JPH0555447B2 - - Google Patents

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JPH0555447B2
JPH0555447B2 JP59015841A JP1584184A JPH0555447B2 JP H0555447 B2 JPH0555447 B2 JP H0555447B2 JP 59015841 A JP59015841 A JP 59015841A JP 1584184 A JP1584184 A JP 1584184A JP H0555447 B2 JPH0555447 B2 JP H0555447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
activator
sieve
heat treatment
peanut shells
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59015841A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60161316A (ja
Inventor
Hitoshi Fujimagari
Nobuaki Katada
Hiroaki Okabayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP59015841A priority Critical patent/JPS60161316A/ja
Publication of JPS60161316A publication Critical patent/JPS60161316A/ja
Publication of JPH0555447B2 publication Critical patent/JPH0555447B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、活性炭の材料に賦活剤を含浸した
後、熱処理を施すことによつて炭化賦活させる活
性炭の製造方法に関する。 この種の方法については、例えば特公昭54−
27316号公報や特公昭53−31117号公報に開示され
ている。前者は、籾殻、稲藁などのようにけい酸
を多く含有する植物性繊維を水酸化カルシウムと
カルシウム塩溶液に含浸させ、ついで600℃以上
に加熱して炭化および賦活することを特徴とし、
後者は、ポリ塩化ビニルを主体とする組成物を塩
基性水溶液中で加熱処理して、主として炭素、水
素および酸素からなる有機高分子化合物を得、こ
れに塩化亜鉛を含浸させて焼成後、遊離のの塩素
および塩化亜鉛等を水洗除去し、炭化賦活させる
ことを特徴としている。 また、賦活剤に使用されるものも種々知られて
いる。工業的に主として用いられているのは、塩
化亜鉛、リン酸、硫化カリウムであり、その他、
リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、硫酸カリウム、チオ
シアン酸カリウム、塩化マグネシウム、硫酸マン
ガン、二酸化マンガン、硫黄、硫酸、硝酸などを
例示できる。 上記した、この種の方法が有する極めて大きな
長所は1度の高温熱処理で炭化と同時に賦活でき
る作業性の良さにある。 ところが、折角の長所を十分に活かせないこと
がある。即ち、活性炭の材料としては、木材、石
炭、ヤシ殻、のこ屑、各種合成樹脂、産業廃棄
物、あるいは、これらの炭素前駆体といつたよう
に炭化するものの全てが本来該当するが、材料に
よつては活性炭としての性能向上を図るためにな
す賦活の効果をあまり得られないことがある。そ
の一つが落花生の殻である。現在のところ廃棄あ
るいはせいぜい燃料材料用に使用されているに過
ぎない落花生の殻は大量か安価な供給が可能であ
るから、性能の良い活性炭にすることができれば
産業廃水処理、排ガス処理、家庭用脱臭剤など需
要増大が益々である近況に大きく貢献できるにも
かかわらず、落花生を取り出し後の殻をそのまま
使用しただけでは良い製品とならない。 本発明は叙上の状況に鑑みなされたものであ
り、活性炭の材料に賦活剤を含浸した後、熱処理
を施すことによつて炭化賦活させる活性炭の製造
方法において、前記活性炭の材料として落花生の
殻を使用し、前記賦活剤を含浸するにあたつて
は、この落花生の殻を1000μ以下に粉砕した状態
で含浸することを特徴とする活性炭の製造方法を
要旨とする。 以下、詳述する。 落花生の殻を1000μ(JIS標準フルイの呼称寸法
による)以下にまで粉砕するには、切断型、破砕
型、碾臼型など適宜の製粉具を使用できる。なる
べく細径になるまで粉砕すれば良い。但し、あま
りに粉砕しずぎることは労力を増すだけでなく、
性能向上度が小さい反面、収率の低下が大きくな
るので50μ以下のものはあまり作らない方が経済
的である。手間を嫌わなければ粗い目に粉砕し、
これを500μのフルイに通し、通らないで残つた
ものは再粉砕する、このような方法が望まれる場
合もある。粉砕した材料に賦活剤を必要に応じて
適宜加熱、加圧、撹拌しながら含浸する。賦活剤
に使用されるものについては前述列挙したが、固
体のものは液状化して使用される。稀には懸濁液
とされることもあるが、性状が均一な溶液の方が
概して良い。また、前述した材料の粉砕を、例え
ばジユースを作るミキサーのようなものでなす場
合など、賦活剤を入れておくことで材料粉砕と賦
活剤含浸とを同一工程でなすこともできる。賦活
剤含浸後、必要に応じて余剰賦活剤の除去や乾燥
の工程を経て、熱処理をする。熱処理は材料の炭
化および賦活のためであり、十分に炭化させるに
は500℃以上とするが、あまり高温すぎると収率
低下の原因になるので1000℃以下、より好ましく
は700℃以下とするのがよい。処理時間は短くて
よく、1時間も最高温度で維持すれば十分であ
り、空気(酸素)との接触を防ぐため、窒素など
の不活性ガス、真空、還元、密閉状態などの雰囲
気で行う。熱処理後、適宜洗浄する。賦活剤に塩
化亜鉛を使用する場合、この洗浄の際、塩酸など
の使用による回収が可能となる。 実施例 1 落花生の殻を協立理工(株)製小型粉砕器(SK−
M10R型)で材料のほとんど全てが1000μのフル
イを通るようになるまで粉砕した。 次に、粉砕した材料に塩化亜鉛の水溶液(比重
約1.8)を加え、90〜95℃に維持しながら1時間
充分に撹拌し、濾過後、110℃で乾燥し、これを
窒素雰囲気中で600℃60分熱処理した。冷却後、
取り出し、塩酸、水による順次の洗浄を施し、更
に110℃で乾燥して製品を得た。 実施例 2 実施例1で粉砕した材料のうち、1000μのフル
イを通り500μのフルイで残つたもののみを使用
した以外は全て実施例1と同様に処理した。 実施例 3 実施例1で粉砕した材料のうち、500μのフル
イを通り297μのフルイで残つたもののみを使用
した以外は全て実施例1と同様に処理した。 実施例 4 実施例1で粉砕した材料のうち、297μのフル
イを通り50μのフルイで残つたもののみを使用し
た以外は全て実施例1と同様に処理した。 実施例 5 実施例1で粉砕した材料のうち、50μのフルイ
を通つたもののみを使用した以外は全て実施例1
と同様に処理した、 比較例 1 実施例1において、落花生の殻を粉砕しなかつ
た以外は全て実施例1と同様に処理した。 比較例 2〜5 落花生の代りに杉材を使用した以外は実施例2
〜5と全て同様に処理したものをそれぞれ比較例
2〜5とした。 各例で得たものについて、JIS K 1470に従つ
て脱色試験した結果と、収率を測定した結果とを
表−1に示す。
【表】
【表】 注3で得た値は経済性を示すものと言える。即
ち、製品の嵩や重さを無視して使用する場合この
値が大きい程、一定量の材料から得られた活性炭
が吸着する量も大きくなる。また、注3で得た値
は粉砕された材料の径分布を示すもので、実施例
2〜実施例5の値の和は99.8(%)となるが、こ
れは実施例1における1000μのフルイで残つたも
のの量が実質的に零であつたことを示す。 実際に販売される製品の製造にあた ては、実
施例1の場合のようにフルイをかける工程が省略
されることもあり得る。しかし、実施例2〜5に
よれば、径分布による性能差が判ることより、フ
ルイをかける工程が省略される場合の粉砕度の相
違による変化も示されている。 更に、表−1には示さなかつが、現在市販の各
社活性炭につても同じく脱色試験をしたところ、
得られた値は多くのものが150(ml/g)程度、最
大のもので210(ml/g)であつた。 以上の結果で明らかな通り、本発明によれば性
能の良い活性炭を経済性良く製造することができ
るものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活性炭の材料に賦活剤を含浸した後、熱処理
    を施すことによつて炭化賦活させる活性炭の製造
    方法において、前記活性炭の材料として落花生の
    殻を使用し、前記賦活剤を含浸するにあたつて
    は、この落花生の殻を1000μ以下に粉砕した状態
    で含浸することを特徴とする活性炭の製造方法。
JP59015841A 1984-01-31 1984-01-31 活性炭の製造方法 Granted JPS60161316A (ja)

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JP59015841A JPS60161316A (ja) 1984-01-31 1984-01-31 活性炭の製造方法

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JPS60161316A JPS60161316A (ja) 1985-08-23
JPH0555447B2 true JPH0555447B2 (ja) 1993-08-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009057239A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Futamura Chemical Co Ltd 活性炭の製法

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JPS60161316A (ja) 1985-08-23

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