JPH0554408U - 無線式表示機能付収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】収納箱番号で索引できる収納品名を記憶する収
納品名記憶回路８、収納品名記憶回路８へ収納品名を記
入する収納品名記入用釦及び収納品名記憶回路８から読
出された収納品名を表示する液晶表示器３を設けたリモ
ートコントロール装置１と、リモートコントロール装置
１のアンテナから送出された収納箱識別符号を受信する
収納箱識別符号受信回路並びに収納箱識別符号受信回路
で受信され収納箱識別符号が予め設定された収納箱識別
符号と一致したとき動作する収納箱識別符号一致用表示
器が実装された収納箱ＢＱ_０とを設ける。 【効果】複数の収納箱で構成された整理戸棚の収納箱に
収納された収納品が容易に発見でき、発見に要する時間
が短縮できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は無線式表示機能付収納装置に係わり、特に小規模な倉庫、トランクル ーム、家庭、事務所の収納箱に収納された収納品名をリモートコントロール装置 でアクセスし、どの収納箱に収納品が有るかがアクセスされた収納箱で表示でき る無線式表示機能付収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決すべき課題】

従来、小規模な倉庫、トランクルーム、家庭、事務所において、複数の収納箱 で構成された整理戸棚、例えば衣裳箪笥、洋服箪笥等の区分された収納箱に収納 された収納品は区分された収納箱の数が多くなると、どの収納箱にどの様な収納 品名の物が収納されたかが判らなくなり、収納品を取り出す時、多大な労力と時 間が必要である等の難点がある。また、キングファイル等の場合は背中に「１９ ９１年度出願書類１号」等の文字を直接書込む場合もあるが、いずれの場合も収 納品又はキングファイルを特定し、取り出す事は難かしく、収納品又はキングフ ァイルの数が増加すると発見に要する時間は更に増加する等の難点がある。

【０００３】

【考案の目的】

本考案は上述した難点に鑑みなされたもので、複数の収納箱で構成された整理 戸棚の収納箱に収納された収納品が容易に発見でき、発見に要する時間が短縮で きる無線式表示機能付収納装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、収納箱番号で索引できる収納品名を記憶する収納品名記憶回路、収 納品名記憶回路へ収納品名を記入する収納品名記入用釦及び収納品名記憶回路か ら読出された収納品名を表示する液晶表示器を設けたリモートコントロール装置 と、リモートコントロール装置のアンテナから送出された収納箱識別符号を受信 する収納箱識別符号受信回路並びに収納箱識別符号受信回路で受信され収納箱識 別符号が予め設定された収納箱識別符号と一致したとき動作する収納箱識別符号 一致用表示器を設けた収納箱とを備えている。

【０００５】

【作用】

収納箱番号で索引できる収納品名を記憶する収納品名記憶回路に収納品名記入 用釦で収納品名を記憶させておく。必要に応じて収納品名記憶回路から読出され た収納品名をリモートコントロール装置の液晶表示器で表示してから、収納箱へ 収納箱識別符号を無線で送出する。収納箱で受信した収納箱識別符号が予め設定 された収納箱識別符号と一致すれば、収納箱識別符号一致用表示器が動作する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案による無線式表示機能付収納装置の一実施例を図１〜図３に従っ て詳述する。 本考案による無線式表示機能付収納装置は図１に示すように、アンテナ２、液 晶表示器３、ファンクシヨン釦９、送信釦７を筐体に実装したリモートコントロ ール装置１と収納箱識別符号一致用発光ダイオードＬ₀〜Ｌ₇、Ｌ₈〜Ｌ₁₅、Ｌ₁₆ 〜Ｌ₂₃、Ｌ₂₄〜Ｌ₃₁が表面実装された収納箱ＢＱ₀〜ＢＱ₃₁が設けられた整理戸 棚ＥＱ₀〜ＥＱ₃、例えば衣裳箪笥、洋服箪笥で構成される 収納箱ＢＱ₀〜ＢＱ₃₁は図２に示すように、収納側アンテナ２１が接続された ＤＰＸ２２、受信回路２３、ＩＤ回路２５、送信回路２４、収納箱識別符号一致 用発光ダイオードＬ₀及びＩＤ一致報知用音響器２６で構成される。ＤＰＸ２２ の受信側は受信回路２３を介してＩＤ回路２５と接続され、ＩＤ回路２５の出力 側は収納箱識別符号一致用発光ダイオードＬ₀及びＩＤ一致報知用音響器２６と 接続される。また、ＤＰＸ２２の送信側は送信回路２４の出力側と接続され、送 信回路２４の入力側はＩＤ回路２５と接続される。

【０００７】 リモートコントロール装置１は図２に示すように、液晶表示器３、受信回路５ 、送信回路６、送信釦７、バックアップ用電池を設けたＲＡＭまたはＥＥＰＲＯ Ｍ（electrically erasable and plogramable read only memory)で構成された 記憶回路８及び電源、収納箱識別符号（以下ＩＤと記す）、英数字、仮名文字、 アツプ 、ダウン等の機能が表現できるファンクシヨン釦９、アンテナ２が接続 されたＤＰＸ４で構成される。ＤＰＸ４の受信側は受信回路５の入力側に接続さ れ、受信回路５の出力側は記憶回路８の読出し側と共に液晶表示器３と接続され る。また、液晶表示器３の出側は送信回路６の収納箱識別符号入力側と接続され 、ファンクシヨン釦９のＩＤ釦を操作すると表示中の収納箱ＢＱ₀〜ＢＱ₃₁に係 わる収納箱識別符号または収納品識別符号を送信回路６へ送出する。ＤＰＸ４の 送信側は送信釦７が接続された送信回路６に接続され、ファンクシヨン釦９は記 憶回路８の書込側に接続される。記憶回路８は図３に示すようにボックスフラグ ＸＦＬＧとボックスフラグＸＦＬＧで検索されるボックステーブルＸＴＢＬで構 成される。ボックスフラグＸＦＬＧは０ビット〜３１ビットの１ワード構成でア クトビットの位置はファンクシヨン釦９のアツプ 、ダウン等の機能が表現でき る操作で自由に変更できる。ボックステーブルＸＴＢＬは単位ワードが０ビット 〜３１ビット、０ワード〜５１１ワードの記憶容量を有し、ボックスメッセージ ＸＭＥＳ₀〜ＸＭＥＳ₃₁は０ワード〜１５ワード・・・・・・４９５ワード〜５１１ワ ード構成で例えば「ナツヨウイフク」、「ソウシングオヨビコモノルイ」、「１ ９９１年度出願書類１号」等の表題を示すメッセージがボックスメッセージＸＭ ＥＳ0、ＸＭＥＳ₁、ＸＭＥＳ₂に記憶されるほか「ナ」、「ソ」、「１」等の収 納品識別符号が記入されるエリヤが設けられている。

【０００８】 上記無線式表示機能付収納装置のリモートコントロール装置１でファンクシヨ ン釦９を例えば０＃フロッピーディスクと操作するとボックスフラグＸＦＬＧは ０ビットがアクトとなり、ボックスメッセージＸＭＥＳ₀に「ナツヨウイフク」 が書込まれ、液晶表示器３に０ーナツヨウイフクと表示される。次に、ダウンの 機能が表現できる操作をするとボックスメッセージＸＭＥＳ₁には何も書込まれ ていないので０ーナツヨウイフクが消され、新たに１ーが表示される。引続き、 １＃ソウシングオヨビコモノルイ、２＃１９９１年度出願書類１号と操作すると ボックスメッセージＸＭＥＳ₁、ＸＭＥＳ₂にそれぞれ「ソウシングオヨビコモノ ルイ」、「１９９１年度出願書類１号」等の表題を示すメッセージが書込まれる 。 液晶表示器３に０ーナツヨウイフクと表示されているとき、ファンクシヨン 釦９のＩＤ釦を操作すると、収納箱識別符号の＃０及び収納品識別符号のナ（ナ ツヨウイフクの先頭文字）が送信回路６を介してＤＰＸ４の送信側へ送出され、 アンテナ２から収納箱識別符号の＃０及び収納品識別符号のナが無線で収納箱Ｂ Ｑ0〜ＢＱ₃₁へ送信される。収納箱ＢＱ₀〜ＢＱ₃₁のうち収納箱ＢＱ₀のＩＤ回路 ２５が動作しＩＤ回路２５に収納箱識別符号の＃０及び収納品識別符号のフを記 憶する。この後で、ＩＤ回路２５から送信回路２４、ＤＰＸ２２及び収納側アン テナ２１を経由してリモートコントロール装置１へ確認信号が返送される。この 確認信号をリモートコントロール装置１が受信すると液晶表示器３でこのことを 表示する。液晶表示器３が０ーナツヨウイフクと表示しているとき送信釦７を操 作すると収納箱ＢＱ₀の収納箱識別符号一致用発光ダイオードＬ₀が点滅し、ＩＤ 一致報知用音響器２６からＩＤ一致報知用音声信号が送出される。また、単にナ を押下してから送信釦７を操作しても収納箱ＢＱ₀の収納箱識別符号一致用発光 ダイオードＬ₀が点滅し、ＩＤ一致報知用音響器２６からＩＤ一致報知用音声信 号が送出される。

【０００９】 収納箱ＢＱ₀の収納品を収納箱ＢＱ₃₁へ移したいときは液晶表示器３に０ーナ ツヨウイフクと表示されているとき、＃３１とファンクシヨン釦９を操作するか 、ダウン釦を操作して液晶表示器３の表示を一旦、３１ーに変更してからナツヨ ウイフクと操作してもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案による無線式表示機能付収納装置は、収納箱番号で索引できる収納品名 を記憶する収納品名記憶回路、収納品名記憶回路へ収納品名を記入する収納品名 記入用釦及び収納品名記憶回路から読出された収納品名を表示する液晶表示器を 設けたリモートコントロール装置と、リモートコントロール装置のアンテナから 送出された収納箱識別符号を受信する収納箱識別符号受信回路並びに収納箱識別 符号受信回路で受信され収納箱識別符号が予め設定された収納箱識別符号と一致 したとき動作する収納箱識別符号一致用表示器を設けた収納箱とを備えているの で、複数の収納箱で構成された整理戸棚の収納箱に収納された収納品が容易に発 見でき、発見に要する時間が短縮できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による無線式表示機能付収納装置の一実
施例を示す構成図。

【図２】本考案による無線式表示機能付収納装置の一実
施例を示すブロック図。

【図３】本考案による無線式表示機能付収納装置の記憶
回路の構成図。

【符号の説明】

１・・・・・・リモートコントロール装置 ３・・・・・・液晶表示器 ８・・・・・・記憶回路（収納品名記憶回路） ９・・・・・・ファンクシヨン釦（収納品名記入用釦） Ｌ₀〜Ｌ₃₁・・・・・・収納箱識別符号一致用発光ダイオード ＢＱ₀〜ＢＱ₃₁・・・・・・収納箱 ＥＱ₀〜ＥＱ₃・・・・・・整理戸棚

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】収納箱番号で索引できる収納品名を記憶す
   る収納品名記憶回路、前記収納品名記憶回路へ収納品名
   を記入する収納品名記入用釦及び前記収納品名記憶回路
   から読出された収納品名を表示する液晶表示器を設けた
   リモートコントロール装置と、前記リモートコントロー
   ル装置のアンテナから送出された収納箱識別符号を受信
   する収納箱識別符号受信回路並びに前記収納箱識別符号
   受信回路で受信され収納箱識別符号が予め設定された収
   納箱識別符号と一致したとき動作する収納箱識別符号一
   致用表示器を設けた収納箱とを備えたことを特徴とする
   無線式表示機能付収納装置。