JPH0550625U - インタフェースケーブル - Google Patents

インタフェースケーブル

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JPH0550625U
JPH0550625U JP10113691U JP10113691U JPH0550625U JP H0550625 U JPH0550625 U JP H0550625U JP 10113691 U JP10113691 U JP 10113691U JP 10113691 U JP10113691 U JP 10113691U JP H0550625 U JPH0550625 U JP H0550625U
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JP
Japan
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conductor
cable
outer diameter
insulator
wire
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Pending
Application number
JP10113691U
Other languages
English (en)
Inventor
義彰 宮川
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP10113691U priority Critical patent/JPH0550625U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 このケーブルは、信号線11とグランド線1
2を対撚りして成るペアケーブルを使用する。そして、
このグランド線12の絶縁体8の外径は信号線11の絶
縁体5の外径とほぼ等しくし、グランド線12の導体7
の外径を信号線11の導体4の外径に比べ小径とした。
このグランド線12の導体7は、複数のペアケーブル6
のグランド線12の各導体7と一括して使用されるた
め、径を細くしても導体抵抗を著しく高めるおそれがな
い。 【効果】 これにより、各ペアケーブル6の導体間隔が
実質的に大きくなり、導体径も小さくなることから、静
電容量が低下し特性インピーダンスを高めることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンピュータ間のデータ転送などに使用されるインタフェースケー ブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ間のデータ転送に使用されるケーブルとして、対撚りされたケー ブルを使用したインタフェースケーブルが知られている。 図2に従来のインタフェースケーブル断面図を示す。 図において、ケーブル1は、シース2の内側に、この例では7対のペアケーブ ル3を収容している。 各ペアケーブル3は図に示すように、導体4の外周に絶縁体5を被覆した絶縁 電線を撚り合わせたものである。
【0003】 インタフェースケーブルとして要求される特性は、各ペアケーブル3の特性イ ンピーダンスや静電容量を一定にし、ばらつきをなくすことにある。また、ディ ジタル信号を歪なく高速に伝送するためには、その静電容量をできるだけ小さく し、データ遅延を減少させる必要がある。このために、上記ペアケーブル3を構 成する絶縁電線の一方をグランド線に使用し、絶縁体5の誘電率を小さくしたり 、導体4の外径dと導体4の間隔Bの比を小さくし、実効的な導体間隔を広げる ようにしている。また、シース2の直下にシールド層を設ける場合には、シール ド半径を大きくするようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなインタフェースケーブルは、通常コンピュータへの接 続用コネクタが規格化されており、絶縁体5の外径も自由に変更することはでき ず一定の範囲に制限される。また、導体4の外径は電気抵抗などを考慮すると、 やはり一定以下にすることは難しい。また、絶縁体5の材料として発泡プラステ ィックなど各種の材料の選定が可能であるが、これらの材料は高価になり、コス トアップの原因となる。また、シールド半径を大きくする方法は、コネクタケー スなどのサイズを考慮するとやはり限界がある。
【0005】 上記のような各種の制限から、従来、インタフェースケーブルの静電容量を低 下させることが非常に難しいという問題があった。一方、近年、データ転送の大 容量化や高速化に伴って、より高いインピーダンスでより低い静電容量のインタ フェースケーブルの開発要求が高まっている。 本考案は、以上の点に着目してなされたもので、従来の規格を満たし、大きな コストアップを防止しつつ、特性インピーダンスを高め静電容量を低下させたイ ンタフェースケーブルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のインタフェースケーブルは、信号線とグランド線とを対撚りして成る ペアケーブルを、複数対撚り合わせて成るものにおいて、前記信号線と前記グラ ンド線の絶縁体外径をほぼ等しく選定するとともに、前記グランド線の導体径を 前記信号線の導体径に比べて小径としたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
このケーブルは、信号線11とグランド線12を対撚りして成るペアケーブル を使用する。そして、このグランド線12の絶縁体8の外径は信号線11の絶縁 体5の外径とほぼ等しくし、グランド線12の導体7の外径を信号線11の導体 4の外径に比べ小径とした。このグランド線12の導体7は、複数のペアケーブ ル6のグランド線12の各導体7と一括して使用されるため、径を細くしても導 体抵抗を著しく高めるおそれがない。 これにより、各ペアケーブル6の導体間隔が実質的に大きくなり、導体径も小 さくなることから、静電容量が低下し特性インピーダンスを高めることができる 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。 図1は本考案のインタフェースケーブル実施例を示す断面図である。 図において、本考案のインタフェースケーブル10は、シース2の内部に、例 えば7対のペアケーブル6を収容している。各ペアケーブル6は、信号線11と グランド線12を対撚りして構成される。信号線11は導体4の外周に絶縁体5 を被覆した構成のものである。また、グランド線12は信号線11の導体4より も小さい外径の導体7に、信号線11の絶縁体5と同一の外径の絶縁体8を被覆 した構成のものである。 図3にこのような信号線とグランド線の具体的な構成説明図を示す。 図において、信号線11の絶縁体5は例えばFEP(4−6フッ化樹脂 Fluri nated Ethylene Propylene)から構成され、その外径は 0.8ミリメートルに選定 されている。また、信号線11の導体4は、米国で一般的に使用されている導体 寸法規格AWG(American Wire Gageの規格)30の単線から構成され、その外 径は0.26ミリメートルとされている。一方、グランド線12の絶縁体8は、信号 線11の絶縁体5と同一材料を使用し、同一外径とされている。また、グランド 線12の導体7は、AWG32の単線が使用され、その外径は約0.2 、正確には 0.203ミリメートルとされている。
【0009】 図4に一対のペアケーブルの静電容量を求めるための計算法説明図を示す。 図において、導体外径をdとし導体間距離をBとすると、その静電容量Cは図 の式に示すようにして求められる。なお、内部導体実効径係数k1 は、導体が単 線の場合と撚り線の場合とで何れかに選択される係数である。また、絶縁体占積 率Vは、充実絶縁体と発泡絶縁体を用いた場合とで異なり、発泡率の高い絶縁体 ほど占積率は小さくなる。 図5にケーブル化された場合の各ペアケーブルの静電容量計算法を示す。 各ペアケーブル独立では、図4に示したような計算により静電容量が求められ る。しかしながら、これを撚り合せてケーブル化した場合には、図5に示すよう にしてその静電容量が求められる。図5の上部は、ケーブルにシールドを施さな い場合の値を示し、下部はケーブルにシールドを施した場合の値を示す。こうし て求められた静電容量Cは、ケーブルの各信号線の導体とアース間の静電容量で ある。即ち、この値が大きければ各信号線を流れるデータの高周波に対するイン ピーダンスが低くなる。従って、本考案のインタフェースケーブルは、この値を 従来より低くすることを目的とする。
【0010】 図6にケーブルの特性比較図を示す。 図において、比較例と示したのは、従来構成の即ち信号線もグランド線も同一 の外径の導体と絶縁体構成のインタフェースケーブルが示す特性インピーダンス と静電容量を求めたものである。また、実施例は、本考案の構成のインタフェー スケーブルの特性インピーダンスと静電容量を求めたものである。 図に示すように、従来構成の場合、特性インピーダンスZ0 は90Ω、静電容 量Cは50PF/mとなる。これに対し、本考案の構成のケーブルでは、特性イ ンピーダンスZ0 は96Ωと従来より高くなり、静電容量Cは45PF/mとい うように従来より低くなっている。 上記のように、本考案のインタフェースケーブルにおいては、グランド線12 の導体7の外径を小さくすることによって静電容量を低下させ、特性インピーダ ンスを高めている。なお、各ペアケーブル6のグランド線12の導体7は、ケー ブルの端末において一括して接地される。従って、この導体7に限っては、外径 を小さくしたとしても実効的な電気抵抗が高くなるおそれがない。即ち、各導体 7が並列接続されるため、信号線11の導体4と同一外径にする必要がない。従 って、グランド線12の導体7の外径を小さくし、実効的な導体間距離を大きく し、ケーブルの絶縁体2の内側に施すシールドとの間の距離を大きくして静電容 量低下を図ることができた。
【0011】 この場合おいても、信号線11とグランド線12の絶縁体外径は従来のものと 同様ほぼ同一であるため、従来のコネクタをそのまま使用することができる。ま た、信号線11とグランド線12の絶縁体5及び8は何れも従来のものと同一の 材料を使用することが可能で、著しいコストアップを招くことがない。 本考案は以上の実施例に限定されない。上記実施例においては、断面の丸い7 対のペアケーブルを収容したインタフェースケーブルを例にとって説明したが、 ケーブルの断面構造や対数は自由に選定して差し支えない。また、導体や絶縁体 に使用する材料も従来よく知られた各種の材料に変更して差し支えない。 更に、信号線やグランド線の導体は、単線でなく撚線を用いるようにしても差 し支えなく、単線と撚線を混在させるようにしても同様の効果を得ることが可能 である。
【0012】
【考案の効果】
以上説明した、本考案のインタフェースケーブルは、信号線とグランド線を対 撚りにして成るペアケーブルの、信号線とグランド線の絶縁体外径をほぼ等しく するとともに、グランド線の導体径を信号線の導体径に比べて小径としたので、 実質的な導体間隔を広げ、静電容量を低下させ、特性インピーダンスを向上させ ることができる。また、この場合に絶縁体外径が変更されないため、従来のコネ クタをそのまま使用しコストアップを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインタフェースケーブル実施例を示す
横断面図である。
【図2】従来一般のインタフェースケーブル横断面図で
ある。
【図3】本考案のケーブル構成説明図である。
【図4】ペアケーブルの静電容量計算法の説明図であ
る。
【図5】ケーブルの静電容量計算法の説明図である。
【図6】ケーブルの特性比較図である。
【符号の説明】
2 絶縁体 4 導体 5 絶縁体 6 ペアケーブル 7 導体 8 絶縁体 10 インタフェースケーブル 11 信号線 12 グランド線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線とグランド線とを対撚りして成る
    ペアケーブルを、複数対撚り合わせて成るものにおい
    て、 前記信号線と前記グランド線の絶縁体外径をほぼ等しく
    選定するとともに、前記グランド線の導体径を前記信号
    線の導体径に比べて小径としたことを特徴とするインタ
    フェースケーブル。
JP10113691U 1991-12-09 1991-12-09 インタフェースケーブル Pending JPH0550625U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10113691U JPH0550625U (ja) 1991-12-09 1991-12-09 インタフェースケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10113691U JPH0550625U (ja) 1991-12-09 1991-12-09 インタフェースケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550625U true JPH0550625U (ja) 1993-07-02

Family

ID=14292669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10113691U Pending JPH0550625U (ja) 1991-12-09 1991-12-09 インタフェースケーブル

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JP (1) JPH0550625U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164878A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Ube Nitto Kasei Co Ltd 同軸ケーブルの設計方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433106U (ja) * 1977-08-09 1979-03-05

Patent Citations (1)

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JP2006164878A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Ube Nitto Kasei Co Ltd 同軸ケーブルの設計方法

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