JPH0552497A - 飛しよう体用ドーム - Google Patents

飛しよう体用ドーム

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Publication number
JPH0552497A
JPH0552497A JP20801591A JP20801591A JPH0552497A JP H0552497 A JPH0552497 A JP H0552497A JP 20801591 A JP20801591 A JP 20801591A JP 20801591 A JP20801591 A JP 20801591A JP H0552497 A JPH0552497 A JP H0552497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dome
optical wave
angle
dielectric plate
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP20801591A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kitajima
耕一 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP20801591A priority Critical patent/JPH0552497A/ja
Publication of JPH0552497A publication Critical patent/JPH0552497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドームを構成する誘電体板への入射角 θi
小さくして赤外線の透過率を良好にするとともに、等価
的なドームの長さLと径Dの比を大きくし空気抵抗の少
ない飛しょう体用ドームを得ることを目的とする。 【構成】 この発明に係わる飛しょう体用ドームは、赤
外線センサの光軸とドームを構成する誘電体板のなす角
が垂直に近くなるよう、赤外線センサ使用時にドームを
旋回させドーム形状を非対称化するものである。 【効果】 赤外線等の光波の誘過特性が良好でしかも高
速飛しょう時の空気抵抗の少ない飛しょう体用ドームを
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光波を透過し、高速で
飛しょうする飛しょう体用ドームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光波を透過する飛しょう体用ドー
ムは赤外線などの光波センサを風雨などの環境条件から
保護するとともに、空力的に抵抗の少ない形状であるこ
とが要求され、その性能は電気的特性(透過特性)、耐
熱性などにより評価されるもので、その特性はドーム構
造及びその構成材料で決定される。
【0003】図3は従来の赤外線を透過するドームを示
す図であり、図において、1は赤外線に対して透過特性
の良好な誘電体(例えば MgF2など)を用いたドーム
であり、同図(A)のような半球体の形状と同図(B)
のような錐体の形状のものが知られている。2は赤外線
検知器と光学系で構成される赤外線センサである。
【0004】この飛しょう体用ドームは、ドーム1の構
成材料である誘電体の板厚を飛しょう体の飛しょう速度
など使用環境条件において十分な機械的強度が得られる
範囲内で、赤外線の透過特性を良好にするために出来る
限り薄くするよう寸法が決められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の飛
しょう体用ドームでは、目標から輻射される赤外線を効
率よく透過させるためドーム1の板厚を可能な限り薄く
するとともに、ドーム1を構成する誘電体板の表面での
反射を抑えるため赤外線センサ2の光軸と前記誘電体板
のなす角度が垂直(誘電体板への入射角θ1が小さい)
になるようなドーム形状としている。しかし、このよう
に赤外線の透過率を大きくすることに着目してドーム形
状を決定する方法では、図3(A)に示すような半球体
または同図(B)に示すような錐体ではドームの長さL
と径Dの比の小さな形状となり、いずれも、ドームの空
気抵抗が大きくなるため、中射程以上の長い距離を高速
で比しょうする飛しょう体用ドームとしては飛しょう距
離が著しく減少し使用できないという問題点があった。
【0006】また、ドームの空気抵抗を減少させること
に着目してドームの長さLと径Dの比を大きくした錐体
とすると、赤外線センサ2の光軸とドーム1を構成する
誘電体板のなす角が小さく(誘電体板への入射角 θi
大きい)なり、誘電体表面での反射が増加して赤外線の
透過率が低下するという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ドームを構成する誘電体板への入
射角 θiを小さくして赤外線の透過率を良好にするとと
もに、等価的なドームの長さLと径Dの比を大きくし空
気抵抗の少ない飛しょう体用ドームを得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる飛しょ
う体用ドームは、赤外線センサの光軸とドームを構成す
る誘電体板のなす角が垂直に近くなるよう、赤外線セン
サ使用時にドームを旋回させドーム形状を非対称化する
ものである。
【0009】
【作用】この発明における飛しょう体用ドームは、赤外
線センサ使用時にドームを旋回させドーム形状を非対称
化することにより、ドーム上で光波の透過する領域を限
定し、赤外線センサの光軸とドームを構成する誘電体板
のなす角を垂直に近づけることが可能となり光波の透過
率を大きくできる。また、ドーム形状の非対称化によ
り、等価的なドームの長さLと径Dの比は変化しないた
め飛しょう体用ドーム全体の空気抵抗は変化せず小さく
できる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
1は赤外線に対して透過特性の良好な誘電体(例えば
MgF2など)を用いたドーム、2は赤外線検知器と光
学系で構成される赤外線センサ、3はドームを旋回させ
るための駆動装置、4は駆動装置3により制御される駆
動軸、5は駆動装置4の動作を制御する駆動制御部、6
は球殻の一部を切りとった形状のドームリングで材質は
金属や透電体など赤外線を必ずしも透過する必要はな
い、7はドーム回転軸である。
【0011】図1において、赤外線センサ使用時に他の
装置からの駆動制御部5そのものが備えている飛しょう
秒時計測器、飛しょう距離計測器により駆動装置3を作
動させ、駆動制御部5の制御に従って複数の駆動軸4に
よりドーム1はドーム回転軸7を中心としてあらかじめ
設定された角度だけ旋回する。
【0012】一方、図2に示すように、赤外線センサ2
の光軸とドーム1を構成する誘電体板との入射角 θi
大きくなるに従って空間周波数(以下MTFという)が
急激に劣化する(実験結果では約60°から急激に劣化
する)が、ドーム1の長さLと径Dの比が約2の場合
(通常の飛しょう体用ドームでよく使われる値)では、
ドーム1の旋回角度は5°程度でよい。
【0013】また、ドーム回転軸7側には球殻の一部を
切りとった形状のドームリング6があるため、ドーム1
を旋回させてもドームの固定部との間には隙間は生じな
い。
【0014】したがって、赤外線センサ2使用時にドー
ム1を旋回させることにより、ドーム1を構成する誘電
体板に入射する目標から輻射された赤外線は、上記誘電
体板とのなす角が垂直に近くなるため、MTF及び誘電
体表面での反射は低く抑えられたまま、赤外線センサ2
に到達できる。
【0015】また、ドーム形状の非対称化によりドーム
の長さLと径Dの比は変化しないため、ドーム全体とし
ては高速飛しょう時の空気抵抗が増加せず小さいままで
ある。
【0016】このように、赤外線センサの光軸とドーム
を構成する誘電体板のなす角が垂直に近くなるよう、赤
外線センサ使用時にドーム形状を非対称化することによ
り、ドームの空気抵抗を低く抑えたまま、光波の透過率
を大きくすることができる。
【0017】なお、上記説明では赤外線の場合について
述べたが、赤外線の変わりに紫外線や可視光線の場合に
ついても同様に適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、赤外
線等の光波の透過特性が良好でしかも高速飛しょう時の
空気抵抗の少ない飛しょう体用ドームを提供できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による飛しょう体用ドームの一実施例
を示す概略図。
【図2】ドームを構成する誘電体板への入射角とMTF
との関係を説明するための図。
【図3】従来の飛しょう体用ドームを示す概略図で、同
図(A)は半球体ドームを示す図、同図(B)は錐体ド
ームを示す図。
【符号の説明】
1 ドーム 2 赤外線センサ 3 駆動装置 4 駆動軸 5 駆動制御部 6 ドームリング 7 ドーム回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線等の光波を透過する材料で構成さ
    れる飛しょう体用ドームにおいて、このドーム上で光波
    の透過する領域を限定し、光波センサの光軸と前記ドー
    ム上で光波を透過する領域の誘電体板のなす角を垂直に
    近づけるよう光波透過部を傾斜させるためドームの基部
    に具備した球殻の一部を切りとった形状のドームリング
    とドーム回転軸と、前記ドームを旋回させるための複数
    の駆動軸と、この駆動軸を駆動するための駆動装置と、
    この駆動装置を制御するための制御信号を生成し制御す
    る駆動制御部とを備えることを特徴とする飛しょう体用
    ドーム。
JP20801591A 1991-08-20 1991-08-20 飛しよう体用ドーム Pending JPH0552497A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20801591A JPH0552497A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 飛しよう体用ドーム

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JP20801591A JPH0552497A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 飛しよう体用ドーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0552497A true JPH0552497A (ja) 1993-03-02

Family

ID=16549266

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20801591A Pending JPH0552497A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 飛しよう体用ドーム

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JP (1) JPH0552497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529261A (en) * 1993-12-01 1996-06-25 State Of Israel - Ministry Of Defense Armament Development Aytgiruty, Rafael Missile

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529261A (en) * 1993-12-01 1996-06-25 State Of Israel - Ministry Of Defense Armament Development Aytgiruty, Rafael Missile

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