JPH0563157U - 画像読取り及び消去用光源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のＬＥＤチップを配列した光源装置の光
ムラを改善することにある。 【構成】 ＰＷＢパターン１の長手方向に複数のＬＥＤ
チップ２を配列した画像読取り及び消去用光源装置にお
いて、隣接するＬＥＤチップ２の電極３の突出部３ａが
互に対抗するように各ＬＥＤチップ２をＰＷＢパターン
１にボンデイングしたもので、隣接するＬＥＤチップ２
の発光面２ａが互に重複することがないので、光ムラの
改善が図れるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、複写機やファクシミリなどに使用される画像読取り及び消去用光 源装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来複写機の画像消去用やファクシミリやスキャナ等の画像読取り用に使用さ れる光源装置として、発光ダイオードチップ（以下ＬＥＤチップという）をＰＷ Ｄパターンの長手方向に対して直角にボンデイングしたものが使用されている。 なお図１においてａがＰＷＭパターン、ｂがＬＥＤチップ、ｃがＬＥＤチップ ｂの電極を示す。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

複写機のドラムに形成された画像（潜像）を消去したり、ファクシミリやスキ ャナにおいて画像を読み取る際に使用する光源装置は、点灯した際均一に照明で きることが要求されるが、図１に示す従来の光源装置では各ＬＥＤチップｂを点 灯した場合、図２のように発光面ｄの一部が隣接するＬＥＤチップｂの発光面ｄ と重複し、その結果重複した発光面ｄの光量が増加して図３に示すような光ムラ が発生する不具合があった。

【０００４】 この考案は上記不具合を改善するためになされたもので、光ムラの少ない画像 読取り及び消去用光源装置を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は上記目的を達成するために、ＰＷＢパターンの長手方向に複数のＬ ＥＤチップを配列した画像読取り及び消去用光源装置において、隣接するＬＥＤ チップの電極の突出部が互に対抗するように各ＬＥＤチップをＰＷＢパターンに ボンデイングしたものである。

【０００６】

【作用】

上記構成により隣接するＬＥＤチップの発光面が互に重複することがないので 、光ムラのない発光が得られるようになる。

【０００７】

【実施例】

この考案の一実施例を図４ないし図６に示す図面を参照して詳述する。 図４において１はＰＷＢパターン、２はＰＷＢパターンの長手方向に沿って一 直線上に配列された複数のＬＥＤチップで、星型の電極３を有している。

【０００８】 また上記各ＬＥＤチップ２は、図３に示すように星形電極３の突出部３ａが互 に向かい合うよう各ＬＥＤチップ２の辺を４５゜傾斜させてＰＷＢパターン１に ボンデイングされており、これによって各ＬＥＤチップ２を点灯した場合にＬＥ Ｄチップ２の発光面２ａが図５に示すように重複しないようになっている。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は以上詳述したように、隣接するＬＥＤチップ２の発光面２ａが互に 重複しないように各ＬＥＤチップ２をＰＷＢパターン１へボンデイングしたこと から、各ＬＥＤチップ２を同時に点灯した場合、図６に示すような発光面が得ら れるようになり、図３に示す従来の発光面に比べ光ムラを大幅に改善することが 出来る。 これによって画像が精度よく読取れるようになると共に、複写機の消 去用光源に使用した場合、発光面両端の光量のバラツキが少ないことから、消去 用光源の性能向上が図れるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の光源装置の説明図である。

【図２】従来の光源装置の発光状態を示す説明図であ
る。

【図３】従来の光源装置の光ムラを示す説明図である。

【図４】この考案の一実施例になる光源装置の説明図で
ある。

【図５】この考案の一実施例になる光源装置の発光状態
を示す説明図である。

【図６】この考案の一実施例になる光源装置の光ムラを
示す説明図である。

【符号の説明】

１ ＰＷＢパターン ２ ＬＥＤチップ ２ａ 発光面 ３ 電極 ３ａ 突出部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＰＷＤパターンの長手方向に複数のＬＥ
   Ｄチップを配列した画像読取り及び消去用光源装置にお
   いて、隣接するＬＥＤチップの電極の突出部が互いに対
   抗するように各ＬＥＤチップをＰＷＤパターンにボンデ
   イングしてなる画像読取り及び消去用光源装置。