JPH0559437U - カメラ撮影遠隔操作用ファインダー眼鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カメラ等撮影機のファィンダーを顔にくっつけ
ずに離した状態でファインダー像を見えるようにし、遠
隔状態で被撮影物像を見えるようにする。 【構成】ファインダーに半導体等の光電変換素子を接続
し、像を電気信号に変換し、この電気信号をリード線に
よりもう一方の光電変換素子により再度光りに変換し像
を再生したものを眼鏡状に顔に装着できる様にした眼鏡
型遠隔撮影用ファインダー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は、カメラ、８ミリビデオカメラ等、写真や各 種記録機器の使用に当り、本体を顔から離して被写体に適正に向けるための装置 である。説明を単純化するため、一般のカメラの場合を例として説明する。

【０００２】

【従来の技術】 通常、カメラで被写体を写す場合、我々はカメラを顔にくっ つけファインダーを目に当てて被写体をねらってシャツターを押す。被写体が近 くにあり、角度が適当であれば我々は普通に立ったり座ったりして楽な姿勢でこ の操作をすることができる。ところが、人垣の後から群衆の中に在る被写体をね らったりする時は、背伸びしたり、台の上に乗ったり、不自然な姿勢を余儀なく されることがしばしばある。

【０００３】 又、ねらう角度によっては腹ばいになったり、あお向けになったりしてシャツ ターを押さねばならぬことも決して少なくない。逆に意識的に角度を変えること も多い。更に花や虫等を接写をする場合はしゃがんだり、背を丸めたり、無理な 姿勢が必要なケースも多く、例えば岩の間の被写体をねらう時等、頭がその間に 入らず手を伸ばして、ファインダーをのぞくことなく、闇取りに運をまかす場合 もある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上述のような撮影時の不自然、 あるいは無理な姿勢をすることなく楽な姿勢で撮影が行なえるようにすることで ある。

【０００５】

【課題を解決すめるための手段】

即ち、本考案は、カメラのファインダー部に光電変換素子をネジ等適切な方法 で接続し、ファインダーの映像を電気信号に変換し、この電気信号をリード線に より眼鏡状に作られた受信部、即ち電気信号を元の映像に戻す光電変換機に送る ことにより、カメラ本体を顔に直接当てることなく、ファインダーの像を見るよ うにしたもので、前記のような問題をすべて解消する。

【０００５】 本考案は２眼鏡方式にすることも無論可能であるが、一眼タイブが好ましい。 一眼であることは、もう一方の目が通常の視界を確保することにより両眼にセ ットした場合に起る視界の制限を減らし、通常従来通りの操作が可能で、変換機 を付けていないもう一方の目で足元など周囲の状況判断が従来と変らず行なえて 都合が良い。

【０００６】

【作用】

本考案により、カメラ本体と顔を離した状態でも、ファインダ上の像を正確に 観察することができるので、不自然な姿勢をとる必要がなく、メクラ写しによる フィルムの無駄を生むこともなく、ぶれ等による失敗の発生を抑えることができ る。さらに、撮影角度等、画面構成に神経を集中できる。

【０００７】 さらに、本考案の方法では、ファインダー像の信号を電気的に増幅補強するこ とにより像の明るさを上げることが出来て実用上大変都合が良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の使用中の斜視図である。

【符号の説明】

図１の、（１）はカメラ （２）はリード線（３）は眼
鏡状に装着した接顔部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】カメラファインダーに光電変換素子を接続
   しファインダー映像を電気信号に変換し、この電気信号
   をリード線により顔に装着した眼鏡状の光電変換機によ
   り映像に戻すようにした眼鏡型カメラ遠隔撮影用装置。