JPH0554186U - 電動車の電線接続部保護構造 - Google Patents

電動車の電線接続部保護構造

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JPH0554186U
JPH0554186U JP104918U JP10491891U JPH0554186U JP H0554186 U JPH0554186 U JP H0554186U JP 104918 U JP104918 U JP 104918U JP 10491891 U JP10491891 U JP 10491891U JP H0554186 U JPH0554186 U JP H0554186U
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JP
Japan
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electric wire
electric
insertion hole
receiving portion
vehicle
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Application number
JP104918U
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English (en)
Inventor
泰弘 山本
啓造 加藤
昭男 江間
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材のコーティング等の煩雑な作業を省
略できる安価で簡易な構造の電動車の電線接続部保護構
造を提供する。 【構成】 車体を、操向輪2を備えた前がわ車体部分A
と、駆動輪4を備えた後がわ車体部分Bとに分割構成
し、前がわ車体部分Aと、後がわ車体部分Bとにわたっ
て配線された電線19を、雌雄のコネクタ20a,20
bを介して分離及び接続可能に構成した電動車の電線接
続部保護構造であって、車体に備えた受け部21と、こ
の受け部21に着脱自在に取り付ける蓋体22とで囲繞
形成される電線収納空間Sを外部に連通させる電線挿通
孔25を、蓋体22または受け部21の着脱縁部に形成
し、接続状態のコネクタ20a,20b及びその近傍の
電線19を電線挿通孔25を通して電線収納空間Sに入
り込ませて、電線19に装着した弾性材製ブッシュ26
で電線挿通孔25を水封状に閉止してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体を、操向輪を備えた前がわ車体部分と、駆動輪を備えた後がわ 車体部分とに分割構成するとともに、前記前がわ車体部分と、前記後がわ車体部 分とにわたって配線された電線を、雄雌のコネクタを介して分離及び接続可能に 構成した電動車の電線接続部保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電動車においては、前がわ車体部分と、後がわ車体部分とにわ たって配線された電線を、雄雌のコネクタで接続した状態で車体カバー又は車体 フレーム等に何ら防水の保護をすることなく配設していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、従来においては、雨露や走行で跳ね上がる泥水等が電線接続箇所に 侵入して不具合が生じないように、防水性の高いコネクタで接続して、その接続 箇所での漏電や腐食等を阻止するようにしていたが、コネクタにかかるコストが きわめて高いものとなるとともに、安価なコネクタを利用した場合でも、その接 続箇所にシール材のコーティング等の別途作業を施す必要がある等煩わしいもの であった。 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、シール材のコーティング 等の煩雑な作業を省略できる安価で簡易な構造の電動車の電線接続部保護構造の 提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる電動車の電線接続部保護構造は、上記目的を達成するために、 冒記構造のものにおいて、前記車体に備えた受け部と、この受け部に着脱自在に 取り付ける蓋体とで囲繞形成される電線収納空間を外部に連通させる電線挿通孔 を、前記蓋体または前記受け部の着脱縁部に形成するとともに、接続状態の前記 コネクタ及びその近傍の電線を前記電線挿通孔を通して前記電線収納空間に入り 込ませて、前記電線に装着した弾性材製ブッシュで前記電線挿通孔を水封状に閉 止してあることを特徴構成とする。 かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
即ち、車体に備えた受け部と、この受け部に取り付ける蓋体との着脱縁部に形 成した電線挿通孔に電線を挿通させて、受け部と蓋体とに囲繞された空間内にコ ネクタが配設されるようにでき、その状態で弾性材製ブッシュで電線と電線挿通 孔とを水封状に閉止するから、コネクタの配された電線収納空間内に水等が侵入 することを防ぐことができる。
【0006】
【考案の効果】
従って、受け部と蓋体とにより電線のコネクタ及びその近傍の電線部分を閉止 させるだけの簡単な構造でコネクタが水等の侵入等を受けることを防ぐとともに 、車体の分解時におけるコネクタの着脱も容易にできるに至った。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2及び図3に、スクーター型の小型電動車を示している。この電動車は、操 縦ハンドル1の操作によって操向操作される操向輪としての前輪2及び電動モー タ3で駆動される駆動輪としての左右一対の後輪4を車体フレーム5に支持させ ているとともに、後輪4の上方がわで運転座席6を車体フレーム5に連設させて 構成している。
【0008】 そして、この電動車は、別の車両に搭載して運搬できるよう、車体を前後に2 分割可能に構成している。詳述すると、図2及び図4に示すように、前輪支承部 7から後方に向けて前部車体フレーム5Aを延設し、この前部車体フレーム5A 上に前輪のカバーと運転部ステップとを兼ねる前部カバー9を載設支持して前が わ車体部分としての前部側分割機体Aを構成している。左右後輪4,4、電動モ ータ3並びにモータ駆動用制御装置11等を支持する後部車体フレーム5Bには 、運転座席6の支持用縦フレーム8を立設しているとともに、前記支持用縦フレ ーム8の左右両側部には、左右一対のバッテリー10,10を載置支持しており 、前記後部車体フレーム5Bの上方に、前記バッテリー10,10、モータ駆動 用制御装置11等を覆う後部カバー12を設けて、後がわ車体部分としての後部 側分割機体Bを構成している。前部車体フレーム5Aの後端部に機体ほぼ全幅に わたる角パイプ状の横フレーム部13を設けるとともに、この横フレーム部13 の左右中央箇所の後部側面に開口して前後方向に沿って矩形筒部14を設けてい る。そして、後部車体フレーム5Bの前端部には、左右中央箇所に機体前方に向 けて丸パイプ状の連結具15を突設し、左右両側部には連結状態において前記横 フレーム部13の下面に接当する板状の接当支持部16,16を形成している。 前後の車体を連結する際は、前記連結具15を矩形筒部14内に差し込み係合し 、連結ピン17で抜け止めする。このとき、連結具15を差し込み抜け止めした 状態では僅かに前後軸心周りで相対回動できるようにしてあり、各接当支持部1 6,16が横フレーム部13の下面に接当して相対回動を阻止するように構成し ている。
【0009】 又、図1乃至図3に示すように、前部側分割機体Aに装備した前照灯18と後 部側分割機体Bのバッテリー10とを接続する電線19は、前照灯18に接続さ れた前がわ電線19aと、バッテリー10に接続された後がわ電線19bとを、 雄雌のコネクタ20a,20b同士を嵌脱することで断続できるようにしている 。そして、このコネクタ20a,20bは、図1に示すように、後部カバー12 固定された受け部としての直方体状の有底箱21と、この有底箱21に、ヒンジ 構造により揺動開閉自在に取付られ、固定金具で着脱される蓋体としての蓋箱2 2とに囲繞される電線収納空間S内にコネクタ20a,20b近くの電線19と 共に収納できるようにしている。すなわち、図1に示すように、有底箱21と蓋 箱22との夫々の着脱がなされる開口縁部21a,22aに形成した電線挿入用 の半円状の切り欠き23,24で構成された2つの電線挿通孔25,25を通し て電線収納空間Sと外部とが連通されるようにしており、この電線挿通孔25, 25に前がわ電線19aと後がわ電線19bとを挿通させるのである。さらに、 前がわ電線19aと後がわ電線19bとの夫々には、ゴム等からなる弾性材製ブ ッシュ26,26を密着外嵌しており、コネクタ20a,20bを電線収納空間 Sに収納した状態で弾性材製ブッシュ26,26が前記切り欠き23,24に嵌 め込まれるようにしている。従って、コネクタ20a,20bを嵌合した状態で かつ弾性材製ブッシュ26,26が電線挿通孔25,25に密着した状態で蓋箱 22を有底箱21に取付固定でき、蓋箱22と有底箱21との開口縁部21a, 21bが水封できるように、つまり、閉止状態では電線収納空間Sに外部から水 が侵入できないよう密閉している。尚、有底箱21又は蓋箱22の開口縁部21 a,22aには、シール材を敷設して水密性を高めても良い。
【0010】 上記構成により、車体を前後に分割しているときは、有底箱21への蓋箱22 の閉止固定を解除し、電線19のコネクタ20a,20b同士の連結も解除して 、少なくとも一方のコネクタ20a,20bを電線収納空間Sから外へ取り出し ておき、一方、電動車を使用するときは、電線19のコネクタ20a,20bを 有底箱21と蓋箱22とで囲繞される電線収納空間S内に収納して密閉する。
【0011】 次に、別実施例について説明する。尚、上記実施例と同様の構造については、 図示しないとともに、同一符号を付して説明する。 図5に示すように、車体の後部車体フレーム5B又は後部カバー12において 板金部材をプレス加工して高さhを10ミリメートル程度浮き上げ形成した受け 部としての浮き上げ加工部27に、ほぼ円弧状の2つの切り欠き28,28を開 口縁部29aに形成した蓋体としての蓋箱29を嵌脱自在に取り付け得るように している。前記切り欠き28,28と浮き上げ加工部27の上面部とに囲まれて 形成される電線挿通孔30,30を通して、前部側分割機体Aの前照灯18に接 続された前がわ電線31aと、後部側分割機体Bのバッテリー10,10に接続 された後がわ電線31bとの夫々を、蓋箱29の凹入部と浮き上げ加工部27と により囲繞された電線収納空間Sに入り込ませ得るようにしている。そして、こ の電線収納空間S内において、前がわ電線31aと後がわ電線31bとの夫々の 端部に備えた雄雌のコネクタ32a,32b同士を連結した状態で、蓋箱29を 浮き上げ加工部27に外嵌し、ボルトで結合する。そのとき、図5に示すように 、前がわ電線31a、後がわ電線31bの夫々に密着外嵌した弾性材製ブッシュ 33,33を前記電線挿通孔30,30に密着させるようにして蓋箱29を装着 する。これにより、蓋箱29と浮き上げ加工部27とに囲繞された電線収納空間 Sは、外部と水封されることになる。尚、前述の実施例と同様に、蓋箱29と浮 き上げ加工部27との装着する部位にシール等を施して密閉性を高めても良い。
【0012】 上記の他に、蓋体を板状部材で構成して、その板状部材とにより電線収納空間 を形成できる箱状のものに受け部を構成しても良いとともに、受け部を前がわ車 体部分に設けても良い。さらに、電線挿通孔は、蓋体と受け部との連結される縁 部に切り欠き形成したものに限らず、予め蓋体あるいは受け部に形成した透孔で も良く、この場合、その透孔には、コネクタで断続される電線の一方を挿通させ 、弾性材製ブッシュで電線を透孔に密着状態で止め付けれるようにする。
【0013】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】開放状態の電線接続部保護構造を示す斜視図
【図2】電動車を示す分解側面図
【図3】電動車を示す側面図
【図4】電動車のフレームの連結箇所を示す斜視図
【図5】別実施例の電線接続部保護構造を示す分解斜視
【符号の説明】
2 操向輪 4 駆動輪 19 電線 20a,20b コネクタ 21 受け部 22 蓋体 25 電線挿通孔 26 ブッシュ A 前がわ車体部分 B 後がわ車体部分 S 電線収納空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を、操向輪(2)を備えた前がわ車
    体部分(A)と、駆動輪(4)を備えた後がわ車体部分
    (B)とに分割構成するとともに、前記前がわ車体部分
    (A)と、前記後がわ車体部分(B)とにわたって配線
    された電線(19)を、雄雌のコネクタ(20a),
    (20b)を介して分離及び接続可能に構成した電動車
    の電線接続部保護構造であって、前記車体に備えた受け
    部(21)と、この受け部(21)に着脱自在に取り付
    ける蓋体(22)とで囲繞形成される電線収納空間
    (S)を外部に連通させる電線挿通孔(25)を、前記
    蓋体(22)または前記受け部(21)の着脱縁部に形
    成するとともに、接続状態の前記コネクタ(20a),
    (20b)及びその近傍の電線(19)を前記電線挿通
    孔(25)を通して前記電線収納空間(S)に入り込ま
    せて、前記電線(19)に装着した弾性材製ブッシュ
    (26)で前記電線挿通孔(25)を水封状に閉止して
    ある電動車の電線接続部保護構造。
JP104918U 1991-12-19 1991-12-19 電動車の電線接続部保護構造 Pending JPH0554186U (ja)

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JP (1) JPH0554186U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183183A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Atex Co Ltd 電動車椅子のシート取付装置
JP2021185061A (ja) * 2020-05-25 2021-12-09 川崎重工業株式会社 乗物用コネクタユニット、自動二輪車及び支持部材

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