JPH055647Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055647Y2 JPH055647Y2 JP1988094135U JP9413588U JPH055647Y2 JP H055647 Y2 JPH055647 Y2 JP H055647Y2 JP 1988094135 U JP1988094135 U JP 1988094135U JP 9413588 U JP9413588 U JP 9413588U JP H055647 Y2 JPH055647 Y2 JP H055647Y2
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- JP
- Japan
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- separator
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は鉛蓄電池用隔離板の改良に関するもの
である。 従来技術とその問題点 最近の鉛蓄電池の製造方法は、ほとんど機械化
され、特に組み立ての前工程に当たる極板積み重
ね工程（スタツキング工程）においてはスタツキ
ングマシンが採用されている。スタツキング工程
では正、負極板と隔離板とが交互に積み重ねられ
る。合成樹脂製の隔離板にはガラスマツトが配さ
れる場合もある。 スタツキングマシンの隔離板積み重ね方法は、
特公昭53−28609号公報の如く、隔離板を四角形
の直上した筒体（枠）内に多数枚積み重ねてお
き、下端から１枚ずつツメに引つかけて取り出
し、これを誘導して正、負極板との間に挿入する
方法を採用している。 しかし、上記方法では、隔離板の中央部をツメ
に引つかけるため、隔離板の中央部にシヨツクを
与えることになり、該中央部が損傷する欠点があ
つた。また、柔らかい隔離板の場合、隔離板をツ
メに引つかけて取り出すことができないという欠
点があつた。更に近年、電解液を正、負極板及び
隔離板に含浸させた、所謂密閉形鉛蓄電池が実用
化されているが、この種の電池に用いる隔離板は
リテーナーとも称し、無機系材又は有機系材の微
細繊維からなるものである。このリテーナーは極
めて柔軟なため、前記スタツキングマシンが使用
できないという欠点があつた。従つて、リテーナ
ーを用いた密閉形鉛蓄電池の製造に際しては、特
殊な別の製造ラインを必要とした。 考案の目的 本考案は上記欠点を解消した鉛蓄電池用隔離板
を提供するものである。 考案の構成 本考案は、電槽と蓋とを備え、電槽内に正、負
極板及び隔離板が挿入された鉛蓄電池に用いる隔
離板において、該隔離板の中央部に縦方向の補強
部が形成され、該補強部の幅寸法が該隔離板の幅
寸法の１〜20％である鉛蓄電池用隔離板である。 実施例 本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。第
１図は本考案鉛蓄電池用隔離板の正面図である。
本考案隔離板１は、外径１〜8μm、長さ10〜30mm
の微細なガラス繊維を抄紙方法により形成したも
ので、密閉形鉛蓄電池（図示せず）に使用する。
隔離板（リテーナー）１の幅寸法は67mm、高さは
76mm、20Kg／ｄm2の荷重を与えた際の厚さは0.7
mmである。隔離板１の中央部には、ポリオレフイ
ン系のホツトメルト（溶融点90℃）を幅寸法約３
mmで縦方向に強制含浸させて補強部２が形成され
ている。強制含浸に際しては、ホツトメルトを予
め隔離板１の上に付着させた後、加熱ゴテで加圧
溶融させながら圧入した。 次に上記本考案隔離板（リテーナー）と従来の
隔離板（リテーナー）とを各1000枚ずつ準備し、
スタツキングマシンに供給してそれぞれの隔離板
の取り出し状態を観察した。その結果を第１表に
示す。なお、従来の隔離板としては、中央部に前
記補強部を形成していないリテーナーを用い、そ
の材質、形状、寸法は本考案に用いたリテーナー
と同一のものを使用した。また、スタツキングマ
シンのツメは、本考案品、従来品ともに隔離板の
中央部を引つかけるように設定した。
である。 従来技術とその問題点 最近の鉛蓄電池の製造方法は、ほとんど機械化
され、特に組み立ての前工程に当たる極板積み重
ね工程（スタツキング工程）においてはスタツキ
ングマシンが採用されている。スタツキング工程
では正、負極板と隔離板とが交互に積み重ねられ
る。合成樹脂製の隔離板にはガラスマツトが配さ
れる場合もある。 スタツキングマシンの隔離板積み重ね方法は、
特公昭53−28609号公報の如く、隔離板を四角形
の直上した筒体（枠）内に多数枚積み重ねてお
き、下端から１枚ずつツメに引つかけて取り出
し、これを誘導して正、負極板との間に挿入する
方法を採用している。 しかし、上記方法では、隔離板の中央部をツメ
に引つかけるため、隔離板の中央部にシヨツクを
与えることになり、該中央部が損傷する欠点があ
つた。また、柔らかい隔離板の場合、隔離板をツ
メに引つかけて取り出すことができないという欠
点があつた。更に近年、電解液を正、負極板及び
隔離板に含浸させた、所謂密閉形鉛蓄電池が実用
化されているが、この種の電池に用いる隔離板は
リテーナーとも称し、無機系材又は有機系材の微
細繊維からなるものである。このリテーナーは極
めて柔軟なため、前記スタツキングマシンが使用
できないという欠点があつた。従つて、リテーナ
ーを用いた密閉形鉛蓄電池の製造に際しては、特
殊な別の製造ラインを必要とした。 考案の目的 本考案は上記欠点を解消した鉛蓄電池用隔離板
を提供するものである。 考案の構成 本考案は、電槽と蓋とを備え、電槽内に正、負
極板及び隔離板が挿入された鉛蓄電池に用いる隔
離板において、該隔離板の中央部に縦方向の補強
部が形成され、該補強部の幅寸法が該隔離板の幅
寸法の１〜20％である鉛蓄電池用隔離板である。 実施例 本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。第
１図は本考案鉛蓄電池用隔離板の正面図である。
本考案隔離板１は、外径１〜8μm、長さ10〜30mm
の微細なガラス繊維を抄紙方法により形成したも
ので、密閉形鉛蓄電池（図示せず）に使用する。
隔離板（リテーナー）１の幅寸法は67mm、高さは
76mm、20Kg／ｄm2の荷重を与えた際の厚さは0.7
mmである。隔離板１の中央部には、ポリオレフイ
ン系のホツトメルト（溶融点90℃）を幅寸法約３
mmで縦方向に強制含浸させて補強部２が形成され
ている。強制含浸に際しては、ホツトメルトを予
め隔離板１の上に付着させた後、加熱ゴテで加圧
溶融させながら圧入した。 次に上記本考案隔離板（リテーナー）と従来の
隔離板（リテーナー）とを各1000枚ずつ準備し、
スタツキングマシンに供給してそれぞれの隔離板
の取り出し状態を観察した。その結果を第１表に
示す。なお、従来の隔離板としては、中央部に前
記補強部を形成していないリテーナーを用い、そ
の材質、形状、寸法は本考案に用いたリテーナー
と同一のものを使用した。また、スタツキングマ
シンのツメは、本考案品、従来品ともに隔離板の
中央部を引つかけるように設定した。
【表】
第１表から明らかな通り、本考案品と従来品と
では格段の差が現れた。 また、上記本考案隔離板１の補強部２の幅寸法
は、隔離板１の幅寸法の１〜20％であることが必
要である。20％を越えると極板の加圧力が低下
し、電池性能が低下する。１％未満では隔離板１
の取り出し状態が悪化する。 第２図は本考案隔離板の他の実施例を示す正面
図、第３図は第２図の底面図である。隔離板３は
PVCで形成されており、その中央部には縦方向
の突起状補強部４が形成されている。また、該突
起状補強部４を形成しないPVC製の隔離板を用
いることもできる。この場合には、隔離板とガラ
スマツトを接着材で貼り合わせる際に、接着材の
塗布部を隔離板の中央部に設定すれば、該塗布部
（接着部）が上記補強部として機能する。 上記隔離板３を用いてスタツキングマシンから
の取り出し実験を行つたが、隔離板３が損傷する
ことなくスムーズに取り出せた。 考案の効果 本考案はその実用新案登録請求の範囲に記載し
た通りの構成であるため、下記の効果がある。 (1) スタツキングマシンのツメによる隔離板の損
傷が発生しない。 (2) 柔軟な隔離板でも確実にスタツキングマシン
から取り出せる。 (3) 隔離板の柔軟性を殆ど損わないので、電池性
能に悪影響を及ぼさない。
では格段の差が現れた。 また、上記本考案隔離板１の補強部２の幅寸法
は、隔離板１の幅寸法の１〜20％であることが必
要である。20％を越えると極板の加圧力が低下
し、電池性能が低下する。１％未満では隔離板１
の取り出し状態が悪化する。 第２図は本考案隔離板の他の実施例を示す正面
図、第３図は第２図の底面図である。隔離板３は
PVCで形成されており、その中央部には縦方向
の突起状補強部４が形成されている。また、該突
起状補強部４を形成しないPVC製の隔離板を用
いることもできる。この場合には、隔離板とガラ
スマツトを接着材で貼り合わせる際に、接着材の
塗布部を隔離板の中央部に設定すれば、該塗布部
（接着部）が上記補強部として機能する。 上記隔離板３を用いてスタツキングマシンから
の取り出し実験を行つたが、隔離板３が損傷する
ことなくスムーズに取り出せた。 考案の効果 本考案はその実用新案登録請求の範囲に記載し
た通りの構成であるため、下記の効果がある。 (1) スタツキングマシンのツメによる隔離板の損
傷が発生しない。 (2) 柔軟な隔離板でも確実にスタツキングマシン
から取り出せる。 (3) 隔離板の柔軟性を殆ど損わないので、電池性
能に悪影響を及ぼさない。
第１図は本考案隔離板の正面図、第２図は他の
実施例を示す本考案隔離板の正面図、第３図は第
２図の底面図である。 １……本考案隔離板、２……補強部、３……他
の実施例の本考案隔離板、４……突起状補強部。
実施例を示す本考案隔離板の正面図、第３図は第
２図の底面図である。 １……本考案隔離板、２……補強部、３……他
の実施例の本考案隔離板、４……突起状補強部。
Claims (1)
- 電槽と蓋とを備え、電槽内に正、負極板及び隔
離板が挿入された鉛蓄電池に用いる隔離板におい
て、該隔離板の中央部に縦方向の補強部が形成さ
れ、該補強部の幅寸法が該隔離板の幅寸法の１〜
20％であることを特徴とする鉛蓄電池用隔離板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988094135U JPH055647Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988094135U JPH055647Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0216566U JPH0216566U (ja) | 1990-02-02 |
| JPH055647Y2 true JPH055647Y2 (ja) | 1993-02-15 |
Family
ID=31318634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988094135U Expired - Lifetime JPH055647Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055647Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5167930A (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JPS5472437A (en) * | 1977-11-18 | 1979-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Preparation of separator for accumulator |
| JPS60154460A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4961628U (ja) * | 1972-09-09 | 1974-05-30 | ||
| JPS51107624U (ja) * | 1975-02-26 | 1976-08-27 | ||
| JPS55124172U (ja) * | 1979-02-27 | 1980-09-03 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP1988094135U patent/JPH055647Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5167930A (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JPS5472437A (en) * | 1977-11-18 | 1979-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Preparation of separator for accumulator |
| JPS60154460A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0216566U (ja) | 1990-02-02 |
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