JPH0551985U - 幕状物 - Google Patents

幕状物

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JPH0551985U
JPH0551985U JP10897691U JP10897691U JPH0551985U JP H0551985 U JPH0551985 U JP H0551985U JP 10897691 U JP10897691 U JP 10897691U JP 10897691 U JP10897691 U JP 10897691U JP H0551985 U JPH0551985 U JP H0551985U
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JP
Japan
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dimensional
back ground
fabric
curtain
present
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Pending
Application number
JP10897691U
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 三和
繁富 岡本
Original Assignee
ユニチカ株式会社
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Publication date
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Priority to JP10897691U priority Critical patent/JPH0551985U/ja
Publication of JPH0551985U publication Critical patent/JPH0551985U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 表裏の地組織5,6を連結糸7により連結し
た立体布帛1に,表裏の地組織のみからなる,あるいは
表地組織のみの部分と裏地組織のみの部分を交互に設け
てなる折り畳み可能な部分8,8を周期的に形成させ
る。 【効果】 一体的に製造できるので,製造コストを低減
でき,軽量で,施行性がよく,断熱,保温,遮光,防音
等の性能の優れた, 折り畳み性の良い幕状物が得られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
窓用カーテン,間仕切り等に用いる,厚みがあり,断熱,保温,遮光,防音に 優れた幕状物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,窓用カーテン,間仕切り等に用いる幕状物は,布帛の場合,最も多い例 として,通常の平坦な編織物布帛またはベルベツト様の立毛編織物布帛等が用い られている。特に保温,断熱,遮光等の機能を要求される場合は,上記布帛をミ シン掛けあるいはラミネート等により2重にして用いられたり,樹脂をコーテイ ングしたりして用いられている。また,間仕切りあるいはビル等の窓用カーテン には,細巾のボード芯材に樹脂で被覆した短冊状物を連結して幕状物とするとか ,細巾のボード芯材を並列に並べ,全体を布帛あるいはフイルムのような面状物 で被覆し,細巾ボード芯材を内包した一体物するとかとして用いられている。
【0003】 ところが,これらの幕状物は,前者の場合,厚みを付与することが極めて難し く,例えば,詰物等をして厚みを出した場合,折り畳みが困難となり,実用に供 せなかったり,また,後者の場合は,厚みは容易に出すことが可能であるが,重 量が重く,持ち運びあるいは施行性に問題がある。さらに,両者とも含気量が少 なく,断熱,保温等の性能に問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は,かかる従来の問題点を解決し,軽量,施行性,断熱,保温,遮光, 防音,意匠性に優れ,折り畳み性に優れた幕状物を提供することを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は,表裏の地組織を連結糸により連結した部分と,離反した状態で表裏 の地組織のみからなる部分とが,周期的に交互に形成されていることを特徴とす る立体布帛よりなる幕状物,および表の地組織のみでなる部分と裏の地組織のみ でなる部分とが表裏の地組織を連結糸で連結した部分を挟んで周期的に交互に形 成されていることを特徴とする立体布帛よりなる幕状物を要旨とするものである る。
【0006】 以下,本考案を詳細に説明する。 本考案の幕状物に用いる立体布帛(1)の基本構造部(4)は,図2および図 3に示すごとく,表地組織(5)と裏地組織(6)を連結糸(7)により連結し ,表地組織(5)と裏地組織(6)を離反させた形で立体的に構築したものであ る。
【0007】 幕状物として実用する場合,開閉時折り畳みが可能な構成が必須となるため, 本考案では,基本構造部(4)の間に折り畳み部として地組織のみで構成した部 分を設ける。図2は,折り畳み部として表裏の地組織のみからなる部分(8)を 周期的に設けた場合を示しており,図3は,折り畳み部として表の地組織のみで なる部分(9)と裏の地組織のみでなる部分(10)を基本構造部(4)を挟んで 周期的に交互に設けた場合を示している。これらの立体布帛を折り畳んで上部よ り見た状態を図4,図5に示したが,図2の立体布帛を折り畳んだ場合が図4で あり,図3の立体布帛を折り畳んだ場合が図4である。
【0008】 本考案の立体布帛(1)に用いる繊維素材には,特に制約を受けるものではな いが,用途的に耐熱,難燃タイプの合成繊維を用いるのが好ましい。また,立体 形状を均一かつ保持する必要があるときは,0.17mm以上の糸径を有する合成繊維 モノフイラメントあるいはモノマルチを連結糸(7)に用いると効果的である。
【0009】 また,本考案の立体布帛の表裏の地組織の組織としては,用途,目的に応じて 適宜選定すればよいが,代表的な組織の組み合わせとしては,表裏両側ともフ ラツトな無地組織であるダブルフエース組織,どちらか一方がフラツトな無地 組織で,他方がメツシユ調のリバーシブル組織,表裏両側ともメツシユ調のハ ニカム組織等がある。
【0010】 本考案の立体布帛は,ダブルラツセル編機あるいはモケツト織機等で製編織さ れるものである。このようにして得られた立体布帛は,そのまま幕状物として用 いてもよく,寸法安定,形状安定,防炎,難燃等の品質,性能を向上させるため ,熱可塑性,熱硬化性樹脂あるいは難燃,防炎剤等をコーテイング,デイツピン グ,スプレー等により付与すれば,さらに好ましい結果が得られる。
【0011】 立体布帛(1)の懸架装置への取り付けは,例えば,立体布帛(1)の上端に クリツパー(3)を装着し,レール(2)へ取り付けることになる。クリツパー (3)は,立体布帛(1)に冠のごとくかぶせる方法,立体布帛(1)に直接穴 を設けてピンを刺し通す方法等,状況にあわせて選定することとなる。 本考案は, 以上の構成を有するものである。
【0012】
【作 用】
本考案は,一体的に製造可能な立体形状をした厚みのある編織物布帛であるた め,製造工程が著しく合理化される,軽量である,施行性がよい等優れた幕状物 となる。
【0013】 また,表裏の地組織のみからなる部分を周期的に,あるいは表の地組織のみで なる部分と裏の地組織のみでなる部分を基本構造部を挟んで周期的に交互に,設 けてあるので折り畳み性のよい幕状物となる。
【0014】
【実施例】
以下,本考案の実施例について説明する。 実施例1 図6に示す組織に基づき,カールマイヤー製14Gダブルラツセル機により折り 畳み組織付立体編地を編成した。表裏の地組織は,ポリエステル200d/48fを用い ,図6に示すL1,L2,L5,L6筬で編成した。このときの糸の配列は各筬共通で あるが,1レピートの通糸配列を立体部として1イン−1アウトで20本通糸し, 折り畳み部としてオールインで6本通糸とした。また,連結糸は,ナイロン220d /1dを用い,図6に示すL3,L4筬で編成した。このときの糸の配列は各筬共通 であるが,1レピートの通糸配列を立体部として1イン−1アウトで20本通糸し ,折り畳み組織として6アウト,すなわち6本通糸を行わずに編成した。
【0015】 編成した編地を,生地物性安定化および染色を施すため,熱による布帛の収縮 を吸収できる直径80cmの太鼓型リールが装着された染色機に拡布状でロールアツ プし,酸性染料(登録商標ソーラローダミンB,住友化学工業株式会社製)を用 いて,3%o.w.f.,浴比1:100で98℃×40分の染色処理を行った。次に,市金工 業社製ピンテンターにより2%のオーバーフイードで. 140℃×2分間のセツト を行った。
【0016】 得られた立体布帛は,連結糸を編込んだ立体構造部の幅が9cmで, 表裏の地組 織のみからなる折り畳み部の幅が5mm, 厚み3.8mm,目付405g/m2の立体布帛であ った。この立体布帛の立体構造部の各々の上端にクリツパーを装着し,そのクリ ツパーをレールに取り付けてカーテンとした。
【0017】 実施例2 実施例1において,表裏地組織に用いる糸の1レピートの通糸配列を変更して ,立体部としてL1,L2,L5,L6筬に1イン−1アウトで20本通糸,表地組織の みからなる折り畳み部としてL1,L2筬にオールインで6本通糸, 立体部として L1,L2,L5,L6筬に1イン−1アウトで20本通糸,裏地組織のみからなる折り 畳み部としてL5,L6筬にオールインで6本通糸とする以外は, 実施例1と同様 にして連結糸を編込んだ立体構造部の幅が9cmで, 表の地組織のみからなる折り 畳み部の幅が5mm, 裏の地組織のみからなる折り畳み部の幅が5mmで,表の地組 織のみからなる部分と裏の地組織のみからなる部分が,立体構造部を挟んで交互 に形成されている厚み3.8mm,目付400g/m2の立体布帛を得た。
【0018】
【考案の効果】
本考案によると,一体的に製造可能な立体編織物布帛を用いるため,製造コス トが合理化でき,軽量で施行性の優れた,保温,断熱,遮光,防音等の性能が得 られる汎用性のある幕状物を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案幕状物の実施態様概略図である。
【図2】本考案に用いる立体布帛の概略斜視図である。
【図3】本考案に用いる立体布帛の概略斜視図である。
【図4】本考案に用いる立体布帛の図2を折り畳んだと
きの上部から見た概略図である。
【図5】図3を折り畳んだときの概略図である。
【図6】本考案に用いる立体布帛の編成組織図である。
【符号の説明】
1 立体布帛 2 カーテンレール 3 クリツパー 4 立体布帛の基本構造部 5 表地組織 6 裏地組織 7 連結糸 8 表地組織と裏地組織とからなる折り畳み部 9 表地組織のみからなる折り畳み部 10 裏地組織のみからなる折り畳み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04B 21/14 Z

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の地組織を連結糸により連結した部
    分と,離反した状態で表裏の地組織のみからなる部分と
    が,周期的に交互に形成されていることを特徴とする立
    体布帛よりなる幕状物。
  2. 【請求項2】 表の地組織のみでなる部分と裏の地組織
    のみでなる部分とが表裏の地組織を連結糸で連結した部
    分を挟んで周期的に交互に形成されていることを特徴と
    する立体布帛よりなる幕状物。
JP10897691U 1991-12-06 1991-12-06 幕状物 Pending JPH0551985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10897691U JPH0551985U (ja) 1991-12-06 1991-12-06 幕状物

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JP10897691U JPH0551985U (ja) 1991-12-06 1991-12-06 幕状物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0551985U true JPH0551985U (ja) 1993-07-09

Family

ID=14498425

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JP10897691U Pending JPH0551985U (ja) 1991-12-06 1991-12-06 幕状物

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JP (1) JPH0551985U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003011254A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Kanebo Ltd 積層体及びこれを用いた上着
KR100440991B1 (ko) * 2000-05-22 2004-07-21 스미노에오리모노가부시끼가이샤 가공용 네트지

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KR100440991B1 (ko) * 2000-05-22 2004-07-21 스미노에오리모노가부시끼가이샤 가공용 네트지
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