JPH0560616A - 色識別方法および色識別装置 - Google Patents
色識別方法および色識別装置Info
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- JPH0560616A JPH0560616A JP3225900A JP22590091A JPH0560616A JP H0560616 A JPH0560616 A JP H0560616A JP 3225900 A JP3225900 A JP 3225900A JP 22590091 A JP22590091 A JP 22590091A JP H0560616 A JPH0560616 A JP H0560616A
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実時間内に希望の色領域の抽出を行うための
色識別方法と色識別装置に関し、色識別に最適な色座標
を自動的に決定し、また確率的な色識別理論に基づいた
色識別方法を色変換に置き換えて実行し、更にこれら異
なる色識別方法を実行できることを目的とする。 【構成】 対象カラー画像を画像入力部101で入力
し、色分布統計処理部106にて色分布の色空間内での
平均値、共分散を計算し色識別に最適な色座標軸を求め
て色変換部102にて色座標変換をして二値化処理部1
04にて色空空間の3軸ごとに各々しきい値処理し、論
理演算部105において論理積をとって画像表示制御部
107に送って色識別画像結果を108にて表示する。
色変換部102は任意の色変換を106からの色変換テ
ーブルに従って行うことができ、二値化処理部104で
はしきい値などの制御情報を同じく106から取り入れ
て二値化処理を行う。
色識別方法と色識別装置に関し、色識別に最適な色座標
を自動的に決定し、また確率的な色識別理論に基づいた
色識別方法を色変換に置き換えて実行し、更にこれら異
なる色識別方法を実行できることを目的とする。 【構成】 対象カラー画像を画像入力部101で入力
し、色分布統計処理部106にて色分布の色空間内での
平均値、共分散を計算し色識別に最適な色座標軸を求め
て色変換部102にて色座標変換をして二値化処理部1
04にて色空空間の3軸ごとに各々しきい値処理し、論
理演算部105において論理積をとって画像表示制御部
107に送って色識別画像結果を108にて表示する。
色変換部102は任意の色変換を106からの色変換テ
ーブルに従って行うことができ、二値化処理部104で
はしきい値などの制御情報を同じく106から取り入れ
て二値化処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像信号やカラ
ー映像信号を入力して実時間内に希望の色の抽出を画像
上で行なう色識別方法および色識別装置に関するもので
ある。
ー映像信号を入力して実時間内に希望の色の抽出を画像
上で行なう色識別方法および色識別装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像処理において画像の領
域分割をする際、画素の持つ特定色を色座標変換し、こ
の変換された色空間内でしきい値処理による色識別によ
り行う手法がある。たとえば、「色差信号による色度検
出とカラー画像認識への応用」(電子通信学会論文誌’
86/11Vol.J69−D No.11)ではR,
G,B空間を色差信号(R−Y)(B−Y)に変換して
色相、彩度の極座標軸でカラー電線や抵抗カラーコード
の識別を行っている。又、「座標変換を用いたカラー画
像の解析」(1991電子情報通信学会春期全国大会D
−376)では、R、G、B空間をHSI座標系に変換
して色相Hにより医学分野でのカラー眼底写真からの血
管抽出を行っている。
域分割をする際、画素の持つ特定色を色座標変換し、こ
の変換された色空間内でしきい値処理による色識別によ
り行う手法がある。たとえば、「色差信号による色度検
出とカラー画像認識への応用」(電子通信学会論文誌’
86/11Vol.J69−D No.11)ではR,
G,B空間を色差信号(R−Y)(B−Y)に変換して
色相、彩度の極座標軸でカラー電線や抵抗カラーコード
の識別を行っている。又、「座標変換を用いたカラー画
像の解析」(1991電子情報通信学会春期全国大会D
−376)では、R、G、B空間をHSI座標系に変換
して色相Hにより医学分野でのカラー眼底写真からの血
管抽出を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、色識別しようとする対象物は色識別システムごとに
に特定されているため色識別を行う色空間も色識別シス
テムに固定である。すなわち、あるシステムではRGB
から色差空間に色座標変換が行われ、他のシステムでは
RGBからHSI色空間に色座標変換が行われる。しか
し色識別方式は本来対象カラー画像の色分布を考慮し色
識別に最適な色空間を見いだしてから色座標変換すべき
ものである。すなわち従来の技術では第一に対象カラー
画像の色分布に合わせた最適な色座標空間の算出の考慮
が欠けている、という課題、最適色座標変換が算出され
たとしても、それを実時間で色変換するハードウエアで
実現し、色識別するのは困難であった、という第一の課
題があった。つぎに第二の課題について説明する。最適
な色識別の問題は統計的パターン認識の理論により実現
できることはよく知られている(たとえば「パターン情
報処理」(長尾;電子通信学会大学シリーズ1ー4、コ
ロナ社)。この方法はベイズ決定機構と呼ばれるもので
入力色Xを三次元の空間内のパターンベクトルと考え、
Xが各パターンクラスCiに属する確率密度
は、色識別しようとする対象物は色識別システムごとに
に特定されているため色識別を行う色空間も色識別シス
テムに固定である。すなわち、あるシステムではRGB
から色差空間に色座標変換が行われ、他のシステムでは
RGBからHSI色空間に色座標変換が行われる。しか
し色識別方式は本来対象カラー画像の色分布を考慮し色
識別に最適な色空間を見いだしてから色座標変換すべき
ものである。すなわち従来の技術では第一に対象カラー
画像の色分布に合わせた最適な色座標空間の算出の考慮
が欠けている、という課題、最適色座標変換が算出され
たとしても、それを実時間で色変換するハードウエアで
実現し、色識別するのは困難であった、という第一の課
題があった。つぎに第二の課題について説明する。最適
な色識別の問題は統計的パターン認識の理論により実現
できることはよく知られている(たとえば「パターン情
報処理」(長尾;電子通信学会大学シリーズ1ー4、コ
ロナ社)。この方法はベイズ決定機構と呼ばれるもので
入力色Xを三次元の空間内のパターンベクトルと考え、
Xが各パターンクラスCiに属する確率密度
【0004】
【数1】
【0005】を最大にするクラスに決定する。P(X|
Ci)はXの条件付き確率密度関数であり、多次元正規
分布を仮定すれば
Ci)はXの条件付き確率密度関数であり、多次元正規
分布を仮定すれば
【0006】
【数2】
【0007】で与えられる。P(Ci)は色のクラスi
の事前生起確率でありカラー画像内の各色の出現頻度に
相当するが、未知の場合にはどの色も等確率で現れる、
として定数とする。各色がカラー画像内で均等に使用さ
れているとして(数1)の対数をとり共通項を除くと識
別関数
の事前生起確率でありカラー画像内の各色の出現頻度に
相当するが、未知の場合にはどの色も等確率で現れる、
として定数とする。各色がカラー画像内で均等に使用さ
れているとして(数1)の対数をとり共通項を除くと識
別関数
【0008】
【数3】
【0009】が得られる。そこで各入力色につきクラス
の数iだけ(i=1-N)、fi(X)を計算し、その中
での最小値min(fi(X))=fk(X)を与えるク
ラスKにXは属する、と決定すればよい。しかしなが
ら、この手続きを実時間ハードウェアで実現するのは非
常に大変であり特殊なハードウエアを構成するしかなか
った。すなわち、第二の課題は前記の色座標の線形変換
としきい値処理などの手法では識別不可能な色分布の場
合には、最適色識別手法であるベイズ決定機構を使用す
るのが望ましいが、この手法は前述したとおりハードウ
エアで簡単に実行する方法がないというものである。第
三の課題は従来以上のような種々の色識別手法ごとに単
目的のハードウエアを構成してきたために、種々の色識
別手法が実行可能な汎用の色識別装置がない、というこ
とである。
の数iだけ(i=1-N)、fi(X)を計算し、その中
での最小値min(fi(X))=fk(X)を与えるク
ラスKにXは属する、と決定すればよい。しかしなが
ら、この手続きを実時間ハードウェアで実現するのは非
常に大変であり特殊なハードウエアを構成するしかなか
った。すなわち、第二の課題は前記の色座標の線形変換
としきい値処理などの手法では識別不可能な色分布の場
合には、最適色識別手法であるベイズ決定機構を使用す
るのが望ましいが、この手法は前述したとおりハードウ
エアで簡単に実行する方法がないというものである。第
三の課題は従来以上のような種々の色識別手法ごとに単
目的のハードウエアを構成してきたために、種々の色識
別手法が実行可能な汎用の色識別装置がない、というこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
本発明の技術的解決手段は、第一に対象カラー画像の色
分布を入力色空間であるRGB色空間などにて観測し、
その統計処理により、色識別に最適な色空間へと座標変
換し前記色識別に最適な色空間内の各軸を用いたしきい
値処理により色識別を行うことにより汎用性と実時間性
とを兼ね備えもつ色識別方法を提供する。第二に非線形
な色識別手法であるベイズ決定手法を簡単な構成で実現
するために各色領域のクラスについての識別関数どうし
の差の計算を一種の色座標変換と考えて実行し入力色が
どのクラスに属しているのかを計算の結果をもとに判断
する色識別方法を提供する。また、第三に上記のような
二つの異なる色識別方法を同時に一種類のハードウエア
にて実現可能にするため汎用的な色座標変換が可能な色
変換部と、色変換部出力のしきい値処理を行う二値化処
理部と二値化部出力の論理演算部と色分布統計処理部と
を備える色識別装置を提供するものである。
本発明の技術的解決手段は、第一に対象カラー画像の色
分布を入力色空間であるRGB色空間などにて観測し、
その統計処理により、色識別に最適な色空間へと座標変
換し前記色識別に最適な色空間内の各軸を用いたしきい
値処理により色識別を行うことにより汎用性と実時間性
とを兼ね備えもつ色識別方法を提供する。第二に非線形
な色識別手法であるベイズ決定手法を簡単な構成で実現
するために各色領域のクラスについての識別関数どうし
の差の計算を一種の色座標変換と考えて実行し入力色が
どのクラスに属しているのかを計算の結果をもとに判断
する色識別方法を提供する。また、第三に上記のような
二つの異なる色識別方法を同時に一種類のハードウエア
にて実現可能にするため汎用的な色座標変換が可能な色
変換部と、色変換部出力のしきい値処理を行う二値化処
理部と二値化部出力の論理演算部と色分布統計処理部と
を備える色識別装置を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明の色識別方法および色識別装置では、色
分布の統計処理部において第一には色分布から最適色空
間への座標変換係数行列と当該色空間での識別しきい値
を求めてこれを色変換部と二値化部、二値化論理演算部
への情報として送り、カラー画像を実時間で色座標変換
し、次に二値化して色識別を行う。また第二には、あら
かじめ色空間内で色分布を平均値と共分散値をもつ多次
元正規分布と仮定しておき、複数クラスの組合せに関す
る識別関数どうしの差を色変換部にて計算すべく設定
し、カラー画像を入力し実時間で上記識別関数を算出
し、その出力を二値化することに入力色の識別を行う。
分布の統計処理部において第一には色分布から最適色空
間への座標変換係数行列と当該色空間での識別しきい値
を求めてこれを色変換部と二値化部、二値化論理演算部
への情報として送り、カラー画像を実時間で色座標変換
し、次に二値化して色識別を行う。また第二には、あら
かじめ色空間内で色分布を平均値と共分散値をもつ多次
元正規分布と仮定しておき、複数クラスの組合せに関す
る識別関数どうしの差を色変換部にて計算すべく設定
し、カラー画像を入力し実時間で上記識別関数を算出
し、その出力を二値化することに入力色の識別を行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかわる第一の色識別方法の
一実施例につき説明する。図2(a)と(c)はRGB
色空間内において、あるカラー画像の色分布を示す図で
ある。図2(a)の色分布201と色分布202は、R
GB色空間内でその対角線(明度)方向に長く伸びて分
布しているが、これは照明光により陰影を生じた物体の
色分布では一般的に起こることである。ここで色分布2
01のみを画像領域から抽出して色識別したい、とす
る。図2(c)のように色分布203、204、205
が空間内で一点づつに集中している場合をまず考える。
この場合には色分布204のみを抽出することは簡単に
できる。即ち各色空間軸ごとにしきい値の2つ組(TR1
TR2)、(TG1 TG2)、(TB1 TB2)を適当に決定
し、各軸ごとに2つのしきい値で囲まれる区間で1それ
以外では0をとるようにしきい値処理(二値化)する。
次にそれらの二値化結果を論理積して論理「1」の部分
のみを抽出結果として色識別する。図2(d)ではこの
様子をR−B平面で2次元的に描いている。R軸上でし
きい値(TR1 TR2)で囲まれた区間が「1」となり、
B軸上でしきい値(TB1 TB2)で囲まれた区間が
「1」となり、両者の論理積をとるとちょうど色分布2
04の存在する位置のみが「1」となるため色抽出が可
能になる。しかし図2(a)のように色分布が色空間の
対角線上に延びた形態で存在する場合RGB空間のR,
G,B直交軸に沿ってしきい値処理しても色分布201
と202とを識別分離することはできない。図2(b)
にこの様子をR−B平面で示した。そこでRGB座標よ
りも色分布の三次元形状あるいは色分布間の相互の位置
関係に即した新たな色座標系を用いる必要がある。
一実施例につき説明する。図2(a)と(c)はRGB
色空間内において、あるカラー画像の色分布を示す図で
ある。図2(a)の色分布201と色分布202は、R
GB色空間内でその対角線(明度)方向に長く伸びて分
布しているが、これは照明光により陰影を生じた物体の
色分布では一般的に起こることである。ここで色分布2
01のみを画像領域から抽出して色識別したい、とす
る。図2(c)のように色分布203、204、205
が空間内で一点づつに集中している場合をまず考える。
この場合には色分布204のみを抽出することは簡単に
できる。即ち各色空間軸ごとにしきい値の2つ組(TR1
TR2)、(TG1 TG2)、(TB1 TB2)を適当に決定
し、各軸ごとに2つのしきい値で囲まれる区間で1それ
以外では0をとるようにしきい値処理(二値化)する。
次にそれらの二値化結果を論理積して論理「1」の部分
のみを抽出結果として色識別する。図2(d)ではこの
様子をR−B平面で2次元的に描いている。R軸上でし
きい値(TR1 TR2)で囲まれた区間が「1」となり、
B軸上でしきい値(TB1 TB2)で囲まれた区間が
「1」となり、両者の論理積をとるとちょうど色分布2
04の存在する位置のみが「1」となるため色抽出が可
能になる。しかし図2(a)のように色分布が色空間の
対角線上に延びた形態で存在する場合RGB空間のR,
G,B直交軸に沿ってしきい値処理しても色分布201
と202とを識別分離することはできない。図2(b)
にこの様子をR−B平面で示した。そこでRGB座標よ
りも色分布の三次元形状あるいは色分布間の相互の位置
関係に即した新たな色座標系を用いる必要がある。
【0013】図3(a)のU軸301、V軸302、W
軸303はRGBの線形変換によって作られた新たな色
座標軸である。U軸は色分布の長く延びた長軸方向を示
しV軸とW軸は色分布の短軸方向を示す。この変換座標
系にて色分布を観測すれば図3(b)のように色分布ど
うしをV軸上で、しきい値(Tv1 Tv2)を用いた二値
化処理にて分離することができる。変換すべき座標系は
色分布の統計処理を用いた主成分分析によって図4のよ
うなフローチャートに従って算出できる。
軸303はRGBの線形変換によって作られた新たな色
座標軸である。U軸は色分布の長く延びた長軸方向を示
しV軸とW軸は色分布の短軸方向を示す。この変換座標
系にて色分布を観測すれば図3(b)のように色分布ど
うしをV軸上で、しきい値(Tv1 Tv2)を用いた二値
化処理にて分離することができる。変換すべき座標系は
色分布の統計処理を用いた主成分分析によって図4のよ
うなフローチャートに従って算出できる。
【0014】なお、主成分分析法では直交軸を対象とす
るが本発明では変換座標系は直交軸に限るものではな
い。以下図4にしたがって説明する。401にて、対象
色分布のRGB色空間内での共分散値をRGB空間にて
観測し共分散行列Sを求める。この対象色分布は1つの
領域でも複数の領域でもよい。行列Sは共分散Srr、S
rg、Srb、Sgg、Sgb、Sbbを用いた対称行列であり、
以下のように表される。
るが本発明では変換座標系は直交軸に限るものではな
い。以下図4にしたがって説明する。401にて、対象
色分布のRGB色空間内での共分散値をRGB空間にて
観測し共分散行列Sを求める。この対象色分布は1つの
領域でも複数の領域でもよい。行列Sは共分散Srr、S
rg、Srb、Sgg、Sgb、Sbbを用いた対称行列であり、
以下のように表される。
【0015】
【数4】
【0016】402ではSの固有ベクトルを求める。共
分散行列Sが対称行列であるから固有ベクトルはよく知
られた「ヤコビ法」等の数値計算にて求めることができ
3本の直交する固有ベクトルE1、E2、E3が得られ
る。RGB空間での基底であった3本の単位ベクトルを
R,G,Bとすると新たな色座標軸を構成する単位ベク
トルU、V、WとR,G,Bのベクトルどうしの変換関
係は、3本の固有ベクトルを行ベクトルとして書いた変
換行列M
分散行列Sが対称行列であるから固有ベクトルはよく知
られた「ヤコビ法」等の数値計算にて求めることができ
3本の直交する固有ベクトルE1、E2、E3が得られ
る。RGB空間での基底であった3本の単位ベクトルを
R,G,Bとすると新たな色座標軸を構成する単位ベク
トルU、V、WとR,G,Bのベクトルどうしの変換関
係は、3本の固有ベクトルを行ベクトルとして書いた変
換行列M
【0017】
【数5】
【0018】を用いて
【0019】
【数6】
【0020】となる。次にRGB空間で色Xの色座標が
(r,g,b)であり、同時にUVW空間での色座標が
(u,v,w)であったとすると
(r,g,b)であり、同時にUVW空間での色座標が
(u,v,w)であったとすると
【0021】
【数7】
【0022】が成立する。(数6)の両辺に行列Mの逆
行列を前から乗算するとMが直交行列であるため逆行列
は転置行列となり、
行列を前から乗算するとMが直交行列であるため逆行列
は転置行列となり、
【0023】
【数8】
【0024】が成立し、これを(数7)に代入すると
【0025】
【数9】
【0026】となり、両辺を転置すると
【0027】
【数10】
【0028】を得る。すなわち求めるべき色座標変換は
3本の固有ベクトル(行ベクトル)より成る直交行列M
による線形変換(数10)である。403では、(数1
0)の色変換演算を入力色すべてにつき行う。404で
は決定した新色座標系で各軸ごとにヒストグラムを算出
してよく知られた「モード法」などを用いて最適な二値
化しきい値(TU1 TU2)(TV1 Tv2)(TW1 Tw2)
を決定する。以上のステップで色識別に必要な最適色座
標と最適しきい値が決定され実際に二値化処理が行われ
る。405では、3つの色座標軸UVWごとに二値化が
行われた後、論理積がとられて対象とする特定色分布が
色抽出される。
3本の固有ベクトル(行ベクトル)より成る直交行列M
による線形変換(数10)である。403では、(数1
0)の色変換演算を入力色すべてにつき行う。404で
は決定した新色座標系で各軸ごとにヒストグラムを算出
してよく知られた「モード法」などを用いて最適な二値
化しきい値(TU1 TU2)(TV1 Tv2)(TW1 Tw2)
を決定する。以上のステップで色識別に必要な最適色座
標と最適しきい値が決定され実際に二値化処理が行われ
る。405では、3つの色座標軸UVWごとに二値化が
行われた後、論理積がとられて対象とする特定色分布が
色抽出される。
【0029】次に本発明にかかわる第二の色識別方法の
一実施例を説明する。図5は色空間内で、あらかじめ4
個の色領域のクラス(i=1-4)が存在し各々のクラ
スiが生起したという条件のもとでのパターン・ベクト
ルの条件つき確率密度関数P(X|Ci)を表現してい
る。これらは多次元正規分布仮定により、平均値μi、
共分散行列Σi(i=1-4)の正規分布を呈する。そこ
で図5ではこの正規分布を確率楕円501、502、5
03、504として描いている。これらは互いに重なり
を持っていてもよい。このパターン空間に入力色Xが入
った場合、1から4までのどのクラスに属するべきかを
最適に決定するにはベイズ決定理論を使用し、各クラス
iにつき識別関数(数3)を計算しそれが最小値になる
iに属するとする。ある入力色が特定のクラスjに属す
るか否かを決定するにはクラスjの識別関数とクラスi
(≠j)の識別関数とを2つずつ組合せて差を計算して
正負の判定を行えばよいので、以下では入力色がクラス
i=1に属しているか否かの判断を行うものとする。
一実施例を説明する。図5は色空間内で、あらかじめ4
個の色領域のクラス(i=1-4)が存在し各々のクラ
スiが生起したという条件のもとでのパターン・ベクト
ルの条件つき確率密度関数P(X|Ci)を表現してい
る。これらは多次元正規分布仮定により、平均値μi、
共分散行列Σi(i=1-4)の正規分布を呈する。そこ
で図5ではこの正規分布を確率楕円501、502、5
03、504として描いている。これらは互いに重なり
を持っていてもよい。このパターン空間に入力色Xが入
った場合、1から4までのどのクラスに属するべきかを
最適に決定するにはベイズ決定理論を使用し、各クラス
iにつき識別関数(数3)を計算しそれが最小値になる
iに属するとする。ある入力色が特定のクラスjに属す
るか否かを決定するにはクラスjの識別関数とクラスi
(≠j)の識別関数とを2つずつ組合せて差を計算して
正負の判定を行えばよいので、以下では入力色がクラス
i=1に属しているか否かの判断を行うものとする。
【0030】図6は本発明にかかわる第二の色識別方法
の実施例を示すフローチャートである。601では識別
すべき色分布の統計的な解析により平均値μiと共分散
行列Σiを求め色分布を多次元正規分布(数2)で近似
する。602では各色分布での識別関数fi(x)を
(数3)より求める。603では色のクラス1と残りの
色クラス2、3、4とを組み合わせて識別関数どうしの
差をとり以下のように3つの式を得る。
の実施例を示すフローチャートである。601では識別
すべき色分布の統計的な解析により平均値μiと共分散
行列Σiを求め色分布を多次元正規分布(数2)で近似
する。602では各色分布での識別関数fi(x)を
(数3)より求める。603では色のクラス1と残りの
色クラス2、3、4とを組み合わせて識別関数どうしの
差をとり以下のように3つの式を得る。
【0031】
【数11】
【0032】入力色Xについての(数11)の各式の計
算は一種の色変換と考えられる。入力空間がRGB空間
であるとすると、(数11)は色変換 (R,G,B) → (D21、D22、D23) を行っていることになる。また図形的には図5でクラス
1に属し他のクラス2、3、4には属さないことを識別
するための識別面505、506、507の計算を行っ
ていることになる。そこでこの色変換を「識別面変換」
と呼ぶ。すなわち603では色分布クラスiを基準にし
た識別面変換を行っている。604では識別面変換の結
果である(D21,D22,D23)の正負の二値化が行われ正
のとき「1」、負のとき「0」として(B1,B2,B3)
の組をつくる(Bi=1または0)。この二値の数値は入
力色が各識別面のどちら側に位置するかを示す判定結果
であり、「1」のとき識別面を境界にしてクラス1の側
に属していることになる。そこで605では二値化結果
の論理積B1・B2・B3が演算され、この結果が「1」
の場合には3つの識別面についていずれに関しても色分
布クラス1の側に存在していることになる。この色領域
を抽出することにより色識別がなされる。
算は一種の色変換と考えられる。入力空間がRGB空間
であるとすると、(数11)は色変換 (R,G,B) → (D21、D22、D23) を行っていることになる。また図形的には図5でクラス
1に属し他のクラス2、3、4には属さないことを識別
するための識別面505、506、507の計算を行っ
ていることになる。そこでこの色変換を「識別面変換」
と呼ぶ。すなわち603では色分布クラスiを基準にし
た識別面変換を行っている。604では識別面変換の結
果である(D21,D22,D23)の正負の二値化が行われ正
のとき「1」、負のとき「0」として(B1,B2,B3)
の組をつくる(Bi=1または0)。この二値の数値は入
力色が各識別面のどちら側に位置するかを示す判定結果
であり、「1」のとき識別面を境界にしてクラス1の側
に属していることになる。そこで605では二値化結果
の論理積B1・B2・B3が演算され、この結果が「1」
の場合には3つの識別面についていずれに関しても色分
布クラス1の側に存在していることになる。この色領域
を抽出することにより色識別がなされる。
【0033】次に本発明にかかわる色識別装置の一実施
例につき図1を参照して説明する。図1において、10
1はカラー画像入力部であり、入力画像の各画素をA/
D変換してRGB分離型の8ビット信号116に変換す
る。102は入力RGB3信号を内部の色変換テーブル
により任意のスカラ値に変換するための色変換部であ
り、この102を3組持つと色座標変換(RGB)→
(UVW)、(RGB)→(D1 D2 D3)などを行う
ことができる。色変換部3組は色変換テーブルを各々別
個に色分布統計処理部106からの色変換テーブル情報
109、110、111を転送されることにより所定の
色変換を行うようになっており、内部は色変換テーブル
のルックアップ部と補間処理部により構成される。10
3は8ビットの色変換出力を色分布統計処理部106と
二値化処理部104とのいずれかに振り分けるかを決定
するスイッチであり、通常はデータを104に流し、色
座標変換されたデータから二値化しきい値を決定する際
などにはデータを106に流すものである。104は二
値化処理部であり、色変換部からの出力を一個あるいは
複数のしきい値より二値化するものである。この二値化
処理のしきい値などの情報も色分布統計処理部106か
ら二値化情報112、113、114として転送され、
二値化処理部が制御される。105は論理回路であり二
値化された複数ラインの情報に対してその論理積などを
計算する。115は入力色が現在抽出すべき色である時
に「1」となる色抽出情報である。107は画像表示制
御部であり、RGB色情報116と色抽出情報115の
両方から色識別表示された種々の画像を生成する。
例につき図1を参照して説明する。図1において、10
1はカラー画像入力部であり、入力画像の各画素をA/
D変換してRGB分離型の8ビット信号116に変換す
る。102は入力RGB3信号を内部の色変換テーブル
により任意のスカラ値に変換するための色変換部であ
り、この102を3組持つと色座標変換(RGB)→
(UVW)、(RGB)→(D1 D2 D3)などを行う
ことができる。色変換部3組は色変換テーブルを各々別
個に色分布統計処理部106からの色変換テーブル情報
109、110、111を転送されることにより所定の
色変換を行うようになっており、内部は色変換テーブル
のルックアップ部と補間処理部により構成される。10
3は8ビットの色変換出力を色分布統計処理部106と
二値化処理部104とのいずれかに振り分けるかを決定
するスイッチであり、通常はデータを104に流し、色
座標変換されたデータから二値化しきい値を決定する際
などにはデータを106に流すものである。104は二
値化処理部であり、色変換部からの出力を一個あるいは
複数のしきい値より二値化するものである。この二値化
処理のしきい値などの情報も色分布統計処理部106か
ら二値化情報112、113、114として転送され、
二値化処理部が制御される。105は論理回路であり二
値化された複数ラインの情報に対してその論理積などを
計算する。115は入力色が現在抽出すべき色である時
に「1」となる色抽出情報である。107は画像表示制
御部であり、RGB色情報116と色抽出情報115の
両方から色識別表示された種々の画像を生成する。
【0034】上記のような構成において、まず、カラー
画像入力部101でカラー画像を入力し、次に入力画像
の各画素をA/D変換してRGB分離型の8ビット信号
116に変換する。次に、色変換部102では、入力R
GB3信号を内部の色変換テーブルにより任意のスカラ
値に変換する。この色変換部102を3組設けているた
め、色座標変換(RGB)→(UVW)、(RGB)→
(D1 D2 D3)などを行うことができる。具体的に
は、3組の色変換部102は色変換テーブルを各々別個
に色分布統計処理部106からの色変換テーブル情報1
09、110、111を転送されることにより所定の色
変換を行う。
画像入力部101でカラー画像を入力し、次に入力画像
の各画素をA/D変換してRGB分離型の8ビット信号
116に変換する。次に、色変換部102では、入力R
GB3信号を内部の色変換テーブルにより任意のスカラ
値に変換する。この色変換部102を3組設けているた
め、色座標変換(RGB)→(UVW)、(RGB)→
(D1 D2 D3)などを行うことができる。具体的に
は、3組の色変換部102は色変換テーブルを各々別個
に色分布統計処理部106からの色変換テーブル情報1
09、110、111を転送されることにより所定の色
変換を行う。
【0035】スイッチ103では8ビットの色変換出力
を色分布統計処理部106と二値化処理部104とのい
ずれかに振り分けるかを決定する。スイッチ103を介
して二値化処理部104に入力された信号は、色変換部
102からの出力を一個あるいは複数のしきい値より二
値化するものである。この二値化処理のしきい値などの
情報も色分布統計処理部106から二値化情報112、
113、114として転送され、二値化処理部が制御さ
れる。
を色分布統計処理部106と二値化処理部104とのい
ずれかに振り分けるかを決定する。スイッチ103を介
して二値化処理部104に入力された信号は、色変換部
102からの出力を一個あるいは複数のしきい値より二
値化するものである。この二値化処理のしきい値などの
情報も色分布統計処理部106から二値化情報112、
113、114として転送され、二値化処理部が制御さ
れる。
【0036】最終的に、論理回路105で、二値化され
た複数ラインの情報に対してその論理積などを計算し色
抽出情報115を出力し、画像表示制御部107で、R
GB色情報116と色抽出情報115の両方から色識別
表示された種々の画像を生成する。
た複数ラインの情報に対してその論理積などを計算し色
抽出情報115を出力し、画像表示制御部107で、R
GB色情報116と色抽出情報115の両方から色識別
表示された種々の画像を生成する。
【0037】より具体的には、ある原画像の各画素につ
いて色抽出情報115が「1」のときは、特定の色抽出
結果を示す色(レッド、グリーン、ブルー、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ホワイト、ブラックなどの原色の中
の1色)にて表示し、色抽出情報115が「0」のとき
は原画像での色自体を表示する。あるいは、色抽出情報
115が「1」のときは原画色を表示し、「0」のとき
は原色を表示する。この表示の組合せ制御はあらかじめ
設定しておくことことができる。
いて色抽出情報115が「1」のときは、特定の色抽出
結果を示す色(レッド、グリーン、ブルー、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ホワイト、ブラックなどの原色の中
の1色)にて表示し、色抽出情報115が「0」のとき
は原画像での色自体を表示する。あるいは、色抽出情報
115が「1」のときは原画色を表示し、「0」のとき
は原色を表示する。この表示の組合せ制御はあらかじめ
設定しておくことことができる。
【0038】これにより画像内で求める色のみを抽出し
て表示することが簡単にでき、識別結果が人間にとって
分かりやすく表現される。もちろん、色抽出情報115
は、単に人間への表示に使われるばかりではなく、カラ
ー画像の領域識別情報として、より高度な画像認識のた
めの前処理として使用することもできる。
て表示することが簡単にでき、識別結果が人間にとって
分かりやすく表現される。もちろん、色抽出情報115
は、単に人間への表示に使われるばかりではなく、カラ
ー画像の領域識別情報として、より高度な画像認識のた
めの前処理として使用することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は第一に対象カラー
画像の色分布を統計処理して識別に最適な色座標系を提
供する。このため従来は色識別に際し人間が色座標変換
を経験により決定していたが、色分布に即して最適な色
座標軸へ自動的に変換できる。第二に統計的パターン認
識理論を用いた最適色識別手法を「識別面変換」という
一種の色変換として実行することにより色座標変換を行
うハードウエア向きのアルゴリズムに置き換えることが
できる。第三に、以上の二種の色識別方法をハードウエ
ア的な変更なしに行うことのできる汎用色識別装置を提
供することができる。以上のように本発明は、ハードウ
エアに変更を加えずして種々の色識別方法を実行するこ
とができ、その効果は大である。
画像の色分布を統計処理して識別に最適な色座標系を提
供する。このため従来は色識別に際し人間が色座標変換
を経験により決定していたが、色分布に即して最適な色
座標軸へ自動的に変換できる。第二に統計的パターン認
識理論を用いた最適色識別手法を「識別面変換」という
一種の色変換として実行することにより色座標変換を行
うハードウエア向きのアルゴリズムに置き換えることが
できる。第三に、以上の二種の色識別方法をハードウエ
ア的な変更なしに行うことのできる汎用色識別装置を提
供することができる。以上のように本発明は、ハードウ
エアに変更を加えずして種々の色識別方法を実行するこ
とができ、その効果は大である。
【図1】本発明の一実施例における色識別装置のブロッ
ク結線図
ク結線図
【図2】本発明の一実施例における色識別方法を説明す
るRGB空間内においてカラー画像の色分布を示す図
るRGB空間内においてカラー画像の色分布を示す図
【図3】同実施例における色識別方法を説明する色座標
変換された色空間内での色分布を示す図
変換された色空間内での色分布を示す図
【図4】同実施例における色識別方法を説明する第一の
色識別方法のフローチャート
色識別方法のフローチャート
【図5】同実施例における色識別方法を説明するRGB
空間において4個の色領域の確率分布を示す図
空間において4個の色領域の確率分布を示す図
【図6】同実施例における色識別方法を説明する第二の
色識別方法のフローチャート
色識別方法のフローチャート
101 カラー画像入力部 102 色変換部 103 データ流切り替えスイッチ 104 二値化処理部 105 論理演算部 106 色分布統計処理部 107 画像表示制御部 108 画像表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 対象カラー画像の色分布を第1の三次元
色空間内で観測し、前記色分布特性に合わせて最適な第
2の三次元空間と複数のしきい値を統計処理により求
め、対象カラー画像の各画素の色を求められた第2の三
次元色空間に色座標変換し、前記第2の三次元空間の各
軸を前記求められたしきい値にて二値化処理し、二値化
結果を論理積演算することを特徴とする色識別方法。 - 【請求項2】 対象カラー画像内で識別すべき複数色領
域を設定し、複数色領域の中から抽出すべき特定色領域
を確定し、前記特定色領域の色分布と他の色領域の色分
布を多次元正規分布により確率的に生起する事象と仮定
し、各色領域についての識別関数を前記多次元正規分布
の式より求め、対象カラー画像の各画素に対し当該識別
関数どうしの差である識別面変換を行い、出力結果を二
値化するとを特徴とする色識別方法。 - 【請求項3】 第1の色空間内における入力色信号を入
力するカラー画像入力部と前記第1の色空間内の色分布
から最適色座標軸および最適二値化しきい値を算出する
色分布統計処理部と第1の色空間から第2の色空間へ色
座標変換を行う色変換部と、色変換装置の出力をしきい
値処理する二値化処理部と、二値化部出力の論理演算部
と、画像表示制御部とを備えることを特徴とする色識別
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225900A JPH0560616A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 色識別方法および色識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225900A JPH0560616A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 色識別方法および色識別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560616A true JPH0560616A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16836649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3225900A Pending JPH0560616A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 色識別方法および色識別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560616A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0635981A1 (en) * | 1993-07-19 | 1995-01-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Feature-region extraction method and feature-region extraction circuit |
WO1995009403A1 (de) * | 1993-09-27 | 1995-04-06 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur segmentation von digitalen farbbildern |
JPH1066100A (ja) * | 1996-08-21 | 1998-03-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 画像領域分割装置 |
JP2000501184A (ja) * | 1995-11-30 | 2000-02-02 | クロマビジョン メディカル システムズ,インコーポレイテッド | 生体標本の自動画像分析の方法および装置 |
JP2016516245A (ja) * | 2013-03-13 | 2016-06-02 | コファックス, インコーポレイテッド | モバイル装置を用いた画像内のオブジェクトの分類 |
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US10146795B2 (en) | 2012-01-12 | 2018-12-04 | Kofax, Inc. | Systems and methods for mobile image capture and processing |
US10146803B2 (en) | 2013-04-23 | 2018-12-04 | Kofax, Inc | Smart mobile application development platform |
US10242285B2 (en) | 2015-07-20 | 2019-03-26 | Kofax, Inc. | Iterative recognition-guided thresholding and data extraction |
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-
1991
- 1991-09-05 JP JP3225900A patent/JPH0560616A/ja active Pending
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