JPH055185A - アルミニウムの表面処理方法 - Google Patents
アルミニウムの表面処理方法Info
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- JPH055185A JPH055185A JP18056391A JP18056391A JPH055185A JP H055185 A JPH055185 A JP H055185A JP 18056391 A JP18056391 A JP 18056391A JP 18056391 A JP18056391 A JP 18056391A JP H055185 A JPH055185 A JP H055185A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/05—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions
- C23C22/06—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6
- C23C22/40—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6 containing molybdates, tungstates or vanadates
- C23C22/44—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6 containing molybdates, tungstates or vanadates containing also fluorides or complex fluorides
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面を清浄にしたアルミコイル等のアルミま
たはアルミ合金物品の表面を、タングステン酸イオン及
び/又はモリブデン酸イオン0.1〜3.0g/l、6価
クロムイオン0.5〜4.0g/l、リン酸イオン5.0
〜30.0g/l及び遊離フッ素イオン0.05〜2.0g
/lを含有するpH1.0〜3.0の40〜60℃に加熱
したクロメート処理液で、0.5〜3秒間スプレー処理
する。 【効果】 従来のリン酸系クロメ−ト処理よりも短時間
でアルミの表面に優れた耐食性と塗膜密着性を有するク
ロメ−ト皮膜を形成することができる。
たはアルミ合金物品の表面を、タングステン酸イオン及
び/又はモリブデン酸イオン0.1〜3.0g/l、6価
クロムイオン0.5〜4.0g/l、リン酸イオン5.0
〜30.0g/l及び遊離フッ素イオン0.05〜2.0g
/lを含有するpH1.0〜3.0の40〜60℃に加熱
したクロメート処理液で、0.5〜3秒間スプレー処理
する。 【効果】 従来のリン酸系クロメ−ト処理よりも短時間
でアルミの表面に優れた耐食性と塗膜密着性を有するク
ロメ−ト皮膜を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短時間でアルミニウム
及びアルミニウム合金(以下アルミと称する)の表面
に、従来のリン酸クロメート処理方法で形成される皮膜
のクロム付着量と同等のクロム付着量を有する化成皮膜
を高速で、且つ優れた耐食性と塗膜密着性を付与する新
規な表面処理方法に関するものである。本発明を特に好
適に適用できる分野は、アルミのコイル(以下アルミコ
イルと記す)の表面処理の分野である。
及びアルミニウム合金(以下アルミと称する)の表面
に、従来のリン酸クロメート処理方法で形成される皮膜
のクロム付着量と同等のクロム付着量を有する化成皮膜
を高速で、且つ優れた耐食性と塗膜密着性を付与する新
規な表面処理方法に関するものである。本発明を特に好
適に適用できる分野は、アルミのコイル(以下アルミコ
イルと記す)の表面処理の分野である。
【0002】
【従来の技術】アルミ表面に優れた耐食性と塗膜密着性
とを付与する化成処理としては、クロム酸クロメート処
理とリン酸クロメ−ト処理が代表的である。クロム酸ク
ロメート処理(特公昭45−41088号公報、英国特
許第1,087,757号等)により形成される化成皮
膜は、6価クロムを含有し黄金色を呈する。このため、
クリア塗装を施す際には皮膜の色が透けてしまうといっ
た問題を有しており、また、化成皮膜中に有害な6価ク
ロムを含有しているために、6価クロムを含有しない化
成皮膜が要求されている。
とを付与する化成処理としては、クロム酸クロメート処
理とリン酸クロメ−ト処理が代表的である。クロム酸ク
ロメート処理(特公昭45−41088号公報、英国特
許第1,087,757号等)により形成される化成皮
膜は、6価クロムを含有し黄金色を呈する。このため、
クリア塗装を施す際には皮膜の色が透けてしまうといっ
た問題を有しており、また、化成皮膜中に有害な6価ク
ロムを含有しているために、6価クロムを含有しない化
成皮膜が要求されている。
【0003】一方、リン酸クロメ−ト皮膜は6価クロム
を含有せず無色を呈するために、近年その使用用途が広
がっている。リン酸クロメ−ト処理は、米国特許第2,
438,877号により、処理液はクロム酸(CrO3)、オ
ルトリン酸(H3PO4)、フッ化水素酸(HF)からなる。形成
される皮膜は水和したリン酸クロム(CrPO4・4H2O)を主
成分とするものである。従来、アルミコイルラインの化
成処理時間は5〜10秒であり、このラインで前記リン
酸クロメート処理を施すと、クロム付着量として20〜
50mg/m2 の化成皮膜が形成され、優れた耐食性と塗膜
密着性を発揮する。
を含有せず無色を呈するために、近年その使用用途が広
がっている。リン酸クロメ−ト処理は、米国特許第2,
438,877号により、処理液はクロム酸(CrO3)、オ
ルトリン酸(H3PO4)、フッ化水素酸(HF)からなる。形成
される皮膜は水和したリン酸クロム(CrPO4・4H2O)を主
成分とするものである。従来、アルミコイルラインの化
成処理時間は5〜10秒であり、このラインで前記リン
酸クロメート処理を施すと、クロム付着量として20〜
50mg/m2 の化成皮膜が形成され、優れた耐食性と塗膜
密着性を発揮する。
【0004】また、6価のクロムを含有しない化成処理
液として、リン酸亜鉛系化成処理液にモリブデン酸塩を
加えたものが知られている(特開昭63−86875号
公報)が、この化成処理液は異種の金属材料から構成さ
れる複合部材の表面を不動態化することを目的としてお
り、モリブデン酸塩の他にさらに3価のクロム、酸化亜
鉛および酢酸塩をも必須成分として含有する。
液として、リン酸亜鉛系化成処理液にモリブデン酸塩を
加えたものが知られている(特開昭63−86875号
公報)が、この化成処理液は異種の金属材料から構成さ
れる複合部材の表面を不動態化することを目的としてお
り、モリブデン酸塩の他にさらに3価のクロム、酸化亜
鉛および酢酸塩をも必須成分として含有する。
【0005】
【発明が解決すべき課題】上述のリン酸クロメ−ト処理
においては、近年生産性の向上からアルミコイルライン
の高速化が進み、化成処理時間が1〜3秒に短縮されて
きている。この高速化されたラインにおいて従来のリン
酸クロメート処理を施すと、優れた耐食性と塗膜密着性
を有する、クロム付着量20mg/m2 以上の化成皮膜を得
ることが困難になり、従来のリン酸クロメート処理では
対処し難いといった課題が生じたのである。従って、化
成処理時間3秒以下でクロム付着量20mg/m2 以上の化
成皮膜を与えるようなリン酸クロメート処理方法の開発
が望まれているのである。
においては、近年生産性の向上からアルミコイルライン
の高速化が進み、化成処理時間が1〜3秒に短縮されて
きている。この高速化されたラインにおいて従来のリン
酸クロメート処理を施すと、優れた耐食性と塗膜密着性
を有する、クロム付着量20mg/m2 以上の化成皮膜を得
ることが困難になり、従来のリン酸クロメート処理では
対処し難いといった課題が生じたのである。従って、化
成処理時間3秒以下でクロム付着量20mg/m2 以上の化
成皮膜を与えるようなリン酸クロメート処理方法の開発
が望まれているのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題について
鋭意検討した結果、アルミの表面をタングステン酸イオ
ン及びモリブデン酸イオンから選ばれる1種または2種
のイオン0.1〜3.0g/l、6価クロムイオン0.5
〜4.0g/l、リン酸イオン5.0〜30.0g/l及びフ
ッ素イオン0.5〜2.0g/lを含有するpH1.0〜
3.0のクロメート処理液を40〜60℃に加熱して
0.5〜3秒間スプレー処理することにより、該表面に
耐食性と塗膜密着性の非常に優れた化成皮膜を形成し得
ることを見いだし本発明を完成するに至った。
鋭意検討した結果、アルミの表面をタングステン酸イオ
ン及びモリブデン酸イオンから選ばれる1種または2種
のイオン0.1〜3.0g/l、6価クロムイオン0.5
〜4.0g/l、リン酸イオン5.0〜30.0g/l及びフ
ッ素イオン0.5〜2.0g/lを含有するpH1.0〜
3.0のクロメート処理液を40〜60℃に加熱して
0.5〜3秒間スプレー処理することにより、該表面に
耐食性と塗膜密着性の非常に優れた化成皮膜を形成し得
ることを見いだし本発明を完成するに至った。
【0007】
【作用】本発明はタングステン酸イオンまたはモリブデ
ン酸イオン、リン酸イオン、6価クロムイオン及びフッ
素イオンを必須成分として含むリン酸クロメート処理液
によるアルミ表面のクロメート処理方法に関するもので
ある。
ン酸イオン、リン酸イオン、6価クロムイオン及びフッ
素イオンを必須成分として含むリン酸クロメート処理液
によるアルミ表面のクロメート処理方法に関するもので
ある。
【0008】タングステン酸イオン(W04 2-)の供給源と
しては、タングステン酸塩、例えばタングステン酸アン
モニウム、タングステン酸カリウム、タングステン酸ナ
トリウム、タングステン酸リチウムなどが挙げられ、こ
れらの中でも特にタングステン酸ナトリウムが好まし
い。イオンの濃度は0.1〜3.0g/lの範囲が良好
で、0.1g/l未満では3秒間のスプレー処理において
も充分なクロム付着量が得られず、良好な耐食性及び塗
膜密着性が得られない。逆に3.0g/lを超えると、ク
ロムなどの重金属と塩を形成し沈降する恐れがあるの
で、好ましくない。
しては、タングステン酸塩、例えばタングステン酸アン
モニウム、タングステン酸カリウム、タングステン酸ナ
トリウム、タングステン酸リチウムなどが挙げられ、こ
れらの中でも特にタングステン酸ナトリウムが好まし
い。イオンの濃度は0.1〜3.0g/lの範囲が良好
で、0.1g/l未満では3秒間のスプレー処理において
も充分なクロム付着量が得られず、良好な耐食性及び塗
膜密着性が得られない。逆に3.0g/lを超えると、ク
ロムなどの重金属と塩を形成し沈降する恐れがあるの
で、好ましくない。
【0009】モリブデン酸イオン(MoO4 2-)の供給源とし
ては、モリブデン酸塩、例えばモリブデン酸アンモニウ
ム、モリブデン酸カリウム、モリブデン酸ナトリウム、
モリブデン酸リチウムなどが挙げられ、これらの中でも
特にモリブデン酸ナトリウムが好ましい。イオンの濃度
は0.1〜3.0g/lの範囲が良好で、0.1g/l未満で
は3秒間のスプレー処理においても充分なクロム付着量
が得られず、良好な耐食性及び塗膜密着性が得られな
い。逆に3.0g/lを超えると、クロムなどの重金属と
塩を形成し沈降する恐れがあるので、好ましくない。ま
た、本発明の方法に使用されるクロメート処理液はタン
グステン酸イオンとモリブデン酸イオンの双方を0.1
〜3.0g/l含有させても同様の効果が得られる。
ては、モリブデン酸塩、例えばモリブデン酸アンモニウ
ム、モリブデン酸カリウム、モリブデン酸ナトリウム、
モリブデン酸リチウムなどが挙げられ、これらの中でも
特にモリブデン酸ナトリウムが好ましい。イオンの濃度
は0.1〜3.0g/lの範囲が良好で、0.1g/l未満で
は3秒間のスプレー処理においても充分なクロム付着量
が得られず、良好な耐食性及び塗膜密着性が得られな
い。逆に3.0g/lを超えると、クロムなどの重金属と
塩を形成し沈降する恐れがあるので、好ましくない。ま
た、本発明の方法に使用されるクロメート処理液はタン
グステン酸イオンとモリブデン酸イオンの双方を0.1
〜3.0g/l含有させても同様の効果が得られる。
【0010】6価クロムイオンを含有させるにはクロム
酸(CrO3)を使用することが好ましい。イオン濃度は0.
5〜4.0g/lの範囲が良好で、0.5g/l未満では化成
皮膜が充分に形成されず耐食性が低下する。4.0g/l
を超えると処理液の廃水処理性が悪くなり、環境上、経
済上好ましくない。
酸(CrO3)を使用することが好ましい。イオン濃度は0.
5〜4.0g/lの範囲が良好で、0.5g/l未満では化成
皮膜が充分に形成されず耐食性が低下する。4.0g/l
を超えると処理液の廃水処理性が悪くなり、環境上、経
済上好ましくない。
【0011】リン酸イオンを含有させるにはオルトリン
酸(H3PO4)を使用することが好ましい。イオン濃度は
5.0〜30.0g/lの範囲が良好で、5.0g/l未満で
は形成される皮膜にリン酸クロムが少なくなり塗膜密着
性が低下する。30.0g/lを超えても良好な皮膜は形
成されるが、処理液のコストが高くなり経済的に好まし
くない。
酸(H3PO4)を使用することが好ましい。イオン濃度は
5.0〜30.0g/lの範囲が良好で、5.0g/l未満で
は形成される皮膜にリン酸クロムが少なくなり塗膜密着
性が低下する。30.0g/lを超えても良好な皮膜は形
成されるが、処理液のコストが高くなり経済的に好まし
くない。
【0012】遊離フッ素イオンは化成皮膜の皮膜成長速
度を左右する重要成分である。遊離フッ素イオンの供給
源はフッ化水素酸、フッ化ナトリウム、フッ化アンモニ
ウム等のフッ化物およびケイフッ化物、ホウフッ化物等
の錯フッ化物が挙げられる。クロメ−ト処理液中の遊離
フッ素イオン濃度は以下の如く規定した。イオン電極
(フッ素イオン電極F−125,比較電極HS−305
DP 東亜電波工業(株)製)およびイオンメ−タ−
(IM40S 東亜電波工業(株)製)を用い、クロム
酸5g/l,オルトリン酸15g/lにフッ化水素酸を
一定量(例えば0.1g/l,1g/l,10g/l)
加え、オルトリン酸あるいは水酸化ナトリウムでpHを
2.0に調整した液を標準液(この場合、遊離フッ素イ
オン濃度は添加したフッ化水素酸の全フッ素量と規定)
としイオンメ−タ−を校正した。
度を左右する重要成分である。遊離フッ素イオンの供給
源はフッ化水素酸、フッ化ナトリウム、フッ化アンモニ
ウム等のフッ化物およびケイフッ化物、ホウフッ化物等
の錯フッ化物が挙げられる。クロメ−ト処理液中の遊離
フッ素イオン濃度は以下の如く規定した。イオン電極
(フッ素イオン電極F−125,比較電極HS−305
DP 東亜電波工業(株)製)およびイオンメ−タ−
(IM40S 東亜電波工業(株)製)を用い、クロム
酸5g/l,オルトリン酸15g/lにフッ化水素酸を
一定量(例えば0.1g/l,1g/l,10g/l)
加え、オルトリン酸あるいは水酸化ナトリウムでpHを
2.0に調整した液を標準液(この場合、遊離フッ素イ
オン濃度は添加したフッ化水素酸の全フッ素量と規定)
としイオンメ−タ−を校正した。
【0013】そして、クロメ−ト処理液のpHをオルト
リン酸あるいは水酸化ナトリウムで2.0に調整後、フ
ッ素イオンメ−タ−で測定し、その測定値を遊離フッ素
イオン濃度とした。遊離フッ素イオンの濃度は0.05
〜2.0g/lの範囲が良好で、更に好ましくは0.1〜
2.0g/lで、0.05g/l未満では成長速度が遅す
ぎ充分な化成皮膜を得るには長時間処理を行なわなけれ
ばならず生産性が劣るという問題がある。逆に2.0g/
lを超えるとアルミエッチング量が多くなり、皮膜が形
成されないという問題がある。
リン酸あるいは水酸化ナトリウムで2.0に調整後、フ
ッ素イオンメ−タ−で測定し、その測定値を遊離フッ素
イオン濃度とした。遊離フッ素イオンの濃度は0.05
〜2.0g/lの範囲が良好で、更に好ましくは0.1〜
2.0g/lで、0.05g/l未満では成長速度が遅す
ぎ充分な化成皮膜を得るには長時間処理を行なわなけれ
ばならず生産性が劣るという問題がある。逆に2.0g/
lを超えるとアルミエッチング量が多くなり、皮膜が形
成されないという問題がある。
【0014】クロメート処理液のpHは1.0〜3.0
の範囲に制御されるが、pHの調整にはオルトリン酸、
硝酸、塩酸などの酸または水酸化ナトリウム、水酸化ア
ンモニウムなどから任意に選んで用いることができる。
pHが1.0未満ではエッチングが多くなり皮膜が形成
され難くなり、逆にpHが3.0を超えるとエッチング
が弱くなり均一な皮膜が形成できなくなる。
の範囲に制御されるが、pHの調整にはオルトリン酸、
硝酸、塩酸などの酸または水酸化ナトリウム、水酸化ア
ンモニウムなどから任意に選んで用いることができる。
pHが1.0未満ではエッチングが多くなり皮膜が形成
され難くなり、逆にpHが3.0を超えるとエッチング
が弱くなり均一な皮膜が形成できなくなる。
【0015】次に本発明による処理工程について説明す
る。本発明の表面処理方法は現在広く使用されているリ
ン酸クロメ−ト処理の代替として使用することが可能で
ある。アルミの表面に本発明の表面処理方法によりクロ
メート処理を施す場合に先ず表面の清浄化が必要であ
り、そのための洗浄方法としては酸系、アルカリ系また
は溶剤系の洗浄液による処理またはこれらの組み合せの
処理のいずれでもよい。
る。本発明の表面処理方法は現在広く使用されているリ
ン酸クロメ−ト処理の代替として使用することが可能で
ある。アルミの表面に本発明の表面処理方法によりクロ
メート処理を施す場合に先ず表面の清浄化が必要であ
り、そのための洗浄方法としては酸系、アルカリ系また
は溶剤系の洗浄液による処理またはこれらの組み合せの
処理のいずれでもよい。
【0016】また、必要あればアルミの表面を洗浄後さ
らに酸あるいはアルカリによりエッチングをしてもよ
い。本発明の方法に適用されるクロメート処理液はスプ
レ−により処理され、その際の処理温度は好ましくは4
0〜60℃の範囲である。この温度内にクロメート処理
液を維持しながら表面清浄なアルミの表面に0.5〜3
秒間スプレーすることにより、該表面にクロム付着量と
して少なくとも20mg/m2の水和したリン酸クロム(CrP
O4・4H2O)の皮膜を形成させることができる。
らに酸あるいはアルカリによりエッチングをしてもよ
い。本発明の方法に適用されるクロメート処理液はスプ
レ−により処理され、その際の処理温度は好ましくは4
0〜60℃の範囲である。この温度内にクロメート処理
液を維持しながら表面清浄なアルミの表面に0.5〜3
秒間スプレーすることにより、該表面にクロム付着量と
して少なくとも20mg/m2の水和したリン酸クロム(CrP
O4・4H2O)の皮膜を形成させることができる。
【0017】次にクロメート処理したアルミの表面を水
洗し最後に水切乾燥がなされる。本発明においては前記
水洗、乾燥について特定するものではなく、従来公知の
手段で行なわれる。但し、水切乾燥はアルミ板温が60
〜80℃位でなされるのが特に好ましい。クロム付着量
は20〜40mg/m2 の範囲が好ましく、要求される耐食
性の度合に合わせて処理液の濃度、温度、スプレ−時間
等を適宜調節してクロム付着量をコントロールすること
ができる。
洗し最後に水切乾燥がなされる。本発明においては前記
水洗、乾燥について特定するものではなく、従来公知の
手段で行なわれる。但し、水切乾燥はアルミ板温が60
〜80℃位でなされるのが特に好ましい。クロム付着量
は20〜40mg/m2 の範囲が好ましく、要求される耐食
性の度合に合わせて処理液の濃度、温度、スプレ−時間
等を適宜調節してクロム付着量をコントロールすること
ができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明に関し、幾つかの実施例を挙
げ、その有用性を比較例と対比して示す。素材には、JI
S 6063アルミニウム合金を使用した。このアルミニウム
合金の脱脂及びクロメート処理には小型スプレ−装置を
使用した。この小型スプレ−装置は、現在、アルミコイ
ルのクロメート処理において使用されている連続処理ラ
インにおいてスプレ−処理された場合と同様のスプレ−
条件になるよう設計されている。
げ、その有用性を比較例と対比して示す。素材には、JI
S 6063アルミニウム合金を使用した。このアルミニウム
合金の脱脂及びクロメート処理には小型スプレ−装置を
使用した。この小型スプレ−装置は、現在、アルミコイ
ルのクロメート処理において使用されている連続処理ラ
インにおいてスプレ−処理された場合と同様のスプレ−
条件になるよう設計されている。
【0019】耐食性の評価には塩水噴霧試験及び熱水浸
漬試験を用いた。塩水噴霧試験は、JIS Z 2371に準拠し
噴霧150時間後の未塗装クロメート処理板の腐食発生
状態をレイティングナンバーを用いて評価した。従っ
て、レイティングナンバーの値が高いほど耐食性は優れ
る。レイティングナンバーが9.0以上であれば良好で
ある。熱水浸漬試験は、クロメート処理板を熱水中に3
0分間浸漬し、表面の変色状態を目視判定した。なお、
熱水浸漬試験の評価は1(劣)〜5(優)の5段階で行
なった。
漬試験を用いた。塩水噴霧試験は、JIS Z 2371に準拠し
噴霧150時間後の未塗装クロメート処理板の腐食発生
状態をレイティングナンバーを用いて評価した。従っ
て、レイティングナンバーの値が高いほど耐食性は優れ
る。レイティングナンバーが9.0以上であれば良好で
ある。熱水浸漬試験は、クロメート処理板を熱水中に3
0分間浸漬し、表面の変色状態を目視判定した。なお、
熱水浸漬試験の評価は1(劣)〜5(優)の5段階で行
なった。
【0020】塗膜密着性の評価には、クロメート処理さ
れたアルミニウム合金板に市販の黒色スプレー(アクリ
ルラッカー)を塗膜厚5〜10μmに塗装し、200℃
で10分間焼付けを行なった試験板を用いた。塗装後の
試験板に対し、JIS Z 2247エリクセン試験A方法に準拠
し4.5mmの張り出し加工を行ない、テープ剥離後加工
部の塗膜ハガレ状態(1次密着性)を目視判定した。ま
た、耐水後の密着性を評価するために、上記塗装板を熱
水中に30分間浸漬し、エリクセン試験A方法により
4.5mmの張り出し加工を行ない、テープ剥離後加工部
の塗膜ハガレ状態(2次密着性)を目視判定した。な
お、塗膜密着性の評価は1(劣)〜5(優)の5段階で
行なった。
れたアルミニウム合金板に市販の黒色スプレー(アクリ
ルラッカー)を塗膜厚5〜10μmに塗装し、200℃
で10分間焼付けを行なった試験板を用いた。塗装後の
試験板に対し、JIS Z 2247エリクセン試験A方法に準拠
し4.5mmの張り出し加工を行ない、テープ剥離後加工
部の塗膜ハガレ状態(1次密着性)を目視判定した。ま
た、耐水後の密着性を評価するために、上記塗装板を熱
水中に30分間浸漬し、エリクセン試験A方法により
4.5mmの張り出し加工を行ない、テープ剥離後加工部
の塗膜ハガレ状態(2次密着性)を目視判定した。な
お、塗膜密着性の評価は1(劣)〜5(優)の5段階で
行なった。
【0021】クロメート皮膜のクロム付着量は蛍光X線
分析装置(リガク社製3070E型)を用い測定した。
分析装置(リガク社製3070E型)を用い測定した。
【実施例1】アルミニウム合金を市販のアルカリ系脱脂
剤(登録商標ファインクリ−ナ−4377A、日本パ−
カライジング株式会社製)の2%加熱水溶液(70℃)
を用いて2秒間洗浄し、次いで水洗して表面を清浄にし
た後、クロメート処理液1を50℃に加温して2秒間ス
プレ−処理し、次いで水洗し、更に3000,000Ω
cm以上の脱イオン水で2秒間スプレ−した後、70℃の
熱風で1分間乾燥した。乾燥後、前記の条件で耐食性、
塗膜密着性を評価した。
剤(登録商標ファインクリ−ナ−4377A、日本パ−
カライジング株式会社製)の2%加熱水溶液(70℃)
を用いて2秒間洗浄し、次いで水洗して表面を清浄にし
た後、クロメート処理液1を50℃に加温して2秒間ス
プレ−処理し、次いで水洗し、更に3000,000Ω
cm以上の脱イオン水で2秒間スプレ−した後、70℃の
熱風で1分間乾燥した。乾燥後、前記の条件で耐食性、
塗膜密着性を評価した。
【0022】
【表1】
【0023】
【実施例2】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液2を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液2を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0024】
【表2】
【0025】
【実施例3】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液3を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液3を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0026】
【表3】
【0027】
【実施例4】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液4を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液4を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0028】
【表4】
【0029】
【実施例5】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液5を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液5を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0030】
【表5】
【0031】
【実施例6】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液6を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液6を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0032】
【表6】
【0033】
【実施例7】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液7を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液7を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0034】
【表7】
【0035】
【実施例8】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液1を60℃に加温して1秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液1を60℃に加温して1秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0036】
【実施例9】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液4を60℃に加温して1秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液4を60℃に加温して1秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0037】
【比較例1】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液8を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液8を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0038】
【表8】
【0039】
【比較例2】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液9を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液9を50℃に加温して2秒間
スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0040】
【表9】
【0041】
【比較例3】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、クロメート処理液10を50℃に加温して2秒
間スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
清浄後、クロメート処理液10を50℃に加温して2秒
間スプレ−処理した。処理後、実施例1と同ー条件で水
洗、乾燥後、前記の条件で性能を評価した。
【0042】
【表10】
【0043】
【比較例4】実施例1と同ー条件でアルミニウム合金を
清浄後、市販のリン酸クロメ−ト剤(登録商標アルクロ
ムK702、日本パ−カライジング株式会社製)の4%
水溶液を50℃に加温して2秒間スプレ−処理した。処
理後、実施例1と同ー条件で水洗、乾燥後、前記の条件
で性能を評価した。表1に結果を示す。本発明で、優れ
た耐食性及び塗膜密着性が得られることがわかる。
清浄後、市販のリン酸クロメ−ト剤(登録商標アルクロ
ムK702、日本パ−カライジング株式会社製)の4%
水溶液を50℃に加温して2秒間スプレ−処理した。処
理後、実施例1と同ー条件で水洗、乾燥後、前記の条件
で性能を評価した。表1に結果を示す。本発明で、優れ
た耐食性及び塗膜密着性が得られることがわかる。
【0044】
【表11】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はタングス
テン酸イオン及びモリブデン酸イオンから選ばれる1種
または2種のイオン、6価クロムイオン、リン酸イオン
及び遊離フッ化水素酸を含有する酸性のクロメート処理
液をスプレ−処理することにより、従来のリン酸クロメ
−ト処理よりも短時間でアルミの表面に優れた耐食性と
塗膜密着性を有するクロメート皮膜を形成できるという
優れた効果を奏する。
テン酸イオン及びモリブデン酸イオンから選ばれる1種
または2種のイオン、6価クロムイオン、リン酸イオン
及び遊離フッ化水素酸を含有する酸性のクロメート処理
液をスプレ−処理することにより、従来のリン酸クロメ
−ト処理よりも短時間でアルミの表面に優れた耐食性と
塗膜密着性を有するクロメート皮膜を形成できるという
優れた効果を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 タングステン酸イオン及びモリブデン酸
イオンからなる群より選ばれる1種または2種のイオン
0.1〜3.0g/l、6価クロムイオン0.5〜4.0g
/l、リン酸イオン5.0〜30.0g/l及び遊離フッ素
イオン0.05〜2.0g/lを含有するpH1.0〜
3.0のクロメート処理液を40〜60℃に加熱して表
面清浄なアルミニウムまたはアルミニウム合金の表面に
0.5〜3秒間スプレー処理することを特徴とするアル
ミニウムの表面処理方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18056391A JPH055185A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | アルミニウムの表面処理方法 |
PCT/US1992/004698 WO1993000457A1 (en) | 1991-06-26 | 1992-06-11 | Surface treatment method for aluminum___________________________ |
US08/170,246 US5498759A (en) | 1991-06-26 | 1992-06-11 | Surface treatment method for aluminum |
CA 2111850 CA2111850A1 (en) | 1991-06-26 | 1992-06-11 | Surface treatment method for aluminum |
AU21890/92A AU2189092A (en) | 1991-06-26 | 1992-06-11 | Surface treatment method for aluminum |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18056391A JPH055185A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | アルミニウムの表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055185A true JPH055185A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16085469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18056391A Pending JPH055185A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | アルミニウムの表面処理方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055185A (ja) |
AU (1) | AU2189092A (ja) |
CA (1) | CA2111850A1 (ja) |
WO (1) | WO1993000457A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI940194A1 (it) * | 1994-02-03 | 1995-08-03 | Paolo Granata & C S P A | Procedimento di cromatazione o fosfocromatazione e prodotti adatti all'identificazione del processo di trattamento |
EP1114301B1 (de) | 1998-09-16 | 2003-08-06 | Braun GmbH | Verfahren zur bestimmung einer temperatur sowie strahlungsthermometer mit mehreren infrarot-sensorelementen |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3347713A (en) * | 1964-02-03 | 1967-10-17 | Hooker Chemical Corp | Process for forming chromate coatings on aluminum |
CA1274754A (en) * | 1985-09-06 | 1990-10-02 | Gary A. Reghi | Passivation process and composition for zinc-aluminum alloys |
DE3631667A1 (de) * | 1986-09-18 | 1988-03-24 | Collardin Gmbh Gerhard | Schichtbildende passivierung bei multimetall-verfahren |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP18056391A patent/JPH055185A/ja active Pending
-
1992
- 1992-06-11 WO PCT/US1992/004698 patent/WO1993000457A1/en active Application Filing
- 1992-06-11 CA CA 2111850 patent/CA2111850A1/en not_active Abandoned
- 1992-06-11 AU AU21890/92A patent/AU2189092A/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2189092A (en) | 1993-01-25 |
CA2111850A1 (en) | 1993-01-07 |
WO1993000457A1 (en) | 1993-01-07 |
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