JPH05503856A - 強化された動脈酸素飽和決定方法および動脈血圧監視方法 - Google Patents

強化された動脈酸素飽和決定方法および動脈血圧監視方法

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JPH05503856A
JPH05503856A JP50673390A JP50673390A JPH05503856A JP H05503856 A JPH05503856 A JP H05503856A JP 50673390 A JP50673390 A JP 50673390A JP 50673390 A JP50673390 A JP 50673390A JP H05503856 A JPH05503856 A JP H05503856A
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クラーク,ジャスティン エス.
ウォラス,ウィリアム ディーン
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メディカル フィジクス,インコーポレイテッド
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 強化された動脈酸素飽和決定方法 および動脈血圧監視方法 本発明は患者の循環系の生理学的状態を監視するのに使用する非侵襲性システム および方法に関する。より詳細には、本発明は血圧の連続測定を行うこともでき る患者の動脈酸素飽和の強化された非侵襲性監視システムおよび方法に関する。
2、背景技術 多くの人命救助医療技術および処置の適切な利用は患者のさまざまな身体機能に 関する正確で断続的に更新される情報を得る主治医に依存する。恐らく医師か取 得する最も重要な情報でどのような処置を即座にとるべきかについて多くのこと を医師に知らせる情報は、心拍、血圧、動脈酸素飽和である。
手術室や集中治療ユニット等を設定する際に、身体機能のこれらの指標を監視お よび記録することは特に重要となる。例えば、麻酔患者の手術を行う場合、一般 的には麻酔科医の役割りは外科医か手術を行う間患者の概況を監視することであ る。麻酔科医に患者の動脈酸素飽和、心拍および血圧に関する知識かあれば、患 者の循環系の概況を評価することかできる。
(以後SaO□て略示する)動脈酸素飽和は酸素と結合する患者の血液内の総ヘ モグロビンの%として表わされる。
酸素と結合するヘモグロビンはオキシヘモグロビンと呼はれる。健康な患者の場 合、動脈を流れる血液は肺を通過したばかりて酸素添加されているため、SaO □値は95%よりも高い。血液か毛細血管を通ると、酸素は組織へオフロードさ れ二酸化炭素かヘモグロビンへオンロードされる。したがって、(以後5CO2 と略示する)毛細血管内の酸素飽和は動脈内よりも低い。さらに、静脈内の血液 酸素飽和値はさらに低く、健康な患者の場合およそ75%である。
重要なことは、患者の動脈酸素飽和値か高過ぎたり低過ぎたりすると、医師は患 者へ施す酸素量を増減するような行動をとることかあることである。SaO□を 細胞代謝を支援するのに充分な高さに維持しかつ眼中の酸素感知細胞か損われて 視力低下や失明を来すことのない低さに維持する必要のある新生児の場合、Sa Otの適切な管理は特に重要である。
血圧監視には医師にとって関心のある少くとも3つの値が含まれている。第1に 、収縮圧は心臓の左心室の収縮中に動脈内に発生する高圧である。第2の拡張圧 は左心室の弛緩中に動脈内に維持される圧である。動脈壁の弾性により、拡張圧 は0よりも高いか収縮圧よりも低い。
医師にとって関心のある第3の値は平均動脈圧である。
平均動脈圧は収縮および拡張圧を含めた全血圧値の単なる算術平均と言うことか できる。前記した3つの個別の血圧値の他に、医師は血圧波形にも関心を持って いる。
公知のように、収縮および拡張値か同しである患者でも平均動脈圧か非常に異な り血圧波形か著しく異なることかある。血圧波形か手元にあると、医師はより正 確に患者の状態を評価することかできる。
一般的に血圧は大気圧(およそ760 mmHg)に対する水銀のm重量(mm Hg)として測定される。したかつて、正常な人間の場合血圧は収縮中は大気圧 よりも120 mmHg高く拡張中は大気圧よりも70 mmHg高い。このよ うな値が一般的に“120〜70” (+20/70)として記録される。
動脈酸素飽和値(Salt)および動脈血圧を連続的に監視しようとすると独特 な問題か生じる。
5ad2をめる一つの方法は動脈から血液を取り出して分析し存在するオキシヘ モグロビン量をめることである。インビトロ分析は最も正確な血液ガス決定方法 であるが、医師はSaO2を決定するたびに血液サンプルを抽出するという欠点 があることかお判りと思う。手術室でさえインビトロSaO□決定を行うのに数 分を要する。充分な酸素を奪われた神経細胞は数分て死滅し始めるため、インビ トロ5alt分析の結果を得るための時間は患者の安全との重大な取引きとなる 。
特に通常の手術を行う患者の場合、SaO□を決定するための外科手順を通して 血液サンプルを取り出すことは一般的診療として採用するとはあまりにも困難で ある。さらに、一般的麻酔法か使用されるあらゆる外科手術中および集中治療ユ ニット内でSaOtを監視することは患者の安寧に著しい影響を及ぼすものと思 われる。したかつて、従来は動脈5ad2を決定するための非侵襲性システムお よび方法の開発か行われてきた。
血液酸素飽和値を決定するための非侵襲性装置および方法には“オキシメトリ” という用語か使用されている。
従来入手可能なオキシメトリシステムは吸光度とも呼ばれる異なる血液成分、す なわちHbO□およびI(bの吸収特性か光のとの波長(例えば、赤外もしくは 可視スペクトル)を使用するかによって異なるという事実を利用している。
したかって、従来利用可能な非侵襲性オキシメトリックシステムでは指等の身体 部分に少くとも可視および赤外線の両方を入射し、透過もしくは反射された可視 および赤外線の相対比率を使用してS02か評価される。残念ながら、このよう なシステムには固有の不正確さか含まれ、とりわけ、読取りにおいて動脈血液だ けてなく毛細血管血液か含まれるため、低レベル(50〜70%)の802に対 する誤差か増大する。
光の2波長だけを使用して得られるS02値の精度を高めるために、身体部分に 8つの異なる波長の光を入射する従来の大型で高価なエア酸素濃度計ではなく、 池の装置により透過もしくは反射光線の拍動成分を利用して血液成分の変化によ る光線強度の変動か池の原因によるものと識別される。一般的にパルス酸素測定 法と呼ばれる、光線を変調する拍動信号を使用してSaO□を評価する方法によ り非パルス酸素測定法よりも著しく精度か向上するか、それでも動脈血液酸素飽 和と毛細血管血液酸素飽和の識別はできない。
従来利用可能な血圧監視システムおよび方法は全てさまざまな欠点を存している 。最も一般的に実施される方法である(圧力カフ、水銀圧力計、および聴診器を 使用する)聴診血圧計法では収縮および拡張血圧が妥当に評価されることが多い 。しかしながら、この方法では平均血圧や圧力波形に関する情報は得られない。
しかも、本方法を実施するのに訓練された専門家でも1分以上を要しそれても失 敗することかある。
危篤治療状況では動脈カテーテル法により非常に正確な血圧測定値および波形が 得られる。感染、血栓形成、出血および大脳塞栓形成を含むカテーテル法の侵襲 性および危険性により本方法は慣例的に患者に使用されることはない。
非侵襲性血圧監視装置を提供するために、従来いくつかの方法か示唆されている 。常時脹らませた指カフを組み込んで指向の圧力変化を追跡する装置は患者に痛 みを与え、圧力測定と干渉し、および/もしくは組織を損う欠点がある。
常時脹らませた圧力カフを使用する欠点を回避するため、ホトブレチスモグラフ イを利用したさまざまな装置か紹介されている。このような装置は指や他の身体 部分へ向けられる光線を利用して血管容積の変化を感知し圧力変化を決定して常 時脹らませた圧力カフの使用を回避しているか、それてもこのような装置は特に 収縮圧を決定する際の読取精度か低く、しかも動脈圧波形を正確に表現すること がてきない。
従来利用可能な装置および方法の欠点を考慮すれば測定に対する毛細血管酸素飽 和の影響を最小限に抑えて動脈血液酸素飽和値を非侵襲的に測定するシステムお よび方法を提供すれば技術か進歩する。酸素飽和を測定するのに必要なハードウ ェアだけで動脈酸素飽和値および血圧を測定するシステムを提供することも進歩 となる。患者の身体との接触および印加圧力を最少限に抑える非侵襲性血液酸素 飽和値および血圧測定システムおよび方法を提供することも技術の進歩となる。
患者の身体のいくつかの部分のいずれかへ適用することかできる非侵襲性血液酸 素測定および血圧監視システムを提供することも技術の進歩となる。
僅かな特殊ハードウェアを使用して実施できる血液酸素測定および血圧監視方法 およびシステムを提供することも技術の進歩となる。さらに、正確な圧力波形表 示だけてなく収縮、拡張および平均動脈圧測定値か得られる非侵襲性血圧監視シ ステムを提供することも技術の進歩となる。さらに、酸素飽和測定値に対する動 脈の寄与度を高め毛細血管の影響を低減する非侵襲性動脈血液酸素飽和値測定シ ステムおよび方法を提供することも技術の進歩となる。
発明の目的および概要 従来の技術状態を考慮して、動脈酸素飽和値の決定に対する毛細血管血液酸素飽 和値の干渉を最少限に抑えなから動脈血液酸素飽和値を決定する非侵襲性システ ムおよび方法を提供することが本発明の主要目的である。
従来利用可能な装置および方法よりも正確で患者の2個所以上の身体部分て使用 することかできる非侵襲性動脈血液酸素測定システムおよび方法を実施すること か本発明のもう一つの目的である。
同じ装置により血圧監視および血液酸素測定を同時に実施できるシステムおよび 方法を提供することが本発明のもう一つの目的である。透過および反射の両モー ドで作動でき複数の身体部分のいずれか一つに当てかうことかできる非侵襲性血 液酸素測定システムおよび方法を提供することも本発明の目的である。
監視期間中に患者の身体に圧力を加える必要かなく校正期間中に僅かな期間だけ 閉塞圧を加える非侵襲性血液酸素測定および血圧監視システムを提供することも 本発明の目的である。
血液酸素測定および患者の収縮、拡張、平均動脈血圧の正確な決定を行って患者 の血圧波形を表示する非侵襲性システムおよび方法を提供することも本発明の目 的である。
他の目的や利点は以下の説明もしくは発明の実施により明白になると思われる。
前記目的に沿って、本発明により単独で使用するかもしくは連続的非侵襲性血圧 監視方法と組み合せて使用する動脈酸素飽和(SaO□)の監視を強化するため の非侵襲性システムおよび方法か提供される。使用時に、血圧の監視により収縮 圧、拡張圧、平均動脈圧か決定され、さらに重要なことにより正確な動脈圧波形 が生成される。
最も育利なことは、本発明により同じハードウェアを使用して動脈酸素飽和の監 視および動脈血圧の監視を行えることである。
本発明の実施例の装置には患者の身体部分へ少くとも2本の光線を送るように配 置された2個以上の発光装置からなる光手段か含まれている。2本の光線は2つ の異なる波長からなり、それは好ましくはオキシヘモグロビンおよび還元ヘモグ ロビンにより実質的に同等に吸収され好ましくは赤外スペクトル部の波長を有す る基準光線およびオキシヘモグロビンおよび還元ヘモグロビンにより不等吸収さ れ好ましくは可視赤色スペクトル部の波長を存する測定光線により構成される。
さらに検出手段、トランスジューサ手段、もしくは血液により吸収される光線量 を検出する光検出器も設けられる。検出手段および同等装置は身体部分中を透過 したりそこて反射される光を検出するように配置することができる。
重要なことは、透過もしくは反射される可視赤色光線はオキシヘモグロビン(H b02)の比率に従って変動して血液中のヘモグロビン(Hb)を低減すること である。オキシヘモグロビンはほとんど全ての酸素を身体組織へ運ぶ血液成分で ある。これに対して、検出される赤外線の強さはHb02とHbとの比率によっ て著しく変動することはない。これは身体部分により吸収される赤外線量はHb OzとHbとの比率が変化してもあまり影響されないためである。
本発明により、ホトトランスジューサ一手段により検出される光線の拍動成分の 動脈寄与を増大する強化手段か提供される。強化手段は身体部分へ加える圧力を 高める圧力手段により構成される。
各心拍ごとに動脈容積は僅かに変動して検出される光線の強さか変調される。拍 動成分は光線“信号”の“交流成分”と呼ぶこともてきる。拍動成分は“直流“ 信号“と呼ばれる比較的安定した光線“信号”へ加えられる。拍動成分の重要性 は同業者には公知であり、それについては後記する。
強化手段は光線を送出する身体部分へ強化圧を加えることにより作動する。身体 部分へ強化圧を加えることにより、強化圧は主動脈すなわち身体部分内の動脈の 平均動脈圧にほぼ等しくなり、光トランスジューサ手段により検出される光線の 動脈拍動成分は管腔間圧のアンロードにより最大限に高められ動脈コンプライア ンスか最大限に高められる。一般的に拍動成分の増加は強化圧を加えない場合の 検出光線の拍動成分よりも大きいオーダである。
重要なことは強化圧を加えることにより検出光線の強度に対する毛細血管血液酸 素飽和(ScO□)の相対寄与度が低下することである。したかって、強化圧を 高くすると動脈拍の振幅増大および身体部分内の毛細血管血液量の低減により光 線の変調度か高くなる。
身体部分に強化圧を加えることは“生理学的校正”と考えられる。ホトトランス ジューサによる検出光線に対する拍動動脈酸素飽和値の寄与度を強化することに より“生理学的校正”を実施すると、マイクロプロセッサ等のプロセッサ手段は ホトトランスジューサ手段か検出する総光線に対する毛細血管酸素飽和の寄与度 を表わす校正係数を引き出すことかできる。
プロセッサ手段、すなわちマイクロプロセンサ、はシステムの動作を制御して本 発明の方法を実施完了しビデオモニタ等のディスプレイ手段上に患者の動脈酸素 飽和値を断続的に更新して表示する。強化圧は可制祁圧力ボンブを付随し指、額 もしくは他の身体部分へ当てかうようにされた再膨張圧力カフ等の装置により印 加される。
強化圧は校正期間の第1の期間中だけ加えられる。校正期間の第2の期間中に、 強化圧は解除されSad、対ScO□の比率を反映する校正係数か得られる。校 正期間の完了後、監視期間か開始され校正情報を使用して、毛細血管酸素飽和値 ではなく動脈酸素飽和値による、ホトトランスジューサか検出する拍動信号の比 率か決定される。
本発明には前記ハードウェアを利用して断続的血圧監視および波形表示を行うこ とも含まれる。圧力監視機能は振動測定法を使用して平均動脈圧および収縮血圧 を決定して実施される。振動測定法では平均動脈圧は拍動信号か最大となるまで 身体部分周りに配置された圧力カフの膨張を調整して決定される。
振動測定法では、身体部分へ加える圧力をおよそ収縮圧まて高め、すなわち拍動 信号か存在しなくなるまで動脈を完全に閉塞し、次に拍動信号か現れるまでカフ 内の圧力を漸減し、ここに記載する手順を使用して患者の収縮圧を算出するのに 使用てきるデータ点を与えることにより収縮圧が決定される。
また本発明により、完全な圧力波形および拡張圧の計算を行うこともてきる。平 均動脈圧および収縮圧か公知てあれば、本発明により、動脈内圧力に比例する動 脈容積の変化をホトトランスジューサ手段により身体部分へ向けられる測定(赤 色)光線の強度変調として検出することかできる。
動脈の圧力−容積関係は線型ではなく患者ごと時間ごとに同してはない。患者の 動脈の圧力−容積関係は“バーディモデルコンプライアンス曲線”として知られ るモデルを使用して記述および予想することかできる。収縮圧および平均動脈圧 を含む圧力−容積関係を決定するのに必要な情報は前記したように圧力カフか膨 張されている校正期間中に振動測定法を使用して得られる。
監視期間中に、カフ内の圧力か解除され動脈の容積変化はホトトランスジューサ 手段により検出される。2次に、本発明により反復手順を使用して想定拡張圧お よびバーディモデルコンプライアンス曲線から計算された動脈圧か引き出される 。計算された平均動脈圧と測定された平均動脈圧との差か所定の標準内てあれば 、想定拡張圧か患者の拡張圧としてディスプレイ手段上に表示される。
平均動脈圧の計算値と平均動脈圧の測定値か所定限界内で一致しなければ、新し い想定拡張圧か選定され想定拡張圧により平均動脈圧測定値と実質的に同し平均 動脈圧計算値か得られるまで計算か繰り返される。
拡張血圧か計算されると、バーディモデルを使用して動脈の圧力−容積関係を決 定するのに必要な3つのパラメータか計算される。3つのパラメータには次のも のか含まれる。
K=患者の動脈血管のコンプライアンス指数■、=患者の身体部分内の動脈血管 の最大容積V0=七ロ圧力時における患者の身体部分内の動脈血管の容積 重要なことは、前記方法を使用することにより、収縮圧および拡張正量の血圧波 形上の任意の点における値を計算できることである。したがって、本方法により 連続した完全な血圧波形を発生することかできる。患者の動脈血圧波形の完全か つ正確な表現を計算できることはホトブレチスモグラフィを使用した従来システ ムに較べて大きな利点である。
本発明の圧力監視機能に関する情報についてはさらに後記し、かつ参照により内 容を本願に織り込まれる、1987年6月29日付米国特許出願第071068 .107号“非侵襲性血圧監視および測定方法”に記載されて第1図は血圧監視 および動脈酸素飽和監視機能の両機能を提供するように構成された本発明の実施 例の斜視図。
第2図は本発明の実施例のシステムのブロック図。
’IK Z A図は第2図に示す圧力カフのもう一つ実施例の断面図。
第3A図および第3B図は動脈血液酸素飽和値を決定する本発明の一つの方法の ゛ステップを表わすフロー図。
第4図は実施例の圧力カフにより患者の身体に対して圧力を印加および解除する 波形図および検出光線に及ぼす影響を示す図。
第5A図および第5B図は動脈血液酸素飽和値を決定する本発明のもう一つの方 法のステップを表わすフロー図。
次に図面を参照として本発明の実施例について説明を行う。ここに記載する実施 例は血液酸素飽和および血圧監視機能の両方を実施するか、所望により血液酸素 監視機能たけを実施するシステムを構成することもてきる。
、さらに、本実施例は本発明を実施する多くの可能な実施例の中の一つを示すに すぎない。
身体の組織へ連続的に酸素を送ることは患者の安寧にとって重要である。肺から 身体の残部へ送られる酸素のほとんど全部か赤血球内に蓄えられたヘモグロビン によって運ばれる。ヘモグロビンか二酸化炭素を解離して酸素と結合するとその 色がシアンから明るい赤へ変る。動脈酸素飽和(SaO7)は動脈血液か運ぶこ とのできる最大酸素%で表わされる。大概の患者にとっておよそ95%〜98% の酸素飽和値か正常と考えられる。
ヘモグロビンおよびオキシヘモグロビンは赤外スペクトル部における吸光度がほ ぼ等しい。しかしながら、可視スペクトル部における赤色光線に対する吸光度は 非常に異なる。吸光度の差により、2つの適切な波長の異なる光線を使用してS aO□の非侵襲測定を行うことかできる。
ここで使用する“光線”という用語は光線がコリメートであるか否かコヒーレン トであるか否かに無関係に患者の身体へ指向すなわち入射される適切な波長を有 する任意の電磁放射を含むものとする。
第1図はマイクロコンピュータ10、可視ディスプレイ12、(ポンプドライバ を含む)ポンプ28、(圧力カフ、発光ダイオードおよびホトトランスジューサ を含む)指カフ34、部品を相互接続するケーブル26.30、および配管32 を含む実施例の主要部品の斜視図である。第2図に示す多くの機能ブロックと同 等である部品は第1図に示す構造に含まれ、したかつて第1図に別々には示され ていないことを解されたい。
第1図に患者の指36か示され、かつ一般的に番号12て示す数値ディスプレイ で患者のSaO2を決定するのに使用する本発明の実施例が示される。患者の血 圧も監視され収縮、平均、拡張血圧値かそれぞれ番号20.18.16に示す数 値ディスプレイに与えられる。患者の血圧波形も番号22に示す可視ディスプレ イ上に示される。
本実施例は、本発明の他の実施例と共に、さまざまな環境で応用される。このよ うな環境には手術中の麻酔患者、危篤および集中治療ユニット、運動および睡眠 研究、その他が含まれる。
第1図において、発光ダイオードを包囲する圧力カフ34、光検出器および圧力 ドランスジューサを含む実施例の感知素子は患者の人差指の第1および第2間節 間に配置される。実施例を説明するためにこの位置が示されるか、後記するよう に特殊の環境においては身体の他の位置を使用することかできる。また、実施例 の説明において身体部分に対する感知素子の特定配置も適切なものとして説明さ れる。
第1図に示しここて説明を行う実施例の主要機能ブロツクを第2図に示す。第2 図に示す機能ブロックで表わされるハードウェアはさまざまな方法で実施できる ことを解されたい。
実施例において、マイクロコンピュータはIBMパーソナルコンピュータ等の汎 用マイクロコンピュータ40もしくは同等デバイスとすることができる。また、 より強力なマイクロコンピュータを利用したり本発明と同じデータ処理機能を実 施するように特別に設計されたマイクロプロセッサベース装置を考案することも てきる。マイクロコンピュータを選択する場合、血液酸素測定および(波形表示 を含む)血圧監視の両方をリアルタイムで実施して表示するのであれば、マイク ロコンピュータ40や他のプロセッサ手段は多数の計算を非常に迅速に実行しな ければならない。
重要なことは、本発明のプロセッサ手段を実施するノへ−ドウェアは本発明の本 質的な動作を実施するように機能しなければならないことであり、必要な動作を 実施できるいかなる装置もプロセッサ手段の等価装置と考えなければならない。
電子装置技術の一進歩により、プロセッサ手段とは独立して第2図のハードウェ アか実施する多くの機能をプロセッサ手段か内部で実施できることか解されよう 。システムのコストおよび性能の実際上の考慮によりプロセッサ手段と残りの専 用ノ1−ドウエア間の機能の委任か一般的に決定される。
第2図に示すように、実施例においてマイクロコンピュータ40はI10ボート 44および複数個のアナログ/デジタルコンバータ46により残りの装置ハード ウェアと相互接続される。また、マイクロコンピュータ40には可視ディスプレ イ42も接続される。
可視ディスプレイ40はディスプレイ手段の機能を果す。ここては、ディスプレ イ手段はマイクロコンピュータか計算する値および波形をオペレータか観察でき るようにする任意の装置とすることかできる。したがって、ディスプレイ手段は 陰極線管、LCDディスプレイ、チャートレコーダ、もしくは同様の機能を果す 他の任意の装置とすることかできる。
本発明の方法はマイクロコンピュータ内に常駐するプログラムの制御の元で実施 される。当業者ならば、ここで与えられる情報を使用して在庫されているものを 購入するかもしくはそれを製作してローレベルあるいはノーイレベルプログラミ ング言語でマイクロコンピュータを適切にプログラムすることにより、必要なノ \−Fウェアを容易に組み立てることができる。A/Dコンバータ46てはてき るたけ高いクロックレートとてきるだけ多くのビットを使用することか望ましい か、実施例の応用および経済的配慮により当業者ならば適切なハードウェアを選 択してマイクロコンピュータを実施例の残部とインターフェイスさせるとかてき る。また、図面を簡単化するために、他の必要な構造だけでなく電源も図面には 明示していないか、実際には従来の技術および装置を使用して提供されることを 解されたい。
第2図に示すように、LEDトライノく48か設けらる。
LEDt流トライバ48は赤外LEDおよび赤色LEDへ送られる電流量を制御 する。LEDは電流制御装置であるため、装置を流れる電流量により、装置の限 界内で、放射光線の強度か決定される。
第2図に患者の指36の側面を略示し、強化手段とも呼ばれる指を包囲する圧力 カフ34の断面も示されてしする。圧力カフの内部には赤外LED56、赤色L ED54、およびホトダイオード64が配置されている。
赤外LED56および赤色LED54は共に半導体産業において容易に入手可能 なデバイスである。それらは妥当なデバイス当りコストで高出力を与え比較的安 定な動作を行う。好ましくはLED54は660nmの波長の光線を発生し赤色 LED56は好ましくは930nmの波長の光線を発生する。
前記したものとは異なる発光デバイスを使用することもでき、それもここで請求 する発明概念の範囲内とする。
発光デバイスは圧力カフ34の外側に配置して圧力カフの内部に光フアイバ径路 を設けることもてきる。更に、他の波長の光を発生する適切なデバイスが入手で きるならば、他の波長の光を使用することもできる。
ここで使用する光手段という用語にはLEDか実施する機能と同等の機能を実施 する任意の装置だけてなく前記LEDも含まれるものとする。前記説明から判る ように、2つの異なる適切な波長の光を発生できる任意の光源か光手段として機 能することかできる。したかつて、例えば2つ以上の波長の光を放出てきる単体 発光装置や前記特定波長以外の波長の光を放出する装置か光手段で定義される語 句構造の範囲内に入る。
好ましくは圧力カフ34内に配置されるホトダイオード64はLEDのように長 時間にわたって安定動作か可能な赤外LED56および赤色LED54か放出す る波長において実質的に等しいスペクトル応答を有するものである。望ましくは 、LEDおよびホトダイオードに(図示せず)温度感知装置を隣接配置してLE D54.56およびホトダイオード64の動作の温度依存変動データをマイクロ コンピュータ40へ与える。好ましくは、LEDおよびホトダイオードは容易に 交換できて、(恐らくは経年変化により)デバイスの動作パラメータに生じる任 意のドリフトを新品と交換することにより取り除くようにする。
ホトダイオード64か実施する機能は検出手段、光検出手段、およびトランスジ ューサ手段という語句により最も良く分類することかできる。重要なのは、身体 部分中を透過されたりそこから反射される光の量を検出しデバイスに衝突する光 の強さに関する情報を含むある種の電気信号を生成する機能を実施する任意のデ バイスか検出手段、光検出手段、もしくはトランスジューサ手段として機能でき ることである。
当業者ならばホトトランジスタ等のホトトランスジューサおよび現在もしくは将 来入手可能な他の多くのデバイスか本発明の範囲内で応用できることがお判りと 思う。
身体部分中を透過したりそこで反射した光線を使用して動脈血液酸素値を決定す る方法については後記する。
現在のところ、好ましくはLED54.56は指の周りに配置して指節骨の両側 て光線か指動脈中を通過するようにされる。したかって、光線は組織および骨に 吸収されずに光線の変調に対する動脈血液の寄与度が最大となる。また、指節骨 の両側に1個のLEDを配置するのではなく、各々が赤色LEDおよび赤外LE Dを含むLED対を互いに接近して隣接配置することかできる。各LED対は圧 力カフの内部に配置され指の指節骨の両側に位置する動脈の一方を各光線が透過 するようにされる。
これにより赤外線および赤色光線の両方が同じ動脈により同等に変調される。
また、第2図には圧力ドランスジューサ58も示されている。圧力ドランスジュ ーサ58は患者の血圧測定に使用されるか本発明の血液酸素測定機能には必要で はない。圧力ドランスジューサ58は圧力検出手段もしくは圧力ドランスジュー サ手段として作用し圧力カフにより身体部分へ加えられる圧力に比例した電気信 号を発生するように機能する。したかって、同じもしくは同等の機能を実施する 任意のデバイスを圧力検出手段もしくは圧力ドランスジューサ手段とみなすこと かできる。
また、感知素子は患者の指ではなく足指、耳、手の水かき、もしくは患者の額の こめかみ動脈等の身体部分に配置することもてきる。もちろん、これらの各位置 では圧力カフの異なる配置もしくは強化圧を加える他の構造が必要である。
特に、額のこめかみ動脈上に感知構造を配置するにはホトダイオードか身体部分 中を透過した光線ではなく反射光線を感知するようにLEDおよびホトダイオー ドを配置する必要かある。さらに、こめかみ動脈に圧力を加え圧力印加位置を正 しい位置に保持するのに圧力カフ以外の構造を使用しなければならない。それて も、こめかみ動脈の潅流は末端における動脈よりも血管病および薬物の影響か少 いためこめかみ動脈は多くの場合構造を感知するための最も好ましい位置でる。
したがって、こめかみ動脈を使用すれば患者の末端位置よりも正確にSaOtを 決定できる場合かある。
第2図に示すように、クロック5oにより駆動されるLEDマルチプレクサ52 は電流ドライバ48を交互に赤外LED56もしくは赤色LED54へ接続する 。クロック50およびLEDマルチプレクサ52の動作により一時に赤色LED 54もしくは赤外LED56の一方だけが作動することか保証される。クロック 5oの出力は同期動作を行うチャネルマルチプレクサ74への入力でもある。
圧力カフ34は不透明としてホトダイオード64が任意の周囲迷走光線から遮へ いされるようにする。圧力力フ34はマイクロコンピュータ40により制御され るポンプドライバの制純の元で作動するポンプ68により膨張収縮される。
前記したように、実施例を5aOzの決定にのみ使用する場合には、ポンプ68 は平均動脈圧に等しい圧力まて圧力カフ34を膨張てきるだけでよい。実施例を 血圧決定にも使用する場合には、ポンプ68は圧力カフ34を患者の収縮圧より も充分高い圧力まで膨張できて動脈を完全閉塞することができ前記したように収 縮圧を決定できなければならない。
圧力カフ34、ポンプ68およびポンプ・ドライバ70か本発明の強化手段すな わち圧力手段を構成する。動脈への平均動脈圧の印加および動脈拍動信号に及ぼ す影響に関する前記検討から判るように、患者の動脈を一部もしくは完全に閉塞 するように機能する任意の構造を強化手段すなわち圧力手段と同等とみなされな ければならない。感知位置として使用される身体部分は強化すなわち圧力手段と して使用される最善のデバイスおよび構造を指示する場合か多い。
第2図に示すように、プリアンプ66かホトダイオード64の出力を受信する。
プリアンプ66はホトダイオードの出力を自動利得制御器(AGC)72か使用 てきるレベルまて高める。自動利得制御器72はプリアンプ66からの電圧信号 出力のダイナミックレンジを後続回路にとって適切な範囲に制限するように機能 する。
AGC72からの利得制御された出力はやはりクロック50により駆動されるチ ャネルマルチプレクサ74へ加えられる。したかって、LEDマルチプレクサ5 2により赤色LED54か作動すると、AGC72の出力は第2図の76に示す ようにチャネルl(赤)へ送られる。
逆に、LEDマルチプレクサ52により赤外LED56か作動すると、AGC7 2の出力は第2図の78に示すようにチャネル2(赤外)へ送られる。
各チャネル76.78は高周波(例えば、≧40Hz)ノイズを低減するための ローパスフィルタ80.82を含んでいる。各ローパスフィルタ80.82から の信号出力は、直流および非常な低周波(例えば、≧I Hz)の通過を阻止す るバイパスフィルタを含むパルス信号アンプ84.86へそれぞれ与えられる。
したかってパルス信号アンプ84.86は交流アンプと考えることができる。パ ルス信号アンプの出力からA/Dコンバータ46を介してマイクロプロセッサへ Δ、およびΔV、信号が送られる。Δ、およびΔVR信号は患者の身体部を透過 した光線の交流、すなわちパルス成分だけを反映している。
各チャネルに1個ずつ設けられるトータル信号アンプ88.90は周波数制限さ れず、したかってそれぞれローパスフィルタ80.82から出力されたV、、、 Vll信号の直流および交流分を含む増幅された波形が出力へ通される。
第2図に示す組み立てられたハードウェアにより、患者のSaO□値および血圧 の両方を決定するものと考えるべき全変数に関するデータかマイクロプロセッサ へ与えられ本発明の方法に従って処理される。要約すれば、マイクロコンピュー タ40はLED54.56の強さ、圧力カフ34の膨張およびホトダイオード6 4の出力の利得を制御する。マイクロコンピュータは入力データとしてΔV、R 1ΔV、信号(信号のパルス成分)およびV、1゜■、倍信号交流および直流成 分を含むトータル信号)を受信する。
本発明の好ましい方法を第2図に示すシステムにより実施し、それは第3図のフ ロー図に示すステップにより構成される。一つの実施例の方法を説明するために 、第2図のブロック図だけでなく第4図の波形図を参照して第3図および第3B 図を使用する。
第3図および第3B図のフロー図は特許請求の範囲に明示された方法を実施する のに使用できる多くの実施例の中の一つにすぎない。特に、強力なマイクロプロ セッサを広範に利用できるため、本発明は特殊なハードウェアはほとんど必要と せずここに記載されたデータ取得および処理ステップを変更したものであっても 本発明の範囲内に入る。以下の説明を明確にするために、最初に本発明の血液酸 素測定機能について説明を行い次に血液酸素測定機能と血圧監視機能の組合せに ついて説明を行う。
第3図のフロー図は3つの主要期間に分割され、それは初期化期間、校正期間お よび監視期間である。さらに、校正期間は患者の身体部分に強加圧か加わる強化 加圧期間と強加圧か加えられない強化除圧期間へ分割される。
要約すれば、初期化期間中に実施されるステップにはある設定パラメータを決定 し、データ取得中に実施すべき任意のソフトウェアルーチンを実施することに関 するステップか含まれる。校正期間中に実施されるステップには身体部分に増大 した強加圧を加え、データを取得し、強化圧を加えた時および加えない時のSa o 2を決定し、監視期間中に使用される“生理学的校正係数”を決定するのに 使用できるデータを継続的に所得することか含まれる。監視期間中は身体部分に 圧力は加えられず患者のSO□値を決定するためのデータかさらに得られる。予 め取得したデータおよびそこから得られる計算値をここに記載する方法に従って 使用して監視期間中の5aOz値が決定される。
第3図および第3B図のフロー図に示すように、本発明の方法は初期化期間中に ステップ100に示すシステムのハードウェアおよびソフトウェアを初期化して 開始される。医療監視状況へのマイクロプロセッサの応用に習熟した人ならば電 源投入後てデータを取得する前に実施すべきさまざまなソフトウェアルーチンを 理解されると思う。例えば、ステップ102に示すように、従来のノイズ識別ル ーチンを実施することか非常に望ましい。
ここでは、このようなノイズ識別ルーチンは当業者には公知のものであって各パ ルスおよび心拍に関連する情饋をノイズから識別するアルゴリズムを含み、本シ ステムではノイズはホトダイオードに一時的に入射する周囲光もしくは患者の意 志による信号内の人為結果により生じる。このようなノイズ識別ルーチン中に、 患者の心拍か決定され主治医の情報として表示することかできる。
前記したように、校正期間には“強化加圧期間“および“強化除圧期間”か含ま れ、その後に監視期間か続く。
これら各期間の長さくそれぞれ、T8□TNP、1M09)はステップ104に おいて後記する基準に従って決定される。第3A図のフロー図には示されていな いか、実施例によっては患者の生理的状況に従ってT EP、T NP、T、。
、を変えるソフトウェアルーチンを含むことか望ましい。
血管および毛細血管の一部閉塞を生しる身体部分への加圧により身体部分の潅流 も幾分影響を受けることか判っている。特に、身体部分に充分長い間圧力か加わ ると、血管内の実際の血圧は関連する血管の変化により変化し始める。さらに、 加圧期間か長い程、5aOxの決定は困難となり不正確となる。さらに、麻酔を かけない患者の場合、身体部分に圧力を加えると痛みを生じる。
したがって、強化圧を加える時間は麻酔をかけない患者に痛みを生じずかつあら ゆる患者に対して患者の血圧および5aOzを変えることのないように制限する ことか重要である。一般的に、T tpはT NPとT。ONの和のおよそ0. 2〜0.5以下てあり加圧デユーティサイクルはおよそ20〜50%となる。
前記したことを考慮すれば、校正期間のステップをどれたけ頻繁に実施するかを 決定する監視期間の長さに対して校正期間(TEP+TNP)をとれたけ長くす べきかを決定する必要かある。校正期間は正確なデータを収集するのに充分な長 さとすることか重要である。さらに、生理学的パラメータは時間と共に変化しか つストレス、患者の外傷、薬物、その他患者に施す処置によって急速に変化する ことかあるため、校正期間のステップは規則的に実施しなければならない。
例えば、患者の状態か急激に変化して患者か無意識になった場合には、主治医か 最も正確で常時更新される情報を得るために監視期間のステップか実施されるだ け校正期間のステップを実施するのか望ましいこともある。
さらに、血管病患者の場合、潅流が不充分であると身体部分に強化圧を加えた時 しか信頼てきるSa、0=の決定は行われないことが多い。
初期化期間ステップか完了すると、ステップ106に示すように身体部分に強化 圧か加えられる。前記したように、強化圧は有意動脈を含むいくつかの身体部分 の中の一つへ加えることかできる。前記したように、強化圧を加えることにより 、2つの重要な結果か生じる。すなわち、透過(第5A図および第5B図に示す 方法の場合に反射)光線の動脈パルス成分の交流(パルス)成分の振幅か増大し 、毛細血管内の血液による光線の吸収か低減されて動脈の動脈拍の交流(パルス )成分が増大する。
これらの結果により従来よりも正確な非侵襲性SaL決定が行われる。このよう な正確なSaO□の決定は比較的低い潅流状懸の元でも可能である。このように して、SO□の決定に対する動脈血液の寄与度が強化されるため強化圧と呼ばれ ることがお判りと思う。
動脈拍の振幅を高める結果は動脈に加えられる圧力か平均動脈圧に等しい場合に 血圧脈の振幅が最大となるという公知の効果によりもたらされる。動脈拍、すな わちシステムにより検出されるパルス信号、か増大すると低潅流状況下において もより正確なSao 2決定が可能となる。
5a02とScO□との差は患者ごとおよび時間によって著しく変動することか あるため、本発明により実施される“生理学的校正”はSa、O□決定の精度を 向上させるのに重要である。
実際上、全強化加圧期間にわたって血液酸素測定システムが強化圧を正確に平均 動脈圧に保持する必要はない。
第4図の波形Aに示すように、強化圧を例えば(平均動脈圧をI 00 mmH gと仮定して) 100mmHgまで高めると、パルス信号ΔV2、ΔV+*( それぞれ、波形BおよびC)はおよそ1桁増大する。したかって、パルス信号( ΔV6、ΔvlR)を所望なたけ増大させるのに強化圧は平均動脈圧にほぼ等し くするたけてよい。
強化圧を正確に平均動脈圧に保持する替りに、特に血圧に使用する平均動脈圧を 正確に決定するために傾斜圧を加えなければならない場合、強化圧を緩やかに傾 斜させる(例えば、5 mmHg/ 5ee)ことか有用である。
第3A図のステップ108に示すように、強化圧を加えた後で、一般的に少くと も2心拍だけ待機して身体部分に加わる圧力の変化後に生理学的パラメータが安 定化できるようにすることか必要である。生理学的パラメータか安定化したら、 第3図の110に示すように次の変数値を決定する必要かある。
る場合のホトダイオードからのパルス信号出力 る場合のホトダイオードからのパルス信号出力 る場合のホトダイオードからの総信号出力る場合のホトダイオードからの総信号 出力十ログ/デジタルコンバータを介したマイクロコンピュータへの入力である 。V R、V lp の値はトータル信号アンプ88.90およびアナログ/デ ジタルコン1< −夕46から受信したデータに基いてマイクロコンビュータに より算出される。第4図に表記した変数の相対値を示唆する代表的波形を示す。
実際上、波形は連続的ではなく時分割多重化されており、チャネル1 (赤色チ ャネル)およびチャネル2(赤外チャネル)はそれぞれ等量の時間だけチャネル アンプヘゲートされるホトダイオードからの電圧を存している。
しかしなから、波形を明確にするためホトダイオードの出力のゲーティングは波 形B、C,D、Eに示されていない。さらに、望ましくは第2図に示すクロック の動作はアナログ/デジタルコンバータの動作と同期化されかつ非常に正確な波 形表現を持続できるように充分速くしなければならない。
これらの各波形を第4図に示す。T EP期間中の波形BおよびDに示すように 、Δ■、およびΔVll波形は各チャネルのパルス信号アンプにより処理されか つ出力されるホトダイオード信号のCすわなちパルス成分しか含んでいない。第 4図の波形CおよびEで表わされるV、およびvl*はホトダイオードからの総 信号出力の平均である。 実施例において、ホトダイオード64からの信号出力 は電圧“V、“により表現および処理されることか判るであろう。
てはな(各チャネルのトータル信号アンプ88.90からの信号出力に基いてマ イクロコンピュータ11−ドウエアおよびソフトウェアにより数学的に決定され アナログ/デジタルコンバータ46によりデジタル化される。本発明のシステム および方法の精神および本質的特徴から逸脱することなく、信号処理の多くとマ イクロコンピュータへ割り付けることにより信号処理ハードウェアの多くを省く ことかできることかお判りと思う。それにもかかわらず、動作速度、フレキシビ リティ、精度、システムコスト間の適切なバランスをとるために、好ましくは図 示するアンプ84,86,88.90等の専用ハードウェアかシステムに含まれ る。
次に、ステップ+12に示すように、ΔV、l 、出され、ステップ114に示 すように強化加圧期間(t tp)の経過時間か所定の強化圧期間’IP以上と なるまで記憶される。場合によっては、T’gpおよび前記した他の期間を設定 期間ではなく発生する心拍数で表現することか望ましいこともある。さらに、場 合によっては、心拍と設定期間を切り替えて使用し、時間であっても心拍であっ ても、期間の長さを変えることかできるアルゴリズムを本発明の実施例に含める ことが有用である。
される各平均はマイクロプロセッサメモリ内に個別に記憶される。
次に、ステップ!16に示すように、記憶された平均値を使用した(1)式から RLOG、、の値か決定される。
全血液中への光の伝達はあまりランバートビーア則に従わないため、(1)式は 身体部分中を伝達される光線から得られるデータに適用される。(1)式では関 連する値の対数を算出する必要かある。この式は当業者にはなじみかありマイク ロコンピュータにより容易に実施できる。
しかしなから、全血液中の光の伝達により得られる値は一度RLOGgPの値を 算出して記憶するとランバートビーア則から著しく逸脱するため、ステップ11 8に示すようにR,LOGEF探索表を参照してRLOG、、に対応する5a0 2か探索される。RLOG、、探索表はここに記載するシステムの使用中に集め られる経験データから引き出される。例えば、赤色LED、赤外LED、ホトダ イオード、および他のハードウェアアイテムかここに記載するシステムを提供す るように構成されると、RLOG、、に対して得られる値は例えばインヒドロ法 等の他のSaO□決定法を使用して得られるSaO□値と相関される。また、吸 気組成を変え吐気組成を監視することにより対象SaLを変えることかできる。
探索表か完成すると、装置ハードウェアの性能を経年、温度および量産部品の変 動性を考慮した適切なパラメータ内に維持すれば何人の患者の場合でも使用でき る。
ステップ118においてRLOG、、、探索表から決定されたSaO□は第3図 のステップ120に示すように第2図のディスプレイ手段42上に表示される。
ホトダイオードからの動脈パルス信号か強化され同じ信号に対する毛細血管酸素 飽和の寄与度か低下するため強化加圧期間中にステップ120において表示され るSaO□値は従来利用可能なパルス酸素測定システムにより得られる5a02 値よりも正確で信頼度か高い。
それにもかかわらず、患者の痛みを回避し、かつ患者の生理に影響が及んで得ら れる測定値か有意の変化をするといったようなことを考慮して強化除圧期間は制 限しなければならない。したかって、第3B図のステップ122に示すように、 残りの校正期間および監視期間に対して身体部分から強化圧か解除される。
第4図に示すように、校正期間の強化除圧期間は強化圧か解除され身体部分上の 圧力か周囲圧へ戻る時に開始される。ステップ124に示すように、ここでも任 意の変数を測定する前に少くとも2心拍だけ待機しなければならない。
第3B図および強化加圧期間中に行われるステップを参照して、強化除圧期間に はステップ126に示すように4つの変数を決定するステップカマ含まれる。
ΔV、 二強化除圧期間中に赤色LEDか動作している場合のホトダイオードか らのパルス信号出力 る場合のホトダイオードからのパルス信号出力 る場合のホトダイオードからの総信号出力る場合のホトダイオードからの総信号 出力の平均 また、強化加圧期間中に行われるステップと同様に、強化除圧期間(t Np) の長さが強化除圧期間に対して予め設定された時間以上となるまで、第4図のス テップ130に示すように強化除圧期間変数の多数の決定値の平均か算出される (ステップ128)。
次にステップ132に示すように、(2)式に従ってRLOG、、の値か得られ る。
次に、RLOGEP#よびRLOGN、か算出され記憶されると、(3)式に従 ってRを算出することかできる。
R= (RLOGE、/RLOGN、) (3)ここに、Cは(4)式で与えら れる校正関数である。
C=F (SO2)、、/F (SQ、)E、F (Sol)、、。
ここに、 F (SOs)−−=強化圧を印加しない場合の機能酸素飽和に対する探索表関 数の逆関数 F (So□)2.=強化圧を印加した場合の機能酸素飽和に対する探索表関数 の逆関数 したかって、(4)式のCは、RLOG、、およびRLOG2゜9に対する探索 表間の非常に小さい差によりシステムの精度を維持するのに導入すべき校正係数 を表わす。
(3)式に従ってRか校正されていると、ScO□の影響を考慮して後のSao  2測定を修正してSaO2の決定に対する5CO2の寄与度を低減もしくは無 くしてSao 2値だけを医師・\表示することができる。これらのステップを 実施すると、校正期間か終了する。
第3B図のステップ136に示す監視期間Ct 、o、 >の最初のステップで は次の変数値を決定する必要かある。
合のホトダイオードからのパルス信号出力台のホトダイオ−)・からのパルス信 号出力■、=監視期間中に赤色LEDか動作している場合のホトダイオードから の総信号出力の平均 合のホトダイオードからの総信号出力の平均 次に、ステップ138において、4つの変数の移動平均が算出される。医師は本 発明のシステムを使用して4つの変数の過去の値に後の計算でとれだけ重み付け を行うかを決定できることか望ましい。
予め得られた4つの変数値を重み付けすることにより運動アーティファクト、ノ イズおよびスプリアス信号の影響は少いがSaO□値の急速な変化に対する応答 の鈍いSaO□値が表示されることか判るであろう。また、予め得られた4つの 変数値があまりもしくは全く重み付けされない場合には、システムは5ad2値 の急速な変化に非常に応答するが、運動アーティファクト、ノイズ、およびスプ リアス信号により不正確な5a02値か表示されることかある。このような不正 確なSaL値か表示されると、医師は表示か患者の状態を正確に反映するもので あるか患者のSaO2値以外により生じたものかを判断する必要かある。
次にステップ140に示すように、(5)および(6)式に従ってΔVa7およ びΔVa1.の値か算出される。
ΔVa、=ΔV++ (I aR) (5)ΔVa+++=ΔV、、(1−a)  (6>ここに、aは毛細血管パルス容積率に等しい。
次に、ステップ142において、(7)式に従ってRLOG、か算出される。
RLOG、か算出されると、ステップ144に示すよことかできる。RLOG、 はRLOG、、探索表について前記したように経験的に引き出される。特に、5 CO2寄与度はRLOG、をめるのに使用したステップで既に“校正されている ”ため、RLOG、探索表から得られる値は5aOzを表わす。R,L OG  、探索表から得られる値はステップ146に示すように表示される。ステップ1 48に示すように、監視期間のステップはt、1゜9〉T M ONとなるまで 繰り返される。
意図する範囲を逸脱することなく、本発明の方法に別のステップを置換もしくは 付加することかできる。例えば、F (SOx) y、PおよびF(So、2)  N、1を比較して5a02値係数をめることかできる。しかしなから、光検出 手段か第2図に示す実施例のように透過モートて作動するように構成されている 場合には、最も正確なSaLの決定を行うために前記したステップか望ましい。
ここに示す発明概念は発光手段および光検出手段か反射モートで動作するように 構成して実施することもてきる。反射モートで動作するようにされた構造を第2 A図に示し、それはホトダイオード64Aに隣接する圧力カフ34A内に配置さ れたLED54A、LED56Aの断面図である。LED354.56Aをホト ダイオード64Aに隣接もしくは類似配置することにより、ホトダイオード64 Aは患者の指36Aの血液、組織および骨から反射する光線部分を受光すること かできる。実施例をこのような反射モードで作動させるには患者の額等の身体部 分を感知位置として利用するのか最善であることを解されたい。
ここに開示する発明概念を実施する装置を反射モードで動作させる場合、第3A 図および第3B図のフロー図に示す方法を幾分変更する必要かある。したかつて 第5A図および第5B図に示すフロー図により第2A図に示す構造を使用する場 合に実施すべきステップか与えられる。
第5A図および第5B図に示すステップは反射モードで作動するために逸脱する 必要のある部分を除けば、第3A図および第3B図に関して前記したステップに 極めて類似している。光検出器か患者の身体部分からの反射光を受光するように 配置される場合には、(透過モードで作動する場合のRLOG〜てはなく)Y! 、を算出して記憶する必要かある。Y wpO値は(8)式に従って記憶された 平均値から引き出される。
当業者ならば、Y!Pの計算および第5A図、第5B図に示す他の計算を前記し たようにマイクロコンピュータにより容易に実施できることか判るであろう。
YePの値か算出されて記憶されると、ステップ218Aに示すようにY EP 探索表を参照してY gpの算出値に対応するSaO□か探索される。Y、探索 表は本システムの使用中に収集される経験的データから引き出される。例えば、 赤色LED、赤外LED、ホトダイオード、および他のハードウェアアイテムか ここに記載するシステムを提供するように構成されると、インビトロ法等の他の SaO□決定法を使用して得られる5aOzに対してY tpの値を相関させる ことかできる。また、吸気組成を変更し呼気組成を監視することにより被検者の SaO□を変えることがてきる。Y EP探索表か完成すると、装置ハードウェ アの性能か経年、温度、および量産部品のばらつきを考慮した適切なパラメータ 内に維持されるならば何人の患者の場合でも使用できる。
ステップ118AにおいてY EP探索表から決定された5a02は第5A図の ステップ12OAに示すように第2図に示すディスプレイ手段42上に表示され る。強化加圧期間中にステップ120Aにおいて表示されるSaO2値は、ホト ダイオードからの動脈拍動信号出力が強化されかつ同信号に対する毛細血管酸素 飽和の寄与度か低下するため、従来のパルス酸素測定システムにより得られる5 aOz値よりも正確で信頼度か高いことを解されたい。
それにかかわらず、前記したように、患者の苦痛を回避し得られる測定値か存意 の変化をするような患者の生理的影響を含むいくつかの配慮事項により強化加圧 期間を制限しなければならない。したかって、第5B図のステップ122Aに示 すように、残りの校正期間および監視期間に対して身体部分から強化圧か解除さ れる。
第4図に示すように、校正wlrfRの強化除圧期間は強化を測定する前に少く とも2心拍だけ待機しなければならない。
さらに第5B図を参照して強化加圧期間中に行われるステップと同様に、強化除 圧期間にもステップ126Aに示すような4つの変数を決定するステップか含ま れる。
第3B図のステップ126で前記した同じ変数は実施例か反射モートで作動する 第5A図および第5B図のフロー図と同様に定義される。
また、強化加圧期間中に行われるステップと同様に、強化除圧期間の長さく t  sp)か第5B図のステップ13OAに示すように強化除圧期間(T 、、) に対して予め設定された時間以上となるまで、強化除圧期間変数の多数の決定値 の平均か算出される(ステップ128A)。
第5B図に示すように、次にステップ132Aにおいて(9)式に従ってY□の 値か得られ記憶される。
YEPおよびY N Pを算出して記憶すると、(10)式に従ってΔを算出す ることかできる。
Y胛 Δは(10)式に従って算出されているため、ScO□の影響を考慮して後のS aO□測定値を修正し表示される患者のSaO□値に対する5cOzの寄与度を 低域もしくは解消することかてきる。これらのステップを実施すると、校正期間 が完了する。
第5B図の136八に示す監視期間(t、、+oN)中に行われる最初のステッ プは(11)式に従ってY MONを算出することである。
YMON ” (1−Δ) (111 次に、ステップ138Aにおいて、YMoHの移動平均か算出される。
Y #l ONの平均値が算出されると、ステップ144Aに示すようにY M  Q N探索表から値を得てSaO□ちを決定することかできる。Y11oN探 索値はY!P探索表と同様に経験的に引き出される。5cOzの寄与度は前のス テップで既に“校正されている”ため、Y NON探索表から得られる値は5a lt値を表わす。Y waN探索表から得られる値はステップ146Aに示すよ うに表示される。ステップ148Aに示すように、監視期間のステップはt8゜ N〉TMQI+となるまで繰り返される。
前記したように、第2図および第2A図に示すシステムは参照により本願に組み 入れた米国特許出願環071068.107号に開示請求されている血圧決定を 実施するのに必要な全てのハードウェアを含んでいる。
前記米国特許出願に記載されているように、3つのパラメータの中の2つ(平均 動脈圧および収縮動脈圧)は公知の振動測定法により測定することかでき、第3 のパラメータ(拡張動脈圧)は拡張圧を評価し、評価した拡張圧および前記池の パラメータをバーディモデル計算に使用する繰返し手順を使用して算出される。
評価か正しければ、算出される動脈圧は動脈圧測定値と一致する。
3つのパラメータ全部か決定されると、バーディモデルコンプライアンス曲線を 使用してV、信号から血圧波形を連続的に算出することかできる。赤色LEDか ら発生される信号は被検査動脈の体積変化を最も正確に反映することか解されよ う。■、信号を調べることにより相対体積変化かめられるため、バーディモデル により記述される動脈の圧力一体積関係から圧力波形を算出することができる。
前記強化パルス酸素測定法の場合と同様に、患者の生理的変化により血圧決定に 使用する値を規則的に校正する必要かある。
大概の場合、収縮および平均動脈圧の両方の完全な振動測定法による決定をSa O2決定の校正期間を開始するのに必要な頻度で行う必要はない。したがって、 振動測定決定を実施する期間は“超校正期間“と呼ばれる。振動測定法では動脈 を完全に閉塞する必要かあり、したかって身体部分へ強化圧を加えるのに使用す る手段は全てこのような圧力を印加てきるものてなければならない。また、印加 圧は収縮圧よりも高いため、信頼度の高い5alt決定を行う前に適切な待機時 間を設ける必要かある。
SaO□決定のための各校正期間中の平均動脈圧に等しい強化圧か加えられる。
これにより、平均動脈圧側定値をバーディモデル計算に使用される平均動脈圧と 比較して、両者間に育意の食違いかある場合に超校正期間を開始することかでき る。
本発明により動脈酸素値を決定するのに必要なものと同程度のハードウェアを使 用して動脈酸素および血圧決定の両方を行えるという大きな利点か得られる。ま た、本発明により動脈酸素飽和値を毛細血管酸素飽和値とを識別して、公知の酸 素測定システムにより得られるものよりも正確で信頼度の高い動脈酸素飽和値決 定か行われる。
本発明をその精神および本質的特徴から逸脱することなく他の特定形式で実施す ることかできる。記載した実施例はあらゆる点において単なる説明用であって制 約的なものではない。したがって、発明の範囲は前記説明ではなく榊普1求の範 囲により指示される。今#請求の範囲と等価の意味および範囲に入るものは全て 4年請求の範囲に含まれるものとする。
滲書(内容に変更なし) FIG、 1 FIG、2A FIG、3A FIG、4 FIG、5A 手続補正書1発) 1−事件の表示 囚 2−発明の名称 メディカル フィジクス、インコーポレイテッド4−代理人 6−補正により増加する請求項の数 7−補正の対象 図面の翻訳文

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.患者の動脈酸素飽和レベルの非侵襲性監視を強化するシステムにおいて、該 システムは、動脈および非動脈血管の両方を含む前記患者の身体部分へ少くとも 第1および第2の光線を通す光手段と、血管内の血液により吸収される前記各光 線の相対量を検出する検出手段と、 動脈血管内の血液による光線吸収を非動脈内の血液に対して増大する強化手段と 、光手段、検出手段および強化手段に電子的に結合されて前記各手段の動作を互 いに調整し、前記各光線の検出された相対量から動脈酸素飽和レベルを引き出す プロセッサ手段と、プロセッサ手段に電子的に結合されて動脈酸素飽和レベルの 視覚的に知覚可能な表示を出力するディスプレイ手段 を含む、非侵襲性監視強化システム。 2.請求項1.記載のシステムにおいて、光手段はそれぞれ可視および赤外線範 囲内の第1および第2の光線を発生する第1および第2の発光ダイオードを具備 し、強化手段は圧力発生装置を具備し、圧力発生装置は光線が血管中を通過する 時間の少くとも一部分だけ身体部分へ圧力を加えるように作動する、システム。 3.請求項1.記載のシステムにおいて、光手段はおよそ600nmからおよそ 725nmの範囲の波長を有する光を放出する第1の固体デバイスおよびおよそ 875nmからおよそ1,000nmの範囲の波長を有する光線を放出する第2 の固体デバイスを具備する、システム。 4.請求項1記載のシステムにおいて、光手段はオキシヘモグロビンおよび還元 ヘモグロビンにより実質的に等しく吸収される第1の波長を有する光線を放出す る第1の光源を具備し、光手段はさらにオキシヘモグロビンおよび還元ヘモグロ ビンにより不等に吸収される第2の波長を有する光線を放出する第2の光源を具 備する、システム。 5.第1項記載のシステムにおいて、強化手段は円筒状圧力カフを具備する、シ ステム。 6.請求項1.記載のシステムにおいて、強化手段は可膨張圧力発生装置および 可膨張圧力発生装置を患者の身体部分周りに位置決めする手段を具備する、シス テム。 7.請求項4.記載のシステムにおいて、光手段は第1対の固体発光デバイスお よび第2対の固体発光デバイスを具備し、各発光デバイス対は赤外発光源および 赤色発光源を含み、各発光デバイス対は圧力カフの内部に配置され検出手段は圧 力カフの内部に配置された固体光検出デバイスを具備する、システム。 8.請求項1.記載のシステムにおいて、前記強化手段は圧力印加装置および圧 力印加装置内の圧力を変化させる手段を具備する、システム。 9.請求項7.記載のシステムにおいて、さらに圧力印加手段内の圧力を感知す る手段を具備する、システム。 10.請求項8.記載のシステムにおいて、圧力感知手段は圧力トランスジュー サーを具備する、システム。 11.請求項2.記載のシステムにおいて、光手段は、発光ダイオードを駆動す るドライバ手段と、ドライバ手段を一つの発光ダイオードと選択的に接続するマ ルチブレクシング手段、 を具備する、システム。 12.請求項2.記載のシステムにおいて、前記検出手段は、 光検出デバイスに衝突する光線の強度に比例する出力信号を与えるようにされた 半導体光検出デバイスと、出力信号の利得を制御するようにされた利得制御アン プと、プロセッサ手段内に設けられた複数のチャネルの中の1チャネルへ出力信 号を送出するマルチプレクシング手段、 を具備する、システム。 13.請求項1記載のシステムにおいて、プロセッサ手段は光手段および強化手 段の動作を制御するマイクロプロセッサを具備する、システム。 14.請求項1.記載のシステムにおいて、さらに検出手段からの信号出力をデ ジタル化してマイクロプロセッサへ信号を入力する少くとも1個のアナログ/デ ジタルコンバータを具備する、システム。 15.請求項1.記載のシステムにおいて、前記システムは患者の動脈血圧波形 を監視するのにも使用され、前記システムはさらに、 前記動脈血管の相対容積に比例する第1の電気信号を具備し、第1の信号は検出 手段から出力され、強化手段は光手段に付随されて身体部分へ周期的に圧力を印 加する圧力手段と、 身体部分へ印加される圧力を検出して圧力に比例する第2の電気信号を出力する 圧力トランスジューサ手段を具備し、プロセッサ手段は第1および第2の電気信 号から患者の動脈血圧波形を引き出す手段を具備し、ディスプレイ手段は動脈酸 素飽和値の表示の他に動脈圧波形の視覚的に知覚可能な表示を与える手段を具備 する、システム。 16.患者の酸素飽和値の強化された非侵襲性監視を行う監視システムにおいて 、該システムは、身体部分内に含まれる毛細血管および動脈血管へ第1の光線お よび第2の光線を周期的に送出する光手段を具備し患者の身体部分上へ圧力を印 加する圧力手段と、 身体部分内の動脈血液により吸収される前記各光線の相対量を検出する検出手段 と、 圧力手段および検出手段に電子的に結合され(a).圧力手段を制御して身体部 分中光線が通過する時間の少くとも一部期間だけ身体部分上へ圧力を印加し、 (b).前記各光線の検出された相対量から動脈酸素飽和値を引き出す、プロセ ッサ手段と、 プロセッサ手段へ電子的に接続され動脈酸素飽和値の視覚的に知覚可能な表示を 出力するデイスプレイ手段 を具備する、監視システム。 17.請求項16.記載の監視システムにおいて、光手段は第1の光線を放出す るようにされた第1の固体デバイスを具備し、第1の光線は実質的に可視赤色ス ペクトル部内の波長を有する監視システム。 18.請求項17.記載の監視システムにおいて、光手段はさらに第2の光線を 放出するようにされた第2の固体デバイスを具備し、第2の光線は実質的に赤外 スペクトル部内の波長を有する監視システム。 19.請求項16.記載の監視システムにおいて、検出手段は固体光検出デバイ スを具備する監視システム。 20.請求項19.記載の監視システムにおいて、光検出デバイスは圧力手段の 加圧面上に配置される監視システム。 21.請求項20.記載の監視システムにおいて、圧力手段は圧力カフを具備し 光検出デバイスは実質的に光手段の位置と反対側に配置され、身体部分を透過し た第1および第2の光線が光検出デバイスにより検出されるようにされている監 視システム。 22.請求項20記載の監視システムにおいて、光検出デバイスは実質的に光手 段に隣接配置されて身体部分から反射される光線が光検出デバイスにより検出さ れるようにされている監視システム。 23.請求項18記載の監視システムにおいて、さらに第1および第2の光線を 時間多重化して第1および第2の光線を交互に身体部分へ送るようにする時間多 重化手段を具備する監視システム。 24.請求項16記載の監視システムにおいて、プロセッサ手段はマイクロコン ピュータにより構成される監視システム。 25.請求項24記載の監視システムにおいて、さらに検出手段の出力をデジタ ル化してマイクロコンピュータへ入力するようにされた少くとも1個のアナログ /デジタルコンバータを具備する監視システム。 26.請求項16.記載の監視システムにおいて、ディスプレイ手段はニューメ リックデジタルディスプレイにより構成される監視システム。 27.請求項16.記載の監視システムにおいて、ディスプレイ手段はビデオデ ィスプレイにより構成される監視システム。 28.請求項16.記載のシステムにおいてプロセッサ手段はさらに(c).ホ トトランスジューサ手段により検出される光量から患者の血圧を引き出す、監視 システム。 29.請求項28.記載の監視システムにおいて、ディスプレイ手段は患者の収 縮、拡張、および平均動脈血圧を表示する手段を具備する監視システム。 30.請求項20.記載の監視システムにおいて、圧力手段は光検出デバイスを 周囲光から遮へいする手段を具備する監視システム。 31.請求項16.記載のシステムにおいて、圧力手段は患者の指に配置するよ うにされた円筒状圧力カフにより構成されるシステム。 32.請求項16.記載のシステムにおいて、圧力手段は患者の足指に配置する ようにされた圧力カフにより構成されるシステム。 33.請求項16.記載のシステムにおいて、圧力手段は可膨張圧力発生装置お よび可膨張圧力発生装置を患者の額上に配置する手段を具備するシステム。 34.請求項28.記載のシステムにおいて、さらに圧力手段内の圧力を感知す る手段を具備するシステム。 35.請求項33.記載のシステムにおいて、圧力感知手段は圧力トランスジュ ーサにより構成されるシステム。 36.患者の動脈酸素飽和値の強化された非侵襲性監視システムにおいて、該シ ステムは、 身体部分内に含まれる動脈および毛細血管内へそれぞれ可視赤色および赤外光ス ペクトルの第1および第2の光線を周期的に送る第1および第2の光手段を具備 し、さらに毛細血管および動脈血管へ送られた後に血液により吸収される第1お よび第2の光線の相対量を検出するトランスジューサ手段を具備する、患者の身 体部分へ圧力を印加する圧力手段と、 圧力手段へ電子的に結合され(a).圧力手段を制御して身体部分へ第1および 第2の光線が通る時に身体部分へ断続的に圧力が加えられて動脈血液による前記 光線の吸収が非動脈血液による吸収よりも増大するようにし、(b).動脈血液 により吸収される第1および第2の光線の検出された相対量から動脈酵素飽和値 を引き出すプロセッサ手段と、 プロセッサ手段に電子的に結合され動脈酸素飽和値の視覚的に感知できる表示を 出力するディスプレイ手段を具備する監視システム。 37.請求項36.記載の監視システムにおいて、トランスジューサ手段は第1 および第2の光線を受光して光線強度に比例する電気信号を出力する手段により 構成される監視システム。 38.請求項36.記載の監視システムにおいて、トランスジューサ手段は物理 的に前記圧力手段を付随する固体光電トランスジューサにより構成される監視シ ステム。 39.請求項38.記載の監視システムにおいて、圧力手段はさらに前記固体光 電トランスジューサを周囲光から遮へいする手段を具備する監視システム。 40.請求項36.記載の監視システムにおいて、圧力手段はさらにプロセッサ 手段に接続された圧力トランスジューサ手段を具備し、プロセッサ手段はさらに (c).トランスジューサ手段により検出される光から患者の収縮および拡散血 圧を引き出す、監視システム。 41.請求項40.記載の監視システムにおいて、ディスプレイ手段は患者の収 縮および拡張血圧の視覚的に知覚可能な表示を出力する手段を含む、監視システ ム。 42.請求項36.記載のシステムにおいて、圧力手段は患者の指に配置するよ うにされた円筒状圧力カフであるシステム。 43.請求項36.記載のシステムにおいて、圧力手段は患者の足指に配置する ようにされた圧力カフにより構成されるシステム。 44.請求項36.記載のシステムにおいて、圧力手段は可膨張圧力発生装置お よび可膨張圧力発生装置を患者の額上に配置する手段を具備する、システム。 45.患者の動脈血圧および動脈酸素飽和値の両方の表示を与える非侵襲性監視 システムにおいて、該システムは、 それぞれ可視および赤外スペクトル部の波長を有する第1および第2の光線を動 脈および非動脈血管を含む患者の身体部分へ通す光手段と、 前記光手段に付随して常時血管に対して閉塞的ではない、身体部分上へ周期的に 増大圧力を加える圧力手段と、動脈血管により反射された第1の光線とそこを透 過した第2の光線の相対量を検出しそれぞれ第1および第2の光線の検出量に比 例する第1および第2の電気信号を出力し、少くとも一方の信号は前記動脈血管 の相対容積に比例する光検出手段と、 圧力手段により身体部分へ印加される圧力を検出し増大された圧力に比例する第 3の電気信号を出力する圧力検出手段と、 前記電気信号から動脈圧および酸素飽和値を引き出す手段を具備し、第1、第2 および第3の電気信号を受信するプロセッサ手段と、 プロセッサ手段に電気的に接続され、患者の動脈圧波形および酸素飽和値の視覚 的に知覚可能な表示を出力するディスプレイ手段、 を具備する非侵襲性監視システム。 46.請求項45.記載のシステムにおいて、圧力手段は円筒状圧力カフにより 構成される非侵襲性監視システム。 47.請求項45.記載のシステムにおいて、光手段は第1および第2の発光ダ イオードにより構成される非侵襲性監視システム。 48.請求項45.記載のシステムにおいて、光手段はオキシヘモグロビンおよ び還元ヘモグロビンにより実質的に同等に吸収される第1の波長を有する第1の 光源を具備し、光手段はさらにオキシヘモグロビンおよび還元ヘモグロビンによ り不等吸収される第2の波形を有する第2の光源を具備する非侵襲性監視システ ム。 49.動脈および非動脈血管の両方を含む患者の身体部分内の動脈酸素血液飽和 値を決定する非侵襲性監視方法において、該方法は次のステップ、すなわち、( a).異なる波長を有する第1および第2の光線を身体部分中へ送り、 (b).身体部分上へ強化圧を印加し身体部分内に含まれる動脈血管のコンプラ イアンスを実質的に増大して動脈拍を増大し、 (c).動脈血管内に含まれる血液により吸収される第1および第2の光線の相 対量を検出し、(d).第1および第2の光線の検出量により身体部分内の動脈 酸素飽和値を決定する、 ことからなる、非侵襲性監視方法。 50.請求項49.記載の方法において、さらに動脈血管の拍動による第1の光 線の変調が最大となるまで身体部分に印加する圧力を変えることにより患者の平 均動脈圧を決定し、第1の光線の変調が最大となる時に身体部分へ印加される圧 力を決定するステップからなる非侵襲性監視方法。 51.請求項49.記載の方法において、身体部分へ強化圧を印加するステップ は患者の指の周りに圧力を印加するステップからなる非侵襲性監視方法。 52,請求項49.記載の方法において、身体部分へ強化圧を印加するステップ は患者の足指周りに圧力を印加するステップからなる非侵襲性監視方法。 53.請求項49.記載の方法において、身体部分へ強化圧を印加するステップ は患者の額上へ圧力を印加するステップからなる非侵襲性監視方法。 54.請求項49.記載の方法において、身体部分中へ第1および第2の光線を 送る方法は可視赤色領域の波長を有する第1の光線を身体部分へ送り、赤外領域 の波長を有する第2の光線を身体部分へ送るステップからなる非侵襲性監視方法 。 55.請求項49.記載の方法において、吸収される第1および第2の光線の相 対量を検出するステップは身体部分から反射される第1および第2の光線の相対 量を検品するステップからなる非侵襲性監視方法。 56.請求項49.記載の方法において、吸収される第1および第2の光線の相 対量を検出するステップは身体部分中を透過する第1および第2の光線の相対量 を検出するステップからなる非侵襲性監視方法。 57.請求項49.記載の方法において、身体部分により吸収される第1および 第2の光線の相対量を検出するステップは、 少くとも1個の光検出器を身体部分へ隣接配置し、光検出器に衝突する第1およ び第2の光線量に比例する電圧を光検出器から出力する、 ことからなる非侵襲性監視方法。 58.動脈酸素飽和値を決定するステップは光検出器からの電圧出力を経験的に 展開された探索表に含まれる値と比較して電圧出力の値に対応する酸素飽和値を 探し出すステップからなる非侵襲性監視方法。 59.請求項49.記載の方法において、さらに動脈酸素飽和値を表示するステ ップからなる非侵襲性監視方法。 60.患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視方法において、該方法は次のステッ プ、すなわち、(a).次のステップからなる校正期間を確立し、(1).第1 の波長を有する第1の光線および第2の異なる波長を有する第2の光線を少くと も1本の動脈および少くとも1本の非動脈血管を含む患者の身体部分中へ送り、 (2).そこに位置する動脈血管が少くとも部分的にアンロードされるように身 体部分へ第1の圧力を印加し、 (3).第1の光線および前記身体部分により吸収される第2の光線の光量を検 出し、 (4).第1および第2の光線の前記検出量から身体部分内の動脈酸素飽和値を 決定し、(5).身体部分から第1の圧力を解除し、(6).第1の光線および 第1の圧力を解除した後で身体部分により吸収される第2の光線の光量を検出し 、 (7).ホトトランスジューサへ到来する光量に対する非動脈血液酸素飽和の寄 与度を表わす校正係数を、身体部分に対して第1の圧力を印加しかつ解除する噂 に検出される第1および第2の光線の光量差から決定し、 (b).校正係数を決定した後身体部分により吸収される第1および第2の光線 の光量決定を継続することにより監視期間を確立し、 (c).監視期間中に校正係数を使用して動脈血液の酸素飽和値を算出し、 (d).酸素飽和値を可視ディスプレイ上に表示する、ことからなる、非侵襲性 監視方法。 61.請求項60.記載の方法において、さらに監視期間が続く校正期間を繰り 返し開始するステップからなる患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 62.請求項60.記載の方法において、第1の圧力は患者の平均動脈圧にほぼ 等しい患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 63.請求項60.記載の方法において、校正期間は監視期間の1/3よりも短 い患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 64.請求項60.記載の方法において、第1の波長は赤外スペクトル部であり 第2の波長は可視赤色スペクトル部である患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視 方法。 65.請求項60.記載の方法において、該方法はさらに患者の血圧の非侵襲性 監視方法からなり、該方法はさらに次のステップ、すなわち、 振動測定法により患者の収縮および平均動脈圧を測定し、一方の光線の強度変化 により患者の血管の容積変化を検出し、 拡張圧を評価し、動脈容積を動脈圧および評価された拡張圧と関連ずけるハーデ ィモデル式を使用して平均動脈圧を算出し、平均動脈圧の算出値と平均動脈圧の 平均値を比較し、 2つの値が所定の標準内で一致するまで拡張庄を評価して平均動脈圧を再算出し 、 収縮血圧の測定値および拡張血圧の最も最近の評価値を可視ディスプレイ上に表 示する、ことからなる、患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 66.請求項65.記載の方法において、さらに患者の血圧波形を断続的に表示 するステップからなる患者の動脈酸素飽和値および血圧の非侵襲性監視方法。 67.請求項60.記載の方法において、第1の光線および第2の光線の光量を 検出するステップは身体部分から反射される第1の光線および第2の光線の光量 を検出するステップからなる患者の酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 68.請求項60.記載の方法において、第1および第2の光線の光量検出ステ ップは身体部分中を透過する第1および第2の光線の光量を検出するステップか らなる患者の酸素飽和値の非侵襲性監視方法。 69.患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性決定方法において、該方法は次のステッ プ、すなわち、(a).動脈および非動脈血管の両方を含む身体部分上に強化圧 を印加して身体部分内の動脈血管による拍動を著しく高め、 (b).波長の異なる第1および第2の光線を身体部分へ送り、 (c).動脈により吸収される第1および第2の光線の光量を検出し、 (d).第1および第2の光線の検出量から身体部分内の動脈酸素飽和値を決定 し、 (e).動脈酸素飽和値を表示し、 (f).身体部分から強化圧を解除し、(g).身体部分内の動脈および非動脈 血液により吸収される第1および第2の光線の相対量を検出し、(h).検出さ れる第1および第2の光線の総量に対する動脈血液の前記吸収に対する相対寄与 度を決定し、 (i)1強化圧を除去した場合の第1および第2の光線の検出量に対する動脈血 液の寄与度のみに実質的に対応する酸素飽和値を表示する、 ことからなる患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性決定方法。 70.請求項69.記載の方法において、身体部分へ強化圧を印加するステップ は患者の1本の指の周りへ身体部分の平均動脈圧にほぼ等しい圧力を印加するス テップからなり、動脈血液により吸収される第1および第2の光線の光量検出ス テップはホトトランスジューサデバイスにより患者の指を透過する第1および第 2の光線量を検出するステップからなる患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性決定方 法。 71.請求項69.記載の方法において、動脈血液により吸収される第1および 第2の光線の光量検出ステップはホトトランスジューサデバイスにより身体部分 から反射される第1および第2の光線量を検出するステップからなる、患者の動 脈酸素飽和値の非侵襲性決定方法。 72.請求項69.記載の方法において、身体部分内の動脈酸素飽和値を決定す るステップは吸収される第1および第2の光線の光量を1組の所定の探索表の値 と比較して探索表テーブルから動脈酸素飽和値を引き出すステップからなり、動 脈酸素飽和値を表示するステップは視覚的に知覚可能なディスプレイへ動脈酸素 飽和値を出力するステップからなる患者の動脈酸素飽和値の非侵襲性決定方法。 73.請求項69.記載の方法において、さらにステップ(g),(h)を多数 回繰り返した後にステップ(a)〜(f)を繰り返すステップからなる、患者の 動脈酸素飽和値の非侵襲性決定方法。 74.患者の動脈酸素飽和および動脈血圧波形の連続的な非侵襲性監視方法にお いて、該方法は、動脈および非動脈血管の両方を含む患者の身体部分上へ閉塞圧 を印加し、 少くとも第1の光線を身体部分へ送り、閉塞圧を漸増し、 パルス信号が最初に第1の光線を変調する時を検出し、パルス信号が最初に第1 の光線を変調する時に身体部分へ印加される閉塞圧を測定し、圧力値を収縮圧と して記憶し、 閉塞圧を解除し、 第1の光線の変調が実質的に最大となるように身体部分へ強化圧を印加して平均 動脈圧測定値を決定し、動脈拡張圧を評価し、 評価された拡張圧、収縮圧測定値、第1および第2の光線の検出量、および動脈 圧を動脈容積と関連ずける公式を使用して平均動脈圧を算出し、 平角動脈圧の算出値を平均動脈圧の測定値と比較して平均動脈圧の測定値および 動脈圧の算出値が所定の標準と一致する場合に少くとも拡張圧を表示し、波長の 異なる第1および第2の光線を強化圧を印加中の身体部分へ送り、 身体部分に含まれる動脈血液により吸収される第1および第2の光線の相対量を 検出し、 第1および第2の光線の検出量から動脈酸素飽和値を引き出し、 身体部分から強化圧を解除し、 身体部分から圧力を全て除去した時に身体部分内に含まれる動脈内の容積変化を 表わす第1の光線の検出量の変化に基いて少くとも新しい収縮および拡張動脈血 圧を算出し、 全圧力を除去した時に身体部分内に含まれる動脈および非動脈血管により吸収さ れる第1および第2の光線の相対置を検出し、 第1および第2の光線の検出量に対する動脈血管の寄与度を決定して動脈酸素飽 和値を検出できるようにし、身体部分の動脈酸素飽和値および収縮および拡張動 脈血圧を視覚的に知覚可能なディスプレイ上に表示する、ことからなる、患者の 動脈酸素飽和値の連続的非侵襲性監視方法。
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