JPH05586Y2 - - Google Patents

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JPH05586Y2
JPH05586Y2 JP2372888U JP2372888U JPH05586Y2 JP H05586 Y2 JPH05586 Y2 JP H05586Y2 JP 2372888 U JP2372888 U JP 2372888U JP 2372888 U JP2372888 U JP 2372888U JP H05586 Y2 JPH05586 Y2 JP H05586Y2
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roller
sprocket
rollers
steel
elastic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オートバイ用のドライブチエーン等
に使用されるサイレントチエーンの改良に関す
る。
〔従来技術〕
従来のサイレントチエーンについて説明する
と、従来のサイレントチエーンがスプロケツトに
歯合した状態を第4図に示すが、ピン20,2
0,…が遊嵌されるとそれぞれのブシユ21,2
1,21,…に中央にウレタンローラ22をその
両側にスチールローラ23,24をローラリンク
プレート25,25′間に遊嵌配設され、スチー
ルローラ23、ウレタンローラ22、スチールロ
ーラ24の順で組合わせ遊嵌され所謂三層構造ロ
ーラを装備している。しかしながら、上記した三
層構造ローラを装置したサイレントチエーンは、
そのスチールローラ23、ウレタンローラ22、
スチールローラ24の組方が全ピツチ同一である
ために、スプロケツトのスプロケツト歯26と前
記ローラとの歯合箇所が常に同一となり、歯合時
に、先ずウレタンローラ22がスプロケツト歯2
6と噛み合い、それと同時に圧縮され弾性変形が
始まり歯合による衝撃エネルギーは緩和され騒音
が低減されることになるが、このようにウレタン
ローラ22の弾性変形が進行すると、ウレタンロ
ーラ22の両側に配設されるスチールローラ2
3,24とスプロケツト歯26とが接触し、回転
及び摺動することとなるが、上記した過程におい
て、ウレタンローラ22はスプロケツト歯26と
の接触においては圧縮変形するのみでスプロケツ
ト歯26へは殆んど影響を与えないが、スチール
ローラ23,24とスプロケツト歯26が接触す
る過程で、それらが回転及び摺動し、潤滑条件が
悪化すると、金属と金属との接触となつて、しか
も前記したように噛み合う箇所が常に同一であ
り、そのため、スプロケツト歯26のスチールロ
ーラ23及び24と接触するa部のみが著しく摩
耗することとなる。その結果スプロケツト歯面は
凸状となり、凸部に当たるウレタンローラの損傷
が大きくなり割れて脱落するに至るという問題点
があり、そして、その寿命は平均的なローラチエ
ーンに比較して約1/2程度である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、前記したローラとスプロケツト歯面
との接触状態を改善し、スプロケツト歯面全体に
スチールローラを噛合せしめるようにしてスプロ
ケツト歯面が凸状に摩耗することを防止し、チエ
ーン寿命を延ばすようにしたサイレントチエーン
の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るサイレントチエーンは、前記の目
的を達成するために、ピンリンクプレートの両端
部をピンで連結したピンリンクと、ローラリンク
プレートの両端部をブシユで連結し、該ブシユに
ローラ体及び弾性リングを並設して装着したロー
ラリンクとよりなり、これら両リンクを上記ブシ
ユに前記ピンを遊嵌することにより交互に連結し
て無端状に構成したサイレントチエーンにおい
て、それぞれのブシユに装着するローラ体及び弾
性リングの配列を1ピツチごとに変化させて構成
したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案に係るサイレントチエーンは、ローラチ
エーンを構成するそれぞれのブシユに装着するロ
ーラ体及び弾性ローラをピツチごとに変化させて
ローラリンク間に配設したので、ローラチエーン
がスプロケツトの同一箇所に当接することなくラ
ンダムに当接することとなるので、スプロケツト
歯の摩耗を抑止することができるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、1,1,1,…はピンリンクプレ
ートであり、該ピンリンクプレート1,1,1,
…の内側にはローラリンクプレート2,2,2,
…が配設され、これらピンリンクプレート1,
1,1,…及びローラリンクプレート2,2,
2,…の多数がそれぞれの端部をピン3によつて
交互に連結され無端状に構成されている。4は前
記ピン3に遊嵌されたブシユで該ブシユには、ス
チールローラ5とウレタン等の弾性ローラ6とが
前記したローラリンクプレート2,2間に配設さ
れている。
そして、本実施例においては、前記したスチー
ルローラ5と弾性ローラ6との配列を1ピツチご
とに変化させて構成しているものであり、例えば
第1図に示すように、弾性ローラ6を中央にして
その両側にスチールローラ5,5を配列したも
の、上部より弾性ローラ6、スチールローラ5,
5の順に配列したもの、上部よりスチールローラ
5,5、弾性ローラ6の順に配列したもの、スチ
ールローラ5を中央にしてその両側に弾性ローラ
6,6を配列したもの等を1ピツチごとに配設し
て無端状のローラチエーンを構成している。
また、前記のスチールローラ5,5が重合状態
とされたものの代りに幅広のスチールローラとし
てもよいし、弾性ローラを幅広とする等前記した
それぞれのローラの形状及び配列は無数のものが
あり、使用条件等により変化させるのがよい。
本実施例は、上記のように構成されるので、無
端状のローラチエーンが一周する間にスプロケツ
ト歯面全体にてスチールローラが噛み合うことに
なるので、スプロケツト歯面が凸状に摩耗するこ
とを防止でき、これにより弾性ローラへの損傷は
軽減され、その結果、減音効果は従来のものと何
ら変らずにローラチエーンの、耐久性を改善する
ことができた。
〔考案の効果〕
本考案に係るサイレントチエーンは、ローラチ
エーンを構成するそれぞれのブシユに装着するロ
ーラ体及び弾性ローラの配列を1ピツチごとに変
化させてランダムに構成したものであるので、無
端状のローラチエーンが一周する間にスプロケツ
ト歯面全体にてスチールローラが噛み合うことと
なるので減音効果はそのまゝでスプロケツト歯の
摩耗を歯幅に対して均等に進行させることが可能
となるもので、その結果、弾性ローラの損傷は軽
減され、ローラチエーンの耐久性を向上させるこ
とができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示し、第
1図はローラチエーンの側面図、第2図は第1図
のA−A矢視図、第3図は第1図のB−B矢視
図、第4図は従来のサイレントチエーンがスプロ
ケツトと係合した状態の説明図、第5図は、従来
のサイレントチエーンがスプロケツトと係合した
とき、スプロケツト歯が摩耗する状態を示した説
明図である。 1,1……ピンリンクプレート、2,2……ロ
ーラリンクプレート、3……ピン、4……ブシ
ユ、5……ローラ体、6……弾性ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピンリンクプレートの両端部をピンで連結した
    ピンリンクと、ローラリンクプレートの両端部を
    ブシユで連結し、該ブシユにローラ体及び弾性リ
    ングを並設して装着したローラリンクとよりな
    り、これら両リンクを上記ブシユに前記ピンを遊
    嵌することにより交互に連結して無端状に構成し
    たサイレントチエーンにおいて、それぞれのブシ
    ユに装着するローラ体及び弾性リングの配列を1
    ピツチごとに変化させて構成したことを特徴とす
    るサイレントチエーン。
JP2372888U 1988-02-26 1988-02-26 Expired - Lifetime JPH05586Y2 (ja)

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JPH01128048U JPH01128048U (ja) 1989-08-31
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