JPH0552827A - 液体試料導入装置 - Google Patents
液体試料導入装置Info
- Publication number
- JPH0552827A JPH0552827A JP23703991A JP23703991A JPH0552827A JP H0552827 A JPH0552827 A JP H0552827A JP 23703991 A JP23703991 A JP 23703991A JP 23703991 A JP23703991 A JP 23703991A JP H0552827 A JPH0552827 A JP H0552827A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- tube
- sampling
- pipe
- vaporization chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管内を流れる液体試料を分析装置に直接導
入する。 【構成】 配管２の途中に試料採取口用側管４をもつ管
６が挿入され、側管４には試料気化室１０が取りつけら
れ、側管６の試料採取口と試料気化室１０の間には試料
採取用ボックス８が嵌め込まれている。試料採取用ボッ
クス８には所定容積で交換可能な試料採取管１２が設け
られ、試料採取管１２の入口と試料採取口の間には第１
の電磁弁１４が設けられ、試料採取管１２の出口と試料
気化室１０の間には第２の電磁弁１６が設けられてい
る。試料気化室１０の周囲にカートリッジヒータ１８が
埋め込まれ、側面にはキャリアガス導入管２０が接続さ
れ、底部にはセプタム２２を貫通してＧＣにつながるキ
ャビラリ管２４が挿入されている。
入する。 【構成】 配管２の途中に試料採取口用側管４をもつ管
６が挿入され、側管４には試料気化室１０が取りつけら
れ、側管６の試料採取口と試料気化室１０の間には試料
採取用ボックス８が嵌め込まれている。試料採取用ボッ
クス８には所定容積で交換可能な試料採取管１２が設け
られ、試料採取管１２の入口と試料採取口の間には第１
の電磁弁１４が設けられ、試料採取管１２の出口と試料
気化室１０の間には第２の電磁弁１６が設けられてい
る。試料気化室１０の周囲にカートリッジヒータ１８が
埋め込まれ、側面にはキャリアガス導入管２０が接続さ
れ、底部にはセプタム２２を貫通してＧＣにつながるキ
ャビラリ管２４が挿入されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスクロマトグラフ、ガ
スクロマトグラフ−質量分析計（ＧＣ−ＭＳ）、ＴＯＣ
（全有機体炭素計）、酸素分析計などの分析装置に定期
的又は不定期的に液体試料を導入する試料導入装置に関
するものである。この試料導入装置は、例えば化学プラ
ントにおいて配管を流れる反応生成物を一定時間ごとに
採取してＧＣ−ＭＳなどにより連続的に分析を行なう場
合などに利用することができる。
スクロマトグラフ−質量分析計（ＧＣ−ＭＳ）、ＴＯＣ
（全有機体炭素計）、酸素分析計などの分析装置に定期
的又は不定期的に液体試料を導入する試料導入装置に関
するものである。この試料導入装置は、例えば化学プラ
ントにおいて配管を流れる反応生成物を一定時間ごとに
採取してＧＣ−ＭＳなどにより連続的に分析を行なう場
合などに利用することができる。
【０００２】
【従来の技術】化学プラントの配管などから試料を一定
時間ごとにオンラインで採取して分析装置に導入する試
料導入装置は現在のところ用いられていない。ＧＣ−Ｍ
Ｓなどの分析装置に試料を導入するには、マイクロシリ
ンジなどを用いて試料を採取したり、ガスクロマトグラ
フにオートサンプラ装置を取りつけて多種類の試料を自
動注入することが行なわれている。
時間ごとにオンラインで採取して分析装置に導入する試
料導入装置は現在のところ用いられていない。ＧＣ−Ｍ
Ｓなどの分析装置に試料を導入するには、マイクロシリ
ンジなどを用いて試料を採取したり、ガスクロマトグラ
フにオートサンプラ装置を取りつけて多種類の試料を自
動注入することが行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】例えば化学プラントで
配管中を流れる試料をガスクロマトグラフなどの分析装
置に直接導くことができないため、操作が煩わしいだけ
でなく、試料採取から分析装置への導入までに時間遅れ
が生じ、反応が継続しているような試料では正確な分析
を行なうことができない。そこで、本発明は配管内を流
れる液体試料を分析装置に直接導いて試料の成分の変化
の様子を分析するなど、流路の液体試料の直接導入を行
なうことのできる試料導入装置を提供することを目的と
するものである。
配管中を流れる試料をガスクロマトグラフなどの分析装
置に直接導くことができないため、操作が煩わしいだけ
でなく、試料採取から分析装置への導入までに時間遅れ
が生じ、反応が継続しているような試料では正確な分析
を行なうことができない。そこで、本発明は配管内を流
れる液体試料を分析装置に直接導いて試料の成分の変化
の様子を分析するなど、流路の液体試料の直接導入を行
なうことのできる試料導入装置を提供することを目的と
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、液体試料が
流れる流路に設けられた試料採取口に第１の開閉弁を介
して所定容積の試料採取管が設けられ、この試料採取管
の出口には第２の開閉弁を介して試料気化室が設けら
れ、この試料気化室には試料を気化するヒータ、分析装
置に導かれる気化試料出口及びキャリアガスを供給する
キャリアガス入口が少なくとも設けられている。
流れる流路に設けられた試料採取口に第１の開閉弁を介
して所定容積の試料採取管が設けられ、この試料採取管
の出口には第２の開閉弁を介して試料気化室が設けら
れ、この試料気化室には試料を気化するヒータ、分析装
置に導かれる気化試料出口及びキャリアガスを供給する
キャリアガス入口が少なくとも設けられている。
【０００５】
【作用】第１の開閉弁を開け第２の開閉弁を閉じて流路
を流れる試料を試料採取管に採取し、次に第１の開閉弁
を閉じ第２の開閉弁を開けて採取試料を試料気化室に導
く。試料気化室はヒータにより加熱されているので試料
が気化し、気化した試料はキャリアガスによって気化試
料出口から分析装置に導かれる。第１の開閉弁と第２の
開閉弁の開閉動作を繰り返すことにより、一定時間ごと
に、又は不定期的に流路の試料が採取されて分析装置に
導かれる。
を流れる試料を試料採取管に採取し、次に第１の開閉弁
を閉じ第２の開閉弁を開けて採取試料を試料気化室に導
く。試料気化室はヒータにより加熱されているので試料
が気化し、気化した試料はキャリアガスによって気化試
料出口から分析装置に導かれる。第１の開閉弁と第２の
開閉弁の開閉動作を繰り返すことにより、一定時間ごと
に、又は不定期的に流路の試料が採取されて分析装置に
導かれる。
【０００６】
【実施例】図１は一実施例を表わす。化学プラントなど
で液体試料が流れる配管２の途中に側管４をもつ管６が
挿入され、配管２と管６の間がフランジで固定されてい
る。側管４は試料採取口となる。側管４には試料気化室
１０を取りつけるフランジが設けられており、試料気化
室１０が側管６にフランジ間の結合により取りつけられ
ているとともに、側管６の試料採取口と試料気化室１０
の間には試料採取用ボックス８が嵌め込まれている。試
料採取用ボックス８には所定容積の試料採取管１２が設
けられており、試料採取管１２の入口と側管４の試料採
取口の間には第１の開閉弁として電磁弁１４が設けられ
ており、試料採取管１２と試料気化室１０の間には第２
の開閉弁として電磁弁１６が設けられている。
で液体試料が流れる配管２の途中に側管４をもつ管６が
挿入され、配管２と管６の間がフランジで固定されてい
る。側管４は試料採取口となる。側管４には試料気化室
１０を取りつけるフランジが設けられており、試料気化
室１０が側管６にフランジ間の結合により取りつけられ
ているとともに、側管６の試料採取口と試料気化室１０
の間には試料採取用ボックス８が嵌め込まれている。試
料採取用ボックス８には所定容積の試料採取管１２が設
けられており、試料採取管１２の入口と側管４の試料採
取口の間には第１の開閉弁として電磁弁１４が設けられ
ており、試料採取管１２と試料気化室１０の間には第２
の開閉弁として電磁弁１６が設けられている。
【０００７】試料気化室１０は内部が空洞になってお
り、周囲にカートリッジヒータ１８が埋め込まれてい
る。試料気化室１０の側面にはキャリアガスを供給する
キャリアガス導入管２０が接続されている。試料気化室
１０の底部にはセプタム２２が取りつけられ、そのセプ
タム２２を貫通してキャピラリ管２４が挿入されてい
る。キャピラリ管２４の先端はＧＣ−ＭＳのガスクロマ
トグラフ２５の試料導入部セプタム２６を経て試料導入
部２８中に開放されている。３０はＧＣのカラム、３２
はＭＳ、３４はＭＳのイオン源、３６はＭＳの分析部の
四重極電極、３８はＭＳの検出器である。
り、周囲にカートリッジヒータ１８が埋め込まれてい
る。試料気化室１０の側面にはキャリアガスを供給する
キャリアガス導入管２０が接続されている。試料気化室
１０の底部にはセプタム２２が取りつけられ、そのセプ
タム２２を貫通してキャピラリ管２４が挿入されてい
る。キャピラリ管２４の先端はＧＣ−ＭＳのガスクロマ
トグラフ２５の試料導入部セプタム２６を経て試料導入
部２８中に開放されている。３０はＧＣのカラム、３２
はＭＳ、３４はＭＳのイオン源、３６はＭＳの分析部の
四重極電極、３８はＭＳの検出器である。
【０００８】試料採取管１２を有する試料採取用ボック
ス８を図２に示す。試料採取管１２はガスクロマトグラ
フの試料採取量として適当な容積をもつ細管であり、入
口端と出口端がそれぞれフランジ４２，４４に嵌め込ま
れて着脱可能に支持されている。試料採取管１２の入口
端が電磁弁１４と接し、試料採取管１２の出口端が電磁
弁１６と接している。試料採取管１２は容積の異なるも
のに交換することができる。
ス８を図２に示す。試料採取管１２はガスクロマトグラ
フの試料採取量として適当な容積をもつ細管であり、入
口端と出口端がそれぞれフランジ４２，４４に嵌め込ま
れて着脱可能に支持されている。試料採取管１２の入口
端が電磁弁１４と接し、試料採取管１２の出口端が電磁
弁１６と接している。試料採取管１２は容積の異なるも
のに交換することができる。
【０００９】次に、図１の実施例の動作について説明す
る。配管２内を液体試料が矢印方向に流れる。図３に示
されるように、電磁弁１４を開き電磁弁１６を閉じた状
態（状態１）にして配管２内を流れる試料の一定量を試
料採取管１２に採取する。次に、電磁弁１４を閉じ電磁
弁１６を開ける（状態２）。これにより、採取された液
体試料が試料気化室１０内に入る。その後、電磁弁１
４，１６をともに閉じる（状態３）。試料気化室１０で
はヒータ１８によって試料が気化する。試料気化室１０
にはキャリアガス導入管２０からキャリアガスが導入さ
れているため、気化した試料はキャリアガスとともにキ
ャピラリ管２４を通ってＧＣの試料導入部２８に導か
れ、カラム３０で分離され、ＭＳ３２で成分分析が行な
われる。この動作（状態１〜３）を一定時間ごとに繰り
返すことにより、配管２を流れる液体試料の成分分析が
一定時間ごとに繰り返し行なわれる。
る。配管２内を液体試料が矢印方向に流れる。図３に示
されるように、電磁弁１４を開き電磁弁１６を閉じた状
態（状態１）にして配管２内を流れる試料の一定量を試
料採取管１２に採取する。次に、電磁弁１４を閉じ電磁
弁１６を開ける（状態２）。これにより、採取された液
体試料が試料気化室１０内に入る。その後、電磁弁１
４，１６をともに閉じる（状態３）。試料気化室１０で
はヒータ１８によって試料が気化する。試料気化室１０
にはキャリアガス導入管２０からキャリアガスが導入さ
れているため、気化した試料はキャリアガスとともにキ
ャピラリ管２４を通ってＧＣの試料導入部２８に導か
れ、カラム３０で分離され、ＭＳ３２で成分分析が行な
われる。この動作（状態１〜３）を一定時間ごとに繰り
返すことにより、配管２を流れる液体試料の成分分析が
一定時間ごとに繰り返し行なわれる。
【００１０】１回ごとに採取する試料量を変える場合
は、試料採取用ボックス８を取り出し、試料採取管１２
を容積の異なるものに交換すればよい。試料気化室１０
からＧＣへは気化した試料がキャリアガスの圧力により
送られているので、ＧＣのカラム３０中もそのキャリア
ガス圧により吸着を繰り返しながら送られていく。その
ため、ＧＣの試料導入部２８には改めてキャリアガスを
導入する必要はない。
は、試料採取用ボックス８を取り出し、試料採取管１２
を容積の異なるものに交換すればよい。試料気化室１０
からＧＣへは気化した試料がキャリアガスの圧力により
送られているので、ＧＣのカラム３０中もそのキャリア
ガス圧により吸着を繰り返しながら送られていく。その
ため、ＧＣの試料導入部２８には改めてキャリアガスを
導入する必要はない。
【００１１】
【発明の効果】本発明では配管中を流れる液体試料を第
１と第２の開閉弁を開閉動作させて試料採取管に採取
し、試料採取管に採取した一定量の試料を試料気化室に
導いて気化させ、それを分析装置に導くようにしたの
で、配管内を流れる液体試料の成分分析を一定時間ごと
に、又は任意の時刻に行なうことができる。この試料採
取と分析は自動化することができる。試料気化室にキャ
リアガスを供給して気化試料を分析装置へ送るため、試
料気化室と分析装置との距離が比較的長くなっても試料
を分析装置に導くことができるので、この試料導入装置
を例えば化学プラントの配管に取りつけ、分析装置は少
し離れた位置に設置することができるなど、使用上の自
由度が高くなる。
１と第２の開閉弁を開閉動作させて試料採取管に採取
し、試料採取管に採取した一定量の試料を試料気化室に
導いて気化させ、それを分析装置に導くようにしたの
で、配管内を流れる液体試料の成分分析を一定時間ごと
に、又は任意の時刻に行なうことができる。この試料採
取と分析は自動化することができる。試料気化室にキャ
リアガスを供給して気化試料を分析装置へ送るため、試
料気化室と分析装置との距離が比較的長くなっても試料
を分析装置に導くことができるので、この試料導入装置
を例えば化学プラントの配管に取りつけ、分析装置は少
し離れた位置に設置することができるなど、使用上の自
由度が高くなる。
【図１】一実施例を示す断面図である。
【図２】同実施例における試料採取用ボックスを示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図３】同実施例における電磁弁の開閉動作を示すタイ
ミング図である。
ミング図である。
２ 配管 ４ 試料採取口用の側管 ８ 試料採取用ボックス １０ 試料気化室 １２ 試料採取管 １４，１６ 電磁弁 １８ カートリッジヒータ ２０ キャリアガス導入管 ２４ キャピラリ管 ２５ ＧＣ
Claims (1)
- 【請求項１】 液体試料が流れる流路に設けられた試料
採取口に第１の開閉弁を介して所定容積の試料採取管が
設けられ、この試料採取管の出口には第２の開閉弁を介
して試料気化室が設けられ、この試料気化室には試料を
気化するヒータ、分析装置に導かれる気化試料出口及び
キャリアガスを供給するキャリアガス入口が少なくとも
設けられている液体試料導入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23703991A JPH0552827A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 液体試料導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23703991A JPH0552827A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 液体試料導入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552827A true JPH0552827A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17009497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23703991A Pending JPH0552827A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 液体試料導入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0552827A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200119184A (ko) * | 2018-05-30 | 2020-10-19 | 이씨아이 테크놀로지 인코포레이티드 | 고온의 화학적 용액을 위한 샘플 채취 장치 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP23703991A patent/JPH0552827A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200119184A (ko) * | 2018-05-30 | 2020-10-19 | 이씨아이 테크놀로지 인코포레이티드 | 고온의 화학적 용액을 위한 샘플 채취 장치 |
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