装置の構成を示す斜視図。
【図2】図2は同側面図。
【図3】図3はしゆう動片6の構成を示す斜視図。
【図4】図4はしゆう動片6を設けたフレーム1の構成
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】図5は一方の導体のみを接続した状態を示す側
面図。
面図。
【図6】図6は従来の引出形遮断器の端子接続装置の構
成を示す斜視図。
成を示す斜視図。
【図7】図7は従来例における導体を接続した状態を示
す側面図。
す側面図。
【図8】図8は従来例のフレームの構造を示す斜視図。
1 フレーム 2 板ばね 3 通電部材 4 支持板 5 かしめピン 6 しゆう動片 7 導体 8 導体 30 接触子
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 導体の長さ方向の中央部近傍に係合凹部
を有し、導体の上下から該導体を挾持するように設けら
れた上下1組の通電部材を、前記導体の幅方向に複数組
配列してなる接触子、 前記上側の通電部材の上面および前記下側の通電部材の
下面に接して設けられ、前記導体を挾持する方向に前記
各通電部材のそれぞれを押圧する板ばね、 前記導体の厚さ方向及び幅方向により定められる面に平
行となるように設けられ、前記接触子および前記板ばね
を貫通挿入するための複数の穴を有する板状のフレー
ム、 平板をその断面が略U字状となるように折曲げ、かえり
のない滑らかな面を前記板ばねに対向させるようにし
て、前記フレームの各穴の前記板ばねに対向する辺にそ
れぞれかぶせたしゆう動片、 前記フレームの両面に設けられ、前記接触子の各通電部
材の係合凹部と係合し、前記接触子の前記フレームから
の脱落を阻止する支持板、 前記支持板を前記フレームに係止するかしめピン、 を具備する引出形遮断器の端子接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1554091U JPH056641U (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 引出形遮断器の端子接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1554091U JPH056641U (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 引出形遮断器の端子接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056641U true JPH056641U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=11891632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1554091U Pending JPH056641U (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 引出形遮断器の端子接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056641U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147885U (ja) * | 1974-10-07 | 1976-04-09 | ||
WO2014112098A1 (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-24 | 三菱電機株式会社 | 端子接続装置 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP1554091U patent/JPH056641U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147885U (ja) * | 1974-10-07 | 1976-04-09 | ||
WO2014112098A1 (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-24 | 三菱電機株式会社 | 端子接続装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5154634A (en) | Connector holding device | |
EP0476892B1 (en) | Card reader | |
US5334054A (en) | Apparatus for mounting a conductor terminal housing on a rail | |
US4252389A (en) | Zero insertion force connector having integral unloading means | |
US5228870A (en) | Connector to circuit board securing arrangement with holding device insertion depth compensator | |
US5490787A (en) | Electrical connector with integral supporting structure | |
JP3174578B2 (ja) | 表面実装型のコンタクトを有する電気コネクタ | |
JPH0675410B2 (ja) | コンタクトピン | |
US5393247A (en) | Component mounting device | |
US4597625A (en) | Electrical connector | |
US4752231A (en) | Electrical connector for use between spaced apart circuit boards | |
EP1071165A1 (en) | Contact element, process for making the same and connector comprising the same | |
US3503036A (en) | Contact terminals and manufacturing method | |
US5575663A (en) | Electrical connector for mounting to an edge of a circuit board | |
EP0407864A2 (en) | Printed circuit board edge connector | |
DE10106003A1 (de) | Motor mit Stromversorgungsanschlussklemmengehäuse | |
US4331376A (en) | Electric connectors | |
CA2218570C (en) | Contact element for electrical contact of printed circuit boards to a front module rail of a module support structure | |
JPH056641U (ja) | 引出形遮断器の端子接続装置 | |
EP0095877A1 (en) | An electrical connector | |
US5836792A (en) | Board mountable electrical connector | |
EP1227549A3 (en) | Card connector device having a metal cover provided with elastic pieces for pressing a card | |
JPH10284153A (ja) | 電気コンタクト | |
US4149766A (en) | Screwless terminals for electrical conductors | |
KR20010015078A (ko) | 전기 커넥터용 접촉자 및 그 접촉자를 구비한 전기커넥터 |