JPH05507789A - 熱的および視覚偽装手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱的および視覚偽装手段 本発明はスペクトルの視覚および近赤外帯域内に偽装する補足として不規則放射 パターンの熱的偽装を創り出す手段に関する。

本発明の一つの目的は視覚的および近赤外帯域内に良好な偽装特性を有すること に加えて、満足すべき熱的偽装防護体をも提供する、即ち熱放射物体の感熱カメ ラでの発見を隠蔽したり、または少なくともこのような発見を困難にする能力を 有する簡単な偽装手段を提供することにある。

本目的は掩蔽材料、例えばネット、ターポリン、カバーなどに任意の所望のパタ ーンで取付けるための任意形状の材料片、即ち掩蔽材料片の放出係数とは好まし くは少なくとも約０．３の係数差だけ実質的に異なる放出係数を有する材料片よ りなる補足的キットで構成されている点で本発明により達成される０例えば、木 の葉形に切った柔軟なＰＶＣ箔などから造られた０、９０またはそれより高い放 出係数を有する所謂先鋒材料（ｇａｒｎｒｓｈｊｎｇ　ｍａｔｅｒｉａｌ）を取 付けたネット枠組みよりなる現行の掩蔽材料を、この高度に放射性の先師材料の 全面に亘って低放射性の材料片を取付けることにより、不規則放射パターンに分 割することによって、放射スペクトルの視覚、近赤外および熱的帯域内に放射線 発射物体の効果的掩蔽を本発明の偽装手段で達成することができる。この偽装手 段は近赤外および熱的帯域内で熱カメラを用いて現用の偽装ネットが偽装された 物体の発見を不可能にしたり、あるいは露顕を困難にする方法で簡単に安価に補 足させることができる。

この材料片は好ましくは薄層体の形にし、薄層体は少なくとも一つの内面低放射 性金属層、例えばアルミニウム１でその外面が熱的帯域内で放射線を通す着色掩 蔽層、例えばポリエチレンを施した層よりなる。これら層はまた層に必要な機械 的強度を与えるように補強層を含む。

上記材料片は好ましくは不規則形状を有し面積約１〜２ｍ２である。

上記材料片は現用の掩蔽、または偽装材料、例えばネットを適当な固定具を用い てまたは接着または溶接によって所望の不規則パターンに取付けられる。掩蔽ネ ットの先師材料に慣用の方法で、材料片には所謂葉形切取りまたはまぶた形切取 りをして材料片に立体的不規則パターンを与え掩蔽材料で適当な熱的に不規則な パターンを得るために、材料片の全面積は掩蔽材料の全面積の好ましくは約３０ 〜４０％となろう。

本発明はまた視覚、近赤外および熱的帯域内で検知されないように物体を偽装す るための掩蔽材料に関し、この掩蔽材料において視覚および近赤外先師材料を含 む材料主体はこの材料本体上に所望のパターンで取付けられかつ任意所望の形状 と掩蔽材料の残り放出係数に少なくとも約０゜３だけ差のある放出係数とを有す る多数の材料片で増強されている。掩蔽材料はネット、布帛、ターポリン、カバ ー。図は熱放射に対し物体を掩蔽する目的で多数の材料片が取付けられた掩蔽ネ ットの概略説明図である。

在来の掩蔽用先師体を取付は視覚および近赤外帯域内に偽装を施すようにしたネ ット骨組み（詳細は示さず）よりなる掩蔽ネット１０が図示される。この先師体 は偽装着色された層材料、例えば比較的高い放出係数ｔ＞０．９０を有するＰＶ Ｃの布織片、ス°トリップまたは部片よりなる。

熱可視カメラ（ｔｎｅｒｍｏｖｊｓｉｏｎ）によってネットで覆われた熱放射物 体の発見を困難乃至不可能にするため熱スペクトル帯域内に偽装するのにも使用 される偽装を施した在来の掩蔽ネットを増強するために、本発明では現用の掩蔽 ネット１０はネットの放出係数とは異なる放出係数を有する一組の材料片１２で 補足完全化されることが提案されている。放出係数のこの相違は好ましくは約０ ．３より大きくして不規則な偽装放射パターンを創出すことができる。

材料片１２は一層またはそれ以上の金属１と、硬くする補強材と、およびにぷい 偽装色を出す外側が熱を通す層とよりなることが適当である。材料片１２は好ま しくは約０．４〜０．６の放出係数をも有する。

材料片１２は任意所望の色々な形状を有し、所望のパターンに適切な固定具１４ によりネット１０に取付けられる、図示の実施例では、六つの材料片１２が多数 のクランプ１４によってネット１０に固定されて、材料片１２が熱放射に対し適 切な掩蔽効果を出すようにネット面積の約３０〜４０％に等しい面積を覆ってい る。各材料片は好ましくは１〜２ｍ”の面積を備えている。

材料片はこの材料片の立体的に不規則なパターンを得るような在来のやり方で葉 形に切ったおよび（または）まぶた形に切ったものにすることができる。

要　約　書 本発明は視覚および近赤外帯域内に偽装するため補足として不規則放射パターン の熱偽装を提供するための手段に関する０本発明によれば、この偽装手段は現用 掩蔽材料、例えばネット上に所望のパターンで固定するようにした所望形状の一 組の補足的材料片（１２）よりなる。この材料片（１２）の放出係数は好ましく は少なくとも約０．３の差だけ掩蔽材料（１０）の放出係数とは実質的に異なる 。

本発明はまたこのような材料片が取付けられた掩蔽材料にも関するものである。

平成４年１２月１１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．不規則な放射パターンを有する熱偽装で視覚および近赤外帯域内の偽装を補 足するための手段において、該手段がネット、織布、ターポリン、覆い、などの 現用掩蔽材料（１０）に所望のパターンで取付ける目的の所望形状の一組の補足 材料片（１２）よりなることと、該材料片（１２）が好ましくは少なくとも約０ ．３の係数差だけ掩蔽材料（１０）の放出係数とは実質的に異なる放出係数を有 することとを特徴とする偽装手段。 ２．前記材料片（１２）が比較的低放出係数を有し比較的高放出係数の掩蔽材料 （１０）に取付けられるか、または逆の取付けにされたことを特徴とする請求項 １に記載の手段。 ３．前記材料片（１２）が少なくとも一つの内面の低放射性金属層と熱を通さな い外側偽装着色層とよりなる薄層の形にしたことを特徴とする請求項１または２ に記載の手段。 ４．前記材料片（１２）が材料片の立体的に不規則なパターンを得るように所謂 葉形の切取り部および（または）まぶた形の切取り部を備えたことを特徴とする 請求項１〜３のいずれか１項に記載の手段。 ５．前記材料片（１２）の全面積が好ましくは掩蔽材料（１０）の面積の約３０ 〜４０％に等しいことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の手段。 ６．視覚、近赤外および熱的帯域内に偽装するように構成された網織、布、ター ポリン、覆いなどの掩蔽材料で、該視覚的および赤外帯域内に偽装をおこなう配 飾材料が施された材料主体よりなる掩蔽材料において、該掩蔽材料が該材料主体 に所望パターンで取付けられた所望形状の多数の材料片（１２）を備え、該材料 片（１２）が上記掩蔽材料の残り部分の放出係数から少なくとも約０．３だけ異 なる放出係数を有することにより不規則放射パターンを提供すると共にこのため 良好な熱掩蔽特性を発揮する掩蔽材料をも提供することを特徴とする掩蔽材料。