JPH0557152U - 瓦 - Google Patents

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Publication number
JPH0557152U
JPH0557152U JP109792U JP109792U JPH0557152U JP H0557152 U JPH0557152 U JP H0557152U JP 109792 U JP109792 U JP 109792U JP 109792 U JP109792 U JP 109792U JP H0557152 U JPH0557152 U JP H0557152U
Authority
JP
Japan
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roof
roof tile
convex portion
tile
load
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Withdrawn
Application number
JP109792U
Other languages
English (en)
Inventor
博英 千葉
稔 西村
元正 大久保
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0557152U publication Critical patent/JPH0557152U/ja
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Abstract

(57)【目的】 【要約】 瓦の軽量化、大判化を可能とする。 【構成】 瓦1の裏面の両端面の間に、屋根にふいた際
に屋根下地3に荷重を伝達する凸部2を設ける。 【効果】 瓦の裏面に凸部を設けることにより、曲げ荷
重を受けた際のスパンを小さくでき、曲げ耐力を大きく
することができる。これにより、所定の曲げ耐力を有す
るに必要な部材の肉厚を小さく軽量化することができ、
また、大判化も容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軽量化及び大判化が可能である瓦に関する。詳しくは、本考案はセメ ント系瓦に適用するのに好適な瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】
瓦は運搬時、施工時、施工後において割れ等がないように、十分な強さを有し ていなくてはならない。ところで施工性を考慮した場合、軽量かつ大判タイプの 方が有利である。しかし、十分な強さを得るためには厚くしなくてはいけないこ とより軽量化はむずかしく、また、大判化に際しても強さを大きくする必要から 厚くさらざるを得ず、重量アップを伴う。
【0003】 このようなことから、従来、軽量かつ大判のセメント系瓦は実用化されていな かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
瓦は一般的には曲げにより破壊することが多い。これに対処するため部材厚を 厚くする必要があり、軽量化、大判化は難しいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の瓦は、瓦の裏面の両端部の間に、屋根にふいた際に屋根下地に当接し て荷重を該屋根下地に伝達する凸部を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案は、十分な曲げ耐力を有し、かつ、軽量化、大判化するため、瓦の裏面 の両端部の間に、屋根にふいた際に、屋根下地に到達する凸部を設けることによ り、荷重を受けた時に作用する曲げ応力を低減させるようにしたものである。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例について説明する。第1〜4図は第1の実施例を 示すものであり、瓦1の裏面の上下両端部の間に幅方向に延在する凸部2が設け られている。この凸部2は、屋根にふかれた際に屋根下地3(防水シート3aと 野地板3bとからなる。)に当接して荷重を該屋根下地3に伝達する。
【0008】 上記実施例では凸部として凸条を形成しているが、本考案では第8図の瓦1A の如くボタン状の凸部2aを設けても良い。また、瓦の上辺部と下辺部に、第9 図の如く凸状6、7を設けても良い。この場合、下辺側の凸状7が当る位置の裏 面に凸部2を設けるのが好ましい。
【0009】 かかる凸部を設けることにより、曲げ応力による割れを防ぐことができる。こ れについて詳しく説明すると、次の通りである。
【0010】 第3図において、瓦1に荷重が加わると、瓦1には曲げ応力が発生するが、凸 部2を設けることによりスパンが小さくなり、曲げ耐力が大きくなる。また、瓦 1に加えられた荷重は、下方側に配置された瓦1’にも伝達し、瓦1’にも曲げ 応力が発生するが、凸部2を設けることにより曲げ耐力が大きくなる。
【0011】 上記作用により、軽量化、大判化が容易となる。また、 σ=M/Z… M=Pl/4… 、よりP=4σZ/lとなり、スパンの低減分だけ耐力が大きくなる。
【0012】 この凸部2を設けた瓦と、凸部2を設けなかった従来例に係る瓦とについて第 5図の如くして載荷試験を行なった。その結果は表1〜3に示す通りであった。 なお、供試瓦の寸法を第6、7図に示す。表1より、凸部を設けることにより載 荷試験値が大幅に高められることが明らかである。また、表2より、凸部を設け ることにより部材厚さを減少できることが認められる。表3より、凸部を設ける ことによりスパン寸法を大きくできることが明らかである。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【考案の効果】
以上の実施例からも明らかな通り、瓦の裏面に凸部を設けることにより、曲げ 荷重を受けた際のスパンを小さくでき、曲げ耐力を大きくすることができる。こ れにより、所定の曲げ耐力を有するに必要な部材の肉厚を小さく軽量化すること ができ、また、大判化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る瓦の下方からみた斜視図である。
【図2】実施例に係る瓦の施工状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のIII − III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】載荷試験を示す斜視図である。
【図6】供試瓦の寸法図である。
【図7】供試瓦の寸法図である。
【図8】別の実施例に係る瓦を下方からみた斜視図であ
る。
【図9】さらに別の実施例に係る瓦の施工状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1,1’,1A 瓦 2,2a 凸部 3 屋根下地 3a 防水シート 3b 野地板 5 載荷治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦の裏面の両端部の間に、屋根にふいた
    際に屋根下地に当接して荷重を該屋根下地に伝達する凸
    部を設けたことを特徴とする瓦。
JP109792U 1992-01-16 1992-01-16 Withdrawn JPH0557152U (ja)

Priority Applications (1)

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JP109792U JPH0557152U (ja) 1992-01-16 1992-01-16

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JP109792U JPH0557152U (ja) 1992-01-16 1992-01-16

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JPH0557152U true JPH0557152U (ja) 1993-07-30

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ID=11491989

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JP109792U Withdrawn JPH0557152U (ja) 1992-01-16 1992-01-16

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Effective date: 19960404