JPH0560742B2 - - Google Patents

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JPH0560742B2
JPH0560742B2 JP1038909A JP3890989A JPH0560742B2 JP H0560742 B2 JPH0560742 B2 JP H0560742B2 JP 1038909 A JP1038909 A JP 1038909A JP 3890989 A JP3890989 A JP 3890989A JP H0560742 B2 JPH0560742 B2 JP H0560742B2
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cell
heart
dipole moment
cells
torso
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Toshimitsu Musha
Kenichi Harumi
Daimei Gi
Koichiro Yamada
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Nippon Koden Corp
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は人体内の心臓の電気現象を計算表示す
る装置に係り、特にその体表面電位の算出処理に
関するものである。 (従来の技術) セルの集合体により心臓モデルを構築するとと
もに各セルに心臓細胞の電気生理特性に基づく所
定の規則を適用して各セルの興奮状態を求め、そ
の興奮状態から心臓の電気生理現象を得るように
したシミユレータは知られている。 従来、かかるシミユレータにより体表面電位を
算出するに際しては各セル毎の活動電位に基づく
電流双極子モーメントから直接体表面の所定の箇
所における電位を求めるようにしている。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の体表面の算出方法
によれば、一つの電流双極子モーメントに対応す
る体表面電位を算出するのに比較的長い計算時間
を必要とするため、心臓モデルを構築する全セル
の数が多くなれば膨大な計算時間を費やすことと
なり、実用化が困難であり、従つて心臓モデルも
二次元モデル等、簡単なものに制約せざるを得な
かつた。 そこで本発明の目的とする処は、体表面電位を
算出するアルゴリズムを工夫することにより、計
算時間を大巾に削減でき、もつて複雑な心臓モデ
ルにおいても容易に体表面電位を得ることができ
る心臓電気現象のシミユレータを提供するにあ
る。 (課題を解決するための手段) 前記問題点を解決するため本発明は、セルの集
合体により心臓モデルを構築するとともに各セル
に心臓細胞の電気生理特性に基づく所定の規則を
適用して各セルの興奮状態を求め、その興奮状態
から心臓の電気生理現象を得るようにしたシミユ
レータにおいて、トルソ形状を設定記憶するトル
ソ設定手段と、このトルソに対し心臓の配置を設
定する心臓配置設定手段とを備えるとともに、所
定の興奮伝播処理等の演算によつて得られるステ
ツプ時刻毎の各セルの興奮時刻を記憶する興奮時
記憶手段と、各セルに応じた活動電位波形を記憶
した電気生理特性設定手段と、これら記憶手段に
よる各セルの興奮時間と活動電位によつて所定数
のセル間毎に生ずる心内起電力分布を算出し、当
該セル間に生ずる電流双極子モーメントを算出す
る電流双極子モーメント算出手段と、前記心臓モ
デルを数個ずつのセルの集合体に分割し、各集合
体毎に前記電流双極子モーメントから一つのマル
チダイポールモーメントの大きさ及び位置を算出
するマルチダイポールモーメント算出手段を設
け、このマルチダイポールモーメント算出手段に
よつて得られたマルチダイポールモーメントと前
記トルソ及び心臓の配置から体表面電位を算出す
る体表面電位算出手段を備えたことを特徴とす
る。 (作用) 各セル毎に体表面電位を計算するのではなく、
先ず一定のセルの集合体毎にマルチダイポールモ
ーメントを求め、このモーメント毎に所定の体表
面での電位を求めるようにしたため、その処理時
間を大巾に削減することができる。又心内起電力
分布を算出するに際しては所定数のセル間毎に行
うようにしたため、より効率化を図ることができ
る。 (実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。 第1図は本発明に係るシミユレータの全体構成
図である。図において1はシミユレーシヨンにあ
たつての各種条件設定のものであり、心臓モデル
設定手段2は心臓の幾何モデルを設定するための
手段3と、この心臓幾何モデル設定手段3により
定められた各種セルにその電気生理特性を設定す
るための手段4とからなる。そして5は心臓の位
置及び角度を設定するための手段、6はトルソを
設定するための手段である。 又7はシミユレーシヨンのための演算手段を示
し、8はセルの興奮処理手段、9はその演算結果
を記憶するための手段、10は前記演算結果に基
づき更に体表面(トルソ)上での電位を算出し、
ベクトル心電図算出手段11、体表面電位データ
記憶手段13、12誘導心電図算出手段12にその
データを出力するための体表面電位算出手段、1
3〜15は各データの記憶手段、16は表示手段
17への表示出力を行なう出力手段である。 前記心臓幾何モデル設定手段2は、縦I個、横
J個、高さK個の三次元座標(本実施例では六面
体内の三次元斜交座標系)上に構成されるI×J
×K個からなるブロツクのうち任意のブロツクを
セルに割り当てることにより心臓の幾何モデルを
作成する。 第2図はかかる幾何モデル設定手段の一構成例
を示すものである。操作手段20は、変更又は新
たに設定しようとする心臓幾何モデルの断面及び
セル種を指定するものであり、断面の指定は縦
i、横j、高さkの任意の断面番号の指定が可能
である。基本ブロツク記憶手段21は前述した縦
I、横J、高さK個のブロツク座標を記憶してい
る。又幾何モデル記憶手段22は既に作成された
モデル又は設定中のモデルを記憶するもので例え
ばセル座標及びセル種等を記憶している。断面番
号判断手段23は操作手段により指定された断面
番号を判断する。そしてこの判断手段23の出力
信号に基づいて断面表示データ出力手段24は幾
何モデル記憶手段22のデータを基にその断面表
示データを出力する。又同様にして隣接断面表示
データ出力手段25は前記断面に隣接する断面の
表示データを出力し、直交断面表示データ出力手
段26は前記断面に直交する断面の表示データを
出力する。 尚、前記断面の指定は、I,J,K座標のうち
任意の座標平面を指定することができ、これによ
つて直交断面も定められる。 こうして断面表示がなされると、必要なセルの
修正、若しくは付加操作がやはり前記操作手段2
0によりなされ、その出力に応じてセル種判断手
段27を介してセル種変更手段28〜30が所定
の断面におけるセル種の変更、付加を行なう。 かかるセルの種類は心臓を構成する細胞の種類
であり、例えば洞房結節、心房筋セル、房室結
筋、ヒス束、脚、プルキンエ繊維網セル、心室筋
セル、並びに使用者が定義し得る特殊細胞等が用
意されている。尚、これらセルの特性は後述する
電気生理特性設定手段4により定められる。 以上の構成によつて所定断面の表示が出力手段
31を介して表示手段32により行なわれる。 そして以上一連の設定操作が終了すると、修
正、若しくは設定データは幾何モデル記憶手段に
再格納される。 尚、この表示手段32は第1図で示す表示手段
17を兼用し得る。第3図は以上の操作手順をフ
ローチヤートにて示したものであり、第4図は設
定操作中における表示手段による表示を示したも
のである。そして第4図において33はI−J平
面による修正ki断面を示したもので、34,35
は夫々それに隣接するki−1,ki+1断面を示し
たものである。又36はそれらの直交する断面を
示している。更に各表示中、37a,37b,3
7c,37d等は夫々セルの種別を示したもので
37aはプルキンエ繊維網セル、37bは心房筋
又は心室筋セル、37c,37dは虚血状態のセ
ルをその段階に応じて示したものである。 このように本実施例によれば心臓幾何モデルの
設定、修正時にその修正部の周辺部も視角的に同
時に認識することができるため、その修正、設定
等が容易に行なわれる。 前記電気生理特性設定手段4は、前記心臓幾何
モデル設定手段3により指定された各種セルに対
し、その活動電位特性、伝播速度、ペーシングタ
イム等のパラメータを与えるものである。 表1はかかるパラメータを示すもので本実施例
では16種類のパラメータを自由に設定変更するこ
とが可能である。又第5図は活動電位波形とその
各パラメータとの対応を示すものである。 これら表1、第5図からも明らかなように本実
施例における活動電位波形はその0相40、1相
41、2相42、4相43部を夫々直線で定義し、これ
ら直線の各端点をそれぞれ時間と電位のパラメー
タとして与えることで各相を決定している。又曲
線部の3相44の膜電位V(X)はサンプルデータ
Si(xi,yi)(S1〜S7)により次のラグランジエの
補間多項式で決定される。 V(X)=ok=1 Yk(πk≠iX−Xi/Xk−Xi) (n=3)
【表】 以上のようにして本実施例では活動電位波形を
少ないデータ数で定義することができ、メモリ数
の削減、モデルの複雑化に容易に対応させること
ができる。 又、かかる電気生理特性設定手段によれば心臓
幾何モデル設定手段3と共働して心臓を構成する
任意のセルに自由にその活動電位波形等の電気生
理特性を設定することができ、実際の心臓に近い
心臓モデルを構築することができる。 尚、表2、表3は各パラメータの設定例を示し
たもので、表2はプルキンエ繊維網セルについ
て、表3は心室筋セルについて示したものであ
る。 前記心臓位置設定手段5及びトルソ設定手段6
は、第6図に示すようにトルソ50とその中に配
置される心臓51との関係を示すもので、トルソ
設定手段6はトルソの大きさ、形状等を、心臓位
置設定手段5はトルソに対する心臓の位置、角度
等を設定する。
【表】
【表】
【表】 次に、シミユレーシヨンのための前記演算手段
7について説明する。 前記興奮処理手段8は興奮伝搬処理手段8aと
興奮セル一時記憶手段8bとからなる。興奮伝搬
処理手段8aは、シミユレーシヨン開始時におい
ては、前記心臓幾何モデル設定手段3及び電気生
理特性設定手段4からのデータに基づき、自動興
奮を開始するセルを判断し、それをセル興奮時記
憶手段9に格納するとともに興奮セル一時記憶手
段8bに格納する。 そしてその次のステツプからはステツプ時刻毎
に興奮セル一時記憶手段8bに記憶されているセ
ルにより興奮が伝達されることによつて興奮を開
始するセルを、心臓幾何モデル設定手段3による
セル座標及び電気生理特性設定手段4に設定され
た伝搬速度不応期、更にセル興奮時記憶処理手段
9に記憶された前回の興奮時間等から求めるとと
もに、電気生理特性設定手段4に設定されている
自動興奮セルの検索により新たに興奮を開始する
セルを求め、これらをセル興奮時記憶手段9に記
憶させる一方、興奮セル一時記憶手段8bに再記
憶させ、以後同様の操作を繰り返すことにより興
奮が伝搬される過程を処理する。 第7図は以上の動作をフローチヤートにて示し
たものであり、ステツプ1はシミユレータによつ
て演算する伝播時間を設定するもので本実施例で
は3秒としている。そしてステツプ2,3は夫々
初期設定であり、本実施例においてステツプタイ
ムTは3msec、PWFは興奮セル一時記憶手段8
bに格納されるデータ、XCTはセル興奮時記憶
手段9に格納されたデータを夫々示している。 そしてステツプにおいてステツプタイムを一つ
ずつ進めるとともにステツプ5で終了を判断す
る。ステツプ6は時刻Tにおいて自動興奮するセ
ルを電気生理特性設定手段4及び心臓幾何モデル
設定手段3から検索してPWFデータ、XCTデー
タに格納する過程、ステツプ7は前述した伝播に
よつて興奮が開始するセルを求めてPWFデータ、
XCTデータに格納する過程、ステツプ8はPWF
データの置き換えを行う過程を夫々示している。 尚、第8図は前述した興奮伝搬処理のステツプ
7において伝搬可能範囲にあるセルが不応期にあ
るか否かを判断する動作を示したもので、ステツ
プ1におけるTpreは、前記セル興奮時記憶手段
9に記憶されている前回の興奮時間を示し、又ス
テツプ2におけるRFは電気生理特性設定手段4
に記憶されている不応期を示している。そしてス
テツプ3は興奮したセルを記憶する過程を示して
いる。 以上のように本実施例に係るセルの興奮伝播処
理手段によれば、任意の時刻において興奮してい
るセルの周辺部、即ち興奮が伝達される可能性の
あるセルのみに着目して処理を行なうようにした
ため、計算時間の短縮化を図ることができる。 次に体表面電位処理手段10について説明す
る。第9図はかかる体表面電位処理手段10の動
作を示したものである。まず、ステツプ1におい
ては、前述したセル興奮時記憶手段9のセル興奮
時及び電気生理特性設定手段4の活動電位波形に
基づいて、一つおきのセル間隔での心内起電力分
布を求め、電流双極子モーメントを求める。ここ
でδは導電率を表し、又φはセルの膜電位を示し
ている。 次にステツプ2において、心臓モデルを縦m
個、横n個、高さk個の平面で分割してm×n×
k個のブロツクを得、各ブロツクを一つのダイポ
ールモーメントで表すべく、先ずマルチダイポー
ルモーメントJmの大きさを求める。このマルチ
ダイポールモーメントJmの大きさは、前記ステ
ツプ1で求めた電流双極子モーメントJ1の総和に
て求められる。次にステツプ3はマルチダイポー
ルモーメントJmの位置を求めるため前記電流双
極子モーメントJ1の位置の加重平均Pmを求め
る。ここでPiはセルiの位置を示している。そし
てステツプ4において以上求めたマルチダイポー
ルモーメントより体表面電位Vを求めている。こ
こでA°とV°はn次元ベクトルとして無限一様媒
質条件の場で体表面に生じる電位とその法線微
分、AとBは境界要素法によるn×n係数マトリ
クスとn次元ベクトル、αはV°の体表面積分を
夫々示している。 このような体表面電位の算出方向によれば、従
来のように各セルの電流双極子モーメントから直
接体表面電位を算出するのに比べ、そのマルチダ
イポールモーメントJmの数が電流双極子モーメ
ントの数に比し!?かに少ないため、計算時間の大
巾な短縮を図ることができる。しかもこの場合、
計算精度はブロツクの分割を例えば各軸に対して
心室の3分の1程度の寸法で分割した場合でも1
%の誤差内に納まるというものであつた。 更に、本実施例では心内起電力分布が連続関数
として表し得るという点に着目してセルの一つお
きに電流双極子モーメントを求めるようにしたた
め、三次元モデルによる計算時間は更に8分の1
まで短縮することができ大巾な時間短縮を図るこ
とができる。そしてこの場合も計算精度は前記と
同じく1%以内に納まるという優れたものであつ
た。 以上のようにして求められた体表面電位は体表
面電位データ記憶手段13に格納され、又体表面
電位に基づいて12誘導心電図データ算出手段12
は12誘導心電図データを算出してその記憶手段1
5に格納する。又マルチダイポールモーメントの
値からはベクトル心電図データ算出手段11がベ
クトル心電図データを算出してそのデータを記憶
手段14に格納する。 表示出力手段16は夫々の記憶手段13〜15
に記憶されたデータに基づいて表示手段17にベ
クトル心電図、体表面電位図、12誘導心電図等を
出力表示させるものである。 本実施例においてこの表示出力手段16はベク
トル心電図と12誘導心電図を同一の画面61上に
その時間対応を表示させつつ出力させることがで
きる。 第10図はかかる表示出力手段により画面上に
表された12誘導心電図(I〜U6)とベクトル心
電図(正面、左側面、平面)を示す。各図中には
その心電図に矢印60が表示されている。この矢
印が表示されている位置(データ点)は夫々同一
時刻に得られるデータを示しており、又矢印の方
向は各図の時間推移方向を示している。従つてこ
のような表示によれば、ベクトル心電図と12誘導
心電図の時間対応が極めて容易に行う得るととも
に、その時間推移方向(ベクトル心電図のループ
方向)も容易に知ることができ、各図の理解が容
易に行い得る。 第11図は以上の表示を示す表示出力手段の構
成を示すもので、矢印の位置、即ち対応時刻を定
める操作手段62、この対応時刻のデータを12誘
導心電図データ記憶手段63〜74及びベクトル
心電図データ記憶手段14a〜14cから検索す
るデータ検索手段63、これらのデータから矢印
の表示位置と方向を決定する矢印表示位置決定手
段64を備えている。 尚第12図は以上の動作の一例を示すフローチ
ヤートである。 以上説明したように本発明に係るシミユレータ
によりシミユレーシヨンした結果の一例を以下に
示す。 第13図、第14図は夫々正常な心臓モデルと
心尖部肥大性心筋病の心臓モデルに対してシミユ
レーシヨンした結果の12誘導心電図(I〜U6)
とベクトル心電図を示したものである。両者を比
較すると心尖部肥大性心筋病の心臓モデルの場合
には12誘導心電図のV3,V4誘導に夫々巨大負性
T波65a,65bが表われてくる。これは臨床
実験の測定データを基にした第15図のV3,V4
誘導において、同じく巨大負性T波66a,66
bが観測されているのと一致するもので、本シミ
ユレータの信頼性を裏付けるものである。 尚、第16図は演算結果の体表面電位波形の一
例を示したもので、表示番号1〜12は第6図の
トルソ上で胴廻り方向の番号に、表示番号1〜6
は第6図のトルソ上で胴の高さ方向の番号に夫々
対応させて示している。又第6図中、R,L,
F,V1〜V6は夫々12誘導心電図の測定位置を示
している。 (発明の効果) 以上の説明より明らかなように本発明によれ
ば、各セル毎に体表面電位を計算するのではな
く、先ず一定のセルの集合体毎にマルチダイポー
ルモーメントを求め、このモーメント毎に所定の
体表面での電位を求めるようにしたため、その処
理時間を大巾に削減することができる。又心内起
電力分布を算出するに際しては所定数のセル間毎
に行うようにしたため、より効率化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るシミユレータの
全体構成図、第2図は心臓幾何モデル設定手段の
構成例を示す図、第3図は幾何モデルの設定手順
を示すフローチヤート、第4図はモデル設定時の
表示画面を示す図、第5図は活動電位波形を示す
図、第6図はトルソと心臓を示す図、第7図は興
奮伝搬処理の手順を示すフローチヤート、第8図
は不応期の判断を示すフローチヤート、第9図は
体表面電位を求める手順を示すフローチヤート、
第10図は12誘導心電図とベクトル心電図の表示
例を示す図、第11図は表示出力手段を示す図、
第12図は矢印表示の手順を示すフローチヤー
ト、第13図は正常モデルにおける12誘導心電図
とベクトル心電図を示す図、第14図は心尖部肥
大性心筋病の心臓モデルによる12誘導心電図とベ
クトル心電図を示す図、第15図は同病の患者に
よる臨床測定結果の12誘導心電図を示す図、第1
6図は体表面電位波形を示す図である。 そして図面中、2は心臓モデル設定手段、3は
心臓幾何モデル設定手段、4は電気生理特性設定
手段、5は心臓位置設定手段、6はトルソ設定手
段、8は興奮伝搬処理手段、8bは興奮セル一時
記憶手段、9は興奮時記憶手段、10は体表面電
位処理手段、13は体表面電位データ記憶手段、
15は12誘導心電図データ記憶手段、16は表示
出力手段、17は表示手段、20は操作手段、5
0はトルソ、60は矢印、62は表示時刻指定操
作手段、64は矢印表示位置・方向決定手段(方
向表示手段)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルの集合体により心臓モデルを構築すると
    ともに各セルに心臓細胞の電気生理特性に基づく
    所定の規則を適用して各セルの興奮状態を求め、
    その興奮状態から心臓の電気生理現象を得るよう
    にしたシミユレータにおいて、 トルソ形状を設定記憶するトルソ設定手段と、
    このトルソに対し心臓の配置を設定する心臓配置
    設定手段とを備えるとともに、 所定の興奮伝播処理等の演算によつて得られる
    ステツプ時刻毎の各セルの興奮時刻を記憶する興
    奮時記憶手段と、各セルに応じた活動電位波形を
    記憶した電気生理特性設定手段と、これら記憶手
    段による各セルの興奮時間と活動電位によつて所
    定数のセル間毎に生ずる心内起電力分布を算出
    し、当該セル間に生ずる電流双極子モーメントを
    算出する電流双極子モーメント算出手段と、前記
    心臓モデルを数個ずつのセルの集合体に分割し、
    各集合体毎に前記電流双極子モーメントから一つ
    のマルチダイポールモーメントの大きさ及び位置
    を算出するマルチダイポールモーメント算出手段
    を設け、 このマルチダイポールモーメント算出手段によ
    つて得られたマルチダイポールモーメントと前記
    トルソ及び心臓の配置から体表面電位を算出する
    体表面電位算出手段を備えたことを特徴とする心
    臓電気現象のシミユレータ。
JP1038909A 1989-02-17 1989-02-17 心臓電気現象のシミュレータ Granted JPH02218342A (ja)

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