JPH0550967B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0550967B2
JPH0550967B2 JP15015788A JP15015788A JPH0550967B2 JP H0550967 B2 JPH0550967 B2 JP H0550967B2 JP 15015788 A JP15015788 A JP 15015788A JP 15015788 A JP15015788 A JP 15015788A JP H0550967 B2 JPH0550967 B2 JP H0550967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
curing
gel coat
vinyl ester
casting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP15015788A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH01317722A (en
Inventor
Eiichiro Takyama
Michiaki Arai
Yoshitaka Hatano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Highpolymer Co Ltd filed Critical Showa Highpolymer Co Ltd
Priority to JP15015788A priority Critical patent/JPH01317722A/en
Publication of JPH01317722A publication Critical patent/JPH01317722A/en
Publication of JPH0550967B2 publication Critical patent/JPH0550967B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は主として浴槽、テーブルトツプ、洗面
化粧台等の美感を要求される成形品の製造に関す
るものである。 〔従来の技術および課題〕 ラジカル硬化型樹脂、例えばポリエステル樹
脂、ビニルエステル樹脂は、加熱により硬化させ
ることができるが、工業的にこれを行おうとする
と、大きな加熱装置を必要とし、コストもかかる
ので可能な限り低温で、できれば常温で硬化させ
る方法が求められている。しかしながら、これら
の硬化型の樹脂を常温またはこれに近い温度で硬
化させるには、硬化剤として有機過酸化物例えば
ケトンパーオキサイドを用い、硬化促進剤として
例えばコバルトの有機酸塩(ナフテン酸塩、オク
チル酸塩)を併用する必要がある。 しかし、例えばナフテン酸コバルトを利用した
場合、成形品、塗膜が時の経過とともに黄変する
という、望ましくない欠点を有する。 例えば、きわめて淡色が求められている人造大
理石などにあつては、使用中に変色することはそ
の商品価値を大きく下落させるので、好ましいこ
とではない。とくにゲルコートは、樹脂成形品の
表面層を構成するものであるので、この層の変色
は避けなければならない。 しかしながら、このようにコバルト塩の使用
は、樹脂の黄変という面からすると望ましくない
ことではあるが、今まではこれを用いないと、樹
脂の効果的な常温ないし低温硬化はできなかつた
のである。 また、注型層に不飽和ポリエステル樹脂を使用
した場合は、ゲルコート層との密着が必ずしも十
分ではなく、ゲルコート層と注型層との間に剥離
が生ずるおそれがある。 〔課題を解決するための手段および作用〕 本発明者らは、コバルト塩の使用を避けるため
に幾多の試みを行つた結果、常温硬化で着色させ
ないためには、パーオキサイド系硬化剤の硬化促
進剤であるコバルトの有機酸塩を使用しないで、
光硬化法を用いることが最適であることを知り、
本発明に至つた。 光硬化法は、ゲルコートの硬化には非常に有効
であつたが、別な欠点も見出された。それは、ゲ
ルコートとして充分な物性を示すように完全に光
硬化させると、次のFRP積層、または注型層と
の間に剥離を生じ易いことであつた。ゲルコート
を研摩して密着性を高めれば、この欠点は防止で
きるが、工数が著しく増大し生産的には不利とな
る。 従つて、この欠点を避けるためには、光硬化で
完全に硬化させるのではなく、光硬化は中間の硬
化段階に迄硬化を進行させるために用い、最後の
完全硬化(キユア)は有機過酸化物で行わせるこ
とで目的を達成できることを見出した。 また、注型層の樹脂として、分子量5000以上
の、側鎖に(メタ)アクリロイルを1個以上有す
るラジカル硬化可能なポリマーを使用するので、
ゲルコート層との密着も良好であり、剥離を生ず
ることもない。 本発明の()工程における光による硬化のコ
ントロールは、容易に行えるので、必要な程度ま
でゲルコートまたはその次の積層部分の硬化調節
を行うことができる。ゲルコート層、或は必要に
応じて積層部分迄、光硬化させた後は、ラジカル
硬化剤を配合したラジカル硬化型樹脂を用いて注
型を行い、ゲルコート層とともにこれを加熱硬化
させる。これにより注型部とゲルコート部は一体
に硬化接着されて、剥離のない強固な成形体を得
ることができる。硬化のための加熱温度は、100
℃以下、好ましくは70〜80℃程度である。 ゲルコートには、光硬化が可能で、有機過酸化
物による硬化が行えるラジカル硬化型樹脂が用い
られる。その例としては、 (イ) ポリエステル樹脂、 (ロ) ビニルエステル樹脂 (ハ) ウレタン変性ビニルエステル樹脂 があげられる。 (イ)のポリエステル樹脂は、〓−〓不飽和多塩基
酸またはその酸無水物を必要成分として含み、飽
和酸を併用し、多価アルコールとエステル化して
得られる不飽和ポリエステルをスチレンなどの共
重合可能なモノマーに溶解した形のものである。 本発明に用いるためには、多価アルコール成分
としてネオペンチルグリコール、水素化ビスフエ
ノールA、ビスフエノールAプロピレンオキシド
付加物といつた硬化樹脂に耐熱水性を与える成分
が、また飽和酸としてはイソフタル酸、テレフタ
ル酸が望ましい。 (ロ)のビニルエステル樹脂は、エポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸とを使用して、エポキシ基とカル
ボキシル基の反応により合成される。エポキシ樹
脂としては、ビスフエノール−グリシジルエーテ
ル系の分子量350〜700位のものが適当である。 (メタ)アクリル酸の他に、多塩基酸またはそ
の酸無水物を併用することも実用的である。 本発明に利用する形としては、スチレンなどの
共重合可能なモノマーに溶解したものである。通
常スチレンモノマーを樹脂に対して40〜60重量
%、より一般的には約50重量%配合して使用す
る。 (ハ)のウレタン変性ビニルエステル樹脂は、普通(ロ)
のビニルエステル樹脂にジイソシアナートを反応
させ、プリプレグ、SMCなどに利用する形態が
一般的であるが、本発明にはこれらもさることな
がら、ビスフエノール構造を有する多価アルコー
ル、例えばビスフエノールAにプロピレンオキシ
ド、エチレンオキシド、フエニルグリシジルエー
テルのようなモノエポキシ化合物を反応させ、フ
エノール性水酸基をアルコール性水酸基に変え、
これをウレタン変性したものである。 アルキレンカーボネートを用いても同様のポリ
オール成分が得られる。 本発明に用いるタイプは、これらビスフエノー
ル構造を有するポリオールの水酸基1当量に対
し、イソシアナート基2当量を反応させ、実質的
に多価イソシアナートオリゴマーとして、更にこ
のイソシアナート基に対してビニルエステル樹脂
のヒドロキシル基を反応させたものである。 これらのラジカル硬化型樹脂を、本発明のゲル
コート用樹脂として光硬化型とするためには、光
重合開始剤を併用することが必要である。光重合
開始剤としては、種々のものが利用可能である
が、硬化ゲルコート層の着色を避ける意味から
は、水素引抜き型でアミン類を併用するタイプは
適当ではなく、開裂型のラジカル発生源が良い。
それらの例には、 (イ) アセトフエノン誘導体 例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
エニルプロパン−1−オン(メルク社
“Darocure#1173”) (ロ) ベンジルケタール類 例えば、ヒドロキシ−シクロヘキシル−フエニ
ルケトン(チバ社“Irgacure#184”)があげられ
る。 本発明のゲルコート樹脂は、最終の完全硬化の
ために有機過酸化物を併用する。これに使用する
有機過酸化物は、特にその種類が特定されるわけ
ではないが、実際には注型層を形成させるための
樹脂の注型および加熱硬化の操作が、100℃以下
で行われることが多いことから、比較的低温、例
えば80℃以下で分解するタイプであることが望ま
しい。 一例として、半減期10時間を得るための分解温
度が120℃以下の、ケトンパーオシド、パーオキ
シケタールパーオキシカーボネート、ジアシルパ
ーオキシド、パーオキシエステルがあげられる。
なかでもパーオキシカーボネート、パーオキシエ
ステル類が有利であつて、硬化温度が適切なこと
と取扱上の安全性を併せ考慮するならば、ビス
(t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカー
ボネート(化薬ヌーリー社“パーカドツクス
#16”)が適当である。他の過酸化物との併用も
可能である。 本発明の()工程で注型層に用いられるラジ
カル硬化型樹脂は、分子量が5000以上のポリマー
側鎖に(メタ)アクリロイル基を1個以上有する
ラジカル硬化可能なポリマーのモノマー溶液の形
のものである。 この側鎖に(メタ)アクリロイル基を有する不
飽和ポリマー(以下単に不飽和ポリマーと略称す
る)は、次の方法で合成される。 (i) 側鎖にヒドロシル基を有するポリマーに、メ
タアクリロイル基を有する不飽和イソシアナー
トを反応させる。 (ii) 側鎖にエポキシ基を有するポリマーに、(メ
タ)アクリル酸を反応、 (iii) 側鎖に酸無水物基を有するポリマーに、(メ
タ)アクリロイル基を有する不飽和アルコール
を反応させる。 このことを、以下に式で示す。 (イ) ウレタン型不飽和ポリマー (ロ) ビニルエステル型不飽和ポリマー (ハ) エステル型不飽和ポリマー 不飽和ポリマーの原料となる各ポリマーはいづ
れもモノマーの重合により合成されるが、ウレタ
ン型不飽和ポリマーは側鎖ヒドロキシルポリマ
ー、例えばセルローズ誘導体も利用し得るが、コ
スト、耐煮沸性といつた点からビニルモノマーの
重合タイプが好適といえる。重合は既存の方法が
採用されるが後の工程の取扱いを考えれば、直接
重合法が便利である。 これら注型用不飽和ポリマーは、モノマー溶液
例えばスチレンモノマーとの混合物として使用さ
れる。混合割合は通常ポリマー濃度で30〜70%、
好ましくは40〜60%である。 樹脂の注型、硬化にあたつては、通常注型用樹
脂にフイラーを併用し、適度の透明感を出し、併
せて硬化成形時の発熱によるクラツクを防止する
ことが行われている。併用されるフイラーとして
は、ガラス粉、水酸化アルミニウム等が一般的で
ある。また本発明の組成物および方法において
は、必要に応じて着色剤、離型剤、チクソトロロ
ピー付与剤、熱可塑性ポリマー等を併用できるこ
とは勿論である。 次に本発明をさらに説明するために、以下に実
施例を示す。 実施例 1 (ゲルコート用ビニルエステル樹脂(A)の製造)
撹拌機、還流コンデンサー、ガス導入管、温度計
を付した1セパラブルフラスコに、エポキシ樹
脂としてエポキシ当量175のビスフエノール型液
状樹脂(油化シエルエポキシ(株)エピコート827)
を360g、イソフタル酸75gを仕込み、窒素気流
中170〜190℃で3時間反応した後、温度を135℃
に下げ、ハイドロキノン0.3g、メタアクリル酸
86g、トリメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド0.5g、ナフテン酸クロム1.5gを仕込み、空気
気流中130〜135℃で3時間反応した後、スチレン
100gを加え、さらに115〜120℃で1時間反応を
続けると、酸価9.1となつた。この段階で更にス
チレン380gを追加し、ゲルコート用ビニルエス
テル樹脂Aを合成した。この樹脂のハーゼン色数
は350、粘度は11.4ポイズであつた。 (注型用樹脂B(ウレタン型不飽和ポリマー)の
製造) 撹拌機、還流コンデンサー、ガス導入管、温度
計を付した2セパラブルフラスコに、スチレン
936g、2−ヒドロキシルエチルメタクリレート
(HEMA)130gを秤取し、窒素気流中120℃で6
時間加熱すると反応率は約42%に達し、遊離の
HEMAはガスクロマトグラフ分析の結果約当初
仕込量の14%になつたものと判断された。 ハイドロキノン0.2gを加え温度を70℃に下げ、
空気気流に切替えてイソシアナートエチルメタク
リレート140g、ジブチル錫ジラウレート3gを
加え70℃で5時間反応し、ハーゼン色数30、粘度
11.4ポイズの注型用樹脂Bが得られた。赤外分析
の結果、遊離のイソシアナートは消失したことを
確認された。 (ゲルコート層の形成) ビニルエステル樹脂A100重量部(以下同様)
に、エロジルR−200を5部加え三本ロールで混
練し、チクソトロピー性を付与した。 この樹脂A100部に、カツプリング剤(日東ユ
ニカー(株)A−174)を0.5部、光開始剤としてメル
ク社製“Darocure#1173”を2部、化薬ヌーリ
ー社製“パーカドツクス#16”を1部加え本発明
のゲルコートを製造、これをゲルコート用組成物
()とした。 離型剤を塗布した30cm×30cm×5mmのガラス板
上に、ゲルコート()を0.5mmになるようにバ
ーコーターで塗装し、塗面が均一になるのを待つ
て、出力250Wのサンランプ(スタンレー電気(株)
製)下30cmで約15分照射したところ、ゲルコート
層は指触乾燥程度に硬化した。 (注型および加熱、硬化) これを一方の側とし、別に厚さ2mm、白く着色
したガラスマツト使用のFRPを置き、その間隔
を10mmとして、この間に次のプロセスで製造した
注型用樹脂B100部、日本フエロー(社)製フリ
ツトB−10を200部、日本油脂(株)パーブチルPVを
1.5部、混合し、脱泡注型の上70℃2時間、80℃
2時間硬化させた。冷却、脱型後成形品1が得ら
れた。 比較例 1 ビニルエステル樹脂A100部に、有機過酸化物
として化薬ヌーリー(株)328Eを1.5部、ナフテン酸
コバルト(6%Co)0.3部、硬化促進剤として日
本フアインケミカル(株)STキユア0.3部、エロジル
R−200を5部加えてゲルコート用組成物()
とし、これを実施例1と同様にして、ガラス板に
塗装し、光硬化させた後、樹脂Bで注型し、加熱
硬化して成形品2が得られた。 実施例1および比較例2で得た各成形品を、15cm
×15cmに切断し、直径10cmの円形開孔部を片面で
4ケ所有する耐煮沸テスト容器にゲルコート層が
内側になるように敷設し、温度98〜99℃で煮沸テ
ストを行つた。結果を第1表に示す。表1から判
るように、本発明により製造された成形物の方が
優れていた。
[Industrial Field of Application] The present invention mainly relates to the production of molded products that require aesthetic appeal, such as bathtubs, table tops, and washstands. [Prior Art and Problems] Radical-curable resins, such as polyester resins and vinyl ester resins, can be cured by heating, but if this is attempted on an industrial scale, large heating equipment is required and costs are high. There is a need for a method of curing at the lowest possible temperature, preferably at room temperature. However, in order to cure these curable resins at or near room temperature, an organic peroxide such as ketone peroxide is used as a curing agent, and an organic acid salt of cobalt (naphthenate, naphthenate, etc.) is used as a curing accelerator. octylate) must be used in combination. However, when cobalt naphthenate is used, for example, it has the undesirable drawback that molded products and coatings yellow over time. For example, in the case of artificial marble, which is required to have an extremely light color, discoloration during use is not desirable because it greatly reduces its commercial value. In particular, since gel coat constitutes the surface layer of a resin molded article, discoloration of this layer must be avoided. However, although the use of cobalt salts is undesirable from the standpoint of yellowing of the resin, until now, effective room-temperature or low-temperature curing of the resin has not been possible without the use of cobalt salts. . Further, when an unsaturated polyester resin is used for the casting layer, the adhesion to the gel coat layer is not necessarily sufficient, and there is a risk that peeling may occur between the gel coat layer and the casting layer. [Means and effects for solving the problem] The present inventors have made numerous attempts to avoid the use of cobalt salts, and have found that in order to prevent coloring during room temperature curing, it is necessary to accelerate the curing of peroxide-based curing agents. without using organic acid salts of cobalt as agents.
I learned that it is best to use the photocuring method,
This led to the present invention. Although the photocuring method has been very effective in curing gel coats, other drawbacks have been discovered. The problem is that if it is completely photocured to exhibit sufficient physical properties as a gel coat, it tends to peel off from the next FRP lamination or casting layer. This drawback can be prevented by polishing the gel coat to improve its adhesion, but this significantly increases the number of man-hours and is disadvantageous in terms of productivity. Therefore, in order to avoid this drawback, instead of completely curing with light curing, photo curing is used to advance the curing to an intermediate curing stage, and the final complete curing (cure) is performed using organic peroxide. I discovered that I could achieve my goals by making things work. In addition, since we use a radically curable polymer with a molecular weight of 5000 or more and one or more (meth)acryloyl side chains as the resin for the casting layer,
Adhesion to the gel coat layer is also good and no peeling occurs. Since the curing by light in step () of the present invention can be easily controlled, the curing of the gel coat or the subsequent laminated portion can be adjusted to the necessary degree. After the gel coat layer or, if necessary, the laminated portion has been photocured, casting is performed using a radical curing resin containing a radical curing agent, and this is heated and cured together with the gel coat layer. As a result, the casting part and the gel coat part are cured and bonded together, and a strong molded product without peeling can be obtained. The heating temperature for curing is 100
℃ or less, preferably about 70 to 80℃. The gel coat uses a radical curing resin that can be photocured and cured with organic peroxide. Examples include (a) polyester resin, (b) vinyl ester resin, and (c) urethane-modified vinyl ester resin. The polyester resin (a) contains an unsaturated polybasic acid or its acid anhydride as a necessary component, and the unsaturated polyester obtained by esterifying it with a polyhydric alcohol in combination with a saturated acid is combined with styrene, etc. It is in dissolved form in a polymerizable monomer. In order to be used in the present invention, components that impart hot water resistance to the cured resin, such as neopentyl glycol, hydrogenated bisphenol A, and bisphenol A propylene oxide adduct, are used as the polyhydric alcohol component, and isophthalic acid is used as the saturated acid. , terephthalic acid is preferred. The vinyl ester resin (b) is synthesized by a reaction between an epoxy group and a carboxyl group using an epoxy resin and (meth)acrylic acid. As the epoxy resin, a bisphenol-glycidyl ether type resin having a molecular weight of 350 to 700 is suitable. In addition to (meth)acrylic acid, it is also practical to use polybasic acids or their acid anhydrides together. The form utilized in the present invention is dissolved in a copolymerizable monomer such as styrene. Typically, the styrene monomer is used at 40 to 60% by weight of the resin, more commonly about 50% by weight. The urethane-modified vinyl ester resin (c) is ordinary (b)
Generally, vinyl ester resins are reacted with diisocyanates and used for prepregs, SMCs, etc., but the present invention also uses polyhydric alcohols having a bisphenol structure, such as bisphenol A. is reacted with a monoepoxy compound such as propylene oxide, ethylene oxide, or phenyl glycidyl ether to change the phenolic hydroxyl group to an alcoholic hydroxyl group,
This is modified with urethane. A similar polyol component can be obtained using alkylene carbonate. The type used in the present invention is produced by reacting 2 equivalents of isocyanate groups with 1 equivalent of hydroxyl groups of these polyols having a bisphenol structure, and converting the isocyanate groups into a substantially polyvalent isocyanate oligomer. The hydroxyl groups of the resin are reacted. In order to make these radical curable resins photocurable as the gel coat resin of the present invention, it is necessary to use a photopolymerization initiator together. Various types of photopolymerization initiators can be used, but from the perspective of avoiding coloring of the cured gel coat layer, hydrogen abstraction types that use amines in combination are not suitable, and cleavage type radical generation sources are not suitable. good.
Examples include (a) Acetophenone derivatives, such as 2-hydroxy-2-methyl-1-phenylpropan-1-one (Merck & Co. "Darocure #1173") (b) Benzyl ketals, such as hydroxy-cyclohexyl - Phenyl ketone (Ciba "Irgacure #184"). The gel coat resin of the present invention uses an organic peroxide in combination for final complete curing. The type of organic peroxide used for this is not particularly specified, but in reality, the resin casting and heat curing operations to form the cast layer are performed at 100°C or below. Therefore, it is desirable to use a type that decomposes at relatively low temperatures, for example, 80°C or lower. Examples include ketone perosides, peroxyketal peroxycarbonates, diacyl peroxides, and peroxy esters whose decomposition temperature is below 120°C to obtain a half-life of 10 hours.
Among these, peroxycarbonate and peroxy esters are advantageous, and if appropriate curing temperature and handling safety are taken into account, bis(t-butylcyclohexyl) peroxydicarbonate (Kayaku Nouri) is preferred. Company “Parkadox #16”) is suitable. Combination use with other peroxides is also possible. The radical-curable resin used for the casting layer in step () of the present invention is in the form of a monomer solution of a radical-curable polymer having one or more (meth)acryloyl groups in the polymer side chain with a molecular weight of 5000 or more. It is. This unsaturated polymer having a (meth)acryloyl group in its side chain (hereinafter simply referred to as unsaturated polymer) is synthesized by the following method. (i) A polymer having a hydroxyl group in its side chain is reacted with an unsaturated isocyanate having a methacryloyl group. (ii) A polymer having an epoxy group in its side chain is reacted with (meth)acrylic acid. (iii) A polymer having an acid anhydride group in its side chain is reacted with an unsaturated alcohol having a (meth)acryloyl group. This is shown in the formula below. (a) Urethane type unsaturated polymer (b) Vinyl ester type unsaturated polymer (c) Ester type unsaturated polymer All of the polymers that serve as raw materials for unsaturated polymers are synthesized by polymerizing monomers, but urethane-type unsaturated polymers can also use side-chain hydroxyl polymers, such as cellulose derivatives, but they have drawbacks such as cost and boiling resistance. Therefore, it can be said that a vinyl monomer polymerization type is preferable. Existing methods can be used for polymerization, but direct polymerization is convenient in terms of handling of subsequent steps. These casting unsaturated polymers are used as a mixture with a monomer solution, for example styrene monomer. The mixing ratio is usually 30 to 70% in terms of polymer concentration.
Preferably it is 40-60%. When casting and curing resin, a filler is usually used in combination with the casting resin to provide a suitable degree of transparency and to prevent cracks due to heat generation during curing and molding. Glass powder, aluminum hydroxide, etc. are commonly used as fillers. Furthermore, in the composition and method of the present invention, it is of course possible to use a coloring agent, a mold release agent, a thixotropy imparting agent, a thermoplastic polymer, etc. in combination, if necessary. Next, in order to further explain the present invention, Examples are shown below. Example 1 (Production of vinyl ester resin (A) for gel coat)
In a separable flask equipped with a stirrer, a reflux condenser, a gas inlet tube, and a thermometer, add a bisphenol liquid resin (Yuka Ciel Epoxy Co., Ltd. Epicote 827) with an epoxy equivalent of 175 as an epoxy resin.
and 75 g of isophthalic acid, reacted at 170 to 190℃ for 3 hours in a nitrogen stream, and then lowered the temperature to 135℃.
0.3g of hydroquinone, methacrylic acid
86g of trimethylbenzylammonium chloride, 0.5g of chromium naphthenate, and 1.5g of chromium naphthenate were charged, and after reacting for 3 hours at 130-135℃ in an air stream, styrene
When 100 g was added and the reaction was further continued at 115-120°C for 1 hour, the acid value became 9.1. At this stage, 380 g of styrene was further added to synthesize vinyl ester resin A for gel coat. This resin had a Hazen color number of 350 and a viscosity of 11.4 poise. (Production of casting resin B (urethane type unsaturated polymer)) Styrene was added to a two-separable flask equipped with a stirrer, reflux condenser, gas inlet tube, and thermometer.
Weighed 936 g and 130 g of 2-hydroxylethyl methacrylate (HEMA), and heated them at 120°C in a nitrogen stream for 6 hours.
After heating for a period of time, the reaction rate reaches approximately 42%, and free
As a result of gas chromatography analysis, it was determined that HEMA amounted to about 14% of the initial amount. Add 0.2g of hydroquinone and lower the temperature to 70℃.
Switch to air flow, add 140 g of isocyanate ethyl methacrylate and 3 g of dibutyltin dilaurate, and react at 70°C for 5 hours, resulting in a Hazen color number of 30 and a viscosity.
Casting resin B of 11.4 poise was obtained. Infrared analysis confirmed that free isocyanate had disappeared. (Formation of gel coat layer) 100 parts by weight of vinyl ester resin A (same below)
5 parts of Erosil R-200 was added to the mixture and kneaded with a three-roll mill to impart thixotropy. To 100 parts of this resin A, 0.5 parts of a coupling agent (Nitto Unicar Co., Ltd. A-174), 2 parts of "Darocure #1173" manufactured by Merck & Co. as a photoinitiator, and 1 part of "Parkadox #16" manufactured by Kayaku Nouri Co., Ltd. were added as photoinitiators. A gel coat of the present invention was prepared by adding a portion of the gel coat, and this was used as a gel coat composition (). On a 30cm x 30cm x 5mm glass plate coated with a release agent, apply gel coat () to a thickness of 0.5mm using a bar coater, wait until the coated surface is even, and then apply a 250W sun lamp ( Stanley Electric Co., Ltd.
When the gel coat layer was irradiated for about 15 minutes at a distance of 30 cm from the bottom of the gel coat (manufactured by Manufacturer Co., Ltd.), the gel coat layer was hardened to the extent that it was dry to the touch. (Casting, heating, and curing) With this as one side, another 2 mm thick FRP made of white colored glass mat was placed, and the interval between them was 10 mm. During this time, 100 parts of casting resin B manufactured by the following process was placed. , 200 parts of Fritz B-10 manufactured by Nippon Fellow Co., Ltd., and Perbutyl PV manufactured by Nippon Oil & Fats Co., Ltd.
1.5 parts, mixed, degassed and cast at 70℃ for 2 hours, 80℃
It was allowed to cure for 2 hours. After cooling and demolding, a molded product 1 was obtained. Comparative Example 1 To 100 parts of vinyl ester resin A, 1.5 parts of Kayaku Nouri Co., Ltd. 328E as an organic peroxide, 0.3 parts of cobalt naphthenate (6% Co), and ST Cure of Nippon Fine Chemical Co., Ltd. as a curing accelerator. Add 0.3 parts and 5 parts of Erosil R-200 to create a gel coat composition ()
This was applied to a glass plate in the same manner as in Example 1, photocured, cast with resin B, and cured by heating to obtain molded article 2. Each molded product obtained in Example 1 and Comparative Example 2 was
The sample was cut into pieces of 15 cm x 15 cm, placed in a boiling test container with four circular openings each side having a diameter of 10 cm, with the gel coat layer facing inside, and a boiling test was conducted at a temperature of 98 to 99°C. The results are shown in Table 1. As can be seen from Table 1, the molded product produced according to the present invention was superior.

〔発明の効果〕〔Effect of the invention〕

以上のように本発明は、ゲルコート層の黄変
や、ゲルコート層と注型層との剥離のない、優れ
た成形品を得ることができる。
As described above, according to the present invention, it is possible to obtain an excellent molded product without yellowing of the gel coat layer or peeling between the gel coat layer and the casting layer.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 (1) 光硬化可能な樹脂として、 (イ) ポリエステル樹脂 (ロ) ビニルエステル樹脂 (ハ) ウレタン変性ビニルエステル樹脂 より選ばれた1種または2種以上 (2) 光重合開始剤 (3) 有機過酸化物 を混合してなり、かつコバルトの有機酸塩を実質
的に含有しない組成物を、ゲルコートとして型に
施し、これに光照射して所望の硬化度までゲルコ
ートを硬化させ、 ガラス繊維を用いて裏打ちを行うかまたは行
わずに、分子量5000以上の、側鎖に(メタ)アク
リロイル基を1個以上有するラジカル硬化可能な
ポリマーのモノマー溶液を注型し、しかる後ゲル
コート層および注型層を加熱硬化することよりな
る成形品の製造方法。
[Scope of Claims] (1) As a photocurable resin, one or more selected from (a) polyester resin, (b) vinyl ester resin, (c) urethane-modified vinyl ester resin, and (2) photopolymerizable resin. Initiator (3) A composition prepared by mixing an organic peroxide and containing substantially no organic acid salt of cobalt is applied as a gel coat to a mold, and the gel coat is irradiated with light to the desired degree of curing. After curing, a monomer solution of a radically curable polymer having one or more (meth)acryloyl groups in the side chain and having a molecular weight of 5000 or more is cast, with or without backing with glass fibers. A method for producing a molded article, which comprises heating and curing a gel coat layer and a casting layer.
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