JPH0551320U - 肩装具 - Google Patents

肩装具

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JPH0551320U
JPH0551320U JP10951391U JP10951391U JPH0551320U JP H0551320 U JPH0551320 U JP H0551320U JP 10951391 U JP10951391 U JP 10951391U JP 10951391 U JP10951391 U JP 10951391U JP H0551320 U JPH0551320 U JP H0551320U
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JP
Japan
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angle
shoulder
bar
base plate
abduction
Prior art date
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Withdrawn
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JP10951391U
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English (en)
Inventor
二郎 尾▲崎▼
基之 増成
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Kawamura Gishi Co Ltd
Original Assignee
Kawamura Gishi Co Ltd
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Publication date
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は肩外転角および肘屈曲角を変更調節
及び固定できる肩装具に関し、その目的は工具類を使用
することなくワンタッチで上記変更調節及び固定できる
肩装具を提供する点にある。 【構成】 外転用屈曲部33及び肘屈曲部34は、付勢ピン
53の引出し又は挿入によって角度調節又は角度固定でき
る様に構成した肩装具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は肩及び上肢の傷病等に使用される肩装具に関し、詳細には調節操作が 簡単にでき且つ軽量な肩装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の肩装具の一例を示す全体説明図である。人体に対して直接当接す る部材として下から順に腰骨上部台板1、胸部台板2、上腕用台板3、前腕用台 板4及び掌用台板5が設けられ、腰骨上部台板1と胸部台板2は連結バー11を介 して接続されると共に、胸部台板2と上腕用台板3の間にはジョイント12、胸部 連結バー13、外転用屈曲部14、上腕バー16及びジョイント17が介設される。また 上腕用台板3と前腕用台板4の間には連結バー18、 前腕屈伸用屈曲部19及び前腕 バー20が介設されると共に、前腕用台板4と掌用台板5の間には湾曲させた手首 バー21が設けられる。
【0003】 すなわち上記ジョイント12と胸部連結バー13はねじ止め部材12aの締付け又は 解除により、胸部連結バー13自体が上下方向に伸縮できると共に軸回転可能に構 成され、任意の長さ及び任意の旋回角度で固定できる様に構成される。また外転 用屈曲部14においては胸部連結バー13の先端と上腕バー16がピン14aを介して回 転自在に軸支されて肩の外転角度が変更できる構成が採用されると共に、胸部連 結バー13上に摺動及び固定自在な把持部材15aを設けたストップ桿15により、任 意の外転角度で外転バー13と上腕バー16を固定できる様に構成される。
【0004】 一方ジョイント17と連結バー18はねじ止め部材17aの締付け又は解除により、 連結バー18の伸縮が自由に行なえ、また前腕屈伸用屈曲部19においては連結バー 18の先端と前腕バー20をボルト・ナット19aで軸支することにより、これらのバ ー18,20を回転自在とすると共に、任意の角度で固定できる様に構成される。さ らに手首バー21は長孔21aおよび蝶ナット21b(ボルトを含む)を介して前腕バ ー20に接続されており、長さ調節が行なえる。
【0005】 上記構造によって人体上腕は外転用屈曲部14を介して肩外転角が変更調節自在 であり、且つ人体前腕は前腕屈伸用屈曲部19を介して肘屈曲角が変更調節自在で あり、またこれらは任意の角度で固定することができる。なおジョイント12、17 等によって各種バーの伸縮長さが変更できるので、個体差に合わせて患者各自の 体格にフイットさせることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記屈曲部14,19における角度変更動作は、把持部材15aのボルト締 付け又は解除、或はボルト・ナット19aの締結又は解除が必要であり、スパナや 六角レンチ等の工具を使用しなければならず、大へん煩雑な作業となっていた。 また各種バーの伸縮長さ調節や軸旋回調節等においてもねじ止め部材12a,17a や蝶ナット21bの締付け又は解除が必要であり、上記と同様の問題があった。
【0007】 そこで本考案の主たる目的は、肩外転角及び肘屈曲角が簡単な作業によって角 度変更及び角度固定することのできる肩装具を提供することにあり、また他の目 的は肩の内旋及び外旋を行なうための装具角度変更及び角度固定を上記と同様に 簡単に行なえる肩装具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記主たる目的を解決し得た本考案は、少なくとも肩外転角及び肘屈曲角を夫 々変更調節する屈曲部をそなえてなる肩装具であって、上記屈曲部は角度変更調 節及び角度固定を付勢ピンの引出し・挿入によって行なう回転継手構造で構成さ れてなることを要旨とするものであり、さらに腰骨上部台板に対して装具本体側 連結バーを水平方向に移動可能に取付けてなる点を要旨とする。
【0009】
【作用及び実施例】
図1は本考案の代表的な実施例を示す全体説明図である。腰骨上部台板1には 断面矩形のガイドレール31,31が形成され、該ガイドレール31の側面には左右横 方向に延びる長穴31aが形成され、該長穴31aを挿通してボルトを嵌入し、さら に連結バー11を通してナット付ノブ31b,31bによって締付固定される。従って 連結バー11は矢印S1 −S2 方向に移動可能に取付けられ、装具全体を旋回する ことができ、腰骨上部台板1の固定位置に係らず、装具を回転移動することが可 能となり、個体差や症状によって異なる肩甲平面の旋回角度を任意に調節して固 定することができる。
【0010】 一方上記連結バー11には胸部連結バー13が矢印K1 −K2 方向に伸縮自在に嵌 入され、これらは胸部台板2の台座2aに取付けられたボルトとナット付ノブ32 の締付けによって任意の長さで接続固定される。また胸部連結バー13の先端には 後述する肘用屈曲部34と同じ構造の外転用屈曲部33が設けられ、該外転用屈曲部 33には上腕バー16が接続される。該上腕バー16には上腕用台板3が取付けられる のであり、該上腕用台板3にはボルトが突設されて、該ボルトが連結バー18の長 穴18a及び上腕バー18を挿設し、ナット付ノブ35と螺合することにより、これら 部材を一体的に取付ける。なお上腕バー16と連結バー18はこのナット付ノブ35の 締付け又は解除によって固定又は伸縮長さ調節(矢印K3 −K4 方向)を可能と する。また上腕バー16には上腕外周に平行な形状のガイドバー3a,3a を接合し、 該ガイドバー3aに沿って上腕台板3が矢印I1 −I2 方向に回動できる様に構成 する。すなわちノブ35を緩めることによって上腕台板3が上腕の軸心を中心とし て回動できることとし、自然な状態での上腕の回内・回外を可能とすると共に、 ノブ35の締め付けによって座板3bと上腕台板3でガイドバー3aを挟持し任意の位 置での固定を可能とする。
【0011】 前記連結バー18の先端には肘用屈曲部34が設けられ、該肘用屈曲部34には前腕 バー20が接続されると共に、該前腕バー20に形成した長穴20aを介して前腕用台 板4が設けられる。すなわち該前腕用台板4に突設したボルトを上記長穴20aに 挿通し、これにナット付ノブ36を螺合して位置調節(矢印K5 −K6 方向)及び 任意位置での固定を可能としている。なお前記腕用台板4には掌用台板5が一体 形成されている。
【0012】 上記肘用屈曲部34及び外転用屈曲部33は例えば図2、図3(図2の上方からの 平面図)に示す回転継手構造によって構成される。連結バー18の先端は円形板状 に形成され、その一方側面には円形の受板43を介して孔明き円板42が固設され、 該円板42の周囲には係合穴42a、42a…が所定間隔毎に形成される。また前腕バ ー20の先端にはビス用孔41aが設けられ、該ビス用孔41と上記円板42の中央にビ ス41を挿通してナット41bを螺合し、連結バー18と上腕バー20を軸芯CLを中心 に回転自在に軸支する。
【0013】 一方上記前腕バー20には前記係合穴42aの相当位置に筒部材52が螺合して固定 されると共に、該筒部材52の上部を貫通して付勢ピン53が該筒部材52の内部を上 下摺動自在に嵌装される。なお該付勢ピン53の下部には大径の挿入部53aが形成 され、該挿入部53aと筒部材52の上部内壁面の間には押しバネ55が配設され、上 記付勢ピン53全体を下方へ押付ける様に作用する。また前記筒部材52の外側には つまみ51が嵌装され、該つまみ51の上部を貫通して付勢ピン53が突出され、該付 勢ピン53の先端にはナット54が取付けられる。従ってつまみ51を上方へ引き上げ ると付勢ピン53も引き上げられて円板42の係合穴42aより挿入部53aが抜き出さ れ、連結バー18と前腕バー20は軸芯CLを中心に自由に角度変更でき、上記挿入 部53a を任意位置の係合穴42aに係合することにより、両部材の角度を固定する 。
【0014】 また上記つまみ51の下部外周側には鍔部51aを形成するとともに、該つまみ51 に隣接して回転可能なストッパ60をビス止めする。該ストッパ60の上部にはフラ ンジ部60bを形成し、その周縁の少なくとも1箇所には上記鍔部51aが上下に通 過できる様な切欠き部60aが形成される。従って上記切欠き部60aをつまみ51の 近くに位置したとき(図3に示す状態)には、つまみ51を自由に上下させて前記 角度変更が行なえ、ストッパ60を回動して上記鍔部51aとフランジ60bが上下に 重なる様に配置したときには、つまみ51は引き上げることができなくなり、連結 バー18と前腕バー20は一定角度で角度変更できない状態に固定される。また鍔部 51aを上記切欠き60aを通して該ストッパ60の上面より上側に位置せしめ、さら にストッパ60を回転してやれば、ストッパ60上に鍔部51aが載った状態で保持さ れ、上記バー18、20は何らの規制をも受けずに自由に屈曲できることとなる。
【0015】 上記腰骨上部台板1と胸部台板12は伸縮自在のベルト部材(図示せず)を患 者の胴部及び胸部に巻付けることによってその胴部及び胸部に取付け、上記ベル ト部材用のベルクロテープやバックル等の締付固定具を使用して固定する。また 上腕用台板3や前腕用台板4には固定具を付設したバンドを取付けておき、患者 上肢を装具に固定することとする。
【0016】 以上に説明した構造の肩装具であれば、腰骨上部台板1のガイド31、31を設け たことによって装具を肩甲平面内で任意の旋回角度で変更調節及び固定でき、各 種バー13,16,18,20等の伸縮長さ調節や各屈曲部の角度調整変更は工具類を使 用せずにつまみ類(ノブ31b,32,35,36やつまみ51)の操作によって軽い作業 で行なえる様になり、しかも装具自体の重さも軽量化できることとなった。
【0017】 本考案は以上の実施例に限定されるものではなく、台板1〜5や各種バー11, 13,16,18,20の形状や長さ等はその他のものを使用したものであっても良く、 また外転用屈曲部33には球面軸受継手を用い、球体軸受上に形成される多数の孔 部に付勢ピンを挿入又は引出すことにより、角度調節自在で任意位置で固定でき るものであっても良い。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の様に構成されているので、肩の外転角及び肘屈曲角を簡単な作 業で変更調節及び固定できる様になった。また請求項2の構成を付加することに よって肩甲平面内の旋回角度調節及び固定が簡単に行なえる様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す全体説明図であ
る。
【図2】肘屈曲部の一例を示す一部破断側面図である。
【図3】図2を上方から視た平面図である。
【図4】従来の肩装具の一例を示す全体説明図である。
【符号の説明】
1 腰骨上部台板 11 連結バー 31 ガイド 33 外転用屈曲部 34 肘屈曲部 53 付勢ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも肩外転角及び肘屈曲角を夫々
    変更調節する屈曲部をそなえてなる肩装具であって、上
    記屈曲部は角度変更調節及び角度固定を付勢ピンの引出
    し・挿入によって行なう回転継手構造で構成されてなる
    ことを特徴とする肩装具。
  2. 【請求項2】 腰骨上部台板に対して装具本体側連結バ
    ーを水平方向に移動可能に取付けてなる請求項1に記載
    の肩装具。
JP10951391U 1991-12-10 1991-12-10 肩装具 Withdrawn JPH0551320U (ja)

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JP10951391U JPH0551320U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 肩装具

Applications Claiming Priority (1)

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JP10951391U JPH0551320U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 肩装具

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JPH0551320U true JPH0551320U (ja) 1993-07-09

Family

ID=14512175

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JP10951391U Withdrawn JPH0551320U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 肩装具

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JP (1) JPH0551320U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069112A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Yoshino, Kenichi 上半身良肢位固定具
WO2005039459A1 (ja) * 2003-10-22 2005-05-06 Izumi Gishi Sougu Seisakusho Co., Ltd. 義肢装具用関節継手
JP2005512731A (ja) * 2001-12-28 2005-05-12 キュン−ジン・キム 骨折固定のための添え木兼用のギプス部材

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404