JPH05505131A - 心膜下液使用の心臓酸素化装置 - Google Patents
心膜下液使用の心臓酸素化装置Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
心腹下液使用の心臓への酸素投与装置および方法〜
本出願は、1990年12月14日出願の米国特許出願第077627、178
号の一部継続出願である。
11置11
本発明は、虚血性心臓組織への酸素投与装置および方法に関する。更に詳細に言
えば、本発明は、心筋への酸素を冠状動脈以外の手段を介して供給する装置およ
び方法に関する。
米国内だけでも年間約150万例の心臓発作が記録されており、その内僅か12
0万(80%)の患者が生存状態で病院に運ばれる。他の300.000例は病
院内で死亡し、約60o、 ooo例の年間死亡率の原因となっている。
心臓発作あるいは心筋梗塞(MI)患者900.000例は、生存したとしても
、心筋組織の廠痕化等の心臓の非可逆的損傷に有意に罹患する。
心臓発作に因る損傷に加えて、経皮経管冠動脈形成術(PTCA)を受けた患者
は、医原性心筋虚血を発症する危険性を有する。特にPTCAが実施された場合
には、拡張バルーンが冠状動脈内で拡張されて、その拡張期間中は遠位心筋への
血流が遮断される。バルーンを2分間以上もの間拡張状態に維持することが高頻
度に所望され、この間に有意な虚血が発現することがある。
何れの臨床状況、つまり!ilIおよびPTCAにおいても、血液のIfI流が
再確立されるまでの間、心筋組織に酸素を供給する装置および方法が必要である
。特に心筋梗塞後は、非潅流期間が必ずあり、その期間中に虚血が発現すること
がある。虚血は特に、患者を病院に輸送する期間中および閉塞血管を、例えばP
TCAあるいは血栓溶解薬で再開口するまでの間に発現する。
30分以内の非潅流期間に因り生じた虚血は、完全に可逆性であり、心筋に永久
的損傷を与えることはないと−なかつたり、あるいは比較的長期間完全に回復し
ない。
2〜4時間以上の非潅流期間が発現した場合は、発症した虚血の結果、非潅流心
筋部分の壊死が生じる。
虚血を量小限にするために、典型的PTCA処置では、バルーン拡張時間を僅か
30〜60秒としている。心電図記録法等の手段による虚血の定量的モニターを
実施すれば、拡張時間を長期化が可能である。PTCA中の心筋組織への酸素供
給の比較的澄近の方法としては、酸素化血液あるいは過フッ化炭化水素乳剤を、
PTCAカテーテルの中央管腔を介して潅流する方法がある。このような技術は
、Nunn等、AM、J、Cardiol、、52:203〜205.1983
年; Kolodgie等、 Am、 Heart J、 、 112:119
2〜1201.1.986年; Glogar等、 5cience、 211
:1439〜1441.1981年等の数冊の雑誌に記載されている。更に、心
筋梗塞後のPTCAの場合は、心筋を再酸素化するために、過フッ化炭化水素の
動脈内導入が使用されている。しかし、これは、狭窄あるいは血栓性閉塞血管が
再開口して血流が再確立している場合にのみ可能である。
血栓溶解薬の静脈内、あるいは冠状動脈内直接投与は、閉塞血管を再開口する別
の手段である。血栓溶解薬は、閉塞性血栓を溶解し、それによって血流を再確立
することによって作用する。軽症型心筋梗塞の場合は、血栓溶解薬を適切に投与
すれば、血流が相対的に迅速に回復することが期待される。しかし、塊状壊死型
心筋梗塞の場合、あるいは血栓溶解薬投与が遅延した場合には、血栓溶解薬の効
果は大幅に減少する。更に、適切な用量の選択、出血性副作用、溶解作用の30
〜60分以上の遅延、短期間の血中半減期、高額費用等の血栓溶解薬使用関連の
不利な点が幾つかある。また、年齢、出血状況等の因子に基づいて考慮した場合
、全患者が血栓溶解薬使用に適切な症例ではない。
心筋梗塞後の心筋の再潅流の遅延は、虚血組織および白血球の生理学的および生
化学的変化を生じさせる。これらの変化は、血流再確立後の最初の数分間に酸素
フリーラジカルを放出させることがある。このフリーラジカルが、すでに危険状
態にある虚血組織を更に損傷させる。
数種類の薬物が、心臓の再潅流時損傷を阻害する可能性のある薬として研究され
ている。これらの大部分は、静脈内あるいは冠状動脈内投与により有効であるこ
とが示されている。特に、過フッ化化合物乳剤は、再潅流時に使用された場合、
再潅流による損傷を予防する上で有益である可能性があることが示されている。
(Foullan等、 J、 Am、 Co11、Caradiol、 、 9
:1082〜1090.1987年; RobertS等、 Am、 J、 C
ardiol、 、 57: 1202〜12(15,1986年; Baja
j等、C1rculation、79:645〜656.1989年参照)この
損傷予防は、過フッ化化合物類の組織への酸素運搬能力、放出酸素ラジカル除去
能力および再潅流部位からの白血球洗浄除去能力から生じると考えられている。
しかし、前述の全ての方法および薬物には、その有効性が閉塞血管の再開口にか
かっているという不利な点がある。特に、従来技術の全方法は、静脈内あるいは
冠状動脈内投与で実施され、それには、薬物を危険状態の心筋へ送達するために
閉塞血管の再開口を必ず必要とする。
したがって、冠状動脈を介する以外の手段による心筋への酸素供給装置および方
法が必要となる。
本研究では、溶存ガスの心腹空隙内投与を、左前下行冠状動脈の結紮により生じ
る虚血の予防を提供する手段として検討した。(Sedlarik等、Res、
ExpJed、(Berl)、183:177〜181.1983年参照)本研
究にはまた、整理食塩水に酸素を通す試験も含まれている。しかし、生理食塩水
では、適切な酸素投与あるいは二酸化炭素の除去を、通常は実施不可能である。
本方法の有効性は、明白に、リンパ管による酸素の取込みと輸送に基づいている
。しかし、このような処置には、生理食塩水が充分な量の酸素を搬送不可能、ま
た二酸化炭素除去を不可能であるためにアシド−シスを発症させるという危険性
がある。更に、生理食塩水溶存酸素を投与した場合、治療薬あるいは栄養剤を併
用投与できない。
したがって、冠状動脈を介する以外の手段によって、また生理食塩水溶存ガス使
用による不利な点を回避するところの心筋への酸素供給装置および方法を提供す
る必要がある。
L里豆11J3
本発明の目的は、冠状動脈を介する以外の手段での心筋への酸素供給装置および
方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、閉塞心血管の再開口前に心筋に酸素を供給する装置および
方法を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、心筋梗塞後あるいは経皮経管冠動脈形成術中の危険な
非潅流期中の心筋に酸素を供給する装置および方法を提供することにある。
免豆ユ11
前述の目的は、本発明に従って、酸素化搬送溶液を、冠状血管を介する以外の手
段で危険状態の組織に直接供給する装置および方法を提供することによって達成
される。特に、本発明の目的は、過フフ化炭化水素乳剤を心腹空隙、つまり心腹
と心外膜表面間の空隙内に直接注入するカテーテルを提供することによって達成
される。
= 六 一
本発明の装置および方法は、非冠状動脈経路を介して、4〜6時間以上、心臓を
酸素化することを可能にする。
このことは、心筋梗塞およびPTCAの場合等に、心臓に冠状動脈を介する血液
が充分に供給されない期間中特に重要である。
また本発明の装!および方法により、虚血発現に関連の危険性を大幅に減少可能
である。特に、心筋梗塞後には、本発明の装置および方法の使用により、PTC
Aあるいは血栓溶解薬の使用に比して、より迅速に心筋組織が酸素化可能となる
。更に、本発明の装置および方法は、PTCAあるいは血栓溶解薬による処置と
併用可能であり、PTCAあるいは血栓溶解薬による処置が奏効する以前に危険
状態組織を再酸素化するように作用可能である。このことは、PTCA処置期間
中あるいは血栓溶解薬の溶解作用が遅延した場合の虚血発現を予防する上で特に
重要である。
本発明の装置および方法は、病院のCCU (冠状動脈疾患集中治療病棟)、急
患室および救急車内でさえ使用可能である。このことは、心筋梗塞直後の危篤状
態期間中の虚血発現を予防する上で特に重要である。
虚血の初期発現を減少し、PTCAあるいは血栓治療中の更に別の虚血の発現を
回避することによって、心筋梗塞が原因の死亡率を大幅に減少可能である。
本発明の装置および方法で予め#素化した搬送溶液を使用することにより、生理
食塩水溶存酸素供給に関連の全ての不利な点が回避される。特に、予め酸素化し
た搬送溶液の使用は、コントロールおよびモニターが相対的に容易であり、二酸
化炭素を組織より除去してアシド−シスを予防するように作用し、心臓組織に送
達する酸素濃度をより高くする。
本発明の装置および方法は、心腹空隙に、予め酸素化した搬送溶液を直接的に供
給可能なカテーテルより成る。
種類で良いが、最適なものは、1方が軽度な減圧を実施する上で使用可能であり
、他方が溶液送達、溶液輩出および心腹液圧モニター用の経路として作用する2
本以上の管腔を有する案内カテーテルを包含する。本カテーテルは、好ましくは
また、超音波あるいはファイバオブチック技術の使用を介して、患者体内の適切
な部位へのカテーテル案内を援助する手段を包含する。本発明に従った別の実施
例では、カテーテルは、先端より3〜60■にかけて相互に分離している3本の
並列管腔を包含する。
本設計は、3本の管腔により心腹潅流溶液の注入と排出および心腹液圧の記録が
同時に可能となるという点て有利である。
予め酸素化した搬送溶液は、送達用カテーテルを介して、カテーテルに接続して
いる通常の投与手段から送達してもよい。通常の投与手段とは、注射器、注入び
んあるいは袋、あるいは他の公知の手段である。
予め酸素化した適切な搬送溶液とは、生理食塩水、ブドウ糖5%水溶液、緩衝液
、リンゲル液等の電解質調剤、芳香族あるいは非芳香族過フッ化炭化水素の乳剤
等である。好適な予め酸素化した搬送溶液は、芳香族あるいは非芳香族過フッ化
炭化水素の乳剤である。更に、生理学的連合性を有し、心腹下投与後に心臓に充
分な量の酸素を搬送可能な溶液であれば、何れの溶液を使用してもよい。好まし
くは、予め酸素化した搬送溶液は乳化剤の乳剤で、過フルオロデカリン、過フル
オロブロモオクタン、過フルオロメチルアダマンタン、過フルオロブロモアルキ
ルエーテル、Fouosol−DA 20%、過フルオロヘキシルエーテル、過
フルオロブチルエタン、過フルオロイソブロイルヘキシルエタン、過フルオロブ
チルヘキシルエーテルおよび、過フルオロアルキルエーテル類、過フルオロアル
キルアルケン類、過フルオロアルキルアリルエーテル類、過フルオロアルキルア
リルアルケン類、過フルオロアリルエーテル類、および過フルオロアリルアルケ
ン類の一般的種類、および容易に乳化可能な他の過フッ化化合物から成るグルー
プから選択される少なくとも1種類の過フッ化炭化水素化合物である。
更に好ましくは、過フッ化炭化水素化合物は、Fluos。
1−DA 20%、過フルオロブロモオクタン、過フルオロデカリン、過フルオ
ロメチルアダマンテン、過フルオロブロモイソブチルエーテルから成るグループ
から選択される少なくとも1種類の化合物である。
適切な乳化剤は、天然、合成あるいは粒子寸法および効力が至適となる適切な配
合であれば、何れの乳化剤でもまい。好ましくは、過フッ化炭化水素乳剤は、1
種類以上の芳香族あるいは非芳香族過フッ化炭化水素化合物と、1種類以上の天
然あるいは合成乳化剤との組合わせによって至適となる。
乳剤は、標準卵黄リン脂質を乳化剤として使用し、平均粒子寸法が50〜300
0nmであるマクロ乳剤である可能性がある。好ましくは、マクロ乳剤は、平均
粒子寸法がl。
O〜400n■である。乳剤は、フッ化界面活性剤を乳化剤として使用し、平均
粒子寸法が10〜100n*であるマイクロ乳剤であってもよい。好ましくは、
マイクロ乳剤の平均粒子寸法は、30〜60n1である。
過フッ化炭化水素乳剤を、予め酸素化した搬送溶液として使用する場合、約40
0〜・700の分子量を有する過フッ化炭化水素化合物を使用することが好まし
い。更に好ましくは、過フッ化炭化水素化合物の分子量は450〜550の範囲
であるべきである・
予め酸素化した溶液の投与量は、心タンボナーデを回避するために注意深(調節
すべきである。典型的投与量は、5〜10−1の範囲内である。更に、液を定期
的に排出し、新鮮な乳剤を心腹空隙に供給することが所望される。
好ましくは、過フッ化炭化水素乳剤2000m1を心腹空隙に30分から6時間
かけて投与することが望ましい。最も好ましくは、100〜500■1を投与す
る。過フッ化炭化水素乳剤の投与量は、心腹液圧を7s++wHg未満に制限す
るように調節すべきであることが理解されるであろう、(注:Gonzalez
等、 、J、 Am、 Co11. Cardiol、 :pp239〜247
.199])心腹空隙への投与液は、20〜42℃の範囲の温度で送達すること
。好ましくは、溶液は、心腹空隙に送達された時に37℃とすること。
一実施例として、本発明の装置および方法は、下記の手順に従って実施可能であ
る。最初に、胸郭あるいは他の適切な侵入部位に経皮的穿刺を実施する。案内カ
テーテルを、超音波あるいはファイバーオブチック等の案内装置を使用して、案
内カテーテルが心腹表面に到達するまで進める。案内カテーテルの真空管腔に接
続した空の注射器を使用して、心腹を心臓から約]、cmの距離を離すように軽
度に減圧する。次に心外膜表面に損傷を与えないような方法で、心腹を穿刺する
。心腹穿刺後、送達−排出一圧力カテーテル(d−w−pカテーテル)を、必要
ならば案内ワイヤの補助の下に、案内カテーテル管腔を介して通す。次に、d−
w−pカテーテルを心腹空隙内に進め、案内ワイヤがある場合は除去する。次に
減圧し、案内カテーテルを心臓領域より除去する。
次に卵黄リン脂質で乳化させ予め体7M(37℃)にまで温めた過フルオロメチ
ルアダマンタン50%胃/W等の予め酸素化した搬送溶液を、d−w−pカテー
テルを介して心腹空隙内に、注射、輸液あるいは他の適切な方法で投与する。
予め酸素化した搬送溶液の投与前に、内因性心腹が特に適量に存在する場合には
、一部を除去する。予め酸素化した搬送溶液の投与量は、心タンボナーデを予防
するために注意深く調節すること。これは、2D超音波心エコー法等の手段によ
って投与量をモニタすることにより実施可能である。その替わりに、右心室最終
拡張気圧の増加をモニタすることで、心タンポナーデの初期徴候を警告可能であ
る。好適な代替法として、d−w−pカテーテルの管腔を介して、心腹圧の直接
的記録を実施してもよい。
次に、心腹空隙に供給される予め酸素化した搬送溶液は、リンパ管を介する輸送
によって心臓中に酸素を供給するように作用可能である。特に、予め酸素化した
搬送溶液を心臓外表面と接触させることによって、リンパ系がその溶液を取り込
み、経壁的に心臓を介して溶液を送達するように作用する。次に溶液は、排出性
リンパ管を介して心臓から自動的に放出される。本手段による酸素投与では、心
筋全体の総酸素化が可能となり、閉塞性血管を介する選択的カテーテル法の必要
性がなくなる。更に、本発明に従った酸素投与法は、二酸化炭素の取り込みおよ
び除去を提供する。
前述の過フッ化炭化水素乳剤を使用することが好ましい。過フッ化炭化水素乳剤
は、一般的に、リンパ管に容易に取り込まれることができるような粒子寸法と親
油性を有する。しかし、リンパ管を介する心腹下投与後に心臓に充分な量の酸素
を搬送可能である生理学的適合性を有する溶液であれば、何れの溶液を使用して
もよい。等張液は酸素キャリヤとして有効であるが、低張液は、浸透勾配がリン
パ液へのより迅速な取り込みを容易にするため、更に有効である。
本発明に従った特別の実施例では、心腹空隙に供給される液体は定期的に排出さ
れ、新鮮な液体が注入される。
この液体交換は、通常の注射器あるいは多岐管器具を使用して達成される。好ま
しい代替法では、液体の連続排出および同時補充を提供する自動装置が使用され
ることがある。排出された液体は、廃棄されるか、または液体を再酸素化して再
補充するために、酸素−二酸化炭素ガス交換器を介して再循環される。適切なガ
ス交換器は、心肺バイパス手術に使用される型のものである。
心腹空隙からの液体排出および心腹空隙への液体補充には、幾つかの利点がある
。特に、心腹空隙へ供給される過フッ化炭化水素乳剤の粒子寸法は遥かに大きく
、それが至適効力と心臓リンパ系への最少の取り込みを提供する。本実施例の過
フッ化単価水素乳剤の粒子寸法は50〜50.000nmであり、好ましくは1
00〜30. OOOnmである。
過フッ化単価水素乳剤とリンパ系間のガス交換は、リンパ液と心腹液間の界面で
生じるものと思われる。
過フッ化単価水素乳剤の一部がリンパ系に吸収され、一部は吸収されない場合に
至適効力が達成されることが期待される。このような場合には、心腹空隙から排
出される過フッ化炭化水素乳剤の量は、注入量より少なく、その差が、身体に吸
収および分布する量である。
したがって、心腹空隙に出入りする過フッ化炭化水素乳剤の粒子の除去および再
循環による主要な利点は、過、フッ化炭化水素乳剤の全身的取り込みと分布を最
小限にすることができることである。過フッ化炭化水素乳剤の身体への取り込み
が減少すると、身体の負担が軽くなり、したがって、過フッ化炭化水素乳剤で身
体に過負荷をかけることなく酸素投与期間を延長できる。
定期的排出と再注入の別の利点は、過フッ化炭化水素液が生のままの状態、つま
り乳化してない状態で心腹空隙に供給されることである。このことによって、過
フッ化炭化水素液の製造が容易になり、使用可能な過フッ化炭化水素液の範囲も
広がる。
したがって、本発明は、冠状動脈以外の手段を介して心臓に酸素を供給する装置
および方法をを提供する。更に、本発明は、心臓の閉塞血管を再開口する前に心
筋に酸素を供給する装置および方法を提供する。また更に、本発明は、心筋梗塞
後あるいはPTCA処置中の危篤状態の非潅流期に心筋に酸素を供給する装置お
よび方法を提供する。
本発明にはまた、他の幾つかの有利な使用法がある。
特に、送達カテーテルが心腹空隙内の適切な位置に一旦配置されると、治療薬お
よび栄養剤を心臓に供給することも可能である。これらの薬物あるいは栄養剤を
単独で、あるいは乳状の予め酸素化した搬送溶液と併用で投与してもよい。好適
な実施例では、各酸素搬送媒質、治療薬搬送媒質および栄養剤搬送媒質を心腹空
隙に同時に供給、可能である。
本発明は、リドカイン、血栓溶解薬、抗炎症薬、および心臓の再潅流損傷を減弱
する作用の薬物等の広範な種類の治療薬を送達するのに使用してもよい。ブドウ
糖、脂肪酸等の広範な種類の栄養剤も搬送可能である。これらの栄養剤は、生理
学的適合性を有する濃度で送達されなければならない。適合性を有する脂肪酸は
、02〜C1g鎖長脂肪酸から選択可能であって、それは、混合および比率で至
適となる。
本発明の装置および方法はまた、酸素投与が必要な心臓領域以外の組織への応用
にも有益である。特に、本発明の装置および方法は、前述のような投与が可能な
解剖学的支持構造物および生体膜を含む何れの組織にも使用可能である。例えば
、本発明の装置および方法は、過フッ化炭化水素乳剤投与のための空隙を形成す
るために5組織の主表面より引っ張って分離することのできる被覆嚢あるいは膜
を包含する組織ならば、何れの組織でも酸素化するのに使用される。特別な実施
例としては、脳卒中の結果の虚血治療のための、過フッ化炭化水素乳剤等の予め
酸素化した搬送溶液の硬膜上投与である。この場合、過フッ化炭化水素乳剤は、
硬膜下で、脳表面上の脳を髄液内に注入される。
前述の例は、本発明の好適な実施例の一部の説明であって、本発明を制限するも
のではない。多数の変形例および詳細な変更は本発明の精神の範囲内である。
要約書
本発明は、虚血組織への酸素投与装置および方法に関する。更に詳細に言えば、
本発明は、冠状動脈以外の手段を介して心筋に酸素を供給する装置および方法に
関する。本発明の装置は、過フッ化炭化水素乳剤等の予め酸素化した搬送溶液を
、心腹空隙、つまり心腹と心外膜表面間の空隙内に直接注入するのに使用される
カテーテルから成る。予め酸素化した溶液は、定期的あるいは連続して心腹空隙
より排出され、次に新鮮溶液が心腹空隙内に注入される。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (39)
- 1.案内カテーテルと、溶液送達カテーテルと、予め酸素化した搬送溶液を前記 送達カテーテルを介して供給する手段とから成り、前記案内カテーテルは前記送 達カテーテルを、心膜と心外膜表面間の心膜空隙間に案内するのに使用され、前 記送達カテーテルは前記案内カテーテルを介して進めることによって心膜空隙の 内部内に接触し、前記搬送溶液は前記送達カテーテルを介して心膜空隙内に直接 投与され、前記搬送溶液は心膜空隙から排出あるいは心膜空隙内に補充される心 臓の酸素化装置。
- 2.前記送達カテーテルが、心膜空隙から搬送溶液を排出する手段と、心膜液圧 のモニター手段とを包含する請求の範囲第1項に記載の装置。
- 3.前記送達カテーテルが、搬送溶液を心膜空隙に送達する第一の管腔と、心膜 空隙から搬送溶液を排出する第二の管腔と、心膜液圧をモニターする第三の管腔 である3管腔カテーテルから成る請求の範囲第2項に記載の装置。
- 4.搬送溶液の送達および排出、および心膜液圧のモニターが同時に実施される 請求の範囲第3項に記載の装置。
- 5.前記案内カテーテルが、2管腔カテーテルから成り、第一の管腔は軽度の減 圧を実施可能であり、第二の管腔は前記3管腔カテーテルを心膜空隙に案内可能 である請求の範囲第3項に記載の装置。
- 6.前記案内カテーテルが、同心2重管腔カテーテルから成り、外側管腔は軽度 の減圧を実施可能であり、内側管腔は前記3管腔カテーテルを心膜空隙に案内可 能である請求の範囲第3項に記載の装置。
- 7.前記搬送溶液が定期的に、心膜空隙より排出され、新鮮搬送溶液が心膜空隙 に注入される請求の範囲第1項に記載の装置。
- 8.心膜空隙から排出される前記搬送溶液が、酸素−二酸化炭素ガス交換器でガ ス交換されることによって再酸素化され、心膜空隙に再補充される請求の範囲第 7項に記載の装置。
- 9.前記搬送溶液が心膜空隙より連続して排出され、同時に新鮮搬送溶液が心膜 空隙内に注入される請求の範囲第1項に記載の装置。
- 10.心膜空隙から排出される前記搬送溶液が、酸素−二酸化炭素ガス交換器で ガス交換されることによって再酸素化され、心膜空隙に再補充される請求の範囲 第9項に記載の装置。
- 11.前記搬送溶液が乳化剤の乳剤であり、過フルオロデカリン、過フルオロブ ロモオクタン、過フルオロブロモアルキルエーテル、Fluosol−DA20 %、過フルオロヘキシルエーテル、過フルオロブチルエタン、過フルオロイソブ ロイルヘキシルエタン、過フルオロブチルヘキシルエタンおよび、過フルオロア ルキスエーテル類、過フルオロアルキルアルケン類、過フルオロアルキルアリル エーテル類および過フルオロアリルアルケン類の一般的種類、および容易に乳化 可能な他の過フッ化化合物から構成されるグループから選択される少なくとも1 種類の過フッ化炭化水素化合物である請求の範囲第1項に記載の装置。
- 12.前記過フッ化化合物が、Fluosol−DA20%、過フルオロブロモ オクタン、過フルオロデカリン、過フルオロメチルアダマンタン、過フルオフォ ブロモイソブチルエーテルから構成されるグループから選択される少なくとも1 種類の化合物である請求の範囲第11項に記載の装置。
- 13.前記乳剤の平均粒子寸法が50〜50,000nmである請求の範囲第1 1項に記載の装置。
- 14.前記平均粒子寸法が100〜30,000nmである請求の範囲第13項 に記載の装置。
- 15.前記搬送溶液が、過フルオロデカリン、過フルオロブロモオクタン、過フ ルオロメチルアダマンタン、過フルオロブロモアルキルエーテル、Fluoso l−DA20%、過フルオロヘキシルエーテル、過フルオロブチルエーテル、過 フルオロイソプロイルヘキシルエーテル、過フルオロブチルヘキシルエタン、お よび過フルオロアルキルエーテル類、過フルオロアルキルアルケン類、過フルオ ロアルキルアリルエーテル類、過フルオロアルキルアリルアルケン類、過フルオ ロアリルエーテル類および過フルオロアリルアルケン類の一般的種類および容易 に乳化可能な他の過フッ化化合物から構成されるグループから選択される少なく とも1種類の過フッ化炭化水素化合物である請求の範囲第1項に記載の装置。
- 16.前記過フッ化炭化水素化合物が、Fluosol−DA20%、過フルオ ロブロモオクタン、過フルオロデカリン、過フルオロメチルアダマンタン、過フ ルオロブロモイソブチルエーテルから構成されるグループから選択される少なく とも1種類の化合物である請求の範囲第15項に記載の装置。
- 17.経皮経管冠動脈形成術中に使用され、それによって心筋の虚血組織の発現 を予防する請求の範囲第1項に記載の装置。
- 18.案内カテーテルと、 溶液送達カテーテルと、前記送達カテーテルを介し て予め酸素化した搬送溶液を供給する手段とから成り、前記案内カテーテルは、 前記送達カテーテルを組織被覆生体膜と組織表面間の空隙内に案内するのに使用 され、前記送達カテーテルは、前記案内カテーテルを介して進められることによ って、前記空隙内に接触し、前記搬送溶液は前記送達カテーテルを介して前記空 隙内に直接投与され、前記搬送溶液は、前記空隙から排出および前記空隙へ補充 される体組織の酸素化装置。
- 19.前記組織が脳であり、前記装置が、前記搬送溶液を硬膜下で、脳表面を被 覆している脳脊髄液内に投与するのに使用される請求の範囲第18項に記載の装 置。
- 20.案内カテーテルを患者の脈管系を介して、前記案内カテーテルが心膜に接 触するまで挿入する段階と、前記案内カテーテルを介して軽度に減圧することに よって心膜を心臓から分離し、それによって心膜と心外膜表面間の心膜空隙を形 成する段階と、心膜を穿刺する段階と、送達カテーテルを、前記案内カテーテル を介して前記送達カテーテルが心膜空隙の内部に接触するまで通す段階と、前記 搬送溶液を前記送達カテーテルを介して心膜空隙内に送達する段階後、搬送溶液 を心膜空隙から排出および心膜空隙へ再補充する段階とから成る予め酸素化した 搬送溶液を患者の心臓に送達する方法。
- 21.心筋梗塞後の心筋の虚血組織に酸素を供給する請求の範囲第20項に記載 の方法。
- 22.経皮経管血管形成術中の心筋に酸素を供給することによって、虚血組織の 発現を予防する請求の範囲第20項に記載の方法。
- 23.前記送達カテーテルが、心膜空隙から搬送溶液を排出する手段と、心膜液 圧をモニターする手段とを包含する請求の範囲第20項に記載の方法。
- 24.前記送達カテーテルが、搬送溶液を心膜空隙に送達する第一の管腔ヒ、心 膜空隙から搬送溶液を排出する第二の管腔と、心膜液圧をモニターする第三の管 腔である3管腔カテーテルから成る請求の範囲第23項に記載の方法。
- 25.搬送溶液の送達と排出および心膜液圧のモニターとを同時に実施する請求 の範囲第24項に記載の方法。
- 26.前記案内カテーテルが、2管腔カテーテルから成り、第一の管腔は軽度の 減圧を実施可能であり、第二の管腔は前記3管腔カテーテルを心膜空隙に案内可 能である請求の範囲第23項に記載の方法。
- 27.前記案内カテーテルが同心2重管腔カテーテルから成り、外側管腔は軽度 の減圧を実施可能であり、内側管腔は前記3管腔カテーテルを心膜空隙に案内可 能である請求の範囲第23項に記載の方法。
- 28.前記搬送溶液が定期的に心膜空隙から排出され、新鮮搬送溶液が心膜空隙 に注入される請求の範囲第20項に記載の方法。
- 29.心膜空隙から排出される前記搬送溶液を、酸素−二酸化炭素ガス交換器で ガス交換することによって再酸素化し、心膜空隙内に再補充する請求の範囲第2 8項に記載の方法。
- 30.前記搬送溶液が心膜空隙より連続して排出され、新鮮搬送溶液が心膜空隙 に同時に注入される請求の範囲第20項に記載の方法。
- 31.心膜空隙から排出される前記搬送溶液を、酸素−二酸化炭素ガス交換器で ガス交換することによって再酸素化し、心膜空隙内に再補充する請求の範囲第3 0項に記載の方法。
- 32.前記搬送溶液が乳化剤の乳剤であり、過フルオロデカリン、過フルオロブ ロモオクタン、過フルオロメチルアダマンタン、過フルオロブロモアルキルエー テル、Fluosol−DA20%、過フルオロヘキシルエーテル、過フルオロ ブチルエーテル、過フルオロイソプロイルヘキシルエーテル、過フルオロブチル ヘキシルエタン、および過フルオロアルキルエーテル類、過フルオロアルキルア リルアルケン類、過フルオロアリルエーテル類および過フルオロアリルアルケン 類の一般的種類および容易に乳化可能な他の過フッ化化合物から構成されるグル ープから選択される少なくとも1種類の過フッ化炭化水素化合物である請求の範 囲第20項に記載の方法。
- 33.前記過フッ化炭化水素化合物が、Fluosol−DA20%、過フルオ ロブロモオクタン、過フルオロデカリン、過フルオロメチルアダマンタン、過フ ルオロブロモイソブチルエーテルから構成されるグループから選択される少なく とも1種類の化合物である請求の範囲第32項に記載の方法。
- 34.前記乳剤の平均粒子寸法が50〜50,000nmである請求の範囲第3 2項に記載の方法。
- 35.前記平均粒子寸法が100〜30,000nmである請求の範囲第34項 に記載の方法。
- 36.前記搬送溶液が、過フルオロデカリン、過フルオロブロモオクタン、過フ ルオロメチルアダマンタン、過フルオロブロモアルキルエーテル、Fluoso l−DA20%、過フルオロヘキシルエーテル、過フルオロブチルエタン、過フ ルオロイソプロイルヘキシルエタン、過フルオロブチルヘキシルエタン、および 過フルオロアルキルエーテル類、過フルオロアルキルアリルアルケン類、過フル オロアリルエーテル類および過フルオロアリルアルケン類の一般的種類および容 易に乳化可能な他の過フッ化化合物から構成されるグループから選択される少な くとも1種類の過フッ化炭化水素化合物である請求の範囲第20項に記載の方法 。
- 37.前記過フッ化炭化水素化合物が、Fluosol−DA20%、過フルオ ロブロモオクタン、過フルオロデカリン、過フルオロメチルアダマンタン、過フ ルオロブロモイソブチルエーテルから構成されるグループから選択される少なく とも1種類の化合物である請求の範囲第36項に記載の方法。
- 38.案内カテーテルを患者の脈管系を介して、前記案内カテーテルが体組織周 囲の生体膜と接触するまで挿入する段階と、前記案内カテーテルを介して軽度の 減圧を実施して、組織表面から生体膜を分離し、それによって、生体膜と組織表 面間空隙を形成する段階と、前記生体膜を穿刺する段階と、送達カテーテルを前 記案内カテーテルを介して前記空隙内部と接触するまで進める段階と、前記搬送 溶液を前記送達カテーテルを介して前記空隙内に送達する段階と、搬送溶液を前 記空隙から排出、および前記空隙に再補充する段階とから成る患者の体組織を酸 素化する方法。
- 39.前記組織が脳であり、前記搬送溶液が、硬膜下で脳表面を被覆する脳脊髄 液中に送達される請求の範囲第38項に記載の方法。
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