JPH055359B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055359B2
JPH055359B2 JP33099588A JP33099588A JPH055359B2 JP H055359 B2 JPH055359 B2 JP H055359B2 JP 33099588 A JP33099588 A JP 33099588A JP 33099588 A JP33099588 A JP 33099588A JP H055359 B2 JPH055359 B2 JP H055359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
layer
resin
charge transport
dyes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33099588A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH02178667A (en
Inventor
Norihiro Kikuchi
Tetsuo Kanamaru
Akihiro Senoo
Ryoji Yashiro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33099588A priority Critical patent/JPH02178667A/en
Priority to CA002006861A priority patent/CA2006861C/en
Priority to EP89124079A priority patent/EP0376311B1/en
Priority to DE68922083T priority patent/DE68922083T2/en
Priority to AU47369/89A priority patent/AU604429B2/en
Publication of JPH02178667A publication Critical patent/JPH02178667A/en
Publication of JPH055359B2 publication Critical patent/JPH055359B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは改善
された電子写真特性を与える低分子の有機光導電
体を有する電子写真感光体に関するものである。 〔従来技術〕 従来、電子写真感光体にはセレン、酸化亜鉛及
び硫化カドミウム等の無機光導電性材料が広く使
用されているが、近年有機光導電性材料を電子写
真感光体として用いる研究が活発に行われて来て
いる。ここで電子写真感光体に要求される基本的
な特性としては、1)暗所においてコロナ放電等
により適当な電位に帯電されること、2)暗所に
おける帯電保持率がよいこと、3)光の照射によ
り速やかに電荷を放電すること、4)光の照射後
の残留電位が少ないこと等が挙げられる。 従来の、セレン、酸化亜鉛及び硫化カドミウム
等の無機光電性材料を用いた電子写真感光体は基
本的な特性はある程度備えているけれども成膜性
が困難である、可撓性が悪い、製造コストが高
い、など製造上の問題を抱えている。更に無機光
電性材料は一般的に毒性が広く、これらの面から
も無機物質から有機物質の感光体への使用が望ま
れている。一般的に有機系化合物は無機系化合物
に比べ軽量で成膜性及び可撓性に優れ、製造コス
トも低く、更には毒性も弱い等の利点を有してお
り、近年有機化合物を用いた電子写真感光体が数
多く提案され実用化されている。 今まで有機系の電子写真感光体の代表的なもの
としてはポリ−N−ビニルカルバゾールをはじめ
とする各種の有機光電性ポリマーが提案されて来
たが、これらのポリマーは無機系光導電性材料に
比べ軽量性、成膜性などの点では優れているが、
感度、耐久性、環境変化による安定性及び機械的
強度等の点で無機系光導電材料に比べ劣つている
ため実用化が困難であつた。また、米国特許第
4150987号公報などに開示のヒドラゾン化合物、
米国特許第3837851号公報などに記載のトリアリ
ールピラゾリン化合物、特開昭51−94828号公報、
特開昭51−94829号公報などに記載の9−スチリ
ルアントラセン化合物などの低分子の有機光導電
体が提案されている。この様な低分子の有機光導
電体は、使用するバインダーを適当に選択するこ
とによつて、有機光導電性ポリマーの分野で問題
となつていた成膜性の欠点を解消できる様になつ
たが、感度の点で十分なものとは言えない。 このようなことから、近年感光層を電荷発生層
と電荷輸送層に機能分離させた積層構造体が提案
された。この積層構造を感光層とした電子写真感
光体は、可視光に対する感度、電荷保持力、表面
強度などの点で改善できるようになつた。 電荷輸送材料としてはこれ迄多くの有機化合物
が提案されている。例えば特開昭52−72231号公
報のピラゾリン化合物、米国特許842431号公報及
び特開昭55−52063号公報のヒドラゾン化合物、
特開昭57−195254号公報及び特開昭54−58445号
公報のトリフエニルアミン化合物、特開昭54−
151955号公報及び特開昭58−198043号公報のスチ
ルベン化合物などが開示されている。 しかし従来の低分子の有機化合物を電荷輸送材
料に用いた電子写真感光体では感度、特性が必ら
ずしも十分でなく、また繰り返し帯電及び露行を
行つた際には明部電位と暗部電位の変動が大きく
いまだ改善すべき点がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は先に述べた従来の感光体のもつ
種々の欠点を解消した電子写真感光体を提供する
ことにある。 本発明の他の目的は製造が容易で、且つ比較的
安価で耐久性にも優れた新規な有機光導電体を提
供することにある。 〔問題を解決するための手段〕 本発明は導電性支持体上に感光層を有する電子
写真感光体において、感光層が下記一般式〔〕
で示されるトリアリールアミン化合物を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体である。 式中、Ar1およびAr2は置換基を有してもよい
ビフエニル基を示す。Ar1およびAr2が有しても
よい置換基としては、メチル、エチル、プロピル
等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ等のアルコキシ基、フツ素、塩素、臭素等のハ
ロゲン原子等があげられる。なお、Ar1とAr2
同じでも異なつていてもよい。 Ar3は置換基を有してもよいフエニル基または
置換基を有してもよいピリジル、キノリル、チエ
ニル、フリル等の芳香族複素環基を示す。Ar3
有してもよい置換基としてはメチル、エチル、プ
ロピル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ等のアルコキシ基、フエノキシ、ナフト
キシ等のアリーロキシ基、フエニル、ナフチル等
の芳香環基、フツ素、塩素、臭素等のハロゲン原
子等があげられる。 以下に一般式[]で示される化合物について
その代表例を挙げる。 次に前記化合物の合成例を示す。 (化合物例No.(2)の合成法) 4−ヨードビフエニル23.5g(83.9mmol)、P
−トルイジン3.0g(28.0mmol)、無水炭酸カリ
ウム11.6g(83.9mmol)及び銅粉15gをニトロ
ベンゼン50mlに加え攪拌下加熱還流を12時間行つ
た。放冷後吸引濾過し濾液を減圧下でニトロベン
ゼンを除去した。残留物にエタノールを加え結晶
を析出させ、その粗結晶をシリカゲルカラムで分
離精製を行い目的化合物(2)を7.80g得た(収率
66.7%)。融点は187.0〜188.0℃であつた。元素分
析はC31H25Nとして下記のとおりであつた。 C(%) H(%) N(%) 計算値 90.47 6.12 3.40 実測値 90.45 6.16 3.39 赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第1
図に示した。 以上の様に本発明の化合物は製造が容易でかつ
安価に合成できる。 なお、合成例以外の化合物についても、同様な
手法で合成することができる。 本発明の好ましい具体例では、感光層を電荷発
生層と電荷輸送層に機能分離した電子写真感光体
の電荷輸送層に含有される電荷輸送物質として前
記一般式で示される化合物を用いることができ
る。 本発明による電荷輸送層は、前記の一般式で示
される化合物と結着剤とを適当な溶剤に溶解せし
めた溶液を塗布し、乾燥せしめることにより形成
させることが好ましい。ここに用いる結着剤とし
ては、例えばポリアリレート樹脂、ポリスルホン
樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、アクリロ
ニトリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、フエノール樹脂、エポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリウレタンあるいは共重合体樹脂
例えばスチレン−ブタジエンコポリマー、スチレ
ン−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−マ
レイン酸コポリマーなどを挙げることができる。
また、このような絶縁性ポリマーの他に、ポリビ
ニルカルバゾール、ポリビニルアントラセンやポ
リビニルピレンなどの有機光導電性ポリマーも使
用できる。 この結着剤と本発明の電荷輸送物質との配合割
合は、結着剤100重量部当り電荷輸送物質を10〜
500重量とすることが好ましい。 電荷輸送層は、下述の電荷発生層と電気的に接
続されており、電界の存在下で電荷発生層から注
入された電荷キヤリアを受けとるとともに、これ
らの電荷キヤリアを表面まで輸送できる機能を有
している。この際、この電荷輸送層は、電荷発生
層の上に積層されていてもよく、またその下に積
層されていてもよい。しかし、電荷輸送層は、電
荷発生層の上に積層されていることが望ましい。
この電荷輸送層は、電荷キヤリアを輸送できる限
界があるので、必要以上に膜厚を厚くすることが
できない。一般的には、5μm〜40μmであるが、
好ましい範囲は10μm〜30μmである。 この様な電荷輸送層を形成する際に用いる有機
溶剤は、使用する結着剤の種類によつて異なり、
又は電荷発生層や下述の下引層を溶解しないもの
から選択することが好好ましい。具体的な有機溶
剤としては、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールなどのアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアセトアミドなどのアミド類、ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
モノメチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類、クロロホル
ム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭
素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化
炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼンなど
の芳香族類などを用いることができる。 塗工は、浸漬コーテイング法、スプレーコーテ
イング法、マイヤーバーコーテイング法、ブレー
ドコーテイング法などのコーテイング法を用いて
行なうことができる。乾燥は、室温における指触
乾燥後、加熱乾燥する方法が好ましい。加熱乾燥
は、一般には30℃〜200℃の温度で5分〜2時間
の範囲の時間で、静止または送風下で行なうこと
が好ましい。 本発明の電荷輸送層には、種々の添加剤を含有
させて用いることもできる。例えば、ジフエニ
ル、m−ターフエニル、ジブチルフタレートなど
の可塑剤、シリコンオイル、グラフト型シリコン
ポリマー、各種フルオロカーボン類などの表面潤
滑剤、ジシアノビニル化合物、カルバゾール誘導
体などの電位安定剤、β−カロチン、Ni錯体、
1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン
などの酸化防止剤などを挙げることができる。 本発明で用いる電荷発生層は、セレン、セレン
−テルル、アモルフアスシリコン等の無機の電荷
発生物質、ピリリウム系染料、チアピリリウム系
染料、アズレニウム系染料、チアシアニン系染
料、キノシアニン系染料、アズレニウム系染料等
のカチオン染料、スクバリリウム塩系染料、フタ
ロシアニン系顔料、アントアントロン系顔料、ジ
ベンズピレンキノン系顔料、ピラントロン系顔料
等の多環キノン顔料、インジゴ系顔料、キナクリ
ドン系顔料、アゾ顔料等の有機電荷発生物質から
選ばれた材料を単独ないしは組合わせて用い、蒸
発層あるいは塗布層として用いることができる。 本発明に使用される上記電荷発生物質のうち、
アゾ顔料は多岐にわたつているが、特に効果の高
いアゾ顔料の代表的構造例を以下に示す。 アゾ顔料の一般式として、下記のように中心骨
格をA、 A(―N=N−Cp)o カプラー部分をCpとして表わせば(ここでn=
2,or3)、まずAの具体例としては次のようなも
のが挙げられる。 等が挙げられる。これら中心骨格A及びカプラー
Cpは適宜組合せにより電荷発生物質となる顔料
を形成する。 電荷発生層は、前述の電荷発生物質を適当な結
着剤に分散させ、これを支持体の上に塗工するこ
とによつて形成でき、また、真空蒸着装置により
蒸着膜を形成することによつて得ることができ
る。上記結着剤としては広範な絶縁性樹脂から選
択でき、また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、
ポリビニルアントラセンやポリビニルピレンなど
の有機光導電性ポリマーから選択できる。好まし
くは、ポリビニルブチラール、ポリアリレート
(ビスフエノールAとフタル酸の縮重合体など)、
ポリカーボネート、ポリエステル、フエノキシ樹
脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリ
ルアミド樹脂、ポリアミド、ポリビニルピリジ
ン、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドンなどの絶縁性樹脂を挙げることが
できる。 電荷発生層中に含有する樹脂は、80重量%以
下、好ましくは40重量%以下が適している。塗工
の際に用いる有機溶剤としては、メタノール、エ
タノール、イソプロパノールなどのアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノンなどのケトン類、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのア
ミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシ
ド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル
類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、
クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレ
ン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪
族ハロゲン化炭化水素類あるいはベンゼン、トル
エン、キシレン、モノクロルベンゼン、ジクロル
ベンゼンなどの芳香族類などを用いることができ
る。 電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、で
きる限り多くの前記有機光導電体を含有し、且つ
発生した電荷キヤリアの寿命内にキヤリアを電荷
輸送層へ注入するために、薄膜層、例えば5μm以
下、好ましくは0.01μm〜1μmの膜厚をもつ薄膜
層とすることが好ましい。このことは、入射光量
の大部分が電荷発生層で吸収されて、多くの電荷
キヤリアを生成すること、さらに発生した電荷キ
ヤリアを再結合や捕獲(トラツプ)により失活す
ることなく電荷輸送層に注入する必要があること
に帰因している。 この様な電荷発生層と電荷輸送層の積層構造か
らなる感光層は、導電性支持体の上に設けられ
る。導電性支持体としては、支持体自体が導電性
をもつもの、例えばアルミニウム、アルミニウム
合金、銅、亜鉛、ステンレスなどを用いることが
でき、その他にアルミニウム、アルミニウム合
金、酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウム−
酸化錫合金などを真空蒸着法によつて被膜形成さ
れた層を有するプラスチツク、導電性粒子(例え
ば、アルミニウム粉末、酸化チタン、酸化錫、酸
化亜鉛、カーボンブラツク、銀粒子など)を適当
なバインダーとともにプラスチツク又は前記金属
支持体の上に被覆した支持体、導電性粒子をプラ
スチツクや紙に含浸した支持体や導電性ポリマー
を有するプラスチツクなどを用いることができ
る。 導電性支持体と感光層の中間に、バリヤー機能
と接着機能をもつ下引層を設けることもできる。
下引層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニ
トロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマ
ー、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化
ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、酸化
アルミニウムなどによつて形成できる。 下引層の膜厚は、0.1μm〜5μm、好ましくは
0.5μm〜3μmが適当である。 本発明の別の具体例では、前述のジスアゾ顔料
あるいは、米国特許第3554745号、同第3567438
号、同第3586500号公報などに開示のピリリウム
染料、チアピリリウム染料、セレナピリリウム染
料、ベンゾピリリウム染料、ペンゾチアピリリウ
ム染料、ナフトピリリウム染料、ナフトチアピリ
リウム染料などの光導電性を有する顔料や染料を
増感剤としても用いることができる。 また、別の具体例では、米国特許第3684502号
公報などに開示のピリリウム染料とアルキリデン
ジアリーレン部分を有する電気絶縁重合体との共
晶錯体を増感剤として用いることもできる。この
共晶錯体は、例えば4−[4−ビス−(2−クロロ
エチル)アミノフエニル]−2,6−ジフエニル
チアピリリウムパークロレートとポリ(4,4′−
イソプロピリデンジフエニレンカーボネート)を
ハロゲン化炭化水素系溶剤(例えばジクロルメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロ
ルエタン、1,2−ジクロルエタン、1,1,2
−トリクロルエタン、クロルベンゼン、ブロモベ
ンゼン、1,2−ジクロルベンゼン)に溶解した
後、これに非極性溶剤(例えば、ヘキサン、オク
タン、デカン、2,2,4−トリメチルベンゼ
ン、リグロインを加えることによつて粒子状共晶
錯体として得られる。この具体例における電子写
真感光体には、スチレン−ブタジエンコポリマ
ー、シリコン樹脂、ビニル樹脂、塩化ビニリデン
−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−アク
リロニトリルコポリマー、ビニルアセテート−塩
化ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、ポ
リメチルメタクリレート、ポリ−N−ブチルメタ
クリレート、ポリエステル類、セルロースエステ
ル類などを結着剤として含有することができる。 本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に
利用するのみならず、レーザープリンター、
CRTプリンター、電子写真式製版システムなど
の電子写真応用分野にも広く用いることができ
る。 以下、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 下記構造式 で示されるジスアゾ顔料5gをブチラール樹脂
(ブチラール化度63モル%)2gをシクロヘキサ
ノン100mlに溶解した液とともにサンドミルで24
時間分散し塗工液を調製した。 この塗工液をアルミシート上に乾燥膜厚が
0.2μmとなる様にマイヤーバーで塗布し電荷発生
層を作製した。 次に電荷輸送物質として前記例示化合物No.(6)10
gとポリカーボネート樹脂(重量平均分子量
20000)10gをモノクロルベンゼン70gに溶解し、
この液を先の電荷発生層の上にマイヤーバーで塗
布し乾燥膜厚が20μmの電荷輸送層を設け積層の
電子写真感光体を作製した。 この様にして作製した電子写真感光体を川口電
機(株)製静電複写紙試験装置Model−SP−428を用
いてスタチツク方式で−5KVでコロナ帯電し、
暗所で1秒間保持した後、照度20luxで露光し帯
電特性を調べた。 帯電特性としては、表面電位(V0)と1秒間
暗減衰させた時の電位(V1)を1/2に減衰するに
必要な露光量(E1/2)を測定した。 さらに、繰り返し使用した時の明部電位と暗部
電位の変動を測定するために、本実施例で作製し
た感光体をPPC複写機(NP−3525:キヤノン
製)の感光ドラム用シリンダーに貼り付けて、同
機で5000枚複写を行ない、初期と5000枚複写後の
明部電位(VL)及び暗部電位(VD)の変動を測
定した。なお、初期のVDとVLは各々−700V,−
200Vとなる様に設定した。その結果を以下に示
す。
[Industrial Field of Application] The present invention relates to an electrophotographic photoreceptor, and more particularly to an electrophotographic photoreceptor having a low molecular weight organic photoconductor that provides improved electrophotographic properties. [Prior art] Conventionally, inorganic photoconductive materials such as selenium, zinc oxide, and cadmium sulfide have been widely used for electrophotographic photoreceptors, but in recent years, research has been active in using organic photoconductive materials as electrophotographic photoreceptors. It has been carried out. Here, the basic characteristics required of an electrophotographic photoreceptor are 1) to be charged to an appropriate potential by corona discharge etc. in a dark place, 2) to have good charge retention in a dark place, and 3) to be exposed to light 4) The residual potential after irradiation with light is small. Conventional electrophotographic photoreceptors using inorganic photosensitive materials such as selenium, zinc oxide, and cadmium sulfide have some basic characteristics, but they have difficulties in film formation, poor flexibility, and manufacturing costs. There are manufacturing problems such as high Furthermore, inorganic photosensitive materials generally have a wide range of toxicity, and from this point of view as well, it is desired to use organic materials instead of inorganic materials for photoreceptors. In general, organic compounds have advantages over inorganic compounds, such as being lightweight, superior in film formability and flexibility, low manufacturing costs, and low toxicity. Many photographic photoreceptors have been proposed and put into practical use. Until now, various organic photoconductive polymers such as poly-N-vinylcarbazole have been proposed as typical organic electrophotographic photoreceptors, but these polymers are not compatible with inorganic photoconductive materials. Although it is superior in terms of light weight and film formability compared to
It has been difficult to put it into practical use because it is inferior to inorganic photoconductive materials in terms of sensitivity, durability, stability against environmental changes, mechanical strength, etc. Additionally, U.S. Patent No.
Hydrazone compounds disclosed in Publication No. 4150987, etc.
Triarylpyrazoline compounds described in U.S. Pat. No. 3,837,851, etc., JP-A-51-94828,
Low-molecular organic photoconductors such as 9-styrylanthracene compounds described in JP-A-51-94829 have been proposed. By appropriately selecting the binder used, such low-molecular-weight organic photoconductors can overcome the film-forming problems that had been a problem in the field of organic photoconductive polymers. However, it cannot be said to be sufficient in terms of sensitivity. For these reasons, a laminated structure in which the photosensitive layer is functionally separated into a charge generation layer and a charge transport layer has been proposed in recent years. Electrophotographic photoreceptors using this laminated structure as a photosensitive layer can now be improved in terms of sensitivity to visible light, charge retention, surface strength, and the like. Many organic compounds have been proposed as charge transport materials. For example, the pyrazoline compound disclosed in JP-A No. 52-72231, the hydrazone compound disclosed in U.S. Patent No. 842431 and JP-A-55-52063,
Triphenylamine compounds of JP-A-57-195254 and JP-A-54-58445, JP-A-54-
Stilbene compounds and the like are disclosed in JP-A No. 151955 and JP-A-58-198043. However, conventional electrophotographic photoreceptors using low-molecular-weight organic compounds as charge transport materials do not always have sufficient sensitivity and characteristics, and when repeatedly charged and exposed, bright area potential and dark area potential change. Potential fluctuations are large and there are still points to be improved. [Problems to be Solved by the Invention] An object of the present invention is to provide an electrophotographic photoreceptor that eliminates the various drawbacks of the conventional photoreceptors mentioned above. Another object of the present invention is to provide a novel organic photoconductor that is easy to manufacture, relatively inexpensive, and has excellent durability. [Means for solving the problem] The present invention provides an electrophotographic photoreceptor having a photosensitive layer on a conductive support, in which the photosensitive layer has the following general formula []
This is an electrophotographic photoreceptor characterized by containing a triarylamine compound represented by: In the formula, Ar 1 and Ar 2 represent a biphenyl group which may have a substituent. Examples of substituents that Ar 1 and Ar 2 may have include alkyl groups such as methyl, ethyl, and propyl, alkoxy groups such as methoxy, ethoxy, and propoxy, and halogen atoms such as fluorine, chlorine, and bromine. . Note that Ar 1 and Ar 2 may be the same or different. Ar 3 represents a phenyl group which may have a substituent or an aromatic heterocyclic group such as pyridyl, quinolyl, thienyl, furyl, etc. which may have a substituent. Examples of substituents that Ar 3 may have include alkyl groups such as methyl, ethyl, and propyl; alkoxy groups such as methoxy, ethoxy, and propoxy; aryloxy groups such as phenoxy and naphthoxy; aromatic ring groups such as phenyl and naphthyl; Examples include halogen atoms such as chlorine, chlorine, and bromine. Representative examples of compounds represented by the general formula [] are listed below. Next, a synthesis example of the above compound will be shown. (Synthesis method of compound example No. (2)) 4-iodobiphenyl 23.5g (83.9mmol), P
- 3.0 g (28.0 mmol) of toluidine, 11.6 g (83.9 mmol) of anhydrous potassium carbonate and 15 g of copper powder were added to 50 ml of nitrobenzene and heated under reflux with stirring for 12 hours. After cooling, the mixture was filtered under suction, and nitrobenzene was removed from the filtrate under reduced pressure. Ethanol was added to the residue to precipitate crystals, and the crude crystals were separated and purified using a silica gel column to obtain 7.80 g of the target compound (2) (yield:
66.7%). The melting point was 187.0-188.0°C. Elemental analysis was as follows as C 31 H 25 N. C (%) H (%) N (%) Calculated value 90.47 6.12 3.40 Actual value 90.45 6.16 3.39 Infrared absorption spectrum (KBr tablet method)
Shown in the figure. As described above, the compound of the present invention is easy to produce and can be synthesized at low cost. Note that compounds other than those in the synthesis example can also be synthesized using the same method. In a preferred embodiment of the present invention, a compound represented by the above general formula can be used as a charge transport substance contained in the charge transport layer of an electrophotographic photoreceptor in which the photosensitive layer is functionally separated into a charge generation layer and a charge transport layer. . The charge transport layer according to the present invention is preferably formed by applying a solution prepared by dissolving the compound represented by the above general formula and a binder in an appropriate solvent and drying the solution. Examples of the binder used here include polyarylate resin, polysulfone resin, polyamide resin, acrylic resin, acrylonitrile resin, methacrylic resin, vinyl chloride resin, vinyl acetate resin, phenol resin, epoxy resin, polyester resin, alkyd resin, and polycarbonate. , polyurethane or copolymer resins such as styrene-butadiene copolymer, styrene-acrylonitrile copolymer, styrene-maleic acid copolymer and the like.
In addition to such insulating polymers, organic photoconductive polymers such as polyvinylcarbazole, polyvinylanthracene, and polyvinylpyrene can also be used. The blending ratio of this binder and the charge transport substance of the present invention is 10 to 10 parts by weight of the charge transport substance per 100 parts by weight of the binder.
It is preferable to set it as 500 weight. The charge transport layer is electrically connected to the charge generation layer described below, and has the function of receiving charge carriers injected from the charge generation layer in the presence of an electric field and transporting these charge carriers to the surface. are doing. At this time, this charge transport layer may be laminated on or under the charge generation layer. However, it is desirable that the charge transport layer is laminated on the charge generation layer.
Since this charge transport layer has a limit in its ability to transport charge carriers, it cannot be made thicker than necessary. Generally, it is 5 μm to 40 μm, but
The preferred range is 10 μm to 30 μm. The organic solvent used when forming such a charge transport layer varies depending on the type of binder used.
Alternatively, it is preferable to select a material that does not dissolve the charge generation layer or the subbing layer described below. Specific organic solvents include alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, ketones such as acetone, methyl ethyl ketone, and cyclohexanone, amides such as N,N-dimethylformamide, N,N-dimethylacetoacetamide, and dimethyl sulfoxide. sulfoxides, ethers such as tetrahydrofuran, dioxane, and ethylene glycol monomethyl ether, esters such as methyl acetate and ethyl acetate, and aliphatic halogenated hydrocarbons such as chloroform, methylene chloride, dichloroethylene, carbon tetrachloride, and trichlorethylene. or aromatic compounds such as benzene, toluene, xylene, monochlorobenzene, and dichlorobenzene. Coating can be performed using a coating method such as a dip coating method, a spray coating method, a Meyer bar coating method, or a blade coating method. For drying, it is preferable to dry to the touch at room temperature and then heat dry. Heat drying is generally preferably carried out at a temperature of 30° C. to 200° C. for a period of 5 minutes to 2 hours, either stationary or under ventilation. The charge transport layer of the present invention may contain various additives. For example, plasticizers such as diphenyl, m-terphenyl, dibutyl phthalate, silicone oil, grafted silicone polymers, surface lubricants such as various fluorocarbons, potential stabilizers such as dicyanovinyl compounds, carbazole derivatives, β-carotene, and Ni complexes. ,
Examples include antioxidants such as 1,4-diazabicyclo[2,2,2]octane. The charge generating layer used in the present invention includes inorganic charge generating substances such as selenium, selenium-tellurium, and amorphous silicon, pyrylium dyes, thiapyrylium dyes, azulenium dyes, thiacyanine dyes, quinocyanine dyes, and azulenium dyes. organic charge generation in polycyclic quinone pigments such as cationic dyes, squbarium salt dyes, phthalocyanine pigments, anthorone pigments, dibenzpyrenequinone pigments, and pyranthrone pigments, indigo pigments, quinacridone pigments, and azo pigments. Selected materials can be used alone or in combination as the evaporation layer or coating layer. Among the charge generating substances used in the present invention,
Although there are a wide variety of azo pigments, typical structural examples of particularly effective azo pigments are shown below. As a general formula of an azo pigment, if we express the central skeleton as A and A(-N=N-Cp) o coupler part as Cp as shown below (where n=
2, or3), first, the following are specific examples of A: etc. These central skeletons A and couplers
Cp forms a pigment that becomes a charge-generating substance by appropriate combination. The charge-generating layer can be formed by dispersing the charge-generating substance described above in a suitable binder and coating it on a support, or by forming a vapor-deposited film using a vacuum evaporation device. You can get it by twisting it. The binder can be selected from a wide range of insulating resins, including poly-N-vinylcarbazole,
It can be selected from organic photoconductive polymers such as polyvinylanthracene and polyvinylpyrene. Preferably, polyvinyl butyral, polyarylate (condensation polymer of bisphenol A and phthalic acid, etc.),
Examples include insulating resins such as polycarbonate, polyester, phenoxy resin, polyvinyl acetate, acrylic resin, polyacrylamide resin, polyamide, polyvinylpyridine, cellulose resin, urethane resin, epoxy resin, casein, polyvinyl alcohol, and polyvinylpyrrolidone. . The resin contained in the charge generation layer is suitably 80% by weight or less, preferably 40% by weight or less. Organic solvents used during coating include alcohols such as methanol, ethanol and isopropanol, ketones such as acetone, methyl ethyl ketone and cyclohexanone, amides such as N,N-dimethylformamide and N,N-dimethylacetamide, dimethyl Sulfoxides such as sulfoxide, ethers such as tetrahydrofuran, dioxane, and ethylene glycol monomethyl ether, esters such as methyl acetate and ethyl acetate,
Aliphatic halogenated hydrocarbons such as chloroform, methylene chloride, dichloroethylene, carbon tetrachloride, trichloroethylene, etc., or aromatics such as benzene, toluene, xylene, monochlorobenzene, dichlorobenzene, etc. can be used. The charge generation layer contains as much of said organic photoconductor as possible in order to obtain sufficient absorbance and in order to inject carriers into the charge transport layer during the lifetime of the generated charge carriers, a thin film layer, e.g. It is preferable to form a thin film layer having a thickness of 5 μm or less, preferably 0.01 μm to 1 μm. This means that most of the incident light is absorbed by the charge generation layer, generating many charge carriers, and that the generated charge carriers are not deactivated by recombination or trapping, but are transferred to the charge transport layer. This is due to the need for injection. A photosensitive layer having such a laminated structure of a charge generation layer and a charge transport layer is provided on a conductive support. As the conductive support, materials that are conductive themselves such as aluminum, aluminum alloy, copper, zinc, stainless steel, etc. can be used.In addition, aluminum, aluminum alloy, indium oxide, tin oxide, and indium oxide can be used. −
Plastic having a layer formed of a tin oxide alloy or the like by vacuum evaporation, conductive particles (for example, aluminum powder, titanium oxide, tin oxide, zinc oxide, carbon black, silver particles, etc.) together with a suitable binder. A support coated on a plastic or metal support, a support made of plastic or paper impregnated with conductive particles, a plastic containing a conductive polymer, etc. can be used. A subbing layer having barrier and adhesive functions can also be provided between the conductive support and the photosensitive layer.
The undercoat layer may be made of casein, polyvinyl alcohol, nitrocellulose, ethylene-acrylic acid copolymer, polyamide (nylon 6, nylon 66, nylon 610, copolymerized nylon, alkoxymethylated nylon, etc.), polyurethane, gelatin, aluminum oxide, etc. It can be formed by The thickness of the undercoat layer is 0.1 μm to 5 μm, preferably
0.5 μm to 3 μm is suitable. In another embodiment of the present invention, the aforementioned disazo pigments or
Pigments having photoconductivity such as pyrylium dyes, thiapyrylium dyes, selenapyrylium dyes, benzopyrylium dyes, penzothiapyrylium dyes, naphthopyryllium dyes, and naphthothiapyrylium dyes disclosed in the same publication No. 3586500, etc. or dyes can also be used as sensitizers. In another specific example, a eutectic complex of a pyrylium dye and an electrically insulating polymer having an alkylidene diarylene moiety, as disclosed in US Pat. No. 3,684,502, can also be used as a sensitizer. This eutectic complex is composed of, for example, 4-[4-bis-(2-chloroethyl)aminophenyl]-2,6-diphenylthiapyrylium perchlorate and poly(4,4'-
isopropylidene diphenylene carbonate) in a halogenated hydrocarbon solvent (e.g. dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,1-dichloroethane, 1,2-dichloroethane, 1,1,2
- trichloroethane, chlorobenzene, bromobenzene, 1,2-dichlorobenzene) and then adding a non-polar solvent (e.g. hexane, octane, decane, 2,2,4-trimethylbenzene, ligroin) thereto. The electrophotographic photoreceptor in this example includes styrene-butadiene copolymer, silicone resin, vinyl resin, vinylidene chloride-acrylonitrile copolymer, styrene-acrylonitrile copolymer, vinyl acetate-vinyl chloride. Copolymers, polyvinyl butyral, polymethyl methacrylate, poly-N-butyl methacrylate, polyesters, cellulose esters, etc. can be contained as a binder.The electrophotographic photoreceptor of the present invention is used in an electrophotographic copying machine. Not only laser printers,
It can also be widely used in electrophotographic applications such as CRT printers and electrophotographic plate making systems. Hereinafter, the present invention will be explained according to examples. Example 1 The following structural formula 5 g of the disazo pigment represented by is mixed with a solution prepared by dissolving 2 g of butyral resin (butyralization degree 63 mol%) in 100 ml of cyclohexanone in a sand mill at 24°C.
A coating solution was prepared by dispersing the mixture over time. Apply this coating solution on an aluminum sheet until the dry film thickness is
A charge generation layer was prepared by coating with a Mayer bar to a thickness of 0.2 μm. Next, as a charge transport material, the above-mentioned exemplified compound No. (6) 10
g and polycarbonate resin (weight average molecular weight
20000) dissolved in 70g of monochlorobenzene,
This liquid was applied onto the charge generation layer using a Mayer bar to form a charge transport layer having a dry thickness of 20 μm, thereby producing a laminated electrophotographic photoreceptor. The electrophotographic photoreceptor thus prepared was statically charged with corona at -5 KV using an electrostatic copying paper tester Model-SP-428 manufactured by Kawaguchi Electric Co., Ltd.
After holding it in a dark place for 1 second, it was exposed to light at an illuminance of 20 lux to examine the charging characteristics. As for the charging characteristics, the surface potential (V 0 ) and the exposure amount (E1/2) required to attenuate the potential (V 1 ) by 1/2 when dark decayed for 1 second were measured. Furthermore, in order to measure the fluctuations in bright area potential and dark area potential during repeated use, the photoreceptor fabricated in this example was attached to the photosensitive drum cylinder of a PPC copier (NP-3525, manufactured by Canon). , 5,000 copies were made using the same machine, and the fluctuations in the bright area potential (V L ) and dark area potential (V D ) were measured at the initial stage and after 5,000 copies were made. Note that the initial V D and V L are −700V and −700V, respectively.
I set it to 200V. The results are shown below.

【表】 実施例2〜10,比較例1〜3 この各実施例においては、前記実施例1で用い
た電荷輸送物質として例示化合物No.(6)の代りに例
示化合物No.(1),(2),(5),(8),(10),(12),(15),(
20),
(23)を用い、かつ電荷発生物質として下記構造
の顔料を用いたほかは、実施例1と同様の方法に
よつて電子写真感光体を作製した。 各感光体の電子写真特性を実施例1と同様の方
法によつて測定した。 また比較のために、下記構造式の化合物を電荷
輸送物質として用いたほかは実施例1と同様の方
法によつて電子写真感光体を作製し、電子写真特
性を測定した。それぞれの結果を以下に示す。
[Table] Examples 2 to 10, Comparative Examples 1 to 3 In each of these Examples, Exemplified Compound No. (1), (2), (5), (8), (10), (12), (15), (
20),
(23) and the following structural formula as a charge generating substance: An electrophotographic photoreceptor was produced in the same manner as in Example 1, except that the following pigment was used. The electrophotographic properties of each photoreceptor were measured in the same manner as in Example 1. For comparison, an electrophotographic photoreceptor was prepared in the same manner as in Example 1, except that a compound having the following structural formula was used as a charge transport material, and its electrophotographic properties were measured. The respective results are shown below.

【表】【table】

【表】【table】

〔発明の効果〕〔Effect of the invention〕

以上説明したように、本発明によるトリアリー
ルアミン化合物を含有する電子写真感光体は高感
度であり、また繰返し帯電・露光による連続画像
形成に際して明部電位と暗部電位の変動が小さい
耐久性に優れた電子写真感光体を提供できるもの
である。
As explained above, the electrophotographic photoreceptor containing the triarylamine compound according to the present invention has high sensitivity, and also has excellent durability with small fluctuations in bright area potential and dark area potential during continuous image formation by repeated charging and exposure. Accordingly, it is possible to provide an electrophotographic photoreceptor.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図は、合成例で得られた化合物No.(2)の赤外
線吸収スペクトル図(KBr錠剤法)である。
FIG. 1 is an infrared absorption spectrum diagram (KBr tablet method) of Compound No. (2) obtained in Synthesis Example.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 導電性支持体上に感光層を有する電子写真感
光体において、感光層が下記一般式〔〕で示さ
れるトリアリールアミン化合物を含有することを
特徴とする電子写真感光体。 一般式〔〕 (ただし、式中、Ar1およびAr2は置換基を有
してもよいビフエニル基を示し、Ar3は置換基を
有してもよいフエニル基または置換基を有しても
よい芳香族複素環基を示す。)
[Scope of Claims] 1. An electrophotographic photoreceptor having a photosensitive layer on a conductive support, characterized in that the photosensitive layer contains a triarylamine compound represented by the following general formula []. . General formula [] (However, in the formula, Ar 1 and Ar 2 represent a biphenyl group that may have a substituent, and Ar 3 represents a phenyl group that may have a substituent or an aromatic heteroaromatic group that may have a substituent. (Indicates a ring group.)
JP33099588A 1988-12-29 1988-12-29 Electrophotographic sensitive body Granted JPH02178667A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33099588A JPH02178667A (en) 1988-12-29 1988-12-29 Electrophotographic sensitive body
CA002006861A CA2006861C (en) 1988-12-29 1989-12-28 Photosensitive member for electrophotography
EP89124079A EP0376311B1 (en) 1988-12-29 1989-12-28 Photosensitive member for electrophotography
DE68922083T DE68922083T2 (en) 1988-12-29 1989-12-28 Photosensitive element for electrophotography.
AU47369/89A AU604429B2 (en) 1988-12-29 1989-12-29 Photosensitive member for electrophotography

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33099588A JPH02178667A (en) 1988-12-29 1988-12-29 Electrophotographic sensitive body

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02178667A JPH02178667A (en) 1990-07-11
JPH055359B2 true JPH055359B2 (en) 1993-01-22

Family

ID=18238657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33099588A Granted JPH02178667A (en) 1988-12-29 1988-12-29 Electrophotographic sensitive body

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02178667A (en)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2753557B2 (en) * 1989-01-27 1998-05-20 株式会社リコー Police (biphenylyl) amine compound
EP0617005B1 (en) * 1993-03-22 2001-06-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Triarylamine compound, process for producing the same and electrophotographic photoreceptor using the same
JPH07233106A (en) * 1994-02-23 1995-09-05 Fuji Xerox Co Ltd Production of monoiodinated aromatic compound
US7138555B2 (en) 2004-04-20 2006-11-21 Xerox Corporation Process for preparing iodoaromatic compounds and using the same
JP5261887B2 (en) 2005-05-17 2013-08-14 三菱化学株式会社 Monoamine compound, charge transport material, and organic electroluminescence device
JP6570834B2 (en) * 2011-12-12 2019-09-04 メルク パテント ゲーエムベーハー Compounds for electronic devices

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02178667A (en) 1990-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0514266B2 (en)
JPH02190862A (en) Electrophotographic sensitive body
US5079118A (en) Photosensitive member for electrophotography with substituted pyrene
US4487824A (en) Electrophotographic photosensitive member containing a halogen substituted hydrazone
JPH02134643A (en) Electrophotographic sensitive body
US5262261A (en) Photosensitive member for electrophotography
JPH055359B2 (en)
JP2692925B2 (en) Electrophotographic photoreceptor
CA2006861C (en) Photosensitive member for electrophotography
JPH0516019B2 (en)
JPH0516018B2 (en)
JPH0549226B2 (en)
JP2556572B2 (en) Electrophotographic photoreceptor
JPH02134642A (en) Electrophotographic sensitive body
JP3280578B2 (en) Electrophotographic photoreceptor
JPH02134644A (en) Electrophotographic sensitive body
JPH02108058A (en) Electrophotographic sensitive body
JPH0514265B2 (en)
JP2869196B2 (en) Tetraphenylfuran derivative and electrophotographic photoreceptor containing the same
JP2618276B2 (en) Electrophotographic photoreceptor
JPH052983B2 (en)
JPH0513500B2 (en)
JPH0544023B2 (en)
JPH0253067A (en) Electrophotographic sensitive body
JPH0364761A (en) Electrophotographic sensitive body

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

EXPY Cancellation because of completion of term