JPH0551038A - 木製パレツト - Google Patents
木製パレツトInfo
- Publication number
- JPH0551038A JPH0551038A JP23689591A JP23689591A JPH0551038A JP H0551038 A JPH0551038 A JP H0551038A JP 23689591 A JP23689591 A JP 23689591A JP 23689591 A JP23689591 A JP 23689591A JP H0551038 A JPH0551038 A JP H0551038A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wooden pallet
- resin
- impregnated
- pallet
- wooden
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pallets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触による摩耗が激しくカビも発生しやすい
といった木製パレットの欠点を除去し、優れた堅牢性、
耐摩耗性、防カビ性などが付与されてなるものである。 【構成】 アクリル溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき
耐摩耗性樹脂および２−４チャゾルベンズイイミダゾ−
ルやテトラクロロインフタロニトリルのごとき防カビ剤
を含浸させてなるものである。
といった木製パレットの欠点を除去し、優れた堅牢性、
耐摩耗性、防カビ性などが付与されてなるものである。 【構成】 アクリル溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき
耐摩耗性樹脂および２−４チャゾルベンズイイミダゾ−
ルやテトラクロロインフタロニトリルのごとき防カビ剤
を含浸させてなるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、貨物の運搬などに使
用される木製パレットに関するものである。
用される木製パレットに関するものである。
【０００２】パレットの種類には、木製、鉄製、合成樹
脂製などがあるが、その優劣についてはそれぞれ一長一
短があり、例えば、木製パレットの場合、軽量かつ造作
が容易で、価格も安いといった長所を有する反面、貨物
との接触による表面の摩耗が著しい上に、大きな衝撃を
受けるとひどい破損が生じやすいといった欠点があった
ものである。しかも、木材そのものがカビにとっては栄
養素となるため、これに温度や湿度その他のカビ発生条
件が加わると、表面や内部にカビが発生しやすく、した
がって、硬貨大の面積に存在する胞子の数が数億個にも
なることがあるカビ特性からいっても、このようなカビ
の発生したパレットを、衛生面における厳しい管理が行
なわれている食品工場や食品倉庫などに持ち込めば、工
場や倉庫内の菌数の飛躍的な増大につながることは明白
であり、その使用については問題があったものである。
また、鉄製パレットの場合には、重量が木製の２倍以上
となって取扱いが不便である上に、衝撃を受けると凹み
を生じ、その修正が困難であり、価格も高価であるとい
った難点が認められたものである。さらに、合成樹脂製
パレットの場合には、軽量で取扱いが容易で耐摩耗性に
も優れるといった特性があるが、価格が木製に比べると
３倍強となり、加えて、破損した場合における廃棄処理
について種々の問題があったものである。
脂製などがあるが、その優劣についてはそれぞれ一長一
短があり、例えば、木製パレットの場合、軽量かつ造作
が容易で、価格も安いといった長所を有する反面、貨物
との接触による表面の摩耗が著しい上に、大きな衝撃を
受けるとひどい破損が生じやすいといった欠点があった
ものである。しかも、木材そのものがカビにとっては栄
養素となるため、これに温度や湿度その他のカビ発生条
件が加わると、表面や内部にカビが発生しやすく、した
がって、硬貨大の面積に存在する胞子の数が数億個にも
なることがあるカビ特性からいっても、このようなカビ
の発生したパレットを、衛生面における厳しい管理が行
なわれている食品工場や食品倉庫などに持ち込めば、工
場や倉庫内の菌数の飛躍的な増大につながることは明白
であり、その使用については問題があったものである。
また、鉄製パレットの場合には、重量が木製の２倍以上
となって取扱いが不便である上に、衝撃を受けると凹み
を生じ、その修正が困難であり、価格も高価であるとい
った難点が認められたものである。さらに、合成樹脂製
パレットの場合には、軽量で取扱いが容易で耐摩耗性に
も優れるといった特性があるが、価格が木製に比べると
３倍強となり、加えて、破損した場合における廃棄処理
について種々の問題があったものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような実状に鑑
み、この発明は、軽量かつ造作が容易で、価格も安い木
製パレットを選択するとともに、接触による摩耗が激し
くカビも発生しやすいといった欠点を除去し、優れた堅
牢性、耐摩耗性、防カビ性を備えた木製パレットを提供
することをその目的とするものである。
み、この発明は、軽量かつ造作が容易で、価格も安い木
製パレットを選択するとともに、接触による摩耗が激し
くカビも発生しやすいといった欠点を除去し、優れた堅
牢性、耐摩耗性、防カビ性を備えた木製パレットを提供
することをその目的とするものである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る木製パレットは、アクリル溶剤型樹
脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性樹脂および２−４チ
ャゾルベンズイイミダゾ−ルやテトラクロロインフタロ
ニトリルのごとき防カビ剤を含浸させてなるものであ
る。
に、この発明に係る木製パレットは、アクリル溶剤型樹
脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性樹脂および２−４チ
ャゾルベンズイイミダゾ−ルやテトラクロロインフタロ
ニトリルのごとき防カビ剤を含浸させてなるものであ
る。
【０００５】
【作用】したがって、上記の本発明に係る木製パレット
は、アクリ溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性
樹脂を含浸させてなるから、パレットを構成する木材表
面の硬度を強化保持でき、これにより、耐摩耗性、堅牢
性、耐久性の飛躍向上を実現し得るものである。また、
上記木製パレットには耐摩耗性樹脂とともに防カビ剤を
も含浸させてなるから、パレット表面に空中浮遊菌が付
着しても、この防カビ剤によってカビの発生を長期間に
わたって防止するものである。
は、アクリ溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性
樹脂を含浸させてなるから、パレットを構成する木材表
面の硬度を強化保持でき、これにより、耐摩耗性、堅牢
性、耐久性の飛躍向上を実現し得るものである。また、
上記木製パレットには耐摩耗性樹脂とともに防カビ剤を
も含浸させてなるから、パレット表面に空中浮遊菌が付
着しても、この防カビ剤によってカビの発生を長期間に
わたって防止するものである。
【０００６】
【実施例】アクリル溶剤型樹脂に２−４チャゾルベンズ
イイミダゾ−ルを混合させた溶液を木製パレットに含浸
させた後、乾燥させれば完成する。尚、上記実施例に示
したアクリル溶剤型樹脂に代えて、ウレタン樹脂その他
の耐摩耗性樹脂を使用してもよく、また、上記２−４チ
ャゾルベンズイイミダゾ−ルに代えて、テトラクロロイ
ンフタロニトリルその他の防カビ剤を使用しても無論よ
い。
イイミダゾ−ルを混合させた溶液を木製パレットに含浸
させた後、乾燥させれば完成する。尚、上記実施例に示
したアクリル溶剤型樹脂に代えて、ウレタン樹脂その他
の耐摩耗性樹脂を使用してもよく、また、上記２−４チ
ャゾルベンズイイミダゾ−ルに代えて、テトラクロロイ
ンフタロニトリルその他の防カビ剤を使用しても無論よ
い。
【０００７】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る木製
パレットは、軽量かつ造作が容易で、価格も安い上に、
アクリル溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性樹
脂を含浸させてなるから、パレット表面の硬度を強化保
持でき、これにより、堅牢性、耐摩耗性、耐久性の飛躍
的な向上が実現でき、ひいては木材の省資源化にも寄与
できるとともに、２−４チャゾルベンズイイミダゾ−ル
やテトラクロロインフタロニトリルのごとき防カビ剤を
も含浸させてなるから、カビの発生を長期間にわたって
防止できるといった顕著な効果が得られ、また、このよ
うに耐摩耗性樹脂と防カビ剤を組み合わせて使用するこ
とにより、単に防カビ剤のみを含浸させた場合に予想さ
れる、貨物との接触によってパレットの表面が木クズ状
に粉化され、表面に含浸された防カビ剤を欠落させるた
りするような弊害を確実に防止し得るものである。
パレットは、軽量かつ造作が容易で、価格も安い上に、
アクリル溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごとき耐摩耗性樹
脂を含浸させてなるから、パレット表面の硬度を強化保
持でき、これにより、堅牢性、耐摩耗性、耐久性の飛躍
的な向上が実現でき、ひいては木材の省資源化にも寄与
できるとともに、２−４チャゾルベンズイイミダゾ−ル
やテトラクロロインフタロニトリルのごとき防カビ剤を
も含浸させてなるから、カビの発生を長期間にわたって
防止できるといった顕著な効果が得られ、また、このよ
うに耐摩耗性樹脂と防カビ剤を組み合わせて使用するこ
とにより、単に防カビ剤のみを含浸させた場合に予想さ
れる、貨物との接触によってパレットの表面が木クズ状
に粉化され、表面に含浸された防カビ剤を欠落させるた
りするような弊害を確実に防止し得るものである。
Claims (1)
- 【請求項１】アクリル溶剤型樹脂やウレタン樹脂のごと
き耐摩耗性樹脂および２−４チャゾルベンズイイミダゾ
−ルやテトラクロロインフタロニトリルのごとき防カビ
剤を含浸させてなる木製パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23689591A JPH0551038A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 木製パレツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23689591A JPH0551038A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 木製パレツト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551038A true JPH0551038A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17007357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23689591A Pending JPH0551038A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 木製パレツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0551038A (ja) |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP23689591A patent/JPH0551038A/ja active Pending
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